JP3101586B2 - 在宅医療システム及びこのシステムに用いる医療装置 - Google Patents

在宅医療システム及びこのシステムに用いる医療装置

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JP3101586B2
JP3101586B2 JP14435497A JP14435497A JP3101586B2 JP 3101586 B2 JP3101586 B2 JP 3101586B2 JP 14435497 A JP14435497 A JP 14435497A JP 14435497 A JP14435497 A JP 14435497A JP 3101586 B2 JP3101586 B2 JP 3101586B2
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淳 富士本
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株式会社セタ
株式会社ナサ・コーポレーション
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、患者を含む一般
の利用者が家庭や会社等の職場にいて、検尿試験結果デ
ータを用いて病状管理や健康管理をするのに好適な在宅
医療システム及びこのシステムに用いる医療装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、在宅での病状管理や健康管理の必
要性の高まりから種々の在宅モニター用の医療装置が発
売されているが、操作の複雑性、装置の信頼性、及び経
済性の問題から未だ一般的に普及を見ていない。
【0003】しかるに、例えば高血圧患者の血圧の日内
変動、および日差変動は、たいへん重要な問題であり、
特に降血圧剤服用中の過度の降圧は、老人の高血圧患者
や脳梗塞の既往症のある高血圧患者にとって、脳や心臓
への血流そのものが低下し虚血を引き起こす危険性が指
摘されている。人によって所謂白衣性高血圧症といわれ
るように医師の前で血圧を測定すると、緊張状態となり
血圧が上昇してしまい、患者本来の状態を正確に把握す
る事が困難な場合もある。したがって、家庭において平
常な状態の血圧の変動を長期に渡り観察することは、高
血圧症患者にとっては大変に重要なことである。
【0004】さらに、心臓病患者の体内式ペースメーカ
ー埋め込み後の毎日のチェック項目として、患者自身に
よる脈拍の測定がペーシング不全及びセンシング不全の
発見のために推奨されているが、現実問題として患者が
毎日脈拍を測定し、その状態を医師に連絡し、チェック
を受けることはかなり困難である。したがって、特に合
併症もなく元気に働いているペースメーカー埋め込み患
者が、来院するわずらわしさを感じる事なく、心電図モ
ニターをコンピュータや医師がチェックできることは、
患者にとって有用である。
【0005】同様に、虚血性心疾患患者、心不全患者、
不整脈患者、呼吸不全患者、CAPD施行患者等にとっ
ては、日々の病状を患者が自宅に居ながらにして毎日問
診し、血圧および心電図モニターをコンピュータや医師
がチェックできることが安心した毎日を送るために切に
望まれている。
【0006】他方、疾患を持たない健康人であっても、
疾患の予防早期発見のために健康管理を手軽にしかも安
価にできるようにすることは、今後疾患が増加すると思
われる循環器系疾患の早期発見、早期治療に有用と思わ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】更に、以上のような血
圧、脈拍、心電図のみならず、尿内の蛋白や糖の値の変
動をたえずチェックすることは、健康管理を望む健康
人、一般の疾患を有する患者に必要なことであり、特
に、腎臓病の患者や糖尿病の患者には大変に重要なこと
である。
【0008】この発明の目的は、血圧、脈拍、心電図、
体温、体重、及び検尿試験結果などの日々の生体情報を
家庭に居ながらさまざまな場所で測定、入力し、これを
医療センタへ送り、該医療センタのホストコンピュータ
及び専門の医師によるチェックを迅速に受け、自己の健
康管理や病状管理をより効率的かつ迅速に行うことので
きる在宅医療システム及びこのシステムに用いる医療装
置を提供せんとするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、利用者の少なくとも血圧、心拍数、及び心電図を
測定する測定手段と、この測定手段による測定の順序、
方法を説明する説明手段と、この説明手段による測定の
順序、方法を選択し、体温、体重、及び問診事項の中か
ら選択された単数又は複数の生体情報を入力する入力手
段と、前記測定手段による測定結果及び入力手段による
生体情報の入力結果、及び又は医療機関側からの指示、
及び又は問診事項を表示する表示手段と、前記測定手段
による測定結果や前記入力手段による生体情報の入力結
果、及び又は医療機関側からの指示、及び又は問診事項
を記憶する記憶手段と、バッテリーと、CPUとから成
る利用者側医療端末機と、この利用者側医療端末機から
独立しており該利用者側医療端末機を機構的かつ電気的
に接続分離できるところの前記測定手段による測定結果
や前記入力手段による生体情報の入力結果、及び又は医
療者側からの指示、及び又は問診事項を送受信する利用
者側通信手段とから成る医療装置と、利用者側からの送
信を受信し医療機関側からの指示、及び又は問診事項を
送信する医療機関側通信手段と、この医療機関側通信手
段に接続されたホストコンピュータと、このホストコン
ピュータに集められた生体情報を記憶し表示する付属機
器とから成る医療センタとから成るものにおいて、前記
利用者側端末機と前記利用者側通信手段とを接続した状
態と分離した状態とにおいて前記表示手段へ表示させる
スタートメニューを異ならせると共に、前記入力手段の
入力項目に検尿試験結果を加え、この入力項目を選択し
た時に検尿試験に当っての注意項目を前記表示手段へ表
示させるようプログラムさせ、前記利用者側医療端末機
より前記ホストコンピュータへアクセスして前記付属機
器に記憶されている自己の生体情報を入手し、該ホスト
コンピュータによる自動診断を受けることができるよう
に構成したことを特徴とする。
【0010】この発明はまた、利用者側の医療装置を利
用者の少なくとも血圧、心拍数、及び心電図を測定する
測定手段と、この測定手段による測定の順序、方法を説
明する説明手段と、この説明手段による測定の順序、方
法を選択し、体温、体重、検尿試験結果、及び医療機関
側からの問診事項の中から選択された単数又は複数の生
体情報、及び自動診断に関する事項を入力する「は
い」、「いいえ」、「選択」の3個の操作ボタンから成
る入力手段と、前記測定手段による測定結果、及び前記
入力手段による生体情報の入力結果、及び医療機関から
の指示、及び問診事項、及び自動診断結果を表示する表
示手段と、前記測定手段による測定結果や前記入力手段
による生体情報の入力結果、及び又は医療機関からの指
示、及び又は問診事項を記憶する記憶手段と、バッテリ
ーと、CPUとから成る医療端末機と、電源回路と通信
回路を備えた利用者側通信手段とで構成し、前記利用者
側医療端末機と利用者側通信手段は、それぞれ第1フレ
ームと第2フレームに設置すると共に、この第1フレー
ムと第2フレームは接続手段を介して互いに機構的かつ
電気的に接続分離可能とし、前記CPUに利用者側医療
端末機と利用者側通信手段とを接続した状態と分離した
状態とを検知して前記表示手段へ表示させるスタートメ
ニューを異ならしめる手段を付加すると共に、前記表示
手段に検尿試験結果データを入力させる画面を注意項目
と共に表示させる手段と、前記利用者側医療端末機に前
記利用者側通信手段を介してホストコンピュータにアク
セスし該ホストコンピュータ側の付属機器に記憶させた
生体情報を自動診断情報と共に入手できる手段を付加さ
せたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係る在宅医療シ
ステムの実施形態を示し、1は利用者の血圧、心泊数、
及び心電図等を測定し、利用者の体温や体重の入力、検
尿試験結果データの入力、及び医療機関側からの問診事
項に対する回答の入力、さらには医療センタへのアクセ
ス等を行う利用者側医療端末機であり、2は利用者側通
信手段である。この利用者側医療端末機1及び利用者側
通信手段2で医療装置Aを構成しており、各利用者の家
庭や会社等の職場に設置されるものである。3は医療機
関側通信手段であり、両通信手段2,3の間は例えばC
ATVによる通信回線4で接続されている。尚、図示は
していないが、両通信手段2,3は電話回線域は無線通
信によって互いに通信できるようにしても良いことは勿
論である。5はディスプレー装置付きの医療機関側のホ
ストコンピュータであり、プリンター装置6、外部記憶
装置7等の附属機器9がそれぞれ付設されている。この
医療機関側通信手段3とホストコンピュータ5と付属機
器9で医療センタBを構成している。
【0012】図2は医療装置Aの斜視図を示し、図面に
よれば利用者側通信手段2の上面にセットされた利用者
側医療端末機1の上面側には、血圧測定用の腕帯10が
収納部11にセットされている。12はその上部を覆う
カバーであり、一側部を利用者側医療端末機1の一側に
蝶着させている。13はスピーカー、14は例えば液晶
ディスプレー装置から成る表示手段、15は(はい)と
意思表示する操作ボタン、16は(いいえ)と意思表示
する操作ボタン、17は(選択)用の操作ボタンであ
る。そして、手前側には心電図を測定する一対の測定電
極18、18が導線19を介して着脱可能に接続されて
いる。
【0013】図3に示したように、利用者側医療端末機
1は利用者側通信手段2に対し着脱自在であり、利用者
側通信手段2に取り付けられてた操作レバー20を倒す
と接続端子21がコネクター22より外れ、自由に持ち
運びができるようになる。尚、取り外した利用者側医療
端末機1を利用者側通信手段2へ接続させるには、操作
レバー20を倒した状態でコネクター22に接続端子2
1を当てがい操作レバー20を起こすことによって接続
が終了する。もちろんここのところは、この実施形態に
限定されない。この利用者側医療端末機1には後述する
ようにバッテリー電源があり、利用者側通信手段2より
離れた場所で血圧等の測定やその他の生体情報入力等が
行えるようになっている。
【0014】図4は、利用者側医療端末機1及び利用者
側通信手段2から構成される医療装置Aの構成を説明す
るブロック図を示し、4,10,13は上述した通信回
線、腕帯、スピーカーを示し、14は例えばバックライ
ト付きの液晶ディスプレー装置から成る表示手段を各々
示す。23は血圧脈拍測定回路、24は心電図測定回
路、25はCPU、さらに、32はポンプ、33はメモ
リー等の記憶手段であり、この記憶手段33は後述する
バッテリー26とは異なる専用バッテリーでバックアッ
プされている。尚、スピーカー13と表示手段14はC
PU25で制御され説明手段31を構成しており、血圧
測定に用いる腕帯10と心電図を測定する電極18,1
4、18もCPU25で制御され測定手段35を構成し
ている。26はバッテリー、27は入力手段であり上述
したように各操作ボタン15,16,17によって構成
されている。次に、利用者側通信手段2の側で、28は
通信回路、29は電源回路、30はバッテリー充電回
路、及び34はコネクターを各々示している。尚、利用
者側通信手段2と医療機関側通信手段3の間は、CAT
Vの通信回線4に代えて、電話の通信回線や無線通信と
しても良く、これらを複合して用いることができる。
【0015】また、利用者側医療端末機1はバッテリー
26を内蔵していることにより利用者側通信手段2より
分離しても使用できる他、利用者側通信手段2の複数人
の共用が可能である。
【0016】(操作の全体概要) 次に、この実施形態に関する医療装置Aの操作の全体概
要を、図5に基いて説明する。
【0017】利用者側通信手段2から利用者側医療端末
機1を外したか否か(S1)で、操作を行うためのスタ
ートメニューが異なる。すなわち、外した状態で(S
1)電源スイッチ(図示せず)を入れるか、あるいは電
源スイッチを入れた後に利用者側医療端末機1を外す
と、表示手段14が点灯し「何かボタンを押してくださ
い」と画面表示されるので、いずれか操作ボタン15,
16,17を押すと(S2)、スタートメニュー1(図
6参照)が表示される(S3)。そこで、この表示に従
って、種々の生体情報(血圧脈拍、心電図、問診、体
温、体重、検尿試験結果)の測定や入力などを行う。な
お、スタートメニュー1には年月日、時刻及び登録番
号、本人の名前などが表示される。
【0018】また、利用者側医療端末機1を外さない状
態で(S1)電源スイッチ(図示せず)を入れるか、あ
るいは電源スイッチを入れた後に利用者側医療端末機1
を利用者側通信手段2に装着すると、「通信機と接続
中」と画面表示される。利用者側通信手段2から利用者
側医療端末機1を外すと、自動的に液晶ディスプレー装
置から成る表示手段14が点灯し「何かボタンを押して
ください。」と画面表示されるので、いずれか操作ボタ
ン15,16,17を押すと(S4)、表示手段14が
点灯し名前が表示される(S5)。本人の名前であれ
ば、(はい)の操作ボタン15を押し確認する(S
6)。本人の名前でない場合には、(いいえ)の操作ボ
タン16を押し、次の名前を表示させ、本人の名前が表
示された時点で、(はい)の操作ボタン15を押し確認
する(S6)。
【0019】確認を行うと、次に、医療センタBのホス
トコンピュータ5からメッセージが届いている場合には
「メッセージが届いています。メッセージを読みます
か。」の表示がなされ、(はい)の操作ボタン15を押
す(S7)と、メッセージが画面表示される(S9)。
【0020】(いいえ)の操作ボタン16を押した場合
(S7)、またはメッセージが届いていない場合には、
スタートメニュー2(図16参照)が画面表示される
(S8)。そこで、この表示に従って操作ボタン15,
16,17を操作し、ホストコンピュータを用いた自動
診断、あるいは既に保存されている生体情報の閲覧など
を行う。なお、スタートメニュー2には本人の名前など
が表示される。
【0021】《A》(利用者側医療端末機での生体情報
の測定や入力) スタートメニュー1(図6)の表示に従って、種々の生
体情報の測定や入力などを行うには、まず、スタートメ
ニュー1の1から6の項目を、操作ボタン15,16,
17を操作して選択する。すなわち、(いいえ)または
(選択)の操作ボタン16,17を押すと、1から6の
項目のうち一つを示す反転部分が次々と上または下に移
っていく。この反転部分とは、項目を表す文字と地の部
分の明るさが、他の部分とは逆になっている部分をい
う。選択したい項目になったら、(はい)の操作ボタン
15を押し、実際に選択する。
【0022】(問診) 次に、この実施形態に係るシステムを用いて問診を行う
場合について説明する。
【0023】ホストコンピュータ5と利用者側医療端末
機1にそれぞれ、必要最低限の問診事項が入っており、
問診事項に通し番号が付いている。医療センタBでは医
師が、利用者に対して行ないたい問診事項の番号をホス
トコンピュータ5に入力すると、この入力された番号は
ホストコンピュータに記憶される。入力が終了するとホ
ストコンピュータ5は医療機関側通信手段3を介して利
用者側の医療装置Aの利用者側医療端末機1へ入力され
た問診事項の番号を送信する。利用者側医療端末機1は
受け取った問診事項番号の問診を利用者に対して行な
い、結果を利用者側通信手段2を介してホストコンピュ
ータ5へ送り返す。利用者側医療端末機1が受け取った
問診事項番号は該利用者側医療端末機1の記憶手段33
に記憶されているのでホストコンピュータ5から送信す
るのは1回だけで良い。利用者に対しての問診事項を変
更したい場合は、ホストコンピュータに記憶されている
問診事項番号を変更するだけでよい。ホストコンピュー
タ5は変更した問診事項番号を利用者の医療装置Aへ医
療機関側通信手段3を介して送信する。問診事項は利用
者毎に指定できるので、利用者の病気、症状毎に有効な
問診が可能である。この操作は次のようになされる。 (1)スタートメニュー1の1の項目を選択すると、利
用者側医療端末機1から「問診を始めますか?」と説明
手段31の表示手段14とスピーカー13による画面表
示及び又は音声で利用者に聞いてくる。 (2)利用者は入力手段27の(はい)(いいえ)の操
作ボタン15、16のいずれかで答える。(いいえ)の
場合は問診をしない。(はい)の場合は問診を始める。 (3)問診は表示手段14の画面に表示される質問に利
用者が入力手段27の(はい)(いいえ)(選択)の操
作ボタン15,16,17の操作で答える形で進められ
る。(例)「胸が苦しいですか?」(はい)(いいえ)
(ときどき)、「体がだるいですか?」(はい)(いい
え)(ときどき)、というようにである。 (4)質問事項が終了すると、利用者側医療端末機1か
ら「これでよろしいですか?」と画面表示と音声で聞い
てくる。(いいえ)の操作ボタン16を押せば、「やり
なおしますか?」と画面表示を音声で聞いてくる。(は
い)の操作ボタン15を押すと、問診生体情報を保存せ
ず(1)へ戻る。(はい)の操作ボタン15を押せば問
診生体情報を記憶手段33へ保存し終了する。
【0024】(血圧・脈拍の測定(図7参照)) (1)スタートメニュー1の2の項目を選択すると、利
用者側医療端末機1から「血圧脈拍を測定しますか?」
と説明手段31の表示手段14による画面表示とスピー
カー13による音声で利用者に聞いてくる。利用者は入
力手段27の(はい)(いいえ)の操作ボタン15、1
6のいずれかで答える。(いいえ)の場合は測定をせ
ず、次の心電図測定項目に行く。(はい)の場合は次へ
進む。 (2)利用者側医療端末機1から「準備はできましたか
?」と上述したように画面表示と音声で聞いてくる。 (3)続いて利用者側医療端末機1から「腕帯を付けて
ください」と画面表示と音声で利用者に指示してくる。 (4)利用者はカバー12を開いて利用者側医療端末機
1に備えつけられた測定手段35の腕帯10を腕に巻き
付ける。 (5)測定の準備が整ったら(はい)の操作ボタン15
を押す。 (6)すると、腕帯10にポンプ32より自動的に空気
が送り込まれ、かつ排気されて血圧及び脈拍の測定が例
えばオシロメトリック法で開始される。ここで測定を中
止したい場合は入力手段27の(はい)(いいえ)(選
択)の操作ボタン15、16、17の何れかを押せばす
ぐに測定を中止し、(1)に戻る。 (7)測定結果は次のように表示手段14の画面上に表
示される。
【0025】 測定結果 最高血圧=123mmHg 最低血圧=89mmHg 脈拍=60/分 (8)このようにして血圧と脈拍の測定が終了する。 (9)続いて利用者側医療端末機1から「これでよろし
いですか?」と画面表示と音声で聞いてくる。(いい
え)の操作ボタン16を押せば、「やりなおしますか
?」と画面表示と音声で聞いてくる。(はい)の操作ボ
タン15を押せば、生体情報を保存せず(1)へ戻る。
入力手段27の(はい)の操作ボタン15を押せば測定
した生体情報を記憶手段33に保存し操作は終了する。
【0026】尚、以上の血圧測定は最大加圧値160m
mHgで測定を開始するが、この範囲を超えた血圧であ
ることを検出すると、音声によりその旨の案内をして、
最大加圧値240mmHgで測定を開始するようになっ
ている。また、血圧脈拍の測定時に腕帯10を加圧して
ゆくが、ポンプ32の故障などで必要以上に加圧を始め
たりした場合のために、医療装置Aは図示してないがハ
ード的なセーフティ回路のほかにソフトでもセーフティ
回路をもっている。
【0027】(心電図の測定(図8参照)) (1)スタートメニュー1の3の項目を選択すると、利
用者側医療端末機1から「心電図を測定しますか?]と
説明手段31の表示手段14による両面表示とスピーカ
ー13による音声で利用者に聞いてくる。音声でのアナ
ウンスは利用者が入力手段27の(はい)の操作ボタン
15で答えるまで5秒間隔で繰返し行う。利用者は入力
手段27の(はい)(いいえ)の操作ボタン15,16
のどちらかを押すことで答える。(いいえ)の場合は測
定をせず、次の体温測定値入力項目に行く。(はい)の
場合に次へ進む。 (2)利用者側医療端末機1から「準備はできましたか
?」と画面表示と音声で聞いてくる。 (3)続いて「電極を体に付けてください」と画面表示
と音声で利用者に指示してくる。 (4)利用者は利用者側医療端末機1から出ている測定
手段35の測定電極18,18を両腕に付ける。 (5)測定の準備が整ったら入力手段27の(はい)の
操作ボタン15を押す。 (6)心電図測定が開始される。測定を中止したい場合
は入力手段27の(はい)(いいえ)(選択)の操作ボ
タン15,16,17の何れかを押せばすぐに測定を中
止し、(1)に戻る。 (7)測定中の利用者の心電図波形はリアルタイムに表
示手段14上の画面に表示される。 (8)利用者側医療端末機1は、測定を開始し、自動ゲ
イン調整が終了した後1分後に自動的に測定を終了す
る。 (9)利用者側医療端末機1から「これでよろしいです
か?」と画面表示と音声で聞いてくる。入力手段27の
(いいえ)の操作ボタン16を押せば、「やりなおしま
すか?」と画面表示と音声で聞いてくる。(はい)の操
作ボタン15を押せば、測定した生体情報を記憶手段3
3へ保存せず(1)へ戻る。入力手段27の(はい)の
操作ボタン15を押せば測定した生体情報をメモリー3
3へ保存し終了する。
【0028】(体温) 次に、体温の生体情報入力は次のようにしてなされる。 (1)スタートメニュー1の4の項目を選択すると、利
用者側医療端末機1から「体温を記録しますか?」と表
示手段14の画面表示及びスピーカー13による音声で
利用者に聞いてくる。 (2)利用者は入力手段27の(はい)(いいえ)の操
作ボタン15,16で答える。(いいえ)の場合は体温
を記録しない。(はい)の場合は体温の記録を始める。 (3)利用は各自で用意した体温計で体温を計る。或い
は予め計っておく。 (4)表示画面に体温値が32度から42度まで表示し
てあり、カーソルが1つ表示してある。入力手段27の
(はい)か(いいえ)のどちらかの操作ボタン15,1
6を押せばカーソルが温度の高い方か或いは低い方へ移
動する。利用者はカーソルを移動させ自分で測定した体
温値にカーソルをあわせて入力手段27の(選択)の操
作ボタン17を押す。 (5)利用者側医療端末機1から「これでよろしいです
か?」と画面表示と音声で聞いてくる。(いいえ)の操
作ボタン16を押せば、体温の生体情報を保存せず
(1)へ戻る。(はい)の操作ボタン15を押せば体温
の生体情報を記憶手段33に保存し終了する。 (6)また前回入力された体温値が、今回測定された値
と同等の場合、(選択)の操作ボタン17を押すことに
より保存することができ、問診項目(5)に行く。
【0029】(体重) 次に体重の生体情報入力は次のようになされる。 (1)スタートメニュー1の5の項目を選択すると、利
用者側医療端末機1から「体重を記録しますか?」と説
明手段31の表示手段14とスピーカー13による画面
表示と音声で利用者に聞いてくる。 (2)利用者は(はい)(いいえ)の操作ボタン15,
16で答える。(いいえ)の場合は体重を記録しない。
(はい)の場合は体重の記録を始める。 (3)利用者は各自で用意した体重計で体重を計る。或
いは予め計っておく。 (4)表示手段14の表示画面に初期値として体重値が
50Kgと表示されている。(はい)か(いいえ)の操
作ボタン15,16を押せば表示されている体重値が1
キロづつ変化する。利用者は体重値を変化させ自分で測
定した体重値にあわせて(選択)の操作ボタン17を押
す。 (5)利用者側医療端末機1から「これでよろしいです
か?」と画面表示と音声で聞いてくる。(いいえ)の操
作ボタン16を押せば、体重の生体情報を保存せず
(1)へ戻る。(はい)の操作ボタン15を押せば体重
の生体情報を記憶手段33に保存し終了する。 (6)また前回入力された体重値が、今回測定された値
と同等の場合、(選択)の操作ボタン17を押すことに
より保存することができ、問診項目(6)に行く。 (検尿試験結果の入力(図9乃至図15参照)) 腎臓は、血液によって全身の組織から選ばれてきた身体
の中の不純物を余分な水分とともに尿とする。腎臓でつ
くられた尿は、尿管を通って膀胱に入り、ある程度の量
がたまると尿道を経て体外に排泄される。ところが腎臓
をはじめ身体の何処かに異常があると不用物が排泄され
なかったり、排泄されてはならないものが尿に混じって
きたりする。このような身体の異常を探るために尿の中
の成分や性質を調べる検尿試験は、非常に重要な検査で
ある。
【0030】患者は、あらかじめ検尿試験紙を尿に浸す
ことで(図10)、検尿試験紙の色を変化させ、あるい
は発色させ、これらの色を色調チェック表の色と比較
(図11)することで、尿に含まれる蛋白や糖を測定し
ておく。
【0031】(検尿試験紙測定原理) 蛋白の場合は、pH指示薬(テトラプロムフェノールブ
ルー(TBPB))が蛋白と複合体を形成し、色が変わ
るのを利用する。色調チェック方法は図12に従って行
う。
【0032】糖の場合は、ブドウ糖がグルコースオキシ
ダーゼの働きで酸化され、過酸化水素をつくり、この過
酸化水素が、ペルオキシダーゼの働きでオルトトリジン
を酸化させて赤色に発色させることを利用する。この赤
色の呈色度が尿中ブドウ糖濃度と比例する。なお、用い
る色原体(オルトトリジンなど)によって発色が異なる
場合もある。色調チェック方法は図13に従って行う。
【0033】色調チェック方法は、一般市販品の色調チ
ェック表(図11)を使用する。すなわち、検尿試験紙
の呈色度を、色調チェック表に基づき、各6段階(蛋白
はABCDEF、糖はGHIJKL)のうちどの段階
(ランク)の色に相当するのかを目視により選択して行
う。
【0034】測定が終了し検尿試験結果が得られたら、
利用者側医療端末機1の操作を行う(図9)。 (1)すなわち、スタートメニュー1の6の項目を選択
すると、利用者側医療端末機1から「検尿試験の結果を
入力しますか?」と画面表示と音声で利用者に聞いてく
る。 (2)利用者は(はい)(いいえ)(選択)の操作ボタ
ンいずれかの操作ボタン15,16,17を押して答え
ていただきます。(はい)の操作ボタン15を押した場
合は検尿試験データの記録を始める。(いいえ)の操作
ボタン16を押した場合は検尿試験データを記録しない
で最終画面が表示される。(選択)の操作ボタン17を
押した場合は前回入力されたデータと同じ値がそのまま
記録され保存されます。 (3)(はい)の操作ボタン15を押すと検尿試験実施
時の注意事項が液晶画面に表示される(図14)。 (4)更に、液晶画面に尿蛋白ランクのABCDEF、
尿糖ランクのGHIJKLが表示される(図15)。
(はい)(いいえ)の操作ボタン15,16を操作して
検尿試験結果のデータを入力する。
【0035】尿蛋白の判定データを入力する場合は、ま
ず(はい)の操作ボタン15を押す。1回押す毎に表示
されている尿蛋白欄のランクAから順に色帯(反転部
分)が移動する。Fまで行くとまた最初のAから移動が
始まる。尿蛋白測定結果データに合致する色の適切なラ
ンクの位置で、色帯を止める。
【0036】尿糖の測定結果データを入力する場合は、
(いいえ)の操作ボタン16を押す。1回押す毎に表示
されています尿糖欄のランクGから順に色帯が右に移動
し、Lまで行くと、また最初のGから始まる。尿糖測定
結果データに合致する色の適切なランクの位置で色帯を
止める。 (5)入力できたら、(選択)の操作ボタン17を押
し、入力完了とする。 (6)すると医療端末機1から「これでよろしいですか
?」と画面表示と音声で聞いてくる。(はい)の操作ボ
タン15を押すと検尿試験結果データを保存する。 (7)そして終了画面を表示する。なお、(6)で(い
いえ)の操作ボタン16を押すと検尿試験結果データを
入力しないで(1)へ戻る。
【0037】《B》(医療センタによる診察、既に保存
されている生体情報の閲覧) スタートメニュー2(図16)の表示に従って操作ボタ
ン15,16,17を操作し、ホストコンピュータを用
いた診察(問診よりも詳しく行われる)や既に保存され
ている生体情報の閲覧などを行うことができる。
【0038】(生体情報の閲覧) 今迄に記録された生体情報を利用者が閲覧したい場合は
次のようにする。 (1)スタートメニュー2が画面表示されると、利用者
側医療端末機1から「診察を始めますか?」と画面表示
と音声で利用者に聞いてくる。また画面に操作方法が、
(はい)診察を始める (いいえ)診察をしない (選
択)メニューモードと表示される。そこで、(選択)の
操作ボタン17を押す。 (2)するとメニューモードの画面(図17)が表示さ
れ「メニューモードです」と1度のみ音声で利用者に知
らせる。(はい)(いいえ)の操作ボタン15,16を
操作することにより色帯が上下移動して該当項目を選ぶ
ことができる。(選択)の操作ボタン17を押すことに
より選択が決定する。 (3)すなわちメニューモードのうち「1、保存してい
る医療データを見る」を選択する場合、(はい)(いい
え)の操作ボタン15,16で選択し、(選択)の操作
ボタン17を押して決定すると、入力されていたデータ
数、入力された各項目毎の平均値表示、及び最高・最低
血圧測定値、脈拍数、体重、検尿試験結果の値が各測定
日、測定時間毎に表示される。表示は1画面当り8件分
のデータについてなされる。(はい)の操作ボタン15
を押す毎に、次の保存されたデータが表示される。そし
た、合計1か月分のデータが表示することができる。
(いいえ)の操作ボタン16を押す毎に前のデータ表示
に戻る。終了したい時には(選択)の操作ボタン17を
押すと利用者側医療端末機1から「終了します」と音声
にて知らせ、メニューモードに戻る。 (4)同様にして、メニューモードのうち「2、保存し
ている医療グラフを見る」を選択すると、血圧測定値の
1か月分の値が一画面にグラフ化され表示される。そし
て、(はい)あるいは(いいえ)の操作ボタン15、1
6を押す毎に脈拍数、体温、体重、検尿の順に一画面に
1か月分の値がグラフ化されて順に表示される。また、
測定日の日付も「○月○日〜○月○日」と画面表示され
る。終了したい時には、同様に(選択)の操作ボタン1
7を押すと医療端末機1から「終了します」と音声にて
知らせ、メニューモードに戻る。 (5)同様にして「3、保存している心電図をみる」を
選択すると、心電図の測定された日付、時刻、保存デー
タ数が表示される。保存された測定日の日付表示は、一
覧表により、1番新しい日付から表示される。そこで、
利用者は見たい心電図の測定日を(はい)(いいえ)の
操作ボタン15,16にて選び、(選択)の操作ボタン
17を押す。すると、選ばれた測定日の心電図が60秒
間再生される。心電図の再生を途中で中止したい場合に
は(はい)(いいえ)(選択)の何れかの操作ボタン1
5,16,17を押す。すると、利用者側医療端末機1
から「中止しました」と画面表示と音声で利用者に知ら
せ、画面は、測定入力された日付、時間、保存データ数
が表示されている始めの画面に戻る。保存された測定日
の一覧表の画面表示能力は、1画面当り9件分である。
(はい)の操作ボタン15を押す毎に次の保存された日
付、時間が表示され、(いいえ)の操作ボタン16を押
す毎に前に保存された日付、時間に戻る。合計1ヵ月分
のデータが保存されて且つ表示することができます。終
了したい時には(はい)(いいえ)の操作ボタン15,
16を操作することにより「00:終了する」欄を指定
し、(選択)の操作ボタン17を押すと利用者側医療端
末機1から「終了します」と音声にて利用者に知らせ、
メニューモード画面に戻る。
【0039】(音量の変更) (6)スタートメニュー2の「4、音量をかえる」を選
択すると画面(図18)に「音量をセットして下さい」
として、「音量設定の方法」が表示され、画面に10段
階(最小0(無音)から最大9の目盛)の音量ランク表
示がされ(はい)(いいえ)の操作ボタン15,16を
操作することにより利用者の聴感に合った音量を設定す
ることができる。設定後、(選択)の操作ボタン17を
押すと利用者側医療端末機1から「これでよろしいです
か?」と繰り返し利用者に音声発生と画面表示にて知ら
せる。
【0040】「これでよろしいですか?」の音声発生の
音量は、設定時の音量で発生される。音量を確認後に、
さらに再調整した再設定をしたいときには(いいえ)の
操作ボタン16を押すと、最初の液晶画面の「音量セッ
トして下さい」とする画面に戻り、再設定ができる。
【0041】設定音量が適切な場合には(はい)の操作
ボタン15を押すと設定音量がCPU25に記録され、
利用者側医療端末機1から「終了します」と音声が発生
され、メニューモード画面に戻る。 (7)「5、メニューモードを終了する」を選択する
と、利用者側医療端末機1から「終了します」と音声が
発声され、初期画面に戻る。
【0042】さて、この発明に係る医療装置Aの利用者
側医療端末機1は複数の人の利用者の生体情報を蓄積す
ることができ、医療センタBからのアクセスによりCA
TV回線や電話回線、或いは無線通信等を使用して出力
する機能を持っている。会社等の職場で複数人の利用者
が一台の医療装置8を利用する時には、予め登録者番号
の識別情報のインプットあるいは本人の名前の確認をす
る必要がある。この操作は表示手段14上に表示してカ
ーソルを移動させ、(はい)(いいえ)の操作ボタン1
5,16によって選択できる。生体情報の送信方法は利
用者側より医療センタB側にアクセスする場合もある
し、医療センタBよりアクセスして利用者側通信手段2
に蓄積されている生体情報の受信を受ける場合もある。
各種生体情報の測定入力の一日の回数は医療センタBの
指示で必要に応じて任意に選択し得るものである。
【0043】利用者側通信手段2より送信された生体情
報は、電話回線やCATV回線、或いは無線通信等の手
段を介して医療機関側通信手段3に送られ、医療センタ
B側のホストコンピュータ5のハードディスクや光、域
いは磁気ディスク等の外部記憶装置7に記憶蓄積され
る。そして、必要に応じてディスプレー表示が成され
る。この医療センタB側のホストコンピュータ5は、外
部記憶装置7を使用して当然に数百人、数千人の生体情
報を収集保存処理でき、収集した生体情報の自動診断し
たり、医師の診断が必要と思われる生体情報をピックア
ップし医師の診断を促すことができる他、これを一ヶ月
間の他の生体情報と共にプリンター装置6により印刷出
力して利用者へ送ることもできるものである。ホストコ
ンピュータ5の自動診断は例えば月間の心電図波形のパ
ターンをチェックして大きな変化や異常がないかを判断
し、異常があれば警告する。さらに月間の血圧、脈拍、
体温、体重等の変動グラフを表示し、全国の性別、年齢
別の平均値と照らし合わせて、例えば「太りすぎです。
痩せましょう」とか「血圧が高いです。塩分の取り過ぎ
に注意しましょう」というように自動診断の結果を告知
することもできる。これらの自動診断情報は、利用者が
図16に示したスタートメニュー2の「診察を始めます
か」を選択することにより、利用者側よりホストコンピ
ュータへアクセスすることによっても得ることができ
る。
【0044】尚、通信機は通信手段2,3によってその
構成を異にするが、利用者側医療端末機1はこれを自動
的に判断して例えばCATV回線用、電話回線用或いは
無線通信用等の通信を行うので、通信機のみを変えれば
良い。その他、通信する生体情報は圧縮処理を施してお
り、回線の利用時間が短くなるように配慮されている。
例えば心電図1分間の生体情報(役15,000バイ
ト)をボーレート2400BPSでそのまま送信すれば
約50秒を要するが、3,000バイトから1,500
バイト程度までデータ圧縮して送信すると、約5秒〜1
0秒程度で終了するというようにである。このデータ圧
縮は独自開発としたので、仮に盗まれてもこの圧縮処理
を解くことはむずかしく、秘密を保持できる他、圧縮処
理を施してないデータも暗号処理を施しているので個人
の秘密が外部へ漏れる心配はない。
【0045】さらに、利用者側医療端末機1はホストコ
ンピュータ5から送られてくるプログラムデータを記憶
し、実行することができるように構成されているので、
その機能拡張や機能変更を自由に行うことができる他、
これらのプログラムデータを記憶手段33で記憶してい
るので、ホストコンピュータ5の送信は一度きりで良
い。ホストコンピュータ5からの指示や問診は記憶され
ると共に表示手段14がその旨を表示し、或いはスピー
カー13で繰り返しアナウンスされる。
【0046】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
次のような効果を奏し得る。
【0047】請求項1のように構成すると、自宅や会社
等の職場に居ながら自己の生体情報を利用者側医療端末
機で測定或は入力して、医療センタへ送り、ホストコン
ピュータによる自動診断や専門医による診断を受け取る
ことにより、居ながらにして個人及び特定多数の健康管
理や病状管理を行うことができる上に、利用者側医療端
末機を利用者側通信手段に対し接続・分離可能にした上
で、接続した場合と分離した場合とでスタートメニュー
を変えることにより、より利用し易くなるという効果を
奏し得るものである。
【0048】また、検尿試験結果を入力させる際に、注
意事項が表示手段に画面表示されることにより、正確な
尿検査データを得ることが可能となるものである。
【0049】さらに、利用者が利用者側医療端末機を操
作して医療センタへアクセスして、自己の生体情報や自
動診断結果を随時得られることから、受身的でない、よ
り能動的な健康管理と病状管理を実現できるものであ
る。
【0050】請求項2のように構成すると、請求項1の
利用者側医療端末機と同じ効果を奏した上で、該利用者
側医療端末機の操作がより簡単となり、疾患を抱えてい
るOA機器に弱い高齢者でも簡単に操作することができ
るという効果を奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る在宅医療システム
の全体概要を説明する説明図である。
【図2】図1のシステムに用いられる利用者側の医療装
置の斜視図である。
【図3】図2に示した利用者側の医療装置の分解斜視図
である。
【図4】図2に示した医療装置のブロック図である。
【図5】図2の医療装置の操作手順の全体概略を説明す
るためのフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートで示すスタートメニュー
1を示す図である。
【図7】図6のスタートメニュー1で項目2の血圧脈拍
の測定を選択した場合の操作手順を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】図6のスタートメニュー1で項目3の心電図の
測定を選択した場合の操作手順を説明するためのフロー
チャートである。
【図9】図6のスタートメニュー1で項目6の検尿試験
結果の入力を選択した場合の操作手順を説明するための
フローチャートである。
【図10】検尿試験紙の使用状態を説明する斜視図であ
る。
【図11】検尿試験紙の色の色調チェック表を用いたチ
ェックの仕方を説明する図である。
【図12】尿蛋白を測定する際の色調チェック方法を説
明する図である。
【図13】尿糖を測定する際の色調チェック方法を説明
する図である。
【図14】医療端末機の画面に表示された検尿試験の注
意事項を示す図である。
【図15】検尿試験結果の入力用の画面を示す図であ
る。
【図16】図5のフローチャートで示すスタートメニュ
ー2を示す図である。
【図17】図16のスタートメニュー2から選択される
メニューモードの表示画面である。
【図18】利用者側医療端末機の音量を変える際の画面
を示す図である。
【符号の説明】
A 医療装置 B 医療センタ 1 利用者側医療端末機 2 利用者側通信手段 3 医療機関側通信手段 4 CATVの通信回線 5 ホストコンピュータ 9 附属機器 10 腕帯 12 カバー 13 スピーカー 14 表示手段 15,16,17 操作ボタン 18 測定電極 20 操作レバー 21 接続端子 22 コネクター 23 血圧脈拍測定回路 24 心電図測定回路 25 CPU 26 バッテリー 27 入力手段 28 通信回路 29 電源回路 30 バッテリー充電回路 31 説明手段 33 記憶手段 35 測定手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−275927(JP,A) 実開 平4−27901(JP,U) 北浦,藤崎,山中「在宅健康管理”ケ アサポートシステム”各家庭と医療機関 を電話回線で結んだ在宅健康管理システ ムの開発について」OMRON TEC HNICS,Vol.34,No.4, p.279−283,1994(平6−12−25) 佐藤,外4名「在宅における心電・血 圧・尿成分の計測システム」電子情報通 信学会技術研究報告(MBE93−50), Vol.93,No.118,p.75−79, 1993(平5−6−25) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 126 G06F 19/00 A61B 5/00 102 G01N 33/493 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の少なくとも血圧、心拍数、及び
    心電図を測定する測定手段と、この測定手段による測定
    の順序、方法を説明する説明手段と、この説明手段によ
    る測定の順序、方法を選択し、体温、体重、及び問診事
    項の中から選択された単数又は複数の生体情報を入力す
    る入力手段と、前記測定手段による測定結果及び入力手
    段による生体情報の入力結果、及び又は医療機関側から
    の指示、及び又は問診事項を表示する表示手段と、前記
    測定手段による測定結果や前記入力手段による生体情報
    の入力結果、及び又は医療機関側からの指示、及び又は
    問診事項を記憶する記憶手段と、バッテリーと、CPU
    とから成る利用者側医療端末機と、この利用者側医療端
    末機から独立しており該利用者側医療端末機を機構的か
    つ電気的に接続分離できるところの前記測定手段による
    測定結果や前記入力手段による生体情報の入力結果、及
    び又は医療者側からの指示、及び又は問診事項を送受信
    する利用者側通信手段とから成る医療装置と、 利用者側からの送信を受信し医療機関側からの指示、及
    び又は問診事項を送信する医療機関側通信手段と、この
    医療機関側通信手段に接続されたホストコンピュータ
    と、このホストコンピュータに集められた生体情報を記
    憶し表示する付属機器とから成る医療センタとから成る
    ものにおいて、 前記利用者側端末機と前記利用者側通信手段とを接続し
    た状態と分離した状態とにおいて前記表示手段へ表示さ
    せるスタートメニューを異ならせると共に、前記入力手
    段の入力項目に検尿試験結果を加え、この入力項目を選
    択した時に検尿試験に当っての注意項目を前記表示手段
    へ表示させるようプログラムさせ、前記利用者側医療端
    末機より前記ホストコンピュータへアクセスして前記付
    属機器に記憶されている自己の生体情報を入手し、該ホ
    ストコンピュータによる自動診断を受けることができる
    ように構成したことを特徴とする、 在宅医療システム。
  2. 【請求項2】 利用者の少なくとも血圧、心拍数、及び
    心電図を測定する測定手段と、この測定手段による測定
    の順序、方法を説明する説明手段と、この説明手段によ
    る測定の順序、方法を選択し、体温、体重、検尿試験結
    果、及び医療機関側からの問診事項の中から選択された
    単数又は複数の生体情報、及び自動診断に関する事項を
    入力する「はい」、「いいえ」、「選択」の3個の操作
    ボタンから成る入力手段と、前記測定手段による測定結
    果、及び前記入力手段による生体情報の入力結果、及び
    医療機関からの指示、及び問診事項、及び自動診断結果
    を表示する表示手段と、前記測定手段による測定結果や
    前記入力手段による生体情報の入力結果、及び又は医療
    機関からの指示、及び又は問診事項を記憶する記憶手段
    と、バッテリーと、CPUとから成る医療端末機と、 電源回路と通信回路を備えた利用者側通信手段とで構成
    され、 前記利用者側医療端末機と利用者側通信手段は、それぞ
    れ第1フレームと第2フレームに設置されると共に、 この第1フレームと第2フレームは接続手段を介して互
    いに機構的かつ電気的に接続分離可能とし、 前記CPUに利用者側医療端末機と利用者側通信手段と
    を接続した状態と分離した状態とを検知して前記表示手
    段へ表示させるスタートメニューを異ならしめる手段を
    付加すると共に、前記表示手段に検尿試験結果データを
    入力させる画面を注意項目と共に表示させる手段と、前
    記利用者側医療端末機に前記利用者側通信手段を介して
    ホストコンピュータにアクセスし該ホストコンピュータ
    側の付属機器に記憶させた生体情報を自動診断情報と共
    に入手できる手段を付加させたことを特徴とする、 在宅医療システムに用いる医療装置。
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北浦,藤崎,山中「在宅健康管理"ケアサポートシステム"各家庭と医療機関を電話回線で結んだ在宅健康管理システムの開発について」OMRON TECHNICS,Vol.34,No.4,p.279−283,1994(平6−12−25)

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