JPS6017181Y2 - 商品陳列用ワゴンの組立構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバスケットを備えた商品陳列用ワゴンの組立構
造に関し、その目的とするところは、網側枠のサイドネ
ットの下方部にばね作用を有するストッパー用の折曲部
を設け、該折曲部を差し込むことにより網側枠と囲枠と
を抜脱不能に連結して一体に組立てる構成とし、ビス止
め等の固定手段を一切必要としないで簡単に組立てるこ
とができ、しかも折曲部のばね作用により組立構造を堅
固に保持似できるようにした、極めて合理的な商品陳列
用ワゴンの組立構造を提供するにある。

以下本考案の一実施例を図面について説明する。

１，１は左右一対の網側枠であって、枠パイプｌａ、ｌ
ａを略コ字状に曲折すると共に対向する枠パイプ間にサ
イドネット２を設けて形成する。

サイドネット２，２は所定間隔を置いた複数本の縦杆３
・・・・・・に複数本の横杆４・・・・・・を所定間隔
ごとに配列して形威し、夫々の横杆４・・・・・・の両
端を最下部の横杆４′を残して枠パイプｌａ、ｌａに固
着して、この最下部の横杆４′に枠パイプ１ａ、ｌａ側
に押圧する弾圧力（ばね作用）を付与する。

横杆４′には両端を折曲げてストッパー用の折曲部５・
・・・・・を形威し、枠パイプｌａ、ｌａのそれぞれ折
曲下端側面に折曲部５・・・・・・を差し込む透孔６・
・・・・・を穿つ。

７．７は枠パイプ７ａ、７ａをコ字状に曲折して下端両
側にキャスター訃・・・・・を備えた囲枠であって、両
側の折曲げ上端に細径とした連結部９・・・・・・を設
け、該連結部９・・・・・・に前記透孔６・・・・・・
に相対する挿通孔１０が設けられる。

本実施例は、第３図鎖線のようにに横杆４′を側方に引
き左右の網側枠１，１の枠パイプｌａ。

１ａ下端に前後脚枠７，７の連結部９・・・・・・を嵌
挿して透孔６・・・・・・と挿通孔１０・・・・・・を
合致させ、しかるのち横杆４′の弾圧力によるばね作用
によりその折曲部５・・・・・・を透孔６・・・から挿
通孔１０・・・・・・に差込んで網側枠１，１と囲枠７
，７を抜脱不能に連結して一体に組立てる。

なお図中１１・・・はバスケットで、両側の引掛部１２
・・・・・・を網側枠１゜１の横杆４・・・・・・に引
掛けて設置する。

本考案は前記実施例に詳記したように、左右の網側枠１
，１の枠パイプｌａ、ｌａ下端に前後脚枠７，７の連結
部９・・・・・・を嵌挿し、サイドネット２．２の下方
部横杆４′に形成したストッパー用の折曲部５・・・・
・・をばね作用により網側枠１，１の透孔６・・・・・
・から脚棒７，７の挿通孔１０・・・・・・に差し込ん
で一体に組立てたものであって、ビス止め等の固定手段
を全く必要としないから至極簡単に組立てることができ
、しかもストッパー用の折曲部５はばね作用により所定
位置からの抜出しを充分に防ぎ、さらにその固定状態を
確固として組立構造を安定かつ堅牢にできる。

また、構造簡単で製作が容易であり、量産に適して安価
に提供できる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は組立状態の斜
視図、第２図は分解斜視図、第３図は要部の斜視図であ
る。 １．１・・・・・・網側枠、ｌａ、ｌａ・・・・・・枠
パイプ、２．２・・・・・・サイドネット、４・・・・
・・横杆、５・・・・・・折曲部、６・・・・・・透孔
、７，７・・・・・・脚棒、？ａ、？ａ・・・・・・枠
パイプ、９・・・・・・連結部、１０・・・・・・挿通
孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 枠パイプを略コ字状に曲折した左右一対の網側枠と前後
   一対の囲枠とからなり、網側枠は対向する枠パイプ間に
   、所定間隔を置いた複数本の縦杆に複数本の横杆を所定
   間隔ごとに配列して形威したサイドネットを備えると共
   に、枠パイプの夫々の下方部に透孔を穿設し、前記サイ
   ドネットは夫々の横杆の両端を最下部の横杆を残して枠
   パイプに固着して、この最下部の横枠に枠パイプ側に押
   圧する弾圧力を付与すると共に、両端に前記透孔に差し
   込むストッパー用の折曲部を設け、前記脚棒には枠パイ
   プの両側上端に細径とした連結部が設けられ、該連結部
   には前記透孔に相対する挿通孔が穿設されており、左右
   の網側枠の枠パイプ下端に前記脚棒の枠パイプの連結部
   を嵌挿して透孔と挿通孔を合致させ、サイドネットのス
   トッパー用折曲部を透孔から挿通孔に差し込んで網側枠
   と囲枠とを抜脱不能に連結して一体に組立てたことを特
   徴とする商品陳列用ワゴンの組立構造。