JP3100630U - たもぎ茸の「食べられる培地」 - Google Patents

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悦也 川田
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Abstract

【課題】たもぎ茸の菌床を食用化し健康食品として売り出すこと。
【解決手段】菌床の主成分に玄米をはじめとする大豆、あずき、大麦、小麦、サツマイモ、馬鈴薯、里芋を使用する。また、通常の培養温度よりも低い室温で時間をかけて培養し、たもぎ茸を植菌することによって他の雑菌の混入を防ぐ。しかし、菌床そのものの栄養価が損なわれるのを避けるため実際に茸は栽培しない。こうして茸よりも成分が多く、食用に適した菌床が出来上がる。
【選択図】図1

Description

【0001】考案品は、茸栽培において茸を栽培するのではなく、菌床を培養し、その菌床自体を健康食品として提供しようとするものである。茸ではなく、菌床を食べることの利点としては、茸にはない成分や、茸に含まれているものより成分の効力が強いものがあるということが挙げられる。
【0002】通常の菌床は主成分として木粉や米糠を使用するため、食用には向いていないが、考案品は主成分に玄米、大豆、あずき、大麦、小麦、サツマイモ、馬鈴薯、里芋を使用するため、食用として培養できる。
【0003】また、人が食べることのできる栄養体として、とうもろこしの実の部分だけの粉末や乾燥したおからを菌床に混ぜる。この栄養体は菌床の培養に必要となる。
【0004】つぎに、菌床の袋詰めの作業になる。従来の菌床は巾200mm×深さ450mmで、1菌床あたり約2500グラムの重さになるが、考案品は巾90mm×深さ300mm、1菌床あたり約300グラムの重さで袋詰めする。通常より小さいサイズで袋詰めするのは
【0005】殺菌については、従来の蒸気殺菌をしながら菌床の主成分である玄米を蒸かす。
【0006】つぎに、たもぎ茸を植菌する。菌床に混ぜた栄養体の成分率が低くなってしまうので、実際にはたもぎ茸の栽培はしないが、他の菌が混入したり繁殖することを防ぐために、本考案品を培養する時にも植菌をする。
【0007】考案品は従来の菌床より栄養価が高いため、雑菌が繁殖する危険性も高くなる。そのため、培養温度を通常の16.5度〜17.5度より2度程低い14度〜16度の室温で、その分菌床の成長が遅くなるので培養期間は通常よりも長い20日〜30日かけて培養する。
【考案の属する技術分野】
本考案は今まで食品として見られていなかった茸の菌床を健康食品として食べることを可能にすることに関するものである。
【従来の技術】
茸の栽培に菌床は必要不可欠なものであったが、それ自体を食品にすることはなかった。
【考案が解決しようとする課題】
茸よりも栄養成分の豊富な菌床を食品化することで、人間の健康に役立てようとするものである。
【課題を解決するための手段】
従来の菌床の主成分である木粉や米糠を、玄米、大豆、あずき、大麦、小麦、サツマイモ、馬鈴薯、里芋に変え、また、菌床に混ぜる栄養体をとうもろこしの実の粉末や乾燥おからにすることで、菌床の食品化を可能にした。
【考案の実施の形態】
菌床の主成分となる前述の食品を水に浸す。その後、人が食べることのできる栄養体を混ぜ、巾90mm×深さ300mm×重さ約300グラムに袋詰めする。
次に蒸気殺菌しながら菌床を蒸かし、もたぎ茸を植菌する。培養は室温14度〜16度、湿度は40%〜60%に保ち20日〜30日かけて培養する。茸の栽培はせず、出来上がった菌床を健康食品として食べる。
【考案の効果】
本考案品は、従来食品としての価値が全くなかった茸の菌床の栄養価の高さに注目した点に進歩性を見出すことができる。この菌床を健康食品とするために、主成分を栄養価の高い食品に変えた点にも独創性があると言える。また、菌床の培養方法にも工夫をし、雑菌の繁殖を防ぐために室温や培養期間に関しても研究を重ねた。
菌床が茸よりも栄養価が高く、健康食品としての価値があるという点についても現在分析を進めているところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】考案品の全体図
【符号の説明】
▲1▼発芽玄米にトウモロコシの実の粉末を混ぜたもの
▲2▼ポリ袋
▲3▼ポリ袋口折り返し(密封)
▲4▼エアーフィルター(2.5cm〜3cm)

Claims (6)

  1. 菌床の主成分を通常の木粉や米ぬかではなく、菌床ごと食べることができるように玄米、大豆、あずき、大麦、小麦、サツマイモ、馬鈴薯、里芋にすること。
  2. 請求項1に挙げた玄米を発芽玄米にするため、水に浸すこと。また、他の菌床源についても24〜48時間水に浸すこと。
  3. 菌床に人間が食べることのできる栄養体を混ぜること。
  4. 請求項3に挙げた栄養体としてはとうもろこしの実だけを粉末にしたものや、乾燥したおからを使用すること。
  5. 通常の菌床より栄養が豊富なため、雑菌が繁殖しやすいので培養温度を通常よりも2度程度さげること(14〜16度)。
  6. 茸は栽培せず、菌床を食べること。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014166149A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Fujiwara Ice Cream Kojo Kk 蜂蜜を用いた菓子,蜂蜜を用いた菓子の作成方法,蜂蜜を用いた菓子の作成具

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