JP3102437B2 - 金属加工ラインの受配電設備用キュービクル - Google Patents

金属加工ラインの受配電設備用キュービクル

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JP3102437B2
JP3102437B2 JP02248888A JP24888890A JP3102437B2 JP 3102437 B2 JP3102437 B2 JP 3102437B2 JP 02248888 A JP02248888 A JP 02248888A JP 24888890 A JP24888890 A JP 24888890A JP 3102437 B2 JP3102437 B2 JP 3102437B2
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、金属加工ラインの受配電設備用キュービク
ルに関する。
(従来の技術) 板金加工工場など比較的小規模の電力需要家に対して
は、受配電設備を金属製の筐体内にコンパクトに収納し
た形のキュービクルが利用されている。
このキュービクルは、高圧電力を受電し、変圧、配電
を行うもので、トランス、配電盤、各種計器、各種開閉
器、換気用ファンなどを適宜仕切り壁を設けてコンパク
トに収納し、関係者以外立入り禁止の標記を与えて工場
の道路側の一角や、建物の一角に配置されている。
従来のキュービクルは、上記の如く電力の受配電のみ
を目的としているため、その有効利用がないがしろにさ
れ、特に生産工場において、その有効利用性が検討され
ることもなかった。
しかし、特に生産工場においてその有効利用を考える
と、次のように多くの利用方式が考えられるものであ
る。
生産原価の算出において、加工に要した電力量を求
めるとき、キュービクル内のメータをより有効に利用で
きないか。
電路や機械の異常に関し、電力系に異常があったか
否かを、キュービクル側の計器から割り出せないか。
一般に、工場などでは、機械を緊急停止できないの
で、最大需要電力を管理目標値以下に押えるデマンドコ
ントローラを設置できないが、工場ラインの実情を加味
させて、これと類似の電力節約のための制御はできない
か。
また、自動力率改善装置が市販されているものの、
これは機械の動作に十分追従できないので、工場ライン
の実情を加味させて、より適切な率力制御ができない
か。
その他、工場側において、何時でも計器の監視を行
えないか。
また、工場ラインと関連させて、コンピュータ統合
管理を行えないか。
等々である。
(発明が解決しようとする課題) 上記の如く、従来の受配電設備用のキュービクルで
は、上記の〜の如き有効利用性が全く図られていな
かった。
そこで、本発明は、キュービクル側に信号入出力装置
と接続されるデータ通信ターミナルを設け、負荷側及び
管理側のデータ通信ターミナルとの間で交信を行うこと
によりその有効利用性を図ることができる金属加工ライ
ンの受配電設備用キュービクルを提供することを目的と
する。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため、受配電設備用キュ
ービクルの筐体内に収納された受配電設備から電力を供
給される金属加工機を含む複数の電力負荷機器を備えた
金属加工ラインにおいて、前記受配電設備用キュービク
ルに、当該キュービクル用のデータ通信ターミナルを設
ける一方、前記各電力負荷機器に、当該電力負荷機器用
のデータ通信ターミナルをそれぞれ設けて、これらのデ
ータ通信ターミナルを通信ネットワークを介して相互に
接続し、前記通信ネットワークに、前記キュービクル用
のデータ通信ターミナルから送信される各種検出器の信
号および前記各電力負荷機器用のデータ通信ターミナル
から送信される各種データに基づいて、不要な電力負荷
機器の遮断および力率改善を行う電力管理ターミナルを
設け、前記電力管理ターミナルに、前記受配電設備の各
種制御機器を遠隔操作する操作手段を設けた金属加工ラ
インの受配電設備用キュービクルである。
(実施例) 以下、本発明を板金加工の受配電設備に適用した例を
挙げ、本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る金属加工ラインの
受配電設備用キュービクルを示すブロック図である。
図において、受配電設備1を収納するキュービクル
(インテリジェント・キュービクル)2には、デマンド
コントローラ3と、例えば10バンクのコンデンサバンク
4が配置されている。また、キュービクル2には、各種
計器類や室温を検出する温度センサなど各種の検出器5
と、各配電線毎の開閉器類6や換気装置など付属装置7
が配置され、各検出器5の検出信号を入力する信号入力
部8と、各種制御機に制御信号を出力する信号出力部9
と、この信号入出力装置8,9にデータ通信装置10が接続
されて、全体でキュービクル側データ通信ターミナル11
が構成されている。データ通信装置10、またはデータ通
信ターミナル11は、キュービクル2内に設けても良い
が、熱環境に弱いため、筐体外部に別途のボックスを設
け、このボックス内に収納し、キュービクル2に対して
は通信線を介して接続するようにしても良い。
一方、前記受配電設備1からは、前記デマンドコント
ローラ3にてしゃ断制御可能のデマンドコントロール電
力配線12と、前記デマンドコントーラ3ではしゃ断不可
の非コントロール電力配線13が出力され、非コントロー
ル電力配線13には、適宜分類された負荷群(単一負荷ま
たは集合負荷)毎に配置される負荷側(ライン側)デー
タ通信ターミナル14,15,16,17,18,19,…によりそれぞれ
開閉制御される開閉器20を介して個別の負荷が接続され
ている。一般に、デマンドコントロール電力配線12は事
務所側の電灯回線に対して配線され、非コントロール電
力配線13は、機械の配置されるラインに対して配線され
る。
図示の負荷側データ通信ターミナル14,15,16,17は、
データ通信装置10とデータ処理部21と機器制御部22とを
備えたものである。また、データ通信ターミナル18,19
は、このうちデータ処理部21を有しない種別のものであ
る。
一般には、データ処理部21を有する電力制御ターミナ
ル14,15…は、工場ローカルエリアネットワーク(LAN)
23や、一つのまとまった加工ラインや、複数負荷をまと
めて群管理を行う群管理部に対して設置されるものであ
る。また、データ処理部21を有さないデータ通信ターミ
ナル18,19は一つの指令に対し1または複数負荷を同時
的に、または一定のシーケンスで開閉制御可能の負荷に
対して設置されるものである。
各データ通信ターミナル11,14,15…19は、アドレス,
データ,プログラムにより通信を行う通信回線24に接続
され、データ通信ネットワークを構成している。ただ
し、データ処理部21を有さないデータ通信ターミナル1
8,19は、データ送信機能を省略することも可能である。
さらに、生産ラインのオペレータにて管理し易い管理
側には、各データ通信ターミナル11,14,15,…19と交信
し、各種のデータ処理を行い、各種の制御信号を生成す
ると共に、特に前記キュービクル側データ通信ターミナ
ル11を介してキュービクル2に対して自動及び手動の操
作を与えることができる管理側データ通信ターミナル25
が接続されている。
管理側データ通信ターミナル25は、通信部10とデータ
処理部26Aと、操作部26Bを備えて成る。このターミナル
25は、ライン側データ通信ターミナル14,15,16…19のう
ち一つと共用する形とすることも可能である。
第2図は、LANの一例を示す説明図である。
図示のように、本例のLAN23は、通信回線20に、メイ
ンコントローラ27と、自動プログラミング装置28と、数
値制御(NC)装置29と、複数のデータ処理装置29とを相
互に接続して成り、各データ処理装置29にて各加工機31
(31A,31B,31C)をスケジュール運転するものである。
加工機31Aはパンチプレス機、31Bはパンチ・レーザ複合
加工機、31Cはレーザ加工機であるとする。LAN26に接続
される各部材には、適宜データベース32が接続されてい
る。
LAN23と前述の通信回線24は適宜接続され、相互にデ
ータ交換可能に構成される。
スケジュール運転の一例を示すと、メインコントロー
ラ27で複数プログラムPi(P1,P2,…)の実行順序と、各
プログラムの繰り返し回数を編集し、各加工機31に対し
てそれぞれのスケジュールについての作動指令を出力す
ると、各加工機31がそれぞれスタートボタンのオン操作
に次いで指令の通りのスケジュール運転を実行する。各
加工機31が連動されてスケジュール運転されることも有
る。
スケジュール運転に使われるプログラムPiは、自動プ
ログラミング装置28によって作成される。例えば、自動
プログラミング装置28に、平板状のワークの各所に種々
多数の穴が明いた図形データを入力すると、パンチプレ
ス機31Aにて順次穴明け加工するよう数値制御するため
のNCプログラムデータが生成される。また、パンチ・レ
ーザの複合加工機31Bでは、パンチ不能の穴形状に対
し、その部分をレーザ加工するようプログラミングされ
る。
したがって、各加工機31では、スケジュールされたプ
ログラムデータを入力し、順次設定された速度にてプロ
グラム実行され、順次製品が加工されてゆくことにな
る。
ただし、加工の途中で電源しゃ断されると、機械はそ
の場停止となるので、危険であることは勿論のこと、加
工中の製品は不良となってしまうことになる。また、緊
急停止のボタンを押すと、機械は原則として安全方向に
作動してその場停止されるので、多くの場合不良品が発
生する。さらに、一般的な一時停止の場合には、多くの
場合、現在行っている加工の終了時点で加工を中断した
状態となるので、レーザ加工機31Cなど一つの加工に多
くの時間を要する場合を除いて、不良品を発生しないま
まで加工中断状態となる。なお、NC装置では、一時停止
の場合には、サーボ制御回路の原点復帰は必要ないが、
緊急停止の場合は、原点復帰作業からやり直さなければ
ならない。
このように、NC装置を含む加工機では、電源しゃ断は
禁物で、ある一つの加工について作動タイミングをずら
したい場合には、スタート時点をずらせるか、プログラ
ムの内容を変更するか、改良一時停止の信号を与えるか
によらねばならない。改良一時停止の信号とは、本例で
特に提案するもので、一時停止の指令を与えることによ
り、その加工を終了してから次の加工に対してプログラ
ム中断し、不良品を発生することなく、復帰の指令でそ
のまま加工を続行できるものである。この改良一時停止
の信号によれば、レーザ加工であっても不良品を発生す
ることがない。
第3図に、前記管理側データ通信ターミナル25の外観
図を示す。
図示の管理側データ通信ターミナル25は、インテリジ
ェント・キュービクル・コントローラとも称され、操作
面には、CRT画面33と、操作スイッチ群34と、制御状態
を示すLEDランプ群35と機能スイッチ群36とが設けられ
ている。CTR画面35には、計器類の現在状態や統計値、
あるいはラインの稼働状態などが表示される。スイッチ
群34からはキュービクル2の遠隔操作のほか、各吸の指
令を与えることができる。機能スイッチ36は画面35の下
方に表示したメニューより、各種の指令を与えることが
できる。ランプ群35ではデマンドコントローラ3やコン
デンサバンク4の制御の状態が表示される。
第4図は、管理側データ通信ターミナル25の詳細な構
成を示すブロック図である。
図示のように、管理側データ通信ターミナル25は、前
述の通信部6にCPU部37を接続して成り、CPU部37には前
述のCRT33,スイッチ34,36、ランプ35の他、プリンタ38
やデータベース39、外部メモリ40が接続されている。デ
ータベース39は電力制御あるいは電力管理のための各種
の知識が記憶されている。メモリ40は、計器類から検出
されたデータを始めとして各種のデータが記憶される。
CPU部37は、デマンドコントロール条件演算部41と、
コンデンサ切換え条件演算部42と、電力予測部43と、電
力管理部44を備えて成る。
電力予測部43は、電流計,電圧計,電力(有効,無
効)計,温度計など検出器5からの検出信号を入力し、
またライン側データ通信ターミナル14〜17から入力され
たデータ、あるいはプログラムの解析結果を参照し、適
宜ファジィ推論を与えて電力(有効,無効)の予測を行
い、後で詳細を示すように、予測電力が需要電力の目標
値を上回る恐れがあるとき、デマンドコントロール条件
演算部41で条件演算させ、デマンドコントローラ3に対
してコントロール条件を出力し、かつ他のデータ通信タ
ーミナル14〜19に対し適宜電力削減のための指令を出力
するものである。また、無効電力は、コンデンサ切換え
条件演算部42に出力され、コンデンサ切換え条件が演算
される。電力管理部44は、第5図に示すように、各種の
電力管理を行う。
第6図はライン側のデータ通信ターミナル14〜17の構
成例を示すブロック図である。
図示のように、ライン側のデータ通信ターミナル14〜
17は、前述の通信部10に接続される受信データプログラ
ム解析部52および通信データ・プログラム生成部53と、
これら解析部52及び生成部53と接続される電力制御条件
演算部54と、前述の機器制御部22に相当するライン条件
設定部55及び開閉器制御部56を備えて構成されている。
電力制御条件演算部54は、ライン条件入力部57より、
例えば前記LAN23のメインコントローラ27と通信するこ
とにより各機械の現在及び将来の動作予定を入力し、こ
れをデータ化し通信部10を介して管理側データ通信ター
ミナル25にその内容を報知すると共に、管理側データ通
信ターミナル25から指令があったとき、所定の電力制御
のための演算をし、場合に応じてライン条件設定部55に
各機械の作動条件や前述のNCプログラムあるいはスケジ
ュールの変更指令を設定し、また適宜のタイミングで開
閉器制御部56を介して各負荷に対する開閉器20を開閉制
御するものである。
第7図に前記電力予測部29の行う処理の概要を示し
た。
ステップ701では、検出器5の検出信号に応じ、負荷
の監視を行い、ステップ702でライン側のデータ通信タ
ーミナル14〜17から各部の電力予定を受信し、ステップ
703で需要電力の予測を行う。
この電力予測は、単に現在の需要電力を延長して将来
の電力を推定するのではなく、各機械の予定の需要電力
から将来の需要電力を予測するもので、予測値は飛躍的
に正確になる。例えば、現在時刻を基準として10分後に
30KVAのモータが回転開始することを知り得るので、10
分後の有効,無効の電力予測を正確に立てられる。ま
た、電力予測部43は、ファジィ推論部を備えており、知
識データベース39を参照して、ライン側の大まかな電力
予定に応じて、これに付随する各種装置の連動関係まで
も推定し、より正確な電力予測を立てることが可能であ
る。
そこで、ステップ704〜706では、予測電力と需要電力
の管理目標値とを比較し、予測電力が目標値を上回りそ
うなとき、ステップ704で3段構えの電力制御を行う。
第1段の電力制御は、最も容易に需要電力を抑制する
ことができる種類のもので、これには、負荷の作動タイ
ミングの変更と、加工スケジュールの変更と、加工に全
く関係のない負荷のしゃ断などが挙げられる。
この第1段の電力制御では、管理側データ通信ターミ
ナル25からライン側のデータ通信ターミナル14〜17に第
1段の電力制御が可能か否かを打診した上で、その解答
を得、データ通信ターミナル25からデマンドコントロー
ラ3へ、または他のデータ通信ターミナル14〜19に指令
を出力することにより実行される。
ライン側で実行される負荷の作動タイミングの変更の
例としては、例えばある負荷量の機械の動作開始時点
を、ピーク電力が生ずる時間帯から少しずらせる例や、
機械AとBの実行順序を逆にする例が挙げられる。
例えば、ライン上で直列配置されるパンチプレス機31
Aとレーザ加工機31Cにつき、レーザ加工に次いでパンチ
加工が指定されている場合、レーザ加工に優先させてパ
ンチ加工を先に実行する等である。その理由は、第8図
及び第9図に示すように、一般に、レーザ加工の方がパ
ンチ加工より需要電力が大だからである。第8図はパン
チプレス機31Aの電力特性を、第9図はパンチ・レーザ
複合加工機31Bの電力特性を示す。第9図に示されるよ
うに、レーザ加工では、加工開始に応じて10KW余の電力
を必要とする。
ライン側の電力制御ターミナル14〜19を介して不要の
負荷につき、第1図に示すデマンドコントローラ3によ
らずしゃ断することとしたのは、少しの電力しゃ断のた
めに、デマンドコントロール電力配線10の引き回すのは
配線作業が大変であるし、小電力とはいえ、ライン側の
負荷はライン側で管理する方が、管理容易だからであ
る。また、本例では、データ処理部31を有さない電力制
御ターミナル18,19を介して不要の負荷をしゃ断できる
ので、管理側データ通信ターミナル25により、いわばリ
モートコントロールできることになる。要するに、第1
の電力制御は、加工に何ら影響を与えない形で、容易に
電力ピークをずらせ、また需要電力を抑制することので
きるタイプである。
スケジュールの変更はLAN23のメインコントローラ27
で自動的に行える。また、加工プログラムの変更も自動
プラグラミング装置28によって容易に行える。ライン側
のデータ通信ターミナル14〜17のデータ処理部21は、接
続された加工機の制御装置と適宜連係を取りタイミング
変更や順序変更を行えば良い。
負荷の制御状態を変更すると、この変更状態に併せて
コンプレッサなど付帯設備の動作状態を変更しなければ
ならない場合が生じるが、このような場合、本例では、
各負荷に対してデータ通信ターミナルが介在されるので
所用のコンプレッサに対して電源投入し、不要のコンプ
レッサに対して電源オフとするなど、容易に対応でき
る。
ステップ704の第2段の電力制御は、第1段の電力制
御を行っても、需要電力がどうして目標値を上回りそう
なとき作動される電力制御である。
この第2段の電力制御では、第2段でしゃ断可能と予
め設定された電灯負荷に対してデマンドコントローラ3
が従来例と同様に作動され、デマンドコントロール電力
配線12に接続される所定の負荷が順次しゃ断される。し
ゃ断順序や、しゃ断負荷の設定方式は従来例のものを全
て利用できる。
ただし、本例ではデマンドコントロール条件演算部41
にて条件変更でき、テマンドコトローラ3は、ここで設
定された条件にて作動されることが重要である。すなわ
ち、本例の電力制御システムでは、データ通信ターミナ
ル25,14〜19により、ライン側の電力制御と強調しつつ
デマンドコントローラ3を作動させるので、優先度によ
って機械の作動タイミングを変更したり、ライン側の負
荷の一部をしゃ断できるので、それに応じてデマンドコ
ントローラ3の作動範囲を最小限に押えることが可能で
ある。
ステップ706の第3段の電力制御は、第2段の電力制
御を行っても需要電力が目標値を上回りそうなときに作
動される制御である。
第3段の電力制御では、第3段でしゃ断可能と予め設
定された電灯負荷に加え、予め設定された範囲で多少加
工に影響がでるけれども、ライン側の電力制御の援助を
受けることにより需要要電力を目標値以下に抑制でき
る。
この例としては、スケジュール変更したり、プログラ
ム変更する例が挙げられるが、第1段,第2断のものと
比べてより高度の変更となる。
例えば、製品の加工につき、その製品の加工を納期に
間に合う範囲で遅らせるよう機械を一時停止させるよう
な制御が含まれる。このためには、製品加工を行う現場
側にて、オペレータの判断により製品完成について遅延
可能時間を設定可能としておけば良い。また、このため
に機械一時停止の処理も取られるが、ここでの一時停止
は前述の改良された一時停止であり、不良品が発生する
ことはない。また、この延長として、昼間の加工を夜間
の無人加工に回すような手立ても含まれる。
以上により、各電力制御ターミナル25,14〜19の連系
により、需要電力のピーク値が無理のない形で抑制さ
れ、需要電力を目標値以下に押えることができる。
次いでのステップ707の無効電力の予測処理は、電力
予測部43にてライン側の機械作動状況に応じて無効電力
を予測し、コンデンサ切換え条件演算部42にて予測の無
効電力に応じてコンデンサ切換え条件を演算し、コンデ
ンサの切換え制御を行わせるものである。
第10図は無効電力の予測方式を示す説明図である。
図において、時刻T1まで無効電力Q0であるとき時刻T1
から某機械が動作され、無効電力が△Qだけ上昇する場
合、時刻T1以後の予測無効電力はQ0+△Qとなる。これ
は最も基本的な考え方であるが、△Qは時刻の関数とし
て求めることができる。かつ付属設備についての無効電
力も正確に求めることができる。動作予定の他の例とし
ては、機械が一定時間後に停止するという予定も含まれ
る。この場合には、一般に一定時間後に無効電力が減少
することが予測される。また、予定の動作を報知できな
い部分に対しても、適宜知識データベースを用いてより
近似の値をファジィ推論することもできる。
本例の力率改善では、機械の動作予定に応じて無効電
力を正確に求めることができるので、適切にコンデンサ
投入またはしゃ断することができ、受電設備の線電流を
最小として、かつ受電設備の電圧を所定の値に保持する
ことができる。
以上により、本例のインテリジェント・キュービクル
2を備えた工場受配電システムでは、次記の如き種々の
処理を行うことが可能である。
例えば、生産原価の算出において、各加工に要した
電力量を検出器5からこれをメモリ40に記録しておくこ
とにより、適宜CRT33や、プリンタ38より出力し、利用
することができる。
電路や機械の異常に対し、電力系に異常があったか
否かを、電力管理部44の故障診断処理により容易に割り
出すことができる。例えば、機械Aに電圧降下による異
常が生じたとき、この記録より容易に異常原因を知るこ
とができる。
一般に、工場などでは、機械を緊急停止できないの
で、デマンドコントローラを設置できないが、本例で
は、デマンドコントローラ3を上記の如く動作させるの
で、生産設備に悪影響を与えることがなく、その設置が
可能となる。
また、力率改善装置を上記の如く作動させるので、
正確な予測に基づく無効電力に応じ、コンデンサバンク
を適切に作動させ、力率の安定化を図ることができ、高
品質の電力を供給できる。
その他、工場側において何時でも電力計器の監視を
行える。
また、電力管理部44に適宜のタスクを追加させ、工
場ラインと関連させてコンピュータ統合管理を行える。
上記実施例では、工場加工ラインへの適用例を示した
が、本発明は、工場加工ライン以外のプラント、ビルデ
ィングなどキュービクルを備えた大口需要家にも適用可
能である。
[発明の効果] 以上のように、本発明は、受配電設備用キュービクル
用のデータ通信ターミナルと、金属加工機を含む複数の
電力負荷機器用の各データ通信ターミナルとが、通信ネ
ットワークを介して相互に通信できることに加えて、電
力管理ターミナルとも相互に通信することができ、その
ため、電力管理ターミナルを使って、不要な電力負荷機
器の遮断および力率改善を行うことができるだけでな
く、電力管理ターミナルに設けた操作手段によって、受
配電設備の各種制御機器を遠隔操作することができ、そ
れにより、作業者は、受配電設備用キュービクルの筐体
内に収納された受配電設備を直接操作することなく、受
配電設備用キュービクル用のデータ通信ターミナルと通
信ネットワークで結ばれた電力管理ターミナルを使うこ
とで、受配電設備の各種制御機器を遠隔操作することが
でき、その結果、金属加工機を含む複数の電力負荷機器
を備えた金属加工ラインに適用した場合、使い勝手がよ
くて実用性が高いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るキュービクルを備えた
工場受配電システムを示すブロック図、第2図は加工工
場のローカルエリアネットワークシステム(LAN)の一
例を示す説明図、第3図はインテリジェント・キュービ
クル・コントローラの外観を示す斜視図、第4図はその
内部構成を示すブロック図、第5図は電力管理部のタス
ク構成を示すブロック図、第6図はライン側の負荷群に
対して配置されるデータ通信ターミナルの詳細を示すブ
ロック図、第7図は電力制御方式の一例を示すフローチ
ャート、第8図はパンチプレス機の電力特性の一例を示
す説明図、第9図はパンチ・レーザ複合加工機の電力特
性の一例を示す説明図、第10図は無効電力の予測方式を
示す説明図である。 1……受配電設備 2……インテリジェント・キュービクル 3……デマンドコントローラ 4……コンデンサバンク 11……キュービクル側データ通信ターミナル 12……デマンドコントロール電力配線 13……非コントロール電力配線 14〜17……データ処理部を有するライン側データ通信タ
ーミナル 18,19……データ処理部を有さないライン側データ通信
ターミナル 25……管理側データ通信ターミナル(インテリジェント
・キュービクル・コントローラ) 43……電力予測部 44……電力管理部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−92723(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 3/00 - 5/00 H02J 13/00 - 13/00 311 H04L 12/28 - 12/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受配電設備用キュービクルの筐体内に収納
    された受配電設備から電力を供給される金属加工機を含
    む複数の電力負荷機器を備えた金属加工ラインにおい
    て、 前記受配電設備用キュービクルに、当該キュービクル用
    のデータ通信ターミナルを設ける一方、 前記各電力負荷機器に、当該電力負荷機器用のデータ通
    信ターミナルをそれぞれ設けて、 これらのデータ通信ターミナルを通信ネットワークを介
    して相互に接続し、 前記通信ネットワークに、前記キュービクル用のデータ
    通信ターミナルから送信される各種検出器の信号および
    前記各電力負荷機器用のデータ通信ターミナルから送信
    される各種データに基づいて、不要な電力負荷機器の遮
    断および力率改善を行う電力管理ターミナルを接続し、 前記電力管理ターミナルに、前記受配電設備の各種制御
    機器を遠隔操作する操作手段を設けた、 ことを特徴とする金属加工ラインの受配電設備用キュー
    ビクル。
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