JP3101281B2 - 光スペクトル幅測定装置 - Google Patents
光スペクトル幅測定装置Info
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- JP3101281B2 JP3101281B2 JP01068157A JP6815789A JP3101281B2 JP 3101281 B2 JP3101281 B2 JP 3101281B2 JP 01068157 A JP01068157 A JP 01068157A JP 6815789 A JP6815789 A JP 6815789A JP 3101281 B2 JP3101281 B2 JP 3101281B2
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は各種光源から出射される光のスペクトル幅
を測定することに用いられる光スペクトル幅測定装置に
関する。
を測定することに用いられる光スペクトル幅測定装置に
関する。
「提示されている技術」 レーザ光等のスペクトル幅を分解能よく測定する方法
として遅延自己ヘテロダイン法が提案されている。
として遅延自己ヘテロダイン法が提案されている。
この遅延自己ヘテロダイン法は第３図に示すように被
測定光源１から出射された光を光分岐器２によって第１
の光路３と第２の光路４に分岐し、一方の光路３に光遅
延手段５を設け、二分岐された一方の光を遅延させる。
測定光源１から出射された光を光分岐器２によって第１
の光路３と第２の光路４に分岐し、一方の光路３に光遅
延手段５を設け、二分岐された一方の光を遅延させる。
光遅延手段５の遅延時間τｄは被測定光のコーヒレン
ス時間より十分長く採られる。このため光遅延手段５と
しては例えば数kmに及ぶ長さの光ファイバによって構成
される。
ス時間より十分長く採られる。このため光遅延手段５と
しては例えば数kmに及ぶ長さの光ファイバによって構成
される。
光分岐器２で分岐された他方の光は光変調器６で局部
発振器７の発信周波数fmで決まる周波数シフトf0＋f
m（f0は光の周波数）が与えられる。
発振器７の発信周波数fmで決まる周波数シフトf0＋f
m（f0は光の周波数）が与えられる。
光変調器６で周波数シフトが与えられた光と光遅延手
段５で遅延された光は光結合器８で同一光路を進む光に
合成され光検波器９の受光面上で周波数混合（f0＋fm）
−f0されて電気信号FOPに変換される。従って、光検波
器９から出力される電気信号FOPには局部発振器７の発
振周波数fmを中心周波数とする信号である。
段５で遅延された光は光結合器８で同一光路を進む光に
合成され光検波器９の受光面上で周波数混合（f0＋fm）
−f0されて電気信号FOPに変換される。従って、光検波
器９から出力される電気信号FOPには局部発振器７の発
振周波数fmを中心周波数とする信号である。
周波数fmをスペクトラムアナライザで周波数分析可能
な周波数例えば40〜80MHz程度に選定する。従って、信
号FOPを例えばスペクトラムアナライザ11に与え、信号F
OPを周波数分析することによって被測定光源１から出射
された光のスペクトルに対応した曲線Ａ（第４図）をス
ペクトラムアナライザの表示部に描かせることができ、
光のスペクトル幅を測定することができる。
な周波数例えば40〜80MHz程度に選定する。従って、信
号FOPを例えばスペクトラムアナライザ11に与え、信号F
OPを周波数分析することによって被測定光源１から出射
された光のスペクトルに対応した曲線Ａ（第４図）をス
ペクトラムアナライザの表示部に描かせることができ、
光のスペクトル幅を測定することができる。
なお、第３図に符号10を付した部分は偏波面調整器を
示し、この偏波面調整器10によって光結合器８で結合さ
れる二つの光の偏波面を合致させるようにしている。
示し、この偏波面調整器10によって光結合器８で結合さ
れる二つの光の偏波面を合致させるようにしている。
「発明が解決しようとする課題」 従来の自己遅延ヘテロダイン法を用いた光スペクトル
に幅測定装置は光分岐器２を用いているため光の損失が
大きくなり、SN比が悪くなる欠点がある。
に幅測定装置は光分岐器２を用いているため光の損失が
大きくなり、SN比が悪くなる欠点がある。
また構成部品の数が多くなるためコストも高くなる欠
点もある。
点もある。
この発明の目的は光の損失を少なくし、測定信号のSN
比の向上とコストダウンが期待できる光スペクトル測定
装置を提供しようとするものである。
比の向上とコストダウンが期待できる光スペクトル測定
装置を提供しようとするものである。
「課題を解決するための手段」 この発明では光変調器を光分岐器に兼用できるように
し、光変調器を利用して被測定光を二つに分岐できるよ
うに構成したものである。
し、光変調器を利用して被測定光を二つに分岐できるよ
うに構成したものである。
つまり、音響光学素子によって光変調器を構成すると
共に、光変調器の音波の振動面に対して斜めに光を入射
させ、１次回折光と０次回折光を得る。
共に、光変調器の音波の振動面に対して斜めに光を入射
させ、１次回折光と０次回折光を得る。
１次回折光は音波の振動面で回折し変調信号によって
周波数シフトが与えられる。
周波数シフトが与えられる。
０次回折光は音波の振動面を透過し変調を受けない光
として得られる。
として得られる。
このように音響光学素子に光を斜めに入射させるだけ
で変調された光と変調されない光を二分岐して得ること
ができるから、この変調された光と、変調されない光の
何れか一方を光遅延手段に与え、他方の光を偏波面調整
器に与え、光遅延手段を通過した光と偏波面調整器を通
過した光とを再結合して光検波器に与えることによって
変調信号で変調された周波数を持つ電気信号を得ること
ができる。
で変調された光と変調されない光を二分岐して得ること
ができるから、この変調された光と、変調されない光の
何れか一方を光遅延手段に与え、他方の光を偏波面調整
器に与え、光遅延手段を通過した光と偏波面調整器を通
過した光とを再結合して光検波器に与えることによって
変調信号で変調された周波数を持つ電気信号を得ること
ができる。
よって、この電気信号をスペクトラムアナライザで周
波数分析することによって光のスペクトルを測定するこ
とができる。
波数分析することによって光のスペクトルを測定するこ
とができる。
「実施例」 第１図にこの発明の一実施例を示す。図中第３図と対
応する部分には同一符号を付して示す。
応する部分には同一符号を付して示す。
この発明では被測定光源１から出射した光を光変調器
６に直接入射する。光変調器６は第２図に示すように音
響光学素子6Aと、この音響光学素子6Aの一端に貼着され
た振動子6Bと、この振動子6Bを貼着した面と対向する面
に貼着した振動吸収体6Cとによって構成され、振動子6B
が局部発振器７によって駆動されることによって音波の
振動面ALが振動吸収体6Cの貼着面に向かって進行する。
６に直接入射する。光変調器６は第２図に示すように音
響光学素子6Aと、この音響光学素子6Aの一端に貼着され
た振動子6Bと、この振動子6Bを貼着した面と対向する面
に貼着した振動吸収体6Cとによって構成され、振動子6B
が局部発振器７によって駆動されることによって音波の
振動面ALが振動吸収体6Cの貼着面に向かって進行する。
通常では音波の振動面ALに対して平行する方向に光を
通過させるが、この発明では被測定光源１から出射した
光OPを音波の振動面ALに対して例えば45゜程度の角度で
入射させる。この例では音波を迎える側の斜め方向から
光OPを入射させた場合を示す。
通過させるが、この発明では被測定光源１から出射した
光OPを音波の振動面ALに対して例えば45゜程度の角度で
入射させる。この例では音波を迎える側の斜め方向から
光OPを入射させた場合を示す。
このように音波の振動面ALに対して角度を持たせて光
OPを入射させることによって振動面ALで回折した１次回
折光OP1と、振動面ALを透過した０次回折光OP2が得られ
る。
OPを入射させることによって振動面ALで回折した１次回
折光OP1と、振動面ALを透過した０次回折光OP2が得られ
る。
１次回折光OP1は周波数fmによって変調され光の周波
数f0はf0＋fmに周波数シフトされる。これに対し、振動
面ALを透過した０次回折光OP2は変調を受けずに、光の
周波数f0のまま取り出される。
数f0はf0＋fmに周波数シフトされる。これに対し、振動
面ALを透過した０次回折光OP2は変調を受けずに、光の
周波数f0のまま取り出される。
１次回折光OP1と０次回折光OP2の何れか一方この例で
は０次回折光OP2が光遅延手段５に与えられ、遅延され
て光結合器８に入射される。光遅延手段５に与えられな
い他方の光この例では１次回折光OP1は偏波面調整器10
を通じて光結合器８に与えられ、光結合器８で結合され
た光を光検波器９に入射し、電気信号に変換する。
は０次回折光OP2が光遅延手段５に与えられ、遅延され
て光結合器８に入射される。光遅延手段５に与えられな
い他方の光この例では１次回折光OP1は偏波面調整器10
を通じて光結合器８に与えられ、光結合器８で結合され
た光を光検波器９に入射し、電気信号に変換する。
光検波器９から出力される電気信号の周波数は（f0＋
fm）−f0となり、周波数fmを持つ信号FOPだけが得られ
る。この信号FOPをスペクトラムアナライザ11に入力す
ることによって光のスペクトル幅を測定することができ
る。
fm）−f0となり、周波数fmを持つ信号FOPだけが得られ
る。この信号FOPをスペクトラムアナライザ11に入力す
ることによって光のスペクトル幅を測定することができ
る。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば光分岐器を１
個省略することができる。この結果、光の損失が少なく
なり光検波器９に入射される光の強度が強くなってSN比
の良い測定信号を得ることができる。
個省略することができる。この結果、光の損失が少なく
なり光検波器９に入射される光の強度が強くなってSN比
の良い測定信号を得ることができる。
また、光分岐器を省略できることから部品数を少なく
することができるためコストダウンも期待でき、安価で
測定精度の高い光スペクトル幅測定装置を提供すること
ができる。
することができるためコストダウンも期待でき、安価で
測定精度の高い光スペクトル幅測定装置を提供すること
ができる。
第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
はこの発明の実施例に用いた光変調器の構造を説明する
ための側面図、第３図は提示されている技術を説明する
ためのブロック図、第４図は測定結果の表示例を示す正
面図である。 1:被測定光源、5:光遅延手段、6:光変調器、7:局部発振
器、8:光結合器、9:光検波器、11:スペクトラムアナラ
イザ。
はこの発明の実施例に用いた光変調器の構造を説明する
ための側面図、第３図は提示されている技術を説明する
ためのブロック図、第４図は測定結果の表示例を示す正
面図である。 1:被測定光源、5:光遅延手段、6:光変調器、7:局部発振
器、8:光結合器、9:光検波器、11:スペクトラムアナラ
イザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01J 9/00 - 9/04 G01J 1/02
Claims (1)
- 【請求項１】A.光変調器としての音響光学素子と、光遅
延手段と、偏波面調整器と、光結合器と、光検波器とよ
りなり、 上記音響光学素子の内を進行する音波の振動面に対して
斜めに被測定光が入射され、 上記音響光学素子より出射される上記振動面で回折して
音波の周波数で変調された一次回折光と、上記振動面を
透過し周波数シフトされない０次回折光との何れか一方
が上記光遅延手段に与えられ、他方の光が上記偏波面調
整器に与えられ、 上記光遅延手段を通過した光と上記偏波面調整器を通過
した光とが上記光結合器によって再結合され、 この結合された光が上記光検波器に入射され、上記光検
出器から上記光変調器で変調した周波数を持つ電気信号
を得るように構成した光スペクトラム幅測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01068157A JP3101281B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 光スペクトル幅測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01068157A JP3101281B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 光スペクトル幅測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02247531A JPH02247531A (ja) | 1990-10-03 |
| JP3101281B2 true JP3101281B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=13365638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01068157A Expired - Fee Related JP3101281B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 光スペクトル幅測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3101281B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7069993B2 (ja) * | 2018-04-09 | 2022-05-18 | 日本電信電話株式会社 | 光スペクトル線幅演算方法、装置およびプログラム |
-
1989
- 1989-03-20 JP JP01068157A patent/JP3101281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02247531A (ja) | 1990-10-03 |
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