JP3099804U - 理美容鋏 - Google Patents

理美容鋏 Download PDF

Info

Publication number
JP3099804U
JP3099804U JP2003270515U JP2003270515U JP3099804U JP 3099804 U JP3099804 U JP 3099804U JP 2003270515 U JP2003270515 U JP 2003270515U JP 2003270515 U JP2003270515 U JP 2003270515U JP 3099804 U JP3099804 U JP 3099804U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
scissors
hairdressing scissors
handle
finger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003270515U
Other languages
English (en)
Inventor
小林 鉄次
Original Assignee
有限会社小林研磨工業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社小林研磨工業 filed Critical 有限会社小林研磨工業
Priority to JP2003270515U priority Critical patent/JP3099804U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3099804U publication Critical patent/JP3099804U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Scissors And Nippers (AREA)

Abstract

【課題】本考案は、理容師等が散髪を行なう際の身体的負担を軽減し、肩こりや腱鞘炎などを予防する理美容鋏を提供することを目的とする。
【構成】刃体3,7を有する刃部材2,6と、この刃部材2,6に指孔5,9が形成された柄部4,8とを供え、1対の刃部材2,6を上下に重ね開閉自在に軸支した理美容鋏1において、刃部材2における刃体3に対する柄部4の傾きを15°〜35°とし、刃部材6における刃体7に対する柄部8の傾きを35°〜80°としたことを特徴とする。
【選択図】    図1

Description

 本考案は、理髪店や美容院等で主に理容師又は美容師が使用する散髪用の理美容鋏に関するものである。
 従来、理髪店や美容院等(以下、理髪店)で使用される理美容鋏であるハサミ101は、図4に示すように、刃体103,107と指孔105,109が形成された柄部104,108とからなる刃部材102,106を、柄部104,108が水平軸に対し対象となるように連結部110で開閉自在に軸支されて構成されている。また、図5に示すハサミ121のように、1対の刃部材122,126のうち下部を構成する刃部材126の柄部128が刃体127に対し傾いて形成されているとともに、上部を構成する刃部材122の柄部124が刃体123に対し直線上に形成され、これらの刃部材122,126を連結部130で開閉自在に軸支されたものがある。
 しかしながら、図6に示すように、上記のような従来のハサミ101を用いて理容師が散髪、調髪を行なう場合、刃体103,107を水平に保つためには、ハサミ101を持っている方の肘132を肩131と同じ高さ又は肘132を肩131よりも高く上げて散髪を行なわなければならず、散髪中、理容師は不自然な姿勢を強いられるとともに、ハサミ101の重量が手首133にかかることによって、肩131や手首133に大きな負担がかかり、肩こりや腱鞘炎等を引き起こす原因になっていた。具体的には、肘を高く上げるために僧帽筋、三角筋が緊張するだけでなく、無理な姿勢を維持し続けることによって、胸鎖乳突筋や大胸筋が疲労し、さらに、ハサミの使いすぎによる上腕二頭筋腱腱鞘、小指屈曲筋腱腱鞘や短指屈曲筋腱腱鞘における腱鞘炎を引き起こしていた。また、ハサミ121のように刃部材123が傾いていても、ハサミ121の開閉動作における理容師の負担を十分に解消することができず、肩こり等を防止することができなかった。
 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、理容師等が散髪を行なう際の身体的負担を軽減し、肩こりや腱鞘炎などを予防する理美容鋏を提供することを目的とする。
 上記目的を達成するために、本考案の理美容鋏は、刃体を有する刃部材と、この刃部材に指孔が形成された柄部とを供え、1対の前記刃部材を上下に重ね開閉自在に軸支した理美容鋏において、該刃部材の一方において前記刃体に対する前記柄部の傾きを15°〜35°とし、該刃部材の他方において前記刃体に対する前記柄部の傾きを35°〜80°としたことを特徴とする。
 このように構成した本考案に係る理美容鋏は、刃部材において柄部が刃体に対し傾いているので、理美容鋏を持つ方の肘を肩より高く上げる必要がなく、自然な姿勢で散髪を行なうことができ、肩や手首の負担を軽減し、肩こりや腱鞘炎などを未然に防ぐことができる。
 また、柄部に角度調節用のネジを設け、これにより刃体に対する柄部の傾きを変えるようにしてもよい。
 このように構成した場合は、角度を種々変化させることができるので、自分の体に合った角度に調節することができ、さらに、複数人が同じ理美容鋏を使用する環境においても、それぞれが自分に合った状態で使用することができる。
 ここで、鋏の下側を構成する刃部材の指孔の大きさを、上側を構成する刃部材の指孔より大きくしたものであってもよい。
 このように構成した場合には、指と理美容鋏のフィット感が向上し、散髪による疲労をより低減することができる。
 また、刃部材の指孔の外周部に指掛け部を設けてもよい。
 このように構成した場合は、指掛け分に薬指又は小指を掛けることができるため、理美容鋏を握る力が増大し、理美容鋏の開閉動作が容易になるとともに、効率的に散髪をすることができる。
 ここで、指孔の外周部に突起部を設けてもよい。
 このように構成した場合は、刃体に対する柄部の角度がそれぞれ異なる刃部材を組み合わせた場合においても、刃同士がちょうど対向する位置で刃部材が止まるように調節して連結部により軸支することができるので、無駄な動きを無くし、より使い勝手の良い理美容鋏を提供することができる。
 本考案における請求項1に記載の理美容鋏によれば、刃体に対し柄部が傾いていることにより、理美容鋏を持つ方の肘を肩より高く上げる必要がなくなり、肩や手首の負担を軽減し、肩こりや腱鞘炎を未然に防ぐことができる。
 また、請求項2に記載の理美容鋏によれば、角度が調節ネジにより自由に変更することができるので、自分に合った角度に理美容鋏を調節でき、より疲労を低減することができる。
 また、請求項3に記載の理美容鋏によれば、指を入れやすくなるので、フィット感が増すとともに、散髪による疲労をより低減することができる。
 また、請求項4に記載の理美容鋏によれば、薬指又は小指を有効的に使うことができるので、効率的な散髪を行なうことができ、疲労を低減することができる。
 さらに、請求項5に記載の理美容鋏によれば、刃をちょうど良い位置で常に使用することができるので、使い勝手の良い理美容鋏を提供することができる。
 本考案の理美容鋏は、肩こりや腱鞘炎などを未然に防ぐという目的を達成するため、指孔を設けた柄部を、刃体に対して傾けて形成した。以下図面を参照して、本考案の実施例について説明する。
 本考案に係る理美容鋏の構成について図1を参照して説明する。図1は本考案に係る理美容鋏の外観を示す正面図である。
 図1に示されるように、理美容鋏であるハサミ1は、1対の刃部材2,6を上下に重ね、刃部材2,6のほぼ中央に予め形成されている貫通孔に連結部材10を挿入し、開閉自在に軸支されて構成されている。ハサミ1の上側を構成する刃部材2の一側には刃aが設けられた刃体3が形成され、同じくハサミ1の下側を構成する刃部材6の一側にも、図示しない刃が形成された刃体7が形成されており、これらの刃が対向するように刃部材2を上側にして構成されている。
 刃部材2は、指孔5を形成した柄部4が刃体3と連続して設けられ、柄部4は水平軸に対し15°〜35°傾いて形成されている。また、刃部材6は、指孔9を形成した柄部8が刃体7と連続して設けられ、柄部8は水平軸に対し35°〜80°傾いて形成されている。このように、刃部材2の方が、刃体3に対する柄部4の傾きが小さくなるように形成されているので、従来と違和感なくハサミ1を握ることができるようになっている。さらに、柄部4には指の形状に合わせた湾曲部13が形成されている。
 ハサミ1の下側を構成する刃部材6の指孔9は、親指を挿入しやすいように上側を構成する刃部材2の指孔5に比べ大きく形成されている。また、指孔5の外周部には指掛け部11が連続的に形成されている。この指掛け部11は指の形に合わせて下方に湾曲して形成してもよい。さらに、指孔9の外周部で指孔5に対向する部分に突起部12が設けられており、その大きさは刃同士がちょうど対向する位置で刃部材2,6が止まるように形成されていて、これにより、無駄なストロークをしなくて済むようにストッパーの役割を果たしている。突起部12は、指孔5の外周部に設けてもよく、また、指孔5と指孔9の両方に設けてもよい。
 次に、上記構成の作用について図2を参照して説明する。図2は本考案に係る理美容鋏を使用したときの肘の位置を模式的に表す構成図である。
 理容師は指孔9に親指21を、指孔5に中指22をそれぞれ通し、薬指23を指掛け部11に引っ掛けてハサミ1を手に固定する。被散髪者の襟足や耳の周りなどを散髪する際には理容師はハサミ1の刃体3,7を略水平方向に保つ必要がある。このとき、柄部4,8が刃体3,7に対し傾いて形成されているので、理容師は肘24を肩26より高く上げなくても、また、肘24をわき腹へ付けるようにした状態でも刃体3,7を水平に保つことができ、さらに、ハサミ1の重量を手首25だけでなく、上腕の筋肉27によっても支えられることになるので、手首25や肩26の負担を軽減し、過度な疲労を防止し、肩こりや腱鞘炎を予防することができる。
 以上のようにハサミ1を構成することで、理容師がひじを高く上げる必要がなく、自然な姿勢で散髪ができ、肩こりや腱鞘炎を効果的に予防することができる。
 さらに、上述のハサミ1の別の実施形態について、図3を参照して説明する。図3は、本考案に係る理美容鋏の別の実施形態を示す外観正面図である。尚、簡単のため同様の部材には同様の符号を付し、説明を省略する。
 本実施形態におけるハサミ31の刃部材32,33は、刃体3,7と柄部4,8が別部材により構成され、それぞれに形成された貫通孔に角度調節用ネジ34を挿入し図示しないナットに螺合させることによって、固定されている。本実施形態においては、このような構成を用いることにより、刃体3,7と柄部4,8の角度を種々変えることができ、自分に合った角度に調節することができ、さらに同じハサミ31を複数人が使用しても、それぞれが自分に合った状態でハサミを使用することができる。
 以上のようにハサミ31を構成することにより、自分の使いやすい角度に柄部4,8の傾きを調節することができ、個々に合ったハサミを提供できるほか、複数人が同じハサミ31を使用する環境においても、ハサミ31を調節することにより、それぞれが自分に適した状態で使用することができる。
本考案に係る理美容鋏の外観を示す正面図である。 本考案に係る理美容鋏を使用したときの肘の位置を模式的に表す構成図である。 本考案に係る理美容鋏の別の実施形態を示す外観正面図である。 第1の従来例を示す図である。 第2の従来例を示す図である。 第1の従来例における肘の位置を模式的に表す構成図である。
符号の説明
 1  理美容鋏(ハサミ)
 2,6 刃部材
 3,7 刃体
 4,8 柄部
 5,9 指孔
 11 指掛け部
 12 突起部
 32,33 刃部材
 34 角度調節用ネジ

Claims (5)

  1. 刃体を有する刃部材と、この刃部材に指孔が形成された柄部とを供え、1対の前記刃部材を上下に重ね開閉自在に軸支した理美容鋏において、該刃部材の一方において前記刃体に対する前記柄部の傾きを15°〜35°とし、該刃部材の他方において前記刃体に対する前記柄部の傾きを35°〜80°としたことを特徴とする理美容鋏。
  2. 前記柄部に角度調節用ネジを設けたことを特徴とする請求項1記載の理美容鋏。
  3. 前記刃部材の他方における指孔の大きさを前記刃部材の一方の指孔より大きくしたことを特徴とする請求項1又は2記載の理美容鋏。
  4. 前記刃部材の一方に指掛け部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の理美容鋏。
  5. 前記指孔の外周に突起部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の理美容鋏。
JP2003270515U 2003-08-11 2003-08-11 理美容鋏 Expired - Fee Related JP3099804U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003270515U JP3099804U (ja) 2003-08-11 2003-08-11 理美容鋏

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003270515U JP3099804U (ja) 2003-08-11 2003-08-11 理美容鋏

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3099804U true JP3099804U (ja) 2004-04-22

Family

ID=43253483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003270515U Expired - Fee Related JP3099804U (ja) 2003-08-11 2003-08-11 理美容鋏

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3099804U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062506A (ja) * 1992-06-17 1994-01-11 Hitachi Ltd 排気再燃コンバインドプラント及び該プラントの運転制御方法
JP2013126442A (ja) * 2011-12-16 2013-06-27 Kai R & D Center Co Ltd

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062506A (ja) * 1992-06-17 1994-01-11 Hitachi Ltd 排気再燃コンバインドプラント及び該プラントの運転制御方法
JP2013126442A (ja) * 2011-12-16 2013-06-27 Kai R & D Center Co Ltd

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180352886A1 (en) Eyelash Application System
US3825020A (en) Method of cutting hair
JP3099804U (ja) 理美容鋏
JP2024009377A (ja) 睫毛カール具
US20180141222A1 (en) Scissors for hairdressing
US20090235947A1 (en) Hair Styling Tool and Method of Using Same
US20170231353A1 (en) Hair styling devices and methods of use
KR200416718Y1 (ko) 시스템 의자
JP2007190048A (ja) ヘアアイロン
JP4620796B1 (ja) 食事用具
JP2009160375A (ja) 理美容はさみ
JP5778775B2 (ja)
JP2002059772A (ja) 複数個の握り手を備えた吊り輪
JP7307450B2 (ja) ニッパー式爪切り
TWM598649U (zh) 多功能記憶枕
JP3137758U (ja) 美顔具
JP2007236856A (ja) 頭髪用鋏
JP6230035B2 (ja) 美容具
JP7228215B1 (ja) カミソリの柄及び当該カミソリの柄を備えるカミソリ
US20230329460A1 (en) Blanket Assembly
JP2003205186A (ja) 理容鋏
JP3114881U (ja)
CN209573525U (zh) 一种方便单双人握持的晴雨伞
JP3144950U (ja) 襟足カット専用櫛
JP2020195540A (ja) 前髪カット用ハサミ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees