JP3098972B2 - 画像転写シート及び画像転写方法 - Google Patents

画像転写シート及び画像転写方法

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JP3098972B2
JP3098972B2 JP09053967A JP5396797A JP3098972B2 JP 3098972 B2 JP3098972 B2 JP 3098972B2 JP 09053967 A JP09053967 A JP 09053967A JP 5396797 A JP5396797 A JP 5396797A JP 3098972 B2 JP3098972 B2 JP 3098972B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録画像を布帛に
転写するための画像転写シートに関し、特に、インクジ
ェット記録方式により、任意の絵や文字等を画像記録し
た後、得られた記録画像を、アイロン等により衣類等に
容易に熱転写することが可能な画像転写シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、他の記録方
式に比較して低騒音・低コストであること、フルカラー
記録が容易であること、驚異的に普及しているパソコン
の出力方法として好適であること等の理由から多くの人
々に利用されている。また、技術の進歩に伴ってインク
ジェットプリンターが高精度・低価格になり、一般人で
も容易に入手しやすくなったことから、一般家庭におい
て、衣類(例えばTシャツ)等に好みの情報を容易にプ
リントすることのできる転写材料が要望されている。
【0003】このような要望に対して、透明層、絵柄を
有する絵柄保持層及び接着層からなるシ−ル材の前記接
着層側からインクを浸透させた後、該シール材を感熱叉
は感圧タイプの接着剤を用い被装飾体に貼着する方法が
知られている(例えば、特開昭62−242599号公
報)。しかしながら、この場合のように、織布等のシ−
ト物に透明層が厚い(例えば1000μm程度)シ−ル
材を貼着させた場合には、織布本来の柔軟性が低下する
上、高温処理しないと織布への貼着性が低下するという
欠点がある。
【0004】更に、接着層中に有機充填剤粒子を多く含
有する場合には、接着層のインク吸収能力や保持力が低
下することに伴って、付与されたインクの大部分は絵柄
層に浸透し吸収保持されるという利点がある一方、接着
層用樹脂の結着力が低下するため塗膜強度が著しく低下
し、接着層と絵柄保持層との密着性が劣るという欠点が
ある。
【0005】また、特開平8−100380号公報に
は、基材上に剥離剤層を設け、その上にインク受容層を
積層した転写媒体の該インク受理層上に画像を記録し、
画像記録されたインク受容層と被転写媒体を密着させて
転写媒体−被転写媒体複合体を形成させ、この複合体か
ら基材を剥離除去し、発色処理を行う転写捺染方法が開
示されている。しかしながら、この場合には、転写媒体
と被転写媒体とを、コットンロ−ラ−等を用いて感圧接
着させた後、基材を剥離し、更に加熱処理してインク層
を熱硬化させ、不溶化しなければ成らない。
【0006】このため、最終構成物を得るまでの工程
数が多く所用時間が長い、インク受容層の発色濃度を
充分なものとするためには高温で長時間処理を行う必要
がある(前記公報中の実施例3の記載参照)、発色処
理が高温且つ長時間であるため、布自身が軟化されて柔
軟性が低下し布本来の特徴を失う等の欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の第1の
目的は、最終構成物を得るまでの作業工程が少なく、よ
り低温・低圧・短時間で布帛に記録画像を転写すること
が可能であり、被転写画像と一体化した布帛が、柔軟性
及び合成洗剤による洗濯適性に優れる画像転写シ−トを
提供することにある。本発明の第2の目的は、インクジ
ェット記録によって記録した任意の画像を、布帛の柔軟
性を損なうことがない上洗濯にも耐えられる如く、布帛
に容易に転写する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の諸目的
は、シート支持体と離型層からなる離型シート上に、実
質的に透明な接着剤層、及び、インク受容層を順次積層
させてなる画像転写シートであって、前記実質的に透明
な接着剤層が、軟化点が90〜160℃で溶融粘度が5
00mPa’s/200℃未満のポリアミド系樹脂と無
機顔料との混合物からなることを特徴とする画像転写シ
ート、及びそれを用いた画像転写方法によって達成され
た。
【0009】以下、本発明を図面を参照しながら詳細に
説明する。図1は、本発明の画像転写シートの断面構成
図である。図中、符号1は支持体、符号2は離型層、符
号3は離型シート、符号4は実質的に透明な接着剤層
(以下、単に接着剤層とする)、符号5はインク受容
層、符号6は画像転写シートを表す。また、図2は、画
像転写シート6を用い、記録画像を布帛に熱転写させる
工程を図示したものである。図中、符号7は、記録画像
を表し、符号8は記録画像を転写する布帛、符号9は熱
処理により画像転写シート6と布帛8が一体化した積層
体を表す。
【0010】本発明の離型シート3は、シート支持体1
に離型層2を形成させたものである。支持体1は、離型
シートとしての強度を保てるものであれば良く、例え
ば、アート紙、コート紙、キャスト紙、上質紙、合成紙
等の紙類、或いは、紙と、ポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート、トリアセテート等のプラスチッ
クフィルムとの複合体等を挙げることができる。上記複
合体の場合には、特に、プラスチックフィルムを紙で挟
んだ積層体が好ましい。
【0011】また、支持体1上に形成される離型層2に
用いる樹脂は、支持体1との接着性、接着剤層4との離
型性及び塗工適性等を考慮して選択されるべきであり、
例えば、アクリル/ステアリン酸共重合体等の有機酸に
よる熱架橋物、アクリルポリオール樹脂のイソシアネー
トによる熱架橋物、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂等
の離型性に優れる樹脂を用いることができる。
【0012】本発明における離型層2には、必要に応じ
てシリカ、炭酸カルシウム、タルク、クレー、酸化チタ
ン等の無機顔料やポリエチレン、ベンゾグアナミン、ア
クリル、エポキシ、ポリスチロール、ポリ塩化ビニル等
のプラスチックパウダー等を添加することもできる。布
帛8へ記録画像7を熱転写した際、離型層表面が接着剤
層表面に写し取られるので、離型層2に無機顔料を添加
することにより、接着剤層表面の光沢度を調整すること
ができる。
【0013】添加する無機顔料の粒子径は、離型層の形
成厚みにあわせて調節する。本発明においては、離型層
2の厚みは、支持体1上の表面歩留まりとして0.1〜
5.0μmが好適であるので、離型層2に添加する無機
顔料の粒子径は、0.01〜5.0μmが望ましい。大
きすぎると離型層が剥離しにくくなる。また、光沢度の
調節は、添加する顔料の種類や形状、粒子径及び添加量
によってコントロールすることが可能である。
【0014】即ち、顔料の添加量が一定の場合には、
粒子径の小さい顔料を用いた方が、粒子径の大きい顔料
を用いた場合よりも得られる塗工物表面の平滑性が高
く、顔料粒子径が一定の場合には、顔料の形状により
マット化度が変化する。つまり、球状の顔料を使用した
場合には、凸形の顔料を使用した場合よりも、得られる
塗工物の表面の光学的な透過光割合が大きくなるため、
目視ではマット化度が低い。また、顔料の添加量が多
いほどマット化度は大きくなる。
【0015】本発明における接着剤層4は、本発明の目
的を達成するために欠かせないものであり、耐水性が
あること、加熱により容易に熱溶融すること、布帛
8への熱接着性に優れること、布帛8へ浸透し一体化
することが可能であること、画像が見える程度に透明
であること等の特性が要求される。斯かる特性を備える
接着剤層4としては、ポリアミド系樹脂を主成分とする
ものが好ましい。上記ポリアミド系樹脂としては、特に
軟化点が90〜160℃で、且つ溶融粘度が500mP
a′s/200℃未満のものが好ましい。
【0016】ポリアミド系樹脂の軟化点が90℃未満の
場合には、耐水性がやや劣るため、布帛8に転写された
記録画像が、洗濯時に使用する合成洗剤により滲み或い
は色落ち(記録画像が洗剤により溶解される)し易く、
洗濯適性が劣ることとなる。また、接着剤層4を形成さ
せたシートを巻取って保管する際、塗膜が柔軟で粘着性
があるためにブロッキング現象が発生し、保存性が低下
するので好ましくない。一方、布帛8への熱接着性に優
れる一体化物を得るためには、加熱処理温度を樹脂の軟
化点以上にしなければならないが、軟化点が160℃を
超えると、支持体の劣化(熱による黄変若しくは炭化)
により、紙質強度が低下し、積層体から支持体を剥離す
る際、紙切れを起こし易くなるため好ましくない。
【0017】また、樹脂の溶融粘度が500mPa′s
/200℃を超えると、接着剤層4の熱溶融性が劣る
上、溶融された接着剤のインク受容層5及び布帛8への
浸透性が悪くなり、布帛8との熱接着性が劣ることとな
る。従ってこの場合には、合成洗剤を用いた洗濯時に、
布帛8から転写画像が剥離し易い等の欠点が生じるため
好ましくない。尚、本発明における樹脂の軟化点は、J
IS K6863の基準に基づいて測定された値を示
す。
【0018】接着剤層4には、離型層の場合と同様に、
布帛8に転写する画像表面の光沢度を調節するために、
ポリアミド系樹脂と共に無機顔料を加えることもでき
る。ポリアミド系樹脂に混合する無機顔料としては、シ
リカ、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、ク
レー、タルク等の公知の無機顔料を使用することが可能
である。その粒子径は、接着剤層4の厚みが離型層2に
比べて厚いので、離型層の場合と異なり特に限定する必
要はないが、接着剤層4の熱溶融性、及び、インク受容
層5を接着剤層4上へ均一に塗工するという観点から、
粒子径が1.0〜25μmの顔料を使用することが好ま
しい。
【0019】無機顔料を添加する場合における、ポリア
ミド系樹脂と無機顔料との混合比は、ポリアミド系樹脂
100重量部に対して無機顔料を30重量部以下とする
ことが好ましい。ポリアミド系樹脂100重量部に対し
て無機顔料が30重量部を超える場合には、接着剤層4
とインク受容層5との接着性が低下する上、加熱処理し
たときに接着剤層4の溶融性が無機顔料により妨げら
れ、インク受容層5及び布帛8への接着剤の浸透が低下
するので、結果として布帛8への熱接着性が低下し、一
体化物が得られ難くなる。
【0020】また、接着剤層4中には、必要に応じて、
酸化防止剤、蛍光染料及び蛍光顔料等の着色剤、紫外線
吸収剤、帯電防止剤等を添加し、記録画像7の退色防
止、画像転写層の酸化防止性能等を更に高めることも可
能である。接着剤層4の厚みは、接着剤層4中のポリア
ミド系樹脂を加熱によりインク受容層5へ浸透させると
共に、表面性の劣る布帛8の繊維間にまで浸透させて被
着体である布帛8と接着させるの十分な厚さであること
が必要があるが、厚すぎると、接着剤が過多となって記
録画像域外や布帛8の裏面に迄接着剤がはみ出しやすい
ため、その厚みは10〜150μmであることが好まし
く、特に20〜80μmであることが好ましい。いずれ
にしても、画像は最終的に接着剤層4を通して観察され
ることになるので、接着剤層4は、画像が認識できる程
度に透明であること、即ち、実質的に透明であることが
必要である。
【0021】次に、本発明に使用するインク受容層5
は、パソコン等に入力された任意の情報をインクジェッ
トプリンターを介して記録する層であり、インク吸収
性、インク乾燥性及び画像滲みの発生がなく、高品位の
記録画像を得ることができるものであること等の性能が
要求される。これらの性能を満足させるインク受容層用
塗剤としては、樹脂と吸油量が200ml/100g以
上の白色顔料との混合系から成るものが好ましい。
【0022】インク受容層5に用いる樹脂としては、水
溶性高分子物質(例えばポリビニルアルコール、ポリビ
ニルアセタール、ポリビニルピロリドン等)、アクリル
化第四級アンモニウム塩タイプの導電性樹脂、ウレタン
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アク
リル系樹脂等を用いることができる。これらの樹脂は単
独で用いても、2種以上を併用してもよい。
【0023】本発明においては、接着剤層4中の耐水性
に優れるポリアミド樹脂が熱溶解しインク受容層5中に
浸透するので、インク受容層5に用いる樹脂は、若干耐
水性の劣るものであってもよい。白色顔料としては、シ
リカ等の無機白色顔料や空隙構造を有する有機白色顔料
(例えば、尿素とホルムアルデヒドとを縮合・架橋反応
させて得られるもの)を用いることができる。
【0024】また樹脂と白色顔料の混合比は、樹脂10
0重量部に対して白色顔料が100〜5重量部であるこ
とが好ましい。白色顔料の配合量が100重量部を超え
ると、接着剤層4とインク受理層5との接着性が低下す
る上、インク受容層5の塗膜強度(表面強度、樹脂と白
色顔料との結着力)が低下し易くなるので好ましくな
い。逆に、白色顔料の配合量が5重量部未満では、イン
クの吸収性やインク乾燥性の低下及び画像滲みが発生し
易く、画像品位が劣る傾向となるため好ましくない。
【0025】白色顔料の吸油量が200ml/100g
未満の場合には、同様に、インクジェット記録によるイ
ンクの吸収性やインク乾燥性の低下、及び、画像滲みが
発生し易く、画像品位が劣る傾向となるので好ましくな
い。尚、上記白色顔料の吸油量は、JIS K−519
1−19基準に基づき測定された値である。また、イン
ク受容層5中には、必要に応じて、フッソ系添加剤、シ
リコ−ンオイル、蛍光染料及び蛍光顔料等の着色剤、紫
外線吸収剤、帯電防止剤等を添加し、記録画像の退色防
止及び画像滲み防止等の性能を更に高めることも可能で
ある。
【0026】インク受容層5の厚みは、インク吸収性や
インク乾燥性及び画像品質の関係から、5〜25μm程
度であることが好ましい。厚みが5μm未満では、イン
ク吸収性やインク乾燥性が劣るので好ましくない。厚み
が25μmを超える場合には、インク吸収性やインク乾
燥性、及び画像品位等のインクジェット記録適性のより
一層の向上を図ることができない上に、塗剤塗布後の乾
燥性が低下するので好ましくない。
【0027】本発明に用いる布帛8としては、木綿、
麻、絹、レ−ヨン、羊毛、ポリエステル、アセテ−ト、
ナイロン、アクリル等の繊維から成る織物を用いること
ができる。また、本発明における離型層2や接着剤層4
及びインク受容層5の塗膜形成方法としては、ロールコ
ーター、バーコーター、ホットメルトコーター、コンマ
コーター、ダイコーター装置等による、通常の塗工方法
が用いられ、塗膜の乾燥方法としては、熱風や赤外線等
によって乾燥固化する方法が用いられる。
【0028】以上のように調整された本発明の画像転写
シートの画像記録面を布帛に転写するための加熱処理条
件としては、半溶融或いは溶融された接着剤層4の浸透
により一体化された積層体9を得ること、及び、シート
支持体の劣化を起こさない範囲の80〜170℃程度の
温度で10〜100秒程度の加熱処理を施せばよい。加
熱処理には、一般の家庭で使用されるアイロン等を用い
ることもできる。上記の如く簡単な加熱処理を施すと、
接着剤層中のポリアミド系樹脂が溶融し、インク受理層
を透過して布帛中にまで浸透し、布帛と強固に接着す
る。これによって、画像がポリアミド系樹脂によって保
護される上布帛に強固に固着されるので、合成洗剤等を
用いて洗濯しても、画像が滲んだり脱色されることがな
い。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の画像転写シートは、まず
図1に示した如く、支持体1上に、支持体1との接着性
及び接着剤層4との離型性に優れた離型層用の塗工液を
塗工乾燥させて離型層2を形成させることにより離型シ
ート3を製造し、前記離型層2の表面にポリアミド系樹
脂と無機顔料の混合物を主成分とする接着剤層4を形成
させ、更にその上に、インク受容層5を形成する塗工液
を塗工乾燥することによって製造される。
【0030】また、本発明の画像転写方法を実施する場
合には、図2に示した如く、先ず、画像転写シート6の
インク受容層5面に、インクジェットプリンターにより
画像記録を行う(段階1)。画像記録は、通常市販され
ている一般的なインクジェットプリンタ−により行うこ
とができる。次に、画像記録されたインク受容層5面と
布帛8とを対向させ、離型シート3の裏面若しくは布帛
8上から加熱処理を施し、画像転写シート6と布帛が一
体化された積層体9を作製する(段階2)。最後に、積
層体9を冷却した後、積層体9から離型シート3を剥離
除去する(段階3)。
【0031】
【発明の効果】本発明の画像転写シートは、熱溶融して
移動し得る接着剤層を離型シートとインク受容層の間に
有するので、記録画像を布帛に密着させて簡単な加熱処
理を加えるだけで記録画像を布帛表面に強固に接着させ
ることができる。本発明によれば布帛等の被着体に画像
を転写するまでの作業工程が従来より大幅に少なくなる
上、画像転写された布帛は布本来の特徴を失うことなく
柔軟性に富み、洗濯時に合成洗剤による画像の滲みや色
落ちの発生がなく、優れた洗濯適性を有する。本発明の
画像転写シートを用いれば、例えインク受容層の耐水性
が劣っていても、耐水性に優れる接着剤層中のアミド系
樹脂の加熱処理時の浸透により保護されるので、結果と
して耐水性に優れた画像転写層となる。
【0032】
【実施例】次に、実施例によって、本発明を更に詳細に
説明するが、本発明はこれらによって限定されるもので
はない。尚、実施例、比較例において示す「部」及び
「%」は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を表す。
また、実施例及び比較例で得られた画像転写シートにつ
いては、必要性能を下記に記載した試験方法により評価
した。
【0033】1)接着剤層とインク受容層との接着性 インク受容層の表面にセロテ−プを貼り付け、2Kgの
ローラーにて1往復させたサンプルを用い、手によって
180度剥離し、塗膜の接着程度を官能評価した。
【0034】2)画像転写シートの塗膜強度 新東科学(株)製の表面性測定機(ヘイドン14)を用
い、硬度の異なる鉛筆によるインク受容層表面の強度試
験を行った。キズの入り易さを硬度HBを基準に判定し
た。
【0035】3)画像転写シートの保存性 離型シートに接着剤層を形成させた後巻取ったロール
を、40℃、65%RHの環境下で1月間保存し、保存
後のロールについて、離型シ−ト裏面と接着剤層面との
ブロッキング発生の有無を官能評価した。
【0036】4)インクジェット適性 画像転写シートのインク受容層面に、エプソン(株)製
MJ−800C機にてテストチャートの画像記録を行
い、インク吸収性、インク乾燥製、画像滲み、及び画像
品位の評価を行った。 a)インク吸収性 画像記録1分後に、インク受容層表面上にコピ−用紙を
重ね、2kgの圧着ロ−ラ−にて1往復させた後、コピ
−用紙に転移したインクの有無を評価した。 b)インク乾燥性 画像記録3分後に、画像記録面を手で触り、その乾燥状
態を官能評価した。 判定 良:表面がさらさらしてタック感のないもの 悪:表面にタック感があるもの
【0037】c)画像滲み 画像記録直後に、混合色であるグリーン部(Dot 50%)
を拡大鏡(100倍)で観察し、Dot周辺部へのインク
のしみ出し発生の有無を評価した。 d)画像品位 単色(マゼンタ)及び混色(グリーン)画像について、
濃淡ムラがなく色再現性に優れているか否かを官能評価
した。
【0038】5)布帛への転写適性他 a)布帛への接着性 画像転写シートを50回手モミした後、インク受容層と
布帛との接着度合いを官能評価した。 b)画像のはみ出し 離型シート剥離前の一体化された積層体において、所定
域外への接着剤のはみ出しの有無を目視評価した。
【0039】c)シート支持体の劣化 一体化された積層体において、離型シ−ト裏面の熱劣化
による着色、及び、積層体から剥離する際の、支持体の
紙切れの有無を目視評価した。 d)離型シートの離型性 一体化された積層体から離型シートを剥離除去する際
の、紙ムケ発生の有無を目視評価した。 e)画像転写された被着体の柔軟性 画像転写された被着体を手で触り、柔軟性を官能評価し
た。
【0040】6)画像転写された被着体の洗濯適性 画像転写された被着体を、合成洗剤を用い、洗濯機によ
って15分間洗濯した後乾燥するという洗濯試験を10
回繰り返し、テストサンプルを得た。 a)転写層と布帛との接着性 画像転写層と布帛との接着度合いを目視により評価し
た。 b)記録画像の状態 記録画像の滲み或いは色落ち(洗剤により記録画像が溶
解される)の発生の有無を目視評価した。
【0041】実施例1.支持体として坪量81.4g/
2 のNPi上質紙(銀環)を用い、その片面に下記組
成の塗剤を塗布乾燥し、表面歩留まりが3.0μmの離
型層を形成させて離型シートを作製した。 離型剤;25部[日立化成ポリマー(株)製、商品名テ
スファイン322] 硬化剤;5部[関東化学(株)製、パラトルエンスルフ
ォン酸] マット化剤;5部[水澤化学工業(株)製、商品名ミズ
カシールSK7(粒子径1.5μm)] トルエン;25部 酢酸エチル;25部 メチルエチルケトン;15部
【0042】次に、上記の離型層上にポリアミド系樹脂
と無機顔料との配合比率が100/30と成るように調
整した下記組成の混合物を用い、加熱処理して無機顔料
をよく混連させ、ホットメルトコ−タ−を用いて、厚さ
50μmの接着剤層を形成させた。 ポリアミド系樹脂;100部[ヘンケルジャパン(株)
製、商品名マクロメルト6217(軟化点:112℃、
溶融粘度:0.6 mPa's /200 ℃)] 無機顔料;30部[富士シリシア化学(株)製、商品名
サイリシア770(粒子径:6.0μm)
【0043】次いで、上記の接着剤層上に、インク吸収
性に優れる樹脂と有機白色顔料との配合比率が100/
100と成るように調整した下記組成の塗剤を塗布乾燥
し、厚さ10μmのインク受容層を形成させた。 ポリビニルアルコ−ル;10部[電気化学工業(株)
製、商品名デンカポバールB17] 有機白色顔料;10部[日本化成(株)製、商品名有機
フィラ−(吸油量500 ml/100g)] 水;50部 メタノール;30部
【0044】次に、文字、絵等が記載されたテストチャ
ートを用い、上記した如く作製したインク受容層上に、
商品名MJ−800C(セイコーエプソン(株)製、解
像度360dpi)のインクジェットプリンターを用い
て画像記録を行い、画像転写シートを得た。次いで、表
面温度が170℃に調整された家庭用のアイロンを用
い、画像転写シートのインク受容層表面と木綿とを重ね
合わせ、木綿の裏面からアイロンにより1分間の加熱処
理を行い、一体化された積層体を得た。積層体が室温ま
で冷却された後、積層体から離型シートを手で剥離除去
し、画像転写された被着体を得た。
【0045】実施例2.接着剤層用樹脂として、軟化点
及び溶融粘度の異なるのポリアミド系樹脂[日立化成ポ
リマ−(株)製、商品名ハイボンTCL160(軟化
点:160℃、溶融粘度:500.0mPa′s/20
0℃]を使用したこと以外は、実施例1と全く同様にし
て画像転写された被着体を作製した。
【0046】実施例3.接着剤層用樹脂として、軟化点
及び溶融粘度の異なるのポリアミド系樹脂[ヘンケルジ
ャパン(株)製、商品名マクロメルト6801(軟化
点:90℃、溶融粘度:127.9mPa′s/200
℃]を使用したこと以外は、実施例1と全く同様にして
画像転写された被着体を作製した。
【0047】実施例4.接着剤層用塗剤として、樹脂と
無機顔料との配合比率を100/0とした塗剤を使用し
たこと以外は、実施例1と全く同様にして画像転写され
た被着体を作製した。
【0048】実施例5.インク受容層用塗剤として、イ
ンク吸収性に優れる樹脂に混合する有機白色顔料の代わ
りに、無機白色顔料であるシリカ[富士シリシア化学
(株)製、商品名サイリシア445(吸油量210.0
ml/100g)]を使用したこと以外は、実施例1と
全く同様にして画像転写された被着体を作製した。
【0049】実施例6.インク受容層用樹脂として、ポ
リビニルアセタール樹脂[積水化学工業(株)製、商品
名エスレックKX1]を使用したこと以外は、実施例1
と全く同様にして画像転写された被着体を作製した。
【0050】実施例7.インク受容層用樹脂として、ポ
リビニルアセタ−ル樹脂[積水化学工業(株)製、商品
名エスレックKX1]とアクリル化第四級アンモニウム
塩タイプの導電性樹脂[三菱化学(株)製、商品名サフ
トマ−ST−2100NSA]との配合比率が50/5
0の樹脂を使用したこと以外は、実施例1と全く同様に
して画像転写された被着体を作製した。
【0051】実施例8.インク受容層用塗剤として、樹
脂と有機白色顔料との配合比率を100/5とした塗剤
を使用したこと以外は、実施例1と全く同様にして画像
転写された被着体を作製した。
【0052】実施例9.インク受容層用顔料として、実
施例5で使用した無機白色顔料を用いたこと以外は、実
施例8と全く同様にして画像転写された被着体を作製し
た。
【0053】比較例1.接着剤層用樹脂として、軟化点
の低いポリアミド系樹脂[ヘンケルジャパン(株)製、
商品名マクロメルト6813(軟化点:85℃、溶融粘
度:1.0mPa′s/200℃)]を使用したこと以
外は、実施例1と全く同様にして画像転写された被着体
を作製した。
【0054】比較例2.接着剤層用樹脂として、軟化点
の高いポリアミド系樹脂[ヘンケルジャパン(株)製、
商品名マクロメルトJP175(軟化点:175℃、溶
融粘度:3.5mPa′s/200℃)]を使用したこ
と以外は、実施例1と全く同様にして画像転写された被
着体を作製した。
【0055】比較例3.接着剤層用樹脂として、溶融粘
度が高いポリアミド系樹脂[日立化成ポリマ−(株)
製、商品名ハイボンTCL150(軟化点:150℃、
溶融粘度:750.0Pa′s/200℃)]を使用し
たこと以外は、実施例1と全く同様にして画像転写され
た被着体を作製した。
【0056】比較例4.接着剤層用塗剤として、樹脂と
無機顔料との混合比率を100/35とした塗剤を使用
したこと以外は、実施例1と全く同様にして画像転写さ
れた被着体を作製した。
【0057】比較例5.インク受容層用白色顔料とし
て、吸油量が少ない無機白色顔料[日本シリカ工業
(株)製、商品名ニップシールE743(吸油量17
0.0ml/100g)、シリカ]を使用したこと以外
は、実施例1と全く同様にして画像転写された被着体を
作製した。
【0058】比較例6.インク受容層用樹脂として、エ
チレン/酢酸ビニル共重合体[ヘキスト合成(株)製、
商品名モビニール130]を使用したこと以外は、実施
例1と全く同様にして画像転写された被着体を作製し
た。
【0059】比較例7.インク受容層用樹脂として、実
施例1で使用したポリビニルアルコールと比較例6で使
用したエチレン/酢酸ビニル共重合体とを混合比率50
/50とした樹脂を使用したこと以外は、実施例1と全
く同様にして画像転写された被着体を作製した。
【0060】比較例8.インク受容層用塗剤として、樹
脂と有機白色顔料との配合比率を100/110とした
塗剤を使用したこと以外は、実施例1と全く同様にして
画像転写された被着体を作製した。
【0061】比較例9.インク受容層用顔料として、実
施例5で使用した無機白色顔料を用いたこと以外は、比
較例8と全く同様にして画像転写された被着体を作製し
た。
【0062】比較例10.インク受容層用塗剤として、
樹脂と有機白色顔料との配合比率を100/4とした塗
剤を用いたこと以外は、実施例1と全く同様にして画像
転写された被着体を作製した。
【0063】比較例11.インク受容層用顔料として、
実施例5で使用した無機白色顔料を用いたこと以外は、
比較例10と全く同様にして画像転写された被着体を作
製した。実施例1〜9及び比較例1〜11により得られ
た画像転写シートの性能評価結果は、下記に列記した通
りである。
【0064】(1)実施例について 実施例1〜9の画像転写シートは、いずれの場合も、接
着剤層とインク受容層との接着性、インク受容層の塗膜
強度及び接着剤層を形成したロールの保存性(ロールの
耐ブロッキング適性)のみならず、インク吸収性、イン
ク乾燥性に優れると共に、画像滲みの発生がなく画像品
位に優れたインクジェット記録適性を有すると共に、布
帛への熱接着性も良好であり、シート支持体の劣化の発
生もなく、優れたものであることが分かった。また、一
体化された積層体からの離型シートの剥離除去は容易で
あり、画像転写された被着体は柔軟性に優れていた。更
に、合成洗剤による洗濯適性試験において、画像転写層
と布帛との接着性が良く、記録画像の画像滲みや記録画
像の色落ちが発生せず、洗濯適性にも優れていた。
【0065】(2)比較例について a)比較例1の画像転写シートの場合には、接着剤層を
形成し、巻き取ったロールにおいて、離型シート裏面と
接着剤層との間でブロッキング現象が発生し、保存性が
劣ると共に、画像転写された被着体は、合成洗剤による
洗濯適性テストにおいて耐水性が劣るため、記録画像の
滲みや記録画像の色落ち現象が発生し易い等の欠点があ
った。
【0066】b)比較例2の画像転写シートの場合に
は、接着剤層用樹脂の軟化点が高く、表面温度が170
℃に調整されたアイロンでは接着剤層の熱溶融性が劣り
軟化し難いため表面処理温度を180℃に変更して処理
を行った結果、インク受容層及び接着剤層の布帛への熱
接着性は良好であったが、離型シートを積層体から剥離
する際、熱劣化(黒ずんだ黄色に着色)により、支持体
の紙質強度が低下して紙切れが発生したため、本願発明
を成就できなかった。
【0067】c)比較例3の画像転写シートの場合に
は、熱溶融時の粘度が高いため接着剤層のインク受容層
及び布帛への浸透性が悪く、布帛との熱接着性が劣ると
共に、画像転写された被着体は、洗濯適性試験におい
て、転写画像が剥離する現象が発生するという欠点があ
った。
【0068】d)比較例4の画像転写シートの場合に
は、接着剤層とインク受容層との接着性が劣る上、接着
剤層の布帛への浸透性が悪いため布帛との熱接着性が低
下して、一体化された積層体を得るこができなかった。
【0069】e)比較例5〜7及び比較例10、11の
画像転写シートの場合には、インク吸収性が不足し、そ
れに伴って、インク乾燥性の低下、画像滲みの発生及び
画像品位が劣るという欠点があった。
【0070】f)比較例8及び9の画像転写シ−トの場
合には、接着剤層とインク受容層との接着性が劣り、ま
た、白色顔料の添加量が大すぎるため、塗膜強度が劣る
という欠点があった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像転写シートの断面図構成である。
【図2】本発明の画像転写シートを用い記録画像を布帛
に熱転写させる工程を表す概念図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 離型層 3 離型シート 4 接着剤層 5 インク受容層 6 画像転写シート 7 記録画像 6 画像転写シート 7 記録画像 8 布帛 9 積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−104200(JP,A) 特開 平8−252967(JP,A) 特開 昭62−242600(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B44C 1/165 - 1/17

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート支持体と離型層からなる離型シート
    上に、実質的に透明な接着剤層、及び、インク受容層を
    順次積層させてなる画像転写シートであって、前記実質
    的に透明な接着剤層が、軟化点が90〜160℃で溶融
    粘度が500mPa′s/200℃未満のポリアミド系
    樹脂と無機顔料との混合物からなることを特徴とする画
    像転写シート。
  2. 【請求項2】接着剤層におけるポリアミド系樹脂と無機
    顔料との混合比が、ポリアミド系樹脂100重量部に対
    して無機顔料が30重量部以下である、請求項1に記載さ
    れた画像転写シート。
  3. 【請求項3】インク受容層が、水溶性高分子物質、アク
    リル化第四級アンモニウム塩タイプの導電性樹脂、ウレ
    タン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、
    及びアクリル系樹脂からなる群の中から選択される少な
    くとも1種の樹脂と、吸油量が200ml/100g以
    上の白色顔料からなる請求項1又は2に記載された画像
    転写シート。
  4. 【請求項4】樹脂と白色顔料との混合比が、樹脂100
    重量部に対して白色顔料が100〜5重量部である請求
    項3に記載された画像転写シート。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の何れかに記載された画像転
    写シートのインク受容層上に、インクジェット記録方式
    により画像を記録した後、該インク受容層面と布帛を対
    向させ、離型シートの裏面又は布帛上から加熱処理を施
    し、布帛と画像転写シートとを一体化させて積層体を作
    製した後、該積層体から離型シートを剥離除去すること
    を特徴とする画像転写方法。
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