JP3098795U - 手織機用ペーパー - Google Patents

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太田 拓子
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クロバー株式会社
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Abstract

【課題】手織機におけるたて糸、及び織地を巻き取る時の作業性をより向上させることのできる手織機用ペーパーを提供する。
【解決手段】手織機におけるたて糸、及び織地を巻き取る時に使用するペーパーであって、少なくとも長方形のペーパーの長辺あるいは短辺のいずれかに平行な複数本の目盛線が表示されている。好ましくは、表面全体に1cm間隔の正方形方眼模様が印刷されており、上記複数本の目盛線は、5cmあるいは10cm間隔で、通常線とは異なる太さあるいは異なる色彩により、視認しやすいように印刷されている。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、手織機におけるたて糸、及び織地を巻き取る時に使用する手織機用ペーパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
手工芸の分野では、手軽に手織りの布を織ることができる卓上型手織機を用いて、手作りの織物を作製することが行われている。通常、この種の卓上型手織機は、たて糸巻き取り用のバックローラと、織地巻き取り用のフロントローラを備えている。手織り作業をするには、準備工程として、複数本のたて糸をバックローラに巻き取っておく必要があり、また、手織り作業が進むにつれ、織り上がった織地の余分をフロントローラに巻き取っていくことが必要となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、バックローラに複数本のたて糸を巻き取る際には、たて糸を巻き取ったときに、たて糸どうしが重なりあう部分と重なり合わない部分とが発生して、バックローラの長手方向各所におけるたて糸の巻き径に大きな差を生じる場合があった。巻き径に大きな差があると、その後のたて糸を繰り出すときに、やはりその繰り出し量に大きなバラツキを生じ、きれいな織地を作製することが困難となる場合もあった。
【0004】
このような不具合を避けるためには、特開2002−363840号公報の発明の詳細な説明(段落番号0052)に記載されているように、バックローラに複数本のたて糸を巻き取る際、たとえば適当な厚紙をたて糸どうしの間に巻き込ませることが好ましい。しかし、手織り作業に適した手織機用ペーパーは何ら開発されておらず、手織り愛好家にとって、作業を始める前に、厚み、サイズ等手織り作業に適した、適当な厚紙を準備することが非常に面倒なものとなっていた。
【0005】
本願考案は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、手織機におけるたて糸、及び織地を巻き取るときの作業性をより向上させることのできる手織機用ペーパーを提供することを、その課題とする。
【0006】
【考案の開示】
上記の課題を解決するため、本願考案では、次の技術的手段を講じている。
【0007】
本願考案によって提供される手織機用ペーパーは、少なくとも長方形のペーパーの長辺あるいは短辺のいずれかに平行な複数本の目盛線が表示されていることを特徴としている。
【0008】
このような構成によれば、たとえば、縦方向に平行な目盛線が表示されている場合、たて糸を巻き取る際や、織地の織幅を一定に保つためのガイドラインとして利用でき、また、横方向に平行な目盛線が表示されている場合、織地を巻き取る際に織地の長さの目安とすることができる。
【0009】
本願考案の好ましい実施の形態によれば、上記複数本の目盛線は、縦横に延びる目盛線であり、表面全体に1cm間隔の正方形方眼模様が印刷されている。このような構成であれば、上述したのと同様な効果が同時に期待できるとともに、その作業をより正確に行うことができる。
【0010】
本願考案の好ましい実施の形態によれば、上記複数本の目盛線は、5cmあるいは10cm間隔で、通常線とは異なる太さあるいは異なる色彩により、視認しやすいように印刷されている。このような構成であれば、長さ及び幅を迅速に認識でき、より効率よく作業を行うことができる。
【0011】
本願考案の他の好ましい実施の形態によれば、上記複数本の目盛線に加えて、織地の図案があらかじめペーパーの表面に印刷されている。このような構成であれば、図案を下絵として利用することにより、図案どおりの織地を作製していくことができる。
【0012】
本願考案の好ましい実施の形態によればまた、少なくともペーパーの短辺側には40cm幅あるいは60cm幅の方眼模様が印刷されている。卓上型手織機には、各種構造のものが知られているが、最大織り幅が40cm幅あるいは60cm幅の規格のものが多いため、このような構成であれば、手織機の規格に応じたサイズのペーパーを使用することにより、効率よく作業を行うことができる。
【0013】
本願考案のその他の特徴および利点は、以下に行う考案の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本願考案の好ましい実施の形態を、具体的に説明する。
【0015】
図1は、本願考案に係る手織機用ペーパーPの一実施形態を示す斜視図である。この手織機用ペーパーPは、ロール状に巻かれた、長方形大判のペーパーであり、表面全体に正方形方眼模様P1が印刷されている。上記正方形方眼模様は、縦横に延びる目盛線を、1cm間隔で形成することによって設けられている。また、本実施例では、1cm間隔の目盛線の10目盛毎に、すなわち、10cm間隔で、他の線より太い線P2を設けている。
【0016】
なお、言うまでもないが、目盛線の間隔、表示方法等は上記した実施形態に限定されるものではなく、その他の表示を採用するものであってもよい。また、目盛線だけではなく、ある一定基準線からの寸法を、数字であらかじめ表示しておいてもよい。さらに、たて糸を巻き取る場合に使用するペーパーと、織地を巻き取る場合に使用するペーパーとで、表示方法を変更しておいてもよい。
【0017】
図2は、手織機用ペーパーPを使用している状態を示す斜視図である。本実施形態では、卓上型手織機を例にとって説明するが、卓上型以外の手織機に使用してももちろん差し支えない。通常、この種の卓上型手織機1は、矩形のフレーム2に、回転可能に支持された、たて糸巻き取り用のバックローラ3と、織地巻き取り用のフロントローラ4、およびヘドル5を備えている。手織り作業をするには、ヘドル5を操作することで複数本のたて糸6を昇降させ、そのたて糸6の間に、よこ糸7をシャトル8を使って打ち込んでいく操作を繰り返していく。
【0018】
手織り作業をするには、その準備工程として、所望の略一定長さに揃えられた複数本のたて糸6を作成し、バックローラ3に巻き取っておく必要がある。このたて糸6を巻き取る際、本実施例の手織機用ペーパーPを、目盛線が表示された面を上にして、たて糸5どうしの間に巻き込ませていく。こうすることで、複数本のたて糸6の巻き径に大きな差が生じることを抑制でき、張り具合を均一に保つことができる。また、手織機用ペーパーPの縦方向の目盛線をガイドラインとすることで、たて糸6まっすぐきれいにバックローラ3に巻き取っておくことができる。
【0019】
一方、手織り作業を進めていく際には、織り上がった織地9の余分をフロントローラ4に巻き取っていく必要がある。フロントローラ4に織地9を巻き取っていく場合にも、本実施例の手織機用ペーパーPを織地9の間に巻き込ませていく。こうすることで、織り上がった織地9どうしが擦れ合うことを抑制することができ、織地を保護することができる。
【0020】
手織り作業中は、手織機用ペーパーPの一端を、あらかじめフロントローラ4に少し巻き込ませておくことによって固定しておきながら作業を進める。一端を固定した手織機用ペーパーPは、目盛線が表示された面を上にして、フレーム2の内部に少し広げるようにしておくと効率よく作業を行うことができる。このようにすれば、手織り作業を行う際、縦方向の目盛線は、織地9の幅を均一に保つためのガイドラインとして利用でき、横方向の目盛線は、織地9の巻き取り長さの目安として利用することができる。少なくともペーパーの長辺あるいは短辺のいずれかに平行な複数本の目盛線が表示されていれば、いずれかの作用効果は得られる。
【0021】
本実施形態によれば、表面全体に1cm間隔の正方形方眼模様P1が印刷されている。このような構成であれば、たて糸6を巻き取る場合であっても、織地9を巻き取る場合であっても、上述したのと同様な効果が同時に期待できるとともに、その作業をより正確に行うことができる。
【0022】
本実施形態によれば、上記複数本の目盛線は、1cm間隔の目盛線の10目盛毎に、すなわち、10cm間隔で、他の線より太い線P2を設けている。このように10cm単位で視認しやすいように印刷されておれば、長さ及び幅を迅速に認識でき、より効率よく作業を行うことができる。
【0023】
一方、本実施形態の手織機用ペーパーPは、織地9のデザインを創作するときのデザイン用紙として使用することも可能である。たとえば、織地9の色彩を途中で変更する場合や、ある特定図案を織り込んでいく場合、あらかじめ手織機用ペーパーPに下絵を描いておくことで、下絵通りに図案を織り込んでいくことが容易にできるようになる。また、本考案の他の実施形態として、織地の図案をあらかじめペーパーに印刷しておくことも可能である。あらかじめ図案が印刷されたペーパーを使用することで、ペーパーに下絵を描く手間が省略できるとともに、作業者の熟練度にかかわらず、見栄えのよい作品をきわめて容易に作製することができる。
【0024】
本実施形態によれば、手織機用ペーパーPの短辺側には40cm幅の方眼模様が印刷されている。卓上型手織機には、各種構造のものが知られているが、最大織り幅が40cm幅あるいは60cm幅の規格のものが多く、手織機の規格に応じたサイズのペーパーを使用することが好ましい。最大織り幅が40cm幅の手織機で作業する場合であれば、短辺側に40cm幅の方眼模様が印刷された手織機用ペーパーPを使用することにより、スペースを無駄にすることなく、効率よく作業を行うことができる。言うまでもなく、最大織り幅が60cm幅の手織機で作業する場合であれば、短辺側に60cm幅の方眼模様が印刷された手織機用ペーパーを使用することが好ましい。
【0025】
もちろん、この考案の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではない。たとえば、上記した手織機用ペーパーの目盛線の間隔、表示方法等は、上記した実施形態に限るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案に係る手織機用ペーパーの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】手織機用ペーパーを使用している状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
P  手織機用ペーパー
1  卓上型手織機
2  フレーム
3  バックローラ
4  フロントローラ
5  ヘドル
6  たて糸
7  よこ糸
8  シャトル
9  織地

Claims (5)

  1. 手織機におけるたて糸、及び織地を巻き取るときに使用するペーパーであって、少なくとも長方形のペーパーの長辺あるいは短辺のいずれかに平行な複数本の目盛線が表示されていることを特徴とする手織機用ペーパー。
  2. 上記複数本の目盛線は、縦横に延びる目盛線であって、ペーパーの表面全体に1cm間隔の正方形方眼模様が印刷されている、請求項1に記載の手織機用ペーパー。
  3. 上記複数本の目盛線は、5cmあるいは10cm間隔で、通常線とは異なる太さあるいは異なる色彩により、視認しやすいように印刷されている、請求項1又は2に記載の手織機用ペーパー。
  4. 上記複数本の目盛線に加えて、織地の図案があらかじめペーパーの表面に印刷されている、請求項1乃至3に記載の手織機用ペーパー。
  5. 少なくともペーパーの短辺側には40cm幅あるいは60cm幅の方眼模様が印刷されている、請求項1乃至4に記載の手織機用ペーパー。
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