JPH1130349A - 耐震貯水槽用緊急弁 - Google Patents

耐震貯水槽用緊急弁

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JPH1130349A
JPH1130349A JP18644897A JP18644897A JPH1130349A JP H1130349 A JPH1130349 A JP H1130349A JP 18644897 A JP18644897 A JP 18644897A JP 18644897 A JP18644897 A JP 18644897A JP H1130349 A JPH1130349 A JP H1130349A
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JP
Japan
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valve
axis
partition plate
valve box
seismic
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JP18644897A
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Inventor
Minoru Nagao
稔 長尾
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁の使用台数を1台に削減して、信頼性を高
め施工性をよくする。また、耐震貯水槽用緊急弁と耐震
貯水槽の間の配管を不要にして、この配管の損傷による
機能喪失の懸念を無くする。 【解決手段】 第2流出ポートP3を耐震貯水槽2の入
口2Aに、第2流入ポートP4を出口2Bに接続して1
台の耐震貯水槽用緊急弁を貯水槽2に搭載する。筒状の
弁箱12は、一方の仕切板18によって第1流入ポート
P1に対応する第1弁室16と第2流出ポートP3に対
応する第2弁室17に仕切られ、他方の仕切板21によ
って第1流出ポートP2に対応する第3弁室19と第2
流入ポートP4に対応する第4弁室20に仕切られてお
り、仕切板18と仕切板21の間にバタフライ弁15を
介設し、平常時にはアクチュエータ22により弁体14
を弁開させ、異常事態発生時には弁体14を弁閉させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道施設の配水本
管と耐震貯水槽の間に介設して、配水本管の破損等の異
常事態発生時に緊急に作動させ、貯水槽への汚水の流入
を防止するとともに、配水本管の通水を確保する耐震貯
水槽用緊急弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば図8に示すような水
道施設における配水本管1の上流側本管1Aと耐震貯水
槽2の入口2Aとを連通させる流入管3に介設した流入
弁4と、耐震貯水槽2の出口2Bと配水本管1の下流側
本管1Bとを連通させる流出管5に介設した流出弁6お
よび流入管3における流入弁4の上流位置と流出管5に
おける流出弁6の下流位置、つまり流入管3の一次側3
Aと流出管5の二次側5Bとを連通させるバイパス管7
に介設したバイパス弁8の3個の弁4、6、8によって
耐震貯水槽用緊急弁を構成したものが知られている。な
お、図中V1、V2、V3は制水弁を示す。
【0003】前記構成の従来の耐震貯水槽用緊急弁にお
いて、平常時には、図8のようにバイパス弁8と制水弁
V1が弁閉され、流入弁4と流出弁6および制水弁V
3、V3が弁開される。このため、水は矢印で示すよう
に、配水本管1の上流側本管1A→流入管3の一次側3
A→流入弁4→流入管3の二次側3Bの経路で耐震貯水
槽2に流入して貯水される。また、耐震貯水槽2から出
た水は、流出管5の一次側5A→流出弁6→流出管5の
二次側5B→配水本管1の下流側本管1Bの経路で流下
する。この状態で耐震貯水槽2は水道管路の一部として
機能する。
【0004】たとえば、地震などにより配水本管1に破
損等の異常事態が発生して、配水本管1の水圧が設定値
以下に低下すると、この水圧を検知して、図9に示すよ
うに、流入弁4と流出弁6が弁閉され、バイパス弁8が
弁開する。このため、水は矢印で示すように、配水本管
1の上流側本管1A→流入管3の一次側3A→バイパス
管7→流出管5の二次側5B→配水本管1の下流側本管
1Bの経路で流下する。これにより、耐震貯水槽2への
汚水の流入を防止して、応急給水用の飲料水を耐震貯水
槽2内に確保するとともに、配水本管1の通水確保によ
り配水本管1に接続されている消火栓(図示省略)など
の使用可能な状態を得ることができる。
【0005】しかし、従来の耐震貯水槽用緊急弁は、流
入弁4、流出弁6およびバイパス弁8の3個の弁が必要
であるため、弁の使用台数が多くなって誤動作を生じる
確率も高くなる。たとえば異常事態の発生時に、流入弁
4、流出弁6およびバイパス弁8の3個の弁の少なくと
も1つの弁が誤動作すると、耐震貯水槽2への汚水の流
入を防止できても配水本管1の通水が不可能になる不都
合や、配水本管1の通水が確保されても、耐震貯水槽2
への汚水の流入を防止できない不都合などが発生する虞
れを有している。
【0006】また、流入弁4の出口と耐震貯水槽2の入
口2Aとを連通させるために、流入管3の二次側3Bを
配管しなければならず、流出弁6の入口と耐震貯水槽2
の出口2Bとを連通させるために、流出管5の一次側5
Aを配管しなければならない上に、配水本管1と耐震貯
水槽2の間に流入弁4、流出弁6およびバイパス弁8を
収容して管理する大型の弁管理室を構築する必要がある
ので施工性に劣る。さらに、二次側3Bもしくは一次側
5Aに損傷が生じて、貯水槽用緊急弁の機能が喪失する
おそれもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の耐震
貯水槽用緊急弁は、弁の使用台数が多いので誤動作を生
じる確率も高くなり、たとえば配水本管の通水不可能な
不都合や、耐震貯水槽への汚水の流入を防止できない不
都合などが発生する虞れを有しているとともに、弁の出
口と耐震貯水槽の入口および弁の入口と耐震貯水槽の出
口とを連通させるための配管を必要とする上に、配水本
管と貯水槽の間に大型の別設弁管理室を構築する必要が
あるので施工性に劣る。また、耐震貯水槽用緊急弁と耐
震貯水槽の間の配管に損傷が生じて、耐震貯水槽用緊急
弁の機能を喪失させる虞れもある。
【0008】そこで、本発明は、弁の使用台数を1台に
減らし、弁の誤動作により不都合が発生する確率を低下
させて、信頼性を高めるとともに、耐震貯水槽用緊急弁
と耐震貯水槽の間の配管および別設弁管理室を不要にし
て、施工性をよくするとともに、耐震貯水槽用緊急弁と
耐震貯水槽の間の配管を不要にすることにより、この配
管の損傷による機能の喪失を懸念しなくてもよい耐震貯
水槽用緊急弁を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明に係る耐震貯水槽用緊急弁
は、筒状の弁箱の周壁部に配水本管の上流側本管に通じ
る第1流入ポートと、配水本管の下流側本管に通じる第
1流出ポートと、耐震貯水槽の入口に通じる第2流出ポ
ートと、耐震貯水槽の出口に通じる第2流入ポートが設
けられ、前記弁箱の内部には、前記第1流入ポートに対
応する第1弁室と第2流出ポートに対応する第2弁室と
を円周方向で仕切る一方の仕切板と、前記第1流出ポー
トに対応する第3弁室と第2流入ポートに対応する第4
弁室とを円周方向で仕切る他方の仕切板が弁箱の軸線方
向に離れて設けられ、前記一方の仕切板と他方の仕切板
の間に、前記弁箱の軸線に交差する軸線を備えた略環状
の弁箱シート部と、この弁箱シート部の軸線および前記
弁箱の軸線にそれぞれ交差する軸線を有する弁棒と、こ
の弁棒に取付けられて該弁棒とともに弁棒の軸線まわり
に回転して外周の弁体シート部が前記弁箱シート部に接
離して開閉する弁体とを備えたバタフライ弁またはボー
ル弁が前記一方の仕切板と他方の仕切板の間に介設され
ていることを特徴としている。
【0010】また、請求項2に記載の発明に係る貯水槽
用緊急弁は、前記第2流出ポートおよび第2流入ポート
のそれぞれを前記弁箱の軸線に交差する第1の軸線を有
して該弁箱の外側に延出させ、前記第1流入ポートおよ
び第1流出ポートそれぞれを前記弁箱の軸線に交差し、
かつ前記第1の軸線に交差する第2の軸線を有して該弁
箱の外側に延出させていることを特徴としている。
【0011】さらに、請求項3に記載の発明に係る貯水
槽用緊急弁は、前記バタフライ弁またはボール弁が前記
弁箱に着脱可能に取付けられて前記一方の仕切板と他方
の仕切板の間に介設されていることを特徴としている。
【0012】請求項1および請求項2に記載の発明によ
れば、第2流出ポートを耐震貯水槽の入口に接続し、か
つ第2流入ポートを耐震貯水槽の出口に接続することに
よって、貯水槽用緊急弁を耐震貯水槽に搭載することが
できる。また、配水本管の破損等の異常事態の発生時に
緊急に作動させ、耐震貯水槽への汚水の流入を防止する
とともに、配水本管の通水を確保することも可能であ
る。請求項3に記載の発明によれば、弁箱を耐震貯水槽
から取り外すことなく、バタフライ弁またはボール弁を
脱着または交換することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明の平常時における
一実施の形態を示す半截縦断面図、図2は図1のA−A
線断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4は弁箱の
展開断面図である。なお、図8および図9の従来例と同
一もしくは相当部分には同一符号を付して説明する。図
1ないし図4において、耐震貯水槽用緊急弁は、1つの
筒状の弁箱12と、この弁箱12に取付けられるバタフ
ライ弁15とを備えている。
【0014】弁箱12の周壁部には、配水本管1の上流
側本管1Aに通じる第1流入ポートP1と、配水本管1
の下流側本管1Bに通じる第1流出ポートP2と、耐震
貯水槽2の入口2Aに通じる第2流出ポートP3と、耐
震貯水槽2の出口2Bに通じる第2流入ポートP4が設
けられ、第2流出ポートP3および第2流入ポートP4
のそれぞれを弁箱12の軸線C1に直交する第1の軸線
C2を有して垂直に弁箱12の外側に延出させ、第1流
入ポートP1および第1流出ポートP2のそれぞれを記
弁箱12の軸線C1に直交し、かつ第1の軸線C2に直
交する第2の軸線C3を有して水平に弁箱12の外側に
延出させている。
【0015】弁箱12の内部には、第1流入ポートP1
に対応する第1弁室16と第2流出ポートP3に対応す
る第2弁室17とを円周方向で仕切る一方の仕切板18
と、第1流出ポートP2に対応する第3弁室19と第2
流入ポートP4に対応する第4弁室20とを円周方向で
仕切る他方の仕切板21が弁箱12の軸線C1方向に離
れて設けられている。
【0016】バタフライ弁15は、弁箱12に固着して
一方の仕切板18と他方の仕切板21の間に介設される
もので、弁箱シート部11、弁棒13および弁体14を
備えている。弁箱シート部11は略環状に形成され、一
方の仕切板18と他方の仕切板21の間に弁箱12の軸
線C1に交差する軸線C4を有して介設される。弁棒1
3は弁箱シート部11の軸線C4および弁箱12の軸線
C1にそれぞれ交差し、傾斜角θが45゜の軸線C5を
有して弁箱12の外部に延出しており、この弁棒13に
弁体14が一体に取付けられて、該弁棒13とともに軸
線C5まわりに回転して外周の弁体シート部10が弁箱
シート部11に接離して開閉する。また、弁棒13の上
端部に開閉用アクチュエータ22に連結され、この開閉
用アクチュエータ22は、圧力取出管9によって取り出
されて制御器23に入力された配水本管1の圧力が作動
設定値を超えている平常時には、制御器23から出力さ
れる第1信号により弁体14を図1ないし図3のように
弁開させ、圧力取出管9によって取り出されて制御器2
3に入力された配水本管1の圧力が作動設定値以下に低
下した異常事態発生時には、制御器23から出力される
第2信号により弁体14を図5ないし図7のように弁閉
させるようには作動する。なお、図4のV1は制水弁を
示す。
【0017】このような構成であれば、第2流出ポート
P3を貯水槽2の入口2Aに接続し、かつ第2流入ポー
トP4を貯水槽2の出口2Bに接続することによって、
耐震貯水槽用緊急弁を耐震貯水槽2に搭載することがで
き、搭載した状態で配水本管1の上流側本管1Aは流入
管3の一次側3Aを介して第1流入ポートP1に接続で
き、配水本管1の下流側本管1Bは流出管5の二次側5
Bを介して第1流出ポートP2に接続できる。
【0018】配水本管1の圧力が作動設定値を超えてい
る平常時には、制御器23から出力される第1信号によ
り開閉用アクチュエータ22が作動して弁体14を図1
ないし図3のように弁開させる。これにより、第1弁室
16と第2弁室17は連通し、第3弁室19と第4弁室
20は連通する。したがって、水は配水本管1の上流側
本管1A→流入管3の一次側3A→第1流入ポートP1
→第1弁室16→第2弁室17→第2流出ポートP3→
耐震貯水槽2の入口2Aの経路で耐震貯水槽2に流入し
て貯水される。また、耐震貯水槽2の出口2Bから出た
水は、第2流入ポートP4→第4弁室20→第3弁室1
9→第1流出ポートP2→流出管5の二次側5B→配水
本管1の下流側本管1Bの経路で流下する。この状態で
耐震貯水槽2は水道管路の一部として機能する。
【0019】たとえば、地震などにより配水本管1に破
損等の異常事態が発生して、配水本管1の圧力が設定値
以下に低下すると、制御器23から出力される第2信号
により開閉用アクチュエータ22が逆作動して弁体14
を図5ないし図3のように弁閉させる。これにより、第
1弁室16と第3弁室19は連通し、第2弁室17と第
4弁室20は連通する。したがって、水は配水本管1の
上流側本管1A→流入管3の一次側3A→第1流入ポー
トP1→第1弁室16→第3弁室19→第1流出ポート
P2→流出管5の二次側5B→配水本管1の下流側本管
1Bの経路で流下する。すなわち、耐震貯水槽2への汚
水の流入を防止して、応急給水用の飲料水を耐震貯水槽
2内に確保するとともに、配水本管1の通水確保により
配水本管1に接続されている消火栓(図示省略)などの
使用可能な状態を得ることができる。
【0020】このように、本発明に係る耐震貯水槽用緊
急弁は、使用台数を1台に削減できるので、耐震貯水槽
用緊急弁の誤動作により不都合が発生する確率を低下さ
せて、信頼性を高めることができる。また、第2流出ポ
ートP3を耐震貯水槽2の入口2Aに接続し、かつ第2
流入ポートP4を耐震貯水槽2の出口2Bに接続するこ
とによって、耐震貯水槽用緊急弁を耐震貯水槽2に搭載
することができるので、従来の耐震貯水槽用緊急弁にお
いて必要とされていた弁の出口と耐震貯水槽2の入口と
を連通させるための流入管3の二次側配管3Bと、弁の
入口と耐震貯水槽2の出口とを連通させるための流出管
5の一次側配管5Aおよび大型の弁管理室などがそれぞ
れ不要になる。このため、施工性がよくなるとともに、
二次側配管3Bと一次側配管5Aが不要になることによ
り、これら両配管3B、5Aの損傷による耐震貯水槽用
緊急弁の機能喪失を懸念しなくてよい。さらに、弁棒1
3は弁箱シート部11の軸線C4および弁箱12の軸線
C1にそれぞれ交差し、傾斜角θが45゜の軸線C5を
有して弁箱12の外部に延出させているので、耐震貯水
槽用緊急弁の全高Hが低く抑えられ、地中に埋設される
耐震貯水槽2の土被りを小さくして、施工性の向上に寄
与することができる。
【0021】なお、前記実施の形態では、バタフライ弁
15を使用しているボール弁であってもよい。また、第
1流入ポートP1および第1流出ポートP2それぞれの
第2の軸線C3を第1の軸線C2に直交させて水平方向
外側へ延出させているが、第2の軸線C3を第1の軸線
C2に交差させて若干上向きで外側へ延出させた構成あ
るいは第2の軸線C3を第1の軸線C2に交差させて若
干下向きで外側へ延出させた構成であってもよい。
【0022】さらに、前記実施の形態では、バタフライ
弁15を弁箱12に固着して一方の仕切板18と他方の
仕切板21の間に介設しているが、バタフライ弁15ま
たはボール弁を弁箱12に着脱可能に取付けて、一方の
仕切板18と他方の仕切板21の間に介設するように構
成してもよい。このように構成することで、弁箱12を
耐震貯水槽2から取り外すことなく、バタフライ弁15
またはボール弁を脱着または交換することができるの
で、これらのメンテナンスおよび交換作業が容易にな
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および請
求項2に記載の発明は、耐震貯水槽用緊急弁の使用台数
を1台に削減できるので、耐震貯水槽用緊急弁の誤動作
により不都合が発生する確率を低下させて、信頼性を高
めることができる。また、第2流出ポートを耐震貯水槽
の入口に接続し、かつ第2流入ポートを耐震貯水槽の出
口に接続することによって、耐震貯水槽用緊急弁を耐震
貯水槽に搭載することができるので、従来の耐震貯水槽
用緊急弁において必要とされていた弁の出口と耐震貯水
槽の入口とを連通させるための流入管の二次側配管と、
弁の入口と耐震貯水槽の出口とを連通させるための流出
管の一次側配管および大型の別設弁管理室などがそれぞ
れ不要になる。このため、施工性がよくなるとともに、
前記二次側配管と一次側配管が不要になることにより、
これら両配管の損傷による耐震貯水槽用緊急弁の機能喪
失を懸念しなくてよい。さらに、弁棒は弁箱シート部の
軸線および弁箱の軸線にそれぞれ交差し、傾斜角をもつ
軸線を有して弁箱の外部に延出させているので、耐震貯
水槽用緊急弁の全高が低く抑えられ、地中に埋設される
耐震貯水槽の土被りを小さくして、施工性の向上に寄与
することができる。しかも、構造が複雑な配管材料の使
用を省略して、配水本管と貯水槽の間の管路に介設する
ことにより、配水本管の破損等の異常事態発生時に緊急
に作動させ、貯水槽への汚水の流入を防止するととも
に、配水本管の通水を確保することができるので、製作
が簡単である。請求項3に記載の発明は、弁箱を耐震貯
水槽から取り外すことなく、バタフライ弁またはボール
弁を脱着または交換することができるので、これらのメ
ンテナンスおよび交換作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平常時における一実施の形態を示す半
截縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】弁箱の展開断面図である。
【図5】本発明の異常事態発生時における一実施の形態
を示す縦断面図である。
【図6】図5のD−D線断面図である。
【図7】図5のE−E線断面図である。
【図8】従来例の平常時における形態を示す構成図であ
る。
【図9】従来例の異常事態発生時における形態を示す構
成図である。
【符号の説明】
1 配水本管 1A 上流側本管 1B 下流側本管 2 耐震貯水槽 2A 入口 2B 出口 10 弁体シート部 11 弁箱シート部 12 筒状の弁箱 13 弁棒 14 弁体 15 バタフライ弁またはボール弁 16 第1弁室 17 第2弁室 18 一方の仕切板 19 第3弁室 20 第4弁室 21 他方の仕切板 P1 第1流入ポート P2 第1流出ポート P3 第2流出ポート P4 第2流入ポート C1 弁箱の軸線 C2 第1の軸線 C3 第2の軸線 C4 弁箱シート部の軸線 C5 弁棒の軸線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の弁箱の周壁部に配水本管の上流側
    本管に通じる第1流入ポートと、配水本管の下流側本管
    に通じる第1流出ポートと、耐震貯水槽の入口に通じる
    第2流出ポートと、耐震貯水槽の出口に通じる第2流入
    ポートが設けられ、 前記弁箱の内部には、前記第1流入ポートに対応する第
    1弁室と第2流出ポートに対応する第2弁室とを円周方
    向で仕切る一方の仕切板と、前記第1流出ポートに対応
    する第3弁室と第2流入ポートに対応する第4弁室とを
    円周方向で仕切る他方の仕切板が弁箱の軸線方向に離れ
    て設けられ、 前記一方の仕切板と他方の仕切板の間に、前記弁箱の軸
    線に交差する軸線を備えた略環状の弁箱シート部と、こ
    の弁箱シート部の軸線および前記弁箱の軸線にそれぞれ
    交差する軸線を有する弁棒と、この弁棒に取付けられて
    該弁棒とともに弁棒の軸線まわりに回転して外周の弁体
    シート部が前記弁箱シート部に接離して開閉する弁体と
    を備えたバタフライ弁またはボール弁が前記一方の仕切
    板と他方の仕切板の間に介設されていることを特徴とす
    る耐震貯水槽用緊急弁。
  2. 【請求項2】 前記第2流出ポートおよび第2流入ポー
    トのそれぞれを前記弁箱の軸線に交差する第1の軸線を
    有して該弁箱の外側に延出させ、前記第1流入ポートお
    よび第1流出ポートそれぞれを前記弁箱の軸線に交差
    し、かつ前記第1の軸線に交差する第2の軸線を有して
    該弁箱の外側に延出させていることを特徴とする請求項
    1記載の耐震貯水槽用緊急弁。
  3. 【請求項3】 前記バタフライ弁またはボール弁が前記
    弁箱に着脱可能に取付けられて前記一方の仕切板と他方
    の仕切板の間に介設されていることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の耐震貯水槽用緊急弁。
JP18644897A 1997-07-11 1997-07-11 耐震貯水槽用緊急弁 Pending JPH1130349A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6642626B2 (en) * 2001-06-12 2003-11-04 Hynix Semiconductor Inc. Ball grid array IC package and manufacturing method thereof
US6774348B2 (en) 2002-06-04 2004-08-10 Honeywell International Inc. Method and apparatus for monitoring the power of a multi-wavelength optical signal
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