JP3098470U - 飲料容器携帯用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り付け、取り外しが簡単で小型、軽量、安価な携帯用具を提供する。
【解決手段】先端にループ3が形成された吊り紐2と、この吊り紐の先端ループにスライド移動可能に連結された係止具4とからなる飲料容器携帯用具1であって、係止具は飲料容器10のネック部11に密着可能な略円弧状の開口縁5を有しており、この開口縁の両端対向部から外方に拡張する一対の拡張部6,6を一体成形し、この一対の拡張部の各々に、吊り紐より小さな紐挿通孔7,7を形成して該紐挿通孔に吊り紐を摩擦係合させつつスライド移動可能に挿通させている。拡張部は、この飲料容器携帯用具をネック部に装着する作業およびネック部から取り外す作業において指で摘んで操作するための操作部となる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はペットボトルなどの飲料容器を簡便に携帯するために用いられる飲料容器携帯用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在ペットボトルは飲料容器として広く世界中で使用されている。ペットボトルはビンの容器などに比較して軽量であり、また、蓋がネジでしっかり密閉できるので特に携帯に便利である。
【0003】
ペットボトルを携帯する場合、素手で直接持ったり、ビニール袋に入れて持ち歩いたりすることも行われているが、これを簡便に携帯するための携帯用具が各種提案され、市販されている。一般に市販されているペットボトル携帯用具は、ペットボトルの大半部を収容するための袋状ホルダーに紐をつけて持ち運び可能にしたものと、ペットボトルのネック部に装着する硬質のゴム輪にストラップ、Dリング、カラピナ等の保持部材を連結したものがあるが、前者のタイプは袋状ホルダーが嵩張り、不使用時の保管等に不便であり、しかも、大きさ(容量)の異なるペットボトルに汎用できないという問題があり、後者のタイプはペットボトルのネック部に対する硬質ゴム輪の着脱作業が特に幼年者や高齢者にとって容易ではなく使い勝手が悪く、また、ゴムの劣化による保持力低下が懸念されるなどの問題があった。
【0004】
このような事情に鑑みて、下記特許文献1〜3に記載されるように、紐を単に吊り下げ部材としてだけではなく、これをペットボトルのネック部に巻き付け、この紐に通した金具でネック部に密着させて、紐を締め付けた状態でペットボトルを吊り下げるようにしたペットボトル携帯用具が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−062783号公報
【0006】
特許文献1記載のペットボトル携帯用具は、ペットボトルのネック部に沿うように湾曲させた金具の両端に環状係止部を設けたものを針金の折り曲げ成形により形成し、先端ループの根元側の2本の紐をこの金具の両端環状係止部に挿通させ、さらに、この金具よりさらに根元側に2本の紐をまとめて挿通する補助係止具を備えた構成を有している。そして、使用に際しては、紐の先端ループをペットボトルのネック部に巻き付け、金具をネック部に押し付けて紐先端ループをネック部に密着させ、さらに補助係止部を金具と密着するまでスライド移動させて、金具による係止固定状態を補助し、金具がネック部から離れてネック部を支持できなくなることを防止する。ペットボトルが空になったときは、補助係止部を後退移動させ、次いで金具を後退移動させることにより紐先端ループのネック部に対する密着状態を開放して、ネック部を紐先端ループから離脱させる。
【0007】
【特許文献2】
特開2000−296850号公報
【0008】
特許文献2記載のペットボトル携帯用具は、紐のループをペットボトルのネック部に巻き付け、中間具をスライドさせて紐ループを狭めることによって紐ループをネック部に密着させる構成のものであり、紐ループの先端には取手がつけられており、ペットボトルを取り外すときには、この取手を引張って紐ループを緩めて、ネック部を離脱させる。
【0009】
【特許文献3】
特開2001−031096号公報
【0010】
特許文献3記載のペットボトル携帯用具は、ペットボトルのネック部に沿う円弧面が先端に形成された平板状の金具の両端に先端ループの根元側の2本の紐を挿通させた構成を有しており、使用に際しては、紐の先端ループをペットボトルのネック部に巻き付け、金具の先端円弧面をネック部に押し付けて紐先端ループをネック部に密着させる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
これら特許文献1〜3記載のペットボトル携帯用具は、いずれも、吊り紐をそのままペットボトルのネック部に対する支持部材として利用し、ネック部に巻き付け密着させた状態でペットボトルの持ち運びを可能にしているが、特許文献1では、係止具をペットボトルのネック部に密着させるために別部材として補助係止部を設けることが不可欠であり、また、吊り紐先端ループを緩めてペットボトルを取り外す際、特許文献1では補助係止部を後退移動させた上で係止具を後退移動させるという二重の作業を要し、特許文献2ではループ先端に係止具とは別個に設けた取手を引っ張る必要があり、いずれも係止具とは別部材を必要としている。また、特許文献3では係止具として平板状のものが用いられており、不使用時に嵩張って収納や保管に不便であるとともに、係止具に吊り紐を通す組み立て作業に手間を要し、必然的に販売コストが高くなるという問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、これら従来技術の不利欠点を解消し、ペットボトルなどの飲料容器のネック部に巻き付けて持ち運ぶための作業および該飲料容器を取り外す際の作業のいずれもが簡単に行うことができ、且つ、構成部品として吊り紐と係止部材以外の部品を必要とせず、しかも係止部材もきわめて簡単且つ小型の構成として、不使用時にも嵩張らずに収納や保管に便利であり、製造時の組立作業を簡素化し、製造コストも低く押さえることができる新規な構成の飲料容器携帯用具を提供することを目的とする。
【0013】
この目的を達成するため、請求項1にかかる本考案は、先端にループが形成された吊り紐と、この吊り紐の先端ループにスライド移動可能に連結された係止具とからなる飲料容器携帯用具において、係止具は飲料容器のネック部に密着可能な略円弧状の開口縁を有しており、この開口縁の両端対向部から外方に拡張する一対の拡張部を一体成形し、この一対の拡張部の各々に、吊り紐より小さな紐挿通孔を形成して該紐挿通孔に吊り紐を摩擦係合させつつスライド移動可能に挿通させるとともに、該拡張部を、先端ループを狭めて係止具の開口縁との間に飲料容器のネック部を密着させる際の装着作業および先端ループを緩めて係止具の開口縁との間に係止した飲料容器のネック部を取り外す際の取り外し作業において指で摘んで操作するための操作部としたことを特徴としている。
【0014】
請求項2にかかる本考案は、請求項1記載の飲料容器携帯用具において、係止具の少なくとも略円弧状の開口縁の側面が垂直面であることを特徴としている。
【0015】
請求項3にかかる本考案は、請求項1記載の飲料容器携帯用具において、係止具が矩形状断面を有する線材からなることを特徴としている。
【0016】
請求項4にかかる本考案は、請求項1記載の飲料容器携帯用具において、拡張部の外側面から紐挿通孔に通ずるスリットが拡張部の全幅に亘って形成されていることを特徴としている。
【0017】
請求項5にかかる本考案は、請求項4記載の飲料容器携帯用具において、スリットは、拡張部の外側面から紐挿通孔に向けて徐々に狭まる略V字形を有することを特徴している。
【0018】
請求項6にかかる本考案は、請求項5記載の飲料容器携帯用具において、略V字形のスリットの紐挿通孔側開口において紐挿通孔の内方に入り込む小突起部が形成されることを特徴としている。
【0019】
請求項7にかかる本考案は、請求項4に記載の飲料容器携帯用具において、スリットは、先端ループとは反対側の拡張部側面における開口幅が先端ループ側の拡張部側面における開口幅よりも小さく形成されることを特徴としている。
【0020】
請求項8にかかる本考案は、請求項1に記載の飲料容器携帯用具において、係止具に対し先端ループと反対側において一対の吊り紐を一箇所で固定していることを特徴としている。
【0021】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の一実施形態による飲料容器携帯用具を示す。この飲料容器携帯用具1は、吊り紐2の先端をループ3とし、このループ3に対してスライド移動可能に係止具4を連結して構成されている。吊り紐2としてはナイロンなどの伸縮性のある材料を用いて比較的幅広・平板な(一例として幅1cm程度、厚さ3mm程度)ベルト状とすることが好ましい。
【0022】
係止具4について、さらに図2ないし図4を参照して詳しく説明すると、係止具4はたとえばABS樹脂などの硬質合成樹脂材料から成形することが好ましく、飲料容器10のネック部11に密着可能な略円弧状の開口縁5を有している。開口縁5は90度〜180度の中心角を有する円弧を描いており、好ましくは中心角を約180度とする略半円弧状である。係止具4は、その開口縁5の側面が垂直面であることが好ましく、たとえば矩形状断面を有する線材を半リング状に湾曲形成させたものとすることができる。これにより、開口縁5の垂直面を飲料容器10のネック部11に密着させ且つその密着状態を安定的に保持することが容易である。
【0023】
開口縁5の両端には外方に拡張する一対の拡張部6,6が一体成形により形成されている。各拡張部6は略角柱状であり、その軸方向に沿って、吊り紐2より小さな紐挿通孔7が形成されている。吊り紐2は紐挿通孔7に挿通された状態で紐挿通孔7の内面に摩擦係合しながらスライド移動可能である。略角柱状である拡張部6,6の外側面8,8は略平坦面であって、これらを二本の指で摘んで互いに近づく方向に押し付けることにより、係止具4をしっかりと保持することができるので、先端ループ3を狭めて係止具4の開口縁5との間に飲料容器10のネック部11を密着させる際の装着作業および先端ループ3を緩めて係止具4の開口縁5との間に係止した飲料容器10のネック部11を取り外す際の取り外し作業において指で摘んで係止具4を吊り紐2に対してスライド移動させるための操作部として働く。
【0024】
吊り紐2は拡張部6の紐挿通孔7に挿通されるが、吊り紐は紐挿通孔7の内面に摩擦係合させる必要があるため、吊り紐2を紐挿通孔7に挿通する作業は一般に困難である。飲料容器携帯用具1の組立時においてこの挿通作業を容易にするために、拡張部6の外側面8から紐挿通孔7に通ずるスリット9を拡張部6の全幅(紐挿通孔7の延長方向)に亘って形成することが好ましい。このスリット9は、拡張部6の外側面8から紐挿通孔7に向けて徐々に狭まるような略V字形状を有することが好ましく、外側面8におけるスリット9の開口はベルト状である吊り紐2の厚さと略同等またはそれよりも若干大きくされた比較的大きな隙間(g1)を与えるように形成されるが、紐挿通孔7におけるスリット9の開口は吊り紐2の厚さより小さな開口幅(g2<g1)を有するものとされている。このような形状のスリット9とすることにより、組立時の吊り紐挿通作業は、拡張部外側面における比較的大きな隙間(g1)の開口から吊り紐2をスリット9に挿入し、これを徐々に紐挿通孔7側に移動させ、係止具4の弾性を利用して紐挿通孔側の小さな開口隙間(g2)を押し拡げるようにして紐挿通孔7に収容させることができるので、紐挿通作業を容易に行うことができ、しかも、一旦紐挿通孔7内に摩擦的に収容された吊り紐2は狭い開口隙間(g2)を通過することができないので、スリット9を抜けて脱落することがない。
【0025】
図5ないし図7は、この飲料容器携帯用具1を飲料容器(ペットボトル)10のネック部11に緊密に装着して吊り紐2で持ち運び可能にした状態を示している。このような装着状態とするには、必要に応じて係止具4を吊り紐2に対してスライド移動させて、その前方に飲料容器10のネック部11より大きなループ3が形成されるようにした後、このループ3にネック部11を通してループ3先端の吊り紐2をネック部11に巻き付け、この状態を維持しながら係止具4をネック部11に近付ける方向に移動させる。
【0026】
上記の操作は、たとえば、片手(たとえば左手)で吊り紐2の係止具4位置より後方の任意の部分を持って、机の上などに置いた飲料容器10のネック部11の上方にループ3を掛けた後、他方の手(右手)の2本の指(たとえば親指と中指)で係止具4の一対の拡張部6,6の外側面8,8を掴み、左手で吊り紐2を強く引っ張りながら係止具4をネック部11に引き寄せる方向に吊り紐2に対してスライド移動させる。これにより、ループ3がネック部11の一半部に密着して巻き付いた状態になるとともに、係止具4の開口縁5がネック部11の他半部に密着して、ネック部11をしっかりと保持する。吊り紐2は係止具4の拡張部6,6の小さな紐挿通孔7,7に入り込んでその内面と摩擦係合しているので、一旦ネック部11に緊密に装着された飲料容器携帯用具1は、係止具4を摩擦に抗して引き離そうとする外力が加えられない限り、その緊密装着状態を維持する。
【0027】
このようにして飲料容器携帯用具1を飲料容器10のネック部11に緊密に装着した後、吊り紐2の任意箇所を手で持ったり、首に掛けたり、ベルトに掛けたり、ザックに掛けたりして持ち運ぶことができる。あるいは室内においてフックに掛けたり、野外において木の枝などに掛けたりして吊しておくことができる。いずれにしても、この装着状態にあっては飲料容器10の自重により吊り紐2には常に張力が働き、ループ3がボトルネック部11を強く締め付け、係止部材4をよりネック部11に密着させる方向に移動付勢するように働くので、緊密な装着状態が維持され、抜け落ちが防止される。
【0028】
図示実施形態において、係止具4よりも外側(ループ3の反対側)であって、且つ、係止具4をボトルネック部11から取り外す際に必要なスライド量を十分に確保することができる箇所において、一対の吊り紐2,2をカシメ金具13で固定している。これによりループ3を形成する吊り紐2が片側に移動してずれてしまうことを防止している。また、係止具4が無用に移動することを防止し、ループ3と係止具4との適正な位置関係を常に保つようにするため、カシメ金具13による一対の吊り紐2,2の固定箇所は、係止具4の外側に過剰に離れないような位置とすることが好ましい。カシメ金具13に代えて他の固定手段、たとえば一対の吊り紐2,2を糸で縫い合わせて固定するなどの手段を採用してもよい。
【0029】
飲料容器10内の飲料を飲む場合は、この緊密装着状態を維持したまま、キャップ12を開ければよい。本考案の飲料容器携帯用具1はきわめて小型且つ軽量であるので、これを飲料容器10のネック部11に装着したままでも、通常の飲用動作の妨げとなることはない。
【0030】
飲料容器携帯用具1が装着された飲料容器1が空になったときは、この飲料容器1を片手(たとえば右手)の手のひらで上部をしっかりと把持して、他方の手(左手)の二本の指(たとえば親指と中指)で係止具4の一対の拡張部6,6の外側面8,8を掴み、係止具4をネック部11から引き離す方向に吊り紐2に対してスライド移動させる。これにより係止具4とループ3との間にネック部11の径寸法より大きな空間を与えた後、吊り紐2を引き上げてネック部11を離脱させることができる。この後、新たな飲料容器に装着する場合は、前述したと同様の装着作業を行う。
【0031】
図8は拡張部6における紐挿通孔7およびスリット9に関連する変形例を示す。この変形例においては、断面略V字形のスリット9の紐挿通孔7側の開口に臨む対向縁において、紐挿通孔7の内方に入り込む一対の小突起部14,14が形成されている。これら一対の小突起部14,14は、吊り紐2を拡張部外側面8側からスリット9に挿入して紐挿通孔7に収容させる際の作業に対して邪魔になることはないが、一旦紐挿通孔7に収容された吊り紐2がスリット9に移動しようとしたときに、少なくともいずれか一方の小突起部14に引っ掛かるので、吊り紐2の抜け落ちがさらに有効に防止される。
【0032】
スリット形状については、既述の実施形態では、紐挿通作業を容易化するとともに一旦紐挿通孔7に収容された吊り紐2の抜け落ちを防止するために、拡張部6の外側面8から紐挿通孔7に向けて徐々に狭まるような略V字形状を有するものとしたが、先端ループ3とは反対側の拡張部側面における開口幅が先端ループ3側の拡張部側面における開口幅よりも小さく形成された略V字形状を有するものとして形成してもよい。既述実施形態におけるスリット9をこのような形状のスリット9‘に変更した実施形態による飲料容器携帯用具1’が図9および図10に示され、この飲料容器携帯用具1‘を飲料容器(ペットボトル)10のネック部11に緊密に装着して吊り紐2で持ち運び可能にした状態が図11に示されている。これらの図9、図10および図11は既述実施形態における図1、図3および図7にそれぞれ対応している。
【0033】
前述のように、吊り紐2は紐挿通孔7の内面に摩擦係合した状態で収容される必要があるため、吊り紐2を紐挿通孔7に挿通する作業は一般に困難であり、大量生産を考えると、この紐挿通作業を容易化するための方策を講ずることが不可欠である。このための方策として、この実施形態では、先端ループ側のスリット開口幅(g3)と反対側のスリット開口幅(g4)との関係を(g3>g4)としている。つまり、先端ループ3側のスリット開口はベルト状である吊り紐2の厚さと略同等またはそれよりも若干大きくされた比較的大きな隙間(g3)を与えるように形成されるが、先端ループ3とは反対側(カシメ金具13側)のスリット開口は吊り紐2の厚さより小さな開口幅(g4)を有するものとして形成される。このため、紐挿通作業においては、先端ループ3側の広い隙間(g3)の開口から吊り紐2をスリット9‘内に挿入し、これを先端ループ3とは反対側に徐々に押し込み移動させながら狭い隙間(g4)を通過させて紐挿通孔7内に収容させることができ、その作業は比較的容易である。しかも、一旦このようにして吊り紐2を紐挿通孔7に収容させた後の実際の使用状態を考慮すると、係止具4をボトルネック部11に緊密に装着する際、およびこれをボトルネック部11から取り外す際のいずれにしても、係止具4を先端ループ3に対して略水平方向に移動させるだけであって、言い換えれば吊り紐2は紐挿通孔7の略軸方向に沿ってその内面に摩擦係合しつつスライド移動するにすぎず、拡張部6の外方に向けて相対移動しようとすることがないため、スリット9’から抜け落ちようとする動きはほとんど生じない。これに対して、先端ループ3とは反対側においては、図11に示す状態で吊り下げると吊り紐2には略90度の角度方向に張力が働き、これが頻繁に緩んだり締まったりすることでスリットを介して抜け落ちる可能性が大きく、しかも場合によってはカシメ金具13よりボトルネック部11側の吊り紐2,2部分を手で持って外側に引き離す方向に力が加わることもあるため、先端ループ3とは反対側の開口幅(g4)を小さくして抜け落ち防止効果を高めている。
【0034】
本考案の飲料容器携帯用具は上述の実施形態に限定されることなく、様々な実施形態を取り得る。たとえば係止部材の形状や大きさは任意であり、紐挿通孔の形状や形成箇所、スリットの形状や延長方向なども任意である。また、吊り紐の形状や材質等も任意であり、係止部材の拡張部に形成される紐挿通孔に適度の抵抗をもってスライド移動可能に挿通されるものであればよい。
【0035】
【考案の効果】
本考案によれば、飲料容器、特にペットボトルに簡単に着脱可能であり、しかも、一旦装着して吊り下げれば飲料容器の自重でネックが締め付けられるので容易に外れることがなく、安全に使用することができる。
【0036】
また、構成部品が小さく複雑でないため、不使用時もかさばらず小さく収納できるだけでなく、販売のためのパッケージも小さくすることができるので、流通に大きく貢献する。
【0037】
さらに、本考案による飲料容器携帯用具は低コストで大量生産することができるので、飲料容器に付属させて販売促進効果を高める上で特に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態による飲料容器携帯用具の斜視図である。
【図2】この飲料容器携帯用具における係止具の平面図である。
【図3】係止具の前面図(先端ループ側から見た図)である。
【図4】係止具の側面図(拡張部の外側面側から見た図)である。
【図5】この飲料容器携帯用具を飲料容器のネック部に緊密に装着した状態の側面図である。
【図6】この飲料容器携帯用具を飲料容器のネック部に緊密に装着した状態の上面図である。
【図7】この飲料容器携帯用具を飲料容器のネック部に緊密に装着して吊り紐で持ち運び可能にした状態を示す説明図である。
【図8】係止具の拡張部における紐挿通孔およびスリットに関連する変形例を示す部分断面図である。
【図9】本考案の他の実施形態による飲料容器携帯用具の斜視図である。
【図10】この飲料容器携帯用具における係止具の前面図(先端ループ側から見た図)である。
【図11】この飲料容器携帯用具を飲料容器のネック部に緊密に装着して吊り紐で持ち運び可能にした状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1' 飲料容器携帯用具
2 吊り紐
3 ループ
4 係止具
5 開口縁
6 拡張部
7 紐挿通孔
8 拡張部の外側面(操作部)
9,9' スリット
10 飲料容器(ペットボトル)
11 ネック部
12 キャップ
13 カシメ金具
14 小突起部

Claims (8)

  1. 先端にループが形成された吊り紐と、この吊り紐の先端ループにスライド移動可能に連結された係止具とからなる飲料容器携帯用具において、係止具は飲料容器のネック部に密着可能な略円弧状の開口縁を有しており、この開口縁の両端対向部から外方に拡張する一対の拡張部を一体成形し、この一対の拡張部の各々に、吊り紐より小さな紐挿通孔を形成して該紐挿通孔に吊り紐を摩擦係合させつつスライド移動可能に挿通させるとともに、該拡張部を、先端ループを狭めて係止具の開口縁との間に飲料容器のネック部を密着させる際の装着作業および先端ループを緩めて係止具の開口縁との間に係止した飲料容器のネック部を取り外す際の取り外し作業において指で摘んで操作するための操作部としたことを特徴とする飲料容器携帯用具。
  2. 係止具の少なくとも略円弧状の開口縁の側面が垂直面であることを特徴とする、請求項1に記載の飲料容器携帯用具。
  3. 係止具が矩形状断面を有する線材からなることを特徴とする、請求項1に記載の飲料容器携帯用具。
  4. 拡張部の外側面から紐挿通孔に通ずるスリットが拡張部の全幅に亘って形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の飲料容器携帯用具。
  5. スリットは、拡張部の外側面から紐挿通孔に向けて徐々に狭まる略V字形を有することを特徴とする、請求項4に記載の飲料容器携帯用具。
  6. 略V字形のスリットの紐挿通孔側開口において紐挿通孔の内方に入り込む小突起部が形成されることを特徴とする、請求項5に記載の飲料容器携帯用具。
  7. スリットは、先端ループとは反対側の拡張部側面における開口幅が先端ループ側の拡張部側面における開口幅よりも小さく形成されることを特徴とする、請求項4に記載の飲料容器携帯用具。
  8. 係止具に対して先端ループとは反対側において一対の吊り紐を一箇所で固定していることを特徴とする、請求項1に記載の飲料容器携帯用具。
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