JP3100851U - 装飾体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装飾上の面白さの向上を図った装飾体を提供する。
【解決手段】 表示面1を有した本体2を備えた装飾体Tにおいて、表示面1に刺繍が施されたシート状の複数の装飾単体Sを付設するとともに、複数の装飾単体Sとして、刺繍模様が互いに全て異なる装飾単体Sを用い、複数の装飾単体Sを行列状に付設し、複数の装飾単体Sを夫々同面積の矩形状に形成し、装飾単体Sを、布で形成された台布20に糸で刺繍を施した「刺し子」で構成し、台布20の外周を内側に折曲し、折曲した折曲部を表装布22に縫合し、表装布22を本体2の表示面1に貼着し、表装布22を、表示面1より小さい相似形状に形成し、表装布22の周囲に表示面1が露出するように表装布22を表示面1に貼着した。
【選択図】 図1

Description

本考案は、屏風や掛け軸等の表示面を有した装飾体に関する。
従来、この種の装飾体には、例えば、特開平3−184582号公報に記載された屏風が知られている。
図10に示すように、この従来の屏風としての装飾体100は、表裏に表示面101,102を有した矩形板状の本体103を備えている。この本体103は複数に分割されており、この分割した分割体103aは、折り畳み自在となるようにヒンジ結合されている。各分割体103aの内部には、平板状の発泡スチロールからなる内装材104を有し、内装材104の両面に紙製の下張105が貼られている。表の表示面101には金色の紙製の上張106が貼られている。裏の表示面102には更に菱形状の模様が多数印刷された紙製の上張107が貼られている。符号108は本体103の外周に設けられたプラスチック製の枠体,109は枠体108に設けられた金属製の飾り部材である。
特開平3−184582号公報
ところで、従来の装飾体100においては、表の表示面101には、金色の紙製の上張106が貼着されているが、一色なので装飾上の面白味に欠け、また、裏の表示面102には菱形状の模様が多数印刷されているが、単純な模様の羅列なので、この裏の表示面102においても、装飾上の面白味に欠けるという問題があった。
本考案は上記の問題点に鑑みて為されたもので、装飾上の面白さの向上を図った装飾体を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本考案の技術的手段は、表示面を有した本体を備えた装飾体において、上記表示面に刺繍が施されたシート状の複数の装飾単体を付設するとともに、該複数の装飾単体として、刺繍模様が異なる装飾単体を用いた構成としている。
これにより、装飾体の表示面には、刺繍模様のデザインが異なる複数の装飾単体が設けられるので、装飾上の面白味が増加させられる。また、刺繍模様のデザインが異なる複数の装飾単体が設けられているので、たくさんの装飾単体を一度に見ることができ、刺繍模様の標本として機能させることができる。
また、必要に応じ、上記複数の装飾単体として、刺繍模様が、互いに全て異なる装飾単体を用いた構成としている。刺繍模様が、互いに全て異なっているので、より一層装飾上の面白味が増加させられる。
そして、必要に応じ、上記複数の装飾単体を行列状に付設した構成としている。これにより、整然としたデザインとされる。
更に、必要に応じ、上記複数の装飾単体を夫々同面積の矩形状に形成した構成としている。これにより、整然としたデザインとされる。
更にまた、必要に応じ、上記装飾単体を、布で形成された台布に糸で刺繍を施した「刺し子」で構成している。面白味のある装飾体が作成される。また、「刺し子」の標本として機能させることができる。この際、刺繍模様を「高田刺し子」にした場合には、「高田刺し子」は種類が多いので、これらを一度に見ることができる標本として有用になる。
また、必要に応じ、上記台布の外周を内側に折曲し、該折曲した折曲部を表装布に縫合し、該表装布を上記本体の表示面に貼着した構成としている。表示面に装飾単体をのり等の接着剤で貼着し、更に表示面の裏からすくい縫いで縫合したので、より確実に貼着される。
そして、必要に応じ、上記表装布を、上記表示面より小さい相似形状に形成し、該表装布の周囲に表示面が露出するように該表装布を表示面に貼着した構成としている。
これにより、また、表装布が縁取りされるようになり、そのため、装飾単体がより際立って見えることから、見やすくすることができる。
本考案の装飾体によれば、装飾体の表示面には、刺繍模様のデザインが異なる複数の装飾単体が設けられるので、装飾上の面白味を増加させることができる。また、刺繍模様のデザインが異なる複数の装飾単体が設けられるので、たくさんの装飾単体を一度に見ることができ、刺繍模様の標本として機能させることができる。特に、装飾単体を、布で形成された台布に糸で刺繍を施した「刺し子」で構成すれば、見やすく、面白味があり、一度にたくさんの「刺し子」の刺繍模様を見ることができる標本機能を有した装飾体を提供できる。
以下、添付図面に基づいて、本考案の実施の形態に係る装飾体について詳細に説明する。
図1には、本考案の実施の形態に係る装飾体Tを示す。この装飾体Tは、屏風であり、表裏に表示面1を有した板状の本体2を備えている。
図1乃至図4に示すように、本体2は、矩形状の複数の分割体2aに分割されている。分割体2aは、実施の形態では、6枚用意され、六曲の屏風を構成する。
この各分割体2aは、角型の木材で矩形状に組んで形成された外枠3と、外枠3の内側に外枠3よりも細い木材を組んで形成された格子状の補強材4とからなる骨組体5を備えている。骨組体5は、木材に限らずプラスチック等でも作ることができる。
この骨組体5の表面5aと裏面5bには、布や紙製等の下張6が貼付されている。これらの分割体2aにおいて、互いに隣接する分割体2aの長辺同士は、図3及び図4に示すように、各分割体2aが交互に折れ曲がり方向を異ならせて折り畳み可能になるように、ヒンジ7を構成する帯状のテープ8で夫々を繋ぎ合わされている。
更に、本体2においては、繋ぎ合わされた分割体2aの下張6及びテープ8の上から、布や紙製等の上張9が貼付されている。上張9の貼り付け方は、分割体2a毎に分割して張り付けるのではなく、連続して分割体2aの表面とヒンジ7を一枚の上張9で貼り付ける。
また、図2に示すように、本体2の外縁11には断面コ字状の縁部材12が嵌合されており、本体2は縁取りされている。縁部材12は、木材や金属あるいは布など適宜の材料で形成される。尚、縁部材12を嵌めた後、縁部材12の角部等に飾り金具を取り付けても良い。外観がより美しくなり、縁部材12の強度をより上げることができる。
また、本考案の実施の形態に係る装飾体Tにおいて、表の表示面1には、刺繍が施されたシート状の複数の装飾単体Sが付設されている。複数の装飾単体Sとしては、刺繍模様eが異なる装飾単体Sが用いられる。特に、複数の装飾単体Sとして、刺繍模様eが互いに全て異なる装飾単体Sが用いられている。
また、複数の装飾単体Sは、夫々同面積の矩形状に形成されており、表示面1に行列状に付設されている。実施の形態では、図1に示すように、1つの分割体2a当たり、9行3列に付設されている。
詳しくは、装飾単体Sは、布で形成された台布20に糸で刺繍を施した「刺し子」で構成されている。実施の形態では、岩手県陸前高田市に古くからある伝統的な「高田刺し子」で構成されている。「高田刺し子」は、昔貴重品であった木綿の着物や、薄い布地を複数重ねて刺繍を施すことで布地を破れにくく丈夫にする目的と、刺繍を施して布地を厚くすることにより防寒性を向上させる目的で使用された。昔の生活が苦しい中、布を縫い合わせたものが、装飾的要素を備えたという歴史がある。この高田刺し子の模様は種類が多く、その刺繍模様eとしては、例えば、図5(a)(b)(c)に示すように、種々のパターンがあり、実施の形態では、162種(3行×9列×六曲)用いた。各分割体2aに、27種ずつ付設した。
また、図6乃至図9に示すように、各装飾単体Sにおいては、台布20の外周が内側に折曲されており、この折曲した折曲部21が表装布22に縫合され、そして、この表装布22が本体2の表示面1に貼着されている。表装布22は、表示面1より小さい相似形状に形成されており、表装布22の周囲に表示面1が露出するように表装布22は表示面1に貼着されている。
より詳しくは、装飾単体Sの並べ方は、表装布22に複数の装飾単体Sを行列状に配置している。実施の形態の場合は、図1に示すように、一曲に正方形の装飾単体Sを横方向に3枚ずつ9行行列状に配置している。また、この場合、3行×3列のグループ,2行×3列のグループ,4行×3列のグループ,長方形の装飾単体Sに、グループ同士分けて配置している。
このように配置した装飾単体Sを、のり等の接着剤23で貼り、図7に示すように、更に装飾単体Sの折曲部21を裏から縫い目が目立たないように、すくい縫い24をして表装布22に縫合する。複数の装飾単体Sが縫合された表装布22を、本体2の表示面1に貼着する。
この装飾体Tの制作においては、複数の装飾単体Sが夫々同面積の矩形状に形成されているので、折曲部21の形成や表示面1への配置が容易となっている。
また、台布20の外周を内側に折曲し、折曲した折曲部21を表装布22に縫合し、表装布22を本体2の表示面1に貼着しているので、より確実に貼着できる。
従って、この実施の形態に係る装飾体Tを用いるときは、図1に示すように、表示面1を開いて部屋等に立て掛ける。
この装飾体Tにあっては、装飾体Tの表示面1には、刺繍模様eのデザインが異なる複数の装飾単体Sが設けられているので、装飾上の面白味が増加させられる。また、刺繍模様eが、互いに全て異なっているので、より一層装飾上の面白味が増加させられる。更に、装飾単体Sは行列状に付設されているので、整然としたデザインとなる。また、表装布22は、表示面1と表示面1より小さい相似形状に形成され、表装布22の周囲に表示面1が露出するように表示面1に貼着されているので、表装布22が縁取りされるようになり、そのため、装飾単体Sがより際立って見えることから、見やすくすることができる。
また、表示面1には、刺繍模様eのデザインが異なる複数の装飾単体Sが設けられているので、標本として機能させることができる。実施の形態では、各装飾体Tは、162種類の刺繍模様eが存在する高田刺し子を一度に見ることができる標本として機能する。この場合、装飾単体Sは行列状に付設されているので、整然としており、より見やすい標本となっている。また、表装布22は、装飾単体Sをより際立たせて装飾しているので、より見やすい標本とすることができる。
尚、装飾単体Sに施される刺繍模様eは、幾つかが同じ刺繍模様eであっても良いし、装飾単体Sを複数組み合わせて1つの大きな模様になるように刺繍を施すことも可能である。また、実施の形態では表の表示面1に装飾単体Sを貼着,縫合したが、裏の表示面1にも装飾単体Sを貼着,縫合しても良い。
尚また、上記実施の形態において、装飾体Tを六曲屏風としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、二曲屏風,四曲屏風,八曲屏風等として良い。そして、装飾体Tを屏風の他に、掛け軸,襖,額縁,写真立て等としても良い。
本考案の実施の形態に係る装飾体を示す正面図である。 本考案の実施の形態に係る装飾体の内部を示す部分切欠き斜視図である。 本考案の実施の形態に係る装飾体の部分断面図である。 本考案の実施の形態に係る装飾体の上張の貼着方法を示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る装飾単体の刺繍模様の一例を示す図である。 本考案の実施の形態に係る装飾単体の形成方法を示す図である。 本考案の実施の形態に係る装飾単体の折曲部の縫合状態を示す平面図である。 本考案の実施の形態に係る装飾体において装飾単体の取り付け状態を示す断面図である。 本考案の実施の形態に係る装飾体において装飾単体の取り付け状態を示す拡大断面図である。 従来の装飾体の一例を示す斜視図である。
符号の説明
T 装飾体
S 装飾単体
e 刺繍模様
1 表示面
2 本体
2a 分割体
3 外枠
4 補強材
5 骨組体
5a 表面
5b 裏面
6 下張
7 ヒンジ
8 テープ
9 上張
11 外縁
12 縁部材
20 台布
21 折曲部
22 表装布
23 接着剤
24 すくい縫い

Claims (8)

  1. 表示面を有した本体を備えた装飾体において、
    上記表示面に刺繍が施されたシート状の複数の装飾単体を付設するとともに、該複数の装飾単体として、刺繍模様が異なる装飾単体を用いたことを特徴とする装飾体。
  2. 上記複数の装飾単体として、刺繍模様が互いに全て異なる装飾単体を用いたことを特徴とする請求項1記載の装飾体。
  3. 上記複数の装飾単体を行列状に付設したことを特徴とする請求項1または2記載の装飾体。
  4. 上記複数の装飾単体を夫々同面積の矩形状に形成したことを特徴とする請求項1,2または3記載の装飾体。
  5. 上記装飾単体を、布で形成された台布に糸で刺繍を施した「刺し子」で構成したことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の装飾体。
  6. 上記台布の外周を内側に折曲し、該折曲した折曲部を表装布に縫合し、該表装布を上記本体の表示面に貼着したことを特徴とする請求項5記載の装飾体。
  7. 上記表装布を、上記表示面より小さい相似形状に形成し、該表装布の周囲に表示面が露出するように該表装布を表示面に貼着したことを特徴とする請求項6記載の装飾体。
  8. 表示面を有した本体を備えた装飾体において、
    上記表示面に刺繍が施されたシート状の複数の装飾単体を付設するとともに、該複数の装飾単体として、刺繍模様が互いに全て異なる装飾単体を用い、
    上記複数の装飾単体を行列状に付設し、
    上記複数の装飾単体を夫々同面積の矩形状に形成し、
    上記装飾単体を、布で形成された台布に糸で刺繍を施した「刺し子」で構成し、
    上記台布の外周を内側に折曲し、該折曲した折曲部を表装布に縫合し、該表装布を上記本体の表示面に貼着し、
    上記表装布を、上記表示面より小さい相似形状に形成し、該表装布の周囲に表示面が露出するように該表装布を表示面に貼着したことを特徴とする装飾体。
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