JP3104254U - 自動車のアイドリング自動停止・始動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 アドリング停止および始動条件を求めエンジンを自動的に起動、停止を行うと共に装置の不具合により自動動作が不可能になった場合においても手動で可能にする。
【解決手段】 車速0Km/hと、シフトレバーの中立(N)状態を検知してシフトレバーの中立(N)動作後一定時間T1経過後に停止スイッチS1を作動させてエンジンを停止させ、且つシフトレバーの中立(N)動作時間が一定時間T1以下であるなら停止スイッチS1を作動させることなくエンジン停止を行わないエンジン自動停止手段と、車速0Km/hで且つエンジン停止であり且つシフトレバーをドライブ(D)とし、その後、中立(N)にして始動スイッチS2を作動させてスタータを始動させるエンジン自動始動手段とを備えた。
【選択図】 図2
【解決手段】 車速0Km/hと、シフトレバーの中立(N)状態を検知してシフトレバーの中立(N)動作後一定時間T1経過後に停止スイッチS1を作動させてエンジンを停止させ、且つシフトレバーの中立(N)動作時間が一定時間T1以下であるなら停止スイッチS1を作動させることなくエンジン停止を行わないエンジン自動停止手段と、車速0Km/hで且つエンジン停止であり且つシフトレバーをドライブ(D)とし、その後、中立(N)にして始動スイッチS2を作動させてスタータを始動させるエンジン自動始動手段とを備えた。
【選択図】 図2
Description
本考案は、自動車のアイドリング自動停止・始動装置に係り、特に、信号待ちや渋滞時における停止状態でシフトレバー、車速、エンジン回転などを検出し、自動的にアイドリングを停め、または自動的に始動を行って、燃料消費を抑制し且つ運転者の負担を低減することを可能にした自動車のアイドリング自動停止・始動装置に関する。
現在の自動車エンジンにおける燃料消費の低減、排気ガス低減の技術の進歩は目覚しいものがあるが、道路事情により渋滞あるいは信号待ちなどが生じる。これらの状態では運転状態であっても停止し、いわゆるアイドリング(エンジンに負荷をかけず低回転状態で作動)状態であり、停止状態にあっても燃料を消費していて、余分な燃料消費になり燃料低減に対し好ましくない。
さらに、これらの燃料消費は余分な排気ガスとなって大気汚染を増大させる原因になっている。特に、信号待ち、渋滞などが起こりがちな都市空間においてこのことは大きな社会的問題となる。
これらに対し運転者により停止する都度にイグニッションキーを操作しエンジンを停止させ、或は、発進時に再度イグニッションキーの操作によりエンジンを始動させスタートさせることは可能であるが、このような頻繁なイグニッションキーの操作は運転者の負担が大きく、面倒であると共に、ある場合には運転者の注意が散漫になり、極めて危険な操作である。
上記した問題を解決するために、自動車のアイドリング停止装置が開発されている。この従来技術の第一の例としてのアイドリング停止装置20は、図1に示すように、停止装置本体21と、この停止装置本体21に配線接続された手動スイッチボックス22とを備えていて、この手動スイッチボックス22には停止スイッチS1と始動スイッチS2とが設けてある。
そして、この動作はイグニッションキー(図示せず)をオンの位置にした後に始動スイッチS2によりスタータ(図示せず)を起動させると同時に、停止装置本体21がエンジン始動を検知し、自動的にスタータへの通電を遮断する。そのため、イグニッションキーの操作でスタータを作動させる場合に比べ、素早く効果的にエンジンの起動を行うことができる。また、車両が停止しサイドブレーキを引いた後、停止スイッチS1を押すことによりエンジンを瞬時停止させ、また、サイドブレーキを引いた状態で始動スイッチS2を押すことによりスタータを起動させてエンジンを起動させている。
従来技術の第2の例として、一時停止時にエンジンを停止させ燃料消費を抑える装置がある。この装置は、通常走行モード或はアイドリング省力停止走行モードのいずれを予め選択するモード選択スイッチと、ブレーキペタルに連動しブレーキペタルを踏んだ状態で接続されるブレーキペダルスイッチと、モード選択スイッチがELモード(アイドリング省力停止走行モード)の場合に、自動変速機のシフトレバーの操作に連動し、中立(N)にシフトした場合に接続されエンジン停止スイッチへの停止信号を送るニュートラルポジションスイッチと、シフトレバーがドライブ(D)から中立(N)へ変化したときに接続されエンジン始動スイッチに始動信号を送るドライブポジションスイッチより構成されるシフトレバースイッチと、シフトレバー先端部に付設きれているシフトレバーのロックを解除する機械的セレクターボタンと連動し、このボタンを押して後進、あるいはパーキングにしたときはエンジン停止スイッチ、始動スイッチの動作を無効にするセレクターボタンスイッチと、モード選択スイッチがEIモードで且つニュートラルポジションスイッチがオンの場合で、ブレーキペタルスイッチからのオン信号を少なくとも1回受けた場合にのみ作動しバッテリからイグニッションコイルへの通電を切断するエンジン停止スイッチと、モード選択がEIモードであり、且つドライブポジションスイッチがオンのとき、ブレーキぺタルスイッチからのオン信号を少なくとも1回受けた場合のみ作動してバッテリからイグニッションコイルへ通電しエンジンを始動させるエンジン始動スイッチと、イグニッションコイルの発するパルス信号を検知し、ある時間遅延してドライブポジションスイッチをオフにする遅延タイマスイッチとよりなる構成である(特許文献1参照)。
特開平11−62650号公報
上記した従来技術の第一の例にあっては、自動車が停止しサイドブレーキを引いたあと、停止スイッチS1を押しエンジンを停止させ、またサイドブレーキを引いた状態で始動スイッチS2を押し、スタータを起動させエンジンを起動させるようにしており、エンジン停止、始動ともにスイッチを押すという動作を伴うという問題点があった。
また、従来技術の第二の例にあっては、手動による停止、始動はなく全て自動で行われ、余分なアイドリングによる無駄な燃料消費を抑えることが可能であるが、スイッチによる論理が既存車に後から簡単に組み込むことが困難な構成になっており、自動車の電装系に大きな改造なしに組み込むことができないということ、さらに、自動車の停止状態をブレーキを踏むということとシフトレバーが中立(N)になっていることで検知しているが、実際は自動車は上記二つの状態で直ちに停止することはないことは周知の事実であり、このような停止の検知は運転者の意志を正しく反映することがなく場合によっては危険であるというような問題点があった。
本考案はかかる従来の問題を改善するためになされたものであって、その目的とするところは、既存車の電装装置に容易に且つ簡単に組み込みが可能であり、アドリング停止および始動条件を求めエンジンを自動的に起動、停止を行うと共に、装置の不具合により自動動作が不可能になった場合においても手動で可能にするアドリング自動停止・始動装置を提供するものである。
上記の目的を達成するために、本考案に係るアドリング自動停止・始動装置は、停止装置本体と始動スイッチと停止スイッチとを有し、自動車が停止し停止スイッチを押すことによりエンジンを停止させ、サイドブレーキを引いた状態で始動スイッチを押すことにより、スタータを起動させてエンジンを起動させるようにしたアイドリング停止装置のスイッチ回路に接続されて、このアイドリング停止装置の自動化を図るアイドリング自動停止・始動装置であって、車速0Km/hと、シフトレバーの中立(N)状態を検知してシフトレバーの中立(N)動作後一定時間T1経過後に停止スイッチを作動させてエンジンを停止させ、且つシフトレバーの中立(N)動作時間が一定時間T1以下であるなら停止スイッチを作動させることなくエンジン停止を行わないエンジン自動停止手段と、車速0Km/hで且つエンジン停止であり且つシフトレバーをドライブ(D)とし、その後、中立(N)にして始動スイッチを作動させてスタータを始動させるエンジン自動始動手段とを備えたものである。
かかる構成により、既存車の電装装置に容易に且つ簡単に組み込みが可能であり、アドリング停止及び始動条件を求めエンジンを自動的に起動、停止を行うと共に装置の不具合により自動動作が不可能になった場合においても手動で可能にすることができる。
このために、自動車の運転者は渋滞、信号待ちなどで頻繁に停止、発進を行う運転において、なんら通常の運転と異なる特殊な操作を行うことなく、アイドリング停止を行うことが可能となり、燃料低減を実現することができると共に、余分な排出ガスを出すことがなくなり、大気汚染低減にも貢献することが可能になる。
本考案に係るアイドリング自動停止・始動装置によれば、自動車の運転者は渋滞、信号待ちなどで頻繁に停止、発進を行う運転において、なんら通常の運転と異なる特殊な操作を行うことなく、アイドリング停止を行うことが可能になり、燃料低減を実現することができると共に、余分な排出ガスを出すことがなくなり、大気汚染低減にも貢献することが可能になる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
本考案の実施の形態1を図1乃至図5に示す。
本考案の実施の形態1を図1乃至図5に示す。
図1は本考案に係るアイドリング自動停止・始動装置を併設した自動車用エンジンのアイドリング停止装置の構成説明図、図2は本考案の実施の形態1の論理構造の説明図である。図3はエンジンが停止する場合のシーケンシャル、図4は後進の際にエンジンが停止しない場合のシーケンシャル、図5は始動時のシーケンシャルである。
自動車用エンジンのアイドリング停止装置(アイドリング・ストップ・システム)(IDSS)は、駐車中の無駄なアイドリングを避けるために、簡単な操作でエンジンを停止させ、再走行時には瞬時にエンジンを始動させるための電子システムである。
そして、このアイドリング停止装置20はエンジン電送系に接続してある。アイドリング停止装置20は、図1に示すように停止装置本体(IDSS本体装置)21と手動スイッチ装置22とを備えており、手動スイッチ装置22には停止スイッチ(停止ボタン)S1と始動スイッチ(始動ボタン)S2とが配置してある。
そして、イグニッションキースイッチ(図示せず)に差し込まれたイグニッションキー(図示せず)をオンの位置にした後、手動スイッチ装置22に設けた始動スイッチS2を押すことにより、スターター(図示せず)を起動させると同時に、停止装置本体21が、エンジンが始動したことを検出して自動的にスタータの通電を遮断しエンジンを起動させる。
また、自動車が停止しサイドブレーキを引いた後、手動スイッチ装置22に設けた停止スイッチS1を押すことによりエンジンを瞬時に停止させる。また、サイドブレーキを引いた状態で始動スイッチS2を押すことにより、スタータを起動させてエンジンを起動させる。
本考案に係るアイドリング自動停止・始動装置30は、上記したアイドリング停止装置20に併設されるものであり、車速0Km/hと、シフトレバーの中立(N)状態を検知してシフトレバーの中立(N)動作後一定時間T1経過後に停止スイッチS1を作動させてエンジンを停止させ、且つシフトレバーの中立(N)動作時間が一定時間T1以下であるなら停止スイッチS1を作動させることなくエンジン停止を行わないエンジン自動停止手段と、車速0Km/hで且つエンジン停止であり且つシフトレバーをドライブ(D)とし、その後、中立(N)にして始動スイッチS2を作動させてスタータを始動させるエンジン自動始動手段とにより構成してある。
すなわち、本考案に係る自動停止・始動スイッチ装置30は、シフトレバー位置、エンジン回転の有無、車速0Km/h(停止検知)の4ビット信号の論理によりエンジン停止信号を停止スイッチS1に出力し、またエンジン始動信号を始動スイッチS2に出力して停止装置本体20によりエンジン停止、エンジン始動を行うようにしたものである。
ここで、エンジン停止の条件を考えると、速度0Km/hで且つ運転者がシフトレバーを中立(N)にしたときである。しかしながら、この条件で運転者は後進するためにシフトレバーを中立(N)にして後進(R)までもっていくときがある。
このシフトレバー操作時間中立(N)→後進(R)が遷移時間T1(図4に示す)内ではエンジンを停止してはならない。一方、エンジン始動の条件は車速が0Km/hで、且つシフトレバー位置がドライブ(D)であり、エンジンが停止しているときである。
しかしながら、一般に自動車はシフトレバー位置がドライブ(D)ではエンジンの始動動作が停止されていることは周知の事実である。このために、既存車の論理構造を変更することなくエンジンを始動させるためには、シフトレバーを中立(N)に戻しスタータを始動させ、その後、再度シフトレバーをドライブ(D)に戻す動作にする。
この場合、シフト中立(N)、速度0Km/hはエンジン停止条件であるがドライブ(D)から中立(N)さらにドライブ(D)への遷移時間が先述したT1以内であれば、エンジンを停止することはない。また、一旦シフトレバーをドライブ(D)にしてエンジン始動条件が満足されると、その後、シフトレバーを中立(N)にしても、この条件が保持されるようにしておく。また始動条件はエンジンが作動したら成立しないようにする。これらのエンジン停止、始動条件を満足きせるために以下に延べる論理構造にする。
図2において、1はシフトレバーが中立(N)(以下、シフトNという)の信号、3は速度0Km/hの信号、4はシフトレバーがドライブ(D)(以下、シフトDという)の信号、5はエンジン作動信号、10はシフトレバーがパーキング(P)(以下、シフトPという)の信号、F0はエンジン停止信号、I0はエンジン始動信号であって、それぞれハイレベル(H)、すなわち、(1)の信号を出力する。S1は停止スイッチ、S2は始動スイッチである。
ここで、ANDは論理積、ORは論理和を、NOTは否定を、DLは遅延をそれぞれ示す。ここでシフトNとシフトPは論理的に同等とする。
次に、エンジン自動停止手段の構成及び作動を説明する。
2入力OR回路(U3A)の一方の入力側にはシフトNの信号1が、他方の入力側にはシフトPの信号10がそれぞれ入力されるようにしてあり、2入力OR回路(U3A)の出力側では、信号1と信号10とのOR信号である信号N−1が出力されるものである。
2入力OR回路(U3A)の出力側は遅延回路DLの入力側に接続してあり、遅延回路DLの出力側では、図3に示すように、信号N−1をある時間T2(T2>T1)だけ遅延させた遅延信号2が出力される。2入力AND回路(U1D)の一方の入力側は信号N−1が、他方の入力側には遅延信号2がそれぞれ入力されるようにしてあり、2入力AND回路(U1D)の出力側は、信号N−1と遅延信号2とのAND信号である出力信号Aを出力する。
2入力AND回路(U1A)の一方の入力側は信号N−1が、他方の入力側には車速0Km/hの信号3がそれぞれ入力されるようにしてあり、2入力AND回路(U1A)の出力側は、信号N−1と信号3とのAND信号である出力信号Bを出力する。
2入力AND回路(U1C)の一方の入力側は出力信号Bが、他方の入力側には出力信号Aがそれぞれ入力されるようにしてあり、2入力AND回路(U1C)の出力側は、出力信号A、BのAND信号である出力信号Cを出力する。
2入力AND回路(U1B)の一方の入力側は出力信号Cが、他方の入力側にはエンジン始動信号I0のNOT信号Eがそれぞれ入力されるようにしてあり、2入力AND回路(U1B)の出力側は、出力信号CとNOT信号EとのAND信号である出力信号Fを出力する。この出力信号Fはエンジン停止信号である。
このような論理構成により車速が0Km/hとなり、シフトNとなった後、T2時間後にエンジンは停止する。
次に、エンジン自動始動手段の構成及び作動を説明する。
一方、運転者が車速が0Km/hで後進を意図した場合、シフトレバーを後進(R)に操作する。このときシフトレバーは一旦中立(N)を経由して後進(R)に至るのは周知の事実である。この場合の操作時間がT2以下であれば論理積Aは前述の状態とは逆になり、エンジン停止の条件にならない。
エンジンを始動する場合、運転者は、発進させるためにシフトレバーをドライブ(D)にする。アイドリングが停止していなければ、自動車はこのまま発進をするが、アイドリング停止の場合、発進はまずエンジンを始動させる必要がある。このときのエンジン始動条件を通常の運転感覚に合わせるために、まずシフトレバーをドライブ(D)にする条件とする。
ここで、エンジンの回転がなく自動車が停止(0Km/h)しているとき、直ちにエンジンが始動すれば通常の運転感覚に一致する。しかし、通常の自動車ではシフトレバーがドライブ(D)ではエンジンの始動は禁止されている。このドライブ(D)における禁止を外部より解除することは可能であるが、この場合には、自動車内部の改造が伴い既存車に後からこの装置を組み込むことは適切でない。
そのために、一旦シフトレバーを中立(N)に遷移させエンジンを始動させて、その後シフトレバーをドライブ(D)に操作して発進することにする。この場合、一旦シフトレバーを中立(N)に戻すと、始動条件であるシフトD、車速0Km/hの条件が成立しなくなるが、これを避けるために、一旦始動条件が成立したら、エンジン始動まで始動条件がホールドされるようにしておく。この条件でエンジンスタータ回路がオンになり、エンジンが始動する。エンジン始動によりスタータ回路が切断される。また、スタータ回路がオン状態では、エンジン停止信号Fに優先させるために前述した信号Eを用いる。
この条件を、以下にのべる論理構造にて実現する。
2入力AND回路(U2A)の一方の入力側は車速0Km/hの信号3が、他方の入力側にはシフトDの信号Jがそれぞれ入力されるようにしてあり、2入力AND回路(U2A)の出力側は、信号3と信号JとのAND信号である出力信号Gを出力する。
2入力AND回路(U2B)の一方の入力側は出力信号Gが、他方の入力側にはエンジン動作信号のNOT信号Hがそれぞれ入力されるようにしてあり、2入力AND回路(U2B)の出力側は、出力信号GとNOT信号JとのAND信号である出力信号Iを出力する。この出力信号Iでエンジンのスタータを始動させる。
このとき、シフトレバーは一旦中立(N)に遷移させるために、この条件を保持させるため2入力OR回路(U3B)により出力信号IとシフトDの信号4とのORをとり、信号Jを出力させ、2入力AND回路(U2A)により、出力信号Gを出力する。さらに前述したように信号IのNOT信号Eをつくり、これと前述した信号CとのANDによりスタータがオンのときはエンジン停止条件が成り立たないようにする。この論理構造により先述した始動条件が成り立つ。
2入力AND回路(U2C)の一方の入力側は車速0Km/hの信号3が、他方の入力側には装置の電源電圧VDDの電源信号がそれぞれ入力されるようにしてあり、2入力AND回路(U2C)の出力側は、信号3と電源電圧VDDの電源信号とのAND信号である出力信号Kを出力する。この出力信号Kと信号Fとを停止スイッチS1で選択できるようにする。このような構成であると、車速が0Km/hである限り停止スイッチS1を操作することにより最優先でエンジンは停止する。なお、この停止スイッチS1はノンロックタイプのものとし動作を止めると元の状態に復帰する。
また、シフトDの信号4を2入力OR回路(U3B)の一方に入力側に接続する回路に始動スイッチS2が直列に挿入してあり、この始動スイッチS2の一方の端子は装置の電源VDDに接続してある。この始動スイッチS2を操作すると装置はシフトDとなったと判断し前述した始動の論理となる。このときシフトNの状態でエンジン停止であっても信号Eにより停止は解除され、エンジンは始動を開始する。この場合の始動スイッチS2もノンロックタイプスイッチを使用し操作後は元の状態に戻るものとする。
このような構成であると、車速が0Km/hである限り、停止スイッチS1を操作することで、最優先でエンジンは停止する。
次に、手動で始動させるとき、始動スイッチS2を操作すると、装置はシフトドライブDとなったと判断し前述した始動の論理となる。このときシフト中立(N)の状態でエンジン停止であっても信号Eにより停止は解除されエンジンは始動を開始する。
以上の構成により、自動車の運転者は従来の運転感覚となんら変わりなく且つイグニッションキーを操作することなくアイドリング停止を自動的に行うことができる。
(実施の形態2)
本考案の実施の形態2を図6に示す。本考案の実施の形態2は本考案の実施の形態1に基本構成は同じであるために、同じ構成は同じ符号を付して説明を省略する。
本考案の実施の形態2を図6に示す。本考案の実施の形態2は本考案の実施の形態1に基本構成は同じであるために、同じ構成は同じ符号を付して説明を省略する。
本考案の実施の形態2においては、始動時、シフトをドライブ(D)→中立(N)→ドライブ(D)の操作時中立(N)に留まる時間T1が、予め設定されている遅延時間T2より長いと、装置はエンジン停止と判断してエンジンを停止させる。これを排除するために、本考案の実施の形態1で述べた信号I(エンジン始動信号)でセットされ、次に、シフトドライブDにするとリセットされる信号Lをつくり、本考案の実施の形態1の信号Eに変える。
すなわち、信号IをIC(フリップ・フロップF・F)(U6)のセット入力端子Sに入力させ、信号4を始動スイッチS2を経由させてIC(フリップ・フロップF・F)(U6)のリセット入力端子Rに入力させて、このIC(フリップ・フロップF・F)(U6)から出力信号Lを出力させて、2入力AND回路(U2B)で出力信号Lと信号CとのANDをとり、この信号をFとする。これにより、一旦エンジン始動信号Fが発生し中立(N)でエンジンを始動させ、そのままシフトNの状態で推移してもエンジンは停止しない。
以上述べた本考案の実施の形態2は、オートマッチク仕様の自動車に基づくが、マニュアル仕様の自動車であっても何ら問題ない。シフト中立(N)は同様である。シフトドライブ(D)はロー(L)、セカンド(S)、トップ(T)と置き換えればよい。
以上、述べた構成により自動車の運転者は通常の運転感覚で余分な注意をはらうことなく快適にアイドリングストップを行うことができる。
以上述べた本考案の実施の形態1、2において、エンジン停止、始動信号について説明したが、実際にエンジン停止の場合のアクチュエータを挿入するところはイグニッション回路であり、この回路に直列にアクチュエータを挿入しエンジン停止を行う。一方、エンジン始動はエンジンのスタータ回路に並列にアクチュエータを接続しスタータを始動させることにより始動とする。よってスタータオン後若干の時間がたってエンジンが始動する。
また、本考案による装置は、入力として自動車よりシフトレバー位置すなわちドライブ(D)、中立(N)、パーキング(P)、後進(R)および速度信号、エンジン回転信号、出力としてイグニッション信号、スタータ信号のみを用いるために、ほとんどの自動車においては運転席の前面パネル近傍より信号を取り出せエンジンルームなどへの改造はない。さらに、イグニッション信号を除いてこれらは既存の信号より並列に取り出すことにより既存の配線の切断は不要である。イグニッション信号についてはその性格上既存の信号線に直列に挿入する必要があるため切断が必要である。
上記した本考案の実施の形態1、2をブロック図で説明したが、これらの論理を実現する手段は多数ある。例えば、リレー、トランジスタ、汎用IC、あるいはFPGA,PLDなどのLSI、さらにはCPUを用いたソフトロジックなどがあるが、いずれの方法であってもよい。
本考案に係る自動車のアイドリング自動停止・始動装置は、自動車の運転者は渋滞、信号待ちなどで頻繁に停止、発進を行う運転において、なんら通常の運転と異なる特殊な操作を行うことなく、アイドリング停止を行うことが可能になり、燃料低減を実現することができると共に、余分な排出ガスを出すことがなくなり、大気汚染の低減にも貢献することが可能になるという効果を有しており、自動車のアイドリング自動停止・始動装置等に有用である。
20 アイドリング停止装置
21 停止装置本体(IDSS本体装置)
22 手動スイッチ装置
30 アイドリング自動停止・始動装置
S1 停止スイッチ
S2 始動スイッチ
21 停止装置本体(IDSS本体装置)
22 手動スイッチ装置
30 アイドリング自動停止・始動装置
S1 停止スイッチ
S2 始動スイッチ
Claims (1)
- 停止装置本体と始動スイッチと停止スイッチとを有し、自動車が停止し前記停止スイッチを押すことによりエンジンを停止させ、サイドブレーキを引いた状態で前記始動スイッチを押すことにより、スタータを起動させて前記エンジンを起動させるようにしたアイドリング停止装置のスイッチ回路に接続されて、このアイドリング停止装置の自動化を図るアイドリング自動停止・始動装置であって、
車速0Km/hと、シフトレバーの中立(N)状態を検知してシフトレバーの中立(N)動作後一定時間T1経過後に前記停止スイッチを作動させて前記エンジンを停止させ、且つ前記シフトレバーの中立(N)動作時間が前記一定時間T1以下であるなら前記停止スイッチを作動させることなく前記エンジン停止を行わないエンジン自動停止手段と、
前記車速0Km/hで且つエンジン停止であり且つ前記シフトレバーをドライブ(D)とし、その後、中立(N)にして前記始動スイッチを作動させて前記スタータを始動させるエンジン自動始動手段とを備えたことを特徴とするアイドリング自動停止・始動装置。
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