JP3098091B2 - レーザ溶接制御方法およびその装置 - Google Patents

レーザ溶接制御方法およびその装置

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JP3098091B2 JP04015756A JP1575692A JP3098091B2 JP 3098091 B2 JP3098091 B2 JP 3098091B2 JP 04015756 A JP04015756 A JP 04015756A JP 1575692 A JP1575692 A JP 1575692A JP 3098091 B2 JP3098091 B2 JP 3098091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板材の突合せ部にレ
ーザ溶接を行なう際のレーザ溶接制御方法およびその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材の突合せ部にレーザ加工ヘッ
ドからレーザビームを照射せしめて板材にレーザ溶接を
行なうことが一般的によく知られている。
【0003】しかも、レーザヘッドからのレーザビーム
を板材の突合せ部に照射せしめて適切にレーザ溶接を行
なうと、溶接面の表面,裏面に肉の盛上りが生成するこ
とが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一定のレー
ザビームの出力並びレーザ加工ヘッドの送り速度のもと
でレーザ溶接を行なうと、突合せ線に沿った溶接面の表
面および裏面に生成した肉の盛上りの形状,大きさにバ
ラツキが生じて表面および裏面の溶接面がきれいでな
く、かつ形状も良好でない。すなわち溶接部の品位が悪
いという問題があった。
【0005】この発明の目的は、上記問題を改善するた
め、レーザ溶接を行なった際に、板材における溶接面の
表面および裏面に生成される肉の盛上りのバラツキをな
くし均一な肉の盛上りとし、高品位の溶接面が得られる
ようにしたレーザ溶接方法およびその装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、レーザ加工ヘッドからレーザビームを
板材の突合せ部に照射せしめると共にレーザ加工ヘッド
を突合せ部における突合せ線に沿って移動せしめて板材
にレーザ溶接を行なった際に、前記板材の溶接面の表
面,裏面に生成された肉の盛上りを各センサで検出する
と共に、この検出された肉の盛上り状態を基にして、肉
の盛上りを常に一定の範囲に保持すべくレーザ加工ヘッ
ドの送り速度とレーザビームの出力を制御することを特
徴とするレーザ溶接制御方法である。
【0007】また、この発明は、レーザビームを板材の
突合せ部に照射せしめると共に突合せ部における突合せ
線に沿って移動せしめるレーザ加工ヘッドと、このレー
ザ加工ヘッドからレーザビームを板材の突合せ部に照射
してレーザ溶接されることにより板材の溶接面の表面,
裏面に生成された肉の盛上りを検出する各センサと、こ
の各センサによって検出された実際の肉の盛上りと予め
設定された肉の盛上り設定値とを比較判断する比較判断
制御部と、この比較判断制御部で比較判断された結果に
基づいてレーザ加工ヘッドの送り速度、並びにレーザビ
ームの出力を制御せしめる送り制御部,レーザ出力制御
部と、を備えてレーザ溶接制御装置を構成した。
【0008】
【作用】この発明のレーザ溶接制御方法およびその装置
を採用することにより、レーザ加工ヘッドからレーザビ
ームを板材の突合せ部に照射せしめると共にレーザ加工
ヘッドを突合せ部における突合せ線に沿って移動せしめ
ることにより、板材にレーザ溶接が行なわれる。このレ
ーザ溶接を行なった際に板材の溶接面の表面および裏面
に生成された肉の盛上りが各センサで検出される。
【0009】この検出された実際の肉の盛上り状態と、
予め設定された肉の盛上り設定値とを比較判断制御部で
比較判断し、その結果に基づいてレーザ加工ヘッドの送
り速度並びにレーザビーム出力が送り制御部,レーザ出
力制御部で制御される。
【0010】而して、板材の溶接面の表面,裏面に生成
される肉の盛上りが一定の範囲に保持されて均一となる
から、高品位の溶接面が得られる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0012】図1を参照するに、レーザ溶接制御装置1
はレーザ溶接装置3と、制御部5とを備えている。そし
て、レーザ溶接装置3としては板材Wを載置するワーク
テーブル7が設けられている。このワークテーブル7上
に板材Wを載置すると共に、図示省略の固定用アームな
どによって板材Wの突合せ部が突合されて位置決め固定
される。
【0013】前記ワークテーブル7の上方には、先端に
レーザノズル9を備えたレーザ加工ヘッド11が図1に
おいて紙面に対して直交した方向、例えばY軸方向へ駆
動モータ13によって移動すべく設けられている。しか
も、レーザ加工ヘッド11は例えばナット部材,ボール
ねじなどを介して駆動モータ13に連動連結されてい
る。また、レーザ加工ヘッド11の先端に備えられたレ
ーザノズル9から板材Wに向けて照射されるレーザビー
ムLBはレーザ発振器15から発振されるようになって
いる。
【0014】前記レーザ加工ヘッド11には取付け金具
17によってプラズマ除去用ノズル19が取付けられて
いる。このプラズマ除去用ノズル19はレーザ加工ヘッ
ド11が進行する前側すなわち図1において紙面に対し
て直交した奥側に取付けられている。しかも、プラズマ
除去用ノズル19の先端は板材Wの表面に対して例えば
40〜60度の角度で傾斜して取付けられているのが望
ましい。また、プラズマ除去用ノズル19の先端形状は
スリット状となっているのが望ましい。
【0015】上記構成により、レーザ加工ヘッド11の
先端に備えられているレーザノズル9の軸心下方に板材
Wにおける突合せ部が位置されるように、ワークテーブ
ル7上に板材Wが載置されて位置決め固定される。次い
で、レーザ加工ヘッド11の先端に備えられたレーザノ
ズル9からレーザ発振器15によって発振されたレーザ
ビームLBを板材Wにおける突合せ部に照射せしめる。
また、駆動モータ13の駆動によってレーザ加工ヘッド
11が板材Wの突合せ部における溶接線に沿って、すな
わちY軸方向へ移動せしめることによって板材Wにレー
ザ溶接が行なわれることになる。
【0016】レーザ溶接を行なった際に、溶接面とレー
ザノズル9との間にはプラズマが生成されるので、プラ
ズマ除去用ノズル19の先端に形成されたスリットから
アルゴン,窒素などのシールドガスGを噴出せしめるこ
とによってプラズマが除去されることになる。
【0017】したがって、板材Wの突合せ部は、溶融部
A が形成されると共に溶融部WAの周囲に熱影響部W
B が形成される。この熱影響部WB の表面はプラズマを
除去するために噴出されたシールドガスGで冷却されて
V字型溶接を解消し、溶接幅が狭いI型状の溶接面を得
ることができる。
【0018】こうして得られたI型状の溶接面における
表面および裏面にはそれぞれ肉の盛上りWC ,WD が生
成される。この生成された肉の盛上りWC ,WD 状態を
検出するために、板材Wの上,下方にそれぞれ例えばC
CDカメラなどからなるセンサ21U,21Dが設けら
れている。このセンサ21U,21Dはレーザ加工ヘッ
ド11と同期したり、あるいは独立して若干遅れた状態
でレーザ加工ヘッド11の移動方向と同方向に移動され
るようになっている。しかも、このセンサ21U,21
Dの駆動は例えば駆動モータ,ボールねじなどのすでに
公知の駆動装置によって行なわれるものである。
【0019】前記センサ21U,21Dは比較判断制御
部23のうちの計測制御部25に接続されている。この
計測制御部25にはフィードバック制御部27が接続さ
れている。
【0020】このフィードバック制御部27には前記駆
動モータ13の送り速度並びにレーザ発振器15で発振
されるレーザビームLBの出力を制御せしめる送り制御
部29,レーザ出力制御部31がそれぞれ接続されてい
る。
【0021】上記構成により、センサ21U,21Dで
溶接面の表面,裏面に生成される肉の盛上りWC ,WD
の画像が検出される。このセンサ21U,21Dで検出
された肉の盛上りWC ,WD の画像が計測制御部25に
取込まれて画像処理される。
【0022】この計測制御部25で画像処理された肉の
盛上りWC ,WD がフィードバック制御部27に送られ
る。このフィードバック制御部27にはメモリに予め記
憶されている肉の盛上り設定値例えば0,1および一定
値0.7が例えば図2に示されているように比較部に取
込まれているから、実際に検出された検出値A,Bが比
較部に取込まれることによって比較判断される。
【0023】この比較部における比較において実際の検
出値A,Bをリアルタイムで一定値0.7と比較処理し
て実際の検出値A,Bの少なくとも一方が一定値0.7
以下のときに送り制御部29に送り速度を遅く、レーザ
出力制御部31にレーザ出力を大となるように送り,出
力指令が発せられる。この送り、出力指令に基づき、送
り制御部29,レーザ出力制御部31によってレーザ加
工ヘッド11の駆動モータ13,レーザ発振器15のレ
ーザビーム出力が制御されてレーザ加工ヘッド11の送
り速度が遅くなると共に、レーザビームLBの出力が大
となる。
【0024】また、実際の検出値A,Bの少なくとも一
方が一定値0.7より越えたときには、上記要領によっ
てレーザ加工ヘッド11の送り速度を早く、レーザビー
ムLBの出力を小となるように制御される。さらに、実
際の検出A,Bのうち、特にBが一定高さ(図2におい
て0)以下になったときには、レーザ溶接装置3を停止
すべく図示省略のNC装置へNG信号が与えられる。
【0025】このように、肉の盛上りWC ,WD をセン
サ21U,21Dで検出し、予め設定された一定の範囲
(図2において0と1との間)に保持すべくレーザ加工
ヘッド1の送り速度並びにレーザビームLBの出力を制
御することによって、溶接面における表面,裏面に生成
される肉の盛上りWC ,WD が一定の範囲に保持されて
均一となり、高品位の溶接面を得ることができる。
【0026】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0027】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、レーザ加工ヘッドから板
材の突合せ部にレーザビームを照射せしめると共に、突
合せ部における突合せ線に沿ってレーザ加工ヘッドを移
動せしめて板材にレーザ溶接を行なった際に、溶接面の
表面,裏面に生成される肉の盛上りをセンサで検出し、
予め設定された一定の範囲に保持すべくレーザ加工ヘッ
ドの送り速度とレーザビームのレーザ出力を制御するこ
とによって前記肉の盛上りが一定の範囲に保持されて均
一となり、高品位の溶接面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施例のレーザ溶接制御
装置を示す構成ブロック図である。
【図2】フィードバック制御部における動作を説明する
説明図である。
【符号の説明】
1 レーザ溶接制御装置 3 レーザ溶接装置 5 制御装置 11 レーザ加工ヘッド 13 駆動モータ 15 レーザ発振器 19 プラズマ除去用ノズル 21U,21D センサ 23 比較判断制御部 25 計測制御部 27 フィードバック制御部 29 送り制御部 31 レーザ出力制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ加工ヘッドからレーザビームを板
    材の突合せ部に照射せしめると共にレーザ加工ヘッドを
    突合せ部における突合せ線に沿って移動せしめて板材に
    レーザ溶接を行なった際に、前記板材の溶接面の表面,
    裏面に生成された肉の盛上りを各センサで検出すると共
    に、この検出された肉の盛上り状態を基にして、肉の盛
    上りを常に一定の範囲に保持すべくレーザ加工ヘッドの
    送り速度とレーザビームの出力を制御することを特徴と
    するレーザ溶接制御方法。
  2. 【請求項2】 レーザビームを板材の突合せ部に照射せ
    しめると共に突合せ部における突合せ線に沿って移動せ
    しめるレーザ加工ヘッドと、このレーザ加工ヘッドから
    レーザビームを板材の突合せ部に照射してレーザ溶接さ
    れることにより板材の溶接面の表面,裏面に生成された
    肉の盛上りを検出する各センサと、この各センサによっ
    て検出された実際の肉の盛上りと予め設定された肉の盛
    上り設定値とを比較判断する比較判断制御部と、この比
    較判断制御部で比較判断された結果に基づいてレーザ加
    工ヘッドの送り速度、並びにレーザビームの出力を制御
    せしめる送り制御部,レーザ出力制御部と、を備えてな
    ることを特徴とするレーザ溶接制御装置。
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