JP3100950B2 - ロケットエンジン用の3元推進剤の噴射装置 - Google Patents
ロケットエンジン用の3元推進剤の噴射装置Info
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- JP3100950B2 JP3100950B2 JP10364270A JP36427098A JP3100950B2 JP 3100950 B2 JP3100950 B2 JP 3100950B2 JP 10364270 A JP10364270 A JP 10364270A JP 36427098 A JP36427098 A JP 36427098A JP 3100950 B2 JP3100950 B2 JP 3100950B2
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- annular
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02K—JET-PROPULSION PLANTS
- F02K9/00—Rocket-engine plants, i.e. plants carrying both fuel and oxidant therefor; Control thereof
- F02K9/42—Rocket-engine plants, i.e. plants carrying both fuel and oxidant therefor; Control thereof using liquid or gaseous propellants
- F02K9/44—Feeding propellants
- F02K9/52—Injectors
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Testing Of Engines (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロケットエンジン
用の同軸型噴射装置、より具体的には、ロケットエンジ
ンの燃焼室内にて第三の推進剤と選択的に混合し得るよ
うにされた2種類の推進剤の間にて円滑に切り換えるこ
とを許容する3元推進剤(tripropellan
t)の同軸型噴射装置に関する。
用の同軸型噴射装置、より具体的には、ロケットエンジ
ンの燃焼室内にて第三の推進剤と選択的に混合し得るよ
うにされた2種類の推進剤の間にて円滑に切り換えるこ
とを許容する3元推進剤(tripropellan
t)の同軸型噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼反力を生じさせて推力を発生させ得
るようにロケットエンジン内の燃焼室内にて単一の酸化
剤推進剤と単一の燃料推進剤とを混合させる、2元推進
剤(又は2液推進剤)ロケットエンジンが公知である。
かかる2元推進剤ロケットエンジンの例は、本出願の譲
受人と同一人に譲渡された、米国特許第3,699,7
72号、同第4,206,594号に開示されており、
その内容は参照として本明細書に含めてある。かかる2
元推進剤ロケットエンジンは、中空のピントルすなわち
軸と、同心状に取り付けられた環状の外側スリーブとを
有する、同軸型の噴射装置を備えている。該軸の一端
は、燃焼室内に配置されている。燃焼室内にて軸の端部
の中間には、環状の外側スリーブと軸の外面とによって
形成された燃料オリフィスがある。酸化剤のような第一
の推進剤が軸内に導入され、円錐形の形状の突起を介し
て及び軸の一端に交互に現れるように形成されたスロッ
トを介して略半径方向に偏向される。燃料は、環状の外
側スリーブ及び軸の外面により画成された環状のオリフ
ィスを通じて導入されて、燃料推進剤を燃焼室内に軸方
向に向けて導入することを可能にする。かかる形態は、
燃料推進剤及び酸化剤推進剤が燃焼室内にて混合するこ
とを可能にする。
るようにロケットエンジン内の燃焼室内にて単一の酸化
剤推進剤と単一の燃料推進剤とを混合させる、2元推進
剤(又は2液推進剤)ロケットエンジンが公知である。
かかる2元推進剤ロケットエンジンの例は、本出願の譲
受人と同一人に譲渡された、米国特許第3,699,7
72号、同第4,206,594号に開示されており、
その内容は参照として本明細書に含めてある。かかる2
元推進剤ロケットエンジンは、中空のピントルすなわち
軸と、同心状に取り付けられた環状の外側スリーブとを
有する、同軸型の噴射装置を備えている。該軸の一端
は、燃焼室内に配置されている。燃焼室内にて軸の端部
の中間には、環状の外側スリーブと軸の外面とによって
形成された燃料オリフィスがある。酸化剤のような第一
の推進剤が軸内に導入され、円錐形の形状の突起を介し
て及び軸の一端に交互に現れるように形成されたスロッ
トを介して略半径方向に偏向される。燃料は、環状の外
側スリーブ及び軸の外面により画成された環状のオリフ
ィスを通じて導入されて、燃料推進剤を燃焼室内に軸方
向に向けて導入することを可能にする。かかる形態は、
燃料推進剤及び酸化剤推進剤が燃焼室内にて混合するこ
とを可能にする。
【0003】また、酸化剤を外方に流れる推進剤とし、
燃料を軸の内方に流れる推進剤として使用することが実
際的で且つ有利な場合があることも当該技術分野にて認
識され且つ理解されている。
燃料を軸の内方に流れる推進剤として使用することが実
際的で且つ有利な場合があることも当該技術分野にて認
識され且つ理解されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】乗物のタンク容積及び
不活性重量(inert weight)を最小にする
ため、高密度の推進剤を使用することによりロケット打
ち上げ装置及び宇宙船の性能を向上させることも望まし
い。大気中をブースタ飛行する場合、容積が最小である
ことは、ロケットの抗力損失を最小にすることにもな
る。しかしながら、液体水素及び/又は液体酸素のよう
な低密度高性能の推進剤と比べて、高密度の推進剤は、
通常、燃焼温度が低く且つ分子量が大きい排気を発生す
るため、ロケットエンジンの推進剤の使用効率が低下す
ることになる。不都合なことに、当該分野にてかかる用
途で一般に使用されている最も高性能のロケットエンジ
ンは、2元推進剤型のものであり、このため、2種類の
推進剤しか使用しない。その結果、燃焼性能は、常に、
推進剤の密度との兼ね合いを考慮しなければならないか
ら、所定のロケットの乗物寸法及び任務に対して理論
上、最適な性能を実現することは相対的に不可能であ
る。3種類以上の推進剤にて作動可能な単一のロケット
エンジンであるならば、所定の乗物寸法及び任務のため
に平均的な性能と推進剤の平均密度とを最適に選択する
ことが可能となる。
不活性重量(inert weight)を最小にする
ため、高密度の推進剤を使用することによりロケット打
ち上げ装置及び宇宙船の性能を向上させることも望まし
い。大気中をブースタ飛行する場合、容積が最小である
ことは、ロケットの抗力損失を最小にすることにもな
る。しかしながら、液体水素及び/又は液体酸素のよう
な低密度高性能の推進剤と比べて、高密度の推進剤は、
通常、燃焼温度が低く且つ分子量が大きい排気を発生す
るため、ロケットエンジンの推進剤の使用効率が低下す
ることになる。不都合なことに、当該分野にてかかる用
途で一般に使用されている最も高性能のロケットエンジ
ンは、2元推進剤型のものであり、このため、2種類の
推進剤しか使用しない。その結果、燃焼性能は、常に、
推進剤の密度との兼ね合いを考慮しなければならないか
ら、所定のロケットの乗物寸法及び任務に対して理論
上、最適な性能を実現することは相対的に不可能であ
る。3種類以上の推進剤にて作動可能な単一のロケット
エンジンであるならば、所定の乗物寸法及び任務のため
に平均的な性能と推進剤の平均密度とを最適に選択する
ことが可能となる。
【0005】本発明の1つの目的は、従来技術における
色々な問題点を解決することである。
色々な問題点を解決することである。
【0006】本発明の更に別の目的は、2つの異なる種
類の推進剤を第三の推進剤と選択的に混合することを許
容し、これにより、所定のロケット及び任務に対するロ
ケットの性能を最適化することを可能にする3元推進剤
ロケットエンジンを提供することである。
類の推進剤を第三の推進剤と選択的に混合することを許
容し、これにより、所定のロケット及び任務に対するロ
ケットの性能を最適化することを可能にする3元推進剤
ロケットエンジンを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の一つの発明は、ロ
ケットエンジン用の3元推進剤の噴射装置において、第
一の推進剤を受け入れる第一の推進剤供給マニホルド
と、中空のキャビティが形成された環状の軸であって、
燃焼室内に部分的に配置され得るようになっておりかつ
該第一の供給マニホルドと連通していて前記第一の推進
剤を前記燃焼室内に出す第一のオリフィスを有する形態
とされ、前記燃焼室内に配置された第一の端部で閉鎖さ
れかつ前記第一の推進剤を前記燃焼室内に半径方向に向
けて出すことを可能にするオリフィスを有する軸と、第
二の推進剤を受け入れる第二の推進剤供給マニホルド
と、前記第二の推進剤を前記燃焼室内に出す第二のオリ
フィスであって、前記第二の推進剤供給マニホルドと連
通した第二のオリフィスを画成する、前記軸に対して同
心状に配置された第一の環状の調整スリーブと、第三の
推進剤を受け入れる第三の推進剤供給マニホルドと、前
記第三の供給マニホルドと連通した第三のオリフィスを
画成する、前記軸及び前記第一の調整スリーブに対して
同心状に配置された第二の環状の調整スリーブとを備え
て構成されている。
ケットエンジン用の3元推進剤の噴射装置において、第
一の推進剤を受け入れる第一の推進剤供給マニホルド
と、中空のキャビティが形成された環状の軸であって、
燃焼室内に部分的に配置され得るようになっておりかつ
該第一の供給マニホルドと連通していて前記第一の推進
剤を前記燃焼室内に出す第一のオリフィスを有する形態
とされ、前記燃焼室内に配置された第一の端部で閉鎖さ
れかつ前記第一の推進剤を前記燃焼室内に半径方向に向
けて出すことを可能にするオリフィスを有する軸と、第
二の推進剤を受け入れる第二の推進剤供給マニホルド
と、前記第二の推進剤を前記燃焼室内に出す第二のオリ
フィスであって、前記第二の推進剤供給マニホルドと連
通した第二のオリフィスを画成する、前記軸に対して同
心状に配置された第一の環状の調整スリーブと、第三の
推進剤を受け入れる第三の推進剤供給マニホルドと、前
記第三の供給マニホルドと連通した第三のオリフィスを
画成する、前記軸及び前記第一の調整スリーブに対して
同心状に配置された第二の環状の調整スリーブとを備え
て構成されている。
【0008】本願の他の発明は、燃焼室を有するロケッ
トエンジン用のN元推進剤の噴射装置において、中空の
キャビティが形成されかつ1つ以上の推進剤を受け入れ
る1つ以上の供給通路を備える1つ以上の環状の軸であ
って、1つ以上の推進剤を前記燃焼室内に出す形態とさ
れ、前記1つ以上の推進剤を前記燃焼室内に半径方向に
向けて出す形態とされた、1つ以上の中空で環状の軸
と、1つ以上の推進剤を受け入れ且つ該1つ以上の推進
剤を前記燃焼室内に出すための、前記環状の軸に対して
同心状に配置された1つ以上の環状の調整スリーブとを
備えて構成されている。
トエンジン用のN元推進剤の噴射装置において、中空の
キャビティが形成されかつ1つ以上の推進剤を受け入れ
る1つ以上の供給通路を備える1つ以上の環状の軸であ
って、1つ以上の推進剤を前記燃焼室内に出す形態とさ
れ、前記1つ以上の推進剤を前記燃焼室内に半径方向に
向けて出す形態とされた、1つ以上の中空で環状の軸
と、1つ以上の推進剤を受け入れ且つ該1つ以上の推進
剤を前記燃焼室内に出すための、前記環状の軸に対して
同心状に配置された1つ以上の環状の調整スリーブとを
備えて構成されている。
【0009】簡単に説明すれば、本発明は、ロケットエ
ンジンの燃焼室内にて第三の種類の燃焼剤と選択的に混
合させ得るようにした2種類の推進剤の間にて円滑に切
り換えることを可能にする、ロケットエンジン用の3元
推進剤の同軸型軸噴射装置に関するものである。該3元
推進剤の同軸型噴射装置は、第一の推進剤を燃焼室内に
略半径方向に向けて押し込む軸と、2種類以上の異なる
推進剤を燃焼室内に軸方向に押し込むオリフィスを画成
する2つ以上の同心状の調整スリーブとを備えている。
従って、かかる形態は、2種類の推進剤をロケットエン
ジンの燃焼室内で第三の推進剤と選択的に混合すること
を可能にするものである。
ンジンの燃焼室内にて第三の種類の燃焼剤と選択的に混
合させ得るようにした2種類の推進剤の間にて円滑に切
り換えることを可能にする、ロケットエンジン用の3元
推進剤の同軸型軸噴射装置に関するものである。該3元
推進剤の同軸型噴射装置は、第一の推進剤を燃焼室内に
略半径方向に向けて押し込む軸と、2種類以上の異なる
推進剤を燃焼室内に軸方向に押し込むオリフィスを画成
する2つ以上の同心状の調整スリーブとを備えている。
従って、かかる形態は、2種類の推進剤をロケットエン
ジンの燃焼室内で第三の推進剤と選択的に混合すること
を可能にするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の上記及びその他の目的
は、以下の説明及び添付図面を参照することにより容易
に理解される。
は、以下の説明及び添付図面を参照することにより容易
に理解される。
【0011】以下に更に詳細に説明するように、本発明
による3液推進剤すなわち3元推進剤(triprop
ellant)の同軸型噴射装置は、ロケットエンジン
の燃焼室内にて1つ以上の他の推進剤と二者択一的に混
合される複数の推進剤を使用することを可能にする。単
独の図面に図示するように、全体として、参照番号20
で示した3元推進剤の同軸型噴射装置は、第二の環状の
推進剤供給マニホルド22と、第三の環状の推進剤供給
マニホルド24と、第一の環状の推進剤供給マニホルド
26とを有する状態で示してある。該推進剤供給マニホ
ルド22、24は、燃料マニホルドとして識別される一
方、推進剤供給マニホルド26は酸化剤マニホルドとし
て示してある。推進剤供給マニホルド22、24を酸化
剤マニホルドとして使用し、供給マニホルド26を燃料
マニホルドとして使用することも可能であることは当業
者には明らかであろう。更に、3元推進剤の同軸型噴射
装置は、2つの燃料マニホルド22、24と、単一の酸
化剤マニホルド26とを有する状態で示してあるが、本
発明の原理は、2つ以上の燃料マニホルドと、2つ以上
の酸化剤マニホルドとを有する多元推進剤の同軸型噴射
装置にも適用可能であることも明らかであろう。
による3液推進剤すなわち3元推進剤(triprop
ellant)の同軸型噴射装置は、ロケットエンジン
の燃焼室内にて1つ以上の他の推進剤と二者択一的に混
合される複数の推進剤を使用することを可能にする。単
独の図面に図示するように、全体として、参照番号20
で示した3元推進剤の同軸型噴射装置は、第二の環状の
推進剤供給マニホルド22と、第三の環状の推進剤供給
マニホルド24と、第一の環状の推進剤供給マニホルド
26とを有する状態で示してある。該推進剤供給マニホ
ルド22、24は、燃料マニホルドとして識別される一
方、推進剤供給マニホルド26は酸化剤マニホルドとし
て示してある。推進剤供給マニホルド22、24を酸化
剤マニホルドとして使用し、供給マニホルド26を燃料
マニホルドとして使用することも可能であることは当業
者には明らかであろう。更に、3元推進剤の同軸型噴射
装置は、2つの燃料マニホルド22、24と、単一の酸
化剤マニホルド26とを有する状態で示してあるが、本
発明の原理は、2つ以上の燃料マニホルドと、2つ以上
の酸化剤マニホルドとを有する多元推進剤の同軸型噴射
装置にも適用可能であることも明らかであろう。
【0012】単独の図面を再度、参照すると、3元推進
剤の同軸型噴射装置は、中空キャビティ30が形成され
た環状の軸28を有している。供給マニホルド26と中
空キャビティ30との連通を許容し得るように、軸28
の環状壁36に1つ以上の入口半径方向通路32、34
を設けることができる。軸28の端部40を閉じるた
め、後端部キャップ44を使用することができる。該端
部キャップ44に隣接して円錐形の突起38を設けるこ
とができる。この円錐形の突起38は、矢印42の方向
によって略示すように、キャビティ30内に導入された
推進剤を通路32、34を介して略軸方向に向け得るよ
うにされている。円錐形の形状の突起38は、端部キャ
ップ44に堅固に固着された環状の側壁46を有するこ
とができる一方、この端部キャップは、適当な機械的締
結具48、50によって軸28に固着し得るようにされ
ている。環状の側壁46の軸方向長さは、次のように選
択される、すなわち、環状の突起38が通路32、34
と軸方向に整合され、推進剤マニホルド26から入る推
進剤を矢印42で示した方向に偏向させ得るような長さ
であるようにする。
剤の同軸型噴射装置は、中空キャビティ30が形成され
た環状の軸28を有している。供給マニホルド26と中
空キャビティ30との連通を許容し得るように、軸28
の環状壁36に1つ以上の入口半径方向通路32、34
を設けることができる。軸28の端部40を閉じるた
め、後端部キャップ44を使用することができる。該端
部キャップ44に隣接して円錐形の突起38を設けるこ
とができる。この円錐形の突起38は、矢印42の方向
によって略示すように、キャビティ30内に導入された
推進剤を通路32、34を介して略軸方向に向け得るよ
うにされている。円錐形の形状の突起38は、端部キャ
ップ44に堅固に固着された環状の側壁46を有するこ
とができる一方、この端部キャップは、適当な機械的締
結具48、50によって軸28に固着し得るようにされ
ている。環状の側壁46の軸方向長さは、次のように選
択される、すなわち、環状の突起38が通路32、34
と軸方向に整合され、推進剤マニホルド26から入る推
進剤を矢印42で示した方向に偏向させ得るような長さ
であるようにする。
【0013】軸28の他端47は、前端部キャップ49
によって閉じられている。第二の円錐形の突起52が前
端部キャップ49に隣接して配置されている。キャビテ
ィ30内に形成された環状の肩部58、及び円錐形の突
起52によって、環状通路54が前端部47に隣接して
軸28に形成されている。半径方向通路54は、中空キ
ャビティ30内の推進剤を矢印60で示した略半径方向
に押し出し得るようにされた環状オリフィス86を画成
する。環状オリフィス86は、外周の周りに1つの連続
的な開口部から成るようにし、又は選択的に、流動する
推進剤を最も望ましい仕方で調整するため配分された多
数の別個の開口部から成るようにしてもよい。
によって閉じられている。第二の円錐形の突起52が前
端部キャップ49に隣接して配置されている。キャビテ
ィ30内に形成された環状の肩部58、及び円錐形の突
起52によって、環状通路54が前端部47に隣接して
軸28に形成されている。半径方向通路54は、中空キ
ャビティ30内の推進剤を矢印60で示した略半径方向
に押し出し得るようにされた環状オリフィス86を画成
する。環状オリフィス86は、外周の周りに1つの連続
的な開口部から成るようにし、又は選択的に、流動する
推進剤を最も望ましい仕方で調整するため配分された多
数の別個の開口部から成るようにしてもよい。
【0014】本発明の1つの重要な形態は、同軸型噴射
装置20が3元類以上の推進剤を使用することを可能に
することに関する。特に、1対の環状の調整スリーブ6
2、64が軸28と同心状に形成されている。環状の調
整スリーブ62、64は、望ましい流れの均一さが得ら
れるようにし、U字形のスロット66、68をそれぞれ
画成する。U字形スロット66、68は、1つ以上の半
径方向通路70、72を介して推進剤供給マニホルド2
2、24と連通している。環状スロット66、68、及
びオリフィス82、84は、マニホルド22、24から
の推進剤を矢印74、76で示した略軸方向に向けてオ
リフィス82、84から押し出すことができるような形
態とされている。従って、供給マニホルド22、24か
ら軸方向に押し出された推進剤は、半径方向に押し出さ
れるマニホルド26からの推進剤とロケットの燃焼室内
にて混合する。
装置20が3元類以上の推進剤を使用することを可能に
することに関する。特に、1対の環状の調整スリーブ6
2、64が軸28と同心状に形成されている。環状の調
整スリーブ62、64は、望ましい流れの均一さが得ら
れるようにし、U字形のスロット66、68をそれぞれ
画成する。U字形スロット66、68は、1つ以上の半
径方向通路70、72を介して推進剤供給マニホルド2
2、24と連通している。環状スロット66、68、及
びオリフィス82、84は、マニホルド22、24から
の推進剤を矢印74、76で示した略軸方向に向けてオ
リフィス82、84から押し出すことができるような形
態とされている。従って、供給マニホルド22、24か
ら軸方向に押し出された推進剤は、半径方向に押し出さ
れるマニホルド26からの推進剤とロケットの燃焼室内
にて混合する。
【0015】3元推進剤の同軸型噴射装置20には、燃
焼室の壁80に固着し得るようにされた環状フランジ7
8を設けることができる。この環状フランジ78は、全
体として、参照番号88で示した燃焼室内にオリフィス
82、84、86が配置されるように、軸方向に配置さ
れている。
焼室の壁80に固着し得るようにされた環状フランジ7
8を設けることができる。この環状フランジ78は、全
体として、参照番号88で示した燃焼室内にオリフィス
82、84、86が配置されるように、軸方向に配置さ
れている。
【0016】N元推進剤(Nは自然数を表す)の同軸型
噴射装置には、環状の同心型軸、又は半径方向に区画化
した環状の軸を形成することができ、後者の軸は、2種
類以上の推進剤を燃料(室内に半径方向に導入すること
を可能にする。更に、環状の軸に対して同心状に配置さ
れた3つ以上の環状の調整スリーブを使用して、3種類
以上の推進剤を燃焼室内まで軸方向に導入することがで
きる。
噴射装置には、環状の同心型軸、又は半径方向に区画化
した環状の軸を形成することができ、後者の軸は、2種
類以上の推進剤を燃料(室内に半径方向に導入すること
を可能にする。更に、環状の軸に対して同心状に配置さ
れた3つ以上の環状の調整スリーブを使用して、3種類
以上の推進剤を燃焼室内まで軸方向に導入することがで
きる。
【0017】勿論、上記の教示に鑑みて、本発明の多数
の改変例及び変形例が可能である。このため、特許請求
の範囲内において、本発明は、具体的に上述した以外の
形態にて具体化することもできることを理解すべきであ
る。
の改変例及び変形例が可能である。このため、特許請求
の範囲内において、本発明は、具体的に上述した以外の
形態にて具体化することもできることを理解すべきであ
る。
【図1】本発明によるロケットエンジン用の3元推進剤
の同軸型噴射装置の断面図である。
の同軸型噴射装置の断面図である。
20 3元推進剤の同軸型噴射装置 22 第一の環状の推進剤供給マニホルド 24 第二の環状の推進剤供給マニホルド 26 第三の環状の推進剤供給マニホルド 28 環状の軸 30 中空キャビテ
ィ 32、34 半径方向入口通路 36 軸の環状壁 38 円錐形の環状突起 40 軸の端部 44 後端部キャップ 46 突起の環状側
壁 47 軸の他端 48、50 機械的
締結具 49 前端部キャップ 52 第二の突起 54 環状通路 58 環状肩部 62、64 環状の調整スリーブ 66、68 U字形スロット 70、72 半径方
向通路 78 環状フランジ 82、84 オリフ
ィス 86 環状オリフィス 88 燃焼室
ィ 32、34 半径方向入口通路 36 軸の環状壁 38 円錐形の環状突起 40 軸の端部 44 後端部キャップ 46 突起の環状側
壁 47 軸の他端 48、50 機械的
締結具 49 前端部キャップ 52 第二の突起 54 環状通路 58 環状肩部 62、64 環状の調整スリーブ 66、68 U字形スロット 70、72 半径方
向通路 78 環状フランジ 82、84 オリフ
ィス 86 環状オリフィス 88 燃焼室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゴードン・エイ・ドレスラー アメリカ合衆国カリフォルニア州90266, マンハッタン・ビーチ,ヴィレッジ・サ ークル 91 (56)参考文献 特開 平6−281115(JP,A) 特開 平7−49060(JP,A) 特開 平1−92560(JP,A) 特開 平8−61149(JP,A) 特表 平7−509041(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02K 9/52 F02K 9/44
Claims (10)
- 【請求項1】 ロケットエンジン用の3元推進剤の噴射
装置において、 第一の推進剤を受け入れる第一の推進剤供給マニホルド
と、 中空のキャビティが形成された環状の軸であって、燃焼
室内に部分的に配置され得るようになっておりかつ該第
一の供給マニホルドと連通していて前記第一の推進剤を
前記燃焼室内に出す第一のオリフィスを有する形態とさ
れ、前記燃焼室内に配置された第一の端部で閉鎖されか
つ前記第一の推進剤を前記燃焼室内に半径方向に向けて
出すことを可能にするオリフィスを有する軸と、 第二の推進剤を受け入れる第二の推進剤供給マニホルド
と、 前記第二の推進剤を前記燃焼室内に出す第二のオリフィ
スであって、前記第二の推進剤供給マニホルドと連通し
た第二のオリフィスを画成する、前記軸に対して同心状
に配置された第一の環状の調整スリーブと、 第三の推進剤を受け入れる第三の推進剤供給マニホルド
と、 前記第三の供給マニホルドと連通した第三のオリフィス
を画成する、前記軸及び前記第一の調整スリーブに対し
て同心状に配置された第二の環状の調整スリーブとを備
えた3元推進剤の噴射装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の3元推進剤の噴射装置
において、前記第一及び第二の調整スリーブが、前記第
二及び第三の推進剤を前記燃焼室内に軸方向に向けて出
す形態とされた、3元推進剤の噴射装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の3元推進剤の噴
射装置において、前記第一の端部に隣接して配置された
第一の円錐形の突起を更に備え、前記軸には環状肩部が
形成され、該環状肩部が、前記円錐形の形状の突起と共
に前記第一のオリフィスを形成する、3元推進剤の噴射
装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の3
元推進剤の噴射装置において、前記中空で環状の軸が前
記第一の端部と反対の第二の端部で閉じられておりかつ
複数の半径方向の供給通路を有し、該半径方向の供給通
路が第一の推進剤供給マニホルドと連通している、3元
推進剤の噴射装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の3元推進剤の噴射装置
において、前記第二の端部に隣接して配置された第二の
円錐型の突起を更に備え、該円錐型の突起が、前記第一
の推進剤を軸方向に向けて偏向させ得るように前記半径
方向の供給通路と軸方向に整合されている、3元推進剤
の噴射装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の3
元推進剤の噴射装置において、前記第二の供給マニホル
ドが環状であり、該第二の供給マニホルドが、前記第一
の環状の調整スリーブによって形成された第一のスロッ
トと連通する1つ以上の半径方向通路を備える、3元推
進剤の噴射装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の3
元推進剤の噴射装置において、前記第二の環状の調整ス
リーブが前記第三の供給マニホルドと連通する第二のス
ロットを形成する、3元推進剤の噴射装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の3元推進剤の噴射装置
において、前記第三の推進剤供給マニホルドが環状であ
り、かつ前記第二のスロットと連通する1つ以上の半径
方向通路を備える、3元推進剤の噴射装置。 - 【請求項9】 燃焼室を有するロケットエンジン用のN
元推進剤の噴射装置において、 中空のキャビティが形成されかつ1つ以上の推進剤を受
け入れる1つ以上の供給通路を備える1つ以上の環状の
軸であって、1つ以上の推進剤を前記燃焼室内に出す形
態とされ、前記1つ以上の推進剤を前記燃焼室内に半径
方向に向けて出す形態とされた、1つ以上の中空で環状
の軸と、 1つ以上の推進剤を受け入れ且つ該1つ以上の推進剤を
前記燃焼室内に出すための、前記環状の軸に対して同心
状に配置された1つ以上の環状の調整スリーブとを備え
る、N元推進剤の噴射装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載のN元推進剤の噴射装
置において、前記1つ以上の環状の調整スリーブが、前
記1つ以上の推進剤を軸方向に出す形態とされた、N元
推進剤の噴射装置。
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