JP3103470U - 自動包帯巻き取り機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 この考案は、包帯巻き取り用リールを駆動モートル等の回転手段を使用して回転させ、且つ、案内板上に係止した皺取り用反転式押圧部材により包帯の皺を伸ばしながら、数種類の幅を有する包帯を自動的に巻き取る事が可能な自動包帯巻取り機を開発・提供する事にある。
【解決手段】 この考案は、架台上の一端に、所定の高さを有する回転軸部に、基軸後端側の円板を固着して、基軸先端側の円板を分離可能にした包帯巻取り用リールを枢着し、且つ、回動軸を中心に所定角度程回動可能な駆動モートルを設け、且つ、該駆動モートル回転軸の先端部を逆L字形状の支持棒部材で軸支し、且つ、該架台上には包帯巻取り用リールの回転軸部に対して直角方向に、包帯の幅寸法に適合した案内板を設け、且つ、該案内板には、包帯幅調整移動式案内板と皺取り用反転式押圧部材を設け、且つ、該案内板の前後両端部に、包帯幅調整移動式門型ガイドパイプを設けたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 この考案は、架台上の一端に、所定の高さを有する回転軸部に、基軸後端側の円板を固着して、基軸先端側の円板を分離可能にした包帯巻取り用リールを枢着し、且つ、回動軸を中心に所定角度程回動可能な駆動モートルを設け、且つ、該駆動モートル回転軸の先端部を逆L字形状の支持棒部材で軸支し、且つ、該架台上には包帯巻取り用リールの回転軸部に対して直角方向に、包帯の幅寸法に適合した案内板を設け、且つ、該案内板には、包帯幅調整移動式案内板と皺取り用反転式押圧部材を設け、且つ、該案内板の前後両端部に、包帯幅調整移動式門型ガイドパイプを設けたものである。
【選択図】 図1
Description
この考案は、病院等で怪我等の治療に使用する包帯を、自動的に巻き取る為の自動包帯巻き取り機に関するものである。
従来、病院等で使用する包帯は、中には使い捨ての物も有るが、大半は使用して汚れたら綺麗に洗って再度使用する事が多い。そして、その洗った包帯を乾燥させ使用する為には、新品時と同様に綺麗に巻き取る必要があるが、現状は人間の手で巻き取っている。
又、包帯の大きさや長さも様々で、長い包帯を数多く巻くにはかなりの労力を費やし、肩こりや腕痛等の原因にも成り、改善策が必要である。
又、これまでに出願された包帯巻き取り機の一例を参考の為に紹介すると、現状では自動式のものは無く、携帯用手動式で、これまで机等に固定して使用していたものを外診先でも包帯巻き取り器を固定しないで包帯を巻き取ることが出来るものがある。(例えば、特許文献1を参照。)
特開2001−54537
そこで、この考案は、包帯巻き取り用リールを駆動モートル等の回転手段を使用して回転させ、且つ、案内板上に係止した皺取り用反転式押圧部材により包帯の皺を伸ばしながら、数種類の幅を有する包帯を自動的に巻き取る事が可能な自動包帯巻取り機を開発・提供する事にある。
この課題を解決する為の手段として、この考案は、架台上の一端に、所定の高さを有する回転軸部の基軸後端側に円板を固着し、基軸先端側に着脱式円板を有する包帯巻取り用リールと、包帯幅に適合した長さのスペーサーを並挿枢着し、且つ、回動軸部を中心に所定角度程回動可能な駆動モートル等の回転手段を設け、且つ、該駆動モートル回転軸の先端部を逆L字形状の支持棒部材で軸支し、且つ、該架台上他端には包帯巻取り用リールの回転軸部に対して直角方向に、包帯の幅寸法に適合した案内板を設け、且つ、該案内板は、一端を固定式案内板で固着し、他端を調整移動式案内板で包帯幅を調整可能にし、且つ、該案内板上に、包帯巻取り方向に対して直交する皺取り用反転式押圧部材を設け、且つ、該案内板の前後両端部には、包帯幅調整移動式門型ガイドパイプをそれぞれ設けたものである。
この考案の効果として、包帯巻き取り用リールを駆動モートル等の回転手段を使用して回転させ、且つ、案内板上に係止した皺取り用反転式押圧部材により包帯の皺を伸ばしながら、数種類の幅を有する包帯を自動的に巻き取り可能にする事で、労力を使わずに簡単に巻き取り作業が短時間で出来る為、肉体的疲労が解消され、しかも作業効率が良く成る等、極めて有益なる効果を奏するものである。
この考案を実施する為の最良の形態としては、包帯を巻き取る駆動モートルの回転力を大きくし、且つ、案内板と押圧部材の隙間を最小限に縮小すれば、硬く綺麗に巻き取る事が出来、しかも、皺が綺麗に伸ばせて見栄えも良いが、経済性・作業性・耐久性等の総合的判断が要求される。
そこで、この考案の一実施例を図1〜図4に従って詳述すると、巻取り機は、架台(1)上の一端に、所定の高さ(H)を有する回転軸(2a)部の基軸後端側に円板(3a)を固着し、基軸先端側に着脱式円板(3b)を有する包帯巻取り用リール(3)と、包帯幅に適合した長さ(L)のスペーサー(4)を並挿枢着し、且つ、回動軸(2b)部を中心に所定角度(α)程回動可能な駆動モートル等の回転手段(2)を設け、且つ、該駆動モートル回転軸(2a)の先端部を逆L字形状の支持棒部材(5)で軸支し、且つ、該架台(1)上他端には包帯(B)巻取り用リールの回転軸(2a)部に対して直角方向に、包帯の幅寸法(W)に適合した案内板(6)を設け、且つ、該案内板(6)は、一端を固定式案内板(6b)で固着し、他端を調整移動式案内板(6a)で包帯幅を調整可能にし、且つ、該案内板(6)上に、包帯巻取り方向に対して直交する皺取り用反転式押圧部材(9)を設け、且つ、該案内板(6)の前後両端部には、包帯幅調整移動式門型ガイドパイプ(7)(8)をそれぞれ設けた事を特徴とする自動包帯巻取り機から構成される。
又、調整移動式案内板(6a)は、包帯の巻き取り方向に対して直角方向に前後2本の案内棒(6e)が設けられ、その案内棒(6e)に沿って平行移動する仕組みに成っている。
次に、この考案の使用方法について説明すると、まず、最初に包帯の軸芯(B’)表面には予め、粘着剤が塗布されていて、その部分に包帯(B)の一端を1〜2周程度丁寧に巻き付けて固着する。
そして、包帯(B)の軸芯(B’)を差し込む時は、図5に示す様に駆動モートル(2)の首を少し手前に振った状態(回動角度α)で、その包帯(B)の軸芯(B’)部を駆動モートル回転軸(2a)部へ差し込み、その後、続けて包帯幅に適合した長さ(L)のスペーサー(4)を差し込んだら、駆動モートル(2)の首を元の位置に戻し、支持棒部材(5)の先端部を若干左方向に倒した状態で位置合わせをし、駆動モートル回転軸(2a)部の穴へしっかり挿入し軸支する。
そして、自動包帯巻取り機の電源コード(2d)をコンセントに差し込み、今度は案内板(6)の幅寸法を包帯の幅寸法(W)に調整し、まず、図5に示す様に、皺取り用反転式押圧部材(9)の3本中両端2本を開いた状態にして、包帯(B)全体を門型ガイドパイプ(7)(8)と押え板(6c)(6d)の下面に通しながら案内板(6)に沿わせる様にして一直線に伸ばし、その後、皺取り用反転式押圧部材(9)の両端2本を最初の状態に閉じ、ストッパー(10)を差し込んで固定する。
次に、包帯(B)を巻き取る時は、回転速度切替付スィッチ(2c)を左方向に回転させてスィッチを入れると巻き取りが開始し、更に回すと高速度で巻き取ることが出来る。この際、巻き取り速度は2段階になっており、必要に応じて適宜切り替えて使用する。
又、リール(3)の軸支部に使用したスペーサー(4)の長さ(L)は、巻き取り時の包帯の幅寸法に適合した長さの物に適宜変更可能である。
又、参考の為、この考案の自動包帯巻き取り機に適合する、通常良く使用される包帯の幅寸法は、7cm・9cm・10cmで、長さは最長3mである。
この考案の自動包帯巻取り機は、労力を使わずに短時間で、誰でも簡単に包帯の巻き取り作業が出来る為、特に包帯を扱う病院や医療施設等広範囲に効果を発揮する点で、産業上の利用可能性を有する。
1 架台
2 回転手段
2a 回転軸
2b 回動軸
2c 回転速度切替付スィッチ
2d 電源コード
3 リール
3a リールの基軸後端側の円板
3b リールの基軸先端側の円板
4 スペーサー
5 支持棒部材
6 案内板
6a 包帯幅調整移動式案内板
6b 固定式案内板
6c 受け板兼押え板
6d 押え板
6e 案内棒
7 門型ガイドパイプ
7a 幅調整板
8 門型ガイドパイプ
8a 幅調整板
9 押圧部材
9a 前部押圧部材
9b 中部押圧部材
9c 後部押圧部材
10 ストッパー
B 包帯
B’ 包帯の軸芯
H 所定の高さ(架台下面から駆動軸中心までの高さ)
L スペーサーの長さ寸法
W 包帯の幅寸法
α 所定角度(駆動モートル回動角度)
2 回転手段
2a 回転軸
2b 回動軸
2c 回転速度切替付スィッチ
2d 電源コード
3 リール
3a リールの基軸後端側の円板
3b リールの基軸先端側の円板
4 スペーサー
5 支持棒部材
6 案内板
6a 包帯幅調整移動式案内板
6b 固定式案内板
6c 受け板兼押え板
6d 押え板
6e 案内棒
7 門型ガイドパイプ
7a 幅調整板
8 門型ガイドパイプ
8a 幅調整板
9 押圧部材
9a 前部押圧部材
9b 中部押圧部材
9c 後部押圧部材
10 ストッパー
B 包帯
B’ 包帯の軸芯
H 所定の高さ(架台下面から駆動軸中心までの高さ)
L スペーサーの長さ寸法
W 包帯の幅寸法
α 所定角度(駆動モートル回動角度)
Claims (1)
- 病院等で怪我の治療に使用する包帯を自動的に巻き取る為の巻き取り機であって、該巻取り機は、架台(1)上の一端に、所定の高さ(H)を有する回転軸(2a)部の基軸後端側に円板(3a)を固着し、基軸先端側に着脱式円板(3b)を有する包帯巻取り用リール(3)と、包帯幅に適合した長さ(L)のスペーサー(4)を並挿枢着し、且つ、回動軸(2b)部を中心に所定角度(α)程回動可能な駆動モートル等の回転手段(2)を設け、且つ、該駆動モートル回転軸(2a)の先端部を逆L字形状の支持棒部材(5)で軸支し、且つ、該架台(1)上他端には包帯(B)巻取り用リールの回転軸(2a)部に対して直角方向に、包帯の幅寸法(W)に適合した案内板(6)を設け、且つ、該案内板(6)は、一端を固定式案内板(6b)で固着し、他端を調整移動式案内板(6a)で包帯幅を調整可能にし、且つ、該案内板(6)上に、包帯巻取り方向に対して直交する皺取り用反転式押圧部材(9)を設け、且つ、該案内板(6)の前後両端部には、包帯幅調整移動式門型ガイドパイプ(7)(8)をそれぞれ設けた事を特徴とする自動包帯巻取り機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000689U JP3103470U (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | 自動包帯巻き取り機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004000689U JP3103470U (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | 自動包帯巻き取り機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3103470U true JP3103470U (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=43256941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004000689U Expired - Fee Related JP3103470U (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | 自動包帯巻き取り機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103470U (ja) |
-
2004
- 2004-02-19 JP JP2004000689U patent/JP3103470U/ja not_active Expired - Fee Related
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