JP3102726U

JP3102726U - スロットマシン

Info

Publication number: JP3102726U
Application number: JP2003272441U
Authority: JP
Inventors: 祐二池袋
Original assignee: 株式会社ネット
Priority date: 2003-11-12
Filing date: 2003-11-12
Publication date: 2004-07-15
Anticipated expiration: 2009-11-12

Abstract

【課題】遊技機を取り付けた状態におけるメダル受け皿の高さを変えることなく、遊技者の膝がメダル受け皿に当たらないようにして、楽に遊技を行えるようにしたスロットマシンを提供する。
【解決手段】筐体２の前面下部に入賞時や清算時にメダルを払い出すメダル払出口９が開口し、そのメダル払出口９の下方を囲むように前方に張り出した状態でメダル受け皿１０が設けられたスロットマシン１において、前記メダル受け皿１０の外面下部１０ａを内側に凹ませて、遊技中の遊技者の膝とメダル受け皿１０との間に比較的広めの隙間Ｓが生じるようにする。
【選択図】図３

Description

この考案は、筐体の前面下部にメダル受け皿が設けられたスロットマシンに関する。

スロットマシンは、筐体前面の中央よりも少し上寄りの位置に複数の回転ドラムの図柄を表示する表示部があり、その下方にスタートレバー、ストップボタン等の各種操作具があり、さらにその下方に位置する筐体前面の下端部に前方に突出させた状態でメダル受け皿が設けられている。筐体内部に設置されるメダル払出装置との関係上、メダル受け皿は上記位置に配置せざるを得ない。

ところで、スロットマシンは、床面に固定された枠体に、表示部が椅子に座った遊技者の目の高さとほぼ同じになるように取り付けられる。したがって、メダル受け皿は遊技者の膝のすぐ上に位置するようになる。このような状況では、足を組むと膝が受け皿に当たってしまうため、自由に姿勢を変えることができず、窮屈なおもいをしながら遊技を行わなければならない。特に、体格の大きい人の場合、普通に椅子に座っている状態でも膝が受け皿に当たることがある。

この問題点の解決策として、遊技者がゆったりと遊技できるように、遊技機を取り付ける枠体の下部が内側に傾斜するように形成することにより、遊技者の足元を広くした遊技設備が特許文献１に開示されている。
特開２００２−６６１０１号公報

上記特許文献１に記載の遊技設備によれば、遊技者の足を動かせる領域が広くなり、遊技中の体勢保持がかなり楽になると思われる。しかしながら、膝がメダル受け皿に当たることには変わりなく、やはり足を組む等の姿勢を自由にとることができないので、長時間の遊技は疲れることが予想される。

そこで本考案は、遊技機を取り付けた状態におけるメダル受け皿の高さを変えることなく、遊技者の膝がメダル受け皿に当たらないようにして、楽に遊技を行えるようにすることを課題としている。

上記課題を解決するために、本考案は次の構成とした。すなわち、本考案にかかるスロットマシンは、筐体の前面下部にメダル受け皿が設けられたスロットマシンにおいて、前記メダル受け皿の外面下部を内側に凹ませたことを特徴としている。

本考案の構成とすれば、メダル受け皿と遊技者の膝との間の空間が広くなるので、足を組んでも膝がメダル受け皿に当たらないようになり、自由に姿勢を変えて楽に遊技することができる。

以下、本考案を適用したスロットマシンの実施例について説明する。

図１に示すスロットマシン１は、筐体２の前部が開閉可能な前扉３になっており、その前扉３の前面中央よりも少し上寄りの位置に表示窓４が形成されている。表示窓４には、筐体２に収容されている３個の回転ドラム５，５，５の外周面に描かれている複数の図柄のうち３個ずつが表示される。表示窓４の下側には、遊技用のメダルを投入するメダル投入口６、各回転ドラムを一斉に回転させるスタートレバー７、各回転ドラムを個別に停止させるストップボタン８，８，８等が設けられている。さらに、その下方の前扉３下端部には、入賞時や清算時にメダルを払い出すメダル払出口９が開口し、そのメダル払出口９の下方を囲むように前方に張り出した状態でメダル受け皿１０が設けられている。

メダル受け皿１０は、図２に示すように、外面下部１０ａを内側に凹ませた形状に成形されている。

図３は本実施例のスロットマシンの取り付け状態を表している。スロットマシン１は床面に固定して設置された枠体１１に取り付けられる。その取り付け状態において、座席１２に座った遊技者１３の目の高さと、スロットマシン１の表示窓４の高さとがほぼ同じになるよう設定されている。また、平均的な体格の遊技者の場合、膝よりも少し上にメダル受け皿１０が位置するようになっている。メダル受け皿１０の外面下部の中央部１０ａは内側に凹んでいるので、実際には、膝とメダル受け皿１０との間に比較的広い隙間Ｓが形成される。このため、足を組むことが可能であり、また足を汲み替えるときに膝がメダル受け皿１０に当たることもない。

この考案によるメダル受け皿の形状は、パチンコ遊技機の玉受け皿にも適用できる。

スロットマシンの外観斜視図である。図１におけるＡ矢視図である。スロットマシンの取り付け状態を示す図である。

符号の説明

Ｓ隙間
１スロットマシン
２筐体
３前扉
４表示窓
５回転ドラム
６メダル投入口
７スタートレバー
８ストップボタン
９メダル払出口
１０メダル受け皿
１０ａメダル受け皿の外面下部の中央部
１３遊技者

Claims

筐体の前面下部にメダル受け皿が設けられたスロットマシンにおいて、前記メダル受け皿の外面下部を内側に凹ませたことを特徴とするスロットマシン。