JP3102435B2 - 金属加工ラインの需要電力制御装置 - Google Patents
金属加工ラインの需要電力制御装置Info
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- JP3102435B2 JP3102435B2 JP02242764A JP24276490A JP3102435B2 JP 3102435 B2 JP3102435 B2 JP 3102435B2 JP 02242764 A JP02242764 A JP 02242764A JP 24276490 A JP24276490 A JP 24276490A JP 3102435 B2 JP3102435 B2 JP 3102435B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、大口の電力需要家の需要電力を適正化する
金属加工ラインの需要電力制御装置に関する。
金属加工ラインの需要電力制御装置に関する。
(従来の技術) 一般に、大口の電力需要家に対しては、最大需要電力
で料金設定される。そのため、大口電力需要家に対して
は、最大需要電力を抑制するデマンドコントローラや力
率改善装置が導入されるようになってきた。
で料金設定される。そのため、大口電力需要家に対して
は、最大需要電力を抑制するデマンドコントローラや力
率改善装置が導入されるようになってきた。
デマンドコントローラは、主として電力会社の取引用
計器などの使用電力量に比例したパルス変換器等を介し
て受けて、使用可能電力,予測デマンド値,調整電力値
などの演算・表示を行うと共に、警報の発生および負荷
制御指令の出力信号を出すものである。
計器などの使用電力量に比例したパルス変換器等を介し
て受けて、使用可能電力,予測デマンド値,調整電力値
などの演算・表示を行うと共に、警報の発生および負荷
制御指令の出力信号を出すものである。
一方、力率改善装置は、無効電力が増大すると、線電
流が大となり線路の電圧降下、電力損失の増加を招き、
送配電設備の設備容量を大きくしなければならないの
で、遅れ力率0.85を基準として、これより力率が良い場
合は割安に、悪い場合は割り高となっているため、力率
改善用のコンデンサを設置するようにしたものである。
一般にはコンデンサは固定的に設置されるが、これでは
夜間など軽負荷時、配線線路が進み力率となり、受電端
電圧が上昇し、ランプ類の寿命を縮めるなど過電圧によ
る弊害が生じるので、無効電力を検出し、無効電力が設
定値をオーバしたときのみコンデンサを投入する方式も
採用されている。
流が大となり線路の電圧降下、電力損失の増加を招き、
送配電設備の設備容量を大きくしなければならないの
で、遅れ力率0.85を基準として、これより力率が良い場
合は割安に、悪い場合は割り高となっているため、力率
改善用のコンデンサを設置するようにしたものである。
一般にはコンデンサは固定的に設置されるが、これでは
夜間など軽負荷時、配線線路が進み力率となり、受電端
電圧が上昇し、ランプ類の寿命を縮めるなど過電圧によ
る弊害が生じるので、無効電力を検出し、無効電力が設
定値をオーバしたときのみコンデンサを投入する方式も
採用されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の毎きデマンドコトローラや力率
改善装置は、負荷の使用状況に応じて、予め設定した比
較的重要度の低い負荷をしゃ断したり、コンデンサを投
入する方式であったため、負荷自身は、現在使用状況を
そのまま認めなければならず、過去及び現在の負荷状況
の延長線上で将来の負荷を推定しなければならず、予測
が必ずしも実際と一致せず、制御が適切でないという問
題点があった。
改善装置は、負荷の使用状況に応じて、予め設定した比
較的重要度の低い負荷をしゃ断したり、コンデンサを投
入する方式であったため、負荷自身は、現在使用状況を
そのまま認めなければならず、過去及び現在の負荷状況
の延長線上で将来の負荷を推定しなければならず、予測
が必ずしも実際と一致せず、制御が適切でないという問
題点があった。
また、デマンドコントローラは、電力需要が管理目標
電力(目標値)を上回る恐れがあるとき、適宜警報を発
生したのち、比較的需要強度が低い負荷から順に、次々
と電力しゃ断するという方式であったため、例えば製品
加工を行う工場では製品加工ができなくなったり危険性
が伴う等の理由により、設置不可能か、あるいは、同一
配電設備に接続されている事務所の電灯の一部を消灯す
る位のことしかできず、本来の機能を十分発揮できない
等の問題点があった。
電力(目標値)を上回る恐れがあるとき、適宜警報を発
生したのち、比較的需要強度が低い負荷から順に、次々
と電力しゃ断するという方式であったため、例えば製品
加工を行う工場では製品加工ができなくなったり危険性
が伴う等の理由により、設置不可能か、あるいは、同一
配電設備に接続されている事務所の電灯の一部を消灯す
る位のことしかできず、本来の機能を十分発揮できない
等の問題点があった。
そこで、本発明は、受電設備と負荷の協調を図ること
により、適切な電力需要の予測を立てつつ、需要電力が
管理目標値を上回ることがないよう適切に制御すること
ができる金属加工ラインの需要電力制御装置を提供する
ことを目的とする。
により、適切な電力需要の予測を立てつつ、需要電力が
管理目標値を上回ることがないよう適切に制御すること
ができる金属加工ラインの需要電力制御装置を提供する
ことを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、所定の受電設備か
ら電力を供給される金属加工機を含む複数の電力負荷機
器を備えた金属加工ラインにおいて、前記受電設備に、
当該受電設備の電力を制御する電力制御ターミナルを設
ける一方、前記各電力負荷機器に、当該各電力負荷機器
の電力を制御する電力制御ターミナルをそれぞれ設け
て、これらの電力制御ターミナルを通信ネットワークを
介して相互に接続し、前記受電設備の電力制御ターミナ
ルに、前記各電力負荷機器の電力制御ターミナルから送
信される各電力負荷機器の動作予定に基づいて需要電力
の予測を立てるとともに、必要に応じて電力削減指令を
出力する電力予測手段を設ける一方、前記各電力負荷機
器の電力制御ターミナルに、前記受電設備の電力制御タ
ーミナルから送信される前記電力予測手段による電力削
減指令に基づいて、任意の電力負荷機器の動作タイミン
グまたは動作スケジュールの変更により当該電力負荷機
器の電力ピークをずらすことで各電力負荷機器全体の需
要電力を抑制する条件設定手段を設けた金属加工ライン
の需要電力制御装置である。
ら電力を供給される金属加工機を含む複数の電力負荷機
器を備えた金属加工ラインにおいて、前記受電設備に、
当該受電設備の電力を制御する電力制御ターミナルを設
ける一方、前記各電力負荷機器に、当該各電力負荷機器
の電力を制御する電力制御ターミナルをそれぞれ設け
て、これらの電力制御ターミナルを通信ネットワークを
介して相互に接続し、前記受電設備の電力制御ターミナ
ルに、前記各電力負荷機器の電力制御ターミナルから送
信される各電力負荷機器の動作予定に基づいて需要電力
の予測を立てるとともに、必要に応じて電力削減指令を
出力する電力予測手段を設ける一方、前記各電力負荷機
器の電力制御ターミナルに、前記受電設備の電力制御タ
ーミナルから送信される前記電力予測手段による電力削
減指令に基づいて、任意の電力負荷機器の動作タイミン
グまたは動作スケジュールの変更により当該電力負荷機
器の電力ピークをずらすことで各電力負荷機器全体の需
要電力を抑制する条件設定手段を設けた金属加工ライン
の需要電力制御装置である。
また、請求項1記載の発明において、前記各電力負荷
機器の電力制御ターミナルは、任意の電力負荷機器の動
作タイミングまたは動作スケジュールの変更により当該
電力負荷機器の電力ピークをずらすことで各電力負荷機
器全体の需要電力を抑制し、それでも足りない場合、任
意の金属加工機による加工が終了した時点でその金属加
工機の作動を一時停止させることで各電力負荷機器全体
の需要電力をさらに抑制する金属加工ラインの需要電力
制御装置である。
機器の電力制御ターミナルは、任意の電力負荷機器の動
作タイミングまたは動作スケジュールの変更により当該
電力負荷機器の電力ピークをずらすことで各電力負荷機
器全体の需要電力を抑制し、それでも足りない場合、任
意の金属加工機による加工が終了した時点でその金属加
工機の作動を一時停止させることで各電力負荷機器全体
の需要電力をさらに抑制する金属加工ラインの需要電力
制御装置である。
(実施例) 以下、本発明を工場受配電設備に適用した例を挙げ、
本発明の実施例を説明する。
本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る金属加工ラインの
需要電力制御装置を示すブロック図である。
需要電力制御装置を示すブロック図である。
図において、受配電設備1を収納するキュービクル
(インテリジェントキュービクル)2には、従来同様の
デマンドコントローラ3と、例えば10バンクのコンデン
サバンク4が配置されている。また、キュービクル2に
は、換気装置など付属装置5が配置され、デマンドコン
トローラ3と、コンデンサバンク4と、付属装置5は、
通信部6及びデータ処理部7、機器制御部8を備えたデ
ータ通信ターミナル(電力制御ターミナルとも呼ぶ)9
の機器制御部8に接続されている。
(インテリジェントキュービクル)2には、従来同様の
デマンドコントローラ3と、例えば10バンクのコンデン
サバンク4が配置されている。また、キュービクル2に
は、換気装置など付属装置5が配置され、デマンドコン
トローラ3と、コンデンサバンク4と、付属装置5は、
通信部6及びデータ処理部7、機器制御部8を備えたデ
ータ通信ターミナル(電力制御ターミナルとも呼ぶ)9
の機器制御部8に接続されている。
一方、前記受配電設備1からは、前記デマンドコント
ローラ3にてしゃ断制御可能のデマンドコントロール電
力配線10と、前記デマンドコントローラ3ではしゃ断不
可の非コントロール電力配線11が出力され、非コントロ
ール電力配線11には、適宜分類された負荷群(単一負荷
または集合負荷)毎に配置される電力制御ターミナル1
2,13,14,15,16,17,・・・によりそれぞれ開閉制御され
る開閉器18を介して個別の負荷が接続されている。一般
に、デマンドコントロール電力配線10は事務所側の電灯
回線に対して配線され、非コントロール電力配線11は、
機械の配置されるラインに対して配線される。
ローラ3にてしゃ断制御可能のデマンドコントロール電
力配線10と、前記デマンドコントローラ3ではしゃ断不
可の非コントロール電力配線11が出力され、非コントロ
ール電力配線11には、適宜分類された負荷群(単一負荷
または集合負荷)毎に配置される電力制御ターミナル1
2,13,14,15,16,17,・・・によりそれぞれ開閉制御され
る開閉器18を介して個別の負荷が接続されている。一般
に、デマンドコントロール電力配線10は事務所側の電灯
回線に対して配線され、非コントロール電力配線11は、
機械の配置されるラインに対して配線される。
図示の電力制御ターミナル12,13,14,15は、キュービ
クル側の電力制御ターミナル9と同様に、通信部6とデ
ータ処理部7と機器制御部8とを備えたものである。ま
た、電力制御ターミナル16,17は、このうちデータ処理
部7を有しない種別のものである。
クル側の電力制御ターミナル9と同様に、通信部6とデ
ータ処理部7と機器制御部8とを備えたものである。ま
た、電力制御ターミナル16,17は、このうちデータ処理
部7を有しない種別のものである。
一般には、データ処理部7を有する電力制御ターミナ
ル12,13・・・は、工場ローカルエリアネットワーク(L
AN)や、一つのまとまった加工ラインや、複数負荷をま
とめて群管理を行う群管理部に対して設置されるもので
ある。また、データ処理部7を有さない電力制御ターミ
ナル16,17は一つの指令に対し1または複数負荷を同時
的に、または一定のシーケンスで開閉制御可能の負荷に
対して設置されるものである。
ル12,13・・・は、工場ローカルエリアネットワーク(L
AN)や、一つのまとまった加工ラインや、複数負荷をま
とめて群管理を行う群管理部に対して設置されるもので
ある。また、データ処理部7を有さない電力制御ターミ
ナル16,17は一つの指令に対し1または複数負荷を同時
的に、または一定のシーケンスで開閉制御可能の負荷に
対して設置されるものである。
各電力制御ターミナル9,12,13・・・17は、アドレ
ス,データ,プログラムにより通信を行う通信回線19に
接続され、電力制御用の通信ネットワークを構成してい
る。ただし、データ処理部7を有さない電力制御用ター
ミナル16,17は、データ送信機能を省略することも可能
である。
ス,データ,プログラムにより通信を行う通信回線19に
接続され、電力制御用の通信ネットワークを構成してい
る。ただし、データ処理部7を有さない電力制御用ター
ミナル16,17は、データ送信機能を省略することも可能
である。
第2図は、LANの一例を示す説明図である。
図示のように、本例のLANは、通信回線20に、メイン
コントローラ21と、自動プログラミング装置22と、数値
制御(NC)装置23と、複数のデータ処理装置24とを相互
に接続して成り、各データ処理装置24にて各加工機25
(25A,25B,25C)をスケジュール運転するものである。
加工機25Aはパンチプレス機、25Bはパンチ・レーザ複合
加工機、25Cはレーザ加工機であるとする。LAN20に接続
される各部材には、適宜データベース26が接続されてい
る。
コントローラ21と、自動プログラミング装置22と、数値
制御(NC)装置23と、複数のデータ処理装置24とを相互
に接続して成り、各データ処理装置24にて各加工機25
(25A,25B,25C)をスケジュール運転するものである。
加工機25Aはパンチプレス機、25Bはパンチ・レーザ複合
加工機、25Cはレーザ加工機であるとする。LAN20に接続
される各部材には、適宜データベース26が接続されてい
る。
スケジュール運転の一例を示すと、メインコントロー
ラ21で複数プログラムPi(P1,P2,・・・)の実行順序
と、各プログラムの繰り返し回数を編集し、各加工機25
に対してそれぞれのスケジュールについての作動指令を
出力すると、各加工機25がそれぞれのスタートボタンの
オン操作に次いで指令の通りのスケジュール運転を実行
する。各加工機25が連動されてスケジュール運転される
ことも有る。
ラ21で複数プログラムPi(P1,P2,・・・)の実行順序
と、各プログラムの繰り返し回数を編集し、各加工機25
に対してそれぞれのスケジュールについての作動指令を
出力すると、各加工機25がそれぞれのスタートボタンの
オン操作に次いで指令の通りのスケジュール運転を実行
する。各加工機25が連動されてスケジュール運転される
ことも有る。
スケジュール運転に使われるプログラムPiは、自動プ
ラグラミング装置22によって作成される。例えば、自動
プログラミング装置22に、平板状のワークの各所に種々
多数の穴の明いた図形データを入力すると、パンチプレ
ス機25Aにて順次穴明け加工するよう数値制御するため
のNCプログラムデータが生成される。また、パンチ・レ
ーザの複合加工機25Bでは、パンチ不能の穴形状に対
し、その部分をレーザ加工するようプログラミングされ
る。
ラグラミング装置22によって作成される。例えば、自動
プログラミング装置22に、平板状のワークの各所に種々
多数の穴の明いた図形データを入力すると、パンチプレ
ス機25Aにて順次穴明け加工するよう数値制御するため
のNCプログラムデータが生成される。また、パンチ・レ
ーザの複合加工機25Bでは、パンチ不能の穴形状に対
し、その部分をレーザ加工するようプログラミングされ
る。
したがって、各加工機25では、スケジュールされたプ
ログラムデータを入力し、順次設定された速度にてプロ
グラム実行され、順次製品が加工されてゆくことにな
る。
ログラムデータを入力し、順次設定された速度にてプロ
グラム実行され、順次製品が加工されてゆくことにな
る。
ただし、加工の途中で電源しゃ断されると、機械はそ
の場停止となるので、危険であることは勿論のこと、加
工中の製品は不良となってしまうことになる。また、緊
急停止のボタンを押すと、機械は原則として安全方向に
作動してその場停止されるので、多くの場合不良品が発
生する。さらに、一般的な一時停止の場合には、多くの
場合、現在行っている加工の終了時点で加工を中断した
状態となるので、レーザ加工機25Cなど一つの加工に多
くの時間を要する場合を除いて、不良品を発生しないま
まで加工中断状態となる。なお、NC装置では、一時停止
の場合には、サーボ制御回路の原点復帰は必要ないが、
緊急停止の場合は、原点復帰作業からやり直さなければ
ならない。
の場停止となるので、危険であることは勿論のこと、加
工中の製品は不良となってしまうことになる。また、緊
急停止のボタンを押すと、機械は原則として安全方向に
作動してその場停止されるので、多くの場合不良品が発
生する。さらに、一般的な一時停止の場合には、多くの
場合、現在行っている加工の終了時点で加工を中断した
状態となるので、レーザ加工機25Cなど一つの加工に多
くの時間を要する場合を除いて、不良品を発生しないま
まで加工中断状態となる。なお、NC装置では、一時停止
の場合には、サーボ制御回路の原点復帰は必要ないが、
緊急停止の場合は、原点復帰作業からやり直さなければ
ならない。
このように、NC装置を含む加工機では、電源しゃ断は
禁物で、ある一つの加工についてて作動タイミングをず
らしたい場合には、スタート時点をずらせるか、プログ
ラムの内容を変更するか、改良一時停止の信号を与える
かによらねばならない。改良一時停止の信号とは、本例
で特に提案するもので、一時停止の指令を与えることに
より、その加工を終了してから次の加工に対してプログ
ラム中断し、不良品を発生することなく、復帰の指令で
そのまま加工を続行できるものである。この改良一時停
止の信号によれば、レーザ加工であっても不良品を発生
することがない。
禁物で、ある一つの加工についてて作動タイミングをず
らしたい場合には、スタート時点をずらせるか、プログ
ラムの内容を変更するか、改良一時停止の信号を与える
かによらねばならない。改良一時停止の信号とは、本例
で特に提案するもので、一時停止の指令を与えることに
より、その加工を終了してから次の加工に対してプログ
ラム中断し、不良品を発生することなく、復帰の指令で
そのまま加工を続行できるものである。この改良一時停
止の信号によれば、レーザ加工であっても不良品を発生
することがない。
第3図はキュービクル2側の電力制御ターミナル9の
状態を示すブロック図である。
状態を示すブロック図である。
図示のように、電力制御ターミナル9は、前述の通信
部6と、これに接続される受信データ・プログラム解析
部27及び送信データ・プログラム生成部28と、これら解
析部27及び生成部28と接続される電力予測部29と、該予
測部29と接続されるデマンド条件演算部30及びコンデン
サ切換え条件演算部31と、データベース32と、前述の機
器制御部8に相当するデマンド条件出力部8a及びコンデ
ンサ切換え制御部8b並びに付属設備制御部8cとを備えて
構成されている。
部6と、これに接続される受信データ・プログラム解析
部27及び送信データ・プログラム生成部28と、これら解
析部27及び生成部28と接続される電力予測部29と、該予
測部29と接続されるデマンド条件演算部30及びコンデン
サ切換え条件演算部31と、データベース32と、前述の機
器制御部8に相当するデマンド条件出力部8a及びコンデ
ンサ切換え制御部8b並びに付属設備制御部8cとを備えて
構成されている。
受信データ・プログラム解析部27は、通信部6を介し
て入力された他の電力制御ターミナル12〜15からのデー
タあるいはプログラムを解析し、適宜分類整理して電力
予測部29に渡すものである。
て入力された他の電力制御ターミナル12〜15からのデー
タあるいはプログラムを解析し、適宜分類整理して電力
予測部29に渡すものである。
電力予測部29は、電流計,電圧計,電力(有効,無
効)計,温度計など各種センサ類33からの検出信号を入
力し、他の電力制御ターミナル12〜15から入力されたデ
ータ、あるいはプログラムの解析結果を参照し、適宜フ
ァジィ推論を与えて電力(有効,無効)の予測を行い、
予測電力が需要電力の目標値を上回る恐れがあるとき、
デマンドコントローラ3に対してコントロール条件を出
力し、他の電力制御ターミナル12〜17に対し適宜電力削
減のための指令を出力するものである。また、無効電力
は、コンデンサ切換え条件演算部31に出力され、コンデ
ンサ切換え条件演算部31にてコンデンサ切換え条件が演
算される。さらに、予測部29は、付属設備制御部8cを介
して付属装置5を制御する。
効)計,温度計など各種センサ類33からの検出信号を入
力し、他の電力制御ターミナル12〜15から入力されたデ
ータ、あるいはプログラムの解析結果を参照し、適宜フ
ァジィ推論を与えて電力(有効,無効)の予測を行い、
予測電力が需要電力の目標値を上回る恐れがあるとき、
デマンドコントローラ3に対してコントロール条件を出
力し、他の電力制御ターミナル12〜17に対し適宜電力削
減のための指令を出力するものである。また、無効電力
は、コンデンサ切換え条件演算部31に出力され、コンデ
ンサ切換え条件演算部31にてコンデンサ切換え条件が演
算される。さらに、予測部29は、付属設備制御部8cを介
して付属装置5を制御する。
第4図はライン側の電力制御ターミナル12〜15の構成
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
図示のように、ライン側の電力制御ターミナル12〜15
は、前述の通信部6に接続される受信データプログラム
解析部34及び送信データ・プログラム生成部35と、これ
ら解析部34及び生成部35と接続される電力制御条件演算
部36と、前述の機器制御部8に相当するライン条件設定
部8d及び開閉器制御部8eを備えて構成されている。電力
制御条件演算部36は、ライン条件入力部37より、各機械
の現在及び将来の動作予定を入力し、これをデータ化し
通信部6を介してキュービクル側の電力制御ターミナル
9にその内容を報知すると共に、キュービクル側の電力
制御ターミナル9から指令があったとき、所定の電力制
御のための演算をし、場合に応じてライン条件設定部8d
に各機械の作動条件や前述のNCプログラムあるいはスケ
ジュールの変更指令を設定し、また、適宜タイミングで
開閉器制御部8cを介して開閉器18を開閉制御するもので
ある。
は、前述の通信部6に接続される受信データプログラム
解析部34及び送信データ・プログラム生成部35と、これ
ら解析部34及び生成部35と接続される電力制御条件演算
部36と、前述の機器制御部8に相当するライン条件設定
部8d及び開閉器制御部8eを備えて構成されている。電力
制御条件演算部36は、ライン条件入力部37より、各機械
の現在及び将来の動作予定を入力し、これをデータ化し
通信部6を介してキュービクル側の電力制御ターミナル
9にその内容を報知すると共に、キュービクル側の電力
制御ターミナル9から指令があったとき、所定の電力制
御のための演算をし、場合に応じてライン条件設定部8d
に各機械の作動条件や前述のNCプログラムあるいはスケ
ジュールの変更指令を設定し、また、適宜タイミングで
開閉器制御部8cを介して開閉器18を開閉制御するもので
ある。
第5図に前記電力予測部29の行う処理の概要を示し
た。
た。
ステップ501では、センサ類33の検出信号に応じ、負
荷の監視を行い、ステップ502で他の電力制御ターミナ
ル12〜15から各部の電力予定を受信し、ステップ503で
需要電力の予測を行う。
荷の監視を行い、ステップ502で他の電力制御ターミナ
ル12〜15から各部の電力予定を受信し、ステップ503で
需要電力の予測を行う。
この電力予測は、単に現在の需要電力を延長して将来
の電力を推定するのではなく、各機械の予定の需要電力
から将来の需要電力を予測するもので、予測値は飛躍的
に正確になる。例えば、現在時刻を基準として10分後に
30KVAのモータが回転開始することを知り得るので、10
分後の有効,無効の電力予測を正確に立てられる。ま
た、電力予測部29は、ファジィ推論部を備えており、知
識データベース32を参照して、ライン側の大まかな電力
予定に応じて、これに付随する各種装置の連動関係まで
も推定し、より正確な電力予測を立てることが可能であ
る。
の電力を推定するのではなく、各機械の予定の需要電力
から将来の需要電力を予測するもので、予測値は飛躍的
に正確になる。例えば、現在時刻を基準として10分後に
30KVAのモータが回転開始することを知り得るので、10
分後の有効,無効の電力予測を正確に立てられる。ま
た、電力予測部29は、ファジィ推論部を備えており、知
識データベース32を参照して、ライン側の大まかな電力
予定に応じて、これに付随する各種装置の連動関係まで
も推定し、より正確な電力予測を立てることが可能であ
る。
そこで、ステップ504〜506では、予測電力と目標値と
を比較し、予測電力が目標値を上回りそうなとき、ステ
ップ504で3段構えの電力制御を行う。
を比較し、予測電力が目標値を上回りそうなとき、ステ
ップ504で3段構えの電力制御を行う。
第1段の電力制御は、最も容易に需要電力を抑制する
ことができる種類のもので、これには、負荷の作動タイ
ミングの変更と、加工スケジュールの変更と、加工に全
く関係のない負荷のしゃ断などが挙げられる。
ことができる種類のもので、これには、負荷の作動タイ
ミングの変更と、加工スケジュールの変更と、加工に全
く関係のない負荷のしゃ断などが挙げられる。
この第1段の電力制御では、キュービクル側の電力制
御ターミナル9からライン側の電力制御ターミナル12〜
15に第1段の電力制御が可能かを打診した上で、その解
答を得、キュービクル側の電力制御ターミナル9からデ
マンドコントローラ3へ、または他の電力制御ターミナ
ル12〜17に指令を出力することにより実行される。
御ターミナル9からライン側の電力制御ターミナル12〜
15に第1段の電力制御が可能かを打診した上で、その解
答を得、キュービクル側の電力制御ターミナル9からデ
マンドコントローラ3へ、または他の電力制御ターミナ
ル12〜17に指令を出力することにより実行される。
ライン側で実行される負荷の作動タイミングの変更の
例としては、例えばある負荷量の機械の動作開始時点
を、ピーク電力が生ずる時間帯から少しずらせる例や、
機械AとBの実行順序を逆にする例が挙げられる。
例としては、例えばある負荷量の機械の動作開始時点
を、ピーク電力が生ずる時間帯から少しずらせる例や、
機械AとBの実行順序を逆にする例が挙げられる。
例えば、ライン上で直列配置されるパンチプレス機25
Aとレーザ加工機25Cにつき、レーザ加工に次いでパンチ
加工が指定されている場合、レーザ加工に優先させてパ
ンチ加工を先に実行する等である。その理由は、第6図
及び第7図に示すように、一般に、レーザ加工の方がパ
ンチ加工より需要電力が大だからである。第6図はパン
チプレス機25Aの電力特性を、第7図はパンチ・レーザ
複合加工機25Bの電力特性を示す。第7図に示されるよ
うに、レーザ加工では、加工開始に応じて10KW余の電力
を必要とする。
Aとレーザ加工機25Cにつき、レーザ加工に次いでパンチ
加工が指定されている場合、レーザ加工に優先させてパ
ンチ加工を先に実行する等である。その理由は、第6図
及び第7図に示すように、一般に、レーザ加工の方がパ
ンチ加工より需要電力が大だからである。第6図はパン
チプレス機25Aの電力特性を、第7図はパンチ・レーザ
複合加工機25Bの電力特性を示す。第7図に示されるよ
うに、レーザ加工では、加工開始に応じて10KW余の電力
を必要とする。
ライン側の電力制御ターミナル12〜17を介して不要の
負荷につき、第1図に示すデマンドコントローラ3によ
らずしゃ断することとしたのは、少しの電力しゃ断のた
めに、デマンドコントロール電力配線10を引き回すのは
配線作業が大変であるし、小電力とはいえ、ライン側の
負荷はライン側で管理する方が、管理容易だからであ
る。また、本例では、データ処理部7を有さない電力制
御ターミナル16,17を介して不要の負荷をしゃ断できる
ので、キュービクル側の電力制御ターミナル9により、
いわばリモートコントロールできることになる。要する
に、第1段の電力制御は、加工に何ら悪影響を与えない
形で、容易に電力ピークをずらせ、また需要電力を抑制
することのできるタイプである。
負荷につき、第1図に示すデマンドコントローラ3によ
らずしゃ断することとしたのは、少しの電力しゃ断のた
めに、デマンドコントロール電力配線10を引き回すのは
配線作業が大変であるし、小電力とはいえ、ライン側の
負荷はライン側で管理する方が、管理容易だからであ
る。また、本例では、データ処理部7を有さない電力制
御ターミナル16,17を介して不要の負荷をしゃ断できる
ので、キュービクル側の電力制御ターミナル9により、
いわばリモートコントロールできることになる。要する
に、第1段の電力制御は、加工に何ら悪影響を与えない
形で、容易に電力ピークをずらせ、また需要電力を抑制
することのできるタイプである。
スケジュールの変更はメインコントローラ21で自動的
に行える。また、プログラムの変更も自動プログラミン
グ装置によって容易に行える。ライン側の各電力制御タ
ーミナル12〜15のデータ処理部7は、接続された加工機
の制御装置と適宜連係を取りタイミング変更や順序変更
を行えば良い。
に行える。また、プログラムの変更も自動プログラミン
グ装置によって容易に行える。ライン側の各電力制御タ
ーミナル12〜15のデータ処理部7は、接続された加工機
の制御装置と適宜連係を取りタイミング変更や順序変更
を行えば良い。
負荷の制御状態を変更すると、この変更状態に併せて
コンプレッサなど付属設備の動作状態を変更しなければ
ならない場合が生じるが、このような場合、本例では、
各負荷に対して電力制御ターミナルが介在されるので所
要のコンプレッサに対して電源投入し、不要のコンプレ
ッサに対して電源オフとするなど、容易に対応できる。
コンプレッサなど付属設備の動作状態を変更しなければ
ならない場合が生じるが、このような場合、本例では、
各負荷に対して電力制御ターミナルが介在されるので所
要のコンプレッサに対して電源投入し、不要のコンプレ
ッサに対して電源オフとするなど、容易に対応できる。
ステップ504の第2段の電力制御は、第1段の電力制
御を行っても、需要電力がどうしても目標値を上回りそ
うなとき作動される電力制御である。
御を行っても、需要電力がどうしても目標値を上回りそ
うなとき作動される電力制御である。
この第2段の電力制御では、第2段でしゃ断可能と予
め設定された電灯負荷に対してデマンドコントローラ3
が従来例と同様に作動され、デマンドコントロール電力
配線10に接続される所定の負荷が順次しゃ断される。し
ゃ断順序や、しゃ断負荷の設定方式は従来例のものを全
て利用できる。
め設定された電灯負荷に対してデマンドコントローラ3
が従来例と同様に作動され、デマンドコントロール電力
配線10に接続される所定の負荷が順次しゃ断される。し
ゃ断順序や、しゃ断負荷の設定方式は従来例のものを全
て利用できる。
ただし、本例ではデマンド条件演算部30にて条件変更
でき、デマンドコントローラ3は、デマンド条件出力部
8aで設定された条件にて作動されることが需要である。
すなわち、本例の電力制御システムでは、各電力制御タ
ーミナル9,12〜17により、ライン側の電力制御と協調し
つつデマンドコントローラ3を作動させるので、優先度
によっては機械の作動タイミングを変更したり、ライン
側の負荷の一部をしゃ断できるので、それに応じてデマ
ンドコントローラ3の作動範囲を最少限に押えることが
可能である。
でき、デマンドコントローラ3は、デマンド条件出力部
8aで設定された条件にて作動されることが需要である。
すなわち、本例の電力制御システムでは、各電力制御タ
ーミナル9,12〜17により、ライン側の電力制御と協調し
つつデマンドコントローラ3を作動させるので、優先度
によっては機械の作動タイミングを変更したり、ライン
側の負荷の一部をしゃ断できるので、それに応じてデマ
ンドコントローラ3の作動範囲を最少限に押えることが
可能である。
ステップ506の第3段の電力制御は、第2段の電力制
御を行っても需要電力が目標値を上回りそうなときに作
動される制御である。
御を行っても需要電力が目標値を上回りそうなときに作
動される制御である。
第3段の電力制御では、第3段でしゃ断可能と予め設
定された電灯負荷に加え、予め設定された範囲で多少加
工に影響がでるけれども、ライン側の電力制御の援助を
受けることにより需要要電力を目標値以下に抑制でき
る。
定された電灯負荷に加え、予め設定された範囲で多少加
工に影響がでるけれども、ライン側の電力制御の援助を
受けることにより需要要電力を目標値以下に抑制でき
る。
この例としては、スケジュール変更したり、プログラ
ム変更する例が挙げられるかが、第1段,第2段のもの
と比べてより高度の変更となる。
ム変更する例が挙げられるかが、第1段,第2段のもの
と比べてより高度の変更となる。
例えば、製品の加工につき、その製品の加工を納期に
間に合う範囲で遅らせるよう機械を一時停止させるよう
な制御が含まれる。このためには、製品完成について遅
延可能時間を設定しておけば良い。また、このために機
械一時停止の処理も取られるが、ここでの一時停止は前
述の改良された一時停止であり、不良品が発生すること
はない。また、この延長として、昼間の加工を夜間の無
人加工に回すような手立ても含まれる。
間に合う範囲で遅らせるよう機械を一時停止させるよう
な制御が含まれる。このためには、製品完成について遅
延可能時間を設定しておけば良い。また、このために機
械一時停止の処理も取られるが、ここでの一時停止は前
述の改良された一時停止であり、不良品が発生すること
はない。また、この延長として、昼間の加工を夜間の無
人加工に回すような手立ても含まれる。
以上により、各電力制御ターミナル9,12〜17の連係に
より、需要電力のピーク値が無理のない形で抑制され、
需要電力を目標値以下に押えることができる。
より、需要電力のピーク値が無理のない形で抑制され、
需要電力を目標値以下に押えることができる。
次いでのステップ507の無効電力の予測処理は、予測
部29にてライン側の機械作動状況に応じて無効電力を予
測し、コンデンサ切換え条件演算部31にて予測の無効電
力に応じてコンデンサ切換え条件を演算し、コンデンサ
切換え制御部8bにてコンデンサの切換え制御を行わせる
ものである。
部29にてライン側の機械作動状況に応じて無効電力を予
測し、コンデンサ切換え条件演算部31にて予測の無効電
力に応じてコンデンサ切換え条件を演算し、コンデンサ
切換え制御部8bにてコンデンサの切換え制御を行わせる
ものである。
第8図は無効電力の予測方式を示す説明図である。
図において、時刻T1まで無効電力がP0であるとき時刻
T1から某機械が動作され、無効電力がΔPだけ上昇する
場合、時刻T1以後の予測無効電力はP0+ΔPとなる。こ
れは最も基本的な考え方であるが、ΔPは時刻の関数と
して求めることができ、かつ付属設備についての無効電
力も正確に求めることができる。また、予定の動作を報
知できない部分に対しても、適宜知識データベースを用
いてより近似の値をファジィ推論することもできる。
T1から某機械が動作され、無効電力がΔPだけ上昇する
場合、時刻T1以後の予測無効電力はP0+ΔPとなる。こ
れは最も基本的な考え方であるが、ΔPは時刻の関数と
して求めることができ、かつ付属設備についての無効電
力も正確に求めることができる。また、予定の動作を報
知できない部分に対しても、適宜知識データベースを用
いてより近似の値をファジィ推論することもできる。
本例の力率改善では、機械の動作予定に応じて正確に
求めることができるので、適切にコンデンサ投入するこ
とができ、線電流を最小として、かつ受電設備の電圧を
所定の値に保持することができる。
求めることができるので、適切にコンデンサ投入するこ
とができ、線電流を最小として、かつ受電設備の電圧を
所定の値に保持することができる。
上記実施例では、工場加工ラインへの適用例を示した
が、本発明は、工場加工ライン以外のプラント、ビルデ
ィングなど大口需要家にも適用可能である。
が、本発明は、工場加工ライン以外のプラント、ビルデ
ィングなど大口需要家にも適用可能である。
ただし、ビルディングなど電灯需要が主な施設では、
加工機のように作動タイミングの調節を主として電力制
御することはむずかしいので、作動タイミングの調節
は、同時に多量の電源が投入されるのを禁止する管理
と、各階の空調設備の作動タイミングの調節を行う程度
に止め、各階で不要の負荷を細かくしゃ断制御すること
等に重点がおかれることになる。いわば、ビルディング
への応用では、作動タイミングの調整を可能とした分散
式のデマンドコントローラが形成されることになる。
加工機のように作動タイミングの調節を主として電力制
御することはむずかしいので、作動タイミングの調節
は、同時に多量の電源が投入されるのを禁止する管理
と、各階の空調設備の作動タイミングの調節を行う程度
に止め、各階で不要の負荷を細かくしゃ断制御すること
等に重点がおかれることになる。いわば、ビルディング
への応用では、作動タイミングの調整を可能とした分散
式のデマンドコントローラが形成されることになる。
また、上記実施例では、デマンドコントローラを電力
制御ターミナルと別体として示したが、一体化可能であ
ること勿論である。さらに、負荷側の電力制御ターミナ
ルが行う負荷しゃ断によるデマンドコントロール機能で
十分に最大需要電力を抑制可能のときには、キュービク
ル側のデマンドコントーラは省略することもできる。ま
た、負荷側の電力制御部ターミナルにも小型のコンデン
サバンクを準備しておいて、負荷側で、機械動作に合わ
せてコンデンサ制御することもできる。
制御ターミナルと別体として示したが、一体化可能であ
ること勿論である。さらに、負荷側の電力制御ターミナ
ルが行う負荷しゃ断によるデマンドコントロール機能で
十分に最大需要電力を抑制可能のときには、キュービク
ル側のデマンドコントーラは省略することもできる。ま
た、負荷側の電力制御部ターミナルにも小型のコンデン
サバンクを準備しておいて、負荷側で、機械動作に合わ
せてコンデンサ制御することもできる。
[発明の効果] 以上のように、本発明は、受電設備の電力制御ターミ
ナルと、金属加工機を含む複数の電力負荷機器の各電力
制御ターミナルとが、通信ネットワークを介して相互に
通信できるので、受電設備の電力制御ターミナルに設け
た電力予測手段が、各電力負荷機器の電力制御ターミナ
ルから送信される各電力負荷機器の動作予定に基づい
て、需要電力の正確な予測を立てることができるととも
に、予測電力が目標電力を超える虞があるとき適時に電
力削減指令を出力することができる一方、各電力負荷機
器の電力制御ターミナルに設けた条件設定手段が、受電
設備の電力制御ターミナルから送信される電力削減指令
に基づいて、任意の電力負荷機器の動作タイミングまた
は動作スケジュールの変更により当該電力負荷機器の電
力ピークをずらすことで、各電力負荷機器全体の需要電
力を確実に抑制することができる。
ナルと、金属加工機を含む複数の電力負荷機器の各電力
制御ターミナルとが、通信ネットワークを介して相互に
通信できるので、受電設備の電力制御ターミナルに設け
た電力予測手段が、各電力負荷機器の電力制御ターミナ
ルから送信される各電力負荷機器の動作予定に基づい
て、需要電力の正確な予測を立てることができるととも
に、予測電力が目標電力を超える虞があるとき適時に電
力削減指令を出力することができる一方、各電力負荷機
器の電力制御ターミナルに設けた条件設定手段が、受電
設備の電力制御ターミナルから送信される電力削減指令
に基づいて、任意の電力負荷機器の動作タイミングまた
は動作スケジュールの変更により当該電力負荷機器の電
力ピークをずらすことで、各電力負荷機器全体の需要電
力を確実に抑制することができる。
すなわち、本発明のように、任意の電力負荷機器の動
作タイミングまたは動作スケジュールの変更により当該
電力負荷機器の電力ピークをずらすことで、各電力負荷
機器全体の需要電力を抑制するタイプの需要電力制御装
置は、動作タイミングまたは動作スケジュールを変更す
る電力負荷機器を任意に選択することができるから、例
えば、力率改善用コンデンサを投入することで全体の需
要電力を抑制するタイプの需要電力制御装置に比べて、
需要電力の抑制に寄与する電力負荷機器の選択に自由度
があり、そのため、電力負荷機器に金属加工機が含まれ
ている金属加工ラインに適用する場合は、力率改善用コ
ンデンサを投入するタイプのものより実用性が高いとい
う効果がある。
作タイミングまたは動作スケジュールの変更により当該
電力負荷機器の電力ピークをずらすことで、各電力負荷
機器全体の需要電力を抑制するタイプの需要電力制御装
置は、動作タイミングまたは動作スケジュールを変更す
る電力負荷機器を任意に選択することができるから、例
えば、力率改善用コンデンサを投入することで全体の需
要電力を抑制するタイプの需要電力制御装置に比べて、
需要電力の抑制に寄与する電力負荷機器の選択に自由度
があり、そのため、電力負荷機器に金属加工機が含まれ
ている金属加工ラインに適用する場合は、力率改善用コ
ンデンサを投入するタイプのものより実用性が高いとい
う効果がある。
また、本発明は、各電力負荷機器の電力制御ターミナ
ルが、受電設備の電力制御ターミナルから送信される電
力削減指令に基づいて、任意の電力負荷機器の動作タイ
ミングまたは動作スケジュールの変更により当該電力負
荷機器の電力ピークをずらすことで、各電力負荷機器全
体の需要電力を確実に抑制することができることに加え
て、それでも足りない場合は、任意の金属加工機による
加工が終了した時点でその金属加工機の作動を一時停止
させることで、各電力負荷機器全体の需要電力をさらに
一層抑制することができる。
ルが、受電設備の電力制御ターミナルから送信される電
力削減指令に基づいて、任意の電力負荷機器の動作タイ
ミングまたは動作スケジュールの変更により当該電力負
荷機器の電力ピークをずらすことで、各電力負荷機器全
体の需要電力を確実に抑制することができることに加え
て、それでも足りない場合は、任意の金属加工機による
加工が終了した時点でその金属加工機の作動を一時停止
させることで、各電力負荷機器全体の需要電力をさらに
一層抑制することができる。
すなわち、本発明のように、任意の電力負荷機器の動
作タイミングまたは動作スケジュールの変更により当該
電力負荷機器の電力ピークをずらすことで、各電力負荷
機器全体の需要電力を抑制することに加えて、それでも
足りない場合は、任意の金属加工機による加工が終了し
た時点でその金属加工機の作動を一時停止させること
で、各電力負荷機器全体の需要電力をさらに一層抑制す
るタイプの需要電力制御装置は、一時停止させる金属加
工機についてもその加工が終了する時点まで待つから、
例えば、力率改善用コンデンサを投入することに加え
て、それでも足りない場合は、直ちに負荷を遮断するタ
イプの需要電力制御装置に比べて、加工途中で加工が中
断されて不良品が発生する可能性を確実に回避すること
ができ、そのため、電力負荷機器に金属加工機が含まれ
ている金属加工ラインに適用する場合は、力率改善用コ
ンデンサの投入で足りないとき直ちに負荷を遮断するタ
イプのものより実用性が高いという効果がある。
作タイミングまたは動作スケジュールの変更により当該
電力負荷機器の電力ピークをずらすことで、各電力負荷
機器全体の需要電力を抑制することに加えて、それでも
足りない場合は、任意の金属加工機による加工が終了し
た時点でその金属加工機の作動を一時停止させること
で、各電力負荷機器全体の需要電力をさらに一層抑制す
るタイプの需要電力制御装置は、一時停止させる金属加
工機についてもその加工が終了する時点まで待つから、
例えば、力率改善用コンデンサを投入することに加え
て、それでも足りない場合は、直ちに負荷を遮断するタ
イプの需要電力制御装置に比べて、加工途中で加工が中
断されて不良品が発生する可能性を確実に回避すること
ができ、そのため、電力負荷機器に金属加工機が含まれ
ている金属加工ラインに適用する場合は、力率改善用コ
ンデンサの投入で足りないとき直ちに負荷を遮断するタ
イプのものより実用性が高いという効果がある。
第1図は本発明の一実施例に係る電力制御システムを示
すブロック図、第2図は加工工場のローカルエリアネッ
トワークシステム(LAN)の一例を示す説明図、第3図
は受配電設備(キュービクル)側に配置される電力制御
ターミナルの詳細を示すブロック図、第4図は負荷(ラ
イン)側の負荷群に対して配置される電力制御ターミナ
ルの詳細を示すブロック図、第5図は電力制御方式の一
例を示すフローチャート、第6図はパンチプレス機の電
力特性の一例を示す説明図、第7図はパンチ・レーザ複
合加工機の電力特性の一例を示す説明図、第8図は無効
電力の予測方式を示す説明図である。 1……受配電設備 2……インテリジェントキュービクル 3……デマンドコントローラ 4……コンデンサバンク 9……受配電設備用電力制御ターミナル 10……デマンドコントロール電力配線 11……非コントロール電力配線 12〜15……データ処理部を有する電力制御ターミナル 16,17……データ処理部を有さない電力制御ターミナル
すブロック図、第2図は加工工場のローカルエリアネッ
トワークシステム(LAN)の一例を示す説明図、第3図
は受配電設備(キュービクル)側に配置される電力制御
ターミナルの詳細を示すブロック図、第4図は負荷(ラ
イン)側の負荷群に対して配置される電力制御ターミナ
ルの詳細を示すブロック図、第5図は電力制御方式の一
例を示すフローチャート、第6図はパンチプレス機の電
力特性の一例を示す説明図、第7図はパンチ・レーザ複
合加工機の電力特性の一例を示す説明図、第8図は無効
電力の予測方式を示す説明図である。 1……受配電設備 2……インテリジェントキュービクル 3……デマンドコントローラ 4……コンデンサバンク 9……受配電設備用電力制御ターミナル 10……デマンドコントロール電力配線 11……非コントロール電力配線 12〜15……データ処理部を有する電力制御ターミナル 16,17……データ処理部を有さない電力制御ターミナル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−92723(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 3/00 - 5/00 H04L 12/28 - 12/44
Claims (2)
- 【請求項1】所定の受電設備から電力を供給される金属
加工機を含む複数の電力負荷機器を備えた金属加工ライ
ンにおいて、 前記受電設備に、当該受電設備の電力を制御する電力制
御ターミナルを設ける一方、 前記各電力負荷機器に、当該各電力負荷機器の電力を制
御する電力制御ターミナルをそれぞれ設けて、 これらの電力制御ターミナルを通信ネットワークを介し
て相互に接続し、 前記受電設備の電力制御ターミナルに、前記各電力負荷
機器の電力制御ターミナルから送信される各電力負荷機
器の動作予定に基づいて需要電力の予測を立てるととも
に、予測電力が目標電力を超える虞があるとき電力削減
指令を出力する電力予測手段を設ける一方、 前記各電力負荷機器の電力制御ターミナルに、前記受電
設備の電力制御ターミナルから送信される前記電力予測
手段による電力削減指令に基づいて、任意の電力負荷機
器の動作タイミングまたは動作スケジュールの変更によ
り当該電力負荷機器の電力ピークをずらすことで各電力
負荷機器全体の需要電力を抑制する条件設定手段を設け
た、 ことを特徴とする金属加工ラインの需要電力制御装置。 - 【請求項2】前記各電力負荷機器の電力制御ターミナル
は、 前記受電設備の電力制御ターミナルから送信される前記
電力予測手段による電力削減指令に基づいて、任意の電
力負荷機器の動作タイミングまたは動作スケジュールの
変更により当該電力負荷機器の電力ピークをずらすこと
で各電力負荷機器全体の需要電力を抑制し、 それでも足りない場合、任意の金属加工機による加工が
終了した時点でその金属加工機の作動を一時停止させる
ことで各電力負荷機器全体の需要電力をさらに抑制す
る、 ことを特徴とする請求項1記載の金属加工ラインの需要
電力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02242764A JP3102435B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 金属加工ラインの需要電力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02242764A JP3102435B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 金属加工ラインの需要電力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04125029A JPH04125029A (ja) | 1992-04-24 |
JP3102435B2 true JP3102435B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=17093931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02242764A Expired - Fee Related JP3102435B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 金属加工ラインの需要電力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3102435B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7019538B2 (ja) * | 2018-09-27 | 2022-02-15 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 進相コンデンサ制御装置、デマンド制御装置及びプログラム |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP02242764A patent/JP3102435B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04125029A (ja) | 1992-04-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |