JP3104076U - 使い捨てグリル用汚れ防止具 - Google Patents

Abstract

［課題］ これまでのグリルの汚れ防止具は、アルミニウム箔などの金属箔で作られでいる。しかし金属箔は製造行程が複雑だったり、材料費が高いなどのために、高価になり、簡単に使い捨てに出来ない。
［解決手段］ 本考案は、グリル内に設置され、水を溜める受け皿と、焼き物を載せる複数の平行な線条からなる網の、両方の汚れを防止する汚れ防止具であり、一枚の紙を一定の間隔で、裏と表に折っていくことで、蛇腹状にし、その谷折部の両側を内側に折る事によって側折部を形成し、その山折部が網を覆い、谷折部が受け皿の水に浸るようにセットして使う、使い捨てのグリル用汚れ防止具である。
［選択図］ 図１

Description

本考案は、グリル内において、魚等を焼く網にセットし、網と受け皿の両方の汚れを防止する汚れ防止具に関する。
［背景技術］

従来のグリル汚れ防止具は、すべてアルミニウム箔などの金属箔で出来ていおり、使い捨てにする発想が無く、金属に色んな特殊加工を施している。その中で、特に、特許文献１は、形の上で本考案と殆ど同じに見える。しかしこの汚れ防止具は金属制であり、２つの部品からできており、スライドさせることで幅が調整できるようになっている。家庭に有るガスレンジの多くは、受け皿に水を溜めて使うものである。しかしこの考案では、公報にも書いて有るように、受け皿の水に浸して使う場合は、接合部から水が漏れる可能性がある。水が漏れない様に出来たとしても、スライドさせるのはそれほど容易とは思えない。重なる部分が、きつ過ぎるとスライドが難しくなり、弱いと水が漏れる。それをするには、どちらかの金属箔の結合部分を二重にするか、もう一つの部品が必要であると思われる。しかも実際には、幅が違ってくると、網の線条の数が違ってくるので、汚れ防止具の山の数もそれに合わす必要がある。幅だけ調整しても意味がないのである。サイズの違いはそれ程無いので、最初から合ったサイズを用意しておいた方が良い。

［特許文献１］
実開平０４−８２６９４号公報
［考案の開示］
［考案が解決しようとする課題］

従来のグリルの汚れ防止具は、金属箔で出来ており、金属に色んな特殊加工を施している。その為に部品が多くなったり、製造工程が多くなり、製造コストが高くなっている。また上記特許文献１においては、２つの部品から出来ており、受け皿の水に浸して使う場合、接合部から水が漏る恐れがあり、接合部から水が漏らないようにするための工夫が必要である。それをするには、ますます製造工程が増え、製造コストが高くなり、使い捨てにするには値段が高くなる。また金属は捨てるときに分別が必要、という欠点が有った。

本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、材料に紙を使うことによって、原材料費を安くし、一枚の紙で製造することで、製造行程を大幅に減らし、生産コストを下げ、気軽に使い捨てのできる、グリル汚れ防止具を提供することを目的とする。
［課題を解決する為の手段］

本考案は、グリル内に設置され、水を溜める受け皿と、焼き物を載せる複数の平行な線条からなる網の、両方の汚れを防止する汚れ防止具であり、一枚の紙を一定の間隔で、交互に裏と表に折っていくことで、蛇腹状にし、その谷折部の両側を内側に折る事によって側折部を形成し、その山折部が網を覆い、谷折部が受け皿の水に浸るようにセットして使う、事によって問題を解決している。
［考案の効果］

以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。

（１）グリル内に設置され、水を溜める受け皿と、焼き物を載せる複数の平行な線条からなる網の、両方の汚れを防止する汚れ防止具であり、一枚の紙を一定の間隔で、交互に裏と表に折っていくことで、蛇腹状にし、その谷折部の両側を内側に折る事によって側折部を形成し、その山折部の部分が網を覆い、谷折部が受け皿の水に浸るようにセットして使う事によって、受け皿と網の両方の汚れを防止することができる。

（２）前記（１）によって、谷折部が受け皿の水に浸るようにセットして使う事で、紙のシートが燃えることはない。

（３）前記（１）によって、部品が紙一枚であり、接着剤などの、接合部品が不要なので、製造行程を大幅に削減し、製造コストを格段に安くすることができる

（４）前記（１）によって、一枚の紙で出来ているので、接合部が無く、接合部の破損が無い。

（５）前記（１）によって、紙は捨てるときに、分別する必要が無いために、簡単に使い捨てができる。

（６）前記（１）によって、紙を折っただけなので、折りたたむと小さくなり、収納に場所を取らない

（７）前記（１）によって、側折部が有るために、魚などから出る汁が受け皿にもれず、網や受け皿に魚などの臭いがつかない。

（８）以上のことから金属箔製より遥かに安価で、気軽に使い捨ての出来る、使い捨てのグリル汚れ防止具が、紙を使う事で可能になる。
［考案を実施するための最良の形態］

以下、図面に示す発明を実施する最良の形態により、本発明を詳細に説明する。

図１は汚れ防止具本体で、実際に装着する時の状態を示す。図のように一枚の紙を一定の間隔で、交互に裏と表に折っていくことで、蛇腹状にし、その谷折部の両側を内側に折る事によって側折部を形成している。これによって受け皿の水がシートの上に来るのを防ぎ、焼き物から出た汁が受け皿に漏れるのを防いでいる。図２は本汚れ防止具の収納時の形態であり、図４はガスレンジのグリルの一例を示す。

このシートを図３のように山折部２が網４を覆うように、谷折部３が受け皿５に溜めた水６に浸るようにセットする。この上に焼き物を載せ、バーナーに火をつけても、この紙のシートが燃える事はない。

このようにセットして使用する事で、グリルの網も受け皿も汚れず、魚などの臭いもつかず、収納時にはコンパクトな、グリル汚れ防止具が出来る。

［図１］本考案の実施例の斜視図
［図２］本考案の収納時の斜視図
［図３］本考案をグリルにセットした状態の一例を示す断面図
［図４］本考案の汚れ防止具が用いられるグリルの一例を示す斜視図
［符号の説明］

１：側折部
２：山折部
３：谷折部
４：グリルの網
５：グリルの受け皿
６：受け皿に溜まった水

Claims (1)

1. グリル内に設置され、水を溜める受け皿と、焼き物を載せる複数の平行な線条からなる網の、両方の汚れを防止する汚れ防止具であり、一枚の紙を一定の間隔で、交互に裏と表に折っていくことで、蛇腹状にし、その谷折部の両側を内側に折る事によって側折部を形成し、その山折部が網を覆い、谷折部が受け皿の水に浸るようにセットして使う、使い捨てのグリル用汚れ防止具

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