JP3103036B2 - 多機能照明スタンド - Google Patents

多機能照明スタンド

Info

Publication number
JP3103036B2
JP3103036B2 JP30474896A JP30474896A JP3103036B2 JP 3103036 B2 JP3103036 B2 JP 3103036B2 JP 30474896 A JP30474896 A JP 30474896A JP 30474896 A JP30474896 A JP 30474896A JP 3103036 B2 JP3103036 B2 JP 3103036B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting
stand
support
multifunctional
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP30474896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10144117A (ja
Inventor
昭 八十川
木 建 青
Original Assignee
安藤建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 安藤建設株式会社 filed Critical 安藤建設株式会社
Priority to JP30474896A priority Critical patent/JP3103036B2/ja
Publication of JPH10144117A publication Critical patent/JPH10144117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3103036B2 publication Critical patent/JP3103036B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば建築工事
現場における作業のための照明、あるいは野外における
照明、あるいはイベント会場における照明のように上下
方向に比較的広範な配光特性を有する照明スタンドに係
り、特に1台の照明スタンドによりに、多方向に、ある
いは離れた複数の場所に、幅広い光を照射できるように
した多機能照明スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、仮設建築工事現場や野外におい
て、広範な場所を照明しようとすると、仮設の分電盤を
設け、この仮設分電盤からケーブルを多数引き延ばし、
このケーブルに多数の電灯等の照明器具を吊り下げてい
た。
【0003】しかし、上記の方法では、上記照明器具を
配設するまでの工事が煩雑であった。また、上記方法に
よる仮設の照明では、仮設天井等の高いところから吊る
された電灯によって点々と照明をしていたので、実際に
人間が作業したり、物を配置したりする領域(床面から
人間の頭付近の高さまでの領域)に、均等かつ十分な光
を当てることができなかった。
【0004】また、道路工事等では、スポット的照明を
行う照明スタンドが従来から使用されていたが、この照
明スタンドでは、ケーブルを引きまわす架設工事は不要
であるが、上記床面から人間の頭付近の高さまでの人間
が活動する領域を広範に照らし出すことはできなかっ
た。
【0005】これに対して、本願出願人は、先に基台に
立設した支柱に複数の照明器具を垂直に設けた照明スタ
ンドを考案した(実願平5−14477号「建設工事用
照明スタンド」)。
【0006】この建設工事用照明スタンドは、垂直な支
柱上に蛍光灯や複数の白熱灯等を縦に配置するすること
により、垂直な光源によって床面から人間の頭付近の高
さまでの領域を均等な光によって照らし出すことができ
た。また、この照明スタンドは、任意の場所に配置すれ
ば、その周囲を照明することができるので、ケーブルの
引き回し等の架設工事を必要としなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記本願出願
人が先に考案した照明スタンドは、床面から人間の頭付
近の高さまでの領域を照らし出す点では十分であった
が、たとえば、必要に応じて特に天井部分を照らし出す
こと、あるいは特定の床面を他の床面部分より高照度で
照らし出すこと等、必要に応じた使用をすることはでき
なかった。
【0008】また、1台の照明スタンドにより、複数の
離れた箇所を照らし出すこともできなかった。
【0009】これらの使用方法は、建設現場においてし
ばしば施工する天井工事を行う時、あるいは、細かい精
密さを要求する床工事を行う時、あるいは、イベント会
場で特定の場所を他の場所より明るく照らし出し、その
場所を印象づけたり、装飾的効果を持たす時など、しば
しば要求される。
【0010】本願出願人が先に提案した照明スタンドで
は、上記のような要求に、柔軟に対応できない点で改良
すべき部分が残されていた。
【0011】そこで、本願発明が解決しようとする課題
は、通常の使用形態では床面から人間の頭付近までの領
域を均等に照らし出し、必要に応じて特定の天井あるい
は床面、あるいは離れた複数の場所を照らし出すことが
できる多機能照明スタンドを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る多機
能照明スタンドは、基台と、この基台に立設した支柱
と、この支柱に上下に配設した照明器具とを有する照明
スタンドにおいて、前記照明器具の少なくとも一部を傾
斜させる屈折可能な継手部を前記支柱の一部に設けたこ
とを特徴とするものである。
【0013】本願請求項2に係る多機能照明スタンド
は、前記請求項1の多機能照明スタンドにおいて、前記
支柱の頂部に付加的な照明器具を設けたことを特徴とす
るものである。
【0014】本願請求項3に係る多機能照明スタンド
は、基台と、この基台に立設した支柱と、この支柱に上
下に配設した複数個の独立の照明器具とを有する照明ス
タンドにおいて、前記照明器具は、少なくともその一端
部が伸縮可能なアームを介して前記支柱に支持され、前
記支柱に対して傾斜可能に構成されていることを特徴と
するものである。
【0015】本願請求項4に係る多機能照明スタンド
は、基台と、この基台に立設した支柱とを有し、前記支
柱の下部に、上下に配設した照明器具を設け、前記照明
器具の上方に突出した支柱の部分に、本体と分離可能な
複数個の環状の照明器具を着脱可能に設けたことを特徴
とするものである。
【0016】本願請求項5に係る多機能照明スタンド
は、基台と、この基台に立設した支柱と、この支柱に上
下に配設した複数個の独立の照明器具とを有する照明ス
タンドにおいて、前記照明器具は、前記支柱に対して着
脱自在に取り付けられていることを特徴とするものであ
る。
【0017】本願請求項6に係る多機能照明スタンド
は、前記請求項5の多機能照明スタンドにおいて、前記
支柱にその支柱に対して所定の角度開いて固定できる照
明器具保持用バーを枢支させ、前記照明器具に、前記照
明器具保持用バーにその照明器具を固定できる固定手段
を設けたことを特徴とするものである。
【0018】上記請求項1ないし3の多機能照明スタン
ドによれば、ボールジョイントやアーム等の手段によ
り、照明器具の少なくとも一部を傾斜させることができ
る。このように、照明器具を傾斜させることにより、天
井に光を投射したり、あるいは床に光を重ねて明るく照
明することができる。
【0019】上記請求項3ないし6の多機能照明スタン
ドによれば、本体から着脱可能な独立の照明器具を有し
ているので、これらの照明器具を本体から取り外して照
明を必要とする場所に設置したり、照明器具保持用バー
に固定して照明器具を延ばしたりすることができる。こ
れにより、1台の多機能照明スタンドにより、分散した
場所を必要に応じて照らし出すことができる。
【0020】
【実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明する。
最初に、照明器具の少なくとも一部を傾斜させることが
できる多機能照明スタンドについて説明する。
【0021】図1の本発明の第一実施形態による多機能
照明スタンドを示している。図1の多機能照明スタンド
1は、下部に基台2、上部に照明器具を備えている。
【0022】基台2は内部に、蛍光灯の安定器、電源が
ない場合に使用するバッテリー、電気ケーブル、分電盤
等を収納しており、その側面には配電用コンセント3を
備えている。
【0023】また、基台2の底面にキャスタ4を備え、
搬送を容易にしている。このキャスタ4は、必要に応じ
て省略することができる。
【0024】なお、基台2の内部空間には、必要に応じ
コンクリートや液体などを充填し、基台2の重量を重く
し、照明スタンド1の転倒を防ぐようにすることができ
る。逆に、基台2が十分な底面積を有している場合に
は、基台2を板状にし、上記安定器等を他の場所(たと
えば基台上面や支柱の内部等)に収納するようにするこ
とができる。
【0025】上記基台2には、支柱5が立設されてい
る。支柱5は、その高さ方向の中心部分にボールジョイ
ント6を備えている。このボールジョイント6は、その
ボールジョイント6を任意の角度に固定する固定ネジ7
を備えている。なお、ボールジョイント6は、公知の任
意の自在継手、屈折可能な継手とすることができる。ま
た、固定ネジ7は、自在継手の種類に応じて公知の任意
の固定手段とすることができる。
【0026】なお、ボールジョイント6は、支柱5の高
さ方向中心部に限られず、たとえば基台2の上方近傍に
設けることもできる。この場合には、支柱5全体を傾斜
させるようになる。
【0027】下部の支柱5aの周囲には、蛍光灯8が複
数本ほぼ垂直に取り付けられている。ここで、光源は垂
直方向にほぼ均等に配光する光源であればよい。たとえ
ば、蛍光灯8の代わりに、白熱灯、水銀灯やボール型蛍
光灯などを複数個上下に(必ずしも垂直とは限らず、た
とえば螺旋状でもよい)に配置してもよい。あるいは、
直管型蛍光灯の代わりに、リング型蛍光灯を上下に複数
個配設してもよい。このほか、光ファイバを介して、一
つの光源の光を支柱5上に垂直に分配してもよい。
【0028】支柱5と蛍光灯8の外側には透明なアクリ
ル樹脂からなるランプガード9が設けられている。この
ランプガード9は、蛍光灯8が直接外部に露出しないよ
うにそれらを覆っている。本実施形態の照明スタンド1
では、さらにランプガード9の外側に頑丈な保護バー1
0が設けられている。この保護バー10は、用途や、ラ
ンプガード9そのものの強度によって省略することがで
きる。また、ランプガード9はアクリル樹脂の他、金属
製あるいは樹脂製の格子、メッシュ、桟からなってもよ
い。
【0029】なお、本実施形態のランプガード9は、透
明なアクリル樹脂からなるが、ランプガード9は、透光
性を有していればよく、不透明でもよい。たとえば、保
護バー10と組み合わせてすりガラス状や和紙状のシー
トをランプガード9としてもよい。
【0030】上部の支柱5bの周囲には、上記下部の支
柱5aと同様の器具、部材が備えられている。これら同
一の器具、部材には同一の符号を付して、説明を省略す
る。
【0031】なお、上部の支柱5aの頂部には、雨水等
の進入を防止する傘状のキャップ11が設けられてい
る。
【0032】次に上記構成に基づき、本実施形態の多機
能照明スタンド1の作用・効果について以下に説明す
る。
【0033】上記多機能照明スタンド1は、その支柱5
の高さ方向中心部にボールジョイント6を有しているの
で、支柱5は、ボールジョイント6の部分で屈折するこ
とができる。また、屈折させた支柱5は、固定ネジ7に
より、その屈折角度に固定することができる。
【0034】図1は、ボールジョイント6で、上部支柱
5bを一方に傾斜させたところを示している。このよう
に、上部の支柱5bを傾斜させることにより、図1から
明らかなように、上部支柱5bの蛍光灯8は、斜め上方
と斜め下方に光を投射することができる。
【0035】すなわち、この状態の多機能照明スタンド
1によれば、斜め上方に向かう光により、天井を明るく
照らし出すことができ、また、斜め下方に向かう光によ
り、床面の一部分を明るく照らし出すことができる。
【0036】これにより、たとえば、天井工事、細かい
精密さを要求する床工事、イベント会場における特定の
床面等、を明るく照らし出すことができる。
【0037】次に、この多機能照明スタンド1における
衝撃吸収構造について以下に説明する。多機能照明スタ
ンド1の基台2の底板2aは、その周囲にばねを内蔵し
た衝撃吸収部材12を備えている。また、上記多機能照
明スタンド1の蛍光灯8は、ばねを内蔵した固定プラグ
13により弾性的に保持されている。
【0038】上記構造は、多機能照明スタンド1に加え
られた衝撃を吸収することができる。底板の衝撃吸収部
材12は、多機能照明スタンド1全体に与えられた衝撃
を吸収し、ばね入り固定プラグ13は、蛍光灯8等の照
明器具への衝撃を吸収する。
【0039】なお、上記衝撃吸収部材12や固定プラグ
13は、衝撃を吸収するためにばねを使用しているが、
ばねの代わりにたとえばゴム、衝撃吸収ポリマー等の公
知の弾性部材を使用することができる。
【0040】次に、上記多機能照明スタンドにおいて、
支柱の垂直な光源に付加的な光源を追加した多機能照明
スタンドについて以下に説明する。図2は、上記付加的
光源を追加した本発明の第二実施形態による多機能照明
スタンドを示している。この実施形態の多機能照明スタ
ンド20は、天井部分を照らし出すのに特に好適な照明
器具を備えたものである。
【0041】図1と同一部分に同一符号を付した図2に
おいて、多機能照明スタンド20は、支柱頂部に半球形
の対天井用の照明器具21を備えている。
【0042】この照明器具21は、支柱5bの頂部によ
って支持されたリング状蛍光灯22を複数個備えてい
る。蛍光灯22の下部には、反射板23が設けられてい
る。反射板23の下部には、安定器等を収納する安定器
収納部24が備えられている。蛍光灯22の上部に、蛍
光灯22を被う透明な半球形ランプカバー25が備えら
れている。
【0043】上記照明器具21は、多機能照明スタンド
20の上方に向かって放射線状に光を照射することがで
きる。この多機能照明スタンド20によれば、通常の使
用状態において、上方の天井を明るく照らし出すことが
できる。これにより、天井工事等を行う場合には、その
天井部分の下にこの多機能照明スタンド20を移動して
配置すれば、通常天井工事を行う程度の広い範囲の天井
部分を照明することができる。
【0044】また、この多機能照明スタンド20は、ボ
ールジョイント6を緩めて上部の支柱5bを傾斜させれ
ば、斜め上方に光を照射することができる。これによ
り、天井工事の真下の場所を避けて、少し離れた場所に
配置して、そこから天井工事部分を照明することができ
る。
【0045】なお、上記実施形態では、照明器具21は
蛍光灯22を光源する照明器具であったが、この照明器
具は多機能照明スタンド20の支柱の頂部に付加的に設
ける照明器具であれば足り、白熱灯、水銀灯等種々のも
のを用いることができる。
【0046】また、その配光特性も上記実施形態のよう
に広い範囲を照らし出すものである必要がなく、たとえ
ば特定の場所を集中的に照らし出すスポットライトのよ
うなものでもよい。
【0047】次に、支柱を傾斜させる代わりに照明器具
そのものを傾斜させる多機能照明スタンドについて説明
する。図3は、照明器具を傾斜させるようにした本発明
の第三実施形態による多機能照明スタンドを示してい
る。図3(a)は、この第三実施形態の多機能照明スタ
ンド30の側面、図3(b)は、図3(a)に示した矢
印A−A方向に見た第三実施形態の多機能照明スタンド
30の断面を示している。
【0048】図3の多機能照明スタンド30は、第一及
び第二実施形態の多機能照明スタンドと同様の基台2と
支柱5とを有している。ただし、この実施形態の支柱5
は、ボールジョイントを有していない。
【0049】この支柱5の周囲には、複数の独立の照明
器具31が、折畳み可能なアーム32a,32bを介し
て支柱5に取り付けられている。上記アーム32a,3
2bは、図3に示すように、伸展し、折畳むことができ
る。なお、アーム32a,32bは、折畳み可能なもの
の他、たとえば一端が枢支され、他端が案内溝の中を摺
動するような、任意の伸縮可能なアームとすることがで
きる。また、アームは、照明器具31の一端のみを支持
するようにしてもよい。
【0050】照明器具31は、蛍光灯33と、蛍光灯の
ための安定器収納部34と、蛍光灯33を保護する個別
のランプガード35とからなる。
【0051】上記照明器具31の光源は、第一実施形態
同様に、垂直方向にほぼ均等に配光する光源であればよ
く、白熱灯、水銀灯、リング状蛍光灯等を用いることが
できる。
【0052】ランプガード35は、蛍光灯33を保護す
るのに十分な強度と、蛍光灯33の光を通す透光性を有
していればよいが、好ましくは透明な強化樹脂からな
る。
【0053】上記照明器具31の周囲には、照明器具3
1の動きを干渉しないように、保護バー10が立設され
ている。保護バー10の上部には、第一実施形態と同様
なキャップ11が設けられている。
【0054】上記構成の多機能照明スタンド30によれ
ば、照明器具31を傾斜させることにより天井あるいは
床面をより明るく照らし出すことができる。
【0055】すなわち、図3に示すように、天井を照明
したい場合は照明器具31の下部を引き出し、逆に床面
を照明したい場合は照明器具31の上部を引き出せば、
照明器具31が傾き、天井あるいは床面に向けてより多
くの光を照射することができる。
【0056】なお、上記実施形態では、アーム32a,
32bを伸縮自在にすることにより、照明器具31を垂
直の状態から自在に傾斜させることができるようにした
が、無論、アームを固定的なものとし、照明器具31を
全体として円錐状になるように固定的に配設してもよ
い。
【0057】また、上記多機能照明スタンド30は、必
要に応じて第一実施形態同様の衝撃吸収構造を備えるこ
とができる。
【0058】以上が照明器具の少なくとも一部を傾斜さ
せることができるようにした多機能照明スタンドである
が、次に、照明器具の一部を分割して複数の場所を照明
できるようにした多機能照明スタンドについて以下に説
明する。
【0059】図4は、照明器具の一部を本体から取り外
せるようにした本発明の第四実施形態による多機能照明
スタンドを示している。
【0060】図4において、多機能照明スタンド40
は、第一実施形態の多機能照明スタンドと同様の基台2
と支柱5とを有している。ただし、この実施形態による
多機能照明スタンド40の支柱5は、ボールジョイント
を有していない。
【0061】支柱5の下部部分の周囲には、固定的な照
明器具が取り付けられている。すなわち、支柱5の下部
部分の周囲には、蛍光灯41が複数本ほぼ垂直に取り付
けられている。
【0062】ここで、光源は垂直方向にほぼ均等に配光
する光源であればよく、蛍光灯41の代わりに、白熱
灯、水銀灯等を用いてよいのは第一実施形態で説明した
通りである。
【0063】蛍光灯41の外側には、透光性のランプガ
ード42が設けられている。また、ランプガード42の
さらに外側には、必要に応じて保護バー43が設けられ
ている。
【0064】支柱5の上部は、蛍光灯41を有する照明
器具の上面から突出している。この支柱5の突出部は、
本体と分離可能な複数の照明器具44の係止用部分とな
っている。
【0065】照明器具44は、図5に示すように、安定
器(図示せず)、巻取り可能な電気ケーブル45、折畳
み可能な脚46等を収納する基部47と、その基部47
上に設けた照明部とからなる。
【0066】照明部は、外側に環状の透光性ランプガー
ド48を有し、このランプガード48の内部には、上下
に複数個配設されたリング状蛍光灯49が設けられてい
る。光源として蛍光灯の代わりに白熱灯等を使用できる
ことはすでに説明した通りである。
【0067】ランプガード48の上面には、照明器具4
4を吊り下げるための吊下げ金具50が可動的に取り付
けられている。また、ランプガード48の外周面には、
必要に応じて照明器具44を壁面に掛けておくフック
(図示せず)が設けられている。
【0068】基部47と照明部の中心部分には、照明器
具44を上下に貫通する貫通孔51が設けられている。
この貫通孔51は、支柱5の外形よりわずかに大きい内
径を有しており、支柱5をこの貫通孔51に貫通させ、
支柱5上部に照明器具44を重ねて置くことにより、照
明器具44は通常の照明スタンドの照明器具の一部のよ
うに機能することができる。
【0069】上記構成の多機能照明スタンド40によれ
ば、通常は照明器具44を支柱上部に貫通載置して使用
することにより、多機能照明スタンド40の本体周辺を
照明することができる。
【0070】仮に、分散した場所に分散的な照明が必要
となった場合には、図4に示すように、照明器具44を
支柱5上部から取り外し、基台2のコンセント3から電
気ケーブル45を延ばし、明かりが必要な場所のすぐそ
ばに照明器具44を設置することができる。
【0071】本実施形態の照明器具44によれば、天井
等から照明器具44を吊り下げる場合は、吊下げ金具5
0を使用でき、また、床等に照明器具44を配置する場
合は脚46を使用することができる。
【0072】これにより、1台の多機能照明スタンド4
0により、分散した場所に必要に応じて照明を与えるこ
とができる。
【0073】次に、他の照明器具の一部を本体から取り
外せるようにした多機能照明スタンドについて以下に説
明する。図6は、本発明の第五実施形態による多機能照
明スタンドを示している。図6(a)は、この第五実施
形態の多機能照明スタンド60の側面、図6(b)は、
図6(a)に示した矢印B−B方向に見た第五実施形態
の多機能照明スタンド60の断面を示している。
【0074】図6の多機能照明スタンド60は、第一実
施形態の多機能照明スタンドと同様の基台2と支柱5と
を有している。ただし、この実施形態の支柱5は、第一
実施形態におけるボールジョイントを有していない。
【0075】この支柱5の周囲には、複数の独立の照明
器具61が着脱可能に設けられている。照明器具61
は、蛍光灯62と、蛍光灯のための安定器収納部63
と、蛍光灯62を保護する個別のランプガード64とを
有している。
【0076】さらに、照明器具61は、正面から照明器
具61を把持するハンドル65と、照明器具61を掛け
るための収納可能なフック66と、照明器具61を弾発
的かつ着脱可能に支柱5に取り付ける取付金具67とを
有している。
【0077】また、照明器具61は、基台2に搭載され
たバッテリー、あるいは、多機能照明スタンド60に接
続された外部電源に接続する電気ケーブル68を有して
いる。電気ケーブル68は好ましくは、平常状態すなわ
ち照明器具61を支柱5に取り付けた状態では、基台2
内に巻き取られるようにする。
【0078】上記照明器具61の光源は、第一実施形態
同様に、垂直方向にほぼ均等に配光する光源であればよ
く、白熱灯、水銀灯、リング状蛍光灯、ボール型蛍光灯
等を用いることができる。また、ハンドル65は、任意
の形状とすることができる。また、フック66は、取付
金具67を兼ねるようすることができる。
【0079】ランプガード64は、蛍光灯62を保護す
るのに十分な強度と、蛍光灯62の光を通す透光性を有
していればよいが、好ましくは透明な強化樹脂からな
る。
【0080】上記照明器具61の周囲には、照明器具6
1の着脱を妨害しないように、保護バー10が立設され
ている。保護バー10の上部には、第一実施形態と同様
なキャップ11が設けられている。
【0081】上記構造の多機能照明スタンド60によれ
ば、通常は照明器具61を支柱5に取り付けた状態で使
用し、多機能照明スタンド60の本体周辺を照らし出す
ことができる。
【0082】仮に、分散した場所に分散的な照明が必要
となった場合には、図6に示すように、照明器具61を
支柱5から取り外し、電気ケーブル68を延ばし、明か
りが必要な場所のすぐそばに照明器具61を設置するこ
とができる。
【0083】この場合にフック66を起こし、照明を必
要とする場所の壁、横棒等に照明器具61を掛けること
ができる。
【0084】これにより、1台の多機能照明スタンド6
0により、分散した場所に必要に応じて照明を与えるこ
とができる。
【0085】次に、上記多機能照明スタンド60を応用
した本発明の第六実施形態による多機能照明スタンドに
ついて説明する。
【0086】図7は、本発明の第六実施形態による多機
能照明スタンド70を示している。図7(a)は、この
第六実施形態の多機能照明スタンド70の側面、図7
(b)は、図7(a)に示した矢印C−C方向に見た第
六実施形態の多機能照明スタンド70の断面を示してい
る。
【0087】この多機能照明スタンド70は、照明器具
保持用のバーを有している点を除き図6の多機能照明ス
タンド60と同一の構成を有するので、同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。
【0088】上述した通り、この多機能照明スタンド7
0は、照明器具保持用バー71を有している点を除き、
第五実施形態の多機能照明スタンド60と同一の構成を
有している。
【0089】照明器具保持用バー71は、通常は照明器
具61を取り付けた支柱部分内に格納され、使用時に図
7に示すように枢支点を中心に回転させ、外方に展開さ
せられる構成とする。なお、好ましくは、照明器具保持
用バー71は、支柱5に対して何段階かの角度で固定で
きるようにする。
【0090】この照明器具保持用バー71に対して、照
明器具61は、その背面に照明器具61を照明器具保持
用バー71に固定できる固定金具72を備えている。こ
の実施形態では、固定金具72は断面L字形の金具と、
固定するためのネジとからなるが、当業者がなしうる任
意の固定金具であってよい。
【0091】上記固定金具72により、図7に示すよう
に、展開した照明器具保持用バー71の任意の箇所に照
明器具61を固定することができる。
【0092】上記構成の多機能照明スタンド70によれ
ば、床工事、天井工事、特別な場所のライトアップ等が
必要な場合には、照明器具保持用バー71を展開させ、
その照明器具保持用バー71上に照明器具61を固定し
て光を当てる等、種々の使い方に柔軟に対応することが
できる。
【0093】
【発明の効果】本願請求項1ないし請求項3の多機能照
明スタンドによれば、ボールジョイントやアーム等の手
段により、照明器具の少なくとも一部を傾斜させること
ができる。照明器具を傾斜させることにより、天井に光
を投射したり、あるいは特定の床部分を明るく照らし出
すことができる。
【0094】これにより、建設現場において天井、壁工
事を行う時、あるいは細かい精密さを要求する床工事を
行う時、あるいは、イベント会場で特定の場所を他の場
所より明るく照らし出すような時に、必要に応じて照明
を提供することができる。
【0095】また、本願請求項3ないし請求項6の多機
能照明スタンドによれば、本体から着脱可能な独立の照
明器具を有しているので、これらの照明器具を本体から
取り外して照明を必要とする場所に設置したり、照明器
具保持用バーに固定して照明器具を延ばしたりすること
ができる。
【0096】これにより、通常は本体周辺を広範に照ら
し出し、必要に応じて特定の天井あるいは床面、あるい
は離れた複数の場所を照らし出すことができる多機能照
明スタンドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態による照明スタンドの側
面図。
【図2】本発明の第二実施形態による照明スタンドの側
面図。
【図3】本発明の第三実施形態による照明スタンドの側
面図及び水平方向断面図。
【図4】本発明の第四実施形態による照明スタンドの側
面図。
【図5】本発明の第四実施形態の分離可能な照明器具の
斜視図。
【図6】本発明の第五実施形態による多機能照明スタン
ドの側面図及び水平方向断面図。
【図7】本発明の第六実施形態による多機能照明スタン
ドの側面図及び水平方向断面図。
【符号の説明】
1 多機能照明スタンド 2 基台 2a 底板 3 コンセント 4 キャスタ 5 支柱 6 ボールジョイント 7 固定ネジ 8 蛍光灯 9 ランプガード 10 保護バー 11 キャップ 12 衝撃吸収部材 13 固定プラグ 20 多機能照明スタンド 21 照明器具 22 蛍光灯 23 反射板 24 安定器収納部 25 ランプカバー 30 多機能照明スタンド 31 照明器具 32 アーム 33 蛍光灯 34 安定器収納部 35 ランプガード 40 多機能照明スタンド 41 蛍光灯 42 ランプガード 43 保護バー 44 照明器具 45 電気ケーブル 46 脚 47 基部 48 ランプガード 49 蛍光灯 50 吊下げ金具 51 貫通孔 60 多機能照明スタンド 61 照明器具 62 蛍光灯 63 安定器収納部 64 ランプガード 65 ハンドル 66 フック 67 取付金具 68 電気ケーブル 70 多機能照明スタンド 71 照明器具保持用バー 72 固定金具
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/08 F21S 6/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台と、この基台に立設した支柱と、この
    支柱に上下に配設した照明器具とを有する照明スタンド
    において、 前記照明器具の少なくとも一部を傾斜させる屈折可能な
    継手部を前記支柱の一部に設けたことを特徴とする多機
    能照明スタンド。
  2. 【請求項2】前記支柱の頂部に付加的な照明器具を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の多機能照明スタン
    ド。
  3. 【請求項3】基台と、この基台に立設した支柱と、この
    支柱に上下に配設した複数個の独立の照明器具とを有す
    る照明スタンドにおいて、 前記照明器具は、少なくともその一端部が伸縮可能なア
    ームを介して前記支柱に支持され、前記支柱に対して傾
    斜可能に構成されていることを特徴とする多機能照明ス
    タンド。
  4. 【請求項4】基台と、この基台に立設した支柱とを有
    し、 前記支柱の下部に、上下に配設した照明器具を設け、 前記照明器具の上方に突出した支柱の部分に、本体と分
    離可能な複数個の環状の照明器具を着脱可能に設けたこ
    とを特徴とする多機能照明スタンド。
  5. 【請求項5】基台と、この基台に立設した支柱と、この
    支柱に上下に配設した複数個の独立の照明器具とを有す
    る照明スタンドにおいて、 前記照明器具は、前記支柱に対して着脱自在に取り付け
    られていることを特徴とする多機能照明スタンド。
  6. 【請求項6】前記支柱にその支柱に対して所定の角度に
    より開いて固定できる照明器具保持用バーを枢支させ、 前記照明器具に、前記照明器具保持用バーにその照明器
    具を固定できる固定手段を設けたことを特徴とする請求
    項5に記載の多機能照明スタンド。
JP30474896A 1996-11-15 1996-11-15 多機能照明スタンド Expired - Lifetime JP3103036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30474896A JP3103036B2 (ja) 1996-11-15 1996-11-15 多機能照明スタンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30474896A JP3103036B2 (ja) 1996-11-15 1996-11-15 多機能照明スタンド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10144117A JPH10144117A (ja) 1998-05-29
JP3103036B2 true JP3103036B2 (ja) 2000-10-23

Family

ID=17936753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30474896A Expired - Lifetime JP3103036B2 (ja) 1996-11-15 1996-11-15 多機能照明スタンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3103036B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003178614A (ja) * 2002-07-09 2003-06-27 Kazufumi Fujii テーブル演出装置及びこれを利用したテーブル演出システム
JP2007059284A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Matsushita Electric Works Ltd 照明スタンド
JP4596175B2 (ja) * 2006-09-25 2010-12-08 清水建設株式会社 太陽光採光システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10144117A (ja) 1998-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9303853B2 (en) Collapsible light
US5490051A (en) Self-positioning lamp fixture with integrally formed unitary support structure
JP4185442B2 (ja) 投光機
US5690420A (en) Upwardly projecting indicator light
JP3103036B2 (ja) 多機能照明スタンド
US3535509A (en) Universal utility lamp
US6398172B1 (en) Support for a load, especially an electric light, with a standardized vertically adjustable spring-loaded arm
US6488393B1 (en) Display lamp and method
JP4426625B2 (ja) 照明器具及び照明装置
RU74441U1 (ru) Установка осветительная "шар световой - зонтик"
KR20150104400A (ko) 삼각대가 구비된 조명
KR101679836B1 (ko) 광장용 상징 가로등
CN211345229U (zh) 可挠式立灯结构
CN213746362U (zh) 一种照明角度可调的led投光灯
JP3138723U (ja) スタンド型照明器具
JP2606738Y2 (ja) バランス型照明器具
JPH0532890Y2 (ja)
JP4152007B2 (ja) 照明装置
JP2000294018A (ja) 気球照明装置
CN220103028U (zh) 一种可拆卸式照明装置
GB2521680A (en) Combined maintenance lighting device
JP6249430B1 (ja) 照明装置
CN213146322U (zh) 餐吊灯
JPH07111841B2 (ja) 照明装置
CN215001467U (zh) 一种舞台灯光旋转装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070825

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080825

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130825

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term