JP3103921U - 医療用口腔検査器 - Google Patents

Abstract

【課題】 本考案は、口腔検査をする時に小児患者の顔を検査する方向に向けさせ、容易に口を開けさせる為の口腔検査器を提供する。
【解決手段】 検査員が使用する小型のスポットライトを、小児の関心を惹くキャラクター人形１と一体にする。キャラクター人形の腕部９が動くことで、小児の顔をスポットライト２の方向に向かせる。キャラクターの音声スピーカー７から小児の心を和らげる音声が出る。
【選択図】 図２

Description

本考案は、検査すべき小児患者の口の中を診察するために、小児患者の気持ちを和らげ、口を開け易くする医療用口腔検査器に関する。

従来は小型のスポットライトで口の中を照らす口腔検査が一般的であり、大人用と小児用の区別は特には無かった。

しかしながら、診察される時の小児の心理は緊張や恐怖のためであったり、周囲の物に関心が向いたりして、顔が検査する方向に向かなかったり容易には口を開けないことで、口腔検査が困難になる欠点があった。

本考案は、小型のスポットライトを小児の関心を惹くキャラクターと一体にすることで、小児の顔をスポットライトの方向に向かせると共に心を和らげることにより、上記課題を解決するものである。

図１に示すようにキャラクター人形１の頭上にスポットライト２を付加したものである。ケース３に付加された切替スイッチ４により、スポットライト２を点灯及び消灯させる。

図２の断面図にて構造の一例を示す。ケース３に付加された切替スイッチ４が２段階になっており、１段目を押すことで電源部５と結線された音声スピーカー７が稼動する。又、連結部８を仲介して、腕部９が図１の様に上に稼動する。更に押込むことで２段目のスイッチ６が入り、スポットライト２を点灯させる。スイッチ４を離すことでスピーカー７及びスポットライト２は消され、腕部９が下に戻る。

図１及び図２の実施例に示すような本考案の医療用口腔検査器は、検査員が必要に応じて小児患者と会話をしながらスイッチを切り替える事で、小児患者の気持ちを和らげ、口を開け易くすることができる。

考案の効果

本考案に係る医療用口腔検査器は、電源部に市販の単四電池やリチウム電池を使用し、音声スピーカーにはＩＣを活用して用途に合せた音声を録音させる等、小型化ができる。キャラクター人形やケースその他の部品は樹脂製にすることで軽量化できるため、診察する人にも使い勝手が良い。従って、小児患者にも検査員にも喜ばれ、医療用として実用性に優れている。

本考案の外観立体図である。 本考案の断面立体図である。

符号の説明

１・・・キャラクター人形
２・・・スポットライト
３・・・ケース
４・・・切替スイッチ
５・・・電源
６・・・２段目のスイッチ
７・・・音声スピーカー
８・・・連結部
９・・・腕部

Claims (3)

1. 検査すべき小児患者の口の中を照らす装置において、小児向けキャラクターを外観として付加したことを特徴とする医療用口腔検査器。
2. キャラクターに音声発生機能を設けたことを特徴とする請求項１記載の医療用口腔検査器。
3. キャラクターの一部に動作機構を設けたことを特徴とする請求項１記載の医療用口腔検査器。

Images