JP3097859U - ルアー用フック連結具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ルアーや釣糸に絡みにくく、安定した強度を有するアシストフックを形成するためのルアー用フック連結具を提供する。
【解決手段】ルアー用フック連結具は、軸部11、フック側環部12及びルアー側環部13とを有し、打抜き加工手段により耐食性のある金属板を打抜いて一体に形成される。フック側環部12は、フック31に連結され、ルアー側環部13は、ルアー2に連結されてアシストフック3とされる。ルアー用フック連結具1は屈曲しにくく、重量が重いため、ルアー2にアクションを加えてアシストフック3に水の抵抗が作用しても、アシストフック3はルアー2に対して不規則に揺動しにくくなり、アシストフック3がルアー2や釣糸に絡みにくくなる。
【選択図】 図3
【解決手段】ルアー用フック連結具は、軸部11、フック側環部12及びルアー側環部13とを有し、打抜き加工手段により耐食性のある金属板を打抜いて一体に形成される。フック側環部12は、フック31に連結され、ルアー側環部13は、ルアー2に連結されてアシストフック3とされる。ルアー用フック連結具1は屈曲しにくく、重量が重いため、ルアー2にアクションを加えてアシストフック3に水の抵抗が作用しても、アシストフック3はルアー2に対して不規則に揺動しにくくなり、アシストフック3がルアー2や釣糸に絡みにくくなる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は釣りに使用するルアー用フック連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば図9に示すルアー(2)は、細長く扁平に形成した金属片で形成され、対象魚の餌となる小魚に擬した大きさと輪郭形状を有したジグである。このルアー(2)は、頭部アイ(21)に釣糸を結び付け、対象魚のいる水深または底まで沈め、釣竿を上下に振って急速に上昇(ジャーキング)させたり、釣糸の巻き上げをスピードに変化を付けて行い、回転しながら上昇させたり、きりもみ状に落下させたりなどのアクションをつける。このとき回転や、きりもみ状に落下することによってルアー(2)の表面が光を乱反射させて対象魚にアピールするのである。
【0003】
前記ジグ等のルアー(2)には、アシストフック(3)と呼ばれる仕掛けが装着される場合がある。アシストフック(3)は、編糸等のライン(32)の一端にフック(31)(釣り針)が結び付けられ、ライン(32)の他端にループ(33)が形成される。アシストフック(3)の全長はルアー(2)の全長の半分程度が好ましいとされており、アシストフック(3)のループ(33)がルアー(2)の頭部アイ(21)に連結されて装着される(例えば特許文献1参照。)。アシストフック(3)は、魚への針掛かりが良好となる一方、ルアー(2)の根掛りが激減する利点を備えていることから、多くの釣り人に採用されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−178336号公報
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図9に示すように、ライン(32)として使用される編糸には柔軟性があり、自由に屈曲するため、アシストフック(3)を装着したルアー(2)を使用すると、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡んでしまう場合がある。アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡んでしまうと、魚に針掛かりさせることができず、実質的に釣りができない状態になる。また、ルアー(2)が水中にある場合にはアシストフック(3)が絡んでいるかどうか釣り人は知覚することができない。このためルアー(2)を頻繁に水中から巻き上げてアシストフック(3)が絡んでいないかどうか目視して確認しなければならない。従って、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡んでしまうことにより、貴重な釣り時間を長時間にわたり浪費しているという問題がある。
【0006】
また、図10に示すように、ライン(32)としてワイヤーを用いたアシストフック(3)が知られている。しかし、ワイヤーにも柔軟性があり、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡んでしまう場合がある。さらに、ワイヤーにループ(33)を形成する場合は端部を屈曲させた上でカシメ手段や溶接手段で固定するため突起部分が形成され、この突起部分がルアー(2)や釣糸に絡みやすい。従って、ライン(32)としてワイヤーを用いたアシストフック(3)にも編糸を用いたアシストフック(3)と同様の問題がある。さらに、ワイヤーを用いた場合には、カシメ手段や溶接手段によって固定された部分の強度にバラツキがあり、アシストフック(3)の強度を安定させることが困難であるという問題もある。
【0007】
本考案は、前記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ルアー(2)や釣糸に絡みにくく、安定した強度を有するアシストフック(3)を形成するためのルアー用フック連結具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願考案者は、アシストフック(3)が絡む原因として、アシストフック(3)のライン(32)が柔軟性を有し、自由に屈曲することに加えて、ライン(32)の重量が軽いため、ルアー(2)にアクションを加えるとアシストフック(3)に水の抵抗が作用し、アシストフック(3)がルアー(2)に対して不規則に速く揺動する点に原因があることを見出した。
【0009】
そこで、前記目的を達成するため、請求項1に記載の考案に係るルアー用フック連結具は、軸部(11)の両側にフック側環部(12)及びルアー側環部(13)とを有し、
前記軸部(11)は耐食性のある金属で形成され、フック(31)と直接または間接に連結される前記フック側環部(12)には透孔(14)を、ルアー(2)と直接または間接に連結される前記ルアー側環部(13)には透孔(14)を、夫々形成することとした。
【0010】
請求項2に記載の考案では、請求項1に記載の考案において、軸部(11)の長手方向に軸幅(15)を変化させ、フック側環部(12)側に重心を偏在させることとした。
【0011】
請求項3に記載の考案では、請求項1または2のいずれか一項に記載の考案において、フック側環部(12)の自由端側の環幅(16)を最小とし、軸部(11)との固定端側に向けてフック側環部(12)の環幅(16)が漸増されることとした。
【0012】
(作用)
従って、請求項1に記載の考案では、ルアー用フック連結具のフック側環部(12)は、フック(31)と直接または間接に連結され、ルアー側環部(13)は、ルアー(2)と直接または間接に連結されてアシストフック(3)とされる。ルアー用フック連結具の軸部(11)は耐食性のある金属で形成されており、屈曲しにくい。また、水と比較して密度が大きく、重量が重い。このため、ルアー(2)にアクションを加えてアシストフック(3)に水の抵抗が作用しても、アシストフック(3)はルアー(2)に対して不規則に揺動しにくくなる。
【0013】
また、請求項2に記載の考案では、ルアー用フック連結具のフック側環部(12)側に重心が偏在する。このため、ルアー(2)にアクションを加えてアシストフック(3)に水の抵抗が作用しても、アシストフック(3)のフック(31)側に重心が寄るため、アシストフック(3)がルアー(2)に対して不規則に揺動しにくくなる。
【0014】
請求項3に記載の考案では、フック側環部(12)の自由端側の環幅(16)を最小とし、軸部(11)との固定端側に向けて環幅(16)が漸増される。このため、フック側環部(12)に連結された部分が軸部(11)側に移動しにくくなり、アシストフック(3)が直線的な形状に保たれる。
【0015】
【考案の実施の形態及び実施例】
(第1の実施形態)
本考案を具体化した第1の実施形態ついて図1から図3に従って説明する。
【0016】
図1に示すように、本実施形態のルアー用フック連結具(1)は、軸部(11)、フック側環部(12)及びルアー側環部(13)とを有する。前記軸部(11)はルアー(2)とフック(31)とを連結する部分であるとともに、アシストフック(3)の長さを確保する部分である。軸部(11)は耐食性のある金属として、ステンレス鋼(SUS304)が使用される。軸部(11)は、長さが40mm、肉厚が1.2mmとする。軸幅(15)は全長に亘り一定として2.5mmとする。よって、軸部(11)は断面形状が扁平な棒形状とされる。軸部(11)は肉厚1.2mmのステンレス鋼板を打抜き加工手段により打抜いて形成される。
【0017】
前記フック側環部(12)はフック(31)が連結される部分であり、フック側環部(12)は前記軸部(11)の一端に一体化されて形成される。本実施形態では、フック側環部(12)とこれに形成される透孔(14)は、軸部(11)と同時に打抜き加工手段により打抜いて形成される。フック側環部(12)の外形輪郭形状は円形とし、直径7.0mmとする。透孔(14)は直径4.0mmの円形とし、透孔(14)の中心はフック側環部(12)の中心に一致させて形成される。よって、フック側環部(12)の環幅(16)は1.5mmであり、軸部(11)の反対側の自由端から、軸部(11)との固定端に至るまで、環幅(16)は一定とされる。
【0018】
また、前記ルアー側環部(13)はルアー(2)に連結される部分であり、ルアー側環部(13)は前記軸部(11)の他端に一体化されて形成される。本実施形態では、ルアー側環部(13)とこれに形成される透孔(14)は、軸部(11)と同時に打抜き加工手段により打抜いて形成される。ルアー側環部(13)及びこれに形成される透孔(14)の形状等は、フック側環部(12)と同様であるため詳しい説明は省略する。
【0019】
尚、ルアー用フック連結具(1)の端面は滑らかに加工することが好ましく、ライン(32)、フック(31)等に接触するフック側環部(12)とルアー側環部(13)とは特に滑らかに加工することが好ましい。
【0020】
次に本実施形態のルアー用フック連結具(1)をルアー(2)としてのジグに使用される場合について説明する。図2に示すように、編糸等のライン(32)の一端にフック(31)が結び付けられ、ライン(32)の他端にループ(33)が形成される。前記ループ(33)はルアー用フック連結具(1)のフック側環部(12)の透孔(14)に挿通させる。透孔(14)に挿通させたライン(32)のループ(33)にフック(31)を挿通させて引き、ライン(32)を介してフック側環部(12)にフック(31)が連結される。
【0021】
次に図3に示すように、ルアー用フック連結具(1)のルアー側環部(13)がルアー(2)の頭部アイ(21)に連結される。頭部アイ(21)との連結にはスプリットリング(22)が用いられる。このようにしてルアー(2)に装着されたアシストフック(3)の全長は、ルアー用フック連結具(1)およびライン(32)の長さを適宜選択して、ルアー(2)の半分程度の長さにすることが好ましい。アシストフック(3)は一本だけでなく複数本装着してもよい。ルアー(2)には他の釣り針(例えばトリプルフック)とアシストフック(3)を並存させてもよく、アシストフック(3)のみを装着してもよい。
【0022】
第1の実施形態では以下の効果を有する。
【0023】
(ア) ルアー用フック連結具(1)の軸部(11)は耐食性のある金属で形成されており、屈曲しにくい。また、水と比較して密度が大きく、重量が重い。このため、ルアー(2)にアクションを加えてアシストフック(3)に水の抵抗が作用しても、アシストフック(3)はルアー(2)に対して不規則に揺動しにくくなり、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなる。
【0024】
(イ) アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなるため、絡みを防止するためにアシストフック(3)の長さを短くする必要がなく、アシストフック(3)の長さを理想とされる長さにして使用することができる。
【0025】
(ウ) 軸部(11)、フック側環部(12)及びルアー側環部(13)は、打抜き加工手段により耐食性のある金属板を打抜いて形成され、フック側環部(12)とルアー側環部(13)は、軸部(11)と一体化されるため、ルアー用フック連結具(1)の強度が安定し、アシストフック(3)の強度が安定する。
【0026】
(エ) 軸部(11)、フック側環部(12)及びルアー側環部(13)とは、打抜き加工手段により耐食性のある金属板を打抜いて形成され、フック側環部(12)とルアー側環部(13)は、軸部(11)と一体化されるため、軸部(11)とフック側環部(12)、及び軸部(11)とルアー側環部(13)とをカシメ手段や溶接手段で固定する必要がなく、突起部分のない滑らかな形状に形成することができる。従って、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくい。
【0027】
(オ) フック側環部(12)とルアー側環部(13)の透孔(14)は、打抜き加工手段を用いて形成されるため、透孔(14)の周縁に切れ目や合わせ目がなく、滑らかに形成される。よって、フック側環部(12)又はルアー側環部(13)に接触するライン(32)やフック(31)等を傷めることがなく、ライン(32)やフック(31)等の強度を保つことができる。
【0028】
(カ) ルアー用フック連結具(1)は耐食性のある金属素材を用いて形成されるため、海水で使用しても腐蝕しにくい。また、打抜き加工手段を用いて一体に形成されるため、表面を滑らかに形成することができ、海水等の汚れが付着しにくく、付着しても簡単に除去することができる。よって腐蝕しにくく、長期間使用することができる。
【0029】
(キ) 軸部(11)、フック側環部(12)及びルアー側環部(13)は、打抜き加工手段を用いて一体に形成されるため、製造が容易で、軸部(11)、フック側環部(12)及びルアー側環部(13)を一体に組立てる手数が不要である。従って、安価にルアー用フック連結具(1)を提供することができる。
【0030】
(第2の実施形態)
本考案を具体化した第2の実施形態ついて図4から図5に従って説明する。この実施形態では、軸部(11)の軸幅(15)を変化させている点が、前記実施形態と大きく異なっている。前記実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0031】
図4に示すように、本実施形態のルアー用フック連結具(1)は、軸部(11)の軸幅(15)を長手方向に変化させている。フック側環部(12)はフック(31)に連結される部分であり、ルアー側環部(13)はルアー(2)に連結される部分である。フック側環部(12)の固定端において軸部(11)の軸幅(15)は、5.0mmである。ルアー側環部(13)の固定端において軸部(11)の軸幅(15)は、2.5mmである。軸部(11)の軸幅(15)はフック側環部(12)からルアー側環部(13)に亘り、長手方向に変化させている。軸部(11)の肉厚は一定である。よって、ルアー用フック連結具(1)の長手方向の重心位置は、ルアー用フック連結具(1)の長手方向中央ではなく、軸幅(15)の広いフック側環部(12)に寄って偏在している。尚、軸幅(15)の変化は本実施例のように軸部(11)の長手方向の全体に亘って変化するようにしてもよく、フック側環部(12)に近い部分の軸幅(15)だけを部分的に増大させるようにしてもよい。
【0032】
本実施形態のルアー用フック連結具(1)を図5に示すようにアシストフック(3)に使用すると、前記第1の実施形態の(ア)から(キ)までの効果を有する他に、次の効果を有する。
【0033】
(ク) フック側環部(12)側に重心が寄って偏在するため、ルアー(2)にアクションを加えてアシストフック(3)に水の抵抗が作用しても、アシストフック(3)のフック(31)側に重心が寄ることによって、アシストフック(3)がルアー(2)に対して不規則に揺動しにくくなる。従って、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなる。
【0034】
(第3の実施形態)
本考案を具体化した第3の実施形態ついて図6から図7に従って説明する。この実施形態では、フック側環部(12)の環幅(16)を変化させている点が、前記各実施形態と大きく異なっている。前記各実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0035】
図6に示すように、本実施形態のルアー用フック連結具(1)は、フック側環部(12)の環幅(16)を変化させている。フック側環部(12)の自由端側の環幅(16)を最小とし、軸部(11)との固定端側に向けてフック側環部(12)の環幅(16)が漸増されている。自由端側での環幅(16)を1.0mmとし、固定端側における環幅(16)を2.0mmとする。尚、フック側環部(12)に形成される透孔(14)は円形でなくてもよく、環幅(16)が滑らかに変化する形状であればよい。
【0036】
本実施形態のルアー用フック連結具(1)を図7に示すようにアシストフック(3)に使用すると、前記第1の実施形態の(ア)から(キ)までの効果を有する他に、次の効果を有する。
【0037】
(ケ) フック側環部(12)の自由端側の環幅(16)を最小とし、軸部(11)との固定端側に向けてフック側環部(12)の環幅(16)が漸増されたため、フック側環部(12)に連結されたライン(32)部分が最小部分に締結されることにより、環幅(16)の広い軸部(11)側に移動しにくくなり、アシストフック(3)が直線的な形状に保たれる。従って、ルアー(2)にアクションを加えてもアシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなるとともに、アシストフック(3)自体の絡みが減少する。
【0038】
尚、実施の形態は上記に限定されるものではなく、ルアー用フック連結具(1)の軸部(11)及びフック側環部(12)とルアー側環部(13)の形状、寸法は各実施形態のものに限定されず、必要な強度、使用されるルアー(2)に応じて変更することができることはいうまでもない。
【0039】
また、耐食性のある金属として「SUS304」「SUS410」等のステンレス鋼の他、チタン鋼など耐食性と加工性のある金属素材を使用することができる。
【0040】
図8に示すように、ルアー用フック連結具(1)のフック側環部(12)にスプリットリング(22)を介してフック(31)を連結する。フック(31)はスプリットリング(22)に連結される挿通孔(34)が形成されているものが使用される。ルアー用フック連結具(1)は、ルアー(2)の半分程度の長さを有することが好ましい。この場合、アシストフック(3)が屈曲しにくく、ルアー(2)にアクションを加えてもアシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくい。
【0041】
【考案の効果】
以上詳述したように請求項1から請求項3に記載の考案によれば、ルアー(2)にアクションを加えてアシストフック(3)に水の抵抗が作用しても、アシストフック(3)はルアー(2)に対して不規則に揺動しにくくなり、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなる。また、軸部(11)、フック側環部(12)及びルアー側環部(13)は、耐食性のある金属で形成され、フック側環部(12)とルアー側環部(13)は軸部(11)と一体化されるため、ルアー用フック連結具の強度が安定し、アシストフック(3)の強度も安定する。
【0042】
請求項2に記載の考案によれば、ルアー(2)にアクションを加えてアシストフック(3)に水の抵抗が作用しても、アシストフック(3)のフック(31)側に重心が寄るため、アシストフック(3)がルアー(2)に対して不規則に揺動しにくくなり、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなる。
【0043】
請求項3に記載の考案によれば、アシストフック(3)が直線的な形状に保たれるため、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなるとともに、アシストフック(3)自体の絡みが減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態に係るルアー用フック連結具(1)の拡大正面図、及びA―A線における拡大断面図である。
【図2】ルアー用フック連結具(1)にフック(31)を連結させる状態を示す拡大正面図である。
【図3】ルアー(2)にアシストフック(3)を装着した状態を示す正面図である。
【図4】本考案の第2の実施形態に係るルアー用フック連結具(1)の拡大正面図である。
【図5】ルアー(2)にアシストフック(3)を装着した状態を示す正面図である。
【図6】本考案の第3の実施形態に係るルアー用フック連結具(1)の拡大正面図である。
【図7】フック側環部(12)にライン(32)を連結させた状態を示す拡大正面図である。
【図8】本考案のその他の実施形態に係るルアー用フック連結具(1)をルアー(2)に装着した状態を示す正面図である。
【図9】従来のアシストフック(3)をルアー(2)に装着した状態を示す正面図である。
【図10】従来のアシストフック(3)をルアー(2)に装着した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ルアー用フック連結具
11 軸部
12 フック側環部
13 ルアー側環部
14 透孔
15 軸幅
16 環幅
2 ルアー
21 頭部アイ
22 スプリットリング
3 アシストフック
31 フック
32 ライン
33 ループ
34 挿通孔
【考案が属する技術分野】
本考案は釣りに使用するルアー用フック連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば図9に示すルアー(2)は、細長く扁平に形成した金属片で形成され、対象魚の餌となる小魚に擬した大きさと輪郭形状を有したジグである。このルアー(2)は、頭部アイ(21)に釣糸を結び付け、対象魚のいる水深または底まで沈め、釣竿を上下に振って急速に上昇(ジャーキング)させたり、釣糸の巻き上げをスピードに変化を付けて行い、回転しながら上昇させたり、きりもみ状に落下させたりなどのアクションをつける。このとき回転や、きりもみ状に落下することによってルアー(2)の表面が光を乱反射させて対象魚にアピールするのである。
【0003】
前記ジグ等のルアー(2)には、アシストフック(3)と呼ばれる仕掛けが装着される場合がある。アシストフック(3)は、編糸等のライン(32)の一端にフック(31)(釣り針)が結び付けられ、ライン(32)の他端にループ(33)が形成される。アシストフック(3)の全長はルアー(2)の全長の半分程度が好ましいとされており、アシストフック(3)のループ(33)がルアー(2)の頭部アイ(21)に連結されて装着される(例えば特許文献1参照。)。アシストフック(3)は、魚への針掛かりが良好となる一方、ルアー(2)の根掛りが激減する利点を備えていることから、多くの釣り人に採用されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−178336号公報
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図9に示すように、ライン(32)として使用される編糸には柔軟性があり、自由に屈曲するため、アシストフック(3)を装着したルアー(2)を使用すると、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡んでしまう場合がある。アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡んでしまうと、魚に針掛かりさせることができず、実質的に釣りができない状態になる。また、ルアー(2)が水中にある場合にはアシストフック(3)が絡んでいるかどうか釣り人は知覚することができない。このためルアー(2)を頻繁に水中から巻き上げてアシストフック(3)が絡んでいないかどうか目視して確認しなければならない。従って、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡んでしまうことにより、貴重な釣り時間を長時間にわたり浪費しているという問題がある。
【0006】
また、図10に示すように、ライン(32)としてワイヤーを用いたアシストフック(3)が知られている。しかし、ワイヤーにも柔軟性があり、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡んでしまう場合がある。さらに、ワイヤーにループ(33)を形成する場合は端部を屈曲させた上でカシメ手段や溶接手段で固定するため突起部分が形成され、この突起部分がルアー(2)や釣糸に絡みやすい。従って、ライン(32)としてワイヤーを用いたアシストフック(3)にも編糸を用いたアシストフック(3)と同様の問題がある。さらに、ワイヤーを用いた場合には、カシメ手段や溶接手段によって固定された部分の強度にバラツキがあり、アシストフック(3)の強度を安定させることが困難であるという問題もある。
【0007】
本考案は、前記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ルアー(2)や釣糸に絡みにくく、安定した強度を有するアシストフック(3)を形成するためのルアー用フック連結具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願考案者は、アシストフック(3)が絡む原因として、アシストフック(3)のライン(32)が柔軟性を有し、自由に屈曲することに加えて、ライン(32)の重量が軽いため、ルアー(2)にアクションを加えるとアシストフック(3)に水の抵抗が作用し、アシストフック(3)がルアー(2)に対して不規則に速く揺動する点に原因があることを見出した。
【0009】
そこで、前記目的を達成するため、請求項1に記載の考案に係るルアー用フック連結具は、軸部(11)の両側にフック側環部(12)及びルアー側環部(13)とを有し、
前記軸部(11)は耐食性のある金属で形成され、フック(31)と直接または間接に連結される前記フック側環部(12)には透孔(14)を、ルアー(2)と直接または間接に連結される前記ルアー側環部(13)には透孔(14)を、夫々形成することとした。
【0010】
請求項2に記載の考案では、請求項1に記載の考案において、軸部(11)の長手方向に軸幅(15)を変化させ、フック側環部(12)側に重心を偏在させることとした。
【0011】
請求項3に記載の考案では、請求項1または2のいずれか一項に記載の考案において、フック側環部(12)の自由端側の環幅(16)を最小とし、軸部(11)との固定端側に向けてフック側環部(12)の環幅(16)が漸増されることとした。
【0012】
(作用)
従って、請求項1に記載の考案では、ルアー用フック連結具のフック側環部(12)は、フック(31)と直接または間接に連結され、ルアー側環部(13)は、ルアー(2)と直接または間接に連結されてアシストフック(3)とされる。ルアー用フック連結具の軸部(11)は耐食性のある金属で形成されており、屈曲しにくい。また、水と比較して密度が大きく、重量が重い。このため、ルアー(2)にアクションを加えてアシストフック(3)に水の抵抗が作用しても、アシストフック(3)はルアー(2)に対して不規則に揺動しにくくなる。
【0013】
また、請求項2に記載の考案では、ルアー用フック連結具のフック側環部(12)側に重心が偏在する。このため、ルアー(2)にアクションを加えてアシストフック(3)に水の抵抗が作用しても、アシストフック(3)のフック(31)側に重心が寄るため、アシストフック(3)がルアー(2)に対して不規則に揺動しにくくなる。
【0014】
請求項3に記載の考案では、フック側環部(12)の自由端側の環幅(16)を最小とし、軸部(11)との固定端側に向けて環幅(16)が漸増される。このため、フック側環部(12)に連結された部分が軸部(11)側に移動しにくくなり、アシストフック(3)が直線的な形状に保たれる。
【0015】
【考案の実施の形態及び実施例】
(第1の実施形態)
本考案を具体化した第1の実施形態ついて図1から図3に従って説明する。
【0016】
図1に示すように、本実施形態のルアー用フック連結具(1)は、軸部(11)、フック側環部(12)及びルアー側環部(13)とを有する。前記軸部(11)はルアー(2)とフック(31)とを連結する部分であるとともに、アシストフック(3)の長さを確保する部分である。軸部(11)は耐食性のある金属として、ステンレス鋼(SUS304)が使用される。軸部(11)は、長さが40mm、肉厚が1.2mmとする。軸幅(15)は全長に亘り一定として2.5mmとする。よって、軸部(11)は断面形状が扁平な棒形状とされる。軸部(11)は肉厚1.2mmのステンレス鋼板を打抜き加工手段により打抜いて形成される。
【0017】
前記フック側環部(12)はフック(31)が連結される部分であり、フック側環部(12)は前記軸部(11)の一端に一体化されて形成される。本実施形態では、フック側環部(12)とこれに形成される透孔(14)は、軸部(11)と同時に打抜き加工手段により打抜いて形成される。フック側環部(12)の外形輪郭形状は円形とし、直径7.0mmとする。透孔(14)は直径4.0mmの円形とし、透孔(14)の中心はフック側環部(12)の中心に一致させて形成される。よって、フック側環部(12)の環幅(16)は1.5mmであり、軸部(11)の反対側の自由端から、軸部(11)との固定端に至るまで、環幅(16)は一定とされる。
【0018】
また、前記ルアー側環部(13)はルアー(2)に連結される部分であり、ルアー側環部(13)は前記軸部(11)の他端に一体化されて形成される。本実施形態では、ルアー側環部(13)とこれに形成される透孔(14)は、軸部(11)と同時に打抜き加工手段により打抜いて形成される。ルアー側環部(13)及びこれに形成される透孔(14)の形状等は、フック側環部(12)と同様であるため詳しい説明は省略する。
【0019】
尚、ルアー用フック連結具(1)の端面は滑らかに加工することが好ましく、ライン(32)、フック(31)等に接触するフック側環部(12)とルアー側環部(13)とは特に滑らかに加工することが好ましい。
【0020】
次に本実施形態のルアー用フック連結具(1)をルアー(2)としてのジグに使用される場合について説明する。図2に示すように、編糸等のライン(32)の一端にフック(31)が結び付けられ、ライン(32)の他端にループ(33)が形成される。前記ループ(33)はルアー用フック連結具(1)のフック側環部(12)の透孔(14)に挿通させる。透孔(14)に挿通させたライン(32)のループ(33)にフック(31)を挿通させて引き、ライン(32)を介してフック側環部(12)にフック(31)が連結される。
【0021】
次に図3に示すように、ルアー用フック連結具(1)のルアー側環部(13)がルアー(2)の頭部アイ(21)に連結される。頭部アイ(21)との連結にはスプリットリング(22)が用いられる。このようにしてルアー(2)に装着されたアシストフック(3)の全長は、ルアー用フック連結具(1)およびライン(32)の長さを適宜選択して、ルアー(2)の半分程度の長さにすることが好ましい。アシストフック(3)は一本だけでなく複数本装着してもよい。ルアー(2)には他の釣り針(例えばトリプルフック)とアシストフック(3)を並存させてもよく、アシストフック(3)のみを装着してもよい。
【0022】
第1の実施形態では以下の効果を有する。
【0023】
(ア) ルアー用フック連結具(1)の軸部(11)は耐食性のある金属で形成されており、屈曲しにくい。また、水と比較して密度が大きく、重量が重い。このため、ルアー(2)にアクションを加えてアシストフック(3)に水の抵抗が作用しても、アシストフック(3)はルアー(2)に対して不規則に揺動しにくくなり、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなる。
【0024】
(イ) アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなるため、絡みを防止するためにアシストフック(3)の長さを短くする必要がなく、アシストフック(3)の長さを理想とされる長さにして使用することができる。
【0025】
(ウ) 軸部(11)、フック側環部(12)及びルアー側環部(13)は、打抜き加工手段により耐食性のある金属板を打抜いて形成され、フック側環部(12)とルアー側環部(13)は、軸部(11)と一体化されるため、ルアー用フック連結具(1)の強度が安定し、アシストフック(3)の強度が安定する。
【0026】
(エ) 軸部(11)、フック側環部(12)及びルアー側環部(13)とは、打抜き加工手段により耐食性のある金属板を打抜いて形成され、フック側環部(12)とルアー側環部(13)は、軸部(11)と一体化されるため、軸部(11)とフック側環部(12)、及び軸部(11)とルアー側環部(13)とをカシメ手段や溶接手段で固定する必要がなく、突起部分のない滑らかな形状に形成することができる。従って、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくい。
【0027】
(オ) フック側環部(12)とルアー側環部(13)の透孔(14)は、打抜き加工手段を用いて形成されるため、透孔(14)の周縁に切れ目や合わせ目がなく、滑らかに形成される。よって、フック側環部(12)又はルアー側環部(13)に接触するライン(32)やフック(31)等を傷めることがなく、ライン(32)やフック(31)等の強度を保つことができる。
【0028】
(カ) ルアー用フック連結具(1)は耐食性のある金属素材を用いて形成されるため、海水で使用しても腐蝕しにくい。また、打抜き加工手段を用いて一体に形成されるため、表面を滑らかに形成することができ、海水等の汚れが付着しにくく、付着しても簡単に除去することができる。よって腐蝕しにくく、長期間使用することができる。
【0029】
(キ) 軸部(11)、フック側環部(12)及びルアー側環部(13)は、打抜き加工手段を用いて一体に形成されるため、製造が容易で、軸部(11)、フック側環部(12)及びルアー側環部(13)を一体に組立てる手数が不要である。従って、安価にルアー用フック連結具(1)を提供することができる。
【0030】
(第2の実施形態)
本考案を具体化した第2の実施形態ついて図4から図5に従って説明する。この実施形態では、軸部(11)の軸幅(15)を変化させている点が、前記実施形態と大きく異なっている。前記実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0031】
図4に示すように、本実施形態のルアー用フック連結具(1)は、軸部(11)の軸幅(15)を長手方向に変化させている。フック側環部(12)はフック(31)に連結される部分であり、ルアー側環部(13)はルアー(2)に連結される部分である。フック側環部(12)の固定端において軸部(11)の軸幅(15)は、5.0mmである。ルアー側環部(13)の固定端において軸部(11)の軸幅(15)は、2.5mmである。軸部(11)の軸幅(15)はフック側環部(12)からルアー側環部(13)に亘り、長手方向に変化させている。軸部(11)の肉厚は一定である。よって、ルアー用フック連結具(1)の長手方向の重心位置は、ルアー用フック連結具(1)の長手方向中央ではなく、軸幅(15)の広いフック側環部(12)に寄って偏在している。尚、軸幅(15)の変化は本実施例のように軸部(11)の長手方向の全体に亘って変化するようにしてもよく、フック側環部(12)に近い部分の軸幅(15)だけを部分的に増大させるようにしてもよい。
【0032】
本実施形態のルアー用フック連結具(1)を図5に示すようにアシストフック(3)に使用すると、前記第1の実施形態の(ア)から(キ)までの効果を有する他に、次の効果を有する。
【0033】
(ク) フック側環部(12)側に重心が寄って偏在するため、ルアー(2)にアクションを加えてアシストフック(3)に水の抵抗が作用しても、アシストフック(3)のフック(31)側に重心が寄ることによって、アシストフック(3)がルアー(2)に対して不規則に揺動しにくくなる。従って、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなる。
【0034】
(第3の実施形態)
本考案を具体化した第3の実施形態ついて図6から図7に従って説明する。この実施形態では、フック側環部(12)の環幅(16)を変化させている点が、前記各実施形態と大きく異なっている。前記各実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0035】
図6に示すように、本実施形態のルアー用フック連結具(1)は、フック側環部(12)の環幅(16)を変化させている。フック側環部(12)の自由端側の環幅(16)を最小とし、軸部(11)との固定端側に向けてフック側環部(12)の環幅(16)が漸増されている。自由端側での環幅(16)を1.0mmとし、固定端側における環幅(16)を2.0mmとする。尚、フック側環部(12)に形成される透孔(14)は円形でなくてもよく、環幅(16)が滑らかに変化する形状であればよい。
【0036】
本実施形態のルアー用フック連結具(1)を図7に示すようにアシストフック(3)に使用すると、前記第1の実施形態の(ア)から(キ)までの効果を有する他に、次の効果を有する。
【0037】
(ケ) フック側環部(12)の自由端側の環幅(16)を最小とし、軸部(11)との固定端側に向けてフック側環部(12)の環幅(16)が漸増されたため、フック側環部(12)に連結されたライン(32)部分が最小部分に締結されることにより、環幅(16)の広い軸部(11)側に移動しにくくなり、アシストフック(3)が直線的な形状に保たれる。従って、ルアー(2)にアクションを加えてもアシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなるとともに、アシストフック(3)自体の絡みが減少する。
【0038】
尚、実施の形態は上記に限定されるものではなく、ルアー用フック連結具(1)の軸部(11)及びフック側環部(12)とルアー側環部(13)の形状、寸法は各実施形態のものに限定されず、必要な強度、使用されるルアー(2)に応じて変更することができることはいうまでもない。
【0039】
また、耐食性のある金属として「SUS304」「SUS410」等のステンレス鋼の他、チタン鋼など耐食性と加工性のある金属素材を使用することができる。
【0040】
図8に示すように、ルアー用フック連結具(1)のフック側環部(12)にスプリットリング(22)を介してフック(31)を連結する。フック(31)はスプリットリング(22)に連結される挿通孔(34)が形成されているものが使用される。ルアー用フック連結具(1)は、ルアー(2)の半分程度の長さを有することが好ましい。この場合、アシストフック(3)が屈曲しにくく、ルアー(2)にアクションを加えてもアシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくい。
【0041】
【考案の効果】
以上詳述したように請求項1から請求項3に記載の考案によれば、ルアー(2)にアクションを加えてアシストフック(3)に水の抵抗が作用しても、アシストフック(3)はルアー(2)に対して不規則に揺動しにくくなり、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなる。また、軸部(11)、フック側環部(12)及びルアー側環部(13)は、耐食性のある金属で形成され、フック側環部(12)とルアー側環部(13)は軸部(11)と一体化されるため、ルアー用フック連結具の強度が安定し、アシストフック(3)の強度も安定する。
【0042】
請求項2に記載の考案によれば、ルアー(2)にアクションを加えてアシストフック(3)に水の抵抗が作用しても、アシストフック(3)のフック(31)側に重心が寄るため、アシストフック(3)がルアー(2)に対して不規則に揺動しにくくなり、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなる。
【0043】
請求項3に記載の考案によれば、アシストフック(3)が直線的な形状に保たれるため、アシストフック(3)がルアー(2)や釣糸に絡みにくくなるとともに、アシストフック(3)自体の絡みが減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態に係るルアー用フック連結具(1)の拡大正面図、及びA―A線における拡大断面図である。
【図2】ルアー用フック連結具(1)にフック(31)を連結させる状態を示す拡大正面図である。
【図3】ルアー(2)にアシストフック(3)を装着した状態を示す正面図である。
【図4】本考案の第2の実施形態に係るルアー用フック連結具(1)の拡大正面図である。
【図5】ルアー(2)にアシストフック(3)を装着した状態を示す正面図である。
【図6】本考案の第3の実施形態に係るルアー用フック連結具(1)の拡大正面図である。
【図7】フック側環部(12)にライン(32)を連結させた状態を示す拡大正面図である。
【図8】本考案のその他の実施形態に係るルアー用フック連結具(1)をルアー(2)に装着した状態を示す正面図である。
【図9】従来のアシストフック(3)をルアー(2)に装着した状態を示す正面図である。
【図10】従来のアシストフック(3)をルアー(2)に装着した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ルアー用フック連結具
11 軸部
12 フック側環部
13 ルアー側環部
14 透孔
15 軸幅
16 環幅
2 ルアー
21 頭部アイ
22 スプリットリング
3 アシストフック
31 フック
32 ライン
33 ループ
34 挿通孔
Claims (3)
- 軸部(11)の両側にフック側環部(12)及びルアー側環部(13)とを有し、
前記軸部(11)は耐食性のある金属で形成され、
フック(31)と直接または間接に連結される前記フック側環部(12)には透孔(14)を、
ルアー(2)と直接または間接に連結される前記ルアー側環部(13)には透孔(14)を、夫々形成したことを特徴とするルアー用フック連結具。 - 軸部(11)の長手方向に軸幅(15)を変化させ、フック側環部(12)側に重心を偏在させたことを特徴とする請求項1に記載のルアー用フック連結具。
- フック側環部(12)の自由端側の環幅(16)を最小とし、軸部(11)との固定端側に向けてフック側環部(12)の環幅(16)が漸増されたことを特徴とする請求項1から2のいずれか一項に記載のルアー用フック連結具。
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