JP3101776U - 車両保護カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両への取り付けが容易であり、かつドアを開放しないと車から取り外しができない車両保護カバーを提供する。
【解決手段】 車両上面のボンネット部,フロントウインドー,リアウインドー,トランク部の全長を長手寸法とし、長さが車の全長またはウインドーを被覆可能で左右のドアに挟み込める程度の幅を有する防水シートと、車両の両側のドア上部に防水シートの布端を挟持させて、ドアを閉めた状態で挟持部が引き出されないようにする阻止部材を防水シートの縁に設け、ドアロック時には車両保護カバーの持ち去りができないようにした取り外し防止機能を有する車両保護カバーを提供する。
また、これに加えドアに挟み込んでいない防水シートの部分を車両に装着するよう磁石,重り部材,引き出し阻止部材を防水シートの布端に設けて車両への留め置きの確実な車両保護カバーを提供する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、非使用時の車両保護カバーであって、詳しくは防水シートに設けた磁石を止め具とし取り外し防止機能を有する車両保護カバーである。
車両保護カバーの慣用技術としては、方形状の防水シートに紐を取着しバンパーに結びつけて防水シートを固定するものや、フレーム下に回して互いの紐を結んで防水シートを固定するものがある。
また、防水シートにゴム紐を取着したフック同志を連結して防水シートを車体に固定するものがある。
また、防水シートの周りにゴム紐を縫設しておき車体全体を覆い、バンパーより下で絞るようにして防水シートを車体に固定するものがある。
また、防水シートを車体の外形上の平面、例えば塗装面やガラス面に吸盤を固定具として使用するものがある。
その他、磁石で車体の鋼板部分を利用して固定するガラス面の断熱保護シートカバーがある。〔例えば特許文献1参照〕
特開2002−347446号、請求項1、図1乃至図3
背景技術で述べた従来の車両保護カバーの車両への取り付けは、防水シートに取着された紐またはゴム紐等を使用して車体に固定している。従って、車両への取り付けは容易である反面、取り外しが簡単であり強風で吹き飛ばされたり、剥がされて持ち去られるという問題があった。
また、防水シートの形状が複雑な場合は、取り外し後の取り扱い例えば乾燥,折り畳み,格納等や、取り付け時の取り扱い例えば防水シートを広げて車体を覆う等の一連の作業が煩わしいという問題があった。
また、車両保護カバーは車体の全体を包んでカバーするものが多く,毎日使用する車両に対し、例えばフロントウインドーの凍結防止や降雪排除を目的とする用途や、車体のトランク・屋根・ボンネット等の塗装面を汚れや鳥の糞等から守る等塗装面を保護することを目的とする用途に適合し、また車両への取り付け取り外しが容易でかつ第三者が取り外し出来ない車両保護カバーが市場にないという問題があった。
更に、全体を包む従来のカバーは、カバーと塗装面との間に隙間がありカバーが強風で煽られるときは塗装面を傷つけ易いという問題があった。
本考案は解決課題で述べたような問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、車両保護カバーを単純な方形状にし防水シートの一部分を車両ドアに挟持させ、その挟持部分の引き出しを阻止できる阻止部材を付設するようにし、剥離や盗難を防ぐようにしたものである。また、ドアに挟んで固定しない部分の車両への取り付けを、磁石,重り部材または阻止部材で防水シートを車両上に留め置くようにして車両への取り付け・取り外し・格納を簡単化し、毎日の取り扱いが容易な取り外し防止機能付の車両保護カバーを提供する。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車両保護カバーは、車両用保護カバーであって、車両を覆って保護する方形状の防水シートと、該防水シートの幅寸法が車両の左右のドアに挟み込める大きさを有し前記ドアの内部に挟み込んだ部分が車外へ引き出されないようにその部分に設けた阻止部材とを含んでなるものである。
請求項1の考案によれば、車両を覆う車両保護カバーには、車両上部全面用およびウインドー用を含んでいる。前記防水シートの幅寸法が両側のドアに挟持可能に形成されている。ドアの内部に挟み込んだ挟持部が車外へ引き出されないようにする阻止部材が前記防水シートに付設され取り外し防止機能を有している。
車体上面で固定する防水シートの車両のドア側の平行な2辺をドア内に挟み込める程度の幅に形成されている。このドアに挟み込んだ部分がドアをロックした後は、引き出せないように、その部分に阻止部材を固定して車両保護カバーが取り外せないようにしたものである。
阻止部材は、軽量な一定厚さのプラスチック,木材,アルミニューム,ゴム等の板または丸棒を防水シートの耳に取着,縫合し、閉じたドアの隙間から引き出せない大きさのものである。更に、車両のフロントウインドーまたはリアウインドーから霜や積雪または凍結を速やかに取り除くのが煩わしい場合があり、このような状態の発生を防ぎたい要望が多い。特にフロントウインドーにとっては運転開始に当たっては最も重要な課題となっている。保護の対象が比較的狭いウインドーであるので防水シートが強風で飛ばされたり、場合によっては取り外しが容易なため持ち去られる場合がある。
請求項2に記載の車両保護カバーは、前記防水シートを車体上に吸着し留め置くための複数個の磁石が閉じたドアに挟まれていない車外にある前記防水シートの部分に設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の考案によれば、車両の車体への固定手段として磁石を用いる。車体の板金上で一様な吸引力で固定可能な帯状磁石が適している。しかし磁石は帯状磁石に限定するものではない。この帯状磁石を車体塗装面を損傷しないような状態で防水シートに接合(接着・縫合)し、方形状シートの辺に沿って磁石を連続的にまたは断続的に配置付設することにより確実に車体全体を被覆することができる。形状が方形で裁断・法制が容易であり車両への貼り付け設定が簡単であり、毎日の取り付け・取り外しの煩わしさが少ない。
防水シートの辺に少なくとも平行に設けられる帯状磁石は方形状シートの長辺・短辺に平行に取着し帯状磁石を互いに直交するように配設し複数個の短冊状の帯状磁石で防水シートを車体に固定するものである。
帯状磁石は例えば短冊状の帯磁したゴム板であり、車体の外面に沿って曲がり易い性質を持っている。吹きつけられる気流で防水シートが浮き上がらないように例えばボンネット上に2本、屋根上に2本、トランク上に2本の短冊状の板状磁石を分離して平行に配設することにより、それぞれの上面での固定が確実になる。
そこで、窓用防水シートの長辺の一辺を例えばボンネット上で帯状磁石で固定し窓を覆って、残った他方の長辺の両端のコーナに阻止部材を取着しドアの内部へ入れ防水シートを挟持させて、取り外し防止機能を持たせ、ドアロックを解除した場合にのみ窓用の防水シートを取り外すことが可能である。また強風で飛ばされ行方不明になることもない。なお、屋根方向から窓方向への下向きの風に対処するために他方の長辺にも帯状磁石を取着し屋根部への固定を強固にすることもできる。
また、帯状磁石の端部を何回か折り曲げて重ねて肉厚部を形成し阻止部材としてもよい。従ってドアロックを解除することができる者だけが取り外ことが可能であり、強風下でも保護カバーの内部に風が吹き込むことが防止され吹き飛ばされることを防ぐことができる。
請求項3に記載の車両用保護カバーは、前記防水シートを車体上に留め置くための複数個の重り部材が閉じたドアに挟まれていない車外にある前記防水シートの部分に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3の考案によれば、閉じたドアに挟み込まれていない車外で車を覆う防水シートを固定若しくは留め置く手段として防水シートに前記帯状磁石を取着する部位に帯状磁石に替えて重り部材を取着するものである。
重り部材はボンネット部またはトランク部上に広げた防水シートがそれぞれの板金カバー上で風により翻ったり巻き上げられないよう留め置くためのものである。
重り部材は短冊状のゴムや防水シートで被覆した薄い金属板等を含み、これを防水シートの布端に接着または縫合することにより車両保護カバーの車両への取り付け、取り外しを容易にしている。重り部材は分割され車両保護カバーを折り畳めるように配設されている。
請求項4に記載の車両保護カバーは、前記防水シートを車体の全体を覆い固定するためのボンネット部やトランク部に挟み込む前記阻止部材が前記閉じたドアに挟み込まれていない車外にある前記防水シートの部分に一か所以上設けられていることを特徴とするものである。
請求項4の考案によれば、阻止部材を防水シートの左右辺に付設しドアを閉じたとき車内に閉じ込めことに加え、防水シートの前後の布端に阻止部材を一か所以上付設しボンネット部やトランク部に挟み込んで固定するようにしたものである。
本考案の車両保護カバーは上述の手段で課題を解決することにより次に記載する効果を奏する。
請求項1の考案は、車両保護カバーを方形の平面シートにしたので折り畳んでおけるので取り付け取り外しの作業が煩わしくないという効果を有する。
また、折り畳んだシートを車上に展開していくだけで固定されるので機上設定が迅速であるという効果を有する。
また、車両保護カバーを車両上で取り付け・取り外し時に折り畳みながら、若しくは展開しながら板金上を覆っていくので塗装面と防水シート間の擦れ合いがなく塗装面を損傷しない効果を有する。
また、保護が必要な個所に必要な大きさの防水シートを準備できるのでコスト的に安価な車両保護カバーを提供できる効果を有する。
また、車両保護カバーの一部をドアを閉じることにより防水シートを挟持させているので強風で飛ばされ行方不明になることもない。また、防水シートの端の一部分に引き出し阻止部材を取着,縫合して阻止部材をドアの内に入れてカバーの耳部をドアに挟持させ、ドアロックを解除した時のみ防水シートが取り外せるようにしているので車両保護カバーを第三者が取り外しできないので盗難を防止できる効果を有する。
また、ウインドー用の車両保護カバーは、保護する面積が小さいので取り付け取り外しが簡便で、毎日使う場合でも煩わしくないという効果を有する。また、折り畳んで小袋に格納できるので後処理に手間取らないという効果を有する。また、買い物途中で日射を避ける目的にも臨機応変に使用できるという効果を有する。また、カバーの端を阻止部材と共にドア内に入れ込んでドアに挟持させておけるので、紛失盗難の恐れがないという効果を有する。
請求項2の考案は、請求項1の記載の効果に加え、車体に固定する手段の磁石を断続的に配置することで、折り畳んだシートを車上に展開していくだけで固定されるので機上設定が迅速であるという効果を有する。
また、車両保護カバーを車両上で取り付け・取り外し時に折り畳みながら、若しくは展開しながら板金上を覆っていくので塗装面と防水シート間の擦れ合いがなく塗装面を損傷しない効果を有する。
また、保護を要する部分に適合する大きさに裁断した防水シートの辺に沿って適宜帯状磁石を配置して、いかなる車体の曲面形状にも適合可能な車両保護カバーが形成できる効果を有する。また、帯状磁石を直交するように配置して強風に耐える固定力を備えた車両保護カバーを形成できるという効果を有する。
また、車両保護カバーの一部をドアを閉じることにより防水シートを挟持させているので強風で飛ばされ行方不明になることもない。また、防水シートの端の一部分に引き出し阻止部材を取着,縫合して阻止部材をドアの内に入れてカバーの耳部をドアに挟持させ、ドアロックを解除した時のみ防水シートが取り外せるようにしているので車両保護カバーを第三者が取り外しできないので盗難を防止できる効果を有する。
請求項3の考案は、請求項1に記載の効果に加え、閉じたドアに挟んで防水シートの取り剥がしを確実に防ぎ、車体の上に留め置くために重り部材を用いているので車両保護カバーが安価に製造できるという効果を有する。
請求項4の考案は、請求項1に記載の効果に加え、車両のドアまたはボンネット部やトランク部に防水シートの布端を挟み込むことにより車両保護カバーを車体に被覆固定するものであり、構成する部材が方形状の防水シートと布端に阻止部材を取着するだけであり、複雑な裁断や縫製のコストがなく全体のコストが安価であるという効果を有する。
以下に本考案の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は車両全長用の車両保護カバーの平面図、図2は図1のAA断面図、図3は図1のBB断面図、図4(a)(b)は図1に示す車両保護カバーの車両への取付け状態図である。
図1,図2,図3において、車両保護カバー1は方形状の防水シート2、車両上面の曲面に沿って曲がり易く、防水シートの辺に平行に取着された複数の短冊状の帯状磁石3と、この帯状磁石3の端部の折り曲げ部3aは防水シートの一部をドアの中に入れ、ドアを閉じたとき車両から挟み込まれた防水シートの耳が引き出されないように阻止している。車外へ引き出されないようにするほかの方法として、車内に挿入される防水シートの耳部に阻止部材例えばプラスチック,ゴム,木材等を取着,縫合して構成することも自由である。
防水シート2の素材は防水性をもたせるため撥水性被膜がシート表面に処置されている。シートの織密度は遮光性・防塵性をもたせる程度に密に織られている。更に重要な機能として防炎性処理も施されている。防水シート2の大きさは、車体のボンネット部,フロントウインドー,座席の屋根部,リヤウインドー,トランク部等の上面全長を切れ目なく覆う長さを有し、幅は車幅以上であって左右の端部がドアの上部に挟持できる程度の寸法を有すれば良い。
帯状磁石3はボンネット部,屋根部,トランク部上面の滑らかな板金の曲面に沿うことができる程度に薄くてかつ磁性を帯びている。帯状磁石を短くして防水シートに断続的に配設することによっても沿わせることができる。帯状磁石の具体例としては、帯磁した磁粉をゴムに練り合わせ1〜3mmくらいの厚さの板状に成形したものを短冊に切断し取着する。また、方形の薄い磁石を薄い帯状の軟樹脂板上にピッチを特定して粘付したものを取着することにより構成することができる。
帯状磁石3,4は直接板金の塗装面に接触しないように防水シート2に接着し、その布端を折り返して帯状磁石を包んで縫合若しくはチューブ状に防水シートを加工し、その中に帯状磁石を挿入して両端を閉じて防水シート2に取り付ける。
帯状磁石の少なくとも両端部に隣接して直交させ吸引力の大きい帯状磁石4を取着することにより車両への横風にも耐えることができる。(図5参照)
阻止部材5は、車両やドア内に挟み込まれる防水シート2の耳部に取着され、ドアロックしたときに端部が外部へ引っ張り出されるのを阻止することにより取り外し防止機能を果たしている。従って、軽量な樹脂材でよく、パイプ材,丸棒の形状で例えば外径10mm、長さ30〜50mm程度の素材を阻止部材として使用することができる。阻止部材はこの例示に限定されるものではなく、ドアロックしたときドアと本体から防水シート2が引き出されないような機能をもっていればよい。阻止部材の配置は車両の左右にそれぞれ一か所以上ドアに対応した位置に設ければよい。
実施例1では、すべての帯状磁石3を車体の長手に直交する方向に配設している。ボンネット上の前端と後端に一個ずつ平行に、屋根部の前端と後端に一個ずつ平行に、トランク部の前端と後端に一個ずつ平行にそれぞれ付設している。帯状磁石3の固定力を補強する必要があるときは帯状磁石4を帯状磁石3の近くに付設することができる。防水シート2の幅寸法を車幅より大きくして防水シート2が車の側面に達する場合には、帯状磁石4は車の側面に吸着させることができる。
次に実施例1の作用として使用手順を図1にもとづき説明する。
本考案に係る車両保護カバーは、車両が汚染され、鳥害を受け、霜対策を要する車両の上面であるボンネット部,フロントウインドー,屋根部,リヤウインドー,トランク部を被覆することに重点を置いている。そのため、車両保護カバー1は形状がシンプルな方形状の防水シート2を基本にしている。従来の車両全体を包む形式のカバーは、毎朝の取り外し後の片づけと毎夕の取り付けが煩わしいので、週日連続して車両を運転しない場合にのみ使用することが多い。
そこで、週日の通勤,買い物に使用する車両にも車両保護カバーとして使え、取り扱いが煩わしくない車両保護カバーを提供しようとするものである。
本考案の車両保護カバー1は、折り畳んでトランクに収納できるよう帯状磁石3が短冊形状に切断され防水シート2に付設されている。従って、短冊の継ぎ目5〜10mm程度の隙間を設けておくと折り畳むことができること、また、ボンネット部,フロントウインドー,屋根部,リヤウインドー,トランク部の区別ごとに折り畳むことができるので小さく纏めることが可能であり、トランクに格納しやすい。
従って、折り畳んだ本考案の車両保護カバーを、屋根部またはボンネット部またはトランク部の上に載置してから順次車両の上面に広げていくことにより、手早く被覆していくことができる。広げると同時に帯状磁石3や帯状磁石4(図5参照)で防水シートが車両上に固定されるので、設定に手間がかからない。
なお、防水シート2の大きさや、平行な帯状磁石の間隔は車両のタイプにより決定されるものであり、必要に応じ帯状磁石の個数を増加させることができる。
四か所のドアで防水シート2の左右の辺を挟持させるためには屋根部上面に相当する帯状磁石の個数を削減することもできる。車両上面に車両保護カバーを広げた後、運転席側と助手席側のドアの上部から車内に防水シート2に取着した阻止部材5を入れてドアを閉めることにより車両のキーを所持する者以外は車両保護カバーを車両から外したり持ち去ることはできなくなる。
また、車両保護カバーの長手の中央部分が車両に固定されるので、車両保護カバーと車両表面の隙間に強風が流入する機会が少なくなり防水シート2が車体から浮いたり、剥がれたりすることを阻止し易い。
図4(a)(b)は車両保護カバーの車両への取付状態図である。
図4(a)おいて、車両保護カバー1は、車体の屋根上に折り畳んだ状態で載置した後、屋根の上部で広げられる。順次フロントウインドーからボンネット部の方向またはリヤウインドーからトランク部の方向へ防水シート2を展開しながら敷設する。板金カバーの上に防水シートに取着した帯状磁石が置かれると、防水シートはその状態で固定され板金塗装面と防水シートとの間で擦れ合うことがないので塗装面を損傷することがない。車両保護カバーを車両から取り外す場合にも同様に塗装面の保護に有効である。
車両全体を袋状の防水シートで覆う場合、車両全体への着脱時に塗装膜を害し易いが、このような事態を避けることができる。
図4(b)は、阻止部材を取着した防水シートの両耳部を車内に入れドアーを閉じた状態を車両前面から視認した状態である。図示のように阻止部材を車内に入れドアロックすることにより車両保護カバーを防水シートを破断しない限り車両から取り外すことはできない。
本考案の車両保護カバーは小さく折り畳めるのでトランクルームへの格納が容易である。また、車両保護カバーが平面状であり、また折り畳めるので全体を広げなくても汚れた表面だけを洗滌したり、小さく展開して洗滌することができるのでメンテナンスも容易である。
図5は、長方形の防水シート2の長辺と短辺のそれぞれに平行に帯状磁石3または4を配設した車両保護カバー11の平面図である。防水シート2,帯状磁石3,4、阻止部材5が備えるべき機能は実施例1の記載と同じであるので説明を省略する。
実施例2では、防水シート2の長辺に平行して帯状磁石4を付設している点を特徴としている。車両の横方向からの空気の流れ込みを防いでいる。付設する帯状磁石3または4の個数や帯状磁石自体の磁力の強さは帯状磁石に練り込まれる磁粉の大きさや量によって程度が変化するので、必要に応じて使い分けることができる。また、固定力の大きい帯状磁石4を使用する場合は、帯状磁石3より短い短冊をピッチを広げて取着できるので少ない短冊で良い。
市場に流通する帯状磁石のなかから適宜選定して使用する場合に、磁力が強力すぎると取り付け、取り外し時に車両の塗装面を損傷する場合があるので選定に注意を要する。 帯状磁石は、配置次第で板金面との間に隙間を生じないように防水シート3を一様に車体に吸引させることができるので、空気の流れ込みを防ぎやすく防水シートと塗装面の摩擦傷の防止に有効である。
本実施例の車両保護カバー11の使用方法は実施例1と同じであり説明を省略する。
なお、車両タイプにより屋根部が延長されてトランク部のカバーが垂直である場合でも本考案の車両保護カバーは適用可能である。
図6は図5のCC断面図である。防水シート2に左右のドアに対応したドア挟持部に阻止部材5を取着し、ドアから外へ引き出すことができないようにして取り外し防止機能を果たすものである。
図7は車両保護カバーの他の実施例である。図7において、本実施例の車両保護カバーは窓の凍結防止や霜除け、遮光用または鳥害対策等の用途に使用できる。比較的保護すべき領域が狭い小面積の防水シート6、帯状磁石3、折り曲げ部3aを有する帯状磁石若しくは折り曲げ部を有する阻止部材5(図5参照)で構成されている。なお、折り曲げ部に替えて帯状磁石を短くし樹脂材を取着しても良い。特にフロントウインドーに使用することにより、夏期は断熱遮光用に有効であり、冬期はフロントウインドー外面の霜落としを行わなくても良い効果は顕著である。
実施例1乃至3において、磁石,帯状磁石,重り部材に替えてボンネット部やトランク部に挟み込める布端には阻止部材を付設することが可能である。
本考案に係る方形防水シートの短辺に平行に帯状磁石と取り外し防止用の阻止部材とを設けた車両全長用の車両保護カバーの平面図である。〔実施例1〕 図1のAA断面図である。 図1の帯状磁石の折り返し部が阻止部材であるBB断面図である。 (a)は図1に示す車両保護カバーの車両への取付状態図である。(b)は阻止部材を車内に閉じ込めた状態図である。 本考案に係る方形防水シートの長辺と短辺に平行であり互いに直交した帯状磁石と取り外し防止用の阻止部材とを取着した車両全長用の車両保護カバーの平面図である。〔実施例2〕 図5のドア挟持部の阻止部材を示すCC断面図である。 本考案に係る例えばフロントウインドーの保護に使用できる車両保護カバーの平面図である。〔実施例3〕
符号の説明
1,11,21 車両保護カバー
2,6 防水シート
3 帯状磁石
4 折り曲げ部
5 阻止部材

Claims (4)

  1. 車両用保護カバーであって、車両を覆って保護する方形状の防水シートと、該防水シートの幅寸法が車両の左右のドアに挟み込める大きさを有し前記ドアの内部に挟み込んだ部分が車外へ引き出されないようにその部分に設けた阻止部材とを含んでなる車両上部全面用またはウインドー用の車両保護カバー。
  2. 前記防水シートを車体上に吸着し留め置くための複数個の磁石が閉じたドアに挟まれていない車外にある前記防水シートの部分に設けられていることを特徴とする車両保護カバー。
  3. 前記防水シートを車体上に留め置くための複数個の重り部材が閉じたドアに挟まれていない車外にある前記防水シートの部分に設けられていることを特徴とする車両保護カバー。
  4. 前記防水シートを車体の全体を覆い固定するためのボンネット部やトランク部に挟み込む前記阻止部材が前記閉じたドアに挟み込まれていない車外にある前記防水シートの部分に一か所以上設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両保護カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5380741B1 (ja) * 2012-10-30 2014-01-08 ワタナベ株式会社 自動車の車体カバー
JP2018188006A (ja) * 2017-05-02 2018-11-29 小室 雅彦 フロート、並びに該フロートを備えた車両。

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