JP3101959U - ルアー - Google Patents

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昇 嶋谷
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Abstract

【課題】回転せず、確実に上下動等の揺れ運動を行うことができる釣り用ルアーであって、より好適にはスプーン状のルアーを提供する。
【解決手段】長手方向に延びた板状の本体からなり、水の横方向の相対的な動きを抑制するように、該板状の面から起立する突出部1fを有することを特徴とするルアー1。突出部は長手方向に対して左右対称に前方から後方にかけて部分的に起立し、プレス加工で一体的に形成することができる。
【選択図】図1

Description

この考案は、釣りを行うために使用されるルアー、特にスプーンに関するものである。
従来から、釣りの擬似餌として金属製のルアーが使用されている。ルアーには、水中に投入されたときや水中で引き回されたときに、魚が興味を引くようなジグザグな運動をしたり、上下に揺れるような動きを与えて魚を誘うように、板状の面が湾曲したスプーンが知られている。このスプーンは、通常、長手方向に延び、その面から見たときに水滴形、紡錘形もしくは卵形等を有している。
特開2003−000105号公報
スプーンの運動は、ボディの大きさや重さ、厚さ、形、糸の取り付け位置等の諸条件によって基本的に決まることになる。しかし、スプーン自体の重さや大きさには限界があり、少しの動きで水の抵抗を受け易いために、その動作がアンバランスになりやすく、回転して当初の希望した運動を行わなくなることがしばしばである。
特に、ルアーアクションによって、ルアーを引く力は常に一定というものではなく、時に強く、時に弱く引くために、速度の変化が生じ、アンバランスがさらに生じることで、スプーンが回転してしまい、興味のある運動で魚を誘うという本来の目的を達成することができなくなる。
また、スプーン状のルアーでは、所定の板厚体が長手方向に対して直角の方向に円弧(カーブ)を形成するようにしているために、ひとたび回転が始まると、その円弧に沿って横方向に水が流れ更に回転を助長してしまう。また、スプーンにねじれ等のわずかな変形が生じていても、水流のバランスが変わって回転を起こしてしまう。
特開2003−000105号公報には、天然貝を使ったスプーンに関し、天然貝のゆがみやねじれによって回転を起こしてしまうことを防止するために、側縁部の面取りを左右両側で違えることによってそのねじれによる回転力を抑えるようにしている。
しかし、ルアーアクションはその引く速度が必ずしも一定ではなく、アンバランスとなる力がかかりやすい。さらに、ひとたび回転を起こすと、その回転を助長するような水の流れまでは制止できず、完全には回転を防止できない。
本考案はかゝる問題に鑑み、回転せず、所望の運動を確実に行うことができる釣り用ルアー、より好適にはスプーン状のルアーを提供することを目的としたものである。
前記目的を達成するため、本考案のルアーは、長手方向に延びた板状の本体からなり、水の横方向の相対的な動きを抑制するように、該板状の面から起立する突出部を有することを特徴とするものである。
この起立した突出部を設けることで、回転のブレを制止することができ、ルアーの引きが弱いときには、ゆらゆらとあるいはジグザグと揺れることができる程度に突出部での水の抵抗は下がり、ルアーの引きが強いときには、その翼部による回転方向への水の抵抗が強くなり、確実に回転を防止させることができる。
好ましいのは、このルアーは、湾曲面が板状の本体に形成されているスプーン型で、具体的には、前記板状の本体が、側方から見たときに一方の面へと湾曲する部分と他方の面に湾曲する部分によって長手方向に沿って波状を形成するようにしたスプーン型であることを特徴とするものである。この湾曲面によって、面の上下の方向に揺れるような動作を確実に与えることが可能となる。
より具体的な形態として、突出部は長手方向の途中から後方に向けて部分的に起立していることを特徴とするものである。
突出部が途中から延びていることで、ルアーの先端方向から湾曲面に沿って流れてきた水をより適切に後方へと追いやることで、回転を抑止しながら確実に湾曲面に応じた動作が行える。
さらに、突出部は凹部が形成されている面に設けられていることで、回転により生じた横方向の水の流れを助長させることがない。
特に、突出部をルアーの長手方向中心軸に対して凹面側の両側に持つ構造を採用することで、突出部となる平板の突出片を予め設け、それを折り曲げることで簡単に回転を防止する突出部を形成することができる。この構造を採用することで、プレス加工によって一体的にそして同時に突出部を有するルアーを提供することも可能となる。
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。図1はこの考案に係る釣り用ルアーの一例を示したものであり、道糸Pと釣り針Wが夫々前後に取り付けられたスプーン1の全体斜視図である。また、図2は、図1の実施例で示したスプーン1の外観図であり、平面図(図2A)、正面図(図2B)、底面図(図2C)、左側面図(図2D)、右側面図(図2E)を夫々示している。また、図3は、スプーン1の長手方向の中心軸O−O'(図2A参照)に沿った断面図であり、図4は、横方向のB−B'(図2C参照)に沿った断面図である。
スプーン1は、ほぼ同じ厚さを有する平板を打ち抜くことで作ることができる。スプーン1は容易には曲げられない程度の厚さの板、好ましくは金属板からなり、この例では、約1.1mmの厚さt(図3参照)を有する所定の形状の金属製の板をプレス加工によって得るようにした。スプーン1の一方の面の形状は他方の面の形状にほぼ沿っており、図2乃至図4で示した外形及び断面図からスプーン1の内側の形状を十分把握することができるだろう。
スプーン1は、平面から見たときに、長手方向(図2AのO−O'方向)において、一方の端が丸みを帯びて先細りした先端部1aと、先端部1aから後方にかけて徐々に幅を広げる中間部1cと、その中間部1cから他方の端が大きく丸み(すなわち、先端部1aのカーブよりも緩やかなカーブ)をもって終わる末端部1bを有し、幅広の部分が中心から末端部1bの方向に偏って位置するいわゆる細長の卵型を形成している。長手方向の全長Lは略29mmであり、中央位置から末端部1b方向に偏って位置する最大幅Wが約14mmである。
図3及び図4から明らかなように、スプーン1の中央部分から末端部1b方向にずれた位置には球面上に窪んだ凹部1eが形成されている。また図2を同時に参照すると、凹部1eの一部が末端部1bを形成し、凹部1eから中間部1c方向に向かうに従い、軸O−O'方向から見て凹部1eのカーブよりも緩いカーブを形成しながら次第に起伏した後さらに中間部1cから先端部1aにかけてはわずかに湾曲して下方に垂れている。スプーン1の先端部1aと末端部1bにはスプーン1の長手方向の軸上に孔2、3が夫々形成されている。
スプーン1は、図2Aの平面からみて、長手方向の軸O−O'を中心として左右対称であり、両側には長手方向に延びて起立した一対の突出部1fが形成されている。突出部1fは、中間部1c付近から末端部1b方向に行くに従い次第に高くなり凹部1eを部分的に挟むようにし、途中で後端部1bの高さまで落ちて切り立った壁となっている。突出部1fの長手方向の長さL1は約14mmで、末端部1bの辺からの最大高さhが約2mmである。この突出部1fは、スプーン1をプレス加工する際に板の突出片1fを両側で折ることで形成することができる。
次に、本考案の使用と動作の一例を説明すると、スプーン1の先端部1aに設けられた孔2及び末端部1bに設けられた孔3には夫々止め輪4、5が揺動可能に係入されている。止め輪4には釣竿(図示せず)から延びた道糸Pが止着され、止め輪5は針Wの末端に設けられた孔に係入されて針Wが揺動可能に吊下げられている。したがって、止め輪4、5によって、スプーン1は道糸Pと針Wに対して自由に動くことができる。スプーン1の重心は末端部1bの方向に偏っているために、キャスティングしたときは、末端部1bが先に飛ぶように作用する。また、水中においても、その重心の偏りにより、末端部1bが下になるように作用する。道糸Pを引きよせると、図3の断面図から見て、水はスプーン1の上面及び下面の形状に沿って流れる。このとき、スプーン1は、mスプーン1の板状の面が長手方向に沿って波状に形成されているために、水中に沿ってスプーン1の先端部1aはスプーン1の板状の面方向に首を振るように動作する。スプーン1の凹部1eに進入する水は、左右の突出部1fによってさえぎられ、そのまま末端部1bの方へと流れていく。何らかの原因で回転動作が生ずると、スプーン1の凹部1bに沿って横方向に相対的に移動した水はその先の突出部1fに行く手が遮られて抵抗を受けることでその回転が抑止される。従って、回転が制限されながらジグザグのような魚を誘う動作を行うことができる。
このように、スプーンの略長手方向に延びて横方向の水の流れを抑止する壁となる突出部を設けることにより、横方向への回転を防止しながら所望の揺れやジグザグ動作等を達成できる新たなスプーンを得ることができたものである。ここでは、製造を容易にするために、突出部1fは、金属製の平板の突出片をプレス加工によって折って得るようにしたが、これに限定されるものではなく、突出部1fをスプーン1の本体に溶接又は接着等で取り付けたり、若しくは一体成形して設けるようにしてもよい。また、突出部1fを両側の端に設けることは、スプーン1のバランスを保ちながら両方で回転を防止でき、しかもプレス加工で一体的に形成することができるために好ましいが、横方向の水に対して抵抗できる限り、例えば端から離れた位置に設けるようにしてもよい。また、長手方向の中心O−O'(図2A参照)上に設けた一枚の突出片であってもよい。
尚、本例では、先端部1a、後端部1bをそれぞれ大、小の局率をもつカーブを描くようにしているが、これは一例であって特にこれに限定されるものではない。また、本例のように全体の板厚を一定にするほか、後端部に重心を移すために、後端部方向にかけて板厚を増す等、板厚を変えるようにしてもよい。
本考案の例によるスプーン状の釣り用ルアー1を使用した場合の全体斜視図である。 図1に示したルアー1の平面図である。 図1に示したルアー1の正面図である。 図1に示したルアー1の底面図である。 図1に示したルアー1の左側面図である。 図1に示したルアー1の右側面図である。 図1に示したルアー1の軸O−O'方向の断面図である。 図1に示したルアー1のB−B'方向の断面図である。
符号の説明
1 ルアー
1a 先端部
1b 末端部
1c 中央部
1d 底部
1e 凹部
1f 突出部(突出片)
2、3 孔
4、5 止め輪
P 道糸
W 釣り針

Claims (7)

  1. 長手方向に延びた板状の本体からなる釣り用のルアーであって、水の横方向の相対的な動きを抑制するように該板状の面から起立した突出部を有することを特徴とするルアー。
  2. 前記板状の本体には湾曲した凹部が形成されているスプーン型であることを特徴とする請求項1に記載のルアー。
  3. 前記板状の本体は、側方から見たときに一方の面へと湾曲して凹部を形成する部分と他方の面に湾曲する部分が形成されたスプーン型であることを特徴とする請求項1に記載のルアー。
  4. 前記突出部は、長手方向において途中から部分的に設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のルアー。
  5. 前記突出部は、前記凹部が形成されている面に設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のルアー。
  6. 前記突出部がルアーの長手方向中心軸に対して両側且つ凹面側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のルアー。
  7. 前記ルアーは、プレス加工によって形成されていることを特徴とする請求項6に記載のルアー。
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