JP3100905B2 - 半導体基板の研磨方法及びその装置 - Google Patents
半導体基板の研磨方法及びその装置Info
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Description
りなる半導体基板の表面を平坦化処理するための化学機
械研磨(CMP)を行なう半導体基板の研磨方法および
その装置に関するものである。
導体基板に対する化学機械研磨においては、半導体基板
の径が10cm以上と大型化し、研磨が枚葉処理化の傾
向にある。また、半導体基板に形成されるパターンのル
ールが0.5μm以下と非常に微細化しているために、
半導体基板の全面に亘って均一な研磨が要求されてきて
いる。
に係る半導体基板の研磨方法及び研磨装置について説明
する。
置の概略構成を示しており、図8において、21は平坦
な表面を持つ剛体よりなる基板保持部21aと前記基板
保持部21aの下面から垂直下方に延びる回転軸21b
と前記回転軸21bを回転させる図示しない回転手段と
を有する定盤であって、定盤21の基板保持部21aの
表面には弾性を有する研磨パッド22が貼着されてい
る。研磨パッド22の上方には、半導体基板23を保持
して回転する基板保持ヘッド24が設けられており、半
導体基板23は基板保持ヘッド24により回転させられ
ながら研磨パッド22の第1の領域に圧接される。ま
た、25は研磨剤であって、研磨剤25は、研磨剤供給
管26から所定量づつ研磨パッド22上に滴下される。
装置においては、定盤21を回転して研磨剤25が供給
された研磨パッド22を回転させながら、基板保持ヘッ
ド24により半導体基板23を研磨パッド22に押しつ
けると、半導体基板23の表面は圧力及び相対速度を受
けて研磨される。
があると、半導体基板23の凸部においては研磨パッド
22との接圧が大きいため研磨速度が速くなる一方、半
導体基板23の凹部においては研磨パッド22との接触
圧力が小さいため研磨速度が遅くなる。よって、半導体
基板23表面の凹凸部が緩和されて半導体基板23の表
面が平坦になるというものである。この研磨技術は、例
えば、「1994年1月号 月刊Semiconduc
tor World」58〜59ページや、「Soli
d State Technology」July.1
992/日本語版 32〜37ページなどに紹介されて
いる。
1の従来例の半導体基板の研磨装置及び研磨方法におい
ては、図9及び図10を参照しながら説明する以下の問
題を有している。
によって研磨パッド22が加圧される時間が異なること
を説明する研磨装置の概略平面図であり、図10は、研
磨時における定盤21の直径方向(図9におけるVI−VI
線)の断面構造を示す概略断面図である。
ている不織布系や発泡ウレタン系などの弾性材料を用い
ると、圧力を受け始めた瞬間(数秒以内)においては、
加圧開始からの時間によって弾性変形量が異なり、ま
た、圧力から開放された際には、弾性変形量は時間の経
過と共に緩やかに回復する。
例の研磨方法によると、研磨パッド22が半導体基板2
3と接している時間(すなわち、研磨パッド22が圧力
を受ける時間)が異なる。つまり、図9に示す半径r1
の位置aと、半径r2の位置bと、半径r3の位置cと
では、研磨パッド22が半導体基板23に接して圧力を
受けている時間が異なっている。また、図9に示す位置
a,b,cでは、加圧されていない時間(弾性回復する
時間)も異なる。このため、半導体基板23に接してい
る研磨パッド22においては、半導体基板23のほぼ中
心を通る半径r2の位置bでは、相対的に加圧時間が長
く回復時間が短いために、研磨パッド22の弾性変形量
は大きい一方、半導体基板23の周辺部と接する半径r
1の位置aや半径r3の位置cでは、相対的に加圧時間
が短く回復時間が長いために、研磨パッド22の弾性変
形量が小さい。
断面で見たときに、研磨パッド22の厚さは、研磨パッ
ド22の半径の中央部付近(位置b)で薄く、研磨パッ
ド22の半径の内側部分及び外側部分(位置a及び位置
c)では厚くなってしまう。
半導体基板23に対して圧接状態で研磨を行なうと、研
磨パッド22の半径の内側部分及び外側部分では半導体
基板23が研磨パッド22から受ける圧力が高く、研磨
パッド22の半径の中央部付近では半導体基板23が研
磨パッド22から受ける圧力は低くなる。この半導体基
板23の面内における圧力差は研磨速度の差となって表
れ、研磨パッド22の半径の中央部付近は、研磨パッド
22の半径の内側部分及び外側部分よりも研磨速度が遅
くなるため、半導体基板23を全面に亘って均一に研磨
することはできない。
号 日経マイクロデバイス」81ページに記載されてい
るように、研磨パッド32の弾性変形に対して半導体基
板33の変形を用いる手法が提案されている。
方法及び研磨装置は次の通りである。すなわち、定盤3
1の上には弾性を有する研磨パッド32が貼着されてい
る。半導体基板33を保持する基板保持ヘッド34の下
部には、凹部を有するヘッド本体35と前記ヘッド本体
35の前記凹部内に設けられた弾性変形可能な板状の弾
性体36とにより形成される密封空間37が設けられて
おり、前記密封空間37には気体供給路38から圧力が
制御された加圧気体が導入される。このようにして、半
導体基板33を密封空間37に導入される加圧気体によ
り弾性体36を介して研磨パッド32に対して押圧する
ことにより、半導体基板33を裏面から均一に加圧して
均一な研磨をしようとするものである。
弾性変形量の差異がある場合には、半導体基板33が変
形して(曲がって)研磨パッド32の表面の凹凸に追従
しなければならない。このため、半導体基板33の変形
に必要な力(圧力)の分だけは圧力差が生じてしまい、
やはり、均一な加圧を達成できず、半導体基板33を均
一に加圧できないという問題は解決されていない。
パッドにより半導体基板を半導体基板の面内において均
一に研磨できるようにすることを目的とする。
め、本発明に係る半導体基板の研磨装置は、平面運動を
する平坦面を有する定盤と、定盤の平坦面上に載置され
た弾性を有する研磨パッドと、研磨すべき半導体基板を
保持して半導体基板を研磨パッドの円形状の第1の領域
に回転させながら押圧する基板保持手段と、研磨パッド
の上に研磨剤を供給する研磨剤供給手段と、研磨パッド
の第2の領域を押圧して研磨パッドを弾性変形させるパ
ッド加圧部を有するパッド加圧手段とを備えている。
研磨時つまり半導体基板が研磨パッドの第1の領域を押
圧している時間以外の時間にも、パッド加圧部が研磨パ
ッドを押圧して研磨パッドを弾性変形させることができ
る。パッド加圧部により弾性変形させられた研磨パッド
は緩やかに回復するため、半導体基板に達した際にも完
全に回復していないので、研磨時に半導体基板により加
圧される際の研磨パッドの変形量は少ない。研磨パッド
の第1の領域が円形であり、研磨パッドにおける半導体
基板の周縁部に接する領域が半導体基板の中央部に接す
る領域に比べて、半導体基板により加圧される時間が少
なくても、半導体基板により加圧されることによる研磨
パッドの変形量が少ないので、研磨パッドに生じる厚さ
の差を低減できる。
平面運動は回転運動であることが好ましい。
パッド加圧部は平滑な押圧面を有していることが好まし
い。
パッド加圧部は樹脂により形成されていることが好まし
い。
パッド加圧部は円形状の押圧面を有していることが好ま
しい。
パッド加圧部は円環状の押圧面を有していることが好ま
しい。
導体基板の周辺部と接する領域は半導体基板の中心部と
接する領域よりもパッド加圧部により多く加圧されるた
め、研磨パッドが受けるパッド加圧部による加圧量と半
導体基板による加圧量との合計は研磨パッドの各領域に
おいて大差がなくなる。
パッド加圧部が円形状又は円環状の押圧面を有している
場合には、定盤の平面運動は回転運動であり、パッド加
圧部の押圧面の中心と第1の領域の中心とは定盤の回転
運動の回転中心を中心とする同心円上に位置することが
好ましい。
板により押圧される領域は、パッド加圧部により確実に
押圧されており、弾性変形からの回復途上にあるので、
研磨パッドの平坦性が一層維持される。
パッド加圧部が円形状又は円環状の押圧面を有している
場合には、パッド加圧部の押圧面の直径は第1の領域の
直径よりも大きいことが好ましい。
定盤の平面運動が回転運動である場合には、パッド加圧
部は定盤の回転運動の回転中心から外側へ向かうにつれ
て広がる台形状の押圧面を有していることが好ましい。
ッド加圧部により押圧される領域の内側部分と外側部分
との間でパッド加圧部により押圧される時間に大きな差
が生じないので、研磨パッドがパッド加圧部により弾性
変形される変形量はほぼ均一になる。
第2の領域は、研磨パッドの研磨面における第1の領域
を除くほぼすべての領域であることが好ましい。
基板とパッド加圧部とによって全面に亘って常に加圧さ
れているため、研磨パッドの全面が常に一定量の弾性変
形を保持している。
パッド加圧部の押圧面には、研磨剤を研磨パッドの研磨
面に供給する凹状溝が形成されていることが好ましい。
おけるパッド加圧部の押圧面と接している領域にも、新
しい研磨剤を供給することができる。
パッド加圧部は、定盤の平坦面とほぼ平行な回転軸を有
するローラーよりなり、研磨パッドの第2の領域に圧接
されて定盤の運動に伴って回転することが好ましい。
圧部との摩擦が低減した状態でパッド加圧部により研磨
パッドを押圧することができる。
パッド加圧部が、定盤の平坦面とほぼ平行な回転軸を有
するローラーよりなり、研磨パッドの第2の領域に圧接
されて定盤の運動に伴って回転する場合には、平面運動
は回転運動であり、ローラーは、ローラーの横断面の各
部位の半径の比が研磨パッドにおけるローラーの横断面
の各部位が接する部位の回転中心からの距離の比に等し
い円錐台状であることが好ましい。
に、ローラーは定盤の回転速度と同じ速度の回転運動を
行なうことができるので、研磨パッドとローラーとの摩
擦をなくすことができる。
パッド加圧部が、定盤の平坦面とほぼ平行な回転軸を有
するローラーよりなり、研磨パッドの第2の領域に圧接
されて定盤の運動に伴って回転する場合には、ローラー
は円筒状であることが好ましい。また、この場合には、
定盤の平面運動は直線運動であることが好ましい。
パッド加圧部が、定盤の平坦面とほぼ平行な回転軸を有
するローラーよりなる場合には、ローラーは同軸に配置
された複数のローラー部材よりなることが好ましい。
パッド加圧部が、定盤の平坦面とほぼ平行な回転軸を有
するローラーよりなり、研磨パッドの第2の領域に圧接
されて定盤の運動に伴って回転する場合には、第2の領
域は第1の領域よりも広いことが好ましい。
パッド加圧部が、定盤の平坦面とほぼ平行な回転軸を有
するローラーよりなる場合には、ローラーは、研磨パッ
ドにおける研磨パッドと半導体基板とが接する時間が相
対的に少ない領域の近傍を押圧することが好ましい。
磨パッドの押圧時間の差を低減できる。
面運動をする平坦面を有する定盤の平坦面上に載置され
た弾性を有する研磨パッドの上に研磨剤を供給する研磨
剤供給工程と、半導体基板を研磨パッドの円形状の第1
の領域に押圧しながら半導体基板を研磨する基板研磨工
程と、研磨パッドの第2の領域を押圧して第2の領域を
弾性変形させるパッド押圧工程とを備えている。
パッド加圧部が研磨パッドを押圧して研磨パッドを弾性
変形させることができ、パッド加圧部により弾性変形さ
せられた研磨パッドは緩やかに回復するので、研磨時に
半導体基板により加圧される際の研磨パッドの変形量は
少ない。
ッド押圧工程において研磨パッドの第2の領域を押圧す
る圧力は、基板研磨工程において研磨パッドの第1の領
域を押圧する圧力と同等以上であることが好ましい。
領域、特に半導体基板の周辺部と接する領域も十分に加
圧されるので、研磨パッドにおける半導体基板と接する
全領域がほぼ均一に弾性変形した状態になる。
平面運動は回転運動であることが好ましい。
半導体基板の研磨装置及び研磨方法について図面を参照
しながら説明する。
装置を説明する概略構成図であって、図1において、1
は平坦な表面を持つ剛体よりなる基板保持部1aと前記
基板保持部1aの下面から垂直下方に延びる回転軸1b
と前記回転軸1bを回転させる図示しない回転手段とを
有する定盤であって、前記定盤1の基板保持部1aの表
面には弾性を有する研磨パッド2が貼着されている。定
盤1における中心部から周縁部にかける円形状の第1の
領域の上方には、半導体基板3を保持して回転する基板
保持ヘッド4が設けられており、前記基板保持ヘッド4
により半導体基板3は回転しながら定盤1上の研磨パッ
ド2の第1の領域に圧接される。研磨剤5は、研磨剤供
給管6から所定量づつ研磨パッド2上に滴下され、研磨
パッド2と半導体基板3との間に供給される。
ける中心部から周縁部にかける第2の領域の上方には、
研磨パッド2の第2の領域を加圧するパッド加圧手段7
が設けられており、前記パッド加圧手段7は、パッド加
圧部としての円盤状のパッド加圧板8Aと前記パッド加
圧板8Aを保持する回転軸9とからなる。
作について説明する。
磨剤5を回転する研磨パッド2上に定量的に滴下する。
このようにすると、研磨剤5は定盤1の回転により拡散
されて研磨パッド2の全面に広がる。
ッド4、及びパッド加圧手段7をそれぞれ回転しながら
下降させて、半導体基板3及びパッド加圧板8Aをそれ
ぞれ研磨パッド2に圧接する。
ド2の第1の領域はパッド加圧板8Aに押圧され弾性変
形して所定量だけ窪む。定盤1が回転しているので、研
磨パッド2における所定量だけ窪んだ第1の領域は次の
瞬間には回復しながら半導体基板3に達する。
ウレタン系の研磨パッド2は、加圧されたときの弾性変
形速度に比べて、回復速度は非常に緩やかであるため、
ある程度の高速(例えば、30rpm以上)で定盤1を
回転させれば、研磨パッド2におけるパッド加圧板8A
により圧縮された領域が半導体基板3に達する時点で
も、研磨パッド2の弾性変形は余り回復していないの
で、半導体基板3に接して前記半導体基板3により加圧
されても、変形量は殆ど変わらず、研磨パッド2におけ
るパッド加圧板8Aにより圧縮された第2の領域は変形
した状態で半導体基板3と摺接する。
パッド2が半導体基板3に達した時点で、研磨パッド2
の変形量を研磨時の圧力(=半導体基板3からの圧力)
による変形量とほぼ等しくすることにより、研磨パッド
2は半導体基板3から圧力を受けても変形量は殆ど変化
しない。
ッド加圧板8Aの平面形状及び研磨パッド2に対する位
置を示している。円盤状のパッド加圧板8Aの中心は半
導体基板3の中心と研磨パッド2の同一半径の円上にあ
り、パッド加圧板8Aの直径は半導体基板3の直径より
も十分に大きい。
用いて研磨パッド2を加圧すると、研磨パッド2が半導
体基板3に到達する時点においては、研磨パッド2にお
ける半導体基板3と接する全領域が弾性変形からの回復
途上にあり、研磨パッド2における半導体基板3と接す
る全領域が弾性変形した状態であるので、半導体基板3
に対して均一な研磨を行なうことができる。
圧板8Aを用いて半導体基板3による研磨圧力と同等又
はそれ以上の圧力により研磨パッド2を加圧すると、研
磨パッド2における半導体基板3の周辺部と接する領域
も十分に加圧され、研磨パッド2における半導体基板3
と接する全領域がほぼ均一に弾性変形した状態になり、
研磨パッド2における半導体基板3の周辺部と接する領
域も十分に加圧されるため、研磨パッド2における半導
体基板3と接する全領域がほぼ均一に弾性変形した状態
になり、研磨パッド2における半導体基板3に接するの
面は平坦になる。このため、研磨パッド2は半導体基板
3に対して均一な圧力で研磨するので、半導体基板3を
均一性良く研磨することができる。
加圧板8Aを回転させてもよいし、回転させなくてもよ
い。パッド加圧板8Aを回転させる場合には、図1に示
すように、定盤1(研磨パッド2)と同方向に回転させ
てもよいし、図2(a)に示すように、定盤1(研磨パ
ッド2)と反対方向に回転させてもよい。パッド加圧板
8Aを定盤1と反対方向に回転させると、研磨パッド2
の上に供給された研磨剤5は、研磨パッド2の回転に伴
う遠心力により研磨パッド2の外側に向かうが、外側に
向かう途中においてパッド加圧板8Aに当たった後、パ
ッド加圧板8Aの回転に伴って研磨パッド2の中心側に
戻され、半導体基板3の研磨に再度利用される。このた
め、研磨剤5の使用量の低減を図ることができる。
加圧板8Bの形状を示している。第2の実施形態におい
ては、パッド加圧板8Bは円環状であって、パッド加圧
板8Bの中心は半導体基板3の中心と研磨パッド2の同
一半径の円上にあり、パッド加圧板8Bの内径は半導体
基板3の直径よりも若干大きい。
圧板8Bを用いて、研磨パッド2を半導体基板3による
研磨圧力と同等又はそれ以上の圧力により加圧すると、
研磨パッド2における半導体基板3の周辺部と接する領
域は半導体基板3の中心部と接する領域よりも多く加圧
されるため、研磨パッド2が受けるパッド加圧板8Bに
よる加圧量と半導体基板3による加圧量との合計は研磨
パッド2の各領域において大差がなくなり、研磨パッド
2における半導体基板3と接する全領域がほぼ均一に弾
性変形した状態になるので、半導体基板3に対してより
均一な研磨を行なうことができる。
8Bを回転させてもよいし、回転させなくてもよい。パ
ッド加圧板8Bを回転させる場合には、定盤1(研磨パ
ッド2)と同方向に回転させてもよいし、図2(b)に
示すように、定盤1(研磨パッド2)と反対方向に回転
させてもよい。パッド加圧板8Bを定盤1と反対方向に
回転させると、第1の実施形態と同様、研磨パッド2の
上に供給された研磨剤5は、研磨パッド2の外側に向か
う途中においてパッド加圧板8Bに当たって、パッド加
圧板8Bの回転に伴って研磨パッド2の中心部側に戻さ
れ、半導体基板3の研磨に再度利用される。
加圧板8Cの形状を示している。第3の実施形態におい
ては、図2(c)の実線で示すように、パッド加圧板8
Cは、一点鎖線で示す中心線に対して線対象な扇形状で
あって、パッド加圧板8Cの扇形の中心は研磨パッド2
の中心と一致している。
圧板8Cを用いて、研磨パッド2を半導体基板3による
研磨圧力と同等又はそれ以上の圧力により加圧すると、
研磨パッド2における半径方向の各点を通る各円弧の領
域がパッド加圧板8Cにより加圧される時間が等しくな
るので、研磨パッド2における半径方向の各点を通る各
円弧の領域におけるパッド加圧板8Cによる変形量は等
しくなる。このため、半導体基板3に達したときの研磨
パッド2の変形量を半導体基板3による変形量とほぼ等
しくできるので、研磨中での研磨パッド2の変形は起こ
らず、半導体基板3に対してより均一な研磨を行なうこ
とができる。
(c)の実線で示すように、一点鎖線で示す中心線に対
して線対象でもよいが、扇型の2つの側辺のうち研磨パ
ッド2の回転に伴って研磨剤5が当たる方の側辺を、図
2(c)の破線に示すように、扇型の半径方向に対して
外側が内側よりも研磨パッド2の回転方向の後方側に位
置する形状にしてもよい。このようにすると、研磨パッ
ド2の上に供給された研磨剤5は、研磨パッド2の回転
に伴う遠心力により研磨パッド2の外側に向かうが、外
側に向かう途中においてパッド加圧板8Cの側辺に当た
った後、研磨パッド2の中心側に戻され、半導体基板3
の研磨に再度利用される。
加圧板8Dの形状を示している。第4の実施形態におい
ては、パッド加圧板8Dは第3の実施形態の扇形状から
半導体基板3の円形状を切り取った形状である。
圧板8Dを用いて、研磨パッド2を半導体基板3による
研磨圧力と同等又はそれ以上の圧力により加圧すると、
研磨パッド2における半径方向の各点を通る各円弧の領
域が受けるパッド加圧板8Dによる加圧量と半導体基板
3による加圧量との合計が等しくなるので、研磨パッド
2における半導体基板3と接する全領域がほぼ均一に弾
性変形した状態になるので、半導体基板3に対してより
均一な研磨を行なうことができる。
(d)の実線で示すように、一点鎖線で示す中心線に対
して線対象でもよいが、扇型の2つの側辺のうち研磨パ
ッド2の回転に伴って研磨剤5が当たる方の側辺を、図
2(d)の破線に示すように、扇型の半径方向に対して
外側が内側よりも研磨パッド2の回転方向の後方側に位
置する形状にしてもよい。このようにすると、研磨パッ
ド2の上に供給された研磨剤5は、研磨パッド2の回転
に伴う遠心力により研磨パッド2の外側に向かうが、外
側に向かう途中においてパッド加圧板8Dの側辺に当た
った後、研磨パッド2の中心側に戻され、半導体基板3
の研磨に再度利用される。
加圧板8Eの形状を示している。第5の実施形態におい
ては、パッド加圧板8Eは、研磨パッド2よりも若干小
さい径の円形から半導体基板3よりも若干大きい径の円
形を切り取った形状である。
圧板8Eを用いて、研磨パッド2を半導体基板3による
研磨圧力と同等の圧力により加圧すると、研磨パッド2
は全面に亘って研磨圧力により加圧されていることにな
り、研磨パッド2の全面が常に一定の変形を保持した状
態であるので、半導体基板3に対してより一層均一な研
磨を行なうことができる。
ド加圧手段7の断面構造を示している。
円形の板状体10が取り付けられており、板状体10と
パッド加圧板8とは上下方向に容易に変形できるフレキ
シブル部材11により連結されている。板状体10、フ
レキシブル部材11及びパッド加圧板8によって形成さ
れる密封空間12内には液体又は気体が充填されてい
る。
8の面積が大きくても、パッド加圧板8は研磨パッド2
を均一に加圧することができるので、半導体基板3に対
して均一に研磨することができる。
板8の下面には多数の凹状溝13が設けられている。こ
のようにすると、第5の実施形態のように、パッド加圧
板8と研磨パッド2との接触面積が大きい場合でも、研
磨剤5を凹状溝13を通って研磨パッド2の表面に供給
することにより、研磨パッド2の表面には常に新しい研
磨剤5が供給されるため、研磨パッド2の上には常に研
磨剤5が存在することになる。これにより、半導体基板
3に対する研磨によって劣化した研磨剤5を更新するこ
とができ、研磨パッド2の上にパッド加圧板8が設けら
れていても安定した研磨を達成できる。
加圧板における研磨パッド2に接する面は平坦に形成さ
れており、パッド加圧板が研磨パッド2の表面を荒らす
ことはない。
ないが、パッド加圧板を樹脂により形成すると、パッド
加圧板が研磨剤により侵されないので、安定した稼働を
行なうことができる。
ド加圧板の面圧力は、半導体基板3の研磨時の圧力と同
等又はそれ以上であると説明したが、半導体基板3の研
磨時の圧力より小さくても本発明の効果が期待できる。
する定盤1を用いる場合について説明を行なったが、定
盤1が往復直線運動や円運動等の運動を行う場合でも効
果は同じである。
装置を説明する概略斜視図であって、図4において、第
1の実施形態とほぼ同様に、1は平坦な表面を持つ剛体
よりなる基板保持部1aと前記基板保持部1aの下面か
ら垂直下方に延びる回転軸1bと前記回転軸1bを回転
させる図示しない回転手段とを有する定盤であって、前
記定盤1の基板保持部1aの表面には弾性を有する研磨
パッド2が貼着されている。定盤1における中心部から
周縁部にかける円形状の第1の領域の上方には、半導体
基板3を保持して回転する基板保持ヘッド4が設けられ
ており、前記基板保持ヘッド4により半導体基板3は回
転しながら定盤1上の研磨パッド2の第1の領域に圧接
される。研磨剤5は、研磨剤供給管6から所定量づつ研
磨パッド2上に滴下され、研磨パッド2と半導体基板3
との間に供給される。
ける中心部から周縁部にかける第2の領域の上方には、
研磨パッド2の第2の領域を加圧するパッド加圧手段1
4が設けられており、前記パッド加圧手段14は、パッ
ド加圧部としての円錐台状のパッド加圧ローラー15A
と前記パッド加圧ローラー15Aを保持する回転軸16
とからなる。
面の各部位における半径の比は、研磨パッド2における
パッド加圧ローラー15Aの横断面の各部位が接する部
位の回転中心からの距離の比に等しい。
作について説明する。
磨剤5を回転する研磨パッド2上に定量的に滴下する。
このようにすると、研磨剤5は定盤1の回転により拡散
されて研磨パッド2の全面に広がる。
ッド4、及びパッド加圧手段14をそれぞれ回転しなが
ら下降させて、半導体基板3及びパッド加圧ローラー1
5Aをそれぞれ研磨パッド2に圧接する。
ー15Aにより研磨パッド2を押圧し、弾性変形させる
様子を説明するための概略断面図である。
おいては、半導体基板3の中央部に接する領域の方が多
く弾性変形するため凹部2aが形成される。この状態で
パッド加圧ローラー15Aにより研磨パッド2を押圧す
ると、研磨パッド2の凸部2bがパッド加圧ローラー1
5Aによって強く圧縮されるため、図7(b)に示すよ
うに、研磨パッド2の第1の領域はパッド加圧ローラー
15Aに押圧されて弾性変形して所定量だけ窪み平坦に
なる。
における所定量だけ窪み平坦になった第1の領域は次の
瞬間には回復しながら半導体基板3に達する。
ウレタン系の研磨パッド2は、加圧されたときの弾性変
形速度に比べて、回復速度は非常に緩やかであるため、
ある程度の高速(例えば、30rpm以上)で定盤1を
回転させれば、研磨パッド2におけるパッド加圧ローラ
ー15Aにより圧縮された領域が半導体基板3に達する
時点でも、研磨パッド2の弾性変形は余り回復していな
いので、半導体基板3に接して前記半導体基板3により
加圧されても、変形量は殆ど変わらず、研磨パッド2に
おけるパッド加圧ローラー15Aにより圧縮された第2
の領域は変形した状態で半導体基板3と摺接する。
した研磨パッド2が半導体基板3に達した時点で、研磨
パッド2の変形量を研磨時の圧力(=半導体基板3から
の圧力)による変形量とほぼ等しくすることにより、研
磨パッド2は半導体基板3から圧力を受けても変形量は
殆ど変化しない。
ッド加圧ローラー15Aの研磨パッド2に対する位置を
示している。パッド加圧ローラー15Aの研磨パッド2
と接する領域の長さは半導体基板3の直径よりも十分に
大きい。
15Aを用いて研磨パッド2を加圧すると、研磨パッド
2が半導体基板3に到達する時点においては、研磨パッ
ド2における半導体基板3と接する全領域が弾性変形か
らの回復途上にあり、研磨パッド2における半導体基板
3と接する全領域が弾性変形した状態であるので、半導
体基板3に対して均一な研磨を行なうことができる。
圧ローラー15Aを用いて半導体基板3による研磨圧力
と同等又はそれ以上の圧力により研磨パッド2を加圧す
ると、研磨パッド2における半導体基板3の周辺部と接
する領域も十分に加圧され、研磨パッド2における半導
体基板3と接する全領域がほぼ均一に弾性変形した状態
になり、研磨パッド2における半導体基板3の周辺部と
接する領域も十分に加圧されるため、研磨パッド2にお
ける半導体基板3と接する全領域がほぼ均一に弾性変形
した状態になり、研磨パッド2における半導体基板3に
接する第1の領域は平坦になる。このため、研磨パッド
2は半導体基板3に対して均一な圧力で研磨するので、
半導体基板3を均一性良く研磨することができる。
パッド加圧ローラー15Aを円錐台とし、その断面の各
部位における半径の比を、各部位が接する研磨パッド2
の回転中心からの距離の比に等しくすることにより、パ
ッド加圧ローラー15Aの研磨パッド2との接触面にお
いては、パッド加圧ローラー15Aは定盤1の回転速度
と一致した回転を得ることができるため、パッド加圧ロ
ーラー15Aと研磨パッド2との接触面においては摩擦
が生じない。よって、パッド加圧ローラー15Aを用い
ることにより、摩擦熱が発生しないと共にパッド加圧ロ
ーラー15Aが研磨されることがないため、研磨剤の温
度上昇及びパッド加圧ローラー15Aの変形を回避でき
るので、安定した研磨を実現することができる。
加圧ローラー15Bの形状を示すための概略斜視図であ
る。第8の実施形態においては、パッド加圧ローラー1
5Bは複数個の円錐台状のローラー部材により構成され
ており、各ローラー部材の半径の比は、研磨パッド2に
おける各ローラー部材が接する部位の回転中心からの距
離の比に等しい。
15Bを用いて、研磨パッド2を半導体基板3による研
磨圧力と同等又はそれ以上の圧力により加圧すると、研
磨パッド2における半導体基板3と接する第1の領域
は、ほぼ均一に弾性変形した状態になるので、半導体基
板3に対してより均一な研磨を行なうことができる。
ド2における各ローラー部材が接する部位の回転中心か
らの半径と多少異なっていても、各ローラー部材が独立
して回転するために、各ローラー部材が研磨パッド2と
摺接する各位置に適した回転が可能になるので、第7の
実施形態に比べて一層摩擦を低減でき、より安定した研
磨を実現できる。
加圧ローラー15Cの形状を示すための概略斜視図であ
る。第9の実施形態においては、パッド加圧ローラー1
5Cは複数例えば4つの円錐台状のローラー部材により
構成されており、各ローラー部材の半径の比は、研磨パ
ッド2における各ローラ部材が接する部位の回転中心か
らの距離の比に等しい。また、例えば4つのローラー部
材は2つづつ間隔をおいて配置され、研磨パッド2にお
ける半導体基板3の周縁部近傍と接する領域の近傍を押
圧するような位置に設置されている。
15Cを用いて、研磨パッド2を半導体基板3による研
磨圧力と同等又はそれ以上の圧力により加圧すると、研
磨パッド2における半導体基板3の周縁部に接する領域
のみが加圧される。パッド加圧ローラー15Cの圧力を
調整して、半導体基板3に達したときの半導体基板3の
周縁部に接する研磨パッド2の領域の変形量が、半導体
基板3の中心部付近に接する研磨パッド2の領域の変形
量よりも多くなるようにしておくことにより、第1の領
域において研磨パッド2の変形によって生じる研磨圧力
の差を低減できるので、半導体基板3に対してより均一
な研磨を行なうことができる。
ラー15Cは、両端部に2個づつのローラー部材を有し
ているが、各端部に配置するローラー部材の数は1個で
も3個以上でもよい。また、外側のローラー部材と内側
のローラー部材との間に間隔を設けているが、間隔を設
けなくてもよい。
ド加圧ローラー15Dの形状を示すための概略斜視図で
ある。第10の実施形態においては、パッド加圧ローラ
ー15Dは円筒状であって、定盤1が一方向の直線運動
を行なう場合を示している。
ー15Dを用いて、研磨パッド2を半導体基板3による
研磨圧力と同等又はそれ以上の圧力により加圧すると、
研磨パッド2における半導体基板3と接する第1の領域
は、ほぼ均一に弾性変形した状態になるので、半導体基
板3に対してより均一な研磨を行なうことができる。
1が回転運動をする場合、定盤1の回転中心からの半径
によって速度が異なり、外周部で速度が速くて中心部で
は速度が遅い。一体に形成されたパッド加圧ローラー1
5Dを用いると、パッド加圧ローラー15Dは一定の回
転をするので、研磨パッド2との接触抵抗の差により研
磨パッド2とパッド加圧ローラー15Dとの接触面にお
ける相対速度が異なるために多少の摩擦が生じてしま
う。
定盤1が直線運動をする場合、定盤1とパッド加圧ロー
ラー15Dとの接触面においては相対速度が同じになる
ため、パッド加圧ローラー15Dを用いることによっ
て、摩擦熱が発生しなくなると共にパッド加圧ローラー
15Dが研磨されることがなくなるので、研磨剤の温度
上昇及びパッド加圧ローラー15Dの変形を回避でき、
これにより、安定した研磨を実現することができる。ま
た、円筒状のパッド加圧ローラー15Dは製作が容易で
あるという利点もある。
線運動は一方向のみの場合について説明したが、定盤1
が往復の直線運動をする場合であっても同様の効果が得
られる。定盤1が往復の直線運動をする場合には、研磨
パッド2における半導体基板3が接する第1の領域の両
端部にパッド加圧ローラー15Dを設けることがより好
ましい。
ド加圧ローラー15Eの形状を示すための概略斜視図で
ある。第11の実施形態においては、パッド加圧ローラ
ー15Eは同軸に配置された複数の円盤状のローラー部
材により構成されている。
ー15Eを用いて、研磨パッド2を半導体基板3による
研磨圧力と同等又はそれ以上の圧力により加圧すると、
研磨パッド2における半導体基板3と接する第1の領域
は、ほぼ均一に弾性変形した状態になるので、半導体基
板3に対してより均一な研磨を行なうことができる。
いても、各ローラー部材が独立して回転するため各ロー
ラー部材に適した回転が可能であるので、第10の実施
形態に比べて摩擦を一層低減でき、これにより、より安
定した研磨を実現できる。
各ローラー部材が独立して回転するため、研磨パッド2
の回転中心からの距離が異なっていても、各ローラー部
材の回転速度は研磨パッド2における各ローラー部材が
接する部位の速度とほぼ同じになるので、第10の実施
形態に比べて、摩擦を低減できるので、安定な研磨を得
ることが可能である。
方向の直線運動をする場合について説明しているが、定
盤1が往復の直線運動をする場合であっても同様の効果
が得られる。定盤1が往復の直線運動をする場合には、
研磨パッド2における半導体基板3が接する第1の領域
の両端にパッド加圧ローラー15Eを設けることがより
好ましい。
ド加圧ローラー15Fの形状を示すための概略斜視図で
ある。第12の実施形態においては、パッド加圧ローラ
ー15Fは同軸に配置された複数の円盤状のローラー部
材により構成されており、複数のローラー部材は、研磨
パッド2における半導体基板3の周縁部近傍と接する領
域を押圧する位置に設置されている。具体的には、パッ
ド加圧ローラー15Fは両端部に2個づつ配置された4
つのローラー部材によって構成されている。
ー15Fを用いて、研磨パッド2を半導体基板3による
研磨圧力と同等又はそれ以上の圧力により加圧すると、
研磨パッド2における半導体基板3の周縁部と接する第
1の領域のみが加圧される。パッド加圧ローラー15F
の圧力を調整して、研磨パッド2における半導体基板3
に達したときの半導体基板3の外周部と接する領域の変
形量が、研磨パッド2における半導体基板3の中心部付
近と接する領域の変形量よりも多くなるようにしておく
と、研磨中における研磨パッド2の変形量の差を低減で
きるので、半導体基板3に対してより均一な研磨を行な
うことができる。
ても直線運動をする場合であっても、各円盤は各円盤が
接する研磨パッド2の速度と等しい回転をすることがで
きるので、摩擦を生じない安定した研磨を達成すること
ができる。
ローラー15Fが、両端に2個づつ配置されたローラー
部材よりなる構成を示しているが、両端にそれぞれ1個
づつ又は3個以上のローラー部材が配置された構成でも
同様である。また、両端部のローラー部材同士の間に間
隔が設けられているが、間隔が設けられていなくてもよ
い。さらに、本実施形態においては、定盤1が一方向の
直線運動をする場合について説明しているが、定盤1が
往復の直線運動をする場合であっても同様の効果が得ら
れる。定盤1が往復の直線運動をする場合には、研磨パ
ッド2における半導体基板3が接する第1の領域の両端
にパッド加圧ローラー15Fを設けることがより好まし
い。
A〜15Fが研磨パッド2に接する面は平坦であるの
で、研磨パッド2の表面を荒らすことはない。
A〜15Fを樹脂により形成すると、研磨液によりパッ
ド加圧ローラー15A〜15Fが侵されることなく安定
した稼働を行なうことができる。
A〜15Fの面圧力は、半導体基板3の研磨時の圧力と
同等又はそれ以上であると説明したが、研磨時の圧力の
1/2以上であれば本発明の効果が期待できる。
と、パッド加圧部により弾性変形させられた研磨パッド
は緩やかに回復するため、半導体基板に達した際にも完
全に回復しておらず、研磨時に半導体基板により加圧さ
れる際の研磨パッドの弾性変形量が少なく、研磨パッド
に生じる厚さの差が少ないので、研磨パッドの平坦性が
維持される。このため、研磨時に半導体基板が研磨パッ
ドから受ける圧力が半導体基板の全面に亘ってほぼ均一
になるので、均一性に優れた研磨を実現できる。
パッド加圧部が平滑な押圧面を有していると、研磨パッ
ドがパッド加圧部により押圧されても損傷しないので、
半導体基板が研磨パッドにより損傷する事態を回避でき
る。
パッド加圧部が樹脂により形成されていると、研磨剤に
侵され難いので、安定した稼働を行なうことができる。
パッド加圧部の押圧面が円形状であると、パッド加圧部
の作成が容易である。
パッド加圧部の押圧面が円環状であると、研磨パッドが
受けるパッド加圧部による加圧量と半導体基板による加
圧量との合計は研磨パッドの各領域において大差がなく
なるため、研磨パッドにおける半導体基板と接する全領
域がほぼ均一に弾性変形した状態になるので、半導体基
板に対してより均一な研磨を行なうことができる。
パッド加圧部が円形状又は円環状の押圧面を有してお
り、定盤の平面運動は回転運動であり、パッド加圧部の
押圧面の中心と第1の領域の中心とは定盤の回転運動の
回転中心を中心とする同心円上に位置していると、研磨
パッドの平坦性が一層維持されるため、研磨時に半導体
基板が研磨パッドから受ける圧力が基板面の全面に亘っ
てより均一になるので、一層均一性に優れた研磨を実現
できる。
パッド加圧部が円形状又は円環状の押圧面を有してお
り、定盤の平面運動は回転運動であり、パッド加圧部の
押圧面の中心と第1の領域の中心とは定盤の回転運動の
回転中心を中心とする同心円上に位置している場合にお
いて、パッド加圧部の押圧面の直径が第1の領域の直径
よりも大きいと、研磨パッドが半導体基板により押圧さ
れる領域は、パッド加圧部により確実に押圧されている
ため、半導体基板に対してより一層均一な研磨を行なう
ことができる。
定盤の平面運動は回転運動であり、パッド加圧部は定盤
の回転運動の回転中心から外側へ向かうにつれて広がる
台形状の押圧面を有していると、研磨パッドがパッド加
圧部により弾性変形される変形量はほぼ均一になるの
で、半導体基板に対してより均一な研磨を行なうことが
できる。
第2の領域は、研磨パッドの研磨面における第1の領域
を除くほぼすべての領域であると、研磨パッドは、半導
体基板とパッド加圧部とによって全面に亘って常に加圧
されているため、研磨パッドの全面が常に一定の弾性変
形を保持しているので、半導体基板に対してより一層均
一な研磨を行なうことができる。
パッド加圧部の押圧面に、研磨剤を研磨パッドの研磨面
に供給する凹状溝が形成されていると、研磨パッドの研
磨面におけるパッド加圧部の押圧面と接している領域に
も、凹状溝から新しい研磨剤を供給できるので、研磨パ
ッド上の残っている基板の研磨により劣化した研磨剤を
更新することができる。
パッド加圧部が、定盤の平坦面とほぼ平行な回転軸を有
するローラーよりなり、研磨パッドの第2の領域に圧接
されて定盤の運動に伴って回転すると、パッド加圧部は
定盤の回転に伴って回転しながら研磨パッドを押圧でき
るため、ローラーが研磨パッドを押圧する際の摩擦を低
減できるので、より安定した研磨を行なうことができ
る。
パッド加圧部が、定盤の平坦面とほぼ平行な回転軸を有
するローラーよりなり、研磨パッドの第2の領域に圧接
されて定盤の運動に伴って回転し、定盤の平面運動は回
転運動であり、ローラーがローラーの横断面の各部位の
半径の比が研磨パッドにおけるローラーの横断面の各部
位が接する部位の回転中心からの距離の比に等しい円錐
台状であると、定盤の回転とローラーの回転とが一致す
るため、ローラーが研磨パッドを押圧する際に摩擦が発
生しない。
パッド加圧部が、定盤の平坦面とほぼ平行な回転軸を有
する円筒状のローラーよりなると、パッド加圧部が円筒
状であるので、パッド加圧部の製作が容易である。
パッド加圧部が、定盤の平坦面とほぼ平行な回転軸を有
するローラーであり、該ローラーが複数のローラー部材
よりなると、研磨パッドにおけるローラーの各部位が接
する部分の速度が異なっても、摩擦の発生を低減できる
ので、より安定した研磨を行なうことができる。
と、本発明の半導体基板の研磨装置と同様に、研磨パッ
ドの平坦性が維持されため、研磨時に半導体基板が研磨
パッドから受ける圧力が半導体基板の全面に亘って均一
になるので、均一性に優れた研磨を実現できる。
ッド押圧工程において研磨パッドの第2の領域を押圧す
る圧力が、基板研磨工程において研磨パッドの第1の領
域を押圧する圧力と同等以上であると、研磨パッドにお
ける半導体基板と接する全領域がほぼ均一に弾性変形し
た状態になるため、研磨パッドにおける半導体基板に接
する面が確実に平坦になり、研磨パッドは半導体基板に
対して均一な圧力で研磨するので、より均一な研磨を実
現できる。
磨装置の概略斜視図である。
板の研磨装置におけるパッド加圧部の形状を示す平面図
である。
磨装置におけるパッド加圧手段の概略断面図である。
磨装置の概略斜視図である。
板の研磨装置におけるパッド加圧部の形状を示す概略斜
視図である。
体基板の研磨装置におけるパッド加圧部の形状を示す概
略斜視図である。
磨装置におけるパッド加圧ローラーにより研磨パッドを
押圧して弾性変形させる様子を説明するための概略断面
図である。
図である。
いて、研磨パッドが半導体基板に接して圧力を受けてい
る時間が異なることを説明する平面図である。
問題点を説明するための研磨パッドの概略断面図であ
る。
面図である。
ッド加圧ローラー 16 回転軸 21 定盤 21a 基板保持部 21b 回転軸 22 研磨パッド 23 半導体基板 24 基板保持ヘッド 25 研磨剤 26 研磨剤供給管 31 定盤 32 研磨パッド 33 半導体基板 34 基板保持ヘッド 35 ヘッド本体 36 弾性体 37 密封空間 38 気体供給路
Claims (17)
- 【請求項1】 平面運動をする平坦面を有する定盤と、
前記定盤の前記平坦面上に載置された弾性を有する研磨
パッドと、研磨すべき半導体基板を保持して前記半導体
基板を前記研磨パッドの円形状の第1の領域に回転させ
ながら押圧する基板保持手段と、前記研磨パッドの上に
研磨剤を供給する研磨剤供給手段と、円形状の押圧面を
持っており前記研磨パッドの第2の領域を押圧して前記
研磨パッドを弾性変形させるパッド加圧部を有するパッ
ド加圧手段とを備えていることを特徴とする半導体基板
の研磨装置。 - 【請求項2】 平面運動をする平坦面を有する定盤と、
前記定盤の前記平坦面上に載置された弾性を有する研磨
パッドと、研磨すべき半導体基板を保持して前記半導体
基板を前記研磨パッドの円形状の第1の領域に回転させ
ながら押圧する基板保持手段と、前記研磨パッドの上に
研磨剤を供給する研磨剤供給手段と、円環状の押圧面を
持っており前記研磨パッドの第2の領域を押圧して前記
研磨パッドを弾性変形させるパッド加圧部を有するパッ
ド加圧手段とを備えていることを特徴とする半導体基板
の研磨装置。 - 【請求項3】 前記平面運動は回転運動であることを特
徴とする請求項1又は2に記載の半導体基板の研磨装
置。 - 【請求項4】 前記パッド加圧部は平滑な押圧面を有し
ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体
基板の研磨装置。 - 【請求項5】 前記パッド加圧部は樹脂により形成され
ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体
基板の研磨装置。 - 【請求項6】 前記平面運動は回転運動であり、前記パ
ッド加圧部の押圧面の中心と前記第1の領域の中心とは
前記定盤の回転運動の回転中心を中心とする同心円上に
位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導
体基板の研磨装置。 - 【請求項7】 前記パッド加圧部の押圧面の直径は前記
第1の領域の直径よりも大きいことを特徴とする請求項
6に記載の半導体基板の研磨装置。 - 【請求項8】 回転運動をする平坦面を有する定盤と、
前記定盤の前記平坦面上に載置された弾性を有する研磨
パッドと、研磨すべき半導体基板を保持して 前記半導体
基板を前記研磨パッドの円形状の第1の領域に回転させ
ながら押圧する基板保持手段と、前記研磨パッドの上に
研磨剤を供給する研磨剤供給手段と、前記定盤の回転運
動の回転中心から外側へ向かうにつれて広がる台形状の
押圧面を持っており、前記研磨パッドの第2の領域を押
圧して前記研磨パッドを弾性変形させるパッド加圧部を
有するパッド加圧手段とを備えていることを特徴とする
半導体基板の研磨装置。 - 【請求項9】 平面運動をする平坦面を有する定盤と、
前記定盤の前記平坦面上に載置された弾性を有する研磨
パッドと、研磨すべき半導体基板を保持して前記半導体
基板を前記研磨パッドの円形状の第1の領域に回転させ
ながら押圧する基板保持手段と、前記研磨パッドの上に
研磨剤を供給する研磨剤供給手段と、前記研磨パッドの
第2の領域を押圧して前記研磨パッドを弾性変形させる
パッド加圧部を有するパッド加圧手段とを備えており、 前記パッド加圧部の押圧面には、前記研磨剤を前記研磨
パッドの研磨面に供給する凹状溝が形成されていること
を特徴とする半導体基板の研磨装置。 - 【請求項10】 平面運動をする平坦面を有する定盤
と、前記定盤の前記平坦面上に載置された弾性を有する
研磨パッドと、研磨すべき半導体基板を保持して前記半
導体基板を前記研磨パッドの円形状の第1の領域に回転
させながら押圧する基板保持手段と、前記研磨パッドの
上に研磨剤を供給する研磨剤供給手段と、前記研磨パッ
ドの第2の領域を押圧して前記研磨パッドを弾性変形さ
せるパッド加圧部を有するパッド加圧手段とを備えてお
り、 前記パッド加圧部は、前記定盤の前記平坦面とほぼ平行
な回転軸を有するローラーよりなり、前記研磨パッドの
第2の領域に圧接されて前記定盤の運動に伴って回転す
ることを特徴とする半導体基板の研磨装置。 - 【請求項11】 前記平面運動は回転運動であり、前記
ローラーは、前記ローラーの横断面の各部位の半径の比
が前記研磨パッドにおける前記ローラーの横断面の各部
位が接する部位の回転中心からの距離の比に等しい円錐
台状であることを特徴とする請求項10に記載の半導体
基板の研磨装置。 - 【請求項12】 前記ローラーは円筒状であることを特
徴とする請求項10に記載の半導体基板の研磨装置。 - 【請求項13】 前記平面運動は直線運動であることを
特徴とする請求項12に記載の半導体基板の研磨装置。 - 【請求項14】 前記ローラーは同軸に配置された複数
のローラー部材よりなることを特徴とする請求項11〜
13のいずれか1項に記載の半導体基板の研磨装置。 - 【請求項15】 前記第2の領域は前記第1の領域より
も広いことを特徴とする請求項10に記載の半導体基板
の研磨装置。 - 【請求項16】 前記ローラーは、前記研磨パッドにお
ける前記研磨パッドと前記半導体基板とが接する時間が
相対的に少ない領域の近傍を押圧することを特徴とする
請求項11〜13のいずれか1項に記載の半導体基板の
研磨装置。 - 【請求項17】 回転運動をする平坦面を有する定盤の
前記平坦面上に載置された弾性を有する研磨パッドの上
に研磨剤を供給しつつ、半導体基板を前記研磨パッドの
円形状の第1の領域に押圧しながら前記半導体基板を研
磨すると共に、前記研磨パッドの第2の領域を押圧して
前記第2の領域を弾性変形させる研磨工程を備え、 前記研磨工程は、前記第2の領域が押圧されて弾性変形
した後に回復しながら前記半導体基板に達した時の前記
研磨パッドの変形量と、前記半導体基板を研磨する際に
前記第1の領域が前記半導体基板から押圧されることに
より変形する前記研磨パッドの変形量とがほぼ等しくな
るような圧力で前記第2の領域を押圧することを特徴と
する半導体基板の研磨方法。
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-
1996
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