JP3102579U - 分岐管接続口を設けたチャッキバルブ - Google Patents

Abstract

【課題】従来の給配水ラインでは、計器等の取付及び取出し口などの設置は給配水ラインの配管上で分岐して個別の分岐管に設けるために、分岐管の材料費や工事費が高くなる上、ライン全体の設置スペースが大きくなるという欠点があった。
【解決手段】弁体３のガイド６を弁箱内二次側に設け、一次側開口２を筒状に形成し、その周壁に外方へ向かう分岐管の接続口４を設けたチャッキバルブを提供する。
【選択図】図１

Description

本考案は、中高層ビルの給配水ライン、ガソリン・石油等の給油ライン、化学プラントの冷却水ライン等の流体に用いられるチャッキバルブに関する。

給配水ライン等での流体の流量、圧力、温度等の測定のための計器等の設置、逃し弁、受水槽への取出し口等の設置は、配管上で分岐して別々に取り付けることが行われていた。

したがって、従来の給配水ラインでは、計器等の取付及び取出し口などの設置は給配水ラインの配管上で分岐して個別の分岐管に設けるために、分岐管の材料費や工事費が高くなる上、ライン全体の設置スペースが大きくなるという欠点があった。

本考案は、ラインから分岐させる分岐管を省略することによって、ライン全体を小型化すると共に、設置費用を減少させることのできるシステムを提供することを目的とする。

本考案は、弁箱（１）の一次側開口部（２）を筒状に形成し、その周壁に外方へ向かう分岐管の接続口（４）を設けた、チャッキバルブを得ることにより上記課題を解決した。

本考案は、チャッキバルブ弁箱の一次側開口部に接続口（４）を設けたので、配管上にこれらの計器等や取り出し口を設けていた従来の方式に比して、配管上の接続工事が省略でき、工事費が安価になると共に、給配水管が短くなってポンプユニット全体の設置スペースを減らし、小型化が可能となる。

本考案は、弁体のガイド（６）を弁箱の二次側に設け、弁箱の一次側開口部（２）を筒状に形成し、その周壁から外方に向かう分岐管を接続する接続口（４）を設けたチャッキバルブを提供することにより、上記課題を解決した。さらに詳しく述べると、本考案においては、弁体のガイドは従来弁箱の一次側に設けられていたが、これを弁箱の二次側に設けることにより一次側にスペースを得ることができ、このようにして一次側開口部を筒状に形成し、その周壁から外方へ向かう分岐管に接続する接続口（４）を設けた。

上記接続口（４）は、周方向に複数設けることができる。それは、一次側開口部の周壁に設けた異なる方向に向かう複数の接続口であり、このようにしてそれぞれに別の目的の計器等を取り付け又は取り出し口等を設けることができる。

本考案に係るチャッキバルブ弁箱に取り付けた接続口の実施例の断面図 配管上の接続を示す従来例の概略説明図

符号の説明

１…弁箱
２…一次側開口部
３…弁体
４…接続口
５…逃し弁
６…ガイド
７…ポンプ
８…送水管
９…配管上の接続口
１０…計器
１１…チャッキバルブ
１２…仕切弁

Claims (2)

1. 弁体（３）のガイド（６）を弁箱内二次側に設け、弁箱（１）の一次側開口部（２）を筒状に形成し、その周壁に外方へ向かう分岐管の接続口（４）を設けた、チャッキバルブ。
2. 一次側開口部周壁に異なる方向に複数の接続口を設けた請求項１記載のチャッキバルブ。

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