JP3102920U - マグネットホルダーおよびリムーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】実質的に希土類磁石製の本体のみより構成されている小型で経済的なマグネットホルダーとそれを取り外すためのリムーバーを提供する。
【解決手段】マグネットホルダー10は希土類磁石のみで構成し、かつ少なくともそのN極とS極の特定した磁極面の一方に着色処理を施し、磁極を区別できるようにした。そのため、同じマグネットホルダーを複数重ねたマグネットホルダーをリムーバーとすることにより、あるいは、マグネットホルダーに合わせて本体の両端に磁極を区別できるようにした磁石を取り付けたリムーバーを用いることにより、マグネットホルダーの取り外しを簡単に行えるようにした。
【選択図】図1

Description

本考案は、希土類磁石を用いたマグネットホルダーと該マグネットホルダーを磁気吸着させた対象物から取り外すためのリムーバーに関するものである。
ホワイトボードやスチールキャビネット等のスチール製の事務機器あるいは冷蔵庫等の家電機器の側面や扉等、スチール製の機器(以下、被掲示体と呼ぶ)にメモやポスター等の用紙(以下、掲示物と呼ぶ)を固定する目的で、磁気吸着力を利用したマグネットホルダーが広く用いられている。このようなマグネットホルダーに用いられている磁石の多くはフェライト磁石である。フェライト磁石は安価である反面、磁力が弱く、被掲示体に固定保持できる掲示物の大きさや枚数が限定され、一方、保持力を大きくしようとすると、大きな磁石が必要となり、覆い隠す面積が増えてしまうといった問題点が存在した。
このような問題を解決し極めて小型のマグネットホルダーを実現する方法として、ネオジウム系焼結磁石等の磁気エネルギー積の大きな希土類磁石を用いる方法を挙げることができる。しかしながら、希土類磁石は磁気吸着力が強過ぎ、取り外しが極めて難しく、使い勝手が悪いといった問題点が存在した。
吸着面積を小さくして厚さの大きな磁石すなわち軸方向に着磁した棒状の磁石を用いればそのような問題は解決できるが、磁石体積が増加する割に磁気吸着力は大きくならず、コストパフォーマンスが低下し現実的な解決方法とはなり得なかった。
最近、上記問題点を解決する方法としてネオジウム系焼結磁石をプラスチックのグリップ部に組み込んだマグネットホルダーが開発され市販されている。これらのマグネットホルダーの多くは、例えば一例を示せば、図5(a)に平面図を、(b)に中心線を通る断面図で示すようにディスク状のプラスチック本体41の片面に小型のディスク状ネオジウム系焼結磁石31を埋め込んで接着してある(例えば特許文献1を参照)。あるいは、図6に斜視図を示すようにバー状のプラスチック本体42に小型の円柱状ネオジウム系焼結磁石32を2個填め込んである(例えば特許文献2を参照)。
その他、図7に斜視図で示すように、掴みやすい形状に成形したプラスチック本体43に小型円柱状のネオジウム系焼結磁石33が埋め込まれているものも市販されている。
しかしながら、プラスチックと組み合わせているため製作費が高く、また全体として大きくなり強力な希土類磁石を用いて小型化できるにもかかわらずその特徴を発揮できていない。
特開11−11072号公報 実用新案登録 第3059484号公報
前記のネオジウム系焼結磁石を用いたマグネットホルダーはプラスチックと組み合わせて製作されているため、その分製作時に工数がかかり磁石本体の価格に比して高価である。また、廃棄処分する場合、プラスチックと磁石といった全く異質の材料で構成されているため、その分離が難しいといった問題があった。
本考案のマグネットホルダーは上述の問題点に着眼して案出されたものであり、その目的は、プラスチック等の他の材料と組み合わせることなく磁石本体のみで構成され、小型で磁気吸着力が大きくかつ同時に被掲示体からの取り外しを容易にする方法を工夫することにある。
本考案において、上記課題を達成するため、本考案のマグネットホルダーおよびリムーバーを以下に説明するような構成とした。
本考案のマグネットホルダーは、両面が平行な面で形成され、両面に垂直方向に着磁された希土類磁石よりなり、かつ少なくともN極あるいはS極のどちらかの特定した磁極面を塗装あるいは特定の色調の表面処理を施すことにより他の磁極面と識別できるようにしたことを特徴とする。
本考案のリムーバーの一つは前記マグネットホルダーをそのまま複数個重ねて掴みやすい状態にしたものである。そのように構成したリムーバーを前記マグネットホルダーに磁気吸着させることにより、容易にマグネットホルダーを被掲示体から引き離すことができ、その際、互いに磁気吸着する向きを目視で識別できる。そのため、吸着か反発かを試行錯誤で確認する手間が省け、使いやすさが向上する。さらに、外したマグネットホルダーは磁気吸着させたままにして、他のマグネットホルダーに重ねるようにして次々に外すことが可能であり、画鋲等を専用のリムーバーで外す場合よりも使い勝手が良い。
また、マグネットホルダーは実質的に磁石本体のみから構成されているため小型でかつ安価とすることができる。
本考案の他のリムーバーは、前記のマグネットホルダーを被掲示体から外すために用いられ、柱状のリムーバー本体の両端に、少なくとも1個以上の前記マグネットホルダーを構成する磁石と同じ磁石を接合し一方向に着磁処理し、かつ前記マグネットホルダーに合わせ少なくとも一端の特定の磁極面について着色処理して作製したものである。マグネットホルダーの表側の着色の有無にリムーバーの手前側の磁石の着色の有無を合わせ、リムーバーをマグネットホルダーに近づければお互いに磁気吸引して、強固に吸着する。そして、その状態でリムーバーを引き離すことにより、簡単にマグネットホルダーを被掲示体から取り外すことが可能となる。さらに、マグネットホルダーに用いる磁石とリムーバーに用いる磁石を共通としたため、コスト低減が可能となる。
さらに本考案の前記のマグネットホルダーを被掲示体から外すために用いられる他のリムーバーは、柱状のリムーバー本体の両端に前記マグネットホルダーよりも磁気吸着力の大きな磁石を接合し一方向に着磁処理し、かつ少なくとも一端については前記マグネットホルダーに合わせ特定の磁極面を着色処理して作製したものである。
磁気吸着する向きを着色の有無で識別できる上に、リムーバーに用いる磁石の磁気吸着力をさらに大きくすることで、リムーバーにマグネットホルダーをより強固に磁気吸着させることができる。
さらに、本考案はこれらのマグネットホルダーまたはリムーバーにおいて、N極あるいはS極のどちらかの特定した磁極面に白色の塗装処理を施し、他の磁極面を白色以外のカラー塗装する方法を採用することができる。
白色は基本となる色であり、また、掲示物の多くは用紙でありさらにそのほとんどが少なくとも縁の部分は白色であり、マグネットホルダーを例えば、白色が表になるような向きで固定することにより、目立たなくなり、意匠性の高いマグネットホルダーとすることができる。そして、他の磁極面は白以外のカラー塗装とすることにより、意匠性をさらに高めることができる。また、その際、複数のカラーを選択することにより、識別用として、あるいは用途によって使い分けることも可能となる。
これらのマグネットホルダー又はリムーバーを構成する希土類磁石として、厚さが0.5mm以上で5mm以下かつ外径が5mm以上で15mm以下のディスク状あるいはリング状の磁石を用いることができる。
外径が円形のディスク状あるいはリング状の磁石は、回転対称であり、マグネットホルダーを重ねた時に出っ張りが無くなり、リムーバーに磁気吸着させた状態から外してペーパーを固定保持しようとする時、指に角が当たらず、感触を柔らげる効果がある。また、通常希土類磁石は金型成型法で製造され、金型の製作から焼結後の研削等の機械加工まで含めて、ディスク状形状は量産に適しており、経済性の観点からも好ましい形状として選択される。
厚さは0.5mm以下では、希土類磁石は脆く割れやすくなり、リムーバーに重ねて磁気吸着させた状態から1個づつ取り外す際も分離しにくくなるため、0.5mm以上とするのが望ましい。また、5mmを越えると、強すぎて、重ねた状態から分離もしにくくなるため5mm以下とした。外径は5mm未満では掴みにくくなり、15mmを越えると必要以上に強すぎ、かつ高価となるため15mm以下とした。
あるいは、マグネットホルダー又はリムーバーを構成する希土類磁石の厚さが0.5mm以上で5mm以下かつ外接円の外径が4mm以上で15mm以下の正四角形以上の正多角形の磁石を用いることができる。
正多角形は単純な円形より意匠性を高めることができるためである。特に正方形とした場合は、生産性の良好な大型の直方体形状の焼結体から切断加工して切り出すことが可能となり、磁石本体の加工コストを低減できるようになる。
さらに、本考案はコーナー部に0.1mm以上の面取りが施してあることを特徴とするマグネットホルダーもしくはリムーバーを包含する。
コーナー部を面取り加工してあるため、マグネットホルダーに紙を隣接して配置し、その上にマグネットホルダーを滑らし乗せて、紙を持ち上げることによりマグネットホルダーを簡単に取り外すことが可能となる。このような方法で、専用のリムーバーが無い場合でかつマグネットホルダーを全て利用し、リムーバーとして利用できる重ねた状態のマグネットホルダーが無い場合でも、マグネットホルダーを取り外すことができさらに便利となる。また、マグネットホルダーを取り外すことなく、掲示物の上面とその外側の間でマグネットホルダーを滑らすことにより、掲示物を固定したり外したりすることも可能となる。
これらのマグネットホルダー又はリムーバーで使用する希土類磁石としては、ネオジウム系焼結磁石、ネオジウム系ボンド磁石、サマリウム鉄窒素系ボンド磁石から選択した磁石が使用できる。
希土類磁石の中でも、これらの磁石は量産されており、強力な磁石が経済的な価格で入手が可能であり、また、適度な機械的強度も兼ね備えているからである。
本考案のマグネットホルダーおよびリムーバーは、全てのマグネットが磁極の向きが識別できるように少なくとも片側の特定の磁極面を他の面と識別できるように表面が着色処理してある。そのため、マグネットホルダーを重ねたリムーバーも含めてリムーバーで磁気吸着させる際、目視で磁気吸着する向きを簡単に識別できる。したがって、試行錯誤で磁気吸着し合う向きを確認することなく確実に吸着させて取り外すことができ、使い勝手が向上する。
さらに、マグネットホルダーは実質的に磁石本体のみで構成されており、製作費が安く、かつ極めて小型化することが可能となる。
以下に、図を用いてさらに詳しく説明する。なお、図はマグネットホルダーをわかりやすくするため、掲示物より大きく表示してある。
(第1の実施形態)
図1に示すマグネットホルダー10は通常のニッケルメッキ処理仕上げし、かつ面方向に垂直に着磁した厚さ1.6mm直径8mmのディスク状のネオジウム系焼結磁石の、S極側10aのみをエポキシのスプレー塗装により青色に塗装して作製したものである。このようなマグネットホルダー10を用いて例えば図2に示すようにスチール製の冷蔵庫の扉等のスチール製の被掲示体50に用紙60を留めた状態でも、同じマグネットホルダー10を例えば5個重ねそれをリムーバー20として用いることにより簡単に取り外すことができる。
その際、取り外そうとするマグネットホルダー10の表側が青色塗装面の場合、リムーバー20として用いる重ねたマグネットホルダーの手前側が同じ青色になるようにして、近づければ互いに磁気吸着しあう。マグネットホルダーの表面が非塗装面の場合はリムーバー20の向きを反対に非塗装面を手前側にすれば良い。
このように特定の磁極面が着色されてないと、目視で互いに磁気吸引する方向を識別することができない。そのためリムーバー20を近づけ反発する場合、持ち変える必要があり、特に取り外そうとするマグネットホルダー10の数が多い場合煩わしい。
リムーバー20は、マグネットホルダーを外径と同じ程度の厚さになるのに必要な個数重ねるのが望ましい。上述の例のように5個重ねた場合、マグネットホルダーに磁気吸着させた状態では直径8mmに対し、高さが直径を越え9.6mmとなり、つかみやすく、力を入れやすくなるからである。さらに、磁気吸着させた後倒すことにより、被掲示体とマグネットホルダーとの磁気吸着力を弱まり、容易かつ確実にはずせる。その場合も、重ねた高さがマグネットホルダーの外径を越えれば、小さな曲げモーメントで倒すことが可能となる。
例えば、面積の大きなポスター等の掲示物を被掲示体に固定する場合、周囲のみでなくさらに掲示物の中心部等にもマグネットホルダーを配置することにより、例えば掲示物に巻きぐせや折り癖やが残っていてもしっかりとしかも平らに固定することができる。本考案のマグネットホルダーは極めて小型薄型のため掲示物の上面においてもほとんど目障りにならない利点も兼ね備える。
このようにマグネットホルダーを多数配置して固定保持している場合、リムバーに磁気吸着させて、外したマグネットホルダーは磁気吸着させたままにして他のマグネットホルダーに重ねるようにして次々に外すことが可能であり使い勝手が極めて良い。それに対して、画鋲等を画鋲専用のリムーバーで外す場合は、1個外す毎に取り除く必要があり煩雑である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態におけるリムーバーは、例えば第1の実施形態と全く同じ要領で製作したマグネットホルダー10に対して、図3に示すような専用のリムーバー21を使用するものである。なお、図3(a)にはリムーバー21の構成を、(b)にはリムーバー21の両側に複数個のマグネットホルダー10を磁気吸着させた状態を示した。
リムーバー21は木製丸棒から削りだした本体部40に、マグネットホルダー10に用いたものと同じ磁石30を2個準備し、1個の磁石30aはS極を青色に塗装しそちらが表側になるように、他の1個の磁石30bはそのままでN極が外側になるようにして接着剤で固定し作製したものである。なお図3に示した例ではリムーバーの本体部40は持ちやすくするため、本体中央部の径を小さくして鼓型にしてある。
このような構成とすることにより、全てのマグネットホルダーを使用してリムーバーとして用いることのできるマグネットホルダーが残っていない場合でも、専用のリムーバー21を用いることにより、前述の第1の実施形態においてリムーバー20を用いた時と同様にして、互いに磁気吸引する向きを目視で識別でき、簡単にマグネットホルダーを取り外すことが可能となる。
すなわち、マグネットホルダー10は全てS極面側を青色に塗装してあり、リムーバー21も片側に固定した磁石を同じS極面が同じ色になるように塗装してあるため、例えば被掲示体に留めてあるマグネットホルダーの表側が青色の場合、リムーバー21の向きを手前側の磁石の表面が青色となるようにして、マグネットホルダー10に近づければ、リムーバーの反対側の磁石の表側はN極となるためお互いに吸引しあい磁気吸着する。次に、リムーバー21をマグネットホルダーと一体化させ倒すようにして、マグネットホルダーと被掲示体との磁気吸着力を弱め、リムーバーにマグネットホルダーを吸着させた状態で簡単に引き離すことができる。
このように、マグネットホルダーの磁極と塗装の有無との関係に対してリムーバーに取り付けた磁石の磁極と塗装の有無との関係を一致させることにより、目視でマグネットホルダーに吸引しあうリムーバーの向きを識別できるようにしたものであり、使い勝手が良い。もし、このような識別手段が施されていない場合、リムーバーをマグネットホルダーに近づけ、反発し合う場合はリムーバーを持ち変えて、再度マグネットホルダーに近づける必要が生じる。特に、数多くのマグネットホルダーを外そうとするときは、反発し合う度にその都度リムーバーを持ち変えるのは極めて不便である。
なお、上記例では着色処理として磁石のS極を青色に塗装した例を示したが、N極のみを塗装した場合でも同様である。また、色は特に青色に限定されず、また同じセットのマグネットホルダーとリムーバーの組み合わせでも、色は1色に限定されず、着色の有無で区別できるため複数の色を用いても良い。
また、着色処理としては塗装に限らず、どちらかの特定の磁極面を、例えばCVD処理により窒化チタンを蒸着して黄金色に仕上げたり、金メッキを片側に施す等、ニッケルメッキ等の通常の希土類磁石の表面処理面と明確に識別できる色調に仕上げることのできる着色処理方法を採用することもできる。
ネオジウム系焼結磁石で代表される希土類磁石は極めて磁気吸着力が強く、また、その磁気特性から面積に対して着磁方向の厚さが薄い形状が効率の高い使い方となる。したがって、小型で薄い磁石を用いて作製したマグネットホルダーでも十分な保持力を確保できる。一方で、そのような磁石を用いて作製したマグネットホルダーは外そうとするときには磁気吸着力が強く、しかも掴みにくいため、そのままでは外すことは極めて困難となる。前記リムーバーを用いればリムーバーに取り付けた磁石とマグネットホルダー間の磁気吸着力の方が、マグネットホルダーと被掲示体との磁気吸着力より大きいため、確実にリムーバー側にマグネットホルダーを磁気吸着した状態で、被掲示体から引き離すことができる。
リムーバー本体部に取り付ける磁石30は、これら磁石とマグネットホルダー間の磁気吸着力の方がマグネットホルダーと被掲示体との磁気吸着力より確実に大きくするため、マグネットホルダーに用いる磁石と同等以上の磁気吸着力を有する磁石を用いるのが望ましい。例えば、既に述べた例のように、マグネットホルダーと同形状で同じグレードすなわち磁気エネルギー積を有する磁石を用いることができる。
リムーバーの全長はその両端に取り付けた磁石も含めて例えば磁石形状が円形あるいはリング状の場合は直径あるいは外径と同等かそれ以上とし、さらにその数値が8mm以下の時には掴み易さを考慮して8mm以上となるようにするのが好ましい。磁石形状が正四角形、正6角形あるいは正8角形等の多角形の場合は全長がこれらの多角形の外接円の直径と同等かそれ以上とすることにより使い勝手が向上する。
リムーバー本体部の形状は例えば図3に示した例のように、胴体部中央を細くして、掴み易くするのが望ましい。そして本体部40の最大径は磁石径と同じにすれば、例えばリムーバーに磁気吸着させたマグネットホルダーの数が増え全高が増した場合、横にした状態でも十分な磁気吸着力で被掲示体に留めておくことができる。またリムーバーにマグネットホルダーを磁気吸着させて外す場合も両者間の側面に段差が生じないため使い勝手が向上する。
両面に磁石を接合固定して用いるリムーバー本体部の材料としては例えばアクリル等のプラスチックや木材等の非磁性材料を用いることができる。特に木材を選択することによリマグネットホルダーも含めプラスチックを全く用いないで済むため環境負荷を一層小さくすることができる。さらに、軟鋼等の磁性材料を用いればリムーバーとマグネットホルダーとの磁気吸着力をさらに高めることができる。このように非磁性材料から磁性材料まで幅広い材料を用いることができる。
なお、リムーバーは前述のように本体部の両端にマグネットホルダーに用いたのと同等以上の磁気吸着力の磁石を固定する方法以外に、例えば、マグネットホルダーがディスク形状の場合同じ直径で、かつ厚さが直径と同等以上の円柱状磁石そのものをリムーバーとすることもできる。あるいは、磁石を複数個重ねて接合し、全厚さが直径と同等以上となるようにしても良い。
リムーバーに磁気吸着したマグネットホルダーは、横方向に滑らし、互いに磁気吸着している面積を減らすことにより磁気吸着力を小さくして、簡単に取り外すことが可能である。なぜなら、ずらすのに必要な力は磁気吸着力に1より十分小さなマグネットホルダー表面間の摩擦係数を乗じた数値となり、かつ力も加えやすく、さらにずらした状態では磁気吸着力が弱まると同時に、掴みやすくなるからである。
リムーバーは使用しない時は、磁気吸着力を有するため、被掲示体の片隅に吸着させておけば良い。そのため、紛失して探したりする煩わしさからも軽減される。あるいはリムーバー自体もマグネットホルダーの一つとして用いても差し支えない。
(第3の実施形態)
第3の実施形態におけるマグネットホルダーは、磁極の識別方法として例えばN極を白色とし、S極を白色以外の色で塗装したものである。この場合、S極の色は一色に限定されず複数の色を用いることができる。そのようにして意匠性を高めることができると同時に、実際に使用する際、S極を表側にして適宜目的とする色のマグネットホルダーを選択することにより、掲示物を区分するための目印としても用いることが可能となり、利便性が高まる。例えば、表面が赤のマグネットホルダーで留めたメモは緊急性あるいは重要度の高い内容の場合とし、黄色は次のレベルの内容の場合とし、青色はそれほど緊急性の高くない内容の目印に用いるといった使い方である。
この場合リムーバーの片側のN極を白色とし、反対側のS極は白以外のどの色を用いても良い。
なお、通常使用する場合、マグネットホルダーに対するリムーバーの向きは色で判断すれば良く、利用者は磁極の種類を知る必要はない。そのため、この場合もS極を白色としてN極を白色以外の色とすることもできる。
しかしながら、磁極に対して同じ配色を施したマグネットホルダーとリムーバーの組み合わせの中では問題は生じないが、他の異なった配色を行った組み合わせと混合して用いると吸引しあうはずが反発しあうといった事態になるため、どちらかに固定し、例えばN極は氷や雪で連想される白に統一するのが望ましい。
あるいは、N極を白を含む青、緑等の寒色系の色とし、S極を黄、オレンジ、赤等の暖色系の色とすることもできる。この場合もN極とS極の色の組み合わせを反対にすることも可能であるが、前述と同じ理由からN極を白を含む寒色系の色として統一するのが望ましい。
つまり、同じ極性の面を同じ色に着色処理したマグネットホルダーとリムーバーを一つのセットとして使用するのが好ましい。
これらのマグネットホルダーを構成する希土類磁石としては、厚さが0.5mm以上で5mm以下かつ外径が5mm以上で15mm以下の面に対して垂直方向に着磁したディスク状の磁石あるいはリング状の磁石を用いることが望ましい。
外径が円形のディスク状あるいはリング状の磁石は回転対称であり、マグネットホルダーを重ねた時に出っ張りが無くなり、リムーバーに磁気吸着させた状態から外してペーパーを固定保持しようとする時、指に角が当たらず、扱いやすいといった利点がある。
厚さを0.5mm以上としたのはそれ以下では機械的強度が不足するからである。希土類磁石は概して脆く、0.5mm以下では例えばリムーバーをマグネットホルダーに近づけたとき、磁気吸引力で互いに衝突しあい、割れてしまう可能性がある。また、薄い磁石ほど、製造時の切断や研磨ロスが相対的に増し、磁石のグラム当たり単価が高くなり、磁気吸着力の割に高価となりコストパフォーマンスが低下するからである。さらに、0.5mm以下では、リムーバーに吸着した複数のマグネットホルダーを外すとき、1個づつ区別して外すのが難しくなるからである。これらの点を考慮すると、厚さはより望ましくは0.7mm以上、さらに望ましくは1.0mm以上とする。
一方、厚さを5mm以上とすると、特に希土類磁石の中でも最強のネオジウム系焼結磁石を用いる場合は磁気吸着力が強すぎて、リムーバーを近づけるとき、吸引力でぶつかり合い、塗装やメッキが剥離してしまう可能性があるからである。さらに、指を挟まれたりして、血豆を作ってしまう危険性もともなうからである。また、特に直径も大きくした場合、磁気吸着力が強くなりすぎリムーバーに吸着させた状態から、取り外しが難しくなるからである。例えば希土類磁石としてネオジウム系焼結磁石を用いる場合は、より望ましい厚さは4mm以下、さらに望ましくは3mm以下とする。ネオジウム系焼結磁石より磁気エネルギー積が小さなネオジウム系ボンド磁石やサマリウム鉄窒素系のボンド磁石を用いる時は、5mm以下の範囲でより厚めの磁石を用いるのが好ましい。
マグネットホルダーの直径を5mm以上、15mm以下としたのは5mm未満では、小さすぎて掴みにくく、15mmを越えると大きすぎて磁気吸着力が必要以上に強くなり、高価となるだけでなく、掲示物を覆う面積が増え強力な希土類磁石を用いる利点が失われるからである。
平面形状が4角形、6角形、8角形等の正多角形とする場合も同様な理由から寸法範囲が限定される。
なお、本考案のマグネットホルダーは、以上述べてきたような平面形状が円形、リング形状、正多角形のものの他に、例えば長方形のものも含む。すなわちマグネットホルダーの立体形状としては矩形である。その場合も同じ平面形状で磁気吸着力が同等かより大きな磁石を用いたリムーバと組み合わせて使用するのが望ましい。
なお、マグネットホルダーは通常1個づつ切り離して使用するが、特に一箇所で大きな保持力を必要とする時は、2個あるいは3個以上重ねて使用することもできる。厚さは、薄くした方がマグネットホルダーの単価を下げることができ、高保持力を必要とする時に重ねて用いることにより、全体として経済的なマグネットホルダーとすることが可能となる。
(第4の実施形態)
これらのマグネットホルダーの中で少なくともN極面側あるいはS極面側のコーナー部を0.1mm以上の面取りをすることにより、使い勝手をさらに向上させることができる。なぜならば、最も多く用いられているコピー用紙の厚さは0.1mm以下であり、このようにマグネットホルダーのコーナー部を面取りしてあることにより、被掲示体より取り外すことなく、面方向に滑らすことにより、掲示物の上面から外したり載せることが可能となり使いやすさがさらに向上するためである。
特に、このような効果を発揮させるためには望ましくは面取りは0.15mm以上さらに望ましくは0.2mm以上とする。
なお、面取りすることにより、リムーバーに磁気吸着させたマグネットホルダーを外す時も、指に当たる感触が和らげられ、扱いやすくなる利点がある。
このような面取りは図4(a)に斜視図および(b)中心部を通る断面図で示したマグネットホルダー11のように直線でカットしてもよい。その場合(c)に断面図で示したマグネットホルダー12のように両面に面取りをする方が望ましい。あるいは(d)に断面図で示したマグネットホルダー13のようにアールを付けても良い。特に、希土類磁石の製造工程で用いられているバレル研磨の手法により、通常より時間をかけて、(d)に断面図で示すような角を丸める方法が量産に適し望ましい。
本考案のマグネットホルダーは2個1組にして用いれば、掲示物を非磁性のガラスに固定することも可能である。すなわち、窓やドアのガラスや食器戸棚や本箱等のガラス窓にも裏面と表面にマグネットホルダーを配置し、掲示物を保持することができる。この場合も磁極を目視で区別できるため、試行錯誤で吸引方向を確認することなく、取り付けることができる。取り外す時はリムーバーを用いることにより、簡単に取り外せる。
特に、ガラスにマグネットホルダーを用いて掲示物を保持しようとする場合、互いに反発しあう向きで固定しようとすると、反対側の磁石ははじき飛ばされ、反対側に落ちてしまい、それを探して拾うのは極めて煩わしい。本考案のマグネットホルダーは目視で吸引し合う方向を確認できるため、使い勝手が良い。
従来ガラスに掲示物を保持する場合、一般的に粘着テープを用いていた。そのような方法に比べて本考案のマグネットホルダーあるいはマグネットホルダーとリムーバーを組み合わせて用いた方が着脱ともに簡単となり、しかも粘着テープを用いた場合のように、接着剤がガラス面に残留し汚すといった問題も起こらない。
なお、マグネットホルダー2個を1組として、掲示物をガラスに固定する場合、リムーバーを用いて外す場合も、裏面のマグネットホルダーは落ちないように支えておく必要があり、両手を用いて、しかもガラスの裏側に手を伸ばす必要が生じる。
コーナー部を面取りをした本実施形態のマグネットホルダーを用いる場合、リムーバーを用いなくても、ガラスの上を面方向に滑らすことにより、ガラス面から取り外すことなく、しかも手前側の片側のみでの操作により掲示物の脱着が可能となり使い勝手がさらに向上する。
これらのマグネットホルダーの本体となる希土類磁石およびリムーバーの両側に取り付けられる希土類磁石としてはネオジウム系焼結磁石、ネオジウム系ボンド磁石、サマリウム鉄窒素系ボンド磁石から選択することができる。これらの磁石は、量産されており、経済的な価格で入手ができるからである。特に、これらの磁石の中で、磁石の強さを表す磁気エネルギー積((BH)max)が大きく、その割に経済的なネオジウム系焼結磁石が最適な希土類磁石として選択される。
本考案のマグネットホルダーは強力な希土類磁石を用いているため、例えば通常の鉄製の画鋲の円形押さえ部程度の小さな部材(直径:約10mm、厚さ:約1mm)に対してさえ、例えばほぼ同じ面積のかつ画鋲の頭部と同じ厚さ程度の小さなマグネットホルダーを用いた場合でも、十分な保持力を確保できる。したがって、木製の家具や石膏ボード製の壁等の被掲示体に画鋲を留めておき、その上から本考案のマグネットホルダーを用いて、掲示物を十分な保持力で固定することができる。取り外しはリムーバーを用いて簡単に行うことができる。あるいはマグネットホルダーを面方向にずらすことによっても取り外せる。
画鋲は特に強く差し込んだ場合は取り外しにくく、また、刺し変える毎に、被掲示体に疵を付けることになる。本考案のマグネットホルダーを用いることにより、そのような問題点を解消できる。
以上述べてきたような利用方法により、本考案のマグネットホルダーは磁性材料製の被掲示体だけでなく、ガラスならびに木製や石膏ボード等の非磁性材料製の建材等にも利用範囲を拡大することができる。
次に、実施例を挙げて本考案を具体的に説明する。なお、マグネットホルダーの保持力は厚さ1.2mmの鋼板を用いて製作されたスチールキャビネットの側面(塗装面)にA4サイズの用紙を重ねてその上に1個のマグネットホルダーを置き用紙を何枚保持できるかで評価した。試験に用いたA4サイズの用紙の1枚あたりの重さは4.2g、厚さは0.083mmであった。
ニッケルメッキ仕上げした直径8mm厚さ1.6mmのディスク形状の面に垂直方向に磁場配向した42MGOe級のネオジウム系焼結磁石30個を素材として用いた。その全ての磁石の片側の面にエポキシスプレー塗装法により青色に着色した。その後、全て青色塗装面がS極になるように着磁機を用いて着磁した。このようにして製作した図1に示すマグネットホルダー10を用いて前述の方法で保持力を調べた。
保持力を評価した結果、A4サイズの用紙の保持力は8枚であり、極めて小型であるにもかかわらず十分な保持力を有していた。
このようなマグネットホルダーを5枚重ねた状態のものをリムーバー用として残しておき、残りは掲示物の固定保持に用いた。
掲示物を外す際、マグネットホルダー10の上面の青色塗装の有無と、リムーバー20の手前側の青色塗装の有無を一致させ、互いに磁気吸着させ、倒すようにして簡単に外すことができた。
このように目視で磁気吸着する方向を確認できる上に、磁気吸着させたマグネットホルダーはその都度外す必要がなく、次々に重ねて磁気吸着させることができ、操作性が極めて良好であった。
また、リムーバーに磁気吸着させたマグネットホルダーはずらすようにして簡単に取り外すことができ、次に掲示物を被掲示体に固定する際も操作性が極めて良好であった。また、磁極の向きも揃っているため、磁極の向きを特定の向きにして固定しようとする場合も容易であった。
直径8mmの木製丸棒を素材として図3に示すような形状に加工してリムーバーの本体部22を作製した。長さは8mmとし、中央部は6mmと側面が滑らかな曲面を描くように径を細くした。さらに、実施例1で用いたのと同じ磁石30aの片側表面に青色のエポキシスプレー塗装を施し、そちらが表側になるように、さらに反対側には未塗装の磁石30bを本体部40にエポキシ系の接着剤で固定し、その後青色の塗装面がS極になるようにして着磁した。そのようにして作製したリムーバー21を、図2に示した被掲示体50に掲示物60を保持するのに用いたマグネットホルダー10を外すのに用いた。その際、マグネットホルダー10の上面の青色塗装の有無と、リムーバー21の手前側の青色塗装の有無を一致させ、互いに磁気吸着させ、倒すようにして簡単に外すことができた。このようなリムーバーを用いることにより、マグネットホルダーは全て利用でき、利便性をさらに高めることができる。
外径:8mm、内径:3.5mm、厚さ:1.4mmのリング形状の42MGOe級ネオジウム系焼結磁石を素材として用い、コーナー部の面取りのためニッケルメッキ前の焼結体のバレル処理を通常より時間をかけて行なった。その結果コーナー部はr=0.2〜0.3mmとなった。次に、ニッケルメッキを行い、さらにエポキシスプレー塗装で片側を白色に、他の面を青色で塗装した。その後、全て白色塗装面がN極に青色塗装面がS極になるようにして着磁しマグネットホルダー14を作製した。
一方、リムーバーは実施例2のリムーバー21のN極面をエポキシスプレー塗装で白色に塗装することによって作製した。なぜならば、このようにして作製したリムーバー22はマグネットホルダー14と外径が同じで厚めのディスク形状のネオジウム磁石30aと30bを両側に固定しているため、マグネットホルダー14に用いたのと同じ素材の磁石を用いるよりマグネットホルダー14との磁気吸着力をさらに増加させることができるからである。
作製したマグネットホルダー14のA4用紙の保持力は6枚であり、実施例1、実施例2のマグネットホルダーより少ないものの、極めて小型の割には十分な保持力を有していた。また、作製したリムーバー22を用いることにより、マグネットホルダー14を実施例2と同様にして被掲示体から簡単に外すことができ、使い勝手は極めて良好であった。
さらに、2.8mmのガラスの両側にマグネットホルダー14を1個づつ配置した場合の保持力はA4用紙5枚であった。この場合も、磁気吸着しあう向きを目視で識別できるため使い勝手は極めて良好であった。
さらに、マグネットホルダー14はコーナー部をr=0.2mm以上で面取り加工してあるため、2枚程度のA4用紙ではマグネットホルダーをガラスを挟んで互いに磁気吸着させ残した状態で、用紙面上とガラス面上を簡単に面方向に移動させることによって、用紙の脱着ができた。
さらに、上述のように、滑らして用紙の上に乗り上げることが可能なため、その状態で用紙を片側から持ち上げることによっても、簡単にマグネットホルダー14を被掲示体から取り外すことができた。すなわちリムーバーを用いなくても簡単に外せた。
上記に加えて、マグネットホルダー14は厚さが薄いため、例えば本棚や食器戸棚に用いられている引き戸方式のガラス扉に用いても、ぶつからず支障無く用いることができた。
比較例1
実施例3で示したマグネットホルダー14の作製時に用いたリング状のネオジウム焼結磁石をそのままマグネットホルダーとして用いた。ただし、コーナー部は通常の軽度のバレル研磨仕上げを行い、ニッケルメッキ仕上げのままとした。コーナー部のアールは約0.1mm程度であった。
このようなマグネットホルダーは磁極は識別できないため、磁石を複数個重ねた状態のものをリムーバー替わりに用いた場合でも、それを近づけないと磁気吸着するかしないか分からない。そのため、2回に1回の割合で、持ち変える必要が生じ、使い勝手は極めて悪かった。
リムーバーを用いずに外す場合はそのままでは掴みにくく、取り外すことは不可能であった。用紙を近くに置いて、マグネットホルダーを滑らしてその上に載せようとしても用紙端部が座屈変形を起こし、不可能であった。ペンチを用いて外すかあるいはセロテープを近くに貼り付けて滑らせるようにしてその上に載せ、セロテープを剥がすことによりやっと取り外すことができた。
本考案のマグネットホルダーはプラスチック等の他の材料と組み合わせることなく実質的に強力な希土類磁石本体で構成されており、磁極を目視で識別できるように工夫してある。そのため、小型かつ薄型で、掲示物の上での専有面積が極めて少ない上に、製作費も安く経済的なマグネットホルダーとすることができる。また、リムーバーと組み合わせることにより、簡単に被掲示体から脱着することが可能となり、使い勝手が良い。また、本考案のマグネットホルダーを2個用いることによりガラスに掲示物を保持することが可能となり、あるいは画鋲と組み合わせて用いることにより、石膏ボードや木製の壁や家具等にも用いることが可能となり、このように磁性材料に限らず非磁性材料まで利用範囲を広げることができ産業上の利用可能性は高い。
第1の実施形態に係わるマグネットホルダーの斜視図 第1の実施形態に係わるマグネットホルダーの使用状況を示す斜視図 第2の実施形態に係わるリムーバーを説明する斜視図 第4の実施形態に係わるマグネットホルダーの斜視図と断面図 従来のマグネットホルダーの一例を示す平面図と断面図 従来のマグネットホルダーの他の一例を示す斜視図 従来のマグネットホルダーの他の一例を示す斜視図
符号の説明
10、11、12、13、15、16、17 マグネットホルダー
20、21 リムーバー
30a、30b、31、32、33 磁石
40 リムーバー本体部
41、42、43 プラスチック本体
50 被掲示体
60 掲示物

Claims (9)

  1. 両面が平行な面で形成され、両面に垂直方向に着磁された希土類磁石からなり、かつ少なくともN極あるいはS極のどちらか特定した磁極面を着色処理してなることを特徴とするマグネットホルダー。
  2. 請求項1に記載のマグネットホルダーを複数個重ね合わせてなることを特徴とするリムーバー。
  3. 柱状のリムーバー本体の両端に、脱着対象となる請求項1に記載のマグネットホルダーを構成する磁石と同じ磁石を接合し、一方向に着磁処理してあり、かつ請求項1に記載のマグネットホルダーに合わせ少なくとも一端の特定の磁極面を着色処理してなることを特長とするリムーバー。
  4. 柱状のリムーバー本体の両端に、脱着対象となる請求項1に記載のマグネットホルダーよりも磁気吸着力の大きな磁石を接合し、一方向に着磁処理してあり、かつ少なくとも一端については請求項1に記載のマグネットホルダーに合わせ特定の磁極面を着色処理してなることを特徴とするリムーバー。
  5. N極あるいはS極のどちらかの特定した磁極面への前記着色処理が白色の塗装処理であり、他の磁極面には白色以外のカラー塗装を施したことを特徴とする請求項1に記載のマグネットホルダーおよび請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のリムーバー。
  6. マグネットホルダーを構成する希土類磁石の厚さが0.5mm以上で5mm以下かつ外径が5mm以上で15mm以下のディスク状あるいはリング状の磁石としたことを特徴とする請求項1に記載のマグネットホルダーおよび請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のリムーバー。
  7. マグネットホルダーを構成する希土類磁石の厚さが0.5mm以上で5mm以下かつ外接円の外径が6mm以上で15mm以下の四角形以上の正多角形としたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のマグネットホルダーもしくはリムーバー。
  8. マグネットホルダーのコーナー部に0.1mm以上の面取りが施してあることを特徴とする請求項1に記載のマグネットホルダーおよび請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のリムーバー。
  9. 希土類磁石がネオジウム系焼結磁石、ネオジウム系ボンド磁石、サマリウム鉄窒素系ボンド磁石のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のマグネットホルダーおよび請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のリムーバー。
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