JP3099956U - 監視装置およびこれを用いた監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 携帯電話機34による遠隔監視を簡単かつ安価な構成で実現する。
【解決手段】 電動式の回転台14にテレビジョン受像機12が載置され、このテレビジョン受像機12の上に監視カメラ18が固定される。この監視カメラ18から出力される被写体の画像信号は、コントローラ22によって携帯電話機34に送信される。これによって、携帯電話機34の表示画面40に、監視カメラ18によって撮影された被写体の静止画像が表示される。そして、携帯電話機34の操作キー38によって所定の操作が成されると、コントローラ22は、当該操作に応じて回転台14を駆動させる。これによって、監視カメラ18の撮影方向が変更される。つまり、本来はテレビジョン受像機12を回転させるための回転台14が、監視カメラ18用の雲台として機能する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電動式の回転台14にテレビジョン受像機12が載置され、このテレビジョン受像機12の上に監視カメラ18が固定される。この監視カメラ18から出力される被写体の画像信号は、コントローラ22によって携帯電話機34に送信される。これによって、携帯電話機34の表示画面40に、監視カメラ18によって撮影された被写体の静止画像が表示される。そして、携帯電話機34の操作キー38によって所定の操作が成されると、コントローラ22は、当該操作に応じて回転台14を駆動させる。これによって、監視カメラ18の撮影方向が変更される。つまり、本来はテレビジョン受像機12を回転させるための回転台14が、監視カメラ18用の雲台として機能する。
【選択図】 図1
Description
この考案は、監視装置および監視システムに関し、特に例えば表示画面を備えた携帯電話機による遠隔監視を可能とする、監視装置およびこれを用いた監視システムに関する。
この種の監視システムとして、従来、例えば特許文献1に開示されたものがある。この従来技術によれば、上下左右並びにズーム操作可能な監視カメラが、家屋内外の複数箇所に配置される。そして、携帯電話機側で制御操作が成されると、これに応答して、1台の監視カメラが有効化され、この有効化された監視カメラの映像信号が、当該携帯電話機に伝送される。これによって、携帯電話機の映像表示部に、有効化された監視カメラによる撮影画像が写し出される。また、有効化された監視カメラは、携帯電話機側の操作によって、左右方向に回動(パン)し、または上下方向に揺動(チルト)し、或いはズーミング動作する。
特開2001−292442号公報
しかし、上述の従来技術では、監視カメラをパンおよびチルトさせるためのいわゆる電動式の雲台が必要であり、その具体例として、上下用電動モータおよび回動用電動モータが設けられている。このような電動式の雲台は比較的に高価であり、しかも、従来技術においてはかかる高価な雲台が複数台の監視カメラ毎に設けられる。また、各監視カメラの設置例として、当該各監視カメラが壁面または天井に設置された状態が開示されているが(特許文献1の図1参照)、このように壁面や天井に雲台付きの監視カメラを設置するには、それ相応の機構が必要となる。つまり、従来技術では、システム全体の構成が複雑かつ高価である、という問題がある。
そこで、この考案は、従来よりも極めて簡単かつ安価な構成の監視装置および監視システムを提供すること、を目的とする。
第1の考案は、表示画面を備えた携帯電話機による遠隔監視を可能とする監視装置であって、テレビジョン受像機が載置される電動式の回転台と、この回転台に直接または間接的に固定されるカメラと、このカメラによって撮影された被写体の画像信号を携帯電話機の表示画面に表示可能な態様で当該携帯電話機に送信する第1送信手段と、携帯電話機から送られてくる制御信号を受信する第1受信手段と、この第1受信手段によって受信された制御信号に応答して回転台を駆動させる駆動手段とを具備する、監視装置である。
即ち、この第1の考案では、電動式の回転台にテレビジョン受像機が載置されると共に、カメラが固定される。なお、カメラは、回転台に対して間接的に固定されてもよく、例えばテレビジョン受像機に固定されてもよい。また、ここで言うテレビジョン受像機には、チューナを有しないいわゆるモニタ装置も含まれるものとする。カメラによって撮影された被写体の画像信号は、第1送信手段によって携帯電話機に送信される。これによって、携帯電話機の表示画面に、被写体の画像が表示される。一方、携帯電話機が操作されることで当該携帯電話機から制御信号が送信されると、この制御信号は、第1受信手段によって受信される。そして、この第1受信手段によって受信された制御信号に応答して、駆動手段が、回転台を駆動させる。これによって、カメラの撮影方向が変化する。つまり、本来はテレビジョン受像機を回転させるための回転台が、カメラの撮影方向を変えるための雲台として利用される。
なお、カメラは、テレビジョン受像機の画面が向いている方向と略同じ方向に向けて固定されるのが、望ましい。即ち、テレビジョン受像機は、通常、屋内に設置され、具体的には、画面を部屋の略中央に向けた状態で当該部屋内の隅や壁面付近に設置される。これは、逆に言うと、テレビジョン受像機の画面側から部屋内を見た場合に、当該部屋内を全体的に見渡すことができる、と言うことになる。従って、かかるテレビジョン受像機の画面が向いている方向と同じ方向に向けてカメラを固定すれば、当該カメラによって部屋内を全体的に監視するのに都合が良い。
第2の考案は、第1の考案の監視装置と、表示画面を備えた携帯電話機とを具備する、監視システムである。ここで、携帯電話機は、第1の考案の監視装置から画像信号を受信する第2受信手段と、この第2受信手段によって受信された画像信号に従う画像を自身の表示画面に表示する表示手段と、制御指令の入力を受け付ける受付手段と、この受付手段によって受け付けられた制御指令に対応する制御信号を第1の考案の監視装置に送信する第2送信手段とを備える。
かかる携帯電話機を第1の考案の監視装置と組み合わせることで、当該第1の考案と同様の遠隔監視を実現することができる。
なお、制御指令は、所定の音声であってもよい。つまり、携帯電話機側で当該所定の音声が入力されたときに、カメラの撮影方向が変更されるようにしてもよい。
この考案によれば、本来はテレビジョン受像機を回転させるための回転台がカメラ用の雲台として利用されるので、上述した従来技術とは異なり、カメラ専用の雲台を設ける必要がなく、また当該雲台付きのカメラを設置するための特別な機構も必要ない。従って、従来よりも極めて簡単かつ安価な構成で携帯電話機による遠隔監視を実現することができる。
この考案の一実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
図1に示すように、この実施形態に係る監視システム10は、テレビジョン受像機12が載置される電動式の回転台14を備えている。回転台14は、図示しないリモートコントローラの操作に応じて左右(アジマス方向)に回転し、これに伴って、テレビジョン受像機12の向き、つまり画面16の向きも、左右に変化する。さらに、テレビジョン受像機12の上には、CCD(Charge Coupled Device)型の監視カメラ18が、当該テレビジョン受像機12の画面16と同じ方向に向けられた状態、つまり当該画面16が向いている方向と同じ方向にレンズ20を向けた状態で、図示しない固定具によって固定されている。なお、図1では、監視カメラ18はテレビジョン受像機12上の右端部分に固定されているが、当該監視カメラ18の固定位置はこれに限らない。例えば、テレビジョン受像機12上の中央部分や左端部分、或いは当該テレビジョン受像機12の側面部分に、監視カメラ18が固定されるようにしてもよい。
このように回転台14に載置され、かつ監視カメラ18が固定されたテレビジョン受像機12は、屋内に設置される。具体的には、画面16を部屋の略中央に向けた状態で、当該部屋内の隅または壁面付近に設置される。そして、これと同じ部屋または別の部屋に、コントローラ22が設置されている。コントローラ22は、固定電話網24を介しての通信機能を備えており、当該通信機能の1つとして家庭用電話機26による通話を実現するべく、当該家庭用電話機26が接続されるモジュラ端子28を備えている。また、コントローラ22には、上述の回転台14(厳密には回転台14の図示しない駆動回路)および監視カメラ18のそれぞれが接続される2つの端子30および32も設けられている。
コントローラ22は、通話モードおよび監視モードという2つの動作モードを有している。いずれの動作モードを選択するかは、図示しないモード切換スイッチによって決められる。ここで、このモード切換スイッチによって例えば通話モードが選択されるとする。この場合、コントローラ22は、家庭用電話機26による通話を可能とする。例えば、家庭用電話機26と図示しない他の家庭用電話機との間では、当該コントローラ22および固定電話網24を介して、通話が可能となる。また、携帯電話機34等の移動体電話機との間では、コントローラ22、固定電話網24および移動電話網36を介して、通話が可能となる。なお、この通話モードが選択されているときに、回転台14は、上述のようにリモートコントローラの操作に応じて回転する。
一方、監視モードが選択されると、コントローラ22は、回転台14および監視カメラ18と共に監視装置として機能する。この場合、監視カメラ18が設置された部屋内を、携帯電話機34によって遠隔監視することができる。
かかる遠隔監視を行うには、まず、携帯電話機34によってコントローラ22を呼び出す。この呼び出しは、通常のダイヤル操作によって行われる。即ち、コントローラ22を呼び出す旨のダイヤル操作が行われると、携帯電話機34は当該ダイヤル操作に従う呼出信号を生成する。この呼出信号は、上述の通話時と同じ経路、つまり移動電話網36および固定電話網24を介して、コントローラ22に送信される。
コントローラ22は、呼出信号を受信すると、これに対する応答としての応答信号を生成する。この応答信号は、上述の経路を逆向きに、つまり固定電話網24および移動電話網36を介して、携帯電話機34に送信される。この応答信号が携帯電話機34側で受信されることによって、当該携帯電話機34およびコントローラ22間で回線が接続される。
次に、携帯電話機34側において、受付手段としての操作キー38の操作によって、コントローラ22用のID番号が入力されると、当該携帯電話機34は、入力されたID番号に対応するID信号を生成する。なお、ID番号は、例えば4桁〜6桁の任意の数字を並べたものであり、オペレータによって予めコントローラ22に設定(登録)される。生成されたID信号は、上述した経路でコントローラ22に送信される。
コントローラ22は、ID信号を受信すると、回転台14および監視カメラ18を起動させる。そして、監視カメラ18から出力される被写体の画像信号を定期的に、例えば数秒毎に1フレーム単位で取り込む。コントローラ22に取り込まれた画像信号は、当該コントローラ22内の図示しない第1送信手段としての送信回路によって、携帯電話機34の表示画面40に表示可能な態様に加工され、例えば画素数を間引くための間引き処理や、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式に従う圧縮処理を施される。そして、加工後の画像信号は、当該送信回路によって、携帯電話機34に送信される。
携帯電話機34に送信された画像信号は、当該携帯電話機34内の図示しない第2受信手段としての受信回路によって受信される。そして、受信された画像信号は、携帯電話機34内の図示しない表示手段としての表示制御回路によって伸張処理等の所定の処理を施された後、表示画面40に入力される。これによって、表示画面40に、当該入力された画像信号に従う静止画像、つまり監視カメラ18で撮影された被写体の静止画像が、一定の時間間隔で順次表示される。
ここで、携帯電話機34側において、操作キー38の操作によって所定の制御命令が入力されると、当該携帯電話機34は、入力された制御命令に応じた制御信号を生成する。なお、ここで言う制御命令としては、例えば操作キー38の“1”キーおよび“#”キーがこの順番で押下されること、または当該操作キー38の“3”キーおよび“#”キーがこの順番で押下されることがある。生成された制御信号は、携帯電話機34内の図示しない第2送信手段としての送信回路によって、コントローラ22に送信される。
コントローラ22に送信された制御信号は、当該コントローラ22内の図示しない第1受信手段としての受信回路によって受信される。そして、コントローラ22は、この受信した制御信号の内容を判別する。つまり、制御信号が、携帯電話機34側において上述の“1”キーおよび“#”キーがこの順番で押下されたことを表すのか、或いは“3”キーおよび“#”キーがこの順番で押下されたことを表すのかを、判別する。ここで、“1”キーおよび“#”キーが押下されたと判別した場合、コントローラ22は、回転台14を左側に所定角度(3度〜5度程度)だけ回転させる。これによって、監視カメラ18の撮影方向が、左側に当該所定角度だけ変化し、つまりパンされる。一方、“3”キーおよび“#”キーが押下されたと判別した場合は、回転台14を右側に所定角度だけ回転させる。これによって、監視カメラ18は、右側に所定角度だけパンされる。
つまり、コントローラ22が監視モードにあるときは、回転台14は監視カメラ18用の雲台として機能する。なお、この監視モードにおいては、コントローラ22は、上述したリモートコントローラによる操作を無効とするよう回転台14を制御する。
このような一連の遠隔操作を実現するために、携帯電話機34(厳密には携帯電話機34に内蔵された図示しないCPU:Central Signal Processor)は、図2のフローチャートで示される各処理を実行する。
即ち、操作キー38によってコントローラ22を呼び出す旨の操作(ダイヤル操作)が成されると、携帯電話機34は、ステップS1に進み、当該コントローラ22宛に呼出信号を送信する。そして、ステップS3において、当該呼出信号に対する応答がコントローラ22から帰って来たか否か、つまり応答信号が送られてきたか否かを判断する。ここで、応答信号が送られてこない場合は、ステップS5に進み、操作キー38によって通信終了の旨の操作が成されたか否か、例えば電源キーが押下されたか否かを、判断する。そして、当該通信終了操作が成された場合は、ステップS7に進み、コントローラ22に通信終了信号を送信して、この図2で示される一連の処理を終了する。
一方、ステップS5において通信終了操作が成されない場合は、ステップS3に戻る。そして、このステップS3においてコントローラ22から応答信号を受信すると、つまりコントローラ22との間で回線が接続されると、携帯電話機34は、ステップS9に進み、操作キー38によって上述したID番号が入力されたか否かを判断する。ここで、ID番号が入力されない場合は、ステップS11に進み、改めて通信終了操作が成されたか否かを判断する。そして、通信終了操作が成された場合には、ステップS7を経て、図2で示される一連の処理を終了する。
ステップS11において通信終了操作が成されない場合は、ステップS9に戻る。そして、このステップS9において操作キー38によってID番号が入力されたと判断すると、携帯電話機34は、ステップS13に進み、入力されたID番号に従うID信号を生成する。そして、ステップS15において、当該生成したID信号をコントローラ22に送信した後、ステップS17において、コントローラ22から画像信号を受信したか否かを判断する。
ステップS17において画像信号を受信すると、携帯電話機34は、ステップS19に進む。そして、このステップS19において当該受信した画像信号に従う静止画像を表示画面34に表示する。そして、このステップS19の実行後、ステップS17に戻る。
一方、画像信号を受信しない場合には、携帯電話機34は、ステップS17からステップS21に進む。そして、このステップS21において上述した制御命令が入力されたか否か、つまり操作キー38の“1”キーおよび“#”キーがこの順番で押下されたか、それとも“3”キーおよび“#”キーがこの順番で押下されたかを、判断する。ここで、いずれかの制御命令が入力されると、ステップS23に進み、当該制御命令に対応する制御信号を生成する。そして、生成した制御信号を、ステップS25においてコントローラ22に送信した後、ステップS17に戻る。
ステップS21において制御命令が入力されない場合は、携帯電話機34は、ステップS27に進む。そして、このステップS27において通信終了操作が成されたか否かを判断する。ここで、通信終了操作が成されない場合は、ステップS17に戻る。一方、通信終了操作が成された場合は、ステップS7を経て、図2で示される一連の処理を終了する。
このような携帯電話機34の一連の処理に対して、コントローラ22(厳密にはコントローラ22内の図示しないCPU)は、監視モードにおいて、図3のフローチャートで示される各処理を実行する。
即ち、監視モードが選択されると、コントローラ22は、ステップS51に進み、携帯電話機34側から呼出信号が送られてくるのを待つ。そして、呼出信号を受信すると、ステップS53に進み、当該呼出信号に対する応答として、携帯電話機34に対し応答信号を送信する。そして、ステップS55において、携帯電話機34からID信号が送られてきたか否かを判断する。
ここで、ID信号が送られてこない場合、コントローラ22は、ステップS57に進む。そして、このステップS57において携帯電話機34から上述した通信終了信号が送られてきたか否かを判断し、当該通信終了信号が送られてきた場合、つまり携帯電話機34側で通信終了操作が成されたと判断した場合は、ステップS59に進み、自身の状態を初期の状態に戻す。つまり、リセットする。そして、このリセット後、ステップS51に戻る。
一方、ステップS57において通信終了信号を受信しない場合には、ステップS55に戻る。そして、このステップS55においてID信号を受信したと判断すると、ステップS61に進み、回転台14および監視カメラ18を起動させる。そして、ステップS63において、監視カメラ18から画像信号を取り込み、さらに、ステップS65において、当該取り込んだ画像信号を携帯電話機34の表示画面40に表示可能な態様に加工する。つまり、上述の如く、間引き処理や圧縮処理を施す。そして、ステップS67において、当該加工後の画像信号をパケット単位で携帯電話機34に送信する。
ステップS67において画像信号を送信した後、コントローラ22は、ステップS69に進み、携帯電話機34から制御信号を受信したか否かを判断する。ここで、制御信号を受信すると、ステップS71に進み、当該制御信号の内容を判別する。そして、ステップS73において、当該ステップS71における判別結果に基づいて回転台14を駆動させる。つまり、制御信号が上述した“1”キーおよび“#”キーが押下されたことを表す場合には、回転台14を左側に所定角度だけ回転させる。一方、制御信号が上述した“3”キーおよび“#”キーが押下されたことを表す場合には、回転台14を右側に所定角度だけ回転させる。そして、このステップS73の実行後、ステップS69に戻る。
ステップS69において制御信号を受信しない場合には、ステップS75に進む。このステップS75において、コントローラ22は、上述のステップS67で携帯電話機34に画像信号を送信してから一定時間(数秒)が経過したか否かを判断する。ここで、当該一定時間が経過した場合は、携帯電話機34に改めて画像信号を送信するべく、ステップS63に戻る。一方、当該一定時間が未だ経過していない場合には、ステップS77に進み、携帯電話機34から通信終了信号が送られてきたか否かを判断する。
ステップS77において通信終了信号を受信すると、コントローラ22は、ステップS59に進み、上述の如く自身をリセットする。そして、このリセット後、ステップS51に戻る。一方、通信終了信号を受信しない場合には、ステップS77からステップS69に戻る。
以上のように、この実施形態によれば、コントローラ22が監視モードにあるときは、監視カメラ18が設置された部屋内を携帯電話機34によって遠隔監視することができる。そして、このとき、本来はテレビジョン受像機12を回転させるための回転台14が、監視カメラ18用の雲台として機能する。従って、上述した従来技術とは異なり、専用の雲台を設ける必要がなく、また当該雲台付きの監視カメラを設置するための特別な機構を必要としない。よって、従来よりも極めて簡単かつ安価な構成で携帯電話機34による遠隔監視を実現できる。
また、監視カメラ18は、部屋の隅または壁面付近に設置されるテレビジョン受像機12に固定され、換言すれば監視対象である当該部屋内を全体的に見渡すことのできる位置に設置される。従って、留守中の部屋内を監視するのに、極めて都合が良い。
なお、この実施形態においては、監視カメラ18をテレビジョン受像機12に固定した、換言すれば回転台14に対して当該監視カメラ18を間接的に固定したが、これに限らない。例えば、回転台14に対して監視カメラ18を直接固定してもよい。また、監視カメラ18は、テレビジョン受像機12或いは回転台14に内蔵されたものであってもよい。さらに、これらテレビジョン受像機12、回転台14および監視カメラ18を、1つの筐体によって一体化してもよい。
また、監視カメラ18は、CCD型である必要はなく、CMOS(Complimentary Metal Oxide Semiconductor)型等の当該CCD型以外のものであってもよい。そして、監視カメラ18の撮影方向を上下方向(エレベーション方向)にのみ変更可能な電動式の雲台を設け、当該雲台についても携帯電話機34によって遠隔制御できるようにしてもよい。さらに、携帯電話機34によって遠隔制御可能なズームレンズを、監視カメラ18に設けてもよい。
そして、コントローラ22は、固定電話網24に限らず、IP(Internet Protocol)電話網等の他の通信網を介して通信可能なものであってもよい。また、固定電話網24を介さずに、直接、移動電話網36に接続できるようにしてもよい。この場合、上述とは別の携帯電話機をコントローラ22に接続し、この携帯電話機を介して移動電話網36に接続されるようにすればよい。そして、このコントローラ22もまた、上述の監視カメラ18と同様に、テレビジョン受像機12または回転台14に内蔵されるようにしてもよいし、これらコントローラ22、テレビジョン受像機12、回転台14および監視カメラ18を、1つの筐体で一体化してもよい。
さらに、上述した制御指令として携帯電話機34の“1”キーおよび“#”キーがこの順番で押下されたときに、回転台14が左側に回転し、“3”キーおよび“#”キーがこの順番で押下されたときに、回転台14が右側に回転するようにしたが、これ以外のキー操作によって回転台14が回転するよう構成してもよい。
また、キー操作ではなく、所定の音声によって上述の制御指令を入力するようにしてもよい。即ち、例えば“右に回れ”または“左に回れ”というような所定の音声が携帯電話機34のマイクロフォンに入力されたときに、この音声の内容に応じて回転台14が回転するようにしてもよい。このような音声入力による遠隔制御を実現するには、携帯電話機34側に音声認識機能を設ければよい。
10 監視システム
12 テレビジョン受像機
14 回転台
18 監視カメラ
22 コントローラ
34 携帯電話機
38 操作キー
40 表示画面
12 テレビジョン受像機
14 回転台
18 監視カメラ
22 コントローラ
34 携帯電話機
38 操作キー
40 表示画面
Claims (4)
- 表示画面を備えた携帯電話機による遠隔監視を可能とする監視装置であって、
テレビジョン受像機が載置される電動式の回転台と、
上記回転台に直接または間接的に固定されるカメラと、
上記カメラによって撮影された被写体の画像信号を上記表示画面に表示可能な態様で上記携帯電話機に送信する第1送信手段と、
上記携帯電話機から送られてくる制御信号を受信する第1受信手段と、
上記第1受信手段によって受信された上記制御信号に応答して上記回転台を駆動させる駆動手段とを具備する、監視装置。 - 上記カメラは上記テレビジョン受像機の画面が向いている方向と略同じ方向に向けて固定された、請求項1に記載の監視装置。
- 請求項1または2に記載の監視装置と、
表示画面を備えた携帯電話機とを具備し、
上記携帯電話機は、上記画像信号を受信する第2受信手段と、上記第2受信手段によって受信された上記画像信号に従う画像を上記表示画面に表示する表示手段と、制御指令の入力を受け付ける受付手段と、上記受付手段によって受け付けられた上記制御指令に対応する上記制御信号を上記監視装置に送信する第2送信手段とを備える、監視システム。 - 上記制御指令は所定の音声である、請求項3に記載の監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003270654U JP3099956U (ja) | 2003-08-20 | 2003-08-20 | 監視装置およびこれを用いた監視システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04183347A (ja) * | 1990-11-15 | 1992-06-30 | Daiwa Seiko Inc | 釣竿の製造方法 |
JP2005346404A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Funai Electric Co Ltd | 遠隔見守りシステム、及び遠隔見守りシステムに用いられる宅内装置 |
-
2003
- 2003-08-20 JP JP2003270654U patent/JP3099956U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04183347A (ja) * | 1990-11-15 | 1992-06-30 | Daiwa Seiko Inc | 釣竿の製造方法 |
JP2005346404A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Funai Electric Co Ltd | 遠隔見守りシステム、及び遠隔見守りシステムに用いられる宅内装置 |
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