JP3099314B2 - 放射線測定装置 - Google Patents

放射線測定装置

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JP3099314B2 JP07193285A JP19328595A JP3099314B2 JP 3099314 B2 JP3099314 B2 JP 3099314B2 JP 07193285 A JP07193285 A JP 07193285A JP 19328595 A JP19328595 A JP 19328595A JP 3099314 B2 JP3099314 B2 JP 3099314B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連鎖型放射線モニ
タシステムを実際の原子力プラント等のモニタシステム
として適用することができ、冗長性を持たせながら同時
に通常時にはそれらを有効に利用することができ、作業
被曝管理システムとして使用する場合などにはさらに位
置分解能を向上させるとともにシステムの延長距離を延
ばすことができる放射線測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所をはじめ原子力関連諸施設
においては、放射線のモニタリングシステム(放射線測
定装置)は必ず必要な計測システムとされている。特
に、最も多く測定される対象は、X線とγ線である。現
在、これらの測定ために、電離箱、シンチレーション検
出器、半導体検出器等が用いられている。
【0003】図17は、一般的なモニタ用検出器の接続
形態を示している。測定対象4に対向して従来型の検出
器18が設置され、これらの検出器18と多重化伝送装
置20との間に、電源供給及び信号伝送のための金属ケ
ーブル19が敷設されている。この多重化伝送装置20
によりディジタル化された情報が光に変換されて光ファ
イバ2を介してデータ処理・表示装置12に伝送される
ように構成されている。なお、多重化伝送装置20に代
えて、データ処理・表示装置12等が検出器18に直接
接続されていることもある。
【0004】原子力発電設備は、一般産業に比べ、さら
に一段と信頼性、安全性についての要求が厳しく、こう
いった放射線モニタリングシステムについても例外では
ない。しかしながら、図17に示すような従来型システ
ム構成では、測定点に電源、電子回路が必要であり、信
号ケーブルに加え電源ケーブル等が付随しているため、
冗長度を持たせようとした場合、ケーブル量が多くな
り、装置コストも高騰するといったことがある。
【0005】このような放射線モニタリングシステムの
簡素化を目的として、図18に示すような連鎖接続型が
可能でしかも各測定点に電子回路や電源装置が不要な方
式が提案されている。この放射線モニタリングシステム
では、センサ部に、光導波型シンチレーション検出器が
採用されている。この光導波型シンチレーション検出器
は、2個で1組とする光の出入り口を1組以上有してお
り、光の出入り口には、それぞれ伝送用光ファイバが接
続されている。放射線の入射に応じて発生する光が、各
組の光取り出し口双方から接続された光ファイバにより
伝送でき、かつ、光ファイバ側から1つの光の出入り口
を介して入射した光は、もう一方の光の出入り口まで透
過して、さらに到達した光の出入り口に接続された光フ
ァイバへ透過的に送り出されるように構成されている。
【0006】図18に、この光導波型シンチレーション
検出器を有する放射線モニタリングシステムを示す。こ
のシステムでは、測定対象4に対向して光導波型シンチ
レーション検出器1を設置し、これらを連鎖状に光ファ
イバ2により接続し、連鎖状の光ファイバ2の両端を多
点測定用信号処理装置3に接続している。光パルスのル
ープ両側への到達時間差計測を行うことにより、計数
(率)、位置情報を同時に計測している。
【0007】この連鎖型放射線モニタシステムを採用す
る場合には、ケーブルも光ファイバ2のみであり、測定
対象4の近傍には、電気品も不要で、光導波型シンチレ
ーション検出器1を設置するだけでよいため、システム
コストが下がることが予想されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連鎖状
接続には、光ファイバ2の切断、又は、光導波型シンチ
レーション検出器1の光透過機能の喪失等の故障、トラ
ブルにより系全体の機能が失われるという欠点もあっ
た。
【0009】このようなことから、このシステムを適用
する際には低コストの利点を活かし、冗長度のあるシス
テムを構築することと、これに併せて冗長系の有効利用
として、通常時の付加価値と故障時のバックアップ機能
の両立が望まれている。
【0010】さらに、図18に示す連鎖型放射線モニタ
システムは、センサ部が簡素であり安価である。そのた
め、原子力発電所等において従来放射線モニタが設置さ
れていなかった地点に漏洩検出用、あるいは作業被曝管
理用として追加設置することも考えられる。
【0011】このような追加設置をする場合には、通常
のエリアモニタ等と比較して狭い範囲内で点数の多い、
細かな線量(率)モニタリングが必要とされる。また、
通常立ち入りできない区域での測定も考えられるため、
信号処理装置までの総延長距離はかなり長くなることが
想定される。従って、このような追加設置を実現するた
めには、先の光導波型シンチレーション検出器の時間分
解能の向上と、延長距離の拡大が必要とされている。
【0012】本発明の目的は、連鎖型放射線モニタシス
テムを実際の原子力プラント等のモニタシステムとして
適用するため、冗長性を持たせながら同時に通常時には
それらを有効に利用することができ、作業被曝管理シス
テムとして使用する場合などにはさらに位置分解能を向
上させるとともにシステムの延長距離を延ばすことがで
きる放射線測定装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1では、測定対象から受けた放射線に応じ
て光を光ファイバに放出する2個の光取出口を有し、且
つ、光ファイバから一方の光取出口を介して入射した光
を他方の光取出口まで透過してこの他方の光取出口から
光ファイバに送出するシンチレーション検出器を備えた
放射線測定装置であって、各組が複数の測定対象に対応
して各々配置された複数のシンチレーション検出器を有
している複数組の測定系統と、各組の複数のシンチレー
ション検出器を順次接続するループ状の複数組の光ファ
イバと、複数組の光ファイバがまとめられて接続され、
これらの光ファイバから入力された光パルスを検知し
て、その光パルスを送出したシンチレーション検出器を
同定すると共に、放射線を測定するための信号処理装置
と、を具備することを特徴としている。これにより、複
数組の測定系統又は光ファイバが故障した場合であって
も、放射線の測定を継続することができる。
【0014】請求項2では、各組が複数の測定対象に対
応して各々配置された複数のシンチレーション検出器を
有している複数組の測定系統と、各組の複数のシンチレ
ーション検出器を順次接続するループ状の複数組の光フ
ァイバと、複数組の光ファイバが各々別々に接続され、
これらの光ファイバから入力された光パルスを検知し
て、その光パルスを送出したシンチレーション検出器を
同定すると共に、放射線を測定するための複数組の信号
処理装置と、を具備することを特徴としている。この場
合にも、複数組の測定系統又は光ファイバが故障した場
合であっても、放射線の測定を継続することができる。
【0015】請求項3では、信号処理装置から取り出さ
れた到達時間差情報が入力され、各シンチレーション検
出器の位置別に識別する弁別装置と、この弁別装置のそ
れぞれの位置別出力が入力され、加算処理を行う計算演
算装置と、を更に具備することを特徴としている。これ
により、演算における実質的な計数効率を高めることが
できる。
【0016】請求項4では、信号処理装置から取り出さ
れた到達時間差情報が入力され、各シンチレーション検
出器の位置別に識別する弁別装置と、この弁別装置のそ
れぞれの位置別出力が入力され、平均処理を行う計算演
算装置と、を更に具備することを特徴としている。この
平均処理により、実質的な統計精度と信頼性を高めるこ
とができる。
【0017】請求項5では、信号処理装置から取り出さ
れた到達時間差情報が入力され、各シンチレーション検
出器の位置別に識別する弁別装置と、この弁別装置のそ
れぞれの位置別出力が入力され、同時計数処理を行う計
算演算装置と、を更に具備することを特徴としている。
この同時計数処理を行うことにより、偶発的な計数を除
去するとともに到達時間差分布の拡がりを抑制すること
ができる。
【0018】請求項6では、複数の測定対象に対応して
各々配置された複数のシンチレーション検出器をそれぞ
れ有する複数組の測定系統と、各組測定系統の各シンチ
レーション検出器の2個の光取出口に接続された複数組
の光ファイバと、複数組の光ファイバがまとめられて接
続され、これらの光ファイバから入力された光パルスを
検知して、その光パルスを送出したシンチレーション検
出器を同定すると共に、放射線を測定するための信号処
理装置と、を具備することを特徴としている。1個の測
定系統が故障した場合、検出効率は単一の値になるが、
測定を継続することができる。
【0019】請求項7では、複数の測定対象に対応して
各々配置された複数のシンチレーション検出器をそれぞ
れ有する複数組の測定系統と、各組測定系統の各シンチ
レーション検出器の2個の光取出口に接続された複数組
の光ファイバと、複数組の光ファイバが別々に接続さ
れ、これらの光ファイバから入力された光パルスを検知
して、その光パルスを送出したシンチレーション検出器
を同定すると共に、放射線を測定するための複数組の信
号処理装置と、を具備することを特徴としている。この
場合にも、1個の測定系統が故障した時、検出効率は単
一の値になるが、測定を継続することができる。
【0020】請求項8では、信号処理装置は、複数組の
シンチレーション検出器からの複数組の光パルスに対応
する入力信号計数値を加算処理することを特徴としてい
る。これにより、演算における実質的な計数効率を高め
ることができる。
【0021】請求項9では、信号処理装置は、複数組の
シンチレーション検出器からの複数組の光パルスに対応
する入力信号計数値が一定偏差以内である時にはこの入
力信号計数値を平均処理し、入力信号計数値が一定偏差
以上である時には異常処理を行うことを特徴としてい
る。この平均処理により、実質的な統計精度と信頼性を
高めることができる。
【0022】請求項10では、信号処理装置は、複数組
のシンチレーション検出器からの複数組の光パルスに対
応する入力信号計数値を同時計数処理することを特徴と
している。この同時計数処理を行うことにより、偶発的
な計数を除去するとともに到達時間差分布の拡がりを抑
制することができる。
【0023】請求項11では、光ファイバを伝送された
光パルスを検出する検出手段と、この検出された光パル
スに対応して、光強度の大きい光パルスにを発する光源
とからなる中継装置を備えていることを特徴としてい
る。これにより、弱まったシンチレーション検出器から
の光パルスを光強度の大きい光パルスに変換することが
できる。
【0024】請求項12では、信号処理装置から受けた
情報をデータ処理・表示装置へディジタル情報として伝
送するための別の光ファイバを備えていることを特徴と
している。これにより、信号処理装置までの総延長距離
はかなり長い場合であっても、信号が減衰されることが
ない。
【0025】請求項13では、シンチレーション検出器
は、無機シンチレータ及びこれを包囲するように配置さ
れた有機シンチレータからなり、且つ、受けた放射線に
応じてシンチレーション光を放出するためのシンチレー
ション物質と、これらシンチレーション物質の内部に埋
設され、両端が各々光取出口で光ファイバに接続され、
且つ、波長シフタを含む光伝送路と、を備えていること
を特徴としている。この二重構造のシンチレーション検
出器により、無機シンチレータによる多くの積分光量が
平均的に得られると共に、有機シンチレータによる速い
減衰時間成分を兼ね備えた光パルスが得られる。
【0026】請求項14では、シンチレーション検出器
は、無機シンチレータ及びこれを包囲するように配置さ
れた有機シンチレータからなり、且つ、受けた放射線に
応じてシンチレーション光を放出するためのシンチレー
ション物質と、これらシンチレーション物質に光学的に
接触して配置された透明媒体と、この透明媒体の内部に
埋設され、両端が各々光取出口で光ファイバに接続さ
れ、且つ、波長シフタを含む光伝送路と、を備えている
ことを特徴としている。この場合にも、二重構造のシン
チレーション検出器により、無機シンチレータによる多
くの積分光量が平均的に得られると共に、有機シンチレ
ータによる速い減衰時間成分を兼ね備えた光パルスが得
られる。
【0027】請求項15では、シンチレーション検出器
は、無機シンチレータ及びこれを包囲するように配置さ
れた有機シンチレータからなり、且つ、受けた放射線に
応じてシンチレーション光を放出するためのシンチレー
ション物質と、これらシンチレーション物質に光学的に
接触して配置された別の有機シンチレータと、と、この
別の有機シンチレータの内部に埋設され、両端が各々光
取出口で光ファイバに接続され、且つ、波長シフタを含
む光伝送路と、を備えていることを特徴としている。こ
の場合にも、二重構造のシンチレーション検出器によ
り、無機シンチレータによる多くの積分光量が平均的に
得られると共に、有機シンチレータによる速い減衰時間
成分を兼ね備えた光パルスが得られる。
【0028】請求項16では、シンチレーション検出器
は、交互に配列された無機シンチレータ及び有機シンチ
レータからなり、且つ、受けた放射線に応じてシンチレ
ーション光を放出するためのシンチレーション物質と、
このシンチレーション物質の内部に埋設され、両端が各
々光取出口で光ファイバに接続され、且つ、波長シフタ
を含む光伝送路と、を備えていることを特徴としてい
る。これにより、個々の体積を抑制して、コンプトン散
乱確率を高めることができる。
【0029】請求項17では、シンチレーション検出器
は、交互に配列された無機シンチレータ及び有機シンチ
レータからなり、且つ、受けた放射線に応じてシンチレ
ーション光を放出するためのシンチレーション物質と、
このシンチレーション物質に光学的に接触して配置され
た透明媒体と、この透明媒体の内部に埋設され、両端が
各々光取出口で光ファイバに接続され、且つ、波長シフ
タを含む光伝送路と、を備えていることを特徴としてい
る。集光方式のシンチレータ部分を大型化する場合に有
効である。
【0030】請求項18では、シンチレーション検出器
は、交互に配列された無機シンチレータ及び有機シンチ
レータからなり、且つ、受けた放射線に応じてシンチレ
ーション光を放出するためのシンチレーション物質と、
このシンチレーション物質に光学的に接触して配置され
た別の有機シンチレータと、この別の有機シンチレータ
の内部に埋設され、両端が各々光取出口で光ファイバに
接続され、且つ、波長シフタを含む光伝送路と、を備え
ていることを特徴としている。この場合にも、集光方式
のシンチレータ部分を大型化する場合に有効である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態に係る放射線測定装置を図面を参照しつつ説明する。(1)多点測定系統の多重化I(単純多重化)…請求項
1に対応 図1は、測定対象4が3箇所ある場合の例を示してい
る。各測定対象4に対向して2組測定系統の測定系統の
光導波型シンチレーション検出器1a,1bが2個ずつ
配置されている。到達時間差を利用した多点測定用信号
処理装置3は、1台のみである。一側の3個の光導波型
シンチレーション検出器1aは、1つのループをなす光
ファイバ2aにより接続されており、他側の3個の光導
波型シンチレーション検出器1bは、もう一方のループ
をなす光ファイバ2bにより接続されており、ループ数
は、2個となっている。
【0032】これら2個のループをなす光ファイバ2
a,2bは、片端ずつまとめられ、1つの共通の多点測
定用信号処理装置3に接続されている。
【0033】第1の場合として、2個のループをなす光
ファイバ2a,2bの敷設長、及び光導波型シンチレー
ション検出器1a,1bの接続間隔長が同様に構成さ
れ、加えて、到達時間差の条件が同様に構成されている
場合には、多点測定用信号処理装置3で測定されたデー
タは、検出効率が2倍になった光導波型シンチレーショ
ン検出器が3個接続されているかのように認識される。
【0034】また、第2の場合として、2個のループを
なす光ファイバ2a,2bの到達時間差条件が光導波型
シンチレーション検出器の位置(時間)の分解能以上に
異なっている場合には、多点測定用信号処理装置3で測
定されたデータは、6個の光導波型シンチレーション検
出器1a,1bが接続されていることが認識される。
【0034】前者の場合、光ファイバ2a,2bのいず
れか一方のループが使用できなくなった場合であって
も、効率が半減した状態で測定を続けることができる。
【0036】また、後者の場合には6個の内3つのシン
チレーション検出器が接続されているだけとして認識さ
れ、測定を続けることができる。
【0037】測定精度の面からは、同一測定対象4に対
向して設置される光導波型シンチレーション検出器1
a、1bは、同等の感度を有しており、加えて、測定対
象4に対する幾何学的効率も同等となるように構成され
ていることが好ましい。(2)多点測定系統の多重化II(分離多重化)…請求
項2に対応 図2は、測定対象4が3箇所ある場合の例を示してい
る。各測定対象4に対向して2組測定系統の光導波型シ
ンチレーション検出器1a,1bが2個ずつ配置されて
いる。到達時間差を利用した多点測定用信号処理装置3
a,3bは、2台設けられている。一側の3個の光導波
型シンチレーション検出器1aは、1つのループをなす
光ファイバ2aにより接続されており、他側の3個の光
導波型シンチレーション検出器1bは、もう一方のルー
プをなす光ファイバ2bにより接続されており、ループ
数は、2個となっている。
【0038】一方のループをなす光ファイバ2aは、そ
の両端で多点測定用信号処理装置3aに接続されてお
り、他方のループをなす光ファイバ2bは、その両端で
多点測定用信号処理装置3bに接続されている。
【0039】従って、3個の光導波型シンチレーション
検出器1aが接続された測定系統と、他方の3個の光導
波型シンチレーション検出器1bが接続された測定系統
とが、2系統で独立に配置された構成である。一方の測
定系統が使用できなくなった場合でも、一切の影響を受
けずに他方の測定系統は稼働することができる。
【0040】測定精度の面からは、同一の測定対象4に
対向して設置された光導波型シンチレーション検出器1
a,1bは同等の感度を有しており、しかも、測定対象
4に対して幾何学的効率も同等となるように設置される
ことが好ましい。(3)多重化時のデータ処理I(加算処理)…請求項3
に対応 上述した多重化システムにおいて、全ての測定系統が正
常動作している場合に、上記請求項2における全ての場
合に、又は、上記請求項1における説明中の第2の場合
として、到達時間差条件が異なっている場合には、図4
に示すように、多点測定用信号処理装置3a,3bから
取り出すことのできる到達時間差情報が、各光導波型シ
ンチレーション検出器1a,1bの位置別にa−1,1
a−2,……a−n、b−1,b−2……bーnと識別
する弁別装置5a、5bに入力される。
【0041】ここで、到達時間差情報(到達時間差分
布)は、図3に示すようなグラフにより得られる。図3
において、横軸は、到達時間差を示し、縦軸は、その分
布の頻度を示すヒストグラムである。図中に示したピー
クは、各々の光導波型シンチレーション検出器1a,1
bの位置に相当する。従って、この横軸を適当な区間で
区切り、その区間内にはいるデータは、すべて当該光導
波型シンチレーション検出器1a,1bのデータとして
扱うことができる。この機能を実現するのが上述した弁
別装置5である。
【0042】弁別装置5のそれぞれの位置別出力a−
1,a−2,……a−n、b−1,b−2……bーn同
士が計算演算装置6に入力され、この計算演算装置6で
加算処理が行われる。これにより、実質的な計数効率を
高めることができる。この処理は、信号測定時でも、デ
ータ処理でもいずれの場合にも適用することができる。(4)多重化時のデータ処理II(平均処理)…請求項
4に対応 上記(3)で説明した場合と同様に、到達時間差情報
が、各光導波型シンチレーション検出器1a,1bの位
置別にa−1,1a−2,……a−n、b−1,b−2
……bーnと識別する弁別装置5a、5bに入力され、
弁別装置5のそれぞれの位置別出力a−1,a−2,…
…a−n、b−1,b−2……bーn同士が計算演算装
置6に入力されるが、本例では、この計算演算装置6で
は、平均処理が行われる。これにより、実質的な統計精
度と信頼性を高めることができる。また、この処理は、
信号測定時でも、データ処理でもいずれの場合にも適用
することができる。さらに、平均は2個のデータが一定
偏差以内の時に行い、2個の信号が通常の揺らぎ以上で
相違する場合には別途原因究明の警告等を発生するなど
の処理を付加することが適当である。(5)多重化時のデータ処理III(同時計数処理)…
請求項5に対応 上記(3)又は(4)で説明した場合と同様に、到達時
間差情報が、各光導波型シンチレーション検出器1a,
1bの位置別にa−1,1a−2,……a−n、b−
1,b−2……bーnと識別する弁別装置5a、5bに
入力され、弁別装置5のそれぞれの位置別出力a−1,
a−2,……a−n、b−1,b−2……bーn同士が
計算演算装置6に入力されるが、本例では、この計算演
算装置6では、同時計数処理が行われる。これにより、
偶発的な計数を除去するとともに到達時間差分布の広が
りを抑制することができる。この処理は、同時発生の条
件が必要であるため、信号測定時に行うのが簡便であ
る。この同時性については、光導波型シンチレーション
検出器1a,1bが密着しているため、一方の光導波型
シンチレーション検出器1aに入射してコンプトン散乱
により一部エネルギーを失い、散乱γ線が他方の光導波
型シンチレーション検出器1bに入射する場合に相当す
る。データ処理時に行う場合には、リストモード測定と
呼ばれ、計数情報に時刻情報の識別情報のついたデータ
としてそれぞれの事象を独立して記憶しておくことが好
ましい。(6)単一測定点に対する多重化(2点片端で単純多重
化) 図5は、測定対象4が1箇所の場合の例を示している。
測定対象4に対向して2組の測定系統の光導波型シンチ
レーション検出器1a,1bが2個配置されている。到
達時間差ではなく、光パルスの信号検出装置7aの1台
のみが用いられ、光導波型シンチレーション検出器1
a,1bの各2個の光取出口の一方にそれぞれ光ファイ
バ2a,2c(図5に破線で示す)が接続されている。
これら光ファイバ2a,2cの他端は共に1台の信号検
出装置7aに接続されている。この信号検出装置7a
は、信号処理装置8に接続されている。なお、本例で
は、光導波型シンチレーション検出器1a,1bの光フ
ァイバを接続しない光取出口は遮光されているか、又は
この光取出口に反射手段が設けられている。
【0043】本例では、接続する光ファイバ2a,2c
の長さがほぼ同じである場合には、2個の光パルスが合
算して信号検出装置7に入力される。そのため、一つの
測定系統が故障した場合には、光強度がおよそ半減する
測定を継続することができる。(7)単一測定点に対する多重化II(2点片端で分離
多重化) 図5は、測定対象4が1箇所の場合の例を示している。
本例では、到達時間差ではなく、光パルスの信号検出装
置7a,7bの2台が用いられる。光導波型シンチレー
ション検出器1a,1bの各2個の光取出口の一方にそ
れぞれ光ファイバ2a,2b(図5に実線で示す)を接
続し、それぞれ別個に、2台の信号検出装置7a,7b
に接続している。これら2台の信号検出装置7a,7b
は、共に信号処理装置8に接続されている。なお、本例
では、光導波型シンチレーション検出器1の光ファイバ
2を接続しない光取出口は、遮光されいるか、又はこの
光取出口に反射手段を設けられている。
【0044】本例では、2個の系統は完全に独立である
ため、一つの系統が故障した場合にも影響なく測定を継
続することができる。(8)単一測定点に対する多重化III(2点両端で単
純多重化)…請求項6に 対応 図6は測定対象4が1箇所の場合の例を示してい
る。測定対象4に対向して光導波型シンチレーション検
出器1a,1bが2台配置されている。到達時間差を測
定する多点測定用信号処理装置3a,3bのうち1台の
多点測定用信号処理装置3aのみが用いられる。光導波
型シンチレーション検出器1a,1bの光取出口に2本
ずつの光ファイバ2a,2c(図6に破線で示す)が接
続され、これらの光ファイバ2a,2cの他端が共通の
多点測定用信号処理装置3aに接続されている。
【0045】一方の光導波型シンチレーション検出器1
aに接続されている2本の光ファイバ2a,2aの長さ
の差が他方の光導波型シンチレーション検出器1bに接
続されている2本の光ファイバ2c,2cの長さの差に
略同様である場合には、多点測定用信号処理装置3aで
は、一つの光導波型シンチレーション検出器1aが接続
されているかのように認識され、合算により実効的検出
効率も高くなる。
【0046】一つの測定系統が故障した場合は、検出効
率は単一の値になるが、測定を継続することができる。
【0047】2本の光ファイバ2a,2cの長さの差が
2個の光導波型シンチレーション検出器1a,1bにつ
いて異なる場合には、多点測定用信号処理装置3aで
は、2個の光導波型シンチレーション検出器1a,1b
が接続されているものとして認識される。
【0048】この場合には、一つの系統が故障した場合
は、該当する光導波型シンチレーション検出器1a,1
bのデータは得られないが、正常に動作する光導波型シ
ンチレーション検出器1a,1bを用いて測定を継続す
ることができる。(9)単一測定点に対する多重化(2点両端で分離多重
化)…請求項7に対応 図6は、測定対象4が1箇所の場合の例を示している。
測定対象4に対向して光導波型シンチレーション検出器
1a,1bが2台配置されている。到達時間差を測定す
る2台の多点測定用信号処理装置3a,3bが用いられ
る。光導波型シンチレーション検出器1a,1bの光取
出口に2本ずつの光ファイバ2a,2b(図6に実線で
示す)が接続され、これらの光ファイバ2a,2bの他
端が、各々、2台の多点測定用信号処理装置3a,3b
に接続されている。
【0049】2個の測定系統は完全に独立しているた
め、一つの測定系統が故障した場合には、検出効率は単
一の値になるが、測定を継続することができる。(10)単一測定点に対する多重化時のデータ処理I
(加算)…請求項8に対応 上述した(7)及び(9)のすべての場合、並びに、上
記(8)において、2個の光導波型シンチレーション検
出器1a,1bの到達時間差の値が異なり、2個の光導
波型シンチレーション検出器1a,1bとして多点測定
用信号処理装置3a,3bに認識される場合、図5及び
図6に示すように、多点測定用信号処理装置3a,3b
から取り出すことのできる到達時間差情報が、信号処理
装置8に入力される。この信号処理装置8では、2個の
入力信号の計数値を加算処理することにより、実質的な
計数効率を高めることができる。その処理は、信号測定
時でも、データ処理時でもいずれの場合にも適用するこ
とができる。(11)単一測定点に対する多重化時のデータ処理II
(平均)…請求項9に対応 上述した(7)及び(9)のすべての場合、並びに、上
記(8)において、2個の光導波型シンチレーション検
出器1a,1bの到達時間差の値が異なり、2個の光導
波型シンチレーション検出器1a,1bとして多点測定
用信号処理装置3a,3bに認識される場合、図5及び
図6に示すように、多点測定用信号処理装置3a,3b
から取り出すことのできる到達時間差情報が、信号処理
装置8に入力される。この信号処理装置8では、2個の
入力信号の計数値を平均処理することにより、実質的な
計数効率を高めることができる。その処理は信号測定時
でも、データ処理時でもいずれの場合にも適用すること
ができる。
【0050】また、平均は、2個のデータが一定偏差以
内の時に行い、2個の信号が通常の揺らぎ以上で相違す
る場合には、別途原因究明の警告等を発生するなどの処
理を付加することが適当である。(12)単一測定点に対する多重化時のデータ処理II
I(同時)…請求項10に対応 上述した(7)及び(9)のすべての場合、並びに、上
記(8)において、2個の光導波型シンチレーション検
出器1a,1bの到達時間差の値が異なり、2個の光導
波型シンチレーション検出器1a,1bとして多点測定
用信号処理装置3a,3bに認識される場合、図5及び
図6に示すように、多点測定用信号処理装置3a,3b
から取り出すことのできる到達時間差情報が、信号処理
装置8に入力される。この信号処理装置8では、2個の
入力信号の計数を同時計数処理することにより、到達時
間差分布における偶発計数と分布の広がりを抑制するこ
とができる。この処理は、同時発生の条件が必要である
ため信号測定時に行うのが簡便である。データ処理時に
行う場合には、リストモード測定とよばれ、計数情報に
時刻情報の識別情報のついたデータとしてそれぞれの事
象を独立して記憶しておくことが好ましい。(13)距離延長法I(アナログ式)…請求項11に対
図7に示すように、複数個の光導波型シンチレーション
検出器1が光ファイバ2により連鎖状に接続されてお
り、この光ファイバ2の連鎖両端には、2個のリピータ
11が接続されている。各リピータ11は、光導波型シ
ンチレーション検出器1から送り出されて光ファイバ2
で伝送された微弱な光パルスを検出手段により検出し、
再度、この光パルスに応じて、光通信や光ネットワーク
等で使用されているLEDやレーザダイオード等の光源
を駆動し、光導波型シンチレーション検出器1からの光
パルスを1つ検出すると、即座に1つのパルスを発生
し、多点測定用信号処理装置3まで伝送する。その後、
データ処理・表示装置12等を用いて処理・表示する。
このような構成により、光導波型シンチレーション検出
器1と信号処理装置3との距離が長い場合であっても、
信号が減衰されることがない。
【0051】この場合、光導波型シンチレーション検出
器1は、連鎖状である必要はなく、2個のリピータ11
に対して並列に接続されていてもよい。(14)距離延長法II(ディジタル式)…請求項12
に対応 図8に示すように、複数個の光導波型シンチレーション
検出器1が光ファイバ2により連鎖状に接続されてお
り、この光ファイバ2の連鎖両端は、多点測定用信号処
理装置3に接続されている。この多点測定用信号処理装
置3では、情報が光のディジタル情報に変換され、光フ
ァイバ2dを介してデータ処理・表示装置12に送られ
る。この場合は、逆に、データ処理・表示装置12から
多点測定用信号処理装置3に指令等を送ることもでき
る。このような構成により、伝送距離が長い場合であっ
ても、信号が減衰されることがない。
【0052】また、図8では、連鎖接続の例を示してい
るが、図9に示すように、複数の光導波型シンチレーシ
ョン検出器1が多点測定用信号処理装置3に対して並列
に接続されていてもよい。この場合にも、信号が減衰さ
れることがない。
【0053】図10は、到達時間差による多点測定を行
わず、信号検出装置7を用いて、この信号検出装置7に
対して複数の光導波型シンチレーション検出器1が放射
状に接続された例を示している。
【0054】この場合にも、信号検出装置7により測定
情報が光のディジタル情報に変換され、先と同様データ
処理・表示装置12へ光ファイバ2dを介して送られ
る。また、この場合にも、逆に、データ処理・表示装置
12から信号検出装置7に対しての指令等を送ることも
可能である。(15)位置分解能の向上のためのセンサ構造I(中心
導波型)…請求項13に対応 図11は、光導波型シンチレータ1の集光方法が異なる
場合を示すものである。内面が反射体として構成された
ハウジング13内部に、断面「ロ」字状に形成された有
機シンチレータ14が設けられている。この断面「ロ」
字状の有機シンチレータ14の内部に、無機シンチレー
タ15が埋設されており、シンチレータが二重構造に構
成されている。これら有機シンチレータ14及び無機シ
ンチレータ15をを貫通するようにして、波長シフタを
含む光伝送路17が設けられている。
【0055】このように構成されているため、外側の有
機シンチレータ14でコンプトン散乱が生起され、発光
した光は、早い減衰時間が得られる。散乱したγ線は、
無機シンチレータ15を含め多重散乱によりエネルギー
を失いながら発光する。
【0056】外側の有機シンチレータ14を透過して中
心部の無機シンチレータ15で散乱されたγ線は、減衰
時間が長いが積分量としては多くの光子を含む光パルス
を放出する。さらに、無機シンチレータ15での散乱線
は、外側の有機シンチレータ14で捕獲され発光する。
【0057】光導波型シンチレーション検出器1の接続
個数と延長距離を延ばすためには、積分光量が多いこと
が必要であり、位置分解能を高めるためには、減衰時間
が短く瞬時値光量が高いことが必要である。上述した二
重構造のシンチレータにより、平均的に無機シンチレー
タ15による多くの積分光量が得られるとともに、有機
シンチレータ14による早い減衰時間成分を兼ね備えた
光パルスが得られる。(16)位置分解能の向上のためのセンサ構造II(端
面導波型)…請求項14に対応 図12は、光導波型シンチレータ1の集光方法が異なる
場合を示すものである。本例に係る光導波型シンチレー
ション検出器1では、内面が反射体として構成されたハ
ウジング13内部に、断面「コ」字状に形成された有機
シンチレータ14aが設けられている。このコ字状の有
機シンチレータ14aの内部に、無機シンチレータ15
が埋設されており、さらに、これら有機シンチレータ1
4a及び無機シンチレータ15の下側に、有機シンチレ
ータ14bが設けられている。すなわち、有機シンチレ
ータ14a,14bの内部に、無機シンチレータ15が
埋設され、シンチレータが二重構造にされている。さら
に、シンチレーション検出器1の端面に、透明媒体16
が装着され、この透明媒体16を貫通するようにして、
内部に波長シフタを含む光伝送路17が設けられてい
る。この場合にも、上述した(15)の場合と同様の作
用効果を奏する。(17)位置分解能の向上のためのセンサ構造III
(端面導波で有機)…請求項15に対応 上述した(16)の光導波型シンチレーション検出器の
構造(図12)において、このシンチレーション検出器
1の端面に装着されている透明媒体16自体が、有機シ
ンチレータに置換されて構成されている。この場合に
も、上述した(15)の場合と同様の作用効果を奏す
る。(18)位置分解能の向上のためのセンサ構造IV(中
心、交互)…請求項16に対応 図13は、上述した(16)の光導波型シンチレーショ
ン検出器の構造(図11)の変形例を示す。すなわち、
図11の無機シンチレータ15に相当する部分が、中心
部分が波長シフタを含む光伝送路17により貫通されな
がら、無機シンチレータ15と有機シンチレータ14b
が交互に配列された層構造により置換されたものであ
る。
【0058】検出効率を高めるために、シンチレータ体
積を大型化する時、無機シンチレータ15も当然大きく
なる。このとき、無機シンチレータ15部分だけで全エ
ネルギーが吸収された場合には、有機シンチレータ14
aによる早い減衰時間の光が発生しなくなる。従って、
本例では、図13に示すように、、個々の体積を抑えて
コンプトン散乱確率を高めるため、無機シンチレータ1
5と有機シンチレータ14bとが交互に配列されてい
る。(19)位置分解能の向上のためのセンサ構造V(端
面、交互)…請求項17に対応 図14は、上述した(17)の光導波型シンチレーショ
ン検出器の構造(図12)の変形例を示す。すなわち、
図12の無機シンチレータ15と有機シンチレータ14
bに相当する部分が、無機シンチレータ15と有機シン
チレータ14bが交互に配列された層構造により置換さ
れたものである。本例も、集光方式のシンチレータ部を
大型化する場合に有効である。(20)位置分解能の向
上のためのセンサ構造III(端面、交互、有機)…請
求項18に対応上述した(19)の光導波型シンチレー
ション検出器の構造(図14)において、このシンチレ
ーション検出器1の端面に装着されている透明媒体16
自体が、有機シンチレータに置換されて構成されてい
る。この場合にも、上述した(19)の場合と同様の作
用効果を奏する。
【0059】
【実施例1】図15に、PWR蒸気発生器の漏洩検出系
に本発明に係る放射線測定装置(図2に対応する装置)
を適用した例を示す。原子炉21から高温の加圧水が蒸
気発生器22に送られ、発生した蒸気が主蒸気管23に
よりタービンに送られる。蒸気発生器内で漏洩が生じた
場合には2次系の主蒸気にN−16が含まれるようにな
るため、放射線レベルが上がることで漏洩が検出でき
る。
【0060】光導波型シンチレーション検出器1a,1
bを複数ループの主蒸気管23に2個ずつ配置した。各
シンチレーション検出器1a,1bの2個の光取出口の
各々に、2個のループ状である連鎖状の光ファイバ2
a,2bを接続し、これら2個のループ状の光ファイバ
2a,2bの他端を多点測定用信号処理装置3a,3b
に接続した。
【0061】長時間の安定性と信頼性、高い感度を保つ
ため、2重の冗長度を持たせるとともに、2個の光導波
型シンチレーション検出器1a,1bのデータをそれぞ
れ加算、平均、同時計数をしながら測定した。2系統の
差が一定以上ないかどうかシステムの健全性の確認を併
せて行うことができた。
【0062】
【実施例2】図16(a)に、PWR蒸気発生器の漏洩
検出系に本発明に係る放射線測定装置(図5に対応した
装置)を適用した例を示す。各光導波型シンチレーショ
ン検出器1a,1bの2個の光取出口のうち一方が反射
ミラー等により遮光され、他方の光取出口に光ファイバ
2a,2cが接続されている。即ち、光導波型シンチレ
ーション検出器1aの光取出口には、光ファイバ2aが
接続され、この光ファイバ2aの他端が信号検出装置7
に接続されており、光導波型シンチレーション検出器1
bの光取出口には、光ファイバ2cが接続され、この光
ファイバ2cの他端が同じ信号検出装置7に接続されて
いる。3対のシンチレーション検出器1a,1b及びこ
れらに対応する信号検出装置7が同様に構成されてい
る。また、図16(b)に示すように、検出部では、陽
電子消滅の511keVγ線を同時計数するようにコリ
メータ・遮蔽体9とγ線散乱体10と組み合わせられて
いる。
【0063】各信号検出装置7の出力は、それぞれ同時
計数することにより、バックグラウンドγ線の影響を受
けずに高エネルギーγ線を検出することができた。
【0064】
【実施例3】また、さらに異なる実施例として、原子力
関連施設における線量率モニタリングに本システムを適
用することがあげられる。この場合には、長い敷設距離
や複数のフロアにまたがるシステムの設置が往々にして
必要となる。この場合などには、時間分解能を高めるこ
とのできる「発明の実施の形態」の(15)〜(20)
で述べた図11、12、13、14のシンチレーション
検出器を用いて多点測定システムを構成するのが得策で
ある。
【0065】また、1フロアに多数のセンサ部が必要で
あり、延長距離も長い場合には、「発明の実施の形態」
の(13)で述べた中継装置をフロア単位で設置するこ
とが好ましい。
【0066】また、フロア間のデータをまとめて、最終
的な監視を行う装置には、「発明の実施の形態」の(1
4)で述べたディジタル情報伝送法が使用できる。ま
た、これらのシステムには信頼度確保のために冗長性を
持たせることが有効であるが、この場合にも、「発明の
実施の形態」の(1)〜(5)で述べた多重化の手法を
併用することができる。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明全体として
は、冗長性を持たせながら同時に通常時にはそれらを有
効に利用することができ、作業被曝管理システムとして
使用する場合などにはさらに位置分解能を向上させると
ともにシステムの延長距離を延ばすことができる。
【0068】各請求項の効果としては、以下の通りであ
る。
【0069】請求項1では、複数組の測定系統又は光フ
ァイバが故障した場合であっても、放射線の測定を継続
することができる。
【0070】請求項2では、この場合にも、複数組の測
定系統又は光ファイバが故障した場合であっても、放射
線の測定を継続することができる。
【0071】請求項3では、演算における実質的な計数
効率を高めることができる。
【0072】請求項4では、平均処理により、実質的な
統計精度と信頼性を高めることができる。
【0073】請求項5では、同時計数処理を行うことに
より、偶発的な計数を除去するとともに到達時間差分布
の拡がりを抑制することができる。
【0074】1個の測定系統が故障した場合であって
も、光強度がおよそ半減するが、測定を継続することが
できる。
【0075】複数組の測定系統は完全に独立であるた
め、1個の測定系統が故障した場合にも、影響なく測定
を継続することができる。
【0076】請求項6では、1個の測定系統が故障した
場合、検出効率は単一の値になるが、測定を継続するこ
とができる。
【0077】請求項7では、この場合にも、1個の測定
系統が故障した時、検出効率は単一の値になるが、測定
を継続することができる。
【0078】請求項8では、演算における実質的な計数
効率を高めることができる。
【0079】請求項9では、平均処理により、実質的な
統計精度と信頼性を高めることができる。
【0080】請求項10では、同時計数処理を行うこと
により、偶発的な計数を除去するとともに到達時間差分
布の拡がりを抑制することができる。
【0081】請求項11では、弱まったシンチレーショ
ン検出器からの光パルスを光強度の大きい光パルスに変
換することができる。
【0082】請求項12では、信号処理装置までの総延
長距離はかなり長い場合であっても、信号が減衰される
ことがない。
【0083】請求項13乃至15では、二重構造のシン
チレーション検出器により、無機シンチレータによる多
くの積分光量が平均的に得られると共に、有機シンチレ
ータによる速い減衰時間成分を兼ね備えた光パルスが得
られる。
【0084】請求項16乃至18では、集光方式のシン
チレータ部分を大型化する場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】多点測定系統の単純多重化の例の模式図。
【図2】多点測定系統の分離多重化の例の模式図。
【図3】到達時間差分布の例のグラフ。
【図4】到達時間差情報からの各センサに対応する情報
の弁別の例の模式図。
【図5】単一測定対象に対する多重化の例の模式図。
【図6】単一測定対象に対する多重化の例の模式図。
【図7】連鎖型システムとリピータを組み合わせた距離
延長方法の例の模式図。
【図8】連鎖型システムと多重化光伝送装置を組み合わ
せた距離延長方法の例の模式図。
【図9】並列型システムと多重化光伝送装置を組み合わ
せた距離延長方法の例の模式図。
【図10】単純複数接続と信号検出並びに多重化光伝送
装置を組み合わせた距離延長方法の例の模式図。
【図11】中心導波型のシンチレーション検出器の断面
図。
【図12】端面導波型のシンチレーション検出器の断面
図。
【図13】中心導波型のシンチレーション検出器の断面
図。
【図14】端面導波型のシンチレーション検出器の断面
図。
【図15】SG漏洩検出系に本発明の放射線測定装置を
適用した例の模式図。
【図16】高エネルギーγ線検出系の放射線測定装置を
適用した例の模式図。
【図17】一般的な放射線検出器の接続形態を示す模式
図。
【図18】光導波型シンチレーション検出器を用いた放
射線測定装置の接続形態を示す模式図。
【符号の説明】
1 (1a,1b) 光導波型シンチレーション検出器 2(2a,2b,2c,2d) 光ファイバ 3 多点測定用信号処理装置 4 測定対象 5 弁別装置 6 計数演算装置 8 信号処理装置 9 遮光手段 10 γ線散乱体 11 リピータ 12 データ処理・表示装置 13 ハウジング 14(14a,14b) 有機シンチレータ 15 無機シンチレータ 16 透明媒体 17 光伝送路 18 検出器 19 金属ケーブル 20 多重化伝送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01T 1/00 - 7/12

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象から受けた放射線に応じて光を光
    ファイバに放出する2個の光取出口を有し、且つ、光フ
    ァイバから一方の光取出口を介して入射した光を他方の
    光取出口まで透過してこの他方の光取出口から光ファイ
    バに送出するシンチレーション検出器を備えた放射線測
    定装置であって、 各組が複数の測定対象に対応して各々配置された複数の
    シンチレーション検出器を有している複数組の測定系統
    と、 各組の複数のシンチレーション検出器を順次接続するル
    ープ状の複数組の光ファイバと、 複数組の光ファイバがまとめられて接続され、これらの
    光ファイバから入力された光パルスを検知して、その光
    パルスを送出したシンチレーション検出器を同定すると
    共に、放射線を測定するための信号処理装置と、を具備
    することを特徴とする放射線測定装置。
  2. 【請求項2】測定対象から受けた放射線に応じて光を光
    ファイバに放出する2個の光取出口を有し、且つ、光フ
    ァイバから一方の光取出口を介して入射した光を他方の
    光取出口まで透過してこの他方の光取出口から光ファイ
    バに送出するシンチレーション検出器を備えた放射線測
    定装置であって、 各組が複数の測定対象に対応して各々配置された複数の
    シンチレーション検出器を有している複数組の測定系統
    と、 各組の複数のシンチレーション検出器を順次接続するル
    ープ状の複数組の光ファイバと、 複数組の光ファイバが各々別々に接続され、これらの光
    ファイバから入力された光パルスを検知して、その光パ
    ルスを送出したシンチレーション検出器を同定すると共
    に、放射線を測定するための複数組の信号処理装置と、
    を具備することを特徴とする放射線測定装置。
  3. 【請求項3】信号処理装置から取り出された到達時間差
    情報が入力され、各シンチレーション検出器の位置別に
    識別する弁別装置と、 この弁別装置のそれぞれの位置別出力が入力され、加算
    処理を行う計算演算装置と、を更に具備することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の放射線測定装置。
  4. 【請求項4】信号処理装置から取り出された到達時間差
    情報が入力され、各シンチレーション検出器の位置別に
    識別する弁別装置と、 この弁別装置のそれぞれの位置別出力が入力され、平均
    処理を行う計算演算装置と、を更に具備することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の放射線測定装置。
  5. 【請求項5】信号処理装置から取り出された到達時間差
    情報が入力され、各シンチレーション検出器の位置別に
    識別する弁別装置と、 この弁別装置のそれぞれの位置別出力が入力され、同時
    計数処理を行う計算演算装置と、を更に具備することを
    特徴とする請求項1又は2に記載の放射線測定装置。
  6. 【請求項6】測定対象から受けた放射線に応じて光を光
    ファイバに放出する2個の光取出口を有し、且つ、光フ
    ァイバから一方の光取出口を介して入射した光を他方の
    光取出口まで透過してこの他方の光取出口から光ファイ
    バに送出するシンチレーション検出器を備えた放射線測
    定装置であって、 複数の測定対象に対応して各々配置された複数のシンチ
    レーション検出器をそれぞれ有する複数組の測定系統
    と、 各組測定系統の各シンチレーション検出器の2個の光取
    出口に接続された複数組の光ファイバと、 複数組の光ファイバがまとめられて接続され、これらの
    光ファイバから入力された光パルスを検知して、その光
    パルスを送出したシンチレーション検出器を同定すると
    共に、放射線を測定するための信号処理装置と、を具備
    することを特徴とする放射線測定装置。
  7. 【請求項7】測定対象から受けた放射線に応じて光を接
    続されている光ファイバに放出する2個の光取出口を有
    し、且つ、光ファイバから一方の光取出口を介して入射
    した光を他方の光取出口まで透過してこの他方の光取出
    口から光ファイバに送出するシンチレーション検出器を
    備えた放射線測定装置であって、 複数の測定対象に対応して各々配置された複数のシンチ
    レーション検出器をそれぞれ有する複数組の測定系統
    と、 各組測定系統の各シンチレーション検出器の2個の光取
    出口に接続された複数組の光ファイバと、 複数組の光ファイバが別々に接続され、これらの光ファ
    イバから入力された光パルスを検知して、その光パルス
    を送出したシンチレーション検出器を同定すると共に、
    放射線を測定するための複数組の信号処理装置と、を具
    備することを特徴とする放射線測定装置。
  8. 【請求項8】信号処理装置は、複数組のシンチレーショ
    ン検出器からの複数組の光パルスに対応する入力信号計
    数値を加算処理することを特徴とする請求項6乃至7の
    いずれか1項に記載の放射線測定装置。
  9. 【請求項9】信号処理装置は、複数組のシンチレーショ
    ン検出器からの複数組の光パルスに対応する入力信号計
    数値が一定偏差以内である時にはこの入力信号計数値を
    平均処理し、入力信号計数値が一定偏差以上である時に
    は異常処理を行うことを特徴とする請求項6乃至7のい
    ずれか1項に記載の放射線測定装置。
  10. 【請求項10】信号処理装置は、複数組のシンチレーシ
    ョン検出器からの複数組の光パルスに対応する入力信号
    計数値を同時計数処理することを特徴とする請求項6乃
    至7のいずれか1項に記載の放射線測定装置。
  11. 【請求項11】光ファイバを伝送された光パルスを検出
    する検出手段と、この検出された光パルスに対応して、
    光強度の大きい光パルスを発する光源とからなる中継装
    置を備えていることを特徴とする請求項1乃至10のい
    ずれか1項に記載に放射線測定装置。
  12. 【請求項12】信号処理装置から受けた情報をデータ処
    理・表示装置へディジタル情報として伝送するための別
    の光ファイバを備えていることを特徴とする請求項1乃
    至11のいずれか1項に記載に放射線測定装置。
  13. 【請求項13】測定対象から受けた放射線に応じて光を
    光ファイバに放出する2個の光取出口を有し、且つ、光
    ファイバから一方の光取出口を介して入射した光を他方
    の光取出口まで透過してこの他方の光取出口から光ファ
    イバに送出するシンチレーション検出器を備えた放射線
    測定装置であって、 上記シンチレーション検出器は、 無機シンチレータ及びこれを包囲するように配置された
    有機シンチレータからなり、且つ、受けた放射線に応じ
    てシンチレーション光を放出するためのシンチレーショ
    ン物質と、 これらシンチレーション物質の内部に埋設され、両端が
    各々光取出口で光ファイバに接続され、且つ、波長シフ
    タを含む光伝送路と、を備えていることを特徴とする放
    射線測定装置。
  14. 【請求項14】測定対象から受けた放射線に応じて光を
    光ファイバに放出する2個の光取出口を有し、且つ、光
    ファイバから一方の光取出口を介して入射した光を他方
    の光取出口まで透過してこの他方の光取出口から光ファ
    イバに送出するシンチレーション検出器を備えた放射線
    測定装置であって、 上記シンチレーション検出器は、 無機シンチレータ及びこれを包囲するように配置された
    有機シンチレータからなり、且つ、受けた放射線に応じ
    てシンチレーション光を放出するためのシンチレーショ
    ン物質と、 これらシンチレーション物質に光学的に接触して配置さ
    れた透明媒体と、 この透明媒体の内部に埋設され、両端が各々光取出口で
    光ファイバに接続され、且つ、波長シフタを含む光伝送
    路と、を備えていることを特徴とする放射線測定装置。
  15. 【請求項15】測定対象から受けた放射線に応じて光を
    光ファイバに放出する2個の光取出口を有し、且つ、光
    ファイバから一方の光取出口を介して入射した光を他方
    の光取出口まで透過してこの他方の光取出口から光ファ
    イバに送出するシンチレーション検出器を備えた放射線
    測定装置であって、 上記シンチレーション検出器は、 無機シンチレータ及びこれを包囲するように配置された
    有機シンチレータからなり、且つ、受けた放射線に応じ
    てシンチレーション光を放出するためのシンチレーショ
    ン物質と、 これらシンチレーション物質に光学的に接触して配置さ
    れた別の有機シンチレータと、と、 この別の有機シンチレータの内部に埋設され、両端が各
    々光取出口で光ファイバに接続され、且つ、波長シフタ
    を含む光伝送路と、を備えていることを特徴とする放射
    線測定装置。
  16. 【請求項16】測定対象から受けた放射線に応じて光を
    光ファイバに放出する2個の光取出口を有し、且つ、光
    ファイバから一方の光取出口を介して入射した光を他方
    の光取出口まで透過してこの他方の光取出口から光ファ
    イバに送出するシンチレーション検出器を備えた放射線
    測定装置であって、 上記シンチレーション検出器は、 交互に配列された無機シンチレータ及び有機シンチレー
    タからなり、且つ、受けた放射線に応じてシンチレーシ
    ョン光を放出するためのシンチレーション物質と、 このシンチレーション物質の内部に埋設され、両端が各
    々光取出口で光ファイバに接続され、且つ、波長シフタ
    を含む光伝送路と、を備えていることを特徴とする放射
    線測定装置。
  17. 【請求項17】測定対象から受けた放射線に応じて光を
    光ファイバに放出する2個の光取出口を有し、且つ、光
    ファイバから一方の光取出口を介して入射した光を他方
    の光取出口まで透過してこの他方の光取出口から光ファ
    イバに送出するシンチレーション検出器を備えた放射線
    測定装置であって、 上記シンチレーション検出器は、 交互に配列された無機シンチレータ及び有機シンチレー
    タからなり、且つ、受けた放射線に応じてシンチレーシ
    ョン光を放出するためのシンチレーション物質と、 このシンチレーション物質に光学的に接触して配置され
    た透明媒体と、 この透明媒体の内部に埋設され、両端が各々光取出口で
    光ファイバに接続され、且つ、波長シフタを含む光伝送
    路と、を備えていることを特徴とする放射線測定装置。
  18. 【請求項18】測定対象から受けた放射線に応じて光を
    光ファイバに放出する2個の光取出口を有し、且つ、光
    ファイバから一方の光取出口を介して入射した光を他方
    の光取出口まで透過してこの他方の光取出口から光ファ
    イバに送出するシンチレーション検出器を備えた放射線
    測定装置であって、 上記シンチレーション検出器は、 交互に配列された無機シンチレータ及び有機シンチレー
    タからなり、且つ、受けた放射線に応じてシンチレーシ
    ョン光を放出するためのシンチレーション物質と、 このシンチレーション物質に光学的に接触して配置され
    た別の有機シンチレータと、 この別の有機シンチレータの内部に埋設され、両端が各
    々光取出口で光ファイバに接続され、且つ、波長シフタ
    を含む光伝送路と、を備えていることを特徴とする放射
    線測定装置。
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