JP3102140U - 室内消臭器具 - Google Patents

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勇 横山
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有限会社エム・アイ・ケイ
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Abstract

【課題】冷風扇は、水を人為的に気化させ、室内に清涼感を与えるものであるが、冷風扇の水の気化機能を消臭剤の気化機能として応用し、最も簡単な室内消臭器具として活用できるものを提供する。
【解決手段】冷風扇と消臭剤を組合わせた室内消臭器具であって、冷風扇の水タンク内に、消臭液又はゲル状消臭剤を設置し、冷風扇の後部空気取り入れ面の一部に空気吸引遮蔽板を設け、消臭剤を経済的で効率の良い気化に調節した室内消臭器具である。
【選択図】図10

Description

【0001】
[考案に属する分野]
本考案は室内消臭器具に関する
【0002】
[従来の技術]
消臭は臭気に消臭剤(消臭成分)を空気中で混合させることを基本とした消臭設備によって行われる。
その構造は図1〜4で示す。これらの設備は、現場ごと個々に設計製作され製造コストが高く、一般室内の消臭には利用されない。
一方、一般の室内では図5〜7で示す簡易な方法で消臭する。図7は、トイレ等狭い室内でしか効果がない。図5は、一時的な消臭しか効果がない。故に、現在使われている一般的な器具で広い室内に対する完全な消臭対策は出来ないのである。
【0003】
[考案が解決しようとする課題]
冷風扇は図8で示す構造で、ゆっくり回転する吸水フィルターに水を吸わせ、送風ファンで吸水フィルターに吸水した水分を強制的に気化することで、気化熱の原理により室内温度より2度Cから3度Cくらい低い温度の風を出し、涼風感を与える器具である。又、電熱ヒーターを付属した温風機能を備え、冬季でも加温機として使用が出来るものもある。
本考案は、図3の原理に基き冷風扇の機能が室内消臭器として最も理想的な構造であることに着目し、室内消臭器具として新たに目的をつくるものである。
【0004】
[課題を解決するための手段]
本来冷風扇の使用目的は、冷風扇の内底部に溜めた水を気化することで、気化熱により室温を2度Cから3度C低い風を出し室内の冷風器具としたものであるが、冷風扇内底部の水タンク約7リットル容量の水を1日12時間で全部消費するため、そのまま消臭器具として使用すると消臭剤の消費量が多く経済的ではない。又、必要以上の消臭剤を消費する欠点もある。
【0005】
本考案の目的は、室内消臭器具として最も理想的な冷風扇機能を利用して、各々室内の臭気に対してバランスの取れた効率の良い消臭剤の消費で、経済的な室内無臭快適空間をつくり出そうとするものである。
【0006】
本考案の目的を得るための手段として、冷風扇の本来の機能を損なわない範囲で機構を一部変更するものである。
【0007】
冷風扇前面グリルから吹き出す風は、後部面から取り入れる構造で、それは後部全面で吸引している。
本考案で空気取り入れの吸引面を、下側10cm横幅20cmの面積に限定して空気を吸引させるもので、後部残り全面に遮蔽板を設け空気の吸引を遮断した。図9で示す。
【0008】
吸引面積を小さく変更し運転テストをしたところ、冷風扇から吹き出す送風量は多少少なくなったが、吸引面の風速は少し早くなった。更に、送風ファンの回転音及びモーターの過熱等の抵抗はなく、なんら問題は生じなかった。
【0009】
本考案によって機構の一部変更したことにより、後部から吸引した風速の早くなった空気は冷風扇内部の下側、つまり消臭剤表面を通過することになり、消臭剤の表面が空気の負圧によって消臭剤の気化を促し、適度な消臭剤の消費が可能となった。
【0010】
[実施例]
冷風扇機能の選択
冷風扇の機能は、ゆっくりと回転する吸水フィルターに吸水した水分を送風ファンで気化させ、気化熱により送風する風が室温に対して2度から3度を下げるものであるが、室内の環境に適するよう機能の作動調節が出来る。調節は選択スイッチで行うことが出来る。
送風ファン 強風 、 中風 、 弱風
吸水フィルター 回転 、 停止
【0011】
従来の冷風扇で使用した場合、吸水フィルターの気化面積が広く、更に風の流れが冷風扇の内部全体に及び、水の気化量が多いことを踏まえ、空気の吸引を下側のみに限定することによって、冷風扇内部を通過する風が下側に集中するため、吸水フィルターの気化面積が小さく、消臭剤の消費量が少なく経済的に安く使用できるものとなった。
【0012】
消臭剤は水溶液に限らず、消臭剤をゲル状(軟固形)にして冷風扇の水タンクに収納し室内消臭をすることが出来る。
【0013】
水タンクは約7リットルの容積を有し、消臭剤の水溶液の代わりに約2.5kgのゲル状消臭剤をプラスチック容器に詰め、図11で示す水タンクに収納するスペースが確保できる。図10で示す。
【0014】
冷風扇の下部にあるゲル状消臭剤の表面を風速の早くなった風が通過することすることで、ゲル状消臭剤の表面が空気の負圧によってゲル状消臭剤に含まれる水分が気化し、室内の消臭効果が得られるものである。
【0015】
ゲル状消臭剤は、水溶液の消臭剤に比べ気化が遅く、2.5kgのゲル状消臭剤の場合、1日8時間の作動で約1ヶ月の消臭効果が得られる。水溶液の消臭剤は、液の減少で補充を要することに対し、ゲル状消臭剤が使用の便利性に優れているものである。
【0016】
[考案の効果]
一般に臭気度の判断は次の表に示す。
Figure 0003102140
【0017】
次の条件でテストを行った。
1. 室内面積約70m、臭気度4に該当するペットショップ。
2. 冷風扇と消臭剤を組合せた室内消臭器具。
3. 水のタンクに7リットル消臭剤の水溶液を使用。
4. 水タンクに2.5kgのゲル状消臭剤を使用。
5. テスト時間 24時間連続で行う。
【0018】
本考案の効果は次の通りである。
Figure 0003102140
【0019】
表1の実施に於いては抜群な消臭効果が見られた。反面消臭剤の消費も多く、きわめて臭気の強い室内のみの消臭に限定するものである。
【0020】
表2の実施に於いてはかなりの消臭効果が得られた。室内臭気度3程度の消臭に効果的である。
【0021】
表3の実施に於いてもはっきりと室内の消臭が確認された。消臭剤の消費も緩やかで、2.5kgのゲル状消臭剤で約1ヶ月間の消臭効果の維持が出来、室内臭気度3以下の消臭に経済的であると同時に、消臭剤の補充の手間がいらず最適であると分かった。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】消臭設備構造図 シャワーリング無臭方式
【図2】〃 バブリング無臭方式
【図3】〃 強制気化無臭方式(冷風扇と同じ構造を示す)
【図4】〃 消臭剤散布無臭方式
【図5】一般室内の消臭 スプレーによる一時的消臭
【図6】〃 トイレ等自然気化による消臭
【図7】〃 電池式ファンによるトイレ等芳香消臭
【図8】冷風扇 前面及び後面の構造を示す
【図9】冷風扇後面に吸引空気遮蔽板を取り付けた図
【図10】冷風扇内底部の水タンクを示す図
【図11】プラスチック容器に入れたゲル状消臭剤を示す図(消臭剤水溶液の替わりにゲル状消臭剤をタンク内に設置する)
【0013】
冷風扇機能を応用した室内消臭には、冷風扇下部に内蔵した水タンクを利用して、次の2通りの消臭方法が選択できるのである。図10は、消臭剤水溶液を気化して消臭する方法、又、図11は、ゲル状消臭剤を入れた容器をタンクに収納し、ゲル状消臭剤を気化して消臭する方法である。
【0001】
[考案に属する分野]
本考案は、室内消臭器具に関する、
冷風扇と消臭剤を組合わせた室内消臭器具であって、冷風扇の水タンク内に、消臭液又はゲル状消臭剤を設置し、冷風扇の後部空気取り入れ面の一部に空気吸引遮蔽板を設け、消臭剤を経済的で効率の良い気化に調節した室内消臭器具である。
【0003】
[考案が解決しようとする課題]
冷風扇について
昔から暑い夏の庭や道に打ち水をして涼しさを求める習慣がある。水が蒸発する時熱を奪って涼しくなる、いわゆる気化熱の法則に基くもので、冷風扇の原理も、水を強制的に気化させ室内温度より2度Cから3度C低い風を室内に送風し、清涼感を与える一種の気化熱を応用した扇風機である。
冷風扇の構造
図8で示す。大きさは縦50cm 幅25cm 奥行25cm位の箱型を有し、内部の底面に約7リットルの容積を持つ水タンクを備え、その水をゆっくりと回転する吸水フィルターによって水を吸い上げ、水を浸したフィルター面を送風ファンで風を通し、水を気化させ、前面から室内に風を出し、清涼感を与えるものである。
室内消臭の原理
室内空気中に存在する臭気成分の濃度によって、臭いとして感じる。空気中に気化した臭い成分と消臭成分が混合することで、臭いとして感じなくなるのが消臭である。消臭成分は、空気中で粒子が出来るだけ小さく、霧よりも更に小さい気化状態にするのが最も消臭効果が得られるのである。消臭成分を気化する消臭設備の構造は(図3)で示すが、冷風扇は最も簡単で理想的な室内消臭器具として活用できるのである。
室内消臭器具として活用
冷風扇は、水を人為的に気化させ、室内に清涼感を与えるものであるが、冷風扇の水の気化機能を消臭剤の気化機能として応用し、最も簡単な室内消臭器具として活用できるものである。
【0007】
冷風扇の前面から吹き出す風は、反対側の後部より空気を取り入れる構造で、本来冷風扇として使用する場合も後部全面から空気を取り入れている。
この状態で室内消臭器具として使用すると、水タンクに入った消臭液7リットルが12時間で消費することが分かった。したがって経済的にも不経済であり、液の補充の回数も多く面倒である。又、消臭ゲル剤の場合は気化が遅く、消臭効果が落ちるため、これを促す必要がある。本考案は、これらを解消する目的で、冷風扇後部の空気取り入れ面積を小さくした。つまり、空気取り入れ面を空気取り入れ口の下部、つまり水タンクの表面に位置する、縦15cm 幅25cmの面積に限定し、その他の空気取り入れ面に遮断板を設け、空気の流れを遮断した。図9で示す。
【0009】
本考案によって冷風扇機能の一部を変更した(0007)ことにより、消臭液の場合は、吸水フィルターの面積を小さくすることで、消臭液を必要以上消費するのを押えると共に、消臭効果をより長く持続することが出来る。又、消臭ゲル剤の場合は、ゲルタンク表面を空気が通過することにより、風の負圧によってゲル剤の水分を吸い上げる力が生じ、気化の促進ができ、適当な消臭効果と消費量を確保することができた。これが機能を一部変更した大きな要素となったのである。ゲル状消臭剤を使用した場合1日8時間作動させると、1ヶ月間消臭効果を持続し、その間補充や取替えの必要が無く、最も安価で便利な消臭器具として活用できるのである。
ゲル状消臭剤を使用するときは吸水フィルターは必要なく、フィルター回転スイッチを切って冷風扇を作動させることができるのである。

Claims (1)

  1. 冷風扇機能を応用し冷風扇と消臭剤を組合せた室内消臭器具
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