JP3099728U

JP3099728U - ブラインドの開閉装置

Info

Publication number: JP3099728U
Application number: JP2003270491U
Authority: JP
Inventors: 五十嵐　正
Original assignee: 五十嵐　正
Priority date: 2003-07-04
Filing date: 2003-07-04
Publication date: 2004-04-15
Anticipated expiration: 2009-07-04

Abstract

【目的】　ブラインドを下から上に上げられるようにして、窓の上部から射し込む明りを十分取り入れられるようにすると共に、外の景色や夜空を見やすくする。
【構成】　窓枠（Ａ）の上部中央に滑車機構（１）を装着し、ブラインド（２）の基幹部（３）の中心に引き紐（４）を固定すると共に、この紐を滑車を経由して前方へ垂らし、且つその結び止め用のストッパー（５）を備えてなる。
【選択図】　図１

Description

考案の詳細な説明

　本考案は、窓に取り付けて使用する遮光用のブラインドに関するものである。

　従来より、硝子窓の室内側に取り付けて使用する遮光用のブラインドは、明る過ぎる外の光を和らげ、且つ室内を外から見られないようにすることができると共に、室内インテリアとしても広く利用されている。また、ブラインドを上げたり下げたりすることによって、室内の明るさを調節することが行われている。

考案が解決しようとする課題

　しかしながら、上記ブラインドの上げ下げを行う機構は、すべて上から下に下ろすようになっている。
　即ち、引き紐を引くとブラインドは巻き上げられて、その最下部から開口されるようになっている。そのまま全開することもできるし、途中で止めて半開にしておくこともできる。

　一般的な使用方法では特に問題ないのであるが、次のような場合にやや問題が生じる。
　ブラインドの上半分を開口させて硝子窓の上部の明りを取り入れたい場合に、従来のブラインドでは不可能となる。
　例えば、風呂場の硝子窓のブラインドの上半分を開口できるようにしておけば、覗かれる心配なしに外の景色や夜空の星を見ることができ、露天風呂気分で入浴することができる。また、プライベートの室内やアパート室内、病室などの場合でも同様である。また、ブラインドの多数枚のスラット部分を清掃する場合でもブラインド全体を最下部に下ろして清掃できるから、楽々と丁寧にきれいに清掃することができる。

考案の実施の形態・実施例

　そこで本考案は、従来とほぼ同様の引き紐操作のみで、ブラインドを下から上に上げることができるように構成してなるものである。

　窓枠（Ａ）の上部中央に滑車機構（１）を接着または螺着し、ブラインド（２）の基幹部（３）の中心部に引き紐（４）を固定すると共に、この紐を滑車を経由して前方へ垂らしてなるものである。

　窓枠Ａ）に対して全閉状態でブラインド（２）を滑車機構（２）を介して取り付ければ従来同様の遮光状態となる。
　次いで、引き紐（４）を緩めればブラインド（２）の自重によって下に下がる。最後まで下げれば全開状態となるし、途中で止めれば半開状態となる。この時、引き紐（４）の先端をストッパー（５）に結んでおけば下がることはない。また、その半開の程度は状況に応じて自由に決めることができる。

考案の効果

　ブラインドを上から下に向けて開口できるから、窓の上部の明りを室内に十分取り入れることができると共に、外から覗かれる心配なしに外の景色や夜空の星を見たりすることができる。また、ブラインド全体を窓枠の最下部に下ろすことができるので、面倒なブラインドのスラット部分の清掃も脚立に乗らずに楽々ときれいに行うことができる便利にして有益な考案を提供するものである。

　　本考案のブラインド全開状態を示す正面図　　本考案のブラインド半開状態を示す正面図　　従来のブラインドの半開状態を示す正面図

符号の説明

　　　　　１　　　滑車機構
　　　　　２　　　ブラインド
　　　　　３　　　基幹部
　　　　　４　　　引き紐
　　　　　５　　　ストッパー
　　　　　Ａ　　　窓枠

Claims

　窓枠（Ａ）の上部中央に滑車機構（１）を接着または螺着し、ブラインド（２）の基幹部（３）の中心に引き紐（４）固定すると共に、この紐を滑車を経由して前方へ垂らしてなるブラインドの開閉装置。