JP3099809U - スライド・スイング式安全カバー付きドア装置 - Google Patents

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hinge mechanism
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JP2003271196U
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衣川 正信
時田 基文
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有限会社衣川木工所
有限会社エスケイティ
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Abstract

【課題】 ヒンジ機構に身体の一部又は異物が挟まらないようにする。
【解決手段】 枠体の一方の縦枠に沿って回転可能に設けられた回転堅柱と、この回転堅柱の上端部に一端が剛結されドアパネルの上端面所定位置に他端を回転自在に取り付けた回転上部軸と、回転堅柱の下端部に一端が剛結されドアパネルの下端面所定位置に他端を回転自在に取り付けた回転下部軸を回転堅柱に固設した状態で回転堅柱の下端部を少なくとも床面に回転自在に支持する自走回転式の下側ヒンジ機構と、上側ヒンジ機構の両方若しくは片方に身体の一部又は異物が挟まることを防止するヒンジ機構部用安全カバーを取り付ける。
【選択図】 図3

Description

 本考案は、建物の開口部を形成する枠体に設ける開閉用のドアパネルを備えたスライド・スイング式ドア装置の安全対策に関する。
 建物や構造物において使用されているドアの開閉方法には様々な手段が採用されている。
 開閉方法には、スイング式、回転式、スライド式、折りたたみ式などがある。スイング式はドアを構成する1枚又は複数のパネル体を蝶番で固定された縦軸を中心に一定の角度スイングさせる方式である。
 特開2002−242524  スイング式ドア 回転式は複数のガラスドアを互いに水車羽状に交差させた構造体を回転させながら開閉する方法である。  特開平11−307952   回転式ドア スライド式はパネル体を横幅方向にスライドさせる方法である。  特開2000−303739  スライド式ドア 更に、折りたたみ式はドアを構成する複数のパネル体を折りたたみながら横幅方向の一方に移動させる方式である。  特開2000−211340  折りたたみ式ドア これらの方式には、それぞれ手動方式、自動方式に分類され、これらのドア開閉方式には一長一短があり、用途に応じて使い分けされている。
 このうち、スライド・スイング式は、一枚のドアを開口部の幅方向にスライドさせながら同時に直交方向にスイングさせ、またその逆方向にスイングおよびスライドさせて開閉する方式である。このスライド・スイング式のドアは、ドアの開閉軌跡の特性から、開閉時に占有する空間領域がスイング式や回転式に比べて小さく、その構造がスライド式ドアに比べて比較的コンパクトに収まり、更には、ドア開時の通過面積が折りたたみ式ドアに比べて大きいなど、様々な優位性を有している。
 このスライド・スイング式ドア装置の範疇に入るドアとしては、同一名称のものでも特開2000−248822、特開平11−336418、特開平11−241557、特開平11−241558、特開平11−071957があり、その他、類似にも特開平09−013792・電話ボックス用自動扉装置などが出願されている。
 昨今の住宅事情から狭い空間を有効に活用してなるべく大きい通過面積を確保したいとの要請があり、近年、スライド方式とスイング方式を併用した形式のスライド・スイング方式のドア装置が提供され始めている。このドア装置の一例は、枠体の一方の縦枠に沿って回転可能に設けられた回転堅柱と、この回転堅柱の上端部に一端が剛結され且つ前記ドアパネルの上端面所定位置に他端を回転自在に取り付けた回転上部軸と、前記回転堅柱の下端部に一端が剛結され且つ前記ドアパネルの下端面所定位置に他端を回転自在に取り付けた回転下部軸を前記回転堅柱に固設した状態で当該回転堅柱の下端部を少なくとも床面に回転自在に支持する自走回転式の下側ヒンジ機構と、前記回転上部軸を前記回転堅柱に固設した状態で当該回転堅柱の上端部を前記枠体に回転自在に支持する上側ヒンジ機構を取り付ける一方で、ドアパネル上端面に吊り車(例えば6輪吊り車)の支軸を取り付け、この吊り車を開口部上部の吊りレールに沿わせるという構造のものである。
 しかしながら、上述した建物の開口部を形成する枠体に設ける開閉用のドアパネルを備えたスライド・スイング式ドア装置において、枠体の一方の縦枠に沿って回転可能に設けられた回転堅柱と、この回転堅柱の上端部に一端が剛結され且つ前記ドアパネルの上端面所定位置に他端を回転自在に取り付けた回転上部軸と、前記回転堅柱の下端部に一端が剛結され且つ前記ドアパネルの下端面所定位置に他端を回転自在に取り付けた回転下部軸を前記回転堅柱に固設した状態で当該回転堅柱の下端部を少なくとも床面に回転自在に支持する自走回転式の下側ヒンジ機構と、前記回転上部軸を前記回転堅柱に固設した状態で当該回転堅柱の上端部を前記枠体に回転自在に支持する上側ヒンジ機構の両方若しくは片方に身体の一部又は異物が挟まる課題がある。
 建物の開口部を形成する枠体に設ける開閉用のドアパネルを備えたスライド・スイング式ドア装置において、枠体の一方の縦枠に沿って回転可能に設けられた回転堅柱と、この回転堅柱の上端部に一端が剛結され且つ前記ドアパネルの上端面所定位置に他端を回転自在に取り付けた回転上部軸と、前記回転堅柱の下端部に一端が剛結され且つ前記ドアパネルの下端面所定位置に他端を回転自在に取り付けた回転下部軸を、前記回転堅柱に固設した状態で当該回転堅柱の下端部を少なくとも床面に回転自在に支持する自走回転式の下側ヒンジ機構と、前記回転上部軸を前記回転堅柱に固設した状態で当該回転堅柱の上端部を前記枠体に回転自在に支持する上側ヒンジ機構の両方若しくは片方に身体の一部又は異物が挟まることを防止するヒンジ機構部用安全カバーを取り付ける。
  スライド・スイング式安全カバー付きドア装置は、枠体の一方の縦枠に沿って回転可能に設けられた回転堅柱と、この回転堅柱の上端部に一端が剛結され且つ前記ドアパネルの上端面所定位置に他端を回転自在に取り付けた回転上部軸と、前記回転堅柱の下端部に一端が剛結され且つ前記ドアパネルの下端面所定位置に他端を回転自在に取り付けた回転下部軸を、前記回転堅柱に固設した状態で当該回転堅柱の下端部を少なくとも床面に回転自在に支持する自走回転式の下側ヒンジ機構と、前記回転上部軸を前記回転堅柱に固設した状態で当該回転堅柱の上端部を前記枠体に回転自在に支持する上側ヒンジ機構の両方若しくは片方に身体の一部又は異物が挟まることを防止するヒンジ機構部用安全カバーを取り付けたので、ドアの開閉時にそのギアヒンジに身体の一部又は異物が挟まることが防止でき、通常の使用時においても、より使い勝手の良い優れたスライド・スイング式安全カバー付きドア装置を提供できる。
 スライド・スイング式安全カバー付きドア装置は、ドアパネルをスライド作動およびスイング作動させて開閉するスライド・スイング式ドア装置方式に安全対策として、ドアの開閉時にギアヒンジに身体の一部又は異物が挟まることを防止するための安全カバーを取り付ける。
 本考案の実施形態に係わるスライド・スイング式安全カバー付きドア装置を添付図に従って説明する。
 図1のドアパネルA1は上端面を回転上部軸2と下端面は回転下部軸3の一端を回転堅柱4に剛結されている。ドアパネルB5上端面には吊り車6が配設されている。ドアパネルA1とドアパネルB5は上側ヒンジ機構7と下側ヒンジ機構8で連結されている。
 図2は回転自在に支持する自走回転式のヒンジ機構7、8の仕組みを示している。このヒンジはギア式になっており、ドアの開閉時にギアヒンジに身体の一部又は異物が挟まる課題がある。
 図3はヒンジ機構7、8に安全カバー9を取り付けた状態であり、これにより身体の一部又は異物が挟まる心配は無くなった。
 図4は安全カバー9の平面図である。
 図5は安全カバー9の断面図である。
「本考案によるスライド・スイング式ドア装置の一例を示す正面図である。」 「本考案によるスライド・スイング式ドア装置の一例を示す横断面図である。」 「本考案によるスライド・スイング式ドア装置のヒンジ機構部に安全カバーを備えた一例を示す平面図である。」 「本考案によるスライド・スイング式ドア装置のヒンジ機構部用安全カバーの一例を示す平面図である。」 「本考案によるスライド・スイング式ドア装置のヒンジ機構部用安全カバーの一例を示す断面図である。」
符号の説明
 1 ドアパネルA
 2 回転上部軸
 3 回転下部軸
 4 回転堅柱
 5 ドアパネルB
 6 吊り車
 7 上側ヒンジ機構
 8 下側ヒンジ機構
 9 安全カバー

Claims (1)

  1.  建物の開口部を形成する枠体に設ける開閉用のドアパネルを備えたスライド・スイング式ドア装置において、前記枠体の一方の縦枠に沿って回転可能に設けられた回転堅柱と、この回転堅柱の上端部に一端が剛結され且つ前記ドアパネルの上端面所定位置に他端を回転自在に取り付けた回転上部軸と、前記回転堅柱の下端部に一端が剛結され且つ前記ドアパネルの下端面所定位置に他端を回転自在に取り付けた回転下部軸を、前記回転堅柱に固設した状態で当該回転堅柱の下端部を少なくとも床面に回転自在に支持する自走回転式の下側ヒンジ機構と、前記回転上部軸を前記回転堅柱に固設した状態で当該回転堅柱の上端部を前記枠体に回転自在に支持する上側ヒンジ機構の両方若しくは片方に身体の一部又は異物が挟まることを防止するヒンジ機構部用安全カバーを備えてなることを特徴とするスライド・スイング式安全カバー付きドア装置。
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