JP3098187B2 - 触媒バーナーを備えた赤外線エミッター - Google Patents

触媒バーナーを備えた赤外線エミッター

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    • F23C—METHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN  A CARRIER GAS OR AIR 
    • F23C5/00—Disposition of burners with respect to the combustion chamber or to one another; Mounting of burners in combustion apparatus
    • F23C5/02—Structural details of mounting
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、触媒バーナー（ｃａｔ
ａｌｙｔｉｃ ｂｕｒｎｅｒ）を備えた赤外線エミッタ
ー、特に、炉等内に設置するのに適した一体形アセンブ
リーを構成する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】特に、種々の支持体上の、液体または粉
体塗料の乾燥や重合のために意図された炉やトンネルや
オーブン内に設置するのに適した赤外線エミッターは、
公知である。
【０００３】従来の技術に依れば、炉等の内壁に、接触
燃焼物質（ｃａｔａｌｙｔｉｃ ｃｏｍｂｕｓｔｉｏｎ
ｍａｔｔｅｒ）を含浸した要素よりなる触媒構造体を
支持する枠を含む、触媒バーナーが配置される。このよ
うに装備した炉の仕切の外部には、空気／ガス・プレミ
ックスを確保するベンチュリー管において各バーナーが
終わる、可燃ガスを導くパイプと、触媒構造体を予備加
熱する抵抗体に電流を流すリード線と、最後に、触媒構
造体の表面に空気を拡散するように、タービン式エアー
ジェネレーターによって発生する空気を拡散する導管が
備えられる。
【０００４】このような従来技術の構成は構造的に複雑
であり、そのような赤外線エミッターを装備した場合に
は炉の設備コストが非常に高くなるのは免れない。また
高い加熱効率を得るには、赤外線エミッターにより加熱
される対象の形状や物理的性質に応じて赤外線エミッタ
ーの姿勢、すなわち角度を微妙に選択変更する必要があ
るが、従来の赤外線エミッターは全んどが定姿勢で炉に
取り付けられている故に、そのような工程上の微妙な要
請に応えることができないのである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術の現状
に鑑みてこの発明の目的は、構造的に簡単で、しかも加
熱対象の形状や物理的性質のいかんに拘わらず高い効率
で加熱を行うことのできる赤外線エミッターを提供する
ことにある。
【０００６】
【問題点を解決するための手段】このためこの発明にあ
っては、１対の端壁間にチャンバーを画定し、かつ該チ
ャンバーの一面側に解放面を具えたボックスと：該ボッ
クス内において解放面に沿って延在する触媒構造体と：
ボックス内に設置されて触媒構造体内面に対向開口し
て、かつパイプを通してガスが供給される可燃ガスの噴
射部材と：触媒構造体の全表面に亙って空気を分配すべ
く、チャンバー内に加圧下で空気を送り込むタービン式
エアージェネレーターと：炉内のガス媒体をリサイクル
する手段と：炉内においてボックスを選択された角度で
支持すべく、ボックスの両端壁に取り付けられた１対の
ブラケットとをもって赤外線エミッターを構成し：一方
のボックスに対応する端壁中の開口に会合する開口を具
えるようにしたものである。
【０００７】有利な態様に依れば、上記ボックスが、炉
等内の壁の一つに固定された２個のブラケットの間に据
え付けられ、前記ブラケットの一つは、エアージェネレ
ーターのタービンのハウジングが固定される基板Ｌに組
立てられている。このタービンは、該ブラケットが固定
された炉の壁を横断し且つ炉の外側で該タービンを駆動
する装置に連動するシャフト上に固定される。好ましく
は、該ボックスは、該ブラケットに対して調整が可能に
なるように据え付けられる。
【０００８】添付図面に基づく以下の記述を読めば、本
発明が、より容易に理解できるであろう。
【０００９】
【実施例】図１に示した赤外線エミッターは、本質的に
は、５つの面が閉鎖され、大きな面１０が解放されてい
る、延長された平行六面体の形状で形成されたボックス
１よりなる。
【００１０】図２に示す様に、触媒構造体２は、ボック
ス１の解放面１０の中に配置される。この構造体は、白
金のような接触燃焼物質を含浸した要素２０よりなる。
燃焼されるガス混合物を透過するこの要素は、接触燃焼
によって生じる高温に耐えるのに適したガラス繊維等の
ような不活性支持体によって構成される。このような構
造体は当業界では公知であり、さらに説明は行わない。
【００１１】要素２０は、ボックス１の解放面１０に対
してきつく固定された枠２１によって支持されている。
枠２１は、ボックス１の大きな解放面１０の断面に対応
してスペースを決定するシャーシー（窓枠）２２に結合
していることが観察される。端部がシャーシー２２に固
定されているデイスタンスピース２３は、当業界では良
く知られている様に、空気と混合した可燃ガスを噴射
し、要素２０の内面に開いている部材２４を支持する。
また、デイスタンスピース２３は、含浸要素２０を予熱
する少なくとも１個の電気抵抗体２５をも支持する。
【００１２】図１に示す様に、ボックス１は、それぞれ
間隔をおいたブラケット４、５に固定された２個の端壁
１１、１２を有する。該端壁のそれそれには孔４０、５
０のリングが設けられており、それぞれは、端壁１１、
１２中の対応するねじ孔１１ａ、１２ａ中にねじ込まれ
るスクリュー３と嵌合し得る。ブラケット５は、以下に
さらに説明する様に、角形のブラケット状である。ブラ
ケット５は、エレクトロベンチレーター７のハウジング
７ａが据え付けられる支持板６上に組立てられている。
この方法では、図２の不連続線に示す様に、ブラケット
４、５に対してボックス１の角度位置を変えることによ
って、ボックス１を所望の方向に向きを変えることがで
きる。ハウジング７ａ内に位置するエレクトロベンチレ
ーターのタービン７ｂはシャフト７ｃの一端に取り付け
られており、他端は、該シャフトのエレクトロベンチレ
ーター７の電気モーター７ｄの駆動シャフト上に組み合
わせられている。シャフト７ｃは、以下にさらに説明す
る様に、ボックスの全体的方向に直交する。
【００１３】図３に示す様に、本発明による赤外線エミ
ッターは、適当に断熱された炉やトンネルやオーブンの
仕切９の内壁９ａ上に、ブラケット４、５によって固定
されている。ブラケット５は、エレクトロベンチレータ
ー７のシャフト７ｃによって横断される直角部品５２に
よって、仕切９上に固定されている。シャフト７ｃは、
適当な手段による耐熱方法で、特に絶縁スリーブ５３内
で、この仕切を横断する。同様に、可燃ガスを噴射する
供給部材２４のためのパイプ２４ａと、抵抗体２５を電
気的に供給するためのリード線は、耐熱方法で仕切９を
横断する。パイプ２４ａとリード線は、炉等内の熱に暴
露されないように、仕切９の外壁９ｂ上に固定されたコ
ントロールボックス８から出る。
【００１４】図１に戻り、ハウジング７ａの出口オリフ
ィスは、ボックス１のＸと称する縦の幾何軸上に中心を
置く支持板６中の対応する開口６０に対して開いている
ことが観察される。孔５０のリング内でブラケット５
は、中心が軸Ｘ上にある流路５１を含む。流路５１に対
応する中央の切欠き１１ｂを含む端壁１１についても、
同様である。一方端壁１２は、中空でない、即ち、孔を
開けていないものである。このようにして、エレクトロ
ベンチレーター７のタービン７ｂを作動すると、炉等の
封入物に導入した空気−は、開口６０、流路５１、およ
び切欠き１１ｂを横断してボックス１内から放出され、
それによって、ボックス１は、放出された空気一を要素
２０の全面にわたって分配するためのチャンバーを構成
する。
【００１５】
【発明の効果】本発明による設計のエミッターは、既存
の炉等に、重大な変更なしに、また非常に簡単な設置で
組立てることができる。さらに、ボックス１に送り込ま
れた空気は、炉等の封入体に含まれる空気であるため、
塗料の乾燥や重合によって放出された溶剤は触媒物質を
含浸した要素２０で燃焼され、炉内に封入されたガス媒
体は自動的にリサイクルされる。最後に、繊細な装置
（電気モーター、コントロール機器）は炉等の封入体の
外側に設置されるので、本発明による一体形エミッター
は、２５０℃のオーダーの高温に耐えることができる。
【００１６】またブラケットを介してボックス、ひいて
は赤外線エミッターの角度ひいては姿勢を適宜選択変更
することができるので、加熱対象の形状や物理的性質に
応じた高効率の加熱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による赤外線エミッターの分解組立図で
ある。
【図２】ＩＩ−ＩＩ線（図１）に沿う断面図を示す。
【図３】本発明による赤外線エミッターを内部に設置し
た炉等のＩＩＩ−ＩＩＩ線（図２）に沿う水平断面図を
示す。
【符号の説明】
１ ボックス ２ 触媒構造体 ４，５ ブラケット ６ 支持板 ７ ベンチレーター ７ａ ハウジング ７ｂ タービン ７ｃ シャフト ７ｄ 電気モーター ９ 仕切 １０ 解放面 ２０ 接触燃焼物質含浸要素 ２５ 電気抵抗体 ５０ 孔 ６０ 開口

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 炉内に設置するのに適した型式であっ
    て：１対の端壁間にチャンバーを画定し、かつ該チャン
    バーの一面側に解放面を具えたボックスと：該ボックス
    内において解放面に沿って延在する触媒構造体と：ボッ
    クス内に設置されて触媒構造体内面に対向開口して、か
    つパイプを通してガスが供給される可燃ガスの噴射部材
    と：触媒構造体の全表面に亙って空気を分配すべく、チ
    ャンバー内に加圧下で空気を送り込むタービン式エアー
    ジェネレーターと：炉内のガス媒体をリサイクルする手
    段と：炉内においてボックスを選択された角度で支持す
    べく、ボックスの両端壁に取り付けられた１対のブラケ
    ットとを含んでなり：一方のボックスが対応する端壁中
    の開口に会合する開口を具えていることを特徴とする触
    媒バーナーを具えた赤外線エミッター。
  2. 【請求項２】 前記のエアージェネレーターのタービン
    駆動装置と予熱電気システムとを炉の外側に配置したこ
    とを特徴とする請求項１に記載の赤外線エミッター。
  3. 【請求項３】 前記のブラケットのうちの一方はさらに
    エアージェネレーターのタービンのハウジングが固定さ
    れた基板上に組み立てられており、該タービンは該ブラ
    ケットが固定された仕切を横断するように、ボックスの
    延在方向に対して直交するシャフト上に固定されて、該
    仕切の外面に固定された駆動モーターに連動するように
    連結され、ガス供給パイプと予熱電気システムの導電体
    も端壁を横断して端壁の外面に固定された制御ボックス
    に連結されていることを特徴とする請求項１に記載の赤
    外線エミッター。
  4. 【請求項４】 前記のボックスがブラケットに対して調
    整可能に取り付けられていることを特徴とする請求項１
    に記載の赤外線エミッター。
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