JP3103137B2 - 混合ミキサ - Google Patents

混合ミキサ

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徹 谷口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体と流体を混合する
混合ミキサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】流体と粉体の混合体は、流体そのもの及
び粉体そのものとは異なった種々の物理的性質を示すた
め、流体と粉体の混合体を製造することは産業上重要な
ことであるばかりでなく、日常生活においても重要な位
置を占めている。
【0003】例えば、日常生活においては、粉体である
小麦粉と流体である水及び油を混合してパンの原料を製
造している。また、日常的に良く使用されるトマトケチ
ャップやマヨネーズは、原料の粉体と流体とを混合して
チキソトロピー(半流体)を生成させることによって製
造されている。
【0004】このようにして、日常生活において重要な
位置を占めている流体と粉体の混合は、チキソトロピー
の他にも、産業上不可欠なゾルやゲルを生成させること
もできるので、上述のように、一般産業においても欠か
すことのできないものとなっている。
【0005】ところで、以上のようなものはいずれも流
体と粉体とを混合して混合体を製造するほんの一例では
あるが、あらゆる粉体と流体との混合に際しては、粉体
と流体とが均一にかつ効率良く混合されることが望まし
い。
【0006】このような均一かつ効率良い混合を実現す
るにあたっては、従来からスタティックミキサによる混
合が有効な手段として知られている。このスタティック
ミキサを用いた混合装置においては、スタティックミキ
サに粉体を供給する粉体供給管と、スタティックミキサ
に流体を供給する流体供給管とを有しており、前記粉体
供給管から供給される粉体と前記流体供給管から供給さ
れる流体とがスタティックミキサによって混合されて有
効に混合が行われることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置においては、粉体を供給する粉体供給管の粉体出口
に、流体供給管から噴出する流体がかかることによって
粉体が粉体出口で固まってしまい、粉体出口が詰まって
しまうという問題があった。すなわち、スタティックミ
キサにおいて有効な混合が行われるためには、粉体供給
管と流体供給管とから粉体と流体とがそれぞれスムーズ
に供給される必要があるが、粉体出口に流体がかかって
しまうと、ここで粉体の凝固が生じてしまい、これによ
り粉体出口が詰まってしまうので粉体供給管から粉体の
供給がスムーズに行われなくなるという問題があったの
である。
【0008】本発明は以上のような課題を鑑みてなされ
たものであり、その目的は粉体供給管から粉体がスムー
ズに供給されるような機構を有する混合ミキサを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明に係る混合ミキサにおいては、粉体
を供給する粉体供給管と、前記粉体供給管の粉体出口に
乾燥した気体を供給する気体供給手段と、前記粉体供給
管の外周に設けられた漏斗状の受けと、前記受けに連通
して形成され流体を供給する流体供給管と、前記流体供
給管の出口部分に設けられ一時的に供給される前記流体
を塞き止める塞き止め壁と、前記粉体供給管から供給さ
れる粉体と前記流体供給管から供給される流体とを混合
するスタティックミキサと、を有し、前記粉体供給管の
粉体出口の乾燥状態が保たれているとともに、前記流体
は、前記塞き止め壁の外壁面と受けの壁面とを伝い前記
スタティックミキサに供給されることを特徴とする。
【0010】
【作用】以上のように構成された本発明に係る混合ミキ
サにおいては、粉体供給管から供給される粉体と粉体供
給管の粉体出口とが、気体供給手段から供給される乾燥
気体に常に晒されることになる。
【0011】従って、粉体供給管から供給される粉体と
粉体供給管の粉体出口は、常時乾燥状態が保たれること
になり、粉体が粉体出口において凝固しない。
【0012】
【実施例】図1は、本発明に係る混合ミキサの1実施例
の構成を示す断面図である。
【0013】この混合ミキサは、粉体11を供給する粉
体供給管13と、流体15を供給する流体供給管17
と、粉体11と流体15とを混合するスタティックミキ
サ19と、本実施例の特徴事項である気体供給管21と
を含んでいる。
【0014】気体供給管21からは、実施例において、
不活性ガスである窒素が粉体出口23に向かって供給さ
れており、これによって粉体出口23の乾燥状態が保た
れ、粉体13が粉体出口23における凝固を防止するこ
とが可能となっている。
【0015】本実施例においては、粉体供給管13は漏
斗状に形成されているため、粉体11は漏れることなく
スタティックミキサ19に供給される。また、気体供給
管21は、実施例において、この粉体供給管13に這わ
せて設置されており、他の装置の障害にならないように
なっており、さらに、粉体供給管13から供給される粉
体11と粉体供給管13の粉体出口23は、気体供給管
21から供給される乾燥状態の窒素ガスに常に晒される
ことになる。これにより、粉体11と粉体出口23の乾
燥状態が常時保たれるので、粉体出口23において粉体
11が固まることがない。このため、粉体11が粉体出
口23に詰まることがなくなり、粉体11がスムーズに
スタティックミキサ19に供給されるようになってい
る。
【0016】またさらに、本実施例においては、受け2
5の流体供給管17の出口部分には塞き止め壁27が設
置されており、このため、流体供給管17から供給され
る流体15は塞き止め壁27の内部に一時的に貯溜され
ることとなる。従って、流体供給管17から供給される
流体15は、塞き止め壁27の内部に一時的に貯溜され
た後、塞き止め壁27の壁面と受け25の壁面を伝って
スタティックミキサ19に供給されるようになってい
る。
【0017】ここで、流体15が塞き止め壁27と受け
25を伝ってスタティックミキサ19に供給されるよう
になっているため、流体の液ハネを効果的に防止するこ
とができる。このため、気体供給管21から供給される
乾燥窒素ガスによる粉体出口23の乾燥による粉体凝固
の防止に加えて、液ハネの防止による粉体出口23の粉
体凝固を防止することが可能となっている。このように
して、粉体11の凝固による粉体出口23の詰まりの防
止に万全が期されているため、粉体11は粉体供給管1
3からスムーズにスタティックミキサ19に供給される
ようになっている。従って、粉体出口23の出口の詰ま
りによる粉体と流体との混合比の変化を有効に防止する
ことができ、粉体11と流体15との混合を有効に行う
ことができるようになっている。
【0018】ここで、スタティックミキサ19は、モー
タ29によって上下方向に駆動されるようになってお
り、ここで流体15と粉体11の混合が行われるように
なっている。そして、粉体11と流体15とが混合され
て生成した半流体が取り出し口31から取り出され、そ
の後の工程に移送されるようになっている。
【0019】なお、本実施例においては、気体供給管2
1から供給される気体を乾燥状態の窒素ガスとしたが、
乾燥気体はもちろんこれに限られるものでなく、例えば
乾燥剤によって乾燥させた空気などを始めとして様々な
気体を代用することが可能である。この場合において、
混合される粉体11の種類に追従させて気体の種類の選
定をすることが好適である。
【0020】また、粉体11及び流体15においては、
例えばパンを作る場合には、粉体11は小麦粉であり流
体15は水及び油であるが、粉体と流体の組み合わせは
これらを始めとして様々な組み合わせによって用いるこ
とができ、様々な製品を生産することが可能である。
【0021】さらに、本実施例においては、モータ29
を用いてスタティックミキサ19を駆動しているが、ス
タティックミキサ19を駆動する手段は、これに限られ
るものではなく、超音波振動装置や電磁振動装置などの
あらゆる駆動手段を用いることが可能である。
【0022】
【発明の効果】以上のようにして構成された本発明の混
合ミキサにおいては、粉体供給管の粉体出口における粉
体の凝固を防止することができる。このため、粉体が常
にスムーズに供給されることとなり、設定された混合比
が変わることなく粉体と流体の混合が行われるため、目
的に合った混合を達成することが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る混合ミキサの1実施例の構成を示
した図である。
【符号の説明】
11 粉体 13 粉体供給管 15 流体 17 流体供給管 19 スタティックミキサ 21 気体供給管(気体供給手段) 23 粉体出口 25 受け 27 塞き止め壁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を供給する粉体供給管と、前記粉体供給管の粉体出口に乾燥した気体を供給する気
    体供給手段と、 前記粉体供給管の外周に設けられた漏斗状の受けと、 前記受けに連通して形成され流体を供給する流体供給管
    と、 前記流体供給管の出口部分に設けられ一時的に供給され
    る前記流体を前記流体供給管の出口部分に塞き止める塞
    き止め壁と、 前記粉体供給管から供給される粉体と前記流体供給管か
    ら供給される流体とを混合するスタティックミキサと、
    を有し、 前記粉体供給管の粉体出口の乾燥状態が保たれていると
    ともに、前記流体は、前記塞き止め壁の外壁面と受けの
    壁面とを伝い前記スタティックミキサに供給される こと
    を特徴とする混合ミキサ。
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