JP3100076B2 - 車両用リッドのロック装置 - Google Patents

車両用リッドのロック装置

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JP3100076B2 JP18016691A JP18016691A JP3100076B2 JP 3100076 B2 JP3100076 B2 JP 3100076B2 JP 18016691 A JP18016691 A JP 18016691A JP 18016691 A JP18016691 A JP 18016691A JP 3100076 B2 JP3100076 B2 JP 3100076B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用リッドのプッシ
ュ・オープン式のロック装置に関し、特に衝突時の慣性
力でロック解除するのを規制する慣性力感応式のストッ
プ機構を組み込んだものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トランクリッドやバックドアなど
のロック装置として、ロック位置とアンロック位置とに
切り換え可能であって、車両外部からプッシュ操作可能
なプッシュ部材を有し、プッシュ部材をプッシュ操作す
ることでアンロック状態に切り換え可能なプッシュ・オ
ープン式のロック装置が広く実用に供されている(例え
ば、実開昭55−35229号公報参照)。
【0003】従来の一般的なプッシュ・オープン式のロ
ック装置について、図により説明すると、車体に固定
された外側ケーシング100の内部にはプッシュ部材と
してのキーシリンダ101が前後方向に所定ストローク
だけスライド可能に装着され、キーシリンダ101はス
プリングにより外方へ付勢され、キーシリンダ101の
内端部にはカム板102が取付けられ、また外側ケーシ
ング100の内端部の下端にはピン103を介してリン
ク部材104が回動可能に連結され、リンク部材104
から延びたカム部材105の先端がカム板102に当接
され、車両の外部よりキーシリンダ101を内方へ押し
込むことによりカム板102とカム部材105を介して
リンク部材104を回動させてアンロック位置に切り換
え、また車両の外部よりキーシリンダ101にキーを挿
入してキーシリンダ101とカム板102を所定角度回
動させることで、カム板102をカム部材105から外
れた位置にして施錠状態に切り換えるように構成してあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図8に示したプッ
シュ・オープン式のロック装置に関して、車両の正面衝
突(正突)時に、キーシリンダにプッシュ操作方向の大
きな慣性力が作用すると、その慣性力によりキーシリン
ダがプッシュされたと同様に前方移動してロック解除作
動して、トランクリッドやバックドアなどが勝手に開く
虞があるので好ましくない。
【0005】本発明の目的は、正突時に大きな慣性力が
作用してもロック解除作動することのないような車両用
リッドのプッシュ・オープン式のロック装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る車両用リ
ッドのロック装置は、トランクリッドやバックドアなど
の車両用リッドをロックするプッシュ・オープン式のロ
ック装置において、前記ロック装置は前後方向向き且つ
略水平方向に固定された外側ケーシングを備え、このロ
ック装置の外側ケーシングに、ロック装置のプッシュ部
材に対するプッシュ操作方向への所定値以上の慣性力が
作用したときにストップ位置に回動するように慣性力感
応部材を枢着し、前記慣性力感応部材に、それがストッ
プ位置のときにプッシュ部材のプッシュ操作方向への移
動を規制するストッパー部を設け、この慣性力感応部材
が、外側ケーシング内にプッシュ部材に遊外嵌状に配設
され且つ自重によりストップ位置と反対方向へ付勢され
た環状部材で構成されたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2に係る車両用リッドのロック装置
は、請求項1の発明において、前記環状部材は、外側ケ
ーシングに左右方向向きのピンを介して枢着され、その
重心は前記ピンよりも所定距離後方に位置していること
を特徴とするものである。
【0008】請求項3に係る車両用リッドのロック装置
は、請求項1の発明において、前記環状部材がストップ
位置に傾動したときには、その下端部後端に設けられた
ストッパー部が、キーシリンダのうちの小径部の移動軌
跡内に突入するように構成されたことを特徴とするもの
である。
【0009】請求項4に係る車両用リッドのロック装置
は、請求項1の発明において、前記外側ケーシングの前
端壁に受止部を設け、環状部材がストップ位置に傾動し
たとき環状部材の前端部がこの受止部に当接するように
構成されたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1に係る車両用リッドのロック装置にお
いては、前提としてそのプッシュ部材を車体内方側へプ
ッシュ操作すると、トランクリッドやバックドアなどの
車両用リッドをロックする施錠位置に切り換えられる。
ロック装置の外側ケーシングに、ロック装置のプッシュ
部材に対するプッシュ操作方向への所定値以上の慣性力
が作用したときにストップ位置に回動するように慣性力
感応部材を枢着し、慣性力感応部材に、それがストップ
位置のときにプッシュ部材のプッシュ操作方向への移動
を規制するストッパー部を設けたので、正突時にプッシ
ュ操作方向への所定値以上の慣性力が作用すると慣性力
感応部材がストップ位置に回動し、それに設けたストッ
パー部によりプッシュ部材のプッシュ操作方向への移動
が規制されるため、ロック装置が勝手にロック解除作動
することがなくロック状態を保持する。そして、慣性力
感応部材が、外側ケーシング内にプッシュ部材に遊外嵌
状に配設され且つ自重によりストップ位置と反対方向へ
付勢された環状部材で構成されているので、ロック装置
が大型化することがなく、また通常の走行時には慣性力
感応部材がストップ位置と反対方向へ付勢されストップ
位置に切り換わることはないため信頼性に優れる。
【0011】請求項2に係る車両用リッドのロック装置
においては、基本的に請求項1と同様の作用が得られ
る。加えて、環状部材は、外側ケーシングに左右方向向
きのピンを介して枢着され、その重心は前記ピンよりも
所定距離後方に位置しているので、環状部材にはその自
重によりモーメントが作用し非ストップ位置を保持す
る。
【0012】請求項3に係る車両用リッドのロック装置
においては、基本的に請求項1と同様の作用が得られ
る。加えて、環状部材がストップ位置に傾動したときに
は、その下端部後端に設けられたストッパー部が、キー
シリンダのうちの小径部の移動軌跡内に突入するように
構成されているので、ストッパー部が、キーシリンダの
うちの小径部の移動軌跡内に突入して小径部の下端の前
端を係止し、キーシリン ダのロック解除位置への移動を
規制する。
【0013】請求項4に係る車両用リッドのロック装置
においては、基本的に請求項1と同様の作用が得られ
る。加えて、外側ケーシングの前端壁に受止部を設け、
環状部材がストップ位置に傾動したとき環状部材の前端
部がこの受止部に当接するように構成されているので、
環状部材がストップ位置に傾動したとき環状部材の前端
部がこの受止部に当接するとともに、請求項3と同様
に、ストッパー部が、キーシリンダのうちの小径部の移
動軌跡内に突入して小径部の下端の前端を係止し、キー
シリンダのロック解除位置への移動を規制する。
【0014】
【発明の効果】前記作用の項で説明したように、次のよ
うな効果が得られる。請求項1に係る車両用リッドのロ
ック装置によれば、プッシュ部材に対するプッシュ操作
方向への所定値以上の慣性力が作用したときにストップ
位置に回動するように慣性力感応部材と、慣性力感応部
材がストップ位置のときにプッシュ部材のプッシュ操作
方向への移動を規制するストッパー部を設けたことによ
り、正突時に慣性力感応部材とそれに設けたストッパー
部によりプッシュ部材のプッシュ操作方向への移動を規
制して、ロック装置が勝手にロック解除作動するのを確
実に防止することが出来る。そして、慣性力感応部材
が、外側ケーシング内にプッシュ部材に遊外嵌状に配設
され且つ自重によりストップ位置と反対方向へ付勢され
た環状部材で構成されているので、ロック装置が大型化
することがなく、また通常の走行時には慣性力感応部材
がストップ位置と反対方向へ付勢されストップ位置に切
り換わることはないため信頼性に優れる。
【0015】請求項2に係る車両用リッドのロック装置
によれば、基本的に請求項1と同様の効果が得られる。
加えて、環状部材は、外側ケーシングに左右方向向きの
ピンを介して枢着され、その重心は前記ピンよりも所定
距離後方に位置しているので、環状部材にはその自重に
よりモーメントが作用し非ストップ位置を保持する。
【0016】請求項3に係る車両用リッドのロック装置
によれば、基本的に請求項1と同様の効果が得られる。
加えて、環状部材がストップ位置に傾動したときには、
その下端部後端に設けられたストッパー部が、キーシリ
ンダのうちの小径部の移動軌跡内に突入するように構成
されているので、ストッパー部が、キーシリンダのうち
の小径部の移動軌跡内に突入して小径部の下端の前端を
係止し、キーシリンダのロック解除位置への移動を規制
する。
【0017】請求項4に係る車両用リッドのロック装置
によれば、基本的に請求項1と同様の効果が得られる。
加えて、外側ケーシングの前端壁に受止部を設け、環状
部材がストップ位置に傾動したとき環状部材の前端部が
この受止部に当接するように構成されているので、環状
部材がストップ位置に傾動したとき環状部材の前端部が
この受止部に当接するとともに、請求項3と同様に、ス
トッパー部が、キーシリンダのうちの小径部の移動軌跡
内に突入して小径部の下端の前端を係止し、キーシリン
ダのロック解除位置への移動を規制する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。本実施例は、ワンボックス型自動車のバ
ックドアをロックするプッシュ・オープン式のロック装
置に本発明を適用した場合の実施例であり、以下この自
動車の前後左右を前後左右として説明する。
【0019】施例・・図1〜図4参照 図1に示すワンボックス型自動車1のバックドア2の下
端中央部に設けられた前記プッシュ・オープン式のロッ
ク装置3の構造について説明すると、図2〜図4に示す
ように、ロック装置3の略円筒状の外側ケーシング4
は、前後方向向き且つ略水平にバックドア2に固定さ
れ、外側ケーシング4内には、プッシュ部材としてのキ
ーシリンダ5が所定ストロークスライド自在に装着さ
れ、キーシリンダ5のキーシリンダ本体6の前端部は外
側ケーシング4の前端外へ突出し、またキーシリンダ本
体6の後端部にはバックドア2の外面に臨む操作部7が
形成され、操作部7の外側は可撓性のカバー部材8で覆
われている。キーシリンダ5は、略円柱状のキーシリン
ダ本体6に小径部9と大径部10とからなる環状部材1
1を外嵌固定してなり、小径部9に外装された圧縮スプ
リング12は外側ケーシング4の前端壁13と環状部材
11の段部14間に装着され、大径部10は外側ケーシ
ング4に固定された環状係止部材15で係止され、キー
シリンダ5の後退限位置が規制されている。
【0020】前記小径部9の上半部には半環状のガイド
部16が後方へ所定長さ延長され、外側ケーシング4の
前端壁4aの開口17はキーシリンダ本体6の前部とガ
イド部16の通過を許すが小径部9の通過を許さないよ
うな形状に形成され、キーシリンダ5が所定ストローク
前進した状態において小径部9の前端が前端壁4aの受
止部4bで係止され、キーシリンダ5の前進限位置が規
制される。前記外側ケーシング4から突出したキーシリ
ンダ本体6の前端部には、近接スイッチ18を取付ける
為の取付け板19と、カム板20と一体のリンク板21
とが固定されている。前記外側ケーシング4の前端壁4
aの下部には前方に向けてブラケット部22が突設さ
れ、このブラケット部22にはリンク部材23がピン部
材を介して回動自在に枢着され、リンク部材23に固定
されたカム部材24がカム板20の前面に当接してい
る。前記カム板20と前端壁4aのスプリング取付部に
は、クリックスプリング25が装着され、このクリック
スプリング25によりカム板20とリンク板21とを介
してキーシリンダ5は図3において時計回り方向へ付勢
されている。更に、リンク板21の先端部はリンクロッ
ド26を介してソレノイド式電磁アクチュエータ(図示
略)に連結され、この電磁アクチュエータによりカム板
20とリンク板21とキーシリンダ5とは実線で図示の
開錠位置から仮想線で図示の施錠位置に位置切り換え可
能で、この施錠位置のときカム板20はカム部材24か
ら外れ、且つクリックスプリング25によりカム板20
とリンク板21とを介してキーシリンダ5は施錠位置に
付勢される。
【0021】前記リンク部材23の前端部にはリンクロ
ッド27が連結され、このリンクロッド27はバックド
ア2をリヤエンドパネルにロックするロック機構に連結
されていて、リンク部材23が図2に実線で図示のロッ
ク位置のときにはリンクロッド27を介してロック機構
がロック状態に保持され、また車体の外部より手動にて
キーシリンダ5を前方へ押動させて仮想線で示したロッ
ク解除位置に操作すると、カム板20によりカム部材2
4が前方へ押動され、リンク部材23が仮想線で図示の
アンロック位置に切り換えられ、この状態においてリン
クロッド27を介してロック機構がアンロック状態に切
り換えられる。
【0022】ところで、正突時にキーシリンダ5に大き
な前方向きの慣性力が作用したときに、その慣性力によ
りキーシリンダ5が前方移動して一人でにロック解除位
置に切り換わってリンク部材23がアンロック位置にな
り、ロック機構がロック解除され、バックドア2が開い
たりするのを防止する為、次のような慣性力感応型スト
ップ機構30を設けてある。この慣性力感応型ストップ
機構30は、前記ガイド部16と、慣性力感応部材とし
ての金属製のリング部材31とを主体として構成され、
リング部材31は、外側ケーシング4内においてキーシ
リンダ5に遊外嵌され、リング部材31の後端はキーシ
リンダ5の軸線と直交状で、リング部材31の前端は下
方にいく程後端から遠のくように傾斜状に形成され、リ
ング部材31の下端に一体形成された腕部32は前端壁
4aの遊動孔33を挿通して前端壁4aの前側へ延び、
その前端部は前端壁4aのブラケット部34に水平且つ
左右方向向きのピン35を介して回動自在に枢着され、
このピン35を中心としてリング部材31は図2と図4
に実線で図示の非ストップ位置と、図4に仮想線で図示
のストップ位置とに亙って回動可能に構成されている。
リング部材31の重心Gはピン35に対して所定距離後
方に位置しているため、リング部材31にはその自重に
より図2・図4において反時計方向回りへ付勢するモー
メントが作用し、リング部材31はその上部をガイド部
16に当接させて非ストップ位置を保持している。これ
に対して、リング部材31がストップ位置に傾動したと
きには、その前端部が前端壁4aの受止部4bに当接し
且つリング部材31の下端部後端のストッパー部36が
キーシリンダ本体6側へ接近し小径部9の移動軌跡内に
突入して小径部9の下端の前端を係止し、キーシリンダ
5のロック解除位置への移動を規制するように構成して
ある。
【0023】次に以上説明したロック装置3の作用につ
いて説明する。図2・図3に図示の状態において、リン
ク板21とカム板20とキーシリンダ5とは開錠位置に
あり、リンク部材23はロック位置にあり、リング部材
31は非ストップ位置にあり、この状態においてロック
機構はロック状態にある。そして、自動車の外部よりバ
ックドア2を開く為にキーシリンダ5を押し込み操作す
るとキーシリンダ5が図2に仮想線で図示のロック解除
位置に移動し、カム板20によりカム部材24が押され
てリンク部材23が図2に仮想線で図示のアンロック位
置に切り換えられ、ロック機構がアンロック状態になる
ので、バックドア2を開くことが出来る。前記開錠位置
から施錠位置に切り換える場合には、自動車の外部より
キーシリンダ5にキーをさし込んでキーシリンダ5を図
3の仮想線で図示の施錠位置に回動させると、クリック
スプリング25の付勢力によりその位置を保持し施錠位
置が保持される。一方、運転席のインストルメントパネ
ルのスイッチを操作して電磁アクチュエータに通電する
と、図3においてリンクロッド26によりカム板20が
下方へ反時計回り方向へ回動して、リンク板21とカム
板20とキーシリンダ5とは仮想線図示の施錠位置へ切
り換えられ、クリックスプリング25の付勢力によりそ
の位置を保持し施錠位置が保持される。
【0024】前記施錠位置にあるとき、カム板20はカ
ム部材24から外れているので、キーシリンダ5を押し
込み操作してもカム部材24は押動されず、リンク部材
23はロック位置を保持する。つまり、施錠状態が保持
されることになる。ところで、通常の走行時には、ロッ
ク機構はロック状態のまま施錠しないで走行することが
多いが、このような場合において、正突によりキーシリ
ンダ5の押し込み操作方向と同方向つまり前方向きの所
定値以上の慣性力がリング部材31に作用したときに
は、リング部材31には図2で時計回り方向のモーメン
トが作用するので、リング部材31の慣性はキーシリン
ダ5の慣性よりも小さいことからキーシリンダ5の前方
移動に先行して、リング部材31がその自重によるモー
メントに抗してストップ位置へ回動し、そのストッパー
部36によりキーシリンダ5の小径部9が係止されてキ
ーシリンダ5のロック解除位置への移動が妨げられる。
それ故、正突時の慣性力でキーシリンダ5が移動してロ
ック機構が一人でにロック解除状態になるのを確実に防
止することが出来る。
【0025】このロック装置3の慣性力感応型ストッパ
ー機構30においては、リング部材31に作用する自重
によるモーメントでリング部材31を非ストップ位置の
方へ付勢しているため、通常の走行時にリング部材31
が確実に非ストップ位置を保持することから、信頼性に
優れること、ガイド部16とリング部材31とを主体と
する小型且つ簡単な構造となること、外側ケーシング4
aとキーシリンダ5間のデッドスペースを有効活用して
装着し得ること、などの効果が得られる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るワゴン車の後端部の斜視
図である。
【図2】ック装置の縦断側面図である。
【図3】図2のロック装置の背面図である。
【図4】図2のロック装置の作動説明用の縦断側面図で
ある。
【図5】従来技術に係るロック装置の図2相当図であ
る。
【符号の説明】
2 バックドア ロック装置 4 外側ケーシング 5 キーシリンダ 16 ガイド部 30 慣性力感応型ストップ機構 31 リング部材 36 ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−54170(JP,A) 特開 昭50−111724(JP,A) 実開 昭62−113261(JP,U) 実開 昭56−124149(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 - 65/42 B60J 5/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランクリッドやバックドアなどの車両
    用リッドをロックするプッシュ・オープン式のロック装
    置において、 前記ロック装置は前後方向向き且つ略水平方向に固定さ
    れた外側ケーシングを備え、このロック装置の外側ケー
    シングに、ロック装置のプッシュ部材に対するプッシュ
    操作方向への所定値以上の慣性力が作用したときにスト
    ップ位置に回動するように慣性力感応部材を枢着し、前
    記慣性力感応部材に、それがストップ位置のときにプッ
    シュ部材のプッシュ操作方向への移動を規制するストッ
    パー部を設け、この慣性力感応部材が、外側ケーシング
    内にプッシュ部材に遊外嵌状に配設され且つ自重により
    ストップ位置と反対方向へ付勢された環状部材で構成さ
    れたことを特徴とする車両用リッドのロック装置。
  2. 【請求項2】 前記環状部材は、外側ケーシングに左右
    方向向きのピンを介して枢着され、その重心は前記ピン
    よりも所定距離後方に位置していることを特徴とする請
    求項1に記載の車両用リッドのロック装置。
  3. 【請求項3】 前記環状部材がストップ位置に傾動した
    ときには、その下端部後端に設けられたストッパー部
    が、キーシリンダのうちの小径部の移動軌跡内に突入す
    るように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の
    車両用リッドのロック装置。
  4. 【請求項4】 前記外側ケーシングの前端壁に受止部を
    設け、環状部材がストップ位置に傾動したとき環状部材
    の前端部がこの受止部に当接するように構成されたこと
    を特徴とする請求項1に記載の車両用リッドのロック装
    置。
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