JP3099627U - マルチプルシリコンディスクドライバ - Google Patents

Abstract

【課題】メモリ容量やメモリのタイプの制限を受けずにデータの保存を行うべく、マルチプルシリコンディスクドライバを提供する。
　【解決手段】装置本体１０にはUSBあるいはIEEE1394などのプラグタイプの伝送インターフェイス１１８を設けることで直接外部設備である端末に差し込んでデータのアクセスを行うようにすると同時に拡張スロット１２によって複数の種類の外部のメモリカードなどを支援し、該本体１０内部には更に該伝送インターフェイス１１８及び拡張スロット１２と電気的に接続された回路基板１１０を設け、該基板１１０上にはメインコントローラ１１１０を設け、該コントローラ１１１０にはMP3やWMVなどのデジタルによる音の録音と再生の機能、該拡張スロット内に設けられたメモリカードを探知及び判断する機能、該伝送インターフェイスと外部の端末間のデータ処理機能等を設ける。
【選択図】　　　　図３

Description

　本考案はマルチプルシリコンディスクドライバに係り、特にUSBやIEEE1394と呼ばれる標準的なインターフェイス及び録音や再生の装置を具有する本体により、多種類のメモリカード（シリコンディスク）を支援するシリコンディスクドライバの構造に関わる。

（従来の技術）
　電力の消耗が少なくメモリ容量が大きい、またアクセスがスピーディーであることが利点であるフラッシュメモリは、フレキシブルディスクや光ディスクに取って代わる新たなメモリとして使用されている。このような公知におけるフラッシュメモリは主に二種類に分けられるが、そのうちのメモリカードと呼ばれるものにはPCMCIA、CF、SM、SD、MMC、MS、xDなどの登録商標を略した名称で知られる各種類があり、これらはデジタルカメラやPDAなどに利用されている。もう一つはUSBと呼ばれるもので、これは主にパソコン上で使用されており、データを携帯するのが便利になっている。しかし上述のようなメモリカードやUSBなどのデータ保存用のフラッシュメモリはメモリの拡張が行えない、即ちメモリ容量が限られたものでしかなく、また機能が単純である点において、まだまだ改善の余地があることが言えることから、以下のようなものも開発されている。
　例えばMP3という録音と再生の機能を備えたUSBが既に開発されているが、これは本体にUSBコネクタが設けられており、更に該本体にはコントローラ及びフラッシュメモリを具有する回路板が設けられているものであり、該コントローラにはMP3やWMVなどのデジタルによる音のデータ録音及び再生機能を具有し、該USBによって随時録音や再生が行われるものである。
　また公知のUSBコネクタを具有する転換システムにおいては、その構造は該装置の内部に回路板がUSBコネクタに電気的に接続されており、該回路板と電気的に接続するスロットが本体に設けられていることで、特定のメモリを該スロットに挿し込み、該USBコネクタによってシステム端末にまで伝送するものである。

　しかし上述のような現有の音のデータを保存するフラッシュメモリは、その容量に限りがあること、また該転換システムにおいては転換機能を果たしているのみであり、自身には保存やその他の何らかの機能を具さず、実用性に欠けることが言える。
　そこで上述の欠点に鑑み、メモリ容量やメモリのタイプの制限を受けずにデータの保存を行うべく、本考案のマルチプルシリコンディスクドライバを提供する。

　主に装置本体及び周辺機器タイプのメモリカードの拡張スロットとより構成し、該本体は持ち運びに便利な形態を呈したものとし、且つ該本体の適当な個所にはUSBあるいはIEEE1394などのプラグタイプの伝送インターフェイスを設けることで、直接外部設備である端末に差し込んでデータのアクセスを行うようにすると同時に該拡張スロットによって複数の外部のメモリカードなどを支援し、更に該本体内部には該伝送インターフェイス及び拡張スロットと電気的に接続された回路基板を設け、該基板上にはメインコントローラを設け、該コントローラにはMP3やWMVなどのデジタルによる音の録音と再生の機能、該拡張スロット内に設けられたメモリカードを探知及び判断する機能、該伝送インターフェイスと外部の端末間のデータ処理機能等を設ける。

　本考案によると、シリコンディスクドライバ本体内部の回路に搭載されたフラッシュメモリや外接された多種のメモリに対し、使用者が選択的に音や映像のデータなどを保存することが可能となった。

　図１，２，３に示すように、本考案の第一実施例におけるマルチプルシリコンディスクドライバ１には、伝送インターフェイス１１８を具有する本体１０と拡張スロット１２（図３参照）より構成される。
　該本体１０は携帯タイプのCD再生機のような設計を呈しており、携帯に便利なサイズとなっている。また該本体１０の適当な個所に設けられた該インターフェイス１１８はUSBインターフェイスあるいはIEEE1394のインターフェイス、或いはその他の高速伝送インターフェイスのためのものであり、プラグ形成で外部の設備の端末（例えば図３に示すようなコンピュータシステム１６など）に直接接続接続する方式で、その他のワイヤを使用せずにデータのアクセスを行う。

　引き続き図１，２に示すように、該本体１０は多種のシリコンディスクカード（メモリカード）を支援するものであり、本考案では該本体１０の適当な個所に挿入口１１２を設ける。本考案の実施例では該挿入口１１２を該本体１０の上方に設けているが、実際はこれに限られず、該挿入口１１２の開口個所は内側に向かって水平方向に延長しており、内部が封じられた空間であればよく、該封じられた空間は垂直方向上の空間を利用して、重ねあう方式で複数のスロット１２１，１２２，１２３を設けて拡張スロット１２としてもよい。こうすることで異なる種類の外部のメモリカード（メモリスティック（登録商標）やSD，SM，xD、並びにその他の小型のメモリカードを含む）を収容することができるようにする。これらのメモリカードはその長さや厚さが異なる以外にも幅の上でも規格が異なっているため、該拡張スロット１２の幅の設計を外部より挿入されるメモリカードに合わせて梯子状の挿入口１１２（図２参照）とすることで解決する。該拡張スロット１２の設計により、本考案の該シリコンディスクドライバ１が各種小型のメモリカードを支援できるようになる。

　図３に示すように、該本体１０内部には該拡張スロット１２及び伝送インターフェイス１１８の回路基板１１０が電気的に接続されている。該回路基板１１０上の回路の分布により、該拡張スロット１２内に設置された各メモリカードが、該伝送インターフェイス１１８を通して直接外部のコンピュータシステム１６に対してデータ交換とアクセスを行う。以下は該回路基板１１０上の回路分布における説明である。

　該回路基板１１０上にはメインコントローラ１１１０が配置されており、該コントローラには探知／判断モジュール１１１４とブリッジモジュール１１１２が設けられている。これらのモジュール１１１４，１１１２は該メインコントローラ１１１０内部の設計を、必要に応じてハード回路やソフトを焼いたファームウェアとしてもよい。該探知／判断モジュール１１１４は外部のメモリカードが挿し込まれているかどうかの判断、並びに該拡張スロット１２に挿し込まれたメモリカードのタイプを探知する。該ブリッジモジュール１１１はシグナル転換機能を具有し、該回路基板１１０接続による導通を通してストレージ装置本体１０と外部のメモリカードや外部のコンピュータシステム１６との間の伝送媒介となる。

　該本体１０の伝送インターフェイス１１８は外部のコンピュータシステムなどの端末１６の接続ポート１６０と直接接続されると、該コンピュータシステム１６はインターフェイスの標準協定によって電力とデータ／コントロールシグナルをストレージ装置本体１０に伝送する。このとき任意の一つのメモリカードが本考案のシリコンディスクドライバ１の拡張スロット１２に挿し込まれていると、該コントローラ１１１０内部の探知／判断モジュール１１１４が分配されている回路によって外部のメモリカードの種類を探知並びに判断し、ブリッジモジュール１１１２の転換伝送機能によって、該コンピュータシステムなどの端末１６と該外部メモリカードとの間のデータアクセスと交換が行われる。

　図４，５，６に示すように、本考案における第二実施例では、該マルチプルシリコンディスクドライバ１は、本体１０と拡張スロット１２とより構成される。該本体１０の設計形態はMP3（デジタルによる携帯タイプの録音／再生機）であり、該本体１０には上述の第一実施例とほぼ同様の設計である拡張スロット１２並びに挿入口１１２を具有し、該本体１０が上述の各種メモリカードを支援できるようにしている（詳細においては上述と重複するため、記述しない）。

　図６に示すように、該本体１０内部には該拡張スロット１２と電気的に接続されている回路基板１１０を具有する。該本体１０上には伝送インターフェイス１１８並びに出力ポート（イヤホン設置区１１９及びマイクロフォン１１６などを含む）、並びに入力ポート（インターフェイスと無線リモコンインターフェイス１１４とマイクロフォン１１６などを含む）などを含む。これらの部分は皆該本体１０内部の回路基板１１０の配線が電気的に接続され、該回路基板１１０上の回路が分岐して各パーツに分布し、該拡張スロット１２内に設置された外部のメモリカード上に保存されているデジタルによる音のデータを再生し、外部のアナログによる音のデータ（空間中に存在する音声やFM放送による音声など）をデジタルによる音のデータに転換させ、これをメモリカード内に録音する。

　該回路基板１１０上にはメインコントローラ１１１０が配置されており、これには探知／判断モジュール１１１４，ブリッジモジュール１１１２並びに音のデータを録音並びに再生する録音／再生モジュール１１１６を具有する。該探知／判断モジュール１１１４は該拡張スロット１２内に挿し込まれたメモリカードのタイプを探知し、該ブリッジモジュール１１１２はシグナルを転換させる機能を具有し、該回路基板１１０上の接続と導通によって外部のメモリカードと該本体１０間の伝送媒体となる。該録音／再生モジュール１１１６には放送される音のデータを録音する機能を具有し、録音される音のデータの様式にはWMVやMP３などが含まれる。録音の過程において、少なくともアナログからデジタルに転換する手順、並びに符号化などの手順を含み、再生される過程においては少なくともデータの解読やデジタルからアナログへの転換、並びに増幅などの手順を含む。上述の音のデータを処理するメインコントローラ１１１０，音のデータの再生と録音用の出力と入力ポート、並びに電力伝送を行う伝送インターフェイス１１８は、該拡張スロット１２内に挿し込まれた外部メモリカード上に保存された音のデータは、該出力ポートによって解読及び転換された後に増幅された音のデータとなる、或いは入力ポートより入力された外部のアナログの音のデータが転換と解読を経た後に該拡張スロット１２内に設置された外部のメモリカード内に保存される。

　本実施例中では該伝送インターフェイス１１８はプラグタイプの設計であるUSBやIEEE1394インターフェイス或いはその他の高速伝送効率を具有するインターフェイスなどを採用し、この類の設計では伝送ワイヤによって外部の設備即ち端末と直接接続されて伝送することができる。該伝送インターフェイス１１８が結合する外部の設備である端末とは、デジタルによる音のデータと稼動に必要な電力を供給するコンピュータシステム１６（図６参照）などであるか、或いは単純に電力を提供するセパレートタイプの電源供給装置３４（図４，５参照）などとする。

　図４，５に示すように、本実施例ではセパレートタイプの電源供給装置３４がキャリヤ３４４上にてUSBやIEEE1394などのインターフェイスのスロット３４４０などを配置し、該本体１０上に配置されたインターフェイスの形態によってこれを設計するものとする。該電源供給装置３４全体は一体成型のもの、或いはセパレートタイプのものであっても、その内部には電池を設置する電池設置区３４２（図６参照）及び電池設置区３４２と電気的に接続されるインターフェイススロット３４４０が設けられている。該インターフェイススロット３４４０は本考案のシリコンディスクドライバ１の伝送インターフェイス１１８と接続されており、該インターフェイススロット３４４０を通して該伝送インターフェイス１１８が電池の提供する稼動（録音や再生などの）電力を伝送する。また、該電力装置３４に設置された該キャリヤ３４４は、これと隣接して一体成型された壁面上に開設されたパイロットスロット３４６で該シリコンディスクドライバ１を該キャリヤ３４４上に設置し電源にガイドする個所を提供しており、該シリコンディスクドライバ１とセパレートタイプの電源供給装置３４の結合を更に緊密にすることで、形態の際に起こる振動によっても外れないようにする。

　図６に示すように、本実施例中でのシリコンディスクドライバ１は該装置本体１０の伝送インターフェイス８８を通して該コンピュータシステム１６などの外部の設備である端末と接続されて伝送を行い、該コンピュータシステム１６などはUSBやIEEE1394などの伝送協定によって自身の具有するインターフェイスの接続ポート１６０で稼動時の電力を供給する。また本実施例中では、該回路基板１１０上のメインコントローラ１１１０が具有するブリッジモジュール１１１２の機能である該シリコンディスクドライバ１と該コンピュータシステム１６間のブリッジ機能により、該コンピュータシステム１６が該インターフェイスの接続ポート１６０で本実施例中の該拡張スロット１２内の外部メモリカードが音のデータ交換とアクセスの目的を達成させる。

本考案における第一実施例による正面図である。 図１における側面図である。 本考案の図１，２における内部の回路概略図である。 本考案の第二実施例において、セパレートタイプの電源供給装置が設置されていない状態を示す図である。 本考案の第二実施例において、セパレートタイプの電源供給器が設置された状態を示す図である。 図４，図５における内部に設けられた回路の概略図である。

符号の説明

１　マルチプルシリコンディスクドライバ
１０　装置本体
１１０　回路基板
１１１０　メインコントローラ
１１１２　ブリッジモジュール
１１１４　探知／判断モジュール
１１１６　録音／再生モジュール
１１２０　搭載されたフラッシュメモリ
１１２　挿入口
１１４　無線リモコンインターフェイス
１１６　マイクロフォン
１１８　伝送インターフェイス
１１９　イヤホン設置区
１２　拡張スロット
１２１，１２２，１２３　スロット
１６　コンピュータシステム
１６０　接続ポート
３４　セパレートタイプの電源供給装置
３４２　電池設置区
３４４　キャリヤ
３４４０　インターフェイススロット
３４６　パイロットスロット

Claims (9)

1. 　伝送インターフェイスを具有する装置本体と拡張スロットとより構成されるマルチプルシリコンディスクドライバの構造において、
   　該本体内には該拡張スロットと電気的に接続する回路基板が設けられ、該本体外部には該回路基板とそれぞれ電気的に接続する少なくともひとつ以上の入力ポート及び音のデータの出力ポート並びに伝送インターフェイスを具有し、
   　該本体の片側には挿入口が設けられており、該挿入口は水平方向に延伸し、外殻内のもう一端にまで延伸した先が封じられ、更に該延伸した空間の垂直方向上には異なる規格やサイズのメモリカードが設置されるべく、上下に重なる形で設けられた複数のスロットを具有する拡張スロットを有し、録音された音データを該拡張スロット内の外部メモリカードに保存する、あるいは該外部のメモリカードに保存された音のデータを再生することを特徴とするマルチプルシリコンディスクドライバ。
2. 　該伝送インターフェイスはプラグ形式でその他のワイヤを使用せずに外部の設備に直接接続されることを特徴とする請求項１記載のマルチプルシリコンディスクドライバ。
3. 　該伝送インターフェイスはUDB或いはIEEE1394タイプのインターフェイス或いはその他の高速伝送インターフェイスの形態であることを特徴とする請求項１或いは２記載のマルチプルシリコンディスクドライバ。
4. 　該回路基板の板面上にはメインコントローラが設けられており、
   　該拡張スロット内に設置された外部のメモリカードを探知および判断する探知／判断モジュールと、
   　該本体或いは外部設備である端末との間の伝送媒介をするブリッジモジュールと、
   　音のデータを録音及び再生する録音／再生モジュールと、
   　を具有することを特徴とする請求項１記載のマルチプルシリコンディスクドライバ。
5. 　該録音／再生モジュールには符号化／解読、デジタル／アナログ転換と増幅機能を具有することを特徴とする請求項４記載のマルチプルシリコンディスクドライバ。
6. 　該装置本体は外部設備と接続されるが、該外部設備にはセパレートタイプの電源供給装置を含み、該電源供給装置には電池設置区並びに該電池設置区と電気的に接続するインターフェイススロットを具有し、該インターフェイススロットは該シリコンディスクドライバの伝送インターフェイスと接続されて、稼動に必要な電力を提供することを特徴とする請求項１記載のマルチプルシリコンディスクドライバ。
7. 　該外部設備、即ち端末とは、インターフェイスアダプタを具有するコンピュータシステムであり、該アダプタは該シリコンディスクドライバの伝送インターフェイスに接続され、該拡張スロット内に設けられた外部のメモリカードなどと音のデータ交換やアクセスを行うべく該ドライバの稼動に必要な電力を提供することを特徴とする請求項６記載のマルチプルシリコンディスクドライバ。
8. 　該回路基板の板面上には、音のデータを保存するべく、少なくとも一つ以上のフラッシュメモリが搭載されていることを特徴とする請求項１記載のマルチプルシリコンディスクドライバ。
9. 　該メモリカードには既存の各種の規格のメモリが含まれることを特徴とする請求項１記載のマルチプルシリコンディスクドライバ。

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