JP3103274U - 液剤移送部の保護具 - Google Patents

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紀 金子
淺野 悟
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Abstract

【課題】液剤容器とバイアル容器等の間で薬液移送する際の保護具を提供する。
【解決手段】押圧変形可能なプラスチック製液剤容器10の開口11aに嵌めたシール12を固定する固定部材13のフランジ部13fに、上記頚部開口11aと同心をなす保持筒14の下端を着脱可能に外嵌めし、該保持筒14内に、上下方向に突き出して連通し上記保持筒14内で摺動する中空針構成体15を装入し、該中空針構成体15が下方に位置したとき下部中空針15aがシール12に刺し込まれるようにし、露出している上部中空針15bを保護するものにおいて、上記保持筒14の上端に嵌る被嵌部16と、この被嵌部16の中心部分に支持盤18を介して、上記上部中空針15bに被嵌する管17を一体に形成してなるもので、必要ならば、上記支持盤から被嵌部にかけて放射状の切り欠きを、上記被嵌部の内周に突起を、上記被嵌部内周に環状リブを形成するか、上記被嵌部内周下端に、上記保持筒の上端に設けた雄ねじに対応する雌ねじを設ける。
【選択図】図1

Description

この考案は医薬を液剤に溶解し、その混合薬液を投与する過程で用いる器具または付属品に関する。
本出願人は実願昭62−135999号で、押圧変形自在なプラスチック製の溶解液容器の本体と、該本体の口部のシール部に、該口部と同心をなす筒状のサポートリングを上方に向け起立させ、且つ適宜取外し得るように装着し、該サポートリングに、上下一対の相連通する針体を具備する両頭針を、上下にスライド自在にして、下方にスライドしたとき、下部針体が本体口部のシール部に刺し込まれるように支持させたことを特徴とする両頭針付き溶解液容器を提案した。
上記両頭針付き溶解液容器の提案によって、例えばバイアル容器に収容された抗生物質を生理食塩水に溶解し、これを患者に直接投与あるいは輸液とともに投与する場合、生理食塩水に抗生物質を溶解する作業から患者に投与するまでの作業が安全・確実・迅速にできるようになった。
上記提案の両頭針付き溶解液容器は医療現場で好評を得てきたが、実使用のなかから、医薬を液剤に溶解し投与に至る過程では、両頭針の上側の針が露出しており、処置担当者の手指に触れて切創する恐れがあり、それがために院内感染の恐れがあって改善が求められている。
上記状況に鑑みこの考案は、上記両頭針付き溶解液容器に収容された液剤に医薬を溶解した後、該溶解医薬を患者に投与するまでの間に、上記露出した両頭針に処置担当者の手指が触れることがないようにし、安全確実に処置作業が行えるようにした液剤移送部の保護具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためにこの考案は、押圧変形可能なプラスチック製液剤容器の頚部開口に嵌めたシールを固定する固定部材のフランジ部に、上記頚部開口と同心をなす保持筒の下端を着脱可能に外嵌めし、該保持筒内に、上下方向に突き出して連通し上記保持筒内で摺動する中空針構成体を装入し、該中空針構成体が下方に位置したとき下部中空針が頚部開口のシール部に刺し込まれるようにし、露出している上部中空針を保護するものにおいて、上記保持筒の上端に嵌る被嵌部と、この被嵌部の中心部分に支持盤を介して、上記上部中空針に被嵌する管を一体に形成してなり、必要ならば、上記支持盤から被嵌部にかけて放射状の切り欠きを形成するか、上記被嵌部内周に複数の突起を形成するか、上記被嵌部内周に環状リブを形成するか、あるいは上記被嵌部内周下端に、上記保持筒の上端に設けた雄ねじに対応する雌ねじを設けることができる。
上記の如く構成するこの考案によれば、医薬を液剤に溶解してバイアル容器を除去した後は、保持筒の上端に液剤移送部の保護具の被嵌部が被ると同時に上側の中空針に上記管が被嵌するので、上記中空針が処置作業者の手指に触れて切創することがなく、かつ、院内感染を防止することができる。
次にこの考案の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。液剤容器10は、例えば直鎖状低密度ポリエチレン(以下、LLDPEという)を押圧変形可能に成形したもので、その頚部11を厚肉にして開口部11aにはゴムを素材とするシール12が嵌め被せられ、このシール12の上部外周から周囲を包む部分13aと、その下端のフランジ13fを一体にLLDPEを形成した固定部材13が被せられ、フランジ部13fは上記液剤容器10の頚部11に融着されて一体になって完全にシーリングされている。
上記フランジ13fの外周上端には段差13bが形成され、その境目に環状凹溝13cが形成されて、保持筒14を被せたとき、この環状凹溝13cに保持筒14の下端に設けた環状リブ14aが嵌り合って着脱自在になっている。なお、保持筒14の上下内面には環状凹溝14bが形成されている。
保持筒14内には、中心に上下方向に連通する中空針15nが、その外側同心円上にバイアル容器Bの口部を受け入れる円形壁15cが、その外周に摺動筒15eがそれぞれ配置されて、これらが鍔体15dを介して一体になった中空針構成体15が軸方向に摺動可能に装入され、摺動筒15eの下端外周に設けた環状リブ15fが上記環状凹溝14bに嵌って上下の位置で止まるようになっている。なお、中空針15nあるいは円形壁15cには、必要に応じて突起などの抜け止め防止手段(図示せず)を設けることができ、中空針構成体15は、適切な硬度のプラスチック、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)やポリプロピレン(PP)により成形される。
上記中空針構成体15の上部中空針15bをバイアル容器Bのゴム栓(図示せず)に刺し込みながらバイアル容器Bの口部を円形壁15cに嵌め入れて下方に押し下げると、下部中空針15aがシール12に突き刺さって液剤容器10とバイアル容器Bとが連通状態となる。
この状態で液剤容器10を押圧変形させると液剤容器10内の液剤がバイアル容器B内に送り込まれてバイアル容器B内の抗生物質などの薬剤が溶解し、バイアル容器Bを上にして押圧力を除去すると薬剤が溶け込んだ薬液が液剤容器10に戻り、液剤容器10の押圧・押圧除去を繰り返えして薬剤を充分液剤に溶解・混合させた後、バイアル容器Bを円形壁15cから取り外す。
バイアル容器Bを取り外した状態では、中空針構成体15の上部中空針15bは露出しており、処置担当者の手指に触れる恐れがあるので、上記液剤移送部の保護具20を上記保持筒14の上端に被せる。
液剤移送部の保護具20は、保持筒14に嵌る被嵌部16と、この被嵌部16の中心部分に支持盤18を介して管17とが一体になり、この液剤移送部の保護具20を保持筒14の上端に被嵌すると、上記管17は僅かの隙間を開けて上部中空針15bに被嵌し上部中空針15bを保護する。
ここで上記液剤移送部の保護具20を、図2(b)、図3(a)のように上記支持盤18から被嵌部16にかけて放射状の切り欠き19を形成して保持筒14に嵌め易くすることができ、また、図3(a)のように被嵌部16の内周面に環状リブ21bを形成するか、図3(b)のように被嵌部の内周面に複数の突起21aを形成して、被嵌した液剤移送部の保護具20が容易に外れないようにすることができる。
さらに、図4に示すように上端外周に雄ねじ14sを設けた保持筒14に、下端内周に雌ねじ22sを設けたキャップ22を被せるようにした液剤容器10では、液剤移送部の保護具20の被嵌部16の下端内面に、雄ねじ14sに対応する雌ねじ16sを設けると既往の保持筒にそのまま用いることができる。
上記のように、保持筒14に液剤移送部の保護具20を被せた状態で点滴用カテーテル23のコネクター24を、管17を経て上部中空針15bに被嵌接続し、例えば図5に示すように図示しないスタンドに吊るして輸液25を点滴している分岐接続部26に点滴針27を刺し込んで輸液25とともに点滴するか単独で点滴しても良い。なお、図中の符号Vは三方コック、Wは点滴速度調整器、Xは点滴速度監視筒である。また、コネクター24は、予め管17に接続しておくこともできる。
本考案の液剤移送部の保護具を装着した液剤容器の断面図 同液剤移送部の保護具(a)その1、(b)その2の斜視図 同液剤移送部の保護具(a)その3、(b)その4の斜視図 同液剤移送部の保護具その5の正面図で(a)はキャップ、(b)は液剤移送部の保護具、(c)は保持筒 使用状態の説明図
符号の説明
10 液剤容器
11 頚部
11a 開口部
12 シール
13 固定部材
13a (シールを)包む部分
13b 段差
13c 環状凹溝
13f フランジ
14 保持筒
14a (保持筒の)環状リブ
14b (保持筒の)環状凹溝
14s (保持筒の)雄ねじ
15 中空針構成体
15n 中空針
15a 下部中空針
15b 上部中空針
15c 円形壁
15d 鍔体
15e 摺動筒
15f (摺動筒の)環状リブ
16 被嵌部
16s (被嵌部の)雌ねじ
17 管
18 支持盤
19 切欠き
20 液剤移送部の保護具
21a (被嵌部内周の)突起
21b (被嵌部内周の)環状リブ
22 キャップ
22s (キャップの)雌ねじ
23 カテーテル
24 コネクター
25 輸液
26 分岐接続部
27 点滴針
B バイアル容器
V 三方コック
W 点滴速度調整器
X 点滴速度監視筒

Claims (5)

  1. 押圧変形可能なプラスチック製液剤容器の頚部開口に嵌めたシールを固定する固定部材のフランジ部に、上記頚部開口と同心をなす保持筒の下端を着脱可能に外嵌めし、該保持筒内に、上下方向に突き出して連通し上記保持筒内で摺動する中空針構成体を装入し、該中空針構成体が下方に位置したとき下部中空針が頚部開口のシール部に刺し込まれるようになり、露出している上部中空針を保護するものにおいて、上記保持筒の上端に嵌る被嵌部と、この被嵌部の中心部分に支持盤を介して、上記上部中空針に被嵌する管を一体に形成してなることを特徴とする液剤移送部の保護具。
  2. 上記支持盤から被嵌部にかけて放射状の切り欠きを形成したことを特徴とする請求項1に記載の液剤移送部の保護具。
  3. 上記被嵌部内周に複数の突起を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の液剤移送部の保護具。
  4. 上記被嵌部内周に環状リブを形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の液剤移送部の保護具。
  5. 上記被嵌部内周下端に、上記保持筒の上端に設けた雄ねじに対応する雌ねじを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の液剤移送部の保護具。
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