JP3099358B2 - 粉粒体の脱気装置 - Google Patents

粉粒体の脱気装置

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JP3099358B2 JP02290539A JP29053990A JP3099358B2 JP 3099358 B2 JP3099358 B2 JP 3099358B2 JP 02290539 A JP02290539 A JP 02290539A JP 29053990 A JP29053990 A JP 29053990A JP 3099358 B2 JP3099358 B2 JP 3099358B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は粉粒体の脱気装置に係り、詳しくは粉粒体を
受入部から排出部まで移送する間に脱気するようにした
粉粒体の脱気装置に関する。さらに詳しくは、粉粒体の
移送効率を高めて単位時間当りの処理量を増大させると
共に製品嵩密度を高めるよう改良された粉粒体の脱気装
置に関する。
[従来の技術] 粉粒体を脱気装置の受入部に投入し、この受入部から
移送部を通して排出部に移送すると共に、この移送部内
をフィルタを通して減圧することにより該移送途中の粉
粒体を脱気処理するようにした装置は、例えば、粉粒体
の嵩密度を上げ、容積を小さくして袋詰め時や輸送時の
取り扱いを容易にする等の用途に広く用いられている。
従来の粉粒体の脱気装置は、この受入部から排出部ま
で粉粒体を移送するための装置としてスクリュコンベヤ
を採用している(例えば特開平1−139138号)。
[発明が解決しようとする課題] このスクリュコンベヤは、スクリュケーシング内にス
クリュを配置し、該スクリュの回転によって粉粒体を移
送するものであるが、受入部内における粉粒体の嵩密度
が低いと、スクリュが回転しても粉粒体が撹拌されるだ
けであまり前進しないという現象が生じ易い。(このよ
うな傾向はスクリュ径が大きい程著しくなる。)そし
て、この結果、単位時間当りの処理量が低くなるという
問題が生じていた。
また、スクリュコンベヤで移送される粉粒体の嵩密度
が低い従来の粉粒体の脱気装置では、スクリュコンベヤ
内において粉粒体がスクリュで撹拌されるため、排出口
から取り出される粉粒体の嵩密度も十分には高くならな
いという問題があった。
[課題を解決するための手段] 本発明の粉粒体の脱気装置は、略水平に配置された筒
状ケーシングの内部にスクリュが設置されてなるスクリ
ュコンベヤと、該ケーシングの一端側に設けられた粉粒
体の受入口と、該ケーシングの他端側に設けられた粉粒
体の排出口と、該ケーシング内の受入口と排出口との間
の部分からフィルタを通して排気を行なう排気装置とを
有する粉粒体の脱気装置において、ケーシングの前記受
入口の下方に該ケーシングの周壁面の一部をなすように
設けられたフィルタを通して排気を行なう予備排気装置
を設けてなり、該フィルタは、ケーシングの下面部分に
おいてスクリュの軸心回りに60゜〜180゜の範囲にわた
って設置され、且つスクリュの軸心線方向において該受
入口の開口幅以上の範囲にわたって設置されていること
を特徴とするものである。
[作用] 本発明の粉粒体の脱気装置においては、受入口から装
置内に供給された粉粒体がスクリュコンベヤによって排
出口まで移送され、この移送途中において脱気処理され
る。
本発明では、このスクリュコンベヤの受入口下方の所
要範囲に設けられたフィルタからも排気するようにして
いるので、スクリュコンベヤで移送される粉粒体の嵩密
度が大きい。このため粉粒体は効率良く排出口に送ら
れ、単位時間当りの処理量が増大する。また、スクリュ
コンベヤ内の粉粒体の嵩密度が高く、スクリュコンベヤ
内で粉粒体が撹拌されないようになるので、排出口から
取り出される粉粒体の嵩密度もきわめて高いものとな
る。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本発明の実施例に係る粉粒体の脱気装置の正
面図(受入部の部分は第2図のI−I線に沿う断面
図)、第2図は第1図のII−II線断面図である。
第1図において、スクリュコンベヤ10を構成するスク
リュケーシングは、受入部ケーシング12と、脱気部ケー
シング14と、排出部ケーシング16がそれぞれフランジに
て連結されたものであり、該ケーシングの内部にスクリ
ュ18が設けられている。20、22はスクリュケーシングの
両端部分に配置されたスクリュ18の軸受部である。受入
部ケーシング12の上面部分には粉粒体の受入口24が設け
られ、排出部ケーシング16の下面部には脱気処理された
粉粒体の排出口26が設けられている。
受入部ケーシング12においては、その下面部分(本実
施例ではスクリュ18の軸心位置よりも下側の部分)に第
1のフィルタ28が設けられている。この第1のフィルタ
28の外側をカバーケーシング30が取り囲んでおり、第1
のフィルタ28とカバーケーシング30との間は第1の排気
室32となっている。34はこの第1の排気室32内を真空ポ
ンプ等の排気手段に接続するための第1の排気口であ
る。
脱気部ケーシング14内には、該ケーシング14と同軸的
に筒状の第2のフィルタ36が配置されており、該第2の
フィルタ36とケーシング14との間が第2の排気室38とな
っている。また、この第2の排気室38内を真空ポンプ等
の排気手段に接続するために第2の排気口40がケーシン
グ14に設けられている。
このように構成された粉粒体の脱気装置において、脱
気処理される粉粒体は受入口24から装置内に投入され、
スクリュ18の回転に伴ってスクリュケーシング内を第1
図の右から左に向かって移送され、排出口26から排出さ
れる。この粉粒体は、まず受入口24から投入された直後
に第1のフィルタ28を通して脱気処理され、その嵩密度
が予備的に高められる。しかる後、この粉粒体がスクリ
ュ18によって脱気部ケーシング14内に送られ、第2のフ
ィルタ36を通して気体が排出され、更に十分な脱気処理
を受ける。
このように、第1のフィルタ28を通して予備的に脱気
処理され嵩密度が高められた粉粒体がスクリュ18で移送
されるので、このスクリュ18の移送効率が高くなり、単
位時間当りの粉粒体の脱気処理量が増大する。また、ス
クリュコンベヤ10内における粉粒体の嵩密度が高く、ス
クリュコンベヤ内で粉粒体が撹拌されないようになるの
で、排出口26から取り出される粉粒体の嵩密度も極めて
高いものとなる。
上記実施例では、第1のフィルタ28はスクリュ18の軸
心に対して第2図に示す如く180゜の範囲に渡って設け
られているが、本発明においては、スクリュ18の軸心に
対し60゜から180゜の程度の範囲に渡って第1のフィル
タ28を設ける。第1のフィルタ28は、スクリュ18の軸心
線方向において粉粒体の受入口24の開口幅以上の領域に
渡って設けられる。
本発明において、スクリュ18のスクリュ羽根先端とフ
ィルタ28、36の内周面との間隔は数mm程度が好適であ
る。
本発明において、フィルタ28、36としては金属繊維の
焼結体が好適であるが、金属金網や濾布等を用いても良
い。
予備脱気処理を行なわない従来の粉粒体の脱気装置
と、上記実施例装置とについて輸送効率を実測して比較
した。
なお、被処理粉粒体は嵩密度が0.035g/ccの粉体であ
る。また、フィルタとしては線径4μmのステンレス繊
維の焼結体(空隙率65%)のものを用いた。
測定結果は次の第1表の通りであった。
第1表から明らかな通り、従来装置では処理量が2.6m
3/Hrであったが、本発明装置では、4.8m3/Hrとなり、約
1.9倍も処理量が増大された。また、脱気処理された粉
粒体の嵩密度も著しく増大した。
[効果] 以上の通り、本発明の粉粒体の脱気装置は、受入口か
ら装置内に供給された粉粒体を受入口下方の所要範囲に
設けられたフィルタを通して予備的に脱気処理した後ス
クリュで移送し、その途中で更に脱気処理を施すように
したものであり、スクリュコンベヤで搬送される粉粒体
の嵩密度が大きく、スクリュコンベヤによる移送効率が
高い。このため、単位時間当りの脱気処理量が増大す
る。また、スクリュコンベヤ内の粉粒体の嵩密度が高い
ところからスクリュコンベヤ内で粉粒体が撹拌されず、
排出口から取り出される粉粒体の嵩密度も極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る粉粒体の脱気装置の部分
断面正面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図で
ある。 10……スクリュコンベヤ、 12、14、16……ケーシング、 18……スクリュ、24……受入口、 26……排出口、28……第1のフィルタ、 30……カバーケーシング、 32……第1の排気室、 36……第2のフィルタ、 38……第2の排気室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 33/00 - 33/38 B65G 65/30 - 65/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略水平に配置された筒状ケーシングの内部
    にスクリュが設置されているスクリュコンベヤと、該ケ
    ーシングの一端側に設けられた粉粒体の受入口と、該ケ
    ーシングの他端側に設けられた粉粒体の排出口と、該ケ
    ーシング内の受入口と排出口との間の部分からフィルタ
    を通して排気を行なう排気装置とを有する粉粒体の脱気
    装置において、 ケーシングの前記受入口の下方に該ケーシングの周壁面
    の一部をなすように設けられたフィルタを通して排気を
    行なう予備排気装置を設けてなり、該フィルタは、ケー
    シングの下面部分においてスクリュの軸心回りに60〜18
    0゜の範囲にわたって設置され、且つスクリュの軸心線
    方向において該受入口の開口幅以上の範囲にわたって設
    置されていることを特徴とする粉粒体の脱気装置。
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