JP3101398U - 地質調査用ボーリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 山岳地への搬入出が容易で狭小・低地上高用地での作業能力を保持し、掘進能力も10〜15mと必要十分に有し、標準貫入試験も行うことができる地質調査用ボーリング装置を提供する。
【解決手段】 ロッドホルダー1を備え、アンカー12で地盤Gに固定したベース2上に垂直の昇降用フレーム3を脱着自在に取り付け、同昇降用フレーム3に下降用の加圧レバー4aを備えた下向きの電動コアドリル5を昇降自在且つ脱着自在に取り付け、同電動コアドリル4の回転部4bにサンプラー6を備えたボーリングロッド5を前記ロッドホルダー1を通じて脱着自在に連結し、同ボーリングロッド5を引き上げるウインチ7のワイヤー10を掛架した滑車9を有するやぐら8をベース2の上方に配設した。
【選択図】 図1

Description

本考案は、山岳地への搬入出が容易な掘進能力10〜15mを有する地質調査用ボーリング装置に関する。
従来、地質調査する際に用いられるボーリングの手法としては、主としてロータリーボーリングと簡易ボーリングがある。ロータリーボーリングは、ロータリー式のボーリングマシンを用い、サンプラーを内蔵するビットをボーリングロッドの先端部に取り付けて地盤を破砕掘進する方法である。簡易ボーリングは、エンジンの動力及び人力によって地盤に打ち込むか又は回転させてコアを採取する方法である。
ところで、前者のロータリーボーリングは、掘削能力が大きいからあらゆる土・岩の掘進が可能でコアが精度良く採取でき、様々な孔内試験を行うこともできる利点を有するが、装置が本体だけで350kg以上、総重量は1.5〜2tもあり、山岳地への搬入出は非常に困難である。後者の簡易ボーリングは、重量が軽くて容易に搬入出できるが、掘進能力が劣るとともにエンジンの騒音問題があり、標準貫入試験ができないものであった。
特開2001−220987号公報
本考案が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、山岳地への搬入出が容易で且つ狭小・低地上高用地内での調査を可能とし、掘進能力も10〜15mと必要十分に有し、標準貫入試験も行うことができる地質調査用ボーリング装置を提供することにある。
かかる課題を解決した本考案の構成は、
1) 電動コアドリルを用いてサンプラーを備えたボーリングロッドを地中に圧下させてコアの採取及び標準貫入試験を行う地質調査用ボーリング装置であって、ロッドホルダーを備えたベース上に垂直の昇降用フレームを脱着自在に取り付け、同昇降用フレームに電動コアドリルを下向きにして昇降自在且つ脱着自在に取り付け、同電動コアドリルの回転部にサンプラーを備えたボーリングロッドをロッドホルダーを通じて脱着自在に連結し、電動コアドリルを下降してボーリングロッドを地中に圧下させる加圧レバーを設け、滑車を備えたやぐらをベースを囲むように配設し、同やぐらの滑車に電動ウインチのワイヤーを掛架し、同ワイヤーの先端部にボーリングロッドの上端部と連結する連結具を取り付けたことを特徴とする地質調査用ボーリング装置
2) ボーリングロッドが複数に分割できる構造のものである前記1)記載の地質調査用ボーリング装置
3) ベースを地盤に固定するアンカーを設けた前記1)又は2)記載の地質調査用ボーリング装置
4) ボーリングロッドの上端部に所定重量のハンマーを脱着自在に取り付けて標準貫入試験ができるようにした前記1)〜3)いずれか記載の地質調査用ボーリング装置
5) ハンマーが複数に分割できる構造のものである前記4)記載の地質調査用ボーリング装置
6) 電動コアドリル及び電動ウインチに給電する分離独立した発電機を備えた前記1)〜5)いずれか記載の地質調査用ボーリング装置
にある。
本考案によれば、装置を構成する部品を脱着自在とすることで、単体が人肩運搬が可能な重量となり、山岳地への搬入出が容易となる。また、本体から分離独立した発電機を使用することに加え、電動コアドリルの採用,ベース固定用のアンカーを使用することにより、最小幅1.5m×1.5m,全高3.5m程度の狭小・低地上高用地での作業が可能となる。また、標準貫入試験も可能となる。
本考案では、ボーリングロッドを複数に分割できる構造にしてより運搬し易いようにすることもできる。ベースは掘進時の反力不足でズレないようにアンカーを用いて固定するのが望ましい。標準貫入試験に用いるハンマーは63.5kgと重量があり、これも3体程に分割できる構造にすると良い。電動コアドリルや電動ウインチへ給電する発電機は大型を1機用いるより小型を2機並設して用いるのが効率的で良い。以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は実施例のボーリング装置の説明図、図2は実施例のボーリング装置の拡大図、図3は実施例の標準貫入試験の状態を示す説明図である。図中、1はロッドホルダー、1aはペダル、2はベース、2aはウインチ台、2bはジャッキ、3は昇降用フレーム、3aはラック、4は電動コアドリル、4aは加圧レバー、4bは回転部、5はボーリングロッド、5aは分割ロッド、6はサンプラー、7は電動ウインチ、7aは巻取部、8はやぐら、9は滑車、10はワイヤー、11は発電機、12はアンカー、13はホース、14はチェーン、15はハンマー、15aは分割ハンマー、Gは地盤、Sは削孔である。
本実施例のボーリング装置は、図1,2に示すようにロッドホルダー1を備えたベース2上に垂直の昇降用フレーム3を脱着自在に取り付け、昇降用フレーム3に下降用の加圧レバー4aを備えた下向きの電動コアドリル4を昇降自在且つ脱着自在に取り付け、電動コアドリル4の回転部4bにサンプラー6を備えたボーリングロッド5を前記ロッドホルダー1を通じて脱着自在に連結し、ボーリングロッド5を引き上げる電動ウインチ7のワイヤー10を掛架した滑車9を有するやぐら8をベース2を囲むように配設している。
ロッドホルダー1はペダル1aを取り付けて操作性を向上している。ベース2は75×75×25cmの寸法で、上面の水平レベルを調節するジャッキ2bを四脚に備えており、掘進時に反力不足でズレないようにアンカー12で地盤Gに固定されている。昇降用フレーム3は縦方向にラック3aが刻設されており、電動コアドリル4の加圧レバー4aの回転で図示しないギヤがラック3aと歯合しながら昇降できるようにしている。
電動コアドリル4は450/950rpmの切換式で回転部4bにトラックに積載された図示しない水タンク・動墳からの泥水をボーリングロッド5内に給水するホース13を接続している。ボーリングロッド5は複数の分割ロッド5aを脱着自在に連結した構成である。やぐら8は分割可能な三脚パイプの頂上部から吊下した滑車9にウインチ7の巻取部7aからのワイヤー10を巻架して構成され、サンプラー6の引き上げ時及び標準貫入試験時に用いられる。ハンマー15は複数の分割ハンマー15aを脱着自在に連結して総重量63.5kgとしている。
作業範囲はコアを採取する作業性を考慮して2.0m×4.0mとする。掘進作業だけであれば1.5m×1.5m程度で作業でき、発電機11を離して設置すれば排気も無いので狭小な現場でも作業が可能である(ロータリーボーリングでは最小にしても作業範囲3.0m×4.0m程度が必要)。電動コアドリル4は450/950rpmと回転が速く(トルクは弱い)、この高速回転を利用した掘進方法となる。
サンプラー6としてはシングルコアチューブ・トリプルコアチューブを使用するが、主にダイヤビットを使用する(回転が速い為、きれいに礫を切る能力に優れている)。基本的には送水掘りできれいなコアを採取するように努めるが、地層によっては無水掘りでコア採取を行い、コア採取率を高める。掘進能力を向上する為、送水はスライム排除・孔壁保護という面から泥水(ホレール等)を使用し、トラックの動墳から直接電動コアドリル4へ送水し、余り水はトラックの水タンクへ送り返す。また、量水計・圧力計を取り付け、地層にあった水量で掘進を行う。トリプルコアチューブ使用時はスライム排除の為、マッドチューブを取り付ける。孔壁の崩壊が激しい場合は、3インチのチューブをケーシング材として使用する。
これらの主な部品の重量は、ロッドホルダー1が14kg、ベース2が22kg、昇降用フレーム3が24kg、電動コアドリル4が16.5kg、ボーリングロッド5の分割ロッド5aがそれぞれ1.3〜16kg、ウインチ7は10kg、やぐら8は24kg、発電機11は21kg、ハンマー15の分割ハンマー15aは21kg前後である。
これらは全て脱着自在又は分割自在の部品で構成されているから、総重量は400kg程になるものの単体の重量が最大でも25kg以下で人肩運搬が可能となり、山岳地への搬入出が容易である。
本考案の地質調査用ボーリング装置は、山岳地だけでなく、その他人肩運搬でないと搬入出し難い地域の地質調査に好ましく利用できる。
実施例のボーリング装置の説明図である。 実施例のボーリング装置の拡大図である。 実施例の標準貫入試験の状態を示す説明図である。
符号の説明
1 ロッドホルダー
1a ペダル
2 ベース
2a ウインチ台
2b ジャッキ
3 昇降用フレーム
3a ラック
4 電動コアドリル
4a 加圧レバー
4b 回転部
5 ボーリングロッド
5a 分割ロッド
6 サンプラー
7 ウインチ
7a 回転部
8 やぐら
9 滑車
10 ワイヤー
11 発電機
12 アンカー
13 ホース
14 チェーン
15 ハンマー
15a 分割ハンマー
G 地盤
S 削孔

Claims (6)

  1. 電動コアドリルを用いてサンプラーを備えたボーリングロッドを地中に圧下させてコアの採取及び標準貫入試験を行う地質調査用ボーリング装置であって、ロッドホルダーを備えたベース上に垂直の昇降用フレームを脱着自在に取り付け、同昇降用フレームに電動コアドリルを下向きにして昇降自在且つ脱着自在に取り付け、同電動コアドリルの回転部にサンプラーを備えたボーリングロッドをロッドホルダーを通じて脱着自在に連結し、電動コアドリルを下降してボーリングロッドを地中に圧下させる加圧レバーを設け、滑車を備えたやぐらをベースを囲むように配設し、同やぐらの滑車に電動ウインチのワイヤーを掛架し、同ワイヤーの先端部にボーリングロッドの上端部と連結する連結具を取り付けたことを特徴とする地質調査用ボーリング装置。
  2. ボーリングロッドが複数に分割できる構造のものである請求項1記載の地質調査用ボーリング装置。
  3. ベースを地盤に固定するアンカーを設けた請求項1又は2記載の地質調査用ボーリング装置。
  4. ボーリングロッドの上端部に所定重量のハンマーを脱着自在に取り付けて標準貫入試験ができるようにした請求項1〜3いずれか記載の地質調査用ボーリング装置。
  5. ハンマーが複数に分割できる構造のものである請求項4記載の地質調査用ボーリング装置。
  6. 電動コアドリル及び電動ウインチに給電する分離独立した発電機を備えた請求項1〜5いずれか記載の地質調査用ボーリング装置。
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