JP3100846B2 - 発光ダイオードアレイチップの実装方法、実装のための検査方法及びそれに用いる検査装置 - Google Patents

発光ダイオードアレイチップの実装方法、実装のための検査方法及びそれに用いる検査装置

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JP3100846B2 JP26418494A JP26418494A JP3100846B2 JP 3100846 B2 JP3100846 B2 JP 3100846B2 JP 26418494 A JP26418494 A JP 26418494A JP 26418494 A JP26418494 A JP 26418494A JP 3100846 B2 JP3100846 B2 JP 3100846B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発光ダイオードアレ
イチップの実装方法、実装のための検査方法及びそれを
用いる検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の発光ダイオードアレイチ
ップの実装構造は、特開平2−3354号に開示された
ものがある。図7を参照して、従来のLEDアレイチッ
プの実装方法の一例について説明する。
【0003】先ず、LEDの前処理によりウェーハ上に
LEDアレイチップを作製する。その後、ウェーハプロ
ービングによりLED素子の電気特性(例えば、順方向
電圧、逆方向電流)及び発光光量の検査を行う。
【0004】次に、ウェーハのダイシングを行ってLE
Dアレイチップに分割する(図7の(I)工程)。
【0005】その後、LEDアレイの電気特性及び発光
光量の検査での良品となったLEDアレイチップのみを
所定の個数だけ基板に実装する(図7の(II)工
程)。
【0006】一方、LED駆動素子の前処理によりウェ
ーハ上にLED駆動素子を作製する。その後、ウエーハ
プロービングによりLED駆動素子の電気特性(出力電
流)の検査を行う。その後、LED駆動素子を形成して
あるウエーハのダイシングを行って(図7の(III)
工程)、良品のLED駆動素子のみを所定の個数だけ基
板に実装する(図7の(IV)工程)。
【0007】このように、基板上にLEDアレイチップ
及びLED駆動素子を電気的に接続した状態(ここで
は、基板に、LEDアレイチップ及びLED駆動素子を
実装した構造のものを光プリントヘッドという。)の下
で、光プリントヘッドの発光光量及びオープン/ショー
トについて検査する(図7の(V)工程)。この検査に
より良品となったものは完成品となる(図7の(VI)
工程)。一方、不良品のものは廃棄するか、あるいは改
修可能なものについては不良箇所のLEDアレイチップ
の新しい部品と交換し、LEDアレイチップの再実装を
行う(図7の(VII)工程)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LEDアレイチップの実装方法では、基板上にLEDア
レイチップ及びLED駆動素子が多数実装されており、
従って、LEDの発光部は数千個にものぼる。このた
め、LED素子及びLED駆動素子の前処理レベルでプ
ロービングによる良否検査を行ったとはいえ、LEDア
レイチップとLED駆動素子との組合わせによってLE
Dアレイチップ毎の発光光量が変化してしまう。この理
由としては以下のことが考えられる。
【0009】LEDアレイチップとLED駆動素子と
を電気的に接続することにより接続部の抵抗にばらつき
があるため、発光光量が変化する。
【0010】LEDの光量、電流特性によるばらつき
があるため、発光光量が変化する。
【0011】従来の発光光量の検査では、基板にLED
アレイチップとLED駆動素子とを実装した最終状態の
検査において初めて良否がわかるものであり、したがっ
て、各素子を実装した後では、LEDアレイチップ又は
LED駆動素子のそれぞれの部品に欠陥があるのか、そ
れとも各部品を接続している接合不良によるのか判断す
るのが極めて難しいという問題がある。このため、光プ
リントヘッドの最終状態で発光光量の不良箇所を即座に
見つけることが難しかった。
【0012】また、その不良原因を検査するにしても、
まず、基板に実装されているLEDアレイチップとLE
D駆動素子との接続部分の欠陥部分を検査した後、各種
LEDアレイチップと基板との間の接続部分、あるいは
LED駆動素子と電極パターンとの間の接続部分のオー
プン/ショートを検査するといった手順を経なければな
らなかった。このため、光プリントヘッドを製作する上
での生産効率が悪く、また、最終段階での実装後の検査
不良によるLEDアレイチップやLED駆動素子の部品
交換、あるいはその後の基板への再実装という煩雑な実
装工程を必要としていた。
【0013】そこで、発光光量の不良原因を簡便な手法
で検出ができ、生産効率の高い発光ダイオードアレイチ
ップの実装方法が望まれていた。
【0014】また、光プリントヘッドの最終実装段階前
でのLEDアレイチップ及びLED駆動素子の接続部分
を含めた実装のための検査方法及びその検査装置が望ま
れていた。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、第1発明の発
光ダイオード(LED)アレイチップの実装方法では、
基板上にLEDアレイチップと、このLEDアレイチッ
プの各LED駆動用のLED駆動素子とを実装して光プ
リントヘッドを形成するための当該LEDアレイチップ
の実装方法において、(a)LEDアレイチップとLE
D駆動素子とを電気的に接続してLEDアレイチップ−
LED駆動素子の組立体を形成する工程と、(b)この
組立体の良否判定を行う検査工程と、(c)基板上に組
立体を実装する工程とを含んでいる。
【0016】また、第2発明の検査方法では、(a)複
数の発光ダイオード(LED)とこのLEDの各々と接
続された個別電極とこのLEDに共通の共通電極とを具
えるLEDアレイチップと、個別電極にそれぞれ個別に
接続される出力電極と複数の入力電極とを具えるLED
駆動素子に、個別電極及び出力電極を電気的に接続する
と同時にLEDアレイチップ及びLED駆動素子を固定
して、LEDアレイチップ−LED駆動素子の組立体を
形成する工程と、(b)入力電極と共通電極との間に電
圧を印加してLEDを発光させる工程とを含んでいる。
【0017】第3発明の検査装置では、複数の発光ダイ
オード(LED)とこのLEDの各々と接続された個別
電極とこのLEDに共通の共通電極とを具えるLEDア
レイチップと個別電極にそれぞれ個別に接続される出力
電極と複数の入力電極とを具えるLED駆動素子に、個
別電極及び出力電極を電気的に接続すると同時にLED
アレイチップ及びLED駆動素子を固定して形成された
LEDアレイチップ−LED駆動素子の組立体を搭載す
る静止可動自在のステージと、入力電極に電圧を印加す
るための第1触針と、共通電極を接地電位とするための
第2触針と、入力電極及び出力電極間に電圧を印加した
ときLEDからの光の光量を測定する光量検出部とを具
えている。
【0018】
【作用】この第1発明によれば、LEDアレイチップと
LED駆動素子とを基板に最終実装する前に、LEDア
レイチップとLED駆動素子とを電気的に接続してLE
Dアレイチップ−LED駆動素子の組立体を形成した状
態で良否判定の検査を行う。このため、LEDアレイチ
ップ及びLED駆動素子を電気的に接続した状態での発
光光量の測定ができる。このようにして良否判定の検査
を行って良品の組立体のみを基板に実装するので、最終
段階での光プリントヘッドの歩留率が向上する。また、
仮に、光プリントヘッドの段階での検査が不合格であっ
ても、組立体としての検査を完了しているので、LED
アレイチップと基板との間の接続箇所又はLED駆動素
子と電極パターンとの間の接続箇所のみを検査すれば良
く、不良箇所の発見が容易になる。したがって、従来に
比べ最終段階での光プリントヘッドの不良箇所が早期に
発見できるので、作業工程へのフィードバックが簡素化
される。
【0019】また、第2発明によれば、LEDアレイチ
ップ−LED駆動素子の組立体にはLEDアレイチップ
側に個々のLEDと接続された個別電極と、LEDに共
通の共通電極とを設けてある。一方、LED駆動素子側
に個別電極に接続された出力電極と複数の入力電極とを
設けてある。このため、入力電極と共通電極との間に電
圧を印加することによりLEDアレイチップに設けたL
EDを発光させ、この発光した光の光量を測定すること
ができる。したがって、LEDアレイチップ−LED駆
動素子の組立体の状態で発光光量の良否判定の検査を前
もって行うので、組立体を基板に実装した最終段階で
は、主に接続部分のオープン/ショートの不良の原因を
検査すれば良い。このため、不良箇所の発見が容易にな
る。
【0020】また、第3発明によれば、静止可動自在の
ステージと第1及び第2触針と光量検出部とを具えてい
る。このため、第1触針及び第2触針、及び光量検出部
が固定されているので、LEDアレイチップ−LED駆
動素子の組立体をステージに搭載し、ステージを可動さ
せることによりLEDの発光体の位置が常に一定にな
る。このため、再現性良く、安定した状態でLEDの発
光光量の検査ができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の発光ダイ
オード(LED)アレイチップの実装方法、実装のため
の検査方法及び実装に用いる検査装置について説明す
る。なお、図2〜図6は、この発明の構成が理解できる
程度に構成成分の形状、大きさ及び配置関係を概略的に
示してあるにすぎない。したがって、この発明は以下に
述べる実施例にのみに限定されるものではない。
【0022】この発明のLEDアレイチップの実装方法
について説明するのに先立ち、この発明に用いた光プリ
ントヘッドの構造を図6を参照して説明する。なお、こ
の光プリントヘッドの構造については、この発明に係る
発明者らにより開示されている特開平6−166210
号の構造と同一のものである。したがって、その要部構
造を簡単に説明する。
【0023】図6は、この発明に用いた光プリントヘッ
ドの構造を説明するための断面図である。
【0024】基板50として、例えば、段差を有する銅
張り積層板を用いる。この基板50の下段面には貫通孔
52が設けてある。また、この基板50の上面に電極パ
ターン56を設けてあり、一方、基板50の下面及び貫
通孔52の内壁には共通電極57を設けてある。ここで
は、貫通孔52に共通電極57を設けた状態の穴をスル
ホール58と称する。
【0025】LEDアレイチップ10は、基板の下段面
のスルホール58の部分に搭載されており、このアレイ
チップ10とスルホール58部分の共通電極57とは導
電ペースト層62を介して接続されている。
【0026】そして、LEDアレイチップの個別電極1
4と基板50の上段面に設けた電極パターン56上に
は、LED駆動素子18が橋絡されている。このLED
駆動素子18とLEDアレイチップ10との間及びLE
D駆動素子18と電極パターン56との間を異方導電接
着層24a及び24bにより接続してある。更に、基板
50の共通電極57のスルホール58を除いた面には保
護膜60が設けてある。
【0027】[LEDアレイチップの実装方法]次に、
図1、図2及び図6を参照して、LEDアレイチップの
実装方法(第1発明)について説明する。なお、図1
は、この発明のLEDアレイチップの実装工程を説明す
るためのフローチャート図であり、図2はLEDアレイ
チップ−LED駆動素子の組立体の構造を説明するため
の図である。
【0028】LEDの前処理工程として、既に説明した
従来の方法と同様にして、まず、ウエーハにLEDアレ
イを形成する。その後、ウェーハプロービングによりウ
エーハに形成されたLEDの発光光量及び電気特性の検
査を行う。続いて、ウェーハを所定の形状にダイシング
してLEDアレイチップ10を作製する(図1の(I)
工程)。
【0029】一方、LED駆動素子の前処理工程とし
て、既に説明した従来の方法と同様にしてウェーハにL
ED駆動素子18を形成する。ウエーハプロービングに
よりウエーハに形成されたLED駆動素子の電気特性の
検査を行った後、ウエーハのダイシングを行う(図1の
(II)工程)。
【0030】また、LEDアレイチップ10には、チッ
プの上側にLEDの発光部12とこの発光部12に隣接
させて個別電極14とを設けてあり、一方、チップの下
側には共通電極16が設けてある(図2参照)。
【0031】また、LED駆動素子18には、LED駆
動素子18の下側の面にのみ入力電極20と出力電極2
2とを個別に離間させて設けてある(図2参照)。この
ときの入力電極20と出力電極22とは、LEDアレイ
及びLED駆動素子の前処理段階で予め形成しておくの
が良い。
【0032】次に、LEDアレイチップ10とLED駆
動素子18とを電気的に接続してLEDアレイチップ−
LED駆動素子の組立体を形成する(図1の(III)
工程)。このときの組立体の形成方法について図2を参
照して説明する。
【0033】この組立体は、個別電極14及び出力電極
22を電気的に接続すると同時にLEDアレイチップ1
0及びLED駆動素子18を固定して形成する。この実
施例では、LEDアレイチップ10の上側に設けた個別
電極14の所要箇所に異方導電接着剤、例えばアニソル
ム(日立化成製、2025または5025)を配置す
る。
【0034】次に、この接着剤部分をLED駆動素子1
8の下側に設けた出力側電極22に圧着する。このよう
にして、異方導電接着層24aを用いて両者10及び1
8を電気的に接続するとともに、両者を互いに固定する
ことができる。なお、ここでは、個別電極14と出力電
極22との接続部に異方導電接着層24aを用いたが、
何ら異方導電接着層24aに限定されるものではなく、
周知の技術であるバンプを用いて接続しても良い。この
ようにして、LEDアレイチップ−LED駆動素子の組
立体を形成する。
【0035】次に、LEDアレイチップ−LED駆動素
子の組立体の良否判定を行う検査を行う(図1の(I
V)工程)。このときの検査を発光検査と称する。この
検査方法についての詳細は後述する。
【0036】次に、組立体19の検査での良品を選別し
て基板50上に実装する(図1の(V)工程)。このと
きの基板50として、既に図6を参照して説明した銅張
り積層板を用いる。この基板50のスルホール58の上
面に導電性ペースト、例えば銀入りエポキシ樹脂を用い
てスルホール58の上側に導電ペーストを塗っておく。
【0037】次に、LEDアレイチップ10側の共通電
極16を基板50にダイボンデングする。そのため、共
通電極16を導電性ペーストに載せる。この時、基板の
上段面に設けた電極パターン56上に異方導電接着剤を
塗布するか、あるいはシート状のものを配置する。続い
て、LED駆動素子18の入力電極20を異方導電接着
剤に固着した後、異方導電接着層24bを形成する(図
6参照)。この後、加熱を行い、導電ペーストを硬化さ
せて導電ペースト層62によってLEDアレイチップ1
0を固着し、LEDアレイチップの共通電極16とスル
ホール58の共通電極57とを接続する(図6)。
【0038】
【0039】このようにして、基板50にLEDアレイ
チップ−LED駆動素子の組立体19を実装した光プリ
ントヘッドが形成される(図1の(V)工程)。この工
程を基板実装工程と称する。
【0040】次に、この光プリントヘッドの発光光量及
びオープン/ショートを検査する(図1の(VI)工
程)。このときの検査方法は、LED駆動素子の入力側
電極とLEDアレイの共通電極との間に所定の信号と電
圧を印加してLEDの発光部を発光させ、その光の光量
を光量検出器によって検査する。
【0041】この検査で良品となった光プリントヘッド
を完成品とする(図1の(VII)工程)。
【0042】一方、仮に光プリントヘッドの検査で不良
となった場合、従来と工程と同様にして不良のLEDア
レイチップ−LED駆動素子の組立体を新しい素子に交
換して再度基板に実装する(図1の(VIII)工
程)。
【0043】上述した工程を経て基板に実装された光プ
リントヘッドは、発光ダイオード駆動素子の段階で一
度、発光光量及びオープン/ショートの検査を行ってい
るので、光プリントヘッドの検査段階での不良品の発生
は殆どなくなるものと考えられる。
【0044】[実装に用いる検査装置]次に、この発明
に用いる検査装置(第3発明)について説明する。な
お、図3〜図5は、実装に用いる検査装置を説明するた
めの図である。
【0045】この装置の第1実施例〜第3実施例に用い
る被測定試料としては、既に説明したLED素アレイチ
ップ−LED駆動素子の組立体を用いる。
【0046】図3は、この発明の第1実施例の検査装置
について説明するための図である。LEDアレイチップ
−LED駆動素子の組立体を搭載する静止可動自在のス
テージ30、複数の入力電極に所定の信号と電圧を印加
するための複数の第1触針34と、共通電極を接地電位
とするための第2触針36と、光の方向を変更するため
の光方向変更手段40とLEDからの光の光量を測定す
る光量検出部38とから構成されている。
【0047】ステージ30は、LEDアレイチップ−L
ED駆動素子の組立体を搭載するのための板である。こ
のステージ30の材料として、例えば透明ガラスや金属
板などを用いるのが良い。なお、ステージ30の一部に
は第1開口部31を設けてある。
【0048】また、このステージ30と対向し、離間さ
せてプローブカード32を設けてある。このプローブカ
ード32の所定の位置には、被測定試料の高さに合わせ
て2つの第1及び第2触針34及び36が設けてある。
なお、この触針の材料を例えばパラジウムとするのが好
適である。更に、このプローブカード32の一部には、
第2開口部42が設けてある。なお、このプローブカー
ドの材料として、プリント基板やガラスエポキシ基板な
どを用いるのが好適である。
【0049】ステージ30の第1開口部31の下側に
は、光方向変更手段40が設けてある。この光方向変更
手段40として、例えばプリズムを用いるのが良い。
【0050】プローブカード32の第2開口部42の上
側には、光量検出部38が設けてある。なお、この光量
検出部38として、例えばホトダイオード(S2281
−01(浜松ホトンクス社製)を用いるのが良い。
【0051】図4は、この発明の第2実施例の検査装置
について説明するための図である。LEDの発光部12
の位置が横方向にあるとき、光方向変更手段として、回
転自在な鏡41を用いる。第2実施例では、ステージ3
0の第1開口部は不要となる。その他の構成は、第1実
施例と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略す
る。
【0052】図5は、この発明の第3実施例の検査装置
について説明するための図である。この第3実施例で
は、光量検出部38をステージ30の第1開口部31の
下側に設けてある。また、この第3実施例では、光方向
変更手段及びプローブカードの第2開口部は必要ない。
その他の構成は、第1実施例と同様であるため、ここで
は詳細な説明は省略する。
【0053】上述したLEDアレイチップ−LED駆動
素子の組立体の検査装置は、所定の段差を有する第1及
び第2触針を用いてLEDアレイチップの共通電極とL
ED駆動素子の入力側電極に接触させることができるの
で、最終段階での光プリントヘッドの検査に近い状態で
の発光光量の測定ができる。また、LEDの発光部の位
置関係が常に一定にしているので、測定の再現性が良
く、ばらつきの少ない安定した検査を行うことができ
る。
【0054】[実装のための検査方法]次に、図3〜図
5を参照して実装のための検査方法(第2発明)につい
て説明する。第1実施例の装置を用いて、組立体を測定
する方法を図3を参照して説明する。
【0055】まず、LEDアレイチップ−LED駆動素
子の組立体19をステージ30上に搭載する。このと
き、LEDアレイチップ10の上側にある発光部12が
ステージ30の方向に向くように組立体19をセットす
る。これは丁度、図2の発光ダイオード素子19を逆さ
まにした状態でステージにセットされる状態になる。
【0056】次に、LED駆動素子の入力側電極20と
第1触針34とを接触させ、LEDアレイチップ10の
共通電極16と第2触針36とを接触させる。ここで
は、それぞれの第1及び第2触針34、36は、LED
アレイチップの共通電極16とLED駆動素子の入力側
電極20との間の段差hに合わせてそれぞれの第1及び
第2触針34及び36の高さを変えてある。
【0057】そして、LED駆動素子の入力側電極20
に接触している第1触針34に所定の信号と電圧を印加
し、共通電極16に接触している第2触針36に接地電
位(0V)を印加する。このようにして、LED駆動素
子の入力電極とLEDアレイの共通電極16との間に電
圧を印加することによりLEDの発光部12が発光し、
出射光がステージ30の第1開口部31を透過してプリ
ズム40に入射される。このプリズム40により光の方
向が変更されてプリズム40に入射した光の方向と丁度
逆の方向に光の方向が変更される。
【0058】この変更された光は、プローブカード32
の第2開口部42を通過して光量検出部38に達する。
このときの光の光量を光量検出部38で検出して発光光
量及びLEDアレイチップ及びLED駆動素子間の接続
部のオープン/ショート状態での光量及び接続部の良否
判定の検査を行うことができる。
【0059】次に、LEDアレイチップ−LED駆動素
子の組立体に設けてあるLEDの発光部がステージに対
して横方向を向いているときは、既に説明した第2実施
例の装置を用いる。
【0060】この装置は、ステージとプローブカードと
の間に回転自在な鏡41が取りつけてある。このため、
LEDから発光した光は鏡41により反射されてプロー
ブカードの第2開口部42を通過して光量検出部38に
達する。このときの光量を測定して良否判定を行う。そ
の他の検査方法については第1実施例と同様なので詳細
な説明は省略する。
【0061】第3実施例の検査装置を用いた場合、光方
向変更手段としてのプリズムや鏡は必要なくなる。この
装置は、光量検出部をステージ第1開口部31の下側に
設けてある。このため、LEDの発光部から発光した光
は第1開口部31を通過して直接光量検出部38に達す
る。このときの光を測定して光量及び接続部の良否判定
を行う。
【0062】上述した実装のための検査方法では、第1
触針及び第2触針を用いて入力電極と共通電極との間に
電圧を印加することによりLEDアレイチップに設けた
LEDを発光させることできる。したがって、LEDア
レイチップ−LED駆動素子の組立体の状態で発光光量
によって光量及び接続部の良否判定の検査が前もってで
きるため、組立体を基板に実装した最終段階での光プリ
ントヘッドの検査での歩留が良くなり生産効率を高める
ことができる。また、光プリントヘッドの検査で仮に不
良が検出された場合であっても、不良箇所の原因が予想
できるので、従来のような煩雑な検査を行わずに再実装
を行うことができるという利点がある。
【0063】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明では、基板にLEDアレイチップ及びLED駆動素
子などを実装して光プリントヘッド状態でのLEDの光
の発光光量の検査を行う前にLEDアレイチップ−LE
D駆動素子の組立体の状態で良否判定の検査を行うた
め、従来に比べて実装工程での不良素子の除去及び再実
装の工程が低減される。したがって、LEDアレイチッ
プの実装工程の際の生産効率が大幅に改善される。
【0064】また、LEDアレイチップ−LED駆動素
子の組立体の検査を行うときは、LED駆動素子側の入
力電極とLEDアレイチップ側の共通電極との間に電圧
を印加することによりLEDを発光させる。このとき、
LEDから発光された光の光量を検査することによりL
EDアレイチップ−LED駆動素子の組立体としての良
否判定の検査を行うことができる。
【0065】また、検査装置には、組立体を搭載する静
止可動自在なステージと、LED駆動素子の入力電極に
電圧を印加するための第1触針と、LEDアレイチップ
の共通電極に接地電位とするための第2触針と、LED
からの光の光量を測定する光量検出部とを具えている。
しかも、第1及び第2触針の位置や光量検出部の位置が
固定され、ステージを可動させることにより、入力電極
と第1触針との間の接触状態及び共通電極と第2触針と
の間の接触状態を常に一定に保持することができる。ま
た、ステージを可動させることによりLEDの発光部の
位置関係が常に一定になるので、LEDアレイチップ−
LED駆動素子の組立体での再現性の良い、安定した検
査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例によるLEDアレイチップの
実装方法を説明するために供するフローチャート図であ
る。
【図2】この発明のLEDアレイチップ−LED駆動素
子の組立体の構造を概略的に説明するために供する組立
体構成図である。
【図3】この発明の第1実施例の組立体の発光光量を測
定するための検査装置図である。
【図4】この発明の第2実施例の組立体の発光光量を測
定するための検査装置図である。
【図5】この発明の第3実施例の組立体の発光光量を測
定するための検査装置図である。
【図6】この発明の光プリントヘッドの構造を説明する
ために供する断面図である。
【図7】従来のLEDアレイチップの実装方法を説明す
るために供するフローチャート図である。
【符号の説明】
10:LEDアレイチップ 12:発光部 14:個別電極 16:共通電極 18:LED駆動素子 19:組立体 20:入力電極 22:出力電極 24a,24b:異方導電接着層 30:ステージ 31:第1開口部 32:プローブカード 34:第1触針 36:第2触針 38:光量検出部 40:光方向変更手段(プリズム) 41:鏡 42:第2開口部 50:基板 52:貫通孔 56:電極パターン 57:共通電極 58:スルホール 60:保護膜 62:導電ペースト層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北山 憂子 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−281976(JP,A) 特開 平5−4376(JP,A) 特開 昭59−9982(JP,A) 実開 昭63−176639(JP,U) 実開 昭54−18175(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 33/00 H01L 21/66 H04N 1/036

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に発光ダイオード(LED)アレ
    イチップと、該LEDアレイチップの各LED駆動用の
    LED駆動素子とを実装して光プリントヘッドを形成す
    るための当該LEDアレイチップの実装方法において、 (a)前記LEDアレイチップと前記LED駆動素子と
    を電気的に接続してLEDアレイチップ−LED駆動素
    子の組立体を形成する工程と、 (b)該組立体の良否判定を行う検査工程と、 (c)前記基板上に前記組立体を実装する工程とを含む
    ことを特徴とする発光ダイオードアレイチップの実装方
    法。
  2. 【請求項2】 (a)複数の発光ダイオード(LED)
    と該LEDの各々と接続された個別電極と該LEDに共
    通の共通電極とを具えるLEDアレイチップと、前記個
    別電極にそれぞれ個別に接続される出力電極と複数の入
    力電極とを具えるLED駆動素子に、前記個別電極及び
    前記出力電極を電気的に接続すると同時に前記LEDア
    レイチップ及び前記LED駆動素子を固定して、LED
    アレイチップ−LED駆動素子の組立体を形成する工程
    と、 (b)前記入力電極と前記共通電極との間に電圧を印加
    して前記LEDを発光させる工程とを含むことを特徴と
    する実装のための検査方法。
  3. 【請求項3】 請求項2の(b)工程後に前記LEDか
    ら発光された光の光量を検査する工程を含むことを特徴
    とする実装のための検査方法。
  4. 【請求項4】 複数の発光ダイオード(LED)と該L
    EDの各々と接続された個別電極と該LEDに共通の共
    通電極とを具えるLEDアレイチップと、 前記個別電極にそれぞれ個別に接続される出力電極と複
    数の入力電極とを具えるLED駆動素子に、前記個別電
    極及び前記出力電極を電気的に接続すると同時に前記L
    EDアレイチップ及び前記LED駆動素子を固定して形
    成されたLEDアレイチップ−LED駆動素子の組立体
    を搭載する静止可動自在のステージと、 前記入力電極に電圧を印加するための第1触針と、 前記共通電極を接地電位とするための第2触針と、 前記入力電極及び出力電極間に電圧を印加したとき前記
    LEDからの光の光量を測定する光量検出部とを具える
    ことを特徴とする実装に用いる検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の検査装置において、 前記LEDからの光の方向を変更するための光変更手段
    を具えることを特徴とする実装に用いる検査装置。
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