JP3103297B2 - 車両用ロック装置 - Google Patents

車両用ロック装置

Info

Publication number
JP3103297B2
JP3103297B2 JP07168517A JP16851795A JP3103297B2 JP 3103297 B2 JP3103297 B2 JP 3103297B2 JP 07168517 A JP07168517 A JP 07168517A JP 16851795 A JP16851795 A JP 16851795A JP 3103297 B2 JP3103297 B2 JP 3103297B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
force
spring
stopper
electromagnetic solenoid
spring means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07168517A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0911768A (ja
Inventor
政一 服部
修 東海林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP07168517A priority Critical patent/JP3103297B2/ja
Publication of JPH0911768A publication Critical patent/JPH0911768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3103297B2 publication Critical patent/JP3103297B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のシフトロ
ック装置などに利用できる車両用ロック装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】自動車に設けられるシ
フトロック装置は、一般的には、自動車の発進時におい
ては、フットブレーキを踏まないとオートマチックトラ
ンスミッションのシフトレバーをパーキングポジション
から他のポジションへ操作できないように構成されるも
のであり、図8及び図9には、このようなシフトロック
装置の要部の構成例が示されている。
【0003】即ち、図8及び図9において、ロックプレ
ート1は、シフトポジション切替用の図示しないシフト
レバーに設けられたディテントノブが押圧操作されたと
きに図8中の矢印A方向へ移動されるものであり、常時
においては同図に示す位置に付勢保持されている。固定
板2に軸2aを介して支持されたストッパ3は、一方の
端部が、上記ロックプレート1の矢印A方向への移動を
阻止するロック位置(図9に実線で示す)と、そのロッ
クプレート1の移動を許容したアンロック位置(図9に
二点鎖線で示す)との間で回動可能になっている。
【0004】斯かるストッパ3の他方の端部は、電磁ソ
レノイド4のプランジャ4aに対し回動可能に連結され
ており、その電磁ソレノイド4の通電状態では、ストッ
パ3が前記アンロック位置へ移動される。また、電磁ソ
レノイド4には復帰用圧縮コイルばね5が設けらてお
り、当該電磁ソレノイド4の断電状態では、その復帰用
圧縮コイルばね5のばね力によりストッパ3が前記ロッ
ク位置に保持される。上記電磁ソレノイド4は、常時に
おいて断電されており、オートマチックトランスミッシ
ョンのシフトレバーがパーキングポジションにある状態
において、自動車のイグニッションスイッチ回路が形成
され且つフットブレーキが踏み込まれたときのみ通電さ
れる構成となっている。
【0005】従って、電磁ソレノイド4の断電状態で
は、ストッパ3が復帰用圧縮コイルばね5のばね力によ
ってロック位置に保持されるため、ロックプレート1の
矢印A方向への移動が阻止されてディテントノブの押圧
操作が無効化(禁止)される。また、電磁ソレノイド4
の通電状態では、ストッパ3が当該電磁ソレノイド4に
よりアンロック位置へ回動されるため、ロックプレート
1の矢印A方向への移動が許容されてディテントノブ
押圧操作が有効化され、ひいてはオートマチックトラン
スミッションのシフトレバーをパーキングポジションか
ら他のポジションへ操作することが許容されるようにな
る。
【0006】上記従来構成では、復帰用圧縮コイルばね
5が設けられている関係上、ストッパ3をロック位置か
らアンロック位置へ移動させる場合において、電磁ソレ
ノイド4は、その復帰用圧縮コイルばね5のばね力に抗
した吸引動作を行わねばならない。従って、当該電磁ソ
レノイド4の発生力を比較的大きくする必要があって、
その大形化が避けられないという事情があり、電磁ソレ
ノイド4をシフトレバーに組み込む際においてスペース
上の制約が多くなるなどの不具合を招くものであった。
また、電磁ソレノイド4の通電時にはプランジャ4aの
移動に伴う作動音が発生するため、これが騒音増大の原
因になるという問題点もあった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、電磁ソレノイドの小形化並びに騒音
の抑制を同時に図ることができ、加えて、ロック装置と
しての機能を一層確実に発揮できる車両用ロック装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような目
的を達成するために、車両に設けられた操作部材の操作
に連動して所定の作動方向へ移動される連動部材を備
え、前記操作部材の操作に応じた前記連動部材の前記作
動方向への移動を選択的に禁止できるようにした車両用
ロック装置において、前記連動部材が前記作動方向へ移
動されたときに当該連動部材に当接してその移動を禁止
するロック位置と連動部材の前記作動方向への移動領域
から退避してその移動を許容するアンロック位置との間
で往復移動可能なストッパ部材と、このストッパ部材に
連結されたプランジャを有し通電状態で上記ストッパ部
材を前記アンロック位置に保持する電磁ソレノイドと、
前記ストッパ部材を常時において前記アンロック位置方
向へ付勢する第1のばね手段と、ばね力が、この第1の
ばね手段のばね力よりは大きく、かつこの第1のばね手
段のばね力と前記電磁ソレノイドによるプランジャ保持
力との合力よりは小さい値に設定された第2のばね手段
と、前記ストッパ部材に対し前記第2のばね手段を介し
て連結され、前記連動部材の前記作動方向への移動に応
じて上記ストッパ部材に対し前記ロック位置方向への移
動力を上記第2のばね手段を通じて付与する従動部材
と、この従動部材に対し前記第2のばね手段と並列状態
となるように設けられ、前記電磁ソレノイドの通電状態
で前記連動部材が作動方向へ移動される際には、前記従
動部材が前記ストッパ部材に対し上記第2のばね手段の
ばね力に抗して移動することを許容し、前記電磁ソレノ
イドの断電状態で前記連動部材が通常より速い速度で作
動方向へ移動される際には、前記従動部材が前記ストッ
パ部材に対し上記第2のばね手段のばね力に抗して移動
することを阻止するダンパ手段とを具備する構成とした
ものである。
【0009】上記した車両用ロック装置では、ストッパ
部材は、常時において第1のばね手段によりアンロック
位置方向へ付勢されており、電磁ソレノイドの通断電状
態の如何に拘らず上記アンロック位置に存することな
る。操作部材が操作されたときには、これに伴い連動部
材が作動方向へ移動されるのに応じて、従動部材がスト
ッパ部材に対しロック位置方向への移動力を第2のばね
手段を通じて付与するようになる。
【0010】この操作時において電磁ソレノイドが断電
されていた場合には、ストッパ部材をアンロック位置へ
保持する力は、第1のばね手段によるばね力だけである
が、そのばね力はストッパ部材と従動部材との間の移動
力伝達を行う第2のばね手段のばね力より小さい状態と
なっているため、上述のような操作部材の操作に応じ
て、従動部材及びストッパ部材が第1のばね手段に抗し
てロック位置方向へ移動されるようになる。このため、
連動部材とストッパ部材とが当接して当該連動部材の移
動が禁止されるようになるから、操作部材の操作が無効
(禁止)されることになる。
【0011】これに対して、操作部材の操作時において
電磁ソレノイドに通電されていた場合には、ストッパ部
材をアンロック位置へ保持する力は、当該電磁ソレノイ
ドによるプランジャ保持力と第1のばね手段のばね力と
の合力となる。この場合、第2のばね手段のばね力は、
上記合力より小さい値に設定されているため、操作部材
の操作に応じてストッパ部材に対しロック位置方向への
移動力が第2のばね手段を通じて付与されたときには、
その第2のばね手段の変形に応じて従動部材のみが移動
され、ストッパ部材はアンロック位置に保持されたまま
となる。このため、ストッパ部材が連動部材の作動方向
への移動領域から退避した状態を保持するようになっ
て、その連動部材の作動方向への移動を許容するように
なるから、操作部材の操作が有効化されることになる。
【0012】この場合、電磁ソレノイドは、常時におい
てアンロック位置に存した状態のストッパ部材を当該ア
ンロック位置に保持するだけで良くて、大きな力が不要
となるから、その小形化を実現できるようになる。しか
も、電磁ソレノイドの通電時にはプランジャの移動を伴
うことがないから、その移動に伴う作動音が発生するこ
とがなくなり、騒音の増大を未然に防止できるようにな
る。
【0013】一方、上記構成において、電磁ソレノイド
が断電された状態で、操作部材により連動部材が通常よ
り速い速度、例えば衝撃的な速度で作動方向へ操作され
たような場合、従動部材がその衝撃的な力を受け、これ
に伴い、ストッパ部材及びプランジャの慣性により第2
のばね手段が第1のばね手段よりも先に撓むことによ
り、従動部材のみが瞬間的に第2のばね手段のばね力に
抗してロック位置方向へ移動し、ストッパ部材がロック
位置へ移動する前に連動部材が作動方向へ移動してしま
い、操作部材の操作を無効化できないことが考えられ
る。
【0014】この点、上記した手段によれば、第2の
手段と並列状態にダンパ手段を設けているので、電磁
ソレノイドが断電された状態で、操作部材により連動部
材が通常より速い速度、例えば衝撃的な速度で作動方向
へ操作され、従動部材がその衝撃的な力を受けたとして
も、従動部材のみが第2のばね手段のばね力に抗して瞬
間的にロック位置方向へ移動することが上記ダンパ手段
により阻止されることにより、第2のばね手段が第1の
ばね手段より先に撓むことが阻止されるようになる。こ
のため、従動部材とストッパ部材とが一体的にロック位
置へ移動するようになり、操作部材の操作が確実に無効
化されるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車のシフトロ
ック装置に適用した第1実施例について図1〜図5を参
照しながら説明する。図1〜図4において、連動部材と
してのロックプレート11は、その長手方向(図1、図
2及び図4中の上下方向)へ移動可能に設けられたもの
で、図示しないオートマチックトランスミッション用の
シフトレバーが有する周知構成のディテントノブ(本発
明でいう操作部材に相当)が押圧操作されたときに、作
動方向である図1、図2及び図4中の矢印Y方向へ移動
される構成となっている。矩形状をなすケース12は、
適宜の静止部位に固定されたもので、その中央部上面に
はロックプレート11が挿入されるガイド孔12aが設
けられている。
【0016】ストッパ部材としてのストッパプレート1
3は、ケース12内にロックプレート11の移動方向と
直交した方向へ移動可能に設けられている。具体的に
は、ストッパプレート13には、ロックプレート11が
先端部から進入可能な貫通孔13aと、この貫通孔13
aに隣接した台状部13bとが形成されており、当該ス
トッパプレート13は、上記台状部13bをロックプレ
ート11の先端部に下方から対向させたロック位置(図
1(b)参照)と、その台状部13bをロックプレート
11の先端部の矢印Y方向への移動領域から退避させた
アンロック位置、つまり上記貫通孔13aをロックプレ
ート11の先端部に下方から対向させたアンロック位置
(図1(a)及び(c)、図2、図3参照)との間で往
復移動可能な構成となっている。尚、ストッパプレート
13は、ケース12の底面と摺接する脚部13cと、そ
の移動方向に突出されたガイドピン13dとを備えた構
成となっており、そのガイドピン13dがケース12の
底部に立設されたリブ12bのガイド孔12cに挿通さ
れている。
【0017】前記ガイドピン13dの周囲には、前記リ
ブ12bとストッパプレート13との間に伸長方向のば
ね力を作用させるようにして第1の圧縮コイルばね14
(本発明でいう第1のばね手段に相当)が巻装されてお
り、これによりストッパプレート13は常時においてア
ンロック位置方向(図1(a)、図2、図3中の矢印X
方向)へ付勢されている。
【0018】ストッパプレート13におけるガイドピン
13dと反対側の端部は、ケース12内に収納された電
磁ソレノイド15のプランジャ15aに対しピン16を
介して連結されている。この電磁ソレノイド15は、
3に示すように、軸方向(図3中、左右方向)への移動
が可能なプランジャ15aと、通断電制御されるコイル
15bと、コイル15bへの通電時に吸着力を発揮する
コア15cなどを備えた構成となっていて、コイル15
bへの通電時においてプランジャ15aをコア15c
吸着した状態を保持するものであり(図1(c)参
照)、これに応じてストッパプレート13がアンロック
位置に保持され、また、断電時においてはプランジャ1
5aの軸方向への移動が許容されるようになっている。
尚、電磁ソレノイド15は、例えば、オートマチックト
ランスミッションのシフトレバーがパーキングポジショ
ンにある状態において、自動車のイグニッションスイッ
チ回路が形成され且つフットブレーキが動作されたとき
のみ通電される構成となっている。
【0019】ストッパプレート13における前記台状部
13bと反対側の端部には立上がり壁13eが立設され
ており、ストッパプレート13上には、それら台状部1
3b及び立上がり壁13e間で移動可能な従動部材とし
てのカム部材17が載置状に設けられている。このカム
部材17は、これがストッパプレート13側の貫通孔1
3aを覆った位置にある状態で前記ロックプレート11
の先端部(下端部)と対向するカム面17aを備えてお
り、当該ロックプレート11が矢印Y方向へ移動された
ときには、その先端部がカム面17aに当接することに
応じたカム作用によって反矢印X方向への移動力が付与
される構成となっている。
【0020】上記カム部材17は、カム面17aと反対
側の方向に突出されたガイドピン17bを備えた構成と
なっており、そのガイドピン17bが、ロックプレート
13側の立上がり壁13eに形成された貫通孔13fに
挿通されている。上記ガイドピン17bの周囲には、立
上がり壁13eとカム部材17との間に伸長方向のばね
力を作用させるようにして第2の圧縮コイルばね18
(本発明でいう第2のばね手段に相当)が巻装されてい
る。これにより、カム部材17は、ストッパプレート1
3に対し第2の圧縮コイルばね18を介して移動可能に
連結された状態を呈するものであり、常時においてスト
ッパプレート13側の貫通孔13aを覆った位置方向へ
付勢されている。
【0021】この場合、上記第2の圧縮コイルばね18
は、前記第1の圧縮コイルばね14より大きなばね力を
備えたものであり、また、そのばね力は、前記電磁ソレ
ノイド15によるプランジャ15aの保持力と第1の圧
縮コイルばね14のばね力との合力よりは小さくなるよ
うに設定されている。
【0022】尚、上記カム部材17は、図4に示すよう
に、その下縁部両側に突条17c、17cを備えてお
り、これらの突条17cをストッパプレート13側に形
成されたガイド溝に係合させた状態となっている。
【0023】そして、カム部材17の上記ガイドピン1
7bの周囲には、立上がり壁13eとカム部材17との
間に位置させて、ダンパ手段を構成するダンパ装置19
が第2の圧縮コイルばね18と並列状態となるように配
設されている。このダンパ装置19は、図2に示すよう
に、第2の圧縮コイルばね18を囲繞する部位に空間部
20aを有すると共に立上がり壁13e側に空間部20
aの内外を連通する調整孔20bを有するゴム製の中空
部材20と、空間部20aの内部において調整孔20b
を開閉する弁21とにより構成されている。立上がり壁
13eには、調整孔20bと連通するように連通孔22
が形成されている。
【0024】ダンパ装置19の弁21は、常時において
は調整孔20bを開放した状態となっていて(図5
(a)参照)、中空部材20がカム部材17から反矢印
X方向へ衝撃的な押圧力を受けた際に、空間部20a内
の空気の圧力により調整孔20bを閉鎖する構成となっ
ている(図5(b)参照)。
【0025】ケース12内に設けられたキャンセルレバ
ー23は、ストッパプレート13がアンロック位置にあ
る状態で立上がり壁13eに当接して当該ストッパプレ
ート13の反矢印X方向への移動を禁止する作動位置
(図1(c)中に二点鎖線で示す)と、その作動位置上
方の作動停止位置(図1中(a)、(b)、(c)中の
実線参照)との間で往復回動する構成となっており、常
時においてはねじりコイルばね24により作動停止位置
に保持されている。また、ケース12の上面に形成され
た貫通孔12dにはキャンセルピン25が挿通されてお
り、このキャンセルピン25の押し下げ操作によってキ
ャンセルレバー23を作動位置へ回動できる構成となっ
ている。
【0026】次に上記構成の作用について説明する。ス
トッパプレート13は、常時において第1の圧縮コイル
ばね14によりアンロック位置方向へ付勢されているた
め、電磁ソレノイド15の通断電状態の如何に拘らず上
記アンロック位置へ移動されており、また、カム部材1
7はそのカム面17aをロックプレート11の先端部に
対向させた位置に存するようになる(図1(a)の状
態)。
【0027】この状態から、図示しないディテントノブ
の押圧操作に応じてロックプレート11が作動方向(矢
印Y方向)へ移動されたときには、ロックプレート11
の先端部とカム部材17のカム面17aとの当接に応じ
たカム作用によって、カム部材17に対し反矢印X方向
の移動力が付与されるようになり、移動力は、ストッパ
プレート13に対し第2の圧縮コイルばね18を通じて
加えられる。
【0028】このようなディテントノブの通常の押圧操
作時において、電磁ソレノイド15が断電されていた場
合には、ストッパプレート13をアンロック位置へ保持
する力は、第1の圧縮コイルばね14によるばね力だけ
であるが、そのばね力はストッパプレート13とカム部
材17との間の移動力伝達を行う第2の圧縮コイルばね
18のばね力より小さいため、上述のようなディテント
ノブの押圧操作に応じて、ストッパプレート13が第1
の圧縮コイルばね14に抗してアンロック位置からロッ
ク位置方向(反矢印X方向)へ移動されるようになる。
このとき、第1の圧縮コイルばね14は圧縮されるが、
第2の圧縮コイルばね18は圧縮されない。
【0029】このようにしてストッパプレート13がロ
ック位置へ移動されると、図1(b)に示すように、ロ
ックプレート11の先端部がストッパプレート13の台
状部13bに当接するようになって、当該ロックプレー
ト11の移動が禁止されるようになるから、ディテント
ノブのそれ以上の押圧操作が無効化される。
【0030】これに対して、ディテントノブの押圧操作
時において電磁ソレノイド15に通電されていた場合に
は、その電磁ソレノイド15がプランジャ15aを吸着
保持するようになる。この状態では、ストッパプレート
13をアンロック位置へ保持する力は、当該電磁ソレノ
イド15によるプランジャ15aの保持力と第1の圧縮
コイルばね14のばね力との合力となる。この場合、第
2の圧縮コイルばね18のばね力は上記合力より小さい
値に設定されているため、ディテントノブの押圧操作に
応じてストッパプレート13に対しロック位置方向(反
矢印X方向)への移動力がカム部材17及び第2の圧縮
コイルばね18を通じて付与されたときには、図1
(c)に示すように、その圧縮コイルばね18の圧縮変
形に応じてカム部材17のみが移動され、ストッパプレ
ート13はアンロック位置方向に保持されたままとな
る。
【0031】このとき、カム部材17の反矢印X方向へ
の移動に応じて、当該カム部材17によりダンパ装置1
9の中空部材20も押圧されるが、ディテントノブが通
常の速度で操作された場合には、カム部材17の移動速
度は衝撃的な速度にはならないため、中空部材20の空
間部20a内の弁21は開放したままで、空間部20a
内の空気は調整孔20bから連通孔22を通じて外部に
排出されるようになり、カム部材17の反矢印X方向へ
の移動が許容される。
【0032】このようにカム部材17のみが反矢印X方
向へ移動され、ストッパプレート13がアンロック位置
に保持されたままとなるため、ストッパプレート13の
貫通孔13aがロックプレート11の先端部と対向する
ようになって、そのロックプレート11が貫通孔13a
内に進入するするようになるから、ロックプレート11
の矢印Y方向の移動が許容されてディテントノブの押圧
操作が有効化されることになる。
【0033】一方、電磁ソレノイド15が断電された状
態で、ディテントノブが衝撃的に操作された場合、ロッ
クプレート11も衝撃的な速度で作動方向(矢印Y方
向)へ移動され、ロックプレート11の先端部とカム部
材17のカム面17aとの当接に応じたカム作用によっ
て、カム部材17に対し反矢印X方向へ衝撃的な速度の
移動力が付与されるようになる。すると、そのカム部材
17によりダンパ装置19の中空部材20が衝撃的な押
圧力を受け、中空部材20の空間部20a内の空気の圧
力により弁21が調整孔20bを閉鎖する状態となり
(図5(b)参照)、中空部材20が圧縮されて剛体化
することにより、第2の圧縮コイルばね18が圧縮変形
されることを妨げるようになる。
【0034】このようにして、カム部材17のみが第2
の圧縮コイルばね18のばね力に抗して瞬間的にロック
位置方向(反矢印X方向)へ移動することがダンパ装置
19により阻止されることにより、第2の圧縮コイルば
ね18が第1の圧縮コイルばね14より先に撓むことが
阻止されるようになるため、カム部材17とストッパプ
レート13とが第1の圧縮コイルばね14のばね力に抗
し一体的に反矢印X方向へ移動してロック位置へ移動す
るようになり(図1(b)参照)、ディテントノブの押
圧操作が確実に無効化されるようになる。
【0035】このような状態からディテントノブの押圧
操作が解除されると、ロックプレート11が反矢印Y方
向へ復帰移動し、これに伴い第2の圧縮コイルばね18
の付勢力によりカム部材17が矢印X方向へ移動すると
共に、ダンプ装置19の中空部材20が伸ばされて弁2
1が開放状態となり、また、第1の圧縮コイルばね14
の付勢力によりストッパプレート13及びプランジャ1
5aが矢印X方向へ移動し、各部材が元の状態(図1
(a)及び図2参照)に復帰するようになる。
【0036】尚、何らかの事情により電磁ソレノイド1
5に通電できない状態でディテントノブの押圧操作を有
効化する場合には、キャンセルピン25を押し下げ操作
した状態でディテントノブの押圧操作を行えば良い。つ
まり、キャンセルピン25の押し下げ状態では(図1
(c)の二点鎖線参照)、キャンセルレバー23が作動
位置へ回動されてストッパプレート13をアンロック位
置に保持するようになるから、ディテントノブの押圧操
作が有効化されるようになる。
【0037】上記した本実施例の構成によれば、電磁ソ
レノイド15は、常時においてアンロック位置に保持さ
れた状態のストッパプレート13を当該アンロック位置
に保持するだけで良くて、従来構成のようにばね力に抗
した吸引動作を行う必要がなくなるから、大きな力が不
要となるものであり、従ってその小形化を実現できるよ
うになる。しかも、電磁ソレノイド15の通電時にはプ
ランジャ15aの移動を伴うことがないから、その移動
に伴う作動音が発生することがなくなって騒音の増大を
未然に防止できるようになる。また、ロックプレート1
1及びストッパプレート13間の移動力の伝達に、カム
部材17によるカム作用を利用する構成となっているか
ら、その移動力の伝達を確実に行い得るようになる。
【0038】加えて、上記した実施例によれば、第2の
圧縮コイルばね18と並列状態にダンパ装置19を設け
ているので、電磁ソレノイド15が断電された状態で、
ディテントノブによりロックプレート11が衝撃的な速
度で作動方向へ操作され、カム部材17がその衝撃的な
力を受けたとしても、カム部材17のみが第2の圧縮コ
イルばね18のばね力に抗して瞬間的にロック位置方向
へ移動することが上記ダンパ装置19により阻止される
ことにより、第2の圧縮コイルばね18が第1の圧縮コ
イルばね14より先に撓むことが阻止されるようにな
る。このため、カム部材17とストッパプレート13と
が一体的にロック位置へ移動するようになり、ディテン
トノブの操作が確実に無効化されるようになる。従っ
て、ロック装置としての機能が一層確実に発揮されるよ
うになる。
【0039】図6には上記した第1実施例と同様な効果
を奏する本発明の第2実施例の要部が示されており、以
下これについて第1実施例と異なる部分のみ説明する。
即ち、ダンパ手段を構成するダンパ装置26は、ストッ
パプレート13における立上がり壁13eにおいてカム
部材17と反対側の面に一体的に設けられ、内部に空間
部27aを有すると共に、立上がり壁13eとは反対側
に調整孔27bを有する中空部27と、空間部27a内
部において調整孔27bを開閉する弁28と、カム部材
17のガイドピン17bの先端部に設けられて空間部2
7a内に摺動可能に収容された押圧板29とにより構成
されている。また、第2の圧縮コイルばね18は、空間
部27a内において押圧板29と空間部27aの内面と
の間に伸長方向のばね力を作用させるように配設されて
いて、ストッパプレート13に対し押圧板29を介して
カム部材17を矢印X方向へ付勢している。
【0040】ダンパ装置27の弁28は、常時において
は調整孔27bを開放した状態となっていて、押圧板2
9がカム部材17と共に反矢印X方向へ衝撃的な速度の
移動力を受けた際に、押圧板29により空間部27a内
の空気が押圧されることに伴う圧力により調整孔27b
を閉鎖する構成となっている。
【0041】次に上記構成の作用を説明する。ディテン
トノブの通常の押圧操作時において、電磁ソレノイド1
5が断電されていた場合には、ストッパプレート13を
アンロック位置へ保持する力は、第1の圧縮コイルばね
14によるばね力だけであるが、そのばね力はストッパ
プレート13とカム部材17との間の移動力伝達を行う
第2の圧縮コイルばね18のばね力より小さいため、デ
ィテントノブの押圧操作に応じて、ストッパプレート1
3が第1の圧縮コイルばね14に抗してアンロック位置
からロック位置方向(反矢印X方向)へ移動されるよう
になる。このようにストッパプレート13がロック位置
方向へ移動されると、ロックプレート11の先端部がス
トッパプレート13の台状部13bに当接するようにな
って、当該ロックプレート11の移動が禁止されるよう
になるから、ディテントノブのそれ以上の押圧操作が無
効化される。
【0042】これに対して、ディテントノブの押圧操作
時において、電磁ソレノイド15に通電されていた場合
には、その電磁ソレノイド15がプランジャ15aを吸
着保持するようになる。この状態では、ストッパプレー
ト13をアンロック位置へ保持する力は、当該電磁ソレ
ノイド15によるプランジャ15aの保持力と第1の圧
縮コイルばね14のばね力との合力となる。この場合、
第2の圧縮コイルばね18のばね力は上記合力より小さ
い値に設定されているため、ディテントノブの押圧操作
に応じてストッパプレート13に対しロック位置方向
(反矢印X方向)への移動力がカム部材17及び第2の
圧縮コイルばね18を通じて付与されたときには、その
圧縮コイルばね18の圧縮変形に応じてカム部材17の
みが移動され、ストッパプレート13はアンロック位置
方向に保持されたままとなる。
【0043】このとき、カム部材17の反矢印X方向へ
の移動に応じて押圧板29も同方向へ移動し、当該押圧
板29により中空部27の空間部27a内の空気が押圧
されるが、ディテントノブが通常の速度で操作された場
合には、カム部材17の移動速度は衝撃的な速度にはな
らないため、空間部27a内の弁28は開放したまま
で、空間部27a内の空気は調整孔27bから外部に排
出されるようになり、カム部材17の反矢印X方向への
移動が許容される。
【0044】このようにカム部材17のみが反矢印X方
向へ移動され、ストッパプレート13がアンロック位置
に保持されたままとなるため、ロックプレート11が貫
通孔13a内に進入するするようになるから、ディテン
トノブの押圧操作が有効化されることになる。
【0045】一方、電磁ソレノイド15が断電された状
態で、ディテントノブが衝撃的に操作された場合、ロッ
クプレート11も衝撃的な速度で作動方向(矢印Y方
向)へ移動され、ロックプレート11の先端部とカム部
材17のカム面17aとの当接に応じたカム作用によっ
て、カム部材17に対し反矢印X方向へ衝撃的な速度の
移動力が付与されるようになる。すると、押圧板29に
より中空部27の空間部27a内の空気が衝撃的な押圧
力を受け、その圧力により弁28が調整孔27bを閉鎖
する状態となり、押圧板29ひいてはカム部材17の反
矢印X方向への移動が阻止され、第2の圧縮コイルばね
18が圧縮変形されることを妨げるようになる。
【0046】このようにして、カム部材17のみが第2
の圧縮コイルばね18のばね力に抗して瞬間的にロック
位置方向(反矢印X方向)へ移動することがダンパ装置
26により阻止されることにより、第2の圧縮コイルば
ね18が第1の圧縮コイルばね14より先に撓むことが
阻止されるようになるため、カム部材17とストッパプ
レート13とが第1の圧縮コイルばね14のばね力に抗
し一体的に反矢印X方向へ移動してロック位置へ移動す
るようになり、ディテントノブの押圧操作が確実に無効
化されるようになる。
【0047】このような状態からディテントノブの押圧
操作が解除されると、ロックプレート11が反矢印Y方
向へ復帰移動し、これに伴い第2の圧縮コイルばね18
の付勢力により押圧板29及びカム部材17が矢印X方
向へ移動すると共に、中空部27内の弁28が開放状態
となり、また、第1の圧縮コイルばね14の付勢力によ
りストッパプレート13及びプランジャ15aが矢印X
方向へ移動し、各部材が元の状態に復帰するようにな
る。
【0048】図7には上記した第1実施例と同様な効果
を奏する本発明の第3実施例の要部が示されており、以
下これについて第1実施例と異なる部分のみ説明する。
即ち、ダンパ手段を構成するダンパ装置30は、ストッ
パプレート13における立上がり壁13eにおいてカム
部材17と反対側の面に固定状態に設けられ、内部にオ
イル31を収容するオイル収容部32aを有したオイル
ケース32と、カム部材17のガイドピン17bの先端
部に設けられてオイル収容部32a内に摺動可能に収容
された押圧板33と、この押圧板33に形成された調整
孔33aを開閉する弁34とにより構成されている。オ
イルケース32において、ガイドピン17bが挿通され
た貫通孔32bとガイドピン17bとの間はオイルが漏
れないようにシールされている。また、第2の圧縮コイ
ルばね18は、カム部材17と立上がり壁13eとの間
に伸長方向のばね力を作用させるように配設されてい
て、ストッパプレート13に対しカム部材17を矢印X
方向へ付勢している。
【0049】ダンパ装置30の弁34は、常時において
は調整孔33aを開放した状態となっていて、押圧板3
3がカム部材17と共に反矢印X方向へ衝撃的な速度の
移動力を受けた際に、押圧板33とオイル収容部32a
内のオイル31との間に発生する圧力により調整孔33
aを閉鎖する構成となっている。
【0050】次に上記構成の作用を説明する。ディテン
トノブの通常の押圧操作時において、電磁ソレノイド1
5が断電されていた場合には、ストッパプレート13を
アンロック位置へ保持する力は、第1の圧縮コイルばね
14によるばね力だけであるが、そのばね力はストッパ
プレート13とカム部材17との間の移動力伝達を行う
第2の圧縮コイルばね18のばね力より小さいため、デ
ィテントノブの押圧操作に応じて、ストッパプレート1
3が第1の圧縮コイルばね14に抗してアンロック位置
からロック位置方向(反矢印X方向)へ移動されるよう
になる。このようにストッパプレート13がロック位置
方向へ移動されると、ロックプレート11の先端部がス
トッパプレート13の台状部13bに当接するようにな
って、当該ロックプレート11の移動が禁止されるよう
になるから、ディテントノブのそれ以上の押圧操作が無
効化される。
【0051】これに対して、ディテントノブの押圧操作
時において、電磁ソレノイド15に通電されていた場合
には、その電磁ソレノイド15がプランジャ15aを吸
着保持するようになる。この状態では、ストッパプレー
ト13をアンロック位置へ保持する力は、当該電磁ソレ
ノイド15によるプランジャ15aの保持力と第1の圧
縮コイルばね14のばね力との合力となる。この場合、
第2の圧縮コイルばね18のばね力は上記合力より小さ
い値に設定されているため、ディテントノブの押圧操作
に応じてストッパプレート13に対しロック位置方向
(反矢印X方向)への移動力がカム部材17及び第2の
圧縮コイルばね18を通じて付与されたときには、その
圧縮コイルばね18の圧縮変形に応じてカム部材17の
みが移動され、ストッパプレート13はアンロック位置
方向に保持されたままとなる。
【0052】このとき、カム部材17の反矢印X方向へ
の移動に応じて押圧板33も同方向へ移動するが、ディ
テントノブが通常の速度で操作された場合には、カム部
材17の移動速度は衝撃的な速度にはならないため、弁
34は開放したままで、オイル収容部32a内のオイル
31は調整孔33aを通して流通するようになり、押圧
板33ひいてはカム部材17の反矢印X方向への移動が
許容される。
【0053】このようにカム部材17のみが反矢印X方
向へ移動され、ストッパプレート13がアンロック位置
に保持されたままとなるため、ロックプレート11が貫
通孔13a内に進入するするようになるから、ディテン
トノブの押圧操作が有効化されることになる。
【0054】一方、電磁ソレノイド15が断電された状
態で、ディテントノブが衝撃的に操作された場合、ロッ
クプレート11も衝撃的な速度で作動方向(矢印Y方
向)へ移動され、ロックプレート11の先端部とカム部
材17のカム面17aとの当接に応じたカム作用によっ
て、カム部材17に対し反矢印X方向へ衝撃的な速度の
移動力が付与されるようになる。すると、押圧板34と
オイル31との間に発生する衝撃的な圧力により弁34
が調整孔33aを閉鎖する状態となり、押圧板34ひい
てはカム部材17の反矢印X方向への移動が阻止され、
第2の圧縮コイルばね18が圧縮変形されることを妨げ
るようになる。
【0055】このようにして、カム部材17のみが第2
の圧縮コイルばね18のばね力に抗して瞬間的にロック
位置方向(反矢印X方向)へ移動することがダンパ装置
30により阻止されることにより、第2の圧縮コイルば
ね18が第1の圧縮コイルばね14より先に撓むことが
阻止されるようになるため、カム部材17とストッパプ
レート13とが第1の圧縮コイルばね14のばね力に抗
し一体的に反矢印X方向へ移動してロック位置へ移動す
るようになり、ディテントノブの押圧操作が確実に無効
化されるようになる。
【0056】このような状態からディテントノブの押圧
操作が解除されると、ロックプレート11が反矢印Y方
向へ復帰移動し、これに伴い第2の圧縮コイルばね18
の付勢力により押圧板29及びカム部材17が矢印X方
向へ移動すると共に、オイル収容部32a内の弁34が
開放状態となり、また、第1の圧縮コイルばね14の付
勢力によりストッパプレート13及びプランジャ15a
が矢印X方向へ移動し、各部材が元の状態に復帰するよ
うになる。
【0057】尚、本発明は上記した各実施例に限定され
るものではなく、例えば自動車のシフトロック装置に限
らず電磁ソレノイドを利用した車両用ロック装置一般に
広く適用できるなど、その要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変形して実施できるものである。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電磁ソレノイドは、常時においてアンロック
位置に存した状態のストッパ部材を当該アンロック位置
に保持するだけで良くて、大きな力が不要となるから、
その小形化を実現できるようになり、電磁ソレノイドを
実装する場合にスペース上の制約を受け難くなるとい
う、車両用として有益な効果を奏する。しかも、電磁ソ
レノイドの通電時にはプランジャの移動を伴うことがな
いから、その移動に伴う作動音が発生することがなくな
り、騒音の増大を未然に防止できるようになる。
【0059】加えて、第2のばね手段と並列状態にダン
パ手段を設けたことにより、電磁ソレノイドが断電され
た状態で、操作部材により連動部材が通常より速い速
度、例えば衝撃的な速度で作動方向へ操作され、従動部
材がその衝撃的な力を受けたとしても、従動部材のみが
第2のばね手段のばね力に抗して瞬間的にロック位置方
向へ移動することが上記ダンパ手段により阻止されるこ
とにより、連動部材の作動方向への移動が確実に禁止さ
れ、操作部材の操作が確実に無効化(禁止)されるよう
になり、ロック装置としての機能を一層確実に発揮でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を複数の異なる状態で示す
縦断側面図
【図2】要部の拡大縦断側面図
【図3】横断平面図
【図4】縦断正面図
【図5】弁部分の拡大縦断側面図
【図6】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図7】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【図8】従来例の要部を示す正面図
【図9】同要部の側面図
【符号の説明】
11…ロックプレート(連動部材)、13…ストッパプ
レート(ストッパ部材)、14…第1の圧縮コイルばね
(第1のばね手段)、15…電磁ソレノイド、15a…
プランジャ、17…カム部材(従動部材)、17a…カ
ム面、18…第2の圧縮コイルばね(第2のばね手
段)、19…ダンパ装置(ダンパ手段)、21…弁、2
6…ダンパ装置(ダンパ手段)、28…弁、30…ダン
パ装置(ダンパ手段)、31…オイル、34…弁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられた操作部材の操作に連動
    して所定の作動方向へ移動される連動部材を備え、前記
    操作部材の操作に応じた前記連動部材の前記作動方向へ
    の移動を選択的に禁止できるようにした車両用ロック装
    置において、 前記連動部材が前記作動方向へ移動されたときに当該連
    動部材に当接してその移動を禁止するロック位置と連動
    部材の前記作動方向への移動領域から退避してその移動
    を許容するアンロック位置との間で往復移動可能なスト
    ッパ部材と、 このストッパ部材に連結されたプランジャを有し通電状
    態で上記ストッパ部材を前記アンロック位置に保持する
    電磁ソレノイドと、 前記ストッパ部材を常時において前記アンロック位置方
    向へ付勢する第1のばね手段と、 ばね力が、この第1のばね手段のばね力よりは大きく、
    かつこの第1のばね手段のばね力と前記電磁ソレノイド
    によるプランジャ保持力との合力よりは小さい値に設定
    された第2のばね手段と、 前記ストッパ部材に対し前記第2のばね手段を介して連
    結され、前記連動部材の前記作動方向への移動に応じて
    上記ストッパ部材に対し前記ロック位置方向への移動力
    を上記第2のばね手段を通じて付与する従動部材と、 この従動部材に対し前記第2のばね手段と並列状態とな
    るように設けられ、前記電磁ソレノイドの通電状態で前
    記連動部材が作動方向へ移動される際には、前記従動部
    材が前記ストッパ部材に対し上記第2のばね手段のばね
    力に抗して移動することを許容し、前記電磁ソレノイド
    の断電状態で前記連動部材が通常より速い速度で作動方
    向へ移動される際には、前記従動部材が前記ストッパ部
    材に対し上記第2のばね手段のばね力に抗して移動する
    ことを阻止するダンパ手段とを具備したことを特徴とす
    る車両用ロック装置。
JP07168517A 1995-07-04 1995-07-04 車両用ロック装置 Expired - Fee Related JP3103297B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07168517A JP3103297B2 (ja) 1995-07-04 1995-07-04 車両用ロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07168517A JP3103297B2 (ja) 1995-07-04 1995-07-04 車両用ロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0911768A JPH0911768A (ja) 1997-01-14
JP3103297B2 true JP3103297B2 (ja) 2000-10-30

Family

ID=15869508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07168517A Expired - Fee Related JP3103297B2 (ja) 1995-07-04 1995-07-04 車両用ロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3103297B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101341623B1 (ko) * 2012-04-24 2013-12-16 자화전자(주) 카메라 렌즈 어셈블리

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5889832B2 (ja) * 2012-11-19 2016-03-22 津田工業株式会社 シフトロック装置
JP6015570B2 (ja) * 2013-06-17 2016-10-26 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 電磁ロック装置およびそれを備えたパーキングロック装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101341623B1 (ko) * 2012-04-24 2013-12-16 자화전자(주) 카메라 렌즈 어셈블리

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0911768A (ja) 1997-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3103291B2 (ja) 車両用ロック装置
KR100864033B1 (ko) 엔진시동시스템의 작동제한장치
US7299669B1 (en) Steering column locking device having push release function
US4887702A (en) Brake/shift interlock for an automatic transmission shift control mechanism
US8117938B2 (en) Shifter with shape memory alloy and safety
JPH0137934Y2 (ja)
US8408031B2 (en) Ignition switch operation restricting device
US20060117893A1 (en) Vehicular shift lock device having pivotal stopper and linkage devices
US5167308A (en) Combination brake/park lockout and steering mechanism and system
JPS62279146A (ja) 自動車の自動変速機の制御装置
MXPA97001603A (en) Electron parking insurance
US5562568A (en) Brake-transmission-ignition key interlock system
JP3103297B2 (ja) 車両用ロック装置
EP0804350B1 (en) Selector lever lock device for an automatic transmission in a motor vehicle
US5980423A (en) Shift-lever devices
US6231476B1 (en) Park-lock shifter cable
US5542512A (en) Selector device for an automatic transmission system provided with locking means
AU2005288752B2 (en) Ignition key switch mechanism
JPH1016593A (ja) 自動変速機のシフトレバーのロック装置
JPH08175329A (ja) イグニッションキーのインターロック機構
KR100568820B1 (ko) 변속조작기구의 댐퍼
JP3321303B2 (ja) 車両用ロック装置
JP3559643B2 (ja) 車両用シフトロック装置
US20060053931A1 (en) BTSI with lead frame switch
KR100591296B1 (ko) 주차 브레이크 장치

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080825

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130825

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140825

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees