JP2000028678A - 光半導体チップ検査装置及び光半導体チップ検査方法 - Google Patents

光半導体チップ検査装置及び光半導体チップ検査方法

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JP2000028678A
JP2000028678A JP10197089A JP19708998A JP2000028678A JP 2000028678 A JP2000028678 A JP 2000028678A JP 10197089 A JP10197089 A JP 10197089A JP 19708998 A JP19708998 A JP 19708998A JP 2000028678 A JP2000028678 A JP 2000028678A
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semiconductor chip
optical semiconductor
chip
signal
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Taisuke Miyazaki
泰典 宮崎
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波プローブを利用して、チップバーの状
態でチップの高速変調特性検査を行うことができる光半
導体チップ検査装置と検査方法、及び上記光半導体チッ
プ検査装置で検査される光半導体チップとその製造方法
を提供する。 【解決手段】 表面が導体で形成されかつ同一平面上に
ない互いに平行な第1の面23と第2の面24aとを有
するバー設置部3aを用い、第1の面23に光半導体チ
ップ61の接地電極27bが接しかつ光半導体チップ6
1の信号用電極27aが形成された面と第2の面24a
が略同一平面に位置するように光半導体チップ61を載
置し、高周波プローブの信号用導体ラインを信号用電極
27aに接続して、チップバー60の状態で光半導体チ
ップの高速変調特性検査を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光半導体チップ検
査装置と光半導体チップ検査方法、高速変調特性の検査
に適した光半導体チップとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光半導体チップにおいて製造過
程で、静特性及び高速変周波特性が行われる。
【0003】以下、図面13、14を参照して、半導体
チップの特性検査について、レーザダイオードチップの
特性検査を例にして説明する。表面に信号用電極、裏面
に接地用電極を備えているレーザダイオード2041が
バー状態に連なってなるレーザダイオードチップバー2
001の静特性検査する際には、最初図13(a)で示
すように、チップバー2001をバー吸着装置2023
のバー吸着面2003に載置する。上記バー吸着面20
03にはバー吸着孔2025が設けられていて、真空ポ
ンプ接続口2026を介して接続された真空ポンプ(図
示せず)によって、チップバー2001を真空吸着す
る。次に図13(b)、(c)で示すように、チップ2
041の信号電極に1導体ラインのDCプローブ202
8を接触させつつ、接地側線2030を介して接地用電
極を接地させて、検査信号をチップ2041に入力し、
該検査信号に対するチップ2041からの応答信号によ
って、チップ2041の静特性検査を行う。
【0004】上記静特性評価後、図14に示すようにチ
ップバー2001から良品のダイオードチップ2041
aを分離して、専用のチップキャリア2042にセット
し、続いて、該チップ2042をワイヤ2044で抵抗
付きスリップライン2043に接続した状態で高速変調
特性を検査していた。
【0005】上記の検査工程によると、静特性検査と高
速変調特性検査の間には、チップを分離する工程が必要
でかつチップを一つ一つ別々に検査しなければならない
ので極めて効率が悪く、チップの検査工程を短縮化する
のに弊害になっていた。この弊害を解決するために、チ
ップバー状態でチップの高速変調特性を検査することが
望まれていた。
【0006】チップをバー状態で高速変調特性等の検査
を行うには、2つの導体ラインを有する高周波プローブ
を用いて、一方の導体ライン(以下信号用ラインとす
る)を信号用電極に、他方の導体ライン(接地用ライン
とする)を接地用電極に電気的に接続してダイオードチ
ップに高周波電流を注入する必要がある。また、安定し
た高周波信号を入力するには、上記接地用ラインと信号
用ライン間のインピーダンスを所定の値に保持する必要
がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、信号用
ラインと接地用ラインとの間隔は、高周波プローブが、
入力する周波数の範囲に応じて、例えば入力する信号の
周波数が5GHz以下の場合は1mm以下、入力する信
号の周波数が20GHz以下の場合で250μm以下と
いうように非常に狭いものになる。他方、前述のレーザ
チップは信号用電極が表面に、接地用電極が裏面に設け
られていて、さらに光半導体チップバーの平均的厚さが
約100μmであるので、20GHz程度の高周波特性
を検査する際には、高周波プローブの信号用ラインをチ
ップの信号用電極に接触させた場合、接地用ラインの位
置はチップの信号用電極付近となり、裏面に設けられた
接地用電極に接触させることは不可能であった。
【0008】さらに、実際に使用されている高周波プロ
ーブは先端がセラミックであり、信号用ラインと接地用
ラインとがセラミックで固定されているので、上記2つ
のラインが接触する接地電極と信号用電極とはほぼ同一
の高さに設けられているのが好ましく、許容される接地
電極と信号電極との段差はせいぜい25μmであるが、
現実的には、レーザチップの信号電極と接地用電極との
段差、即ちチップの厚みは上述したように約100μm
であるから、信号用ラインと接地用ラインとをそれぞれ
対応する電極に接触させようとすると、セラミック部が
破損するという問題点があった。
【0009】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、
(1)高周波プローブを利用して、チップバーの状態で
チップの高速変調特性検査を行うことができる光半導体
チップ検査装置と検査方法、及び(2)上記光半導体チ
ップ検査装置で検査される光半導体チップとその製造方
法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる光半導体
チップ検査装置は、信号用電極と接地用電極とを備えた
光半導体チップを、個々のチップに分割する前のバーの
状態で検査する光半導体チップ検査装置であって、上記
光半導体チップが複数個連なったチップバーを載置する
バー設置部と、上記信号用電極に接続される信号用導体
ラインと上記接地電極に接続される接地用導体ラインと
が所定の特性インピーダンスを構成するように形成され
たプローブ針を有し、チップバーの状態でチップの高速
変調特性検査を行うことができる高周波プローブとを備
えたことを特徴とする。
【0011】上記半導体チップ検査装置において、表裏
に電極を有する光半導体チップをチップバー状態で高速
変調特性検査ができるように、上記バー設置部は少なく
とも表面が導体で形成され、かつ同一平面上にない互い
に平行な第1と第2の面を有していて、上記第1の面に
上記半導体チップが載置されたときに上記第2の面は上
記半導体チップの上記信号用電極が形成された面と略同
一平面に位置するように形成され、上記接地用導体ライ
ンを上記第2の面にを接続し上記信号用導体ラインを上
記信号用電極に接続できるようにした。
【0012】また、応答光線の誤検出を防ぐために、上
記光半導体チップ検査装置は、上記バー設置部が上記第
1の面と上記第2の面との間に上光半導体チップのチッ
プ側面と対向する第3の面を有し、上記第3の面を上記
チップ側面と平行にならないように形成するのが好まし
い。
【0013】また、応答光線の誤検出を防ぐために、上
記光半導体チップ検査装置は、上記バー設置部が上記第
1の面と上記第2の面との間に上光半導体チップのチッ
プ側面と対向する第3の面を有し、上記第3の面に光吸
収体を設けてもよい。
【0014】また、上記信号用電極と上記接地用電極と
が同一平面に形成されている光半導体チップを高速変調
特性検査するために、上記光半導体チップの検査装置
は、上記信号用導体ラインを上記信号用電極に接続し、
上記接地用導体ラインを上記接地用電極に接続するもの
であってもよい。
【0015】さらに、上記信号用電極が第1の信号用電
極と第2の信号用電極とからなる光半導体チップの検査
をするために、上記光半導体チップ検査装置は、上記高
周波プローブを、第1の信号用導体ラインを備えている
第1の高周波プローブと第2の信号用導体ラインを備え
ている第2の高周波プローブとし、上記第1の信号用導
体ラインと上記第1の信号用電極に接続し、上記第2の
信号用導体ラインと上記第2の信号用電極に接続し、上
記接地用導体ラインを上記接地用電極に接続するもので
あってもよい。
【0016】本発明にかかる光半導体チップの検査方法
は、信号用電極と接地用電極とを備えた光半導体チップ
を、個々のチップに分割する前のバーの状態で検査する
光半導体チップ検査方法であって、上記光半導体チップ
が複数個連なったチップバーをバー設置部に載置し、上
記信号用電極に接続される信号用導体ラインと上記接地
電極に接続される接地用導体ラインとが所定の特性イン
ピーダンスを構成すように形成されたプローブ針を有
し、チップバーの状態でチップの高速変調特性検査を行
うことができる高周波プローブにより光半導体チップを
検査することを特徴とする。
【0017】また、上記光半導体チップの検査方法は、
表裏に電極を有する光半導体チップをチップバー状態で
高速変調特性検査ができるように、少なくとも表面が導
体で形成されかつ同一平面上にない互いに平行な第1と
第2の面を有する上記バー設置部を用い、上記第1の面
に上記半導体チップの接地電極が接しかつ上記光半導体
チップの上記信号用電極が形成された面と上記第2の面
が略同一平面に位置するように上記光半導体チップを載
置して、上記信号用導体ラインを上記信号用電極に接続
する。
【0018】さらに、高周波プローブを利用してチップ
バー状態で光半導体チップの高速変調特性検査が行える
ように、本発明にかかる光半導体チップは、半導体基板
に接して形成された第1の電極と、該半導体基板上に1
又は2以上の半導体層を介して形成されたコンタクト層
と、該コンタクト層に接して形成された第2の電極とを
備えた光半導体チップにおいて、上記第1の電極と上記
第2の電極とを略同一平面上に位置するようにしたこと
を特徴とする
【0019】またさらに、上記光半導体チップは、上記
第1電極及び上記第2の電極少なくとも一方を、2つの
独立した電極からなるものとしてもよい。
【0020】高周波プローブを利用してチップバー状態
で光半導体チップの高速変調特性検査を行うことができ
る本発明にかかる光半導体チップの製造方法は、半導体
基板に接して形成された第1の電極と、該半導体基板上
に1又は2以上の半導体層を介して形成されたコンタク
ト層と、該コンタクト層に接して形成された第2の電極
とを備えた光半導体チップの製造方法であって、上記半
導体基板上に上記半導体層を介して上記コンタクト層を
形成するコンタクト層形成工程と、上記コンタクト層の
所定位置をエッチングして上記半導体基板に達する凹部
を設ける凹部形成工程と、上記凹部の底部において上記
半導体基板表面を露出させる為の第1の開口部と上記コ
ンタクト層の表面の一部を露出させる為の第2の開口部
とを有する絶縁膜層形成工程と、上記凹部において上記
第1の開口部を介して上記半導体基板に接触しかつ上記
絶縁膜層を介して上記コンタクト層上に延在するように
上記第1の電極を形成し、上記第2の開口部を介して上
記コンタクト層に接触する第2の電極を形成する電極形
成工程とを含むことを特徴とする。
【0021】また、上記電極形成工程において、上記第
1の開口部、上記第2の開口部及び絶縁膜層を連続的に
覆う金属膜層を形成し、上記凹部と上記第2の開口部と
の間で上記金属膜層を一部除去することにより、上記第
1の電極と上記第2の電極を分離して形成してもよい。
【0022】さらに、上記光半導体チップの製造方法
は、上記電極形成工程において、電気的に分離された少
なくとも2つの上記第2の電極を形成してもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て、具体的に説明する。
【0024】最初に、図1を参照して、以下の実施の形
態1〜3で共通して用いられる半導体チップ検査装置5
0について説明する。ハウジング40で覆われている上
記半導体チップ検査装置50は、半導体チップをチップ
バー1の状態で検査するものである。上記半導体チップ
検査装置50は、第1高周波プローブ6、第2高周波プ
ローブ7、DCプローブ8、バー移動用xyz軸自動ス
テージ5を備えている。半導体チップの検査を行う際に
は、バー用トレイ22にセットされたチップバーをバー
転送装置21によって、xyz軸自動ステージ2に設け
られたバー吸着装置3の所定の位置にセットする。尚、
xyz軸自動ステージ2は、バー移動用xyz軸用自動
ステージ5上に温度コントローラー4を介して設けられ
ており、これにより、チップバー1の温度が精密に制御
される。
【0025】チップバー1が所定の位置に固定された
後、第1手動ステージ14で第1高周波プローブ6を、
第2手動ステージ15で第1高周波プローブ6を、第3
手動ステージ(図示せず)でDCプローブ8の針を操作
し、所望のチップの初期位置に設定する。この操作は、
ニードル監視カメラ9とモニター10を用いて、チップ
バー1を監視しながら行う。尚、チップ検査時に、チッ
プバー1に対してプローブを相対に移動する際には、x
yz軸自動ステージ2を用いる。
【0026】以上のようにチップバー1をセットした
後、同軸コネクタアダプタ12、同軸ケーブル11及び
第1の高周波プローブ6を介して、半導体チップに検査
信号を入力し、チップから応答信号として出力される変
調光線をセンシングヘッド(図示せず)で検出し、光フ
ァイバー及び光ファイバーアダプター13を介して出力
する。該検出信号を解析することでチップの検査を行う
ことができる。尚、第2の高周波プローブ7は終端抵抗
を有していて、これによって安定した検査信号の供給が
可能となり、また、DCプローブ8は、半導体レーザダ
イオード等に直流電圧を印加するために使用される。
【0027】ここで、上記検査装置50の自動操作及び
検出信号の解析、良否判定等は、パソコン17によって
行われ、必要に応じて、CRT16に表示される。
【0028】実施の形態1.次に、図2、3を参照し
て、本発明の実施の形態1にかかる半導体チップ検査装
置について説明する。実施の形態1のチップ検査装置
は、一般によく使用される、表面に信号電極27aが形
成され、裏面に接地用電極27bが形成された変調器付
きレーザダイオード61の特性を検査する為の検査装置
であって、チップ吸着装置(バー設置部)3aを備えて
いて、チップの特性を検査する際には、高周波プローブ
を一つ利用するものである。このこと以外は、上記図1
記載の半導体チップ検査装置と同様である。
【0029】上記検査装置は、バー状態に連なっている
チップバー60の状態で各レーザチップ61を検査す
る。また、チップ吸着装置3aの表面は、互いに平行で
段違いのバー吸着面23と外部電極面24aとからな
り、外部電極面24aは、チップ吸着面23から突出す
る外部電極部24に形成されている。詳細には、バー吸
着面23に対する外部電極面24aの高さ24dは、上
記チップバーの厚さ61dに等しく、またバー吸着面2
3と外部電極面24の表面には金メッキがされている。
【0030】さらに、図3(a)で示すように高周波プ
ローブ28は、信号用ライン29と接地用ライン30と
を備えている。詳細には、上記信号用ライン29と接地
用ライン39とは所定のライン間隔28dを隔ててい
て、プローブ28の先端のセラミック部28aで両ライ
ンは固定されていて、信号用ライン29と接地用ライン
30との間のインピーダンスは、一定に保持されてい
る。
【0031】従って、図3(a)、(b)に示すよう
に、半導体チップの信号用電極に高周波プローブ8の信
号用導体ライン29が接触し、かつ外部電極面24aに
高周波プローブ8の接地用導体ライン30が接触するよ
うに、高周波プローブ8を当てることにより、レーザチ
ップ61に検査用信号を入力できる。
【0032】以上のように構成されたチップ検査装置に
おいて、チップバー60の裏面がバー吸着面23に接す
るようにチップバー60をバー吸着面23に載置する
と、レーザチップの接地用電極27bと外部電極面24
aとを同電位にすることが可能で、しかも、信号用電極
27aと外部電極面24aとを同一平面で、かつ、表面
電極27aと外部電極面24aとの距離50dが、上記
ライン間隔28dよりも短くなるように、チップ61a
をバー吸着面24上に配置することができる。
【0033】尚、真空ポンプ接続口26を介して接続さ
れた真空ポンプ(図示せず)を作動させて、バー吸着孔
25にチップバー60は所定の位置に真空吸着させられ
る。
【0034】上述したようにチップバー60を所定の位
置に配置した後、図3(b)に示すように、所望のレー
ザチップの表面電極に信号用ライン29が接触し、外部
電極面24aに接地用ライン30が接触するように、高
周波プローブ28をレーザチップに接近させる。
【0035】こうすることで、レーザチップの接地用電
極27bは、外部電極面24aとバー吸着面23とを介
して、接地用ライン30に電気的に接続される。
【0036】他方、図4(a)で示すように、表面電極
27aと外部電極面24aとが、同一平面上になるよう
に、かつ表面電極27aと外部電極面24aとの距離5
0dが、上記ライン間隔28dよりも短くなるように、
チップ61aをバー吸着面24上に配置しているので、
信号用ライン29と接地用ライン30とを、上記同一面
でそれぞれ表面電極27aと外部電極面24aとに接触
させることができる。
【0037】上述したように、信号用ライン29と表面
電極27aとを電気的に接触させ、かつ接地用ライン3
0と接地用電極27bとを電気的に接触させて、検査用
電気信号を所望のレーザチップに入力し、該チップに応
答信号である変調光線70aを発振させ、該変調光線を
光検出部51で検出して、該変調信号を解析することで
上記レーザチップ60aの検査を行うことができる。
【0038】上記のように、外部電極部24をバー吸着
装置3bに設けることによって、信号用電極と接地用電
極とを実質的に同一平面になり、高周波プローブを用い
て半導体チップをチップバー状態で高速変調特性検査す
ることができる。
【0039】尚、この際、レーザチップ61aから出力
された光線が、外部電極部24の側面24bに反射し
て、戻り光線70bとして光検出部51の方向に進む
と、変調光線70aの検出に影響を与える場合がある。
【0040】上記の現象の原因は、外部電極部24の側
面24bが、チップの側面61bに平行であるためであ
る。
【0041】従って、側面24bをチップ側面61bと
非平行にすれば、戻り光線70bの問題が解決する。
【0042】以下、戻り光線低減手段について詳細に説
明する。図3(b)は、第1の戻り光線低減手段とし
て、外部電極24の側面に上向きの斜面31を形成し、
戻り光線70bを上方に導くものを示す。
【0043】図3(c)は、第2の戻り光線低減手段と
して、外部電極部24の側面に下向きの斜面32を形成
し、戻り光線70bを上方に導くものを示すものであ
る。第2の戻り光線低減手段は、上記第1の戻り光線低
減手段と比較して、信号用ライン29と接地用ライン3
0との間隔が短いプローブにも対応することができる。
【0044】同様にして、図3(d)は、第3の戻り光
線低減手段として外部電極部24の側面を粗面化するも
のを示し、図3(d)は、第4の戻り光線低減手段とし
て外部電極部24の側面に光吸収体34を設けたものを
示し、それぞれ、戻り光線の光検出部51への影響を低
減させるものである。
【0045】さらに、図4は、第5の戻り光線低減手段
として、外部電極部24の側面にチップバー1と平行な
横向きの傾斜面35を設けて、戻り光線の光検出部への
影響を低減させるものである。
【0046】上記のような、戻り光線低減手段を外部電
極部に設けることで、戻り光線を低減させ、光検出部に
おける応答信号の誤検出を防止することができる。
【0047】上記半導体チップ検査装置50は、発光半
導体チップであるレーザチップバーの検査に利用するも
のであるが、上記光検出部51を、検査光線を出力する
信号光線発振部と置換することで、表面に表面電極を、
裏面に接地用電極を備えているフォトダイオードチップ
がバー状態に連なっているフォトダイオードチップバー
の検査に利用することもできる。
【0048】詳細には、信号光線発振部から発振された
検査光線をフォトダイオードチップに入力し、該検査光
線に対する応答信号を高周波プローブに出力すること
で、フォトダイオードチップの検査を行う。
【0049】実施の形態2.次に、図6を参照して、本
発明の実施の形態2にかかる変調器付きレーザダイオー
ドチップ1050について説明する。上記レーザチップ
ダイオード1050は、第1の信号用電極1060aと
第1の接地用電極1061aからなる信号入力用電極対
1062c、第2の信号用電極1060bと第2の接地
用電極1061bからなる電流制御用電極対1062
b、及び第3の信号用電極1060cと第3の接地用電
極1061cからなるDC入力用電極対1062cを有
する。
【0050】詳細には、第1の信号用電極1060a、
第1の接地用電極1061a、第2の信号用電極106
0b、第2の接地用電極1061b、第3の信号用電極
1060c及び第3の接地用電極1061cは、全て同
一平面に形成されていて、第1の信号用電極1060a
と第1の接地用電極1061aとの間隔、第2の信号用
電極1060bと第2の接地用電極1061bとの間
隔、及び第3の信号用電極1060cと第3の接地用電
極1061cとの間隔は、所定の上記ライン間隔に等し
く、具体的には250μm以下であるのが好ましい。
【0051】また、第1の接地用電極1061a、第2
の接地用電極1061b及び第3の接地用電極1061
cは、半導体基板に接していて、第1の信号用電極10
60a、第1の信号用電極1060a、第2の信号用電
極1060b及び第3の信号用電極1060cは、上記
半導体基板上に形成されたp型InGaAsコンタクト
層に接している。
【0052】続いて、上記レーザチップダイオード10
50の第3の電極対1062cを形成する方法について
説明する。
【0053】まず、所定の方法でアンドープInP半導
体基板1051上に導波層1052を結晶成長させ、該
導波層1052を所望の幅にエッチングする。エッチン
グ後、該導波層1052上に、高抵抗InP電流ブロッ
ク層1053、n型InPホールトラップ層1054、
p型InPクラッド層1055、p型InGaAsコン
タクト層1056の順で各半導体層を、図7(a)で示
すように成長させる。
【0054】続いて、変調器部の容量を低減させるため
に、図7(b)に示すように、上記積層された半導体層
の所定の位置をエッチングして、アンドープ半導体基板
1051に達する凹部領域1057aとエッチングされ
ていないコンタクト層表面領域1057bとを形成す
る。
【0055】さらに、上記溝部領域1057aとコンタ
クト層表面領域1057bを連続的に覆うSiO2絶縁
膜層1058を成膜した後、図7(c)で示すように、
該SiO2絶縁膜層1058の一部分を除外して導波層
1052の直上部のp型InGaAsコンタクト層10
56aを露出させ、同時に凹部領域1057aの底をエ
ッチングして、アンドープ半導体基板1051aを露出
させる。
【0056】続いて、図8(a)で示すように、上記凹
部領域1057aとコンタクト層表面領域1057bを
連続的に覆うCr/Au電極層1059を形成する。さ
らに、Cr/Au電極層1059を形成後、該電極層1
059をパターニングすることで、図8(b)で示すよ
うに、p型InGaAsコンタクト層1056に接して
いる信号用電極1060cと、アンドープ半導体基板1
051aに接している接地用電極1061cとを同一平
面に形成する。
【0057】第1の信号用電極1060a、第1の接地
用電極1061a、第2の信号用電極1060b、第2
の接地用電極1061bは、同様の方法で形成される。
【0058】次に、上記レーザダイオードチップ105
0のように、同一平面内に二組の電極対1062aと1
062bとが形成された変調器付きレーザダイオードの
特性を検査する為の、半導体チップ検査装置について、
図9を参照して説明する。上記半導体チップ検査装置
は、以下に説明する吸着装置3を備えていて、チップの
高周波特性を検査する際には、二つの高周波プローブ
6、7を利用する。このこと以外は、上記図1記載の半
導体チップ検査装置と同様である。
【0059】詳細には、上記半導体チップ検査装置は、
バー吸着装置3の所定の位置にチップバー1を載置した
後、第1手動ステージ14で信号入力用高周波プローブ
(第1の高周波プローブ)6を操作し、第2手動ステー
ジ15で電流制御用高周波プローブ(第2の高周波プロ
ーブ)7を操作し、第3手動ステージ18でDCプロー
ブ8の針を操作し、所望のチップ1050aの対応する
電極に接触させ、上記3つのプローブから検査信号をチ
ップ1050aに入力する。検査信号に対する応答信号
としてチップ1aから出力される変調光線はセンシング
ヘッド19で検出され、光ファイバーを介して検出信号
を伝送される。該検出信号を解析することでチップ10
50aの検査を行うことができる。
【0060】尚、本実施の形態で用いるプローブは、上
記実施の形態1で用いたものと同様のものである。
【0061】次に、上記3つのプローブが所望のレーザ
ダイオードチップ1050aに接触する状態について説
明する。図10で示すように、信号入力用プローブ6
は、信号ライン6aを第1信号電極部1060aに、接
地用ライン6bを接地用電極1061aに接触させら
れ、同様に電流制御用高周波プローブ7は、信号針7a
を第1信号電極部1060bに、接地用針7bを第2の
接地用電極1061bに接触させられる。また、DCプ
ローブ8は、信号針8aを信号電極部1060cに、接
地用針8bを接地用電極1061cに接触させる。
【0062】実際にチップ1050aの高周波特性を測
定する際には、信号入力用プローブ6でレーザチップ1
050に信号電流を入力し、終端抵抗を有する電流制御
用高周波プローブ7によって安定した検査信号の供給が
可能になる。また、DCプローブ8は、半導体レーザダ
イオード等に直流電圧を印加するために使用される。こ
の際の等価回路を図10(b)に示す。
【0063】上記のように半導体チップの同一面内に信
号電極と接地電極を設けることによって、高周波プロー
ブを用いてチップバー状態でチップの高速変調特性検査
することができる。
【0064】実施の形態3.次に、図11を参照して、
本発明の実施の形態3にかかるフォトダイオードチップ
1070について説明する。上記フォトダイオードチッ
プ1070は、同一平面に形成された半導体基板に接し
ている接地用電極1061aと上記半導体基板上に形成
されたコンタクト層に接している信号用電極1060a
とからなる電極対1062aを備えている。また、上記
両電極の間隔は、所定の上記ライン間隔に等しく、具体
的には250μm以下であるのが好ましい。
【0065】上記フォトダイオードチップ1070の信
号用電極1060aと接地用電極1061aの製造方法
は、上記レーザチップダイオード1050の電極形成方
法と同様である。
【0066】次に、上記フォトダイオードチップ107
0のように、同一平面内に信号用電極1060aと接地
用電極1061aとが形成されたフォトダイオードの特
性を検査する為の、半導体チップ検査装置について図1
2を参照して説明する。上記半導体チップ検査装置は、
以下に説明する吸着装置3を備えていて、チップの高周
波特性を検査する際には、高周波プローブ6を利用する
ものであり、このこと以外は、上記図1記載の半導体チ
ップ検査装置と同様である。
【0067】上記バー検査装置50cによって、フォト
ダイオードチップ1070がバー形状に連なるチップバ
ーの検査を行うには、バー移動用ステージ5上のバー吸
着装置3の所定の位置にチップバー1bを固定し、第1
手動ステージ14で応答信号用高周波プローブ6を操作
し、応答信号用高周波プローブ6の信号用ラインを所望
のフォトダイオードチップ1070aの信号用電極に、
接地用ラインを該フォトダイオードチップ1070aの
接地用電極に接触させる。さらに、センシングヘッド2
3から検査信号光線をフォトダイオードチップに入力す
る。こうすることで、フォトダイオードチップ1070
aは応答信号光線を出力する。応答信号は信号用電極と
接地用電極とから応答信号用高周波プローブ6を介して
検出される。この応答信号を解析することでフォトダイ
オードチップの検査を行う。
【0068】上記のように半導体チップの同一面内に信
号電極と接地電極を設けることによって、高周波プロー
ブを用いてチップバー状態でチップの高速変調特性検査
することができる。
【0069】
【発明の効果】本発明の光半導体チップ検査装置は、上
記バー設置部と上記高周波プローブとを設けることによ
り、チップバー状態でチップの高速変調特性検査するこ
とができる。
【0070】本発明の光半導体チップ検査装置は、チッ
プ吸着装置にチップ吸着面から突出する外部電極部を設
けることで、表裏に電極を備えている光半導体チップを
チップバー状態で高速変調特性検査することができる。
【0071】本発明の光半導体チップ検査装置は、上記
外部電極部の側面を光半導体チップと非平行に形成する
ことで、戻り電流による応答光線の誤検出を防止するこ
とができる。
【0072】本発明の光半導体チップ検査装置は、上記
外部電極部の側面に光吸収体を形成することで、戻り電
流による応答光線の誤検出を防止することができる。
【0073】本発明の光半導体チップ検査装置は、高周
波プローブを用いることで、信号用電極と接地用電極と
が同一平面に形成されている光半導体チップの高速変調
特性検査をチップバー状態で行うことができる。
【0074】本発明の光半導体チップ検査装置は、2つ
の高周波プローブを用いることで、2つの信号用電極と
接地用電極とが同一平面に形成されている光半導体チッ
プの高速変調特性検査をチップバー状態で行うことがで
きる。
【0075】本発明の光半導体チップ検査方法は、高周
波プローブを用いることで、チップバー状態で光半導体
チップを高速変調特性検査することができる。
【0076】本発明の光半導体チップ検査方法は、高周
波プローブとチップ吸着装置にチップ吸着面から突出す
る外部電極部とを用いることで、表裏に電極を備えてい
る光半導体チップをチップバー状態で高速変調特性検査
することができる。
【0077】本発明の光半導体チップは、信号用電極と
接地用電極とを同一平面に形成することで、高周波プロ
ーブを用いた高速変調特性検査をチップバー状態で行う
ことができる。
【0078】本発明の光半導体チップは、一対の信号用
電極と接地用電極を同一平面に形成することで、高周波
プローブを用いた精度の高い高速変調特性検査をチップ
バー状態で行うことができる。
【0079】本発明の光半導体チップの製造方法は、信
号用電極と接地用電極とを同一平面に形成することで、
高周波プローブを用いた高速変調特性検査をチップバー
状態で行うことができる光半導体チップを製造する。
【0080】本発明の光半導体チップの製造方法は、電
極形成工程において、信号用電極と接地用電極を一工程
で形成することで、光半導体チップの製造工程を短縮化
することができる。
【0081】本発明の光半導体チップの製造方法は、二
対の信号用電極と接地用電極を同一平面に形成すること
で、高周波プローブを用いた精度の高い高速変調特性検
査をチップバー状態で行うことができる光半導体チップ
を製造する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる光半導体チップ検査装置を示
す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1にかかる光半導体チッ
プ検査装置に利用されるバー吸着装置を示すである。
【図3】 本発明の実施の形態1にかかる光半導体チッ
プ検査装置に利用されるバー吸着装置を示すもので、
(a)はチップアレイが所定の位置に載置された状態
を、(b)はチップアレイに高周波プローブを接触させ
た状態を示す図である。
【図4】 上記図3(b)の線IV-IVに沿った断面図を
示すものであり、(a)は実施の形態1に関するもの
を、(b)は外部電極部の側面に上向きの斜面を設けた
実施の形態1の変形例1を、(c)は外部電極部の側面
に下向きの斜面を設けた実施の形態1の変形例2を、
(d)は外部電極部の側面を粗面化した実施の形態1の
変形例3を、(e)は外部電極部の側面に光吸収体を設
けた実施の形態1の変形例4を示す図である。
【図5】 上記図3(b)の線IV-IVに沿った断面図を
示すものであり、外部電極部の側面に横向き傾斜部を設
けた実施の形態1の変形例5を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態2にかかるレーザダイオ
ードチップを示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態2にかかるレーザダイオ
ードチップの製造方法を示す図であり、(a)はコンタ
クト層形成工程を、(b)は凹部形成工程を、(c)は
絶縁膜層形成工程を上記図6の線VII−VIIに沿った断面
図で示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態2にかかるレーザダイオ
ードチップの製造方法を示す図であり、(a)は金属層
形成工程を、(b)は電極形成工程を上記図6の線VII
−VIIに沿った断面図で示す図である。
【図9】 本発明にかかる検査装置でレーザダイオード
チップを検査している状態を示す図である。
【図10】 本発明にかかるレーザダイオードチップを
検査している状態を示す図であり、(a)はレーザダイ
オードチップにプローブが接触している状態を、(b)
はレーザダイオードチップにプローブが接触している状
態の等価回路を示す図である。
【図11】 本発明にかかるフォトダイオードチップを
示す図である。
【図12】 本発明にかかる検査装置でフォトダイオー
ドチップを検査している状態を示す図である。
【図13】 従来のチップバー検査方法を示すもので、
(a)はチップバーをチップ吸着装置に載置する状態
を、(b)はチップにDCプローブを接触させた状態
を、(c)はチップに検査信号を入力している状態を示
す図である。
【図14】 従来のチップの高速変調特性検査方法を示
す図である。
【符号の説明】
3 バー吸着装置、 3a バー吸着装置 6 高周波
プローブ、 7 高周波プローブ、 8 DCプロー
ブ、 23 バー吸着面、 24 外部電極部、24a
外部電極面、 27a 表面電極、 27b 接地用
電極、 28高周波プローブ、 29 信号用ライン、
30 接地用ライン、 31 上向き斜面、 32
下向き斜面、 33 粗面、 34 光吸収体、 35
横向き傾斜面、 50 光半導体チップ検査装置、
1050 レーザダイオードチップ、 1057a 凹
部領域、 1057b コンタクト層表面領域、 10
59 金属層、 1060a 第1の信号用電極、 1
060b 第2の信号用電極、 1060c 第3の信
号用電極、 1061a 第1の接地用電極、1061
b 第2の接地用電極、 1061c 第3の接地用電
極、 1051半導体基板、 1056 コンタクト
層、 1070 フォトダイオードチップ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号用電極と接地用電極とを備えた光半
    導体チップを、個々のチップに分割する前のバーの状態
    で検査する光半導体チップ検査装置であって、 上記光半導体チップが複数個連なったチップバーを載置
    するバー設置部と、 上記信号用電極に接続される信号用導体ラインと上記接
    地電極に接続される接地用導体ラインとが所定の特性イ
    ンピーダンスを構成するように形成されたプローブ針を
    有する高周波プローブとを備えたことを特徴とする光半
    導体チップ検査装置。
  2. 【請求項2】 上記バー設置部は少なくとも表面が導体
    で形成され、かつ同一平面上にない互いに平行な第1と
    第2の面を有していて、上記第1の面に上記光半導体チ
    ップが載置されたときに上記第2の面は上記光半導体チ
    ップの上記信号用電極が形成された面と略同一平面に位
    置するように形成され、上記接地用導体ラインを上記第
    2の面に接続し上記信号用導体ラインを上記信号用電極
    に接続できるようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の光半導体チップ検査装置。
  3. 【請求項3】 上記バー設置部は、上記第1の面と上記
    第2の面との間に上記光半導体チップのチップ側面と対
    向する第3の面を有し、上記第3の面は上記チップ側面
    と平行にならないように形成されていることを特徴とす
    る請求項2記載の光半導体チップ検査装置。
  4. 【請求項4】 上記バー設置部は、上記第1の面と上記
    第2の面との間に上光半導体チップのチップ側面と対向
    する第3の面を有し、上記第3の面に光吸収体を設けた
    ことを特徴とする請求項2記載の光半導体チップ検査装
    置。
  5. 【請求項5】 上記接地用電極と上記信号用電極とが上
    記半導体基板の略同一平面内に形成されていて、 上記信号用導体ラインを上記信号用電極に接続し、上記
    接地用導体ラインを上記接地用電極に接続することを特
    徴とする請求項1記載の光半導体チップ検査装置。
  6. 【請求項6】 上記信号用電極が、第1の信号用電極と
    第2の信号用電極とからなり、 上記高周波プローブは、第1の信号用導体ラインを備え
    ている第1の高周波プローブと第2の信号用導体ライン
    を備えている第2の高周波プローブとからなり、 上記第1の信号用導体ラインを上記第1の信号用電極に
    接続し、上記第2の信号用導体ラインを上記第2の信号
    用電極に接続し、かつ上記接地用導体ラインを上記接地
    用電極に接続することを特徴とする請求項5記載の光半
    導体チップ検査装置。
  7. 【請求項7】 信号用電極と接地用電極とを備えた光半
    導体チップを、個々のチップに分割する前のバーの状態
    で検査する光半導体チップ検査方法であって、 上記光半導体チップが複数個連なったチップバーをバー
    設置部に載置し、 上記信号用電極に接続される信号用導体ラインと上記接
    地電極に接続される接地用導体ラインとが所定の特性イ
    ンピーダンスを構成するように形成されたプローブ針を
    有する高周波プローブにより光半導体チップを検査する
    ことを特徴とする光半導体チップ検査方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも表面が導体で形成されかつ同
    一平面上にない互いに平行な第1と第2の面を有する上
    記バー設置部を用い、上記第1の面に上記光半導体チッ
    プの接地電極が接しかつ上記光半導体チップの上記信号
    用電極が形成された面と上記第2の面が略同一平面に位
    置するように上記光半導体チップを載置し、 上記信号用導体ラインを上記信号用電極に接続すること
    を特徴とする請求項7記載の光半導体チップ検査方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板に接して形成された第1の電
    極と、該半導体基板上に1又は2以上の半導体層を介し
    て形成されたコンタクト層と、該コンタクト層に接して
    形成された第2の電極とを備えた光半導体チップにおい
    て、 上記第1の電極と上記第2の電極とを略同一平面上に位
    置するようにしたことを特徴とする光半導体チップ。
  10. 【請求項10】 上記第2の電極が、少なくとも2つの
    電気的に独立した電極からなることを特徴とする請求項
    9記載の光半導体チップ。
  11. 【請求項11】 半導体基板に接して形成された第1の
    電極と、該半導体基板上に1又は2以上の半導体層を介
    して形成されたコンタクト層と、該コンタクト層に接し
    て形成された第2の電極とを備えた光半導体チップの製
    造方法であって、 上記半導体基板上に上記半導体層を介して上記コンタク
    ト層を形成するコンタクト層形成工程と、 上記コンタクト層の所定位置をエッチングして上記半導
    体基板に達する凹部を設ける凹部形成工程と、 上記凹部の底部において上記半導体基板表面を露出させ
    る為の第1の開口部と上記コンタクト層の表面の一部を
    露出させる為の第2の開口部とを有する絶縁膜層形成工
    程と、 上記凹部において上記第1の開口部を介して上記半導体
    基板に接触しかつ上記絶縁膜層を介して上記コンタクト
    層上に延在するように上記第1の電極を形成し、上記第
    2の開口部を介して上記コンタクト層に接触する第2の
    電極を形成する電極形成工程とを含むことを特徴とする
    光半導体チップの製造方法。
  12. 【請求項12】 上記電極形成工程が、上記第1の開口
    部、上記第2の開口部及び絶縁膜層を連続的に覆う金属
    膜層を形成し、 上記凹部と上記第2の開口部との間で上記金属膜層を一
    部除去することにより、上記第1の電極と上記第2の電
    極を分離して形成するものであることを特徴とする請求
    項11記載の光半導体チップの製造方法。
  13. 【請求項13】 上記電極形成工程において、 電気的に分離された少なくとも2つの上記第2の電極を
    形成することを特徴とする請求項11又は12記載の光
    半導体チップの製造方法。
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