JP3099670U - 発光停止線 - Google Patents

Abstract

【目的】　信号機の赤・黄・青の点灯に連動して、同色の電灯群を点灯し、且つこれによって停止線を構成する。
【構成】　赤電灯（１）、黄電灯（２）、青電灯（３）を交互に整列収容した横長ボックス体（４）とすると共に、その点灯を信号機（Ｃ）の赤・黄・青と同色の電灯群が点灯するように配線し、且つ停止線位置に埋設してなる。
【選択図】　　図１

Description

考案の詳細な説明

　本考案は、車道における停止線に関する。

　従来、車道には横断歩道の直前に停止線が設けられている。またこの停止線は、白色塗料によって塗装されている。

考案が解決しようとする課題

　車道を走行する自動車は、赤信号の際にはこの停止線の直前で一旦停止しなければならない。

　ところが、運転者はこの停止線を往々にして見落とすことがある。特に、濃霧の時や夜間においてしばしば起こる。
　これは交通違反であることはもとより、横断歩道を渡る人に危険と恐怖を与えることになる。最悪の場合は人身事故につながりかねない。

課題を解決するための手段

　そこで本考案は、上述の停止線を単なる白色塗装ではなく、そのライン中央に埋設された多数の電灯に通電することによって照明できるものである。
　しかも、該電灯は赤・黄・青の三色を交互に整列配備し、且つ交差点の信号に連動して一色のみを点灯照明するものである。即ち、赤信号の時は赤電灯、黄信号の時は黄電灯、青信号の時は青電灯が選択的に点灯照明される。
　従って、運転者はいかなる悪条件下においても停止線を見落とすことがない。しかも、前方の信号機と同色の点灯照明がなされるので、その注意力が倍加され事故防止と安全運転につながる。

考案の実施の形態・実施例

　前記停止線（Ａ）の位置に埋設可能な、赤電灯（１）・黄電灯（２）・青電灯（３）を交互に整列収容した横長ボックス体（４）とし、その上部のみを耐圧透明板（５）としてある。

　該ボックス体（４）を停止線（Ａ）の位置に埋設し、その配電線（６）を信号配電盤（Ｂ）を介して信号機（Ｃ）へ配線する。
　この時、信号機（Ｃ）が赤信号（Ｄ）の際は、赤電灯（１）が点灯し、黄信号（Ｅ）の際は黄電灯（２）が点灯し、青信号（Ｆ）の際は青電灯（３）が点灯するように配線される。

　図２に示すように、電源（Ｙ）からの送電は信号配電盤（Ｂ）によってタイマー制御され、信号機（Ｃ）の赤信号（Ｄ）と黄信号（Ｅ）と青信号（Ｆ）を間欠的に点灯するので、該ボックス体（４）内の各色電灯（１）・（２）・（３）も連動して点灯する。
　例えば、配電盤（Ｂ）から赤信号（Ｄ）へ送電された電力は、赤電灯（１）群へ直列に送電されて点灯する。即ち、赤信号（Ｄ）の際は赤電灯（１）群のみが点灯して赤い停止線を構成する。黄信号や青信号の場合も同様に、黄ライン・青ラインを構成する。
　従って運転者は、いやがうえにも注意力を喚起され、事故防止と交通安全に資することができる。
　なお、前記電灯には豆ランプ、蛍光ランプ、発光ダイオード等を適宜に選択して使用できる。

考案の効果

　単なる白色停止線ではなく、信号機の赤・黄・青の点灯に連動して停止線も同じ色で点灯するので、運転者の注意力を極力喚起するすることはもとより、歩行者の安全歩行も促すことができる有益考案を提供するものである。

　　本考案の実施状態を示す概略図 　　本考案の配線図 　　本考案の実施状態を示す参考図

符号の説明

　　　　　１　　　赤電灯
　　　　　２　　　黄電灯
　　　　　３　　　青電灯
　　　　　４　　　横長ボックス体
　　　　　５　　　耐圧透明板
　　　　　６　　　配電線
　　　　　Ａ　　　停止線
　　　　　Ｂ　　　配電盤
　　　　　Ｃ　　　信号機
　　　　　Ｄ　　　赤信号
　　　　　Ｅ　　　黄信号
　　　　　Ｆ　　　青信号
　　　　　Ｙ　　　電源

Claims (1)

1. 　赤電灯（１）と黄電灯（２）と青電灯（３）を、交互に整列して収容した横長ボックス体（４）とし、その各配線を信号機（Ｃ）の有する赤信号（Ｄ）と黄信号（Ｅ）と青信号（Ｆ）に直列に接続してなる発光停止線。

Images