JP3099689U

JP3099689U - ジョイントポール

Info

Publication number: JP3099689U
Application number: JP2003271071U
Authority: JP
Inventors: 加藤　亜興
Original assignee: 興和工業株式会社
Priority date: 2003-08-05
Filing date: 2003-08-05
Publication date: 2004-04-15
Anticipated expiration: 2009-08-05

Abstract

【課題】本考案は、経済的且つ簡単なパイプ接続具を提供する。
【解決手段】接続受けパイプ（１）に、固定用凸ダボ（２）を設けた、パイプスペーサー（５）を適当なる位置まで挿入固定して、プレスにより菱形状金型で、接続受けパイプ（１）の表面より圧縮絞りを行い、菱形カシメ凹ダボ（３）を形成して、接続受けパイプ（１）とパイプスペーサー（５）を係着させ、この前記スペーサーに接続差込みパイプ（４）を差込み装着することを特徴とする。
【選択図】図１

Description

考案の詳細な説明

　本考案は、化粧パイプ同士の簡易接続技術に関するものである。

　従来、パイプ器具等を室内の備品として取付ける事があるが、その手段として、最近は伸縮するパイプ棒を利用している。つまり、洋服コンコース内の洋服ハンガー用の突っ張り棒、あるいは室内用洗濯竿として、あるいは窓カーテン類の備品として、いろいろ使用用途がある。しかし取付手段として、このパイプポール等は、長さを自在に変える事が出来なかった。現在、本考案者による工夫を凝らした、特開２００１−１１２５６１「伸縮弾性棒」が開発され商品化されている。これは、パイプポールが少し伸縮するので、ある一定の間隔幅の長さに使用されているものである。

考案が解決しようとする課題

　従来の伸縮棒等は長い間隔幅に対して、取付ける事が難しかった。
　本考案は、このような問題を改善する為になされたものである。

課題を解決するための手段

　まずパイプスペーサー（５）をプレスして、固定用凸ダボ（２）を設ける。
これは前記スペーサーの表面より、０．２〜０．３ｍ／ｍ程度の突出しで、パイプ周囲の正三角形頂点の間隔で、それぞれ異なる突出し高さで設ける事がベストである。

　次に、接続受けパイプ（１）に前記スペーサーを、固定用凸ダボ（２）の部分を一定の長さに出して、適当なる位置まで挿入して軽く固定状態にした上で、プレスにより菱形状金型で、接続受けパイプ（１）の表面より圧縮絞りを行い、菱形カシメ凹ダボ（３）を形成して、前記スペーサーと接続受けパイプ（１）を完全に係着せしめる。

　そして前記スペーサー部分に接続差込みパイプ（４）を差込んで、装着する。
　本考案は、以上のような構成よりなるジョイントポールである。

　図１、図２で示す通り、本考案は非常にシンプルに形成されている。パイプはアルミ合金製の化粧パイプがより好ましい。図１、図２のごとく接続受けパイプ（１）に、固定用凸ダボ（２）を設けたパイプスペーサー（５）を、適当なる位置まで挿入して、プレスに付けた菱形状金型で圧縮絞りを行い、菱形カシメ凹ダボ（３）を形成して、接続受けパイプ（１）とパイプスペーサー（５）を係着させる。最後に接続差込みパイプ（４）を差込み装着するだけでよい。
　このように、弾性伸縮棒の長さが不足する場合には、より長い前記パイプを差込むだけで解消する。また小刻みに長さ調整も可能である。

　本考案は以上のような構成であり、これを使用するのは伸縮棒の長さが足りない時であり、パイプスペーサー（５）に接続差込みパイプ（４）を、ほんの少し回してこじるようにして差込み挿入する。これを複数使用して、繰り返す事により、長さ調整が可能であり、また長いポールを取付ける事が出来る。

考案の効果

　１．伸縮棒のポール長さや、その他取付幅の距離に左右されずに利用できる。
　２．通常の使用されるパイプは管径にかなりのバラツキがあるので、挿入接続をするとガタが生じるが、固定用凸ダボを設けた事により、接続部のガタが解消した。
　３．また、接続受けパイプとパイプスペーサーを菱形カシメ凹ダボの形状にして、プレス圧縮絞りでカシメた事で、接続差込みパイプを挿入接続する際に、少し回して、ごじりながら行っても、菱形の角により前記スペーサーと前記パイプが滑り回ってしまう事が解消した。
　４．構造が極めてシンプルであるので、ローコストに生産可能であり、多様なデザインも容易に期待できる。

　本考案の接続斜視図である。　本考案の接続断面図である。

符号の説明

　　　１　接続受けパイプ
　　　２　固定用凸ダボ
　　　３　菱形カシメ凹ダボ
　　　４　接続差込みパイプ
　　　５　パイプスペーサー

Claims

接続受けパイプ（１）に、固定用凸ダボ（２）を設けた、パイプスペーサー（５）を適当なる位置まで挿入固定して、プレスにより菱形状金型で、接続受けパイプ（１）の表面より圧縮絞りを行い、菱形カシメ凹ダボ（３）を形成して、接続受けパイプ（１）とパイプスペーサー（５）を係着させ、この前記スペーサーに接続差込みパイプ（４）を差込んで装着してなる、ジョイントポール。