JP3097823U - ハガキ付チラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】上下二つに分離でき、上側はハガキとして使用できると共に、下側は他の名刺等と一緒に保管しても他の名刺等と比べて識別性が高く容易に探し出すことができるハガキ付チラシを提供する。
【解決手段】ハガキ付チラシ1を、横幅が名刺の長辺の長さと略同一とし、上辺からハガキの長辺の長さの位置に、且つ、底辺から名刺の短辺の長さよりも若干長い位置に、上下に二分割することのできる切り離し部2を設け、切り離し部2より上側をハガキ部3、下側を案内部4とする。
【選択図】 図1
【解決手段】ハガキ付チラシ1を、横幅が名刺の長辺の長さと略同一とし、上辺からハガキの長辺の長さの位置に、且つ、底辺から名刺の短辺の長さよりも若干長い位置に、上下に二分割することのできる切り離し部2を設け、切り離し部2より上側をハガキ部3、下側を案内部4とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ハガキ付チラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、チラシの一部にハガキを印刷すると共に、ハガキの周りにミシン目等を設けて、チラシからハガキが切り取れるようにした、ハガキ付チラシが知られている。また、ハガキの幅を名刺の長辺の幅とし、底辺より名刺の短辺と同じ長さの位置に上下に分割するミシン目を設けて、ミシン目より上をハガキの宛先欄等に、ミシン目より下を差出人等の名刺となる名刺付ハガキも知られている。
【0003】
出願人は、本願出願において、以上の従来技術が記載されている文献として、以下のものを知見している。
【特許文献】
特開2001−121853
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のハガキ付チラシの場合は、そのチラシを見た人が、ハガキ部を切り取ってハガキとして使用する。しかしながら、ハガキ部を切り取った後の残ったチラシは、変則的な形となり保存するのには適しておらず、誤って捨ててしまい、ハガキを投函した後で、残ったチラシを見ることができなくなる場合があった。
【0004】
一方、名刺付ハガキの場合は、名刺部分を切り取って名刺として保存することはできるが、その大きさが他の名刺と同じ大きさのため、特に重ねて保存する場合は、他の名刺と区別がつかず識別性の低いものとなっていた。また、残ったハガキの方は、もともと上下繋がった状態で一般のハガキと同じ縦の長さとなっているので、名刺部分を切り取ると一般のハガキより短くなってしまい、特に一般のハガキと重ねて保存する場合は、一般のハガキの中に埋没してしまい一般のハガキと一緒に保管管理するのには適していなかった。
【0005】
そこで、本考案の課題は、上下二つに分離でき、上側はハガキとして使用できると共に、下側は他の名刺等と一緒に保管しても他の名刺等と比べて識別性が高く容易に探し出すことができるハガキ付チラシを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案のハガキ付チラシは、横幅が名刺の長辺の長さと略同一とされると共に、上下に二分割することのできる切り離し部を備え、該切り離し部より上側がハガキ部とされているハガキ付チラシにおいて、前記切り離し部は、底辺から名刺の短辺の長さよりも若干長い位置に備えられていることを特徴とするものである。
【0007】
ここで、切り離し部としては、ミシン目を設けて切り取り易くしたものや、連続線、破線、鎖線等を印して鋏やカッター等で切断するための目安を設けたもの、或いは、ミシン目と目安とを両方備えたもの等とすることができる。また、名刺の短辺より若干長いとは、10mm以下を意味し、これ以上長くすると、保管管理の際に却って不都合を来すようになる。なお、3mm以上6mm以下が望ましい。
【0008】
さらに、本考案のハガキ付チラシの使用方法としては、切り離し部より上側のハガキ部の片面の一部に、郵便番号欄、宛先欄、等を記載する領域を除いて、その他の部分はチラシや通信欄とすることができる。また、切り離し部より下側においても、チラシや名刺等とすることができ、その記載する内容については特に限定するものではない。なお、切り離し部より上側のハガキ部は、切り離してからは基より切り離す前においても、郵便物として使用することができるものである。
【0009】
本考案の構成によれば、切り離し部を、底辺から名刺の短辺の長さよりも若干長い位置に備えており、この切り離し部で切り離した下側の部分は、略名刺サイズなので、保管場所を取ることが無く、容易に保管することができるので、切り離した後で、下側の部分を捨ててしまう虞が無く、切り離し部の上側のハガキ部を投函した後でも、下側の部分を見ることができる。
【0010】
また、切り離した下側の部分は、その縦方向の長さが、名刺の短辺の長さよりも若干長いので、他の名刺と重ねて保管した場合、その若干長い部分が他の名刺よりも突出するので、他の名刺と容易に区別することができ、識別性の高いものとなっているので、容易に探し出すことができ、探す手間がかかることがない。
【0011】
さらに、切り離した下側の部分を、チラシや名刺等とした場合は、他の名刺よりも若干突出しているので、下側の部分を保管管理している人に対して注目させることができ、注目度の高いものとすることができるので、宣伝効果やアピール度の高いものとすることができる。
【0012】
本考案のハガキ付チラシは、上記の構成に加えて、前記切り離し部は、上辺からハガキの長辺と略同じ長さの位置に備えられていることを特徴とするものである。
【0013】
本考案の構成によれば、切り離し部より上側のハガキ部の縦方向の長さが、一般のハガキの長辺の長さと略同じ長さとされているので、一般のハガキと一緒に重ねて保管しても、一般のハガキの中に埋没してしまうことがなく、一般のハガキと一緒に保管管理することができる。また、一般のハガキと同様に保管管理することができるので、別途に保管管理したりする必要がなく、別途に保管管理する手間やコストを必要としない。
【0014】
本考案のハガキ付チラシは、上記の構成に加えて、前記切り離し部より下側が案内部とされ、該案内部の外周の少なくとも該案内部における長辺の二辺に識別部が備えられており、該識別部には、色彩が施されていることを特徴とするものである。
【0015】
ここで、識別部に施す色彩としては、具体的な構成を何ら限定するものではなく、どのような色彩であってもよい。また、各辺の色彩を同一のものとしてもよいし、夫々異なる色彩としてもよい。
【0016】
本考案の構成によれば、切り離した下側の部分、すなわち、案内部は、その外周において少なくとも案内部における長辺の二辺に色彩を施した識別部が備えられており、案内部を他の名刺と重ねて保管した場合に、案内部の長辺が他の名刺よりも突出すると共に、その長辺に色彩が施されているので、案内部を容易に認識することができ、案内部を多くの名刺の中から容易に探し出すことができる。
【0017】
また、識別部を案内部の外周のうち少なくとも長辺の二辺に備えているので、上下が逆向きになっていても識別部を認識させることができる。さらに、この識別部を案内部の表裏両面に備えるようにすれば、案内部が裏向きになっていても識別部を認識させることができるので、より一層上記の効果を奏することができる。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態であるハガキ付チラシについて、図面に基いて説明する。図1の(A)は、本考案のハガキ付チラシの表面を示す正面図であり、(B)は、本考案のハガキ付チラシの裏面を示す背面図である。また、図2は、本考案のハガキ付チラシの作用を示す説明図である。本例のハガキ付チラシ1は、表面にはチラシとしての広告の内容が、また、裏面にはハガキ等となる内容が夫々印刷されている。
【0019】
図1(A)及び(B)に示すように、ハガキ付チラシ1の表面及び裏面には、幅方向に延びる切り離し部2がハガキ付チラシ1の全幅に亘って設けられている。この切り離し部2は、所定間隔毎にハガキ付チラシ1を貫通するような切込みを設けたミシン目とされており、この切り離し部2により鋏などの道具を用いなくてもハガキ付チラシ1を容易に二つに分離することができる。また、この切り離し部2には、ミシン目とは別途に、破線が印刷されていると共に、図中左側には、切り離し部2を跨ぐように模式化された鋏の図が印刷されている。この切り離し部2は、ハガキ付チラシ1の表裏面において、それぞれ同じ位置に設けられている。
【0020】
図1(B)に示すように、このハガキ付チラシ1の切り離し部2の上側は、ハガキ部3とされており、そのおよそ半分の上部には、郵便番号や宛先等を記載する領域となっており、本例では、予め郵便番号や宛先等が印刷されている。また、その下部は差出人等が記入するための通信欄となっている。本例においては、切手を貼る領域には、料金受取人払を示す印刷が施されており、切手を貼ることなくハガキ部3をポスト等に投函してもハガキとして使用できるようになっている。
【0021】
一方、ハガキ付チラシ1の切り離し部2の下側は、案内部4とされており、その面には、チラシの広告内容となるものが印刷されている。この案内部4の表面には、その上側と下側に上識別部5と、下識別部6とが夫々設けられている((A)参照)。また、案内部4の裏面には、広告の外側外周が周状識別部7とされている((B)参照)。これら上識別部5、下識別部6、及び、周状識別部7は、夫々印刷等により所定の色彩に塗られており、本例では、各識別部5,6,7は同じ色彩とされている。
【0022】
このハガキ付チラシ1は、その横幅の寸法Wが、名刺の長辺の長さと略同一とされている。また、ハガキ部3の縦方向の寸法H1は、一般のハガキの長辺と略同じ長さの寸法とされ、また、案内部4の縦方向の寸法H2は、名刺の短辺の長さよりも若干長い寸法とされている。本例においては、夫々寸法Wが91mm、寸法H1が146mm、寸法H2が59mmとされている。ここで、一般の名刺の短辺の長さはおよそ55mmであり、本例の案内部4は名刺に対しておよそ4mm長いものとされている。なお、寸法H2は、55<H2≦69mmが望ましく、さらに、58≦H2≦61mmが望ましい。
【0023】
次に、本例のハガキ付チラシ1の作用について説明する。本例のハガキ付チラシ1には、広告の内容が印刷されており、その内容としてここでは、一例として会員登録に関する内容の場合について説明する。ハガキ付チラシ1の表面には会員登録に関する例えば、会員の特典や登録方法等の情報が印刷されており、このハガキ付チラシ1を見て、会員登録しようと考えた場合、ハガキ付チラシ1の裏面のハガキ部3にある通信欄に、会員登録するための所定事項を記入する。
【0024】
そして、ハガキ付チラシ1を切り離し部2からハガキ部3と案内部4とに分離し、ハガキ部3を郵便ポスト等に投函する。この時、ハガキ部3には、料金受取人払を示す印刷が施されており、切手を貼ることなく使用することができる。一方、切り離した案内部4は、名刺と略同じ大きさなので、名刺入れに入れて保管するのに好適である。なお、この案内部4には、会員登録に関する連絡先や、会員の特典情報等が記載されている。
【0025】
この案内部4を他の名刺と伴に保管する場合、案内部4の縦方向の長さが、名刺の短辺の長さよりも若干長くされているので、図2に示すように、案内部4が名刺8よりも若干突出した状態となる。これにより、案内部4は、他の名刺8の中から容易に取り出すことができる。また、案内部4には、色彩を施した、上識別部5、下識別部6、及び、周状識別部7が設けられており、案内部4が裏向きだったり、上下逆向きだったりしても、いずれかの識別部が名刺8よりも突出するので、多数の名刺8の中から容易に案内部4を探すことができる。
【0026】
ところで、ハガキ部3を受取った側は、ハガキ部3の縦方向の長さが一般のハガキの長辺の長さと同じ長さとされているので、一般のハガキと一緒に保管管理することができる。
【0027】
このように、本考案のハガキ付チラシ1によれば、切り離し部2を、底辺から名刺8の短辺の長さよりも若干長い位置に備えており、この切り離し部2で切り離した下側の案内部4は、略名刺サイズなので、保管場所を取ることが無く、容易に保管することができるので、切り離した後で、下側の案内部4を捨ててしまう虞が無く、切り離し部2の上側のハガキ部3を投函した後でも、下側の案内部4を見ることができる。
【0028】
また、切り離した案内部4は、その縦方向の長さが、名刺8の短辺の長さよりも若干長いので、他の名刺8と重ねて保管した場合、その若干長い部分が他の名刺8よりも突出するので、他の名刺8と容易に区別することができ、識別性の高いものとなっているので、容易に探し出すことができ、探す手間がかかることがない。
【0029】
さらに、切り離し部2より上側のハガキ部3の縦方向の長さが、一般のハガキの長辺の長さと略同じ長さとされているので、一般のハガキと一緒に重ねて保管しても、一般のハガキの中に埋没してしまうことがなく、一般のハガキと一緒に保管管理することができる。また、一般のハガキと同様に保管管理することができるので、別途に保管管理したりする必要がなく、別途に保管管理する手間やコストを必要としない。
【0030】
また、案内部4には、色彩を施した上識別部5、下識別部6、及び、周状識別部7が設けられているので、案内部4を保管する際に、案内部4が上下或いは表裏逆向きに保管されていても、何れかの識別部を認識することができるので、案内部4を容易に認識することができ、案内部4を多くの名刺8の中から容易に探し出すことができる。
【0031】
以上、本考案について好適な実施の形態を挙げて説明したが、本考案は、この実施の形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
【0032】
すなわち、本実施の形態では、ハガキ付チラシ1に記載されているチラシの内容として、会員登録に関するものを示したが、これに限定するものではなく、例えば、企業広告、商品宣伝、引越し或いは移転の案内、等とすることがてきる。また、案内部4を名刺とした場合は、他の名刺よりも若干突出しているので、下側の部分を保管管理している人に対して注目させることができ、注目度の高いものとすることができるので、宣伝効果やアピール度の高いものとすることができる。
【0033】
また、本実施の形態では、案内部4に設けられた上識別部5、下識別部6、及び、周状識別部7を夫々同じ色としたものを示したが、これに限定するものではなく、各識別部の色を別々の色とすることもでき、この場合においても、上記と同様の効果を奏することができる。
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、上下二つに分離でき、上側はハガキとして使用できると共に、下側は他の名刺等と一緒に保管しても他の名刺等と比べて識別性が高く容易に探し出すことができるハガキ付チラシを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案のハガキ付チラシの表面を示す正面図であり、(B)は本考案のハガキ付チラシの裏面を示す背面図である。
【図2】本考案のハガキ付チラシの作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ハガキ付チラシ
2 切り離し部
3 ハガキ部
4 案内部
5 上識別部
6 下識別部
7 周状識別部
【考案の属する技術分野】
本考案は、ハガキ付チラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、チラシの一部にハガキを印刷すると共に、ハガキの周りにミシン目等を設けて、チラシからハガキが切り取れるようにした、ハガキ付チラシが知られている。また、ハガキの幅を名刺の長辺の幅とし、底辺より名刺の短辺と同じ長さの位置に上下に分割するミシン目を設けて、ミシン目より上をハガキの宛先欄等に、ミシン目より下を差出人等の名刺となる名刺付ハガキも知られている。
【0003】
出願人は、本願出願において、以上の従来技術が記載されている文献として、以下のものを知見している。
【特許文献】
特開2001−121853
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のハガキ付チラシの場合は、そのチラシを見た人が、ハガキ部を切り取ってハガキとして使用する。しかしながら、ハガキ部を切り取った後の残ったチラシは、変則的な形となり保存するのには適しておらず、誤って捨ててしまい、ハガキを投函した後で、残ったチラシを見ることができなくなる場合があった。
【0004】
一方、名刺付ハガキの場合は、名刺部分を切り取って名刺として保存することはできるが、その大きさが他の名刺と同じ大きさのため、特に重ねて保存する場合は、他の名刺と区別がつかず識別性の低いものとなっていた。また、残ったハガキの方は、もともと上下繋がった状態で一般のハガキと同じ縦の長さとなっているので、名刺部分を切り取ると一般のハガキより短くなってしまい、特に一般のハガキと重ねて保存する場合は、一般のハガキの中に埋没してしまい一般のハガキと一緒に保管管理するのには適していなかった。
【0005】
そこで、本考案の課題は、上下二つに分離でき、上側はハガキとして使用できると共に、下側は他の名刺等と一緒に保管しても他の名刺等と比べて識別性が高く容易に探し出すことができるハガキ付チラシを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案のハガキ付チラシは、横幅が名刺の長辺の長さと略同一とされると共に、上下に二分割することのできる切り離し部を備え、該切り離し部より上側がハガキ部とされているハガキ付チラシにおいて、前記切り離し部は、底辺から名刺の短辺の長さよりも若干長い位置に備えられていることを特徴とするものである。
【0007】
ここで、切り離し部としては、ミシン目を設けて切り取り易くしたものや、連続線、破線、鎖線等を印して鋏やカッター等で切断するための目安を設けたもの、或いは、ミシン目と目安とを両方備えたもの等とすることができる。また、名刺の短辺より若干長いとは、10mm以下を意味し、これ以上長くすると、保管管理の際に却って不都合を来すようになる。なお、3mm以上6mm以下が望ましい。
【0008】
さらに、本考案のハガキ付チラシの使用方法としては、切り離し部より上側のハガキ部の片面の一部に、郵便番号欄、宛先欄、等を記載する領域を除いて、その他の部分はチラシや通信欄とすることができる。また、切り離し部より下側においても、チラシや名刺等とすることができ、その記載する内容については特に限定するものではない。なお、切り離し部より上側のハガキ部は、切り離してからは基より切り離す前においても、郵便物として使用することができるものである。
【0009】
本考案の構成によれば、切り離し部を、底辺から名刺の短辺の長さよりも若干長い位置に備えており、この切り離し部で切り離した下側の部分は、略名刺サイズなので、保管場所を取ることが無く、容易に保管することができるので、切り離した後で、下側の部分を捨ててしまう虞が無く、切り離し部の上側のハガキ部を投函した後でも、下側の部分を見ることができる。
【0010】
また、切り離した下側の部分は、その縦方向の長さが、名刺の短辺の長さよりも若干長いので、他の名刺と重ねて保管した場合、その若干長い部分が他の名刺よりも突出するので、他の名刺と容易に区別することができ、識別性の高いものとなっているので、容易に探し出すことができ、探す手間がかかることがない。
【0011】
さらに、切り離した下側の部分を、チラシや名刺等とした場合は、他の名刺よりも若干突出しているので、下側の部分を保管管理している人に対して注目させることができ、注目度の高いものとすることができるので、宣伝効果やアピール度の高いものとすることができる。
【0012】
本考案のハガキ付チラシは、上記の構成に加えて、前記切り離し部は、上辺からハガキの長辺と略同じ長さの位置に備えられていることを特徴とするものである。
【0013】
本考案の構成によれば、切り離し部より上側のハガキ部の縦方向の長さが、一般のハガキの長辺の長さと略同じ長さとされているので、一般のハガキと一緒に重ねて保管しても、一般のハガキの中に埋没してしまうことがなく、一般のハガキと一緒に保管管理することができる。また、一般のハガキと同様に保管管理することができるので、別途に保管管理したりする必要がなく、別途に保管管理する手間やコストを必要としない。
【0014】
本考案のハガキ付チラシは、上記の構成に加えて、前記切り離し部より下側が案内部とされ、該案内部の外周の少なくとも該案内部における長辺の二辺に識別部が備えられており、該識別部には、色彩が施されていることを特徴とするものである。
【0015】
ここで、識別部に施す色彩としては、具体的な構成を何ら限定するものではなく、どのような色彩であってもよい。また、各辺の色彩を同一のものとしてもよいし、夫々異なる色彩としてもよい。
【0016】
本考案の構成によれば、切り離した下側の部分、すなわち、案内部は、その外周において少なくとも案内部における長辺の二辺に色彩を施した識別部が備えられており、案内部を他の名刺と重ねて保管した場合に、案内部の長辺が他の名刺よりも突出すると共に、その長辺に色彩が施されているので、案内部を容易に認識することができ、案内部を多くの名刺の中から容易に探し出すことができる。
【0017】
また、識別部を案内部の外周のうち少なくとも長辺の二辺に備えているので、上下が逆向きになっていても識別部を認識させることができる。さらに、この識別部を案内部の表裏両面に備えるようにすれば、案内部が裏向きになっていても識別部を認識させることができるので、より一層上記の効果を奏することができる。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態であるハガキ付チラシについて、図面に基いて説明する。図1の(A)は、本考案のハガキ付チラシの表面を示す正面図であり、(B)は、本考案のハガキ付チラシの裏面を示す背面図である。また、図2は、本考案のハガキ付チラシの作用を示す説明図である。本例のハガキ付チラシ1は、表面にはチラシとしての広告の内容が、また、裏面にはハガキ等となる内容が夫々印刷されている。
【0019】
図1(A)及び(B)に示すように、ハガキ付チラシ1の表面及び裏面には、幅方向に延びる切り離し部2がハガキ付チラシ1の全幅に亘って設けられている。この切り離し部2は、所定間隔毎にハガキ付チラシ1を貫通するような切込みを設けたミシン目とされており、この切り離し部2により鋏などの道具を用いなくてもハガキ付チラシ1を容易に二つに分離することができる。また、この切り離し部2には、ミシン目とは別途に、破線が印刷されていると共に、図中左側には、切り離し部2を跨ぐように模式化された鋏の図が印刷されている。この切り離し部2は、ハガキ付チラシ1の表裏面において、それぞれ同じ位置に設けられている。
【0020】
図1(B)に示すように、このハガキ付チラシ1の切り離し部2の上側は、ハガキ部3とされており、そのおよそ半分の上部には、郵便番号や宛先等を記載する領域となっており、本例では、予め郵便番号や宛先等が印刷されている。また、その下部は差出人等が記入するための通信欄となっている。本例においては、切手を貼る領域には、料金受取人払を示す印刷が施されており、切手を貼ることなくハガキ部3をポスト等に投函してもハガキとして使用できるようになっている。
【0021】
一方、ハガキ付チラシ1の切り離し部2の下側は、案内部4とされており、その面には、チラシの広告内容となるものが印刷されている。この案内部4の表面には、その上側と下側に上識別部5と、下識別部6とが夫々設けられている((A)参照)。また、案内部4の裏面には、広告の外側外周が周状識別部7とされている((B)参照)。これら上識別部5、下識別部6、及び、周状識別部7は、夫々印刷等により所定の色彩に塗られており、本例では、各識別部5,6,7は同じ色彩とされている。
【0022】
このハガキ付チラシ1は、その横幅の寸法Wが、名刺の長辺の長さと略同一とされている。また、ハガキ部3の縦方向の寸法H1は、一般のハガキの長辺と略同じ長さの寸法とされ、また、案内部4の縦方向の寸法H2は、名刺の短辺の長さよりも若干長い寸法とされている。本例においては、夫々寸法Wが91mm、寸法H1が146mm、寸法H2が59mmとされている。ここで、一般の名刺の短辺の長さはおよそ55mmであり、本例の案内部4は名刺に対しておよそ4mm長いものとされている。なお、寸法H2は、55<H2≦69mmが望ましく、さらに、58≦H2≦61mmが望ましい。
【0023】
次に、本例のハガキ付チラシ1の作用について説明する。本例のハガキ付チラシ1には、広告の内容が印刷されており、その内容としてここでは、一例として会員登録に関する内容の場合について説明する。ハガキ付チラシ1の表面には会員登録に関する例えば、会員の特典や登録方法等の情報が印刷されており、このハガキ付チラシ1を見て、会員登録しようと考えた場合、ハガキ付チラシ1の裏面のハガキ部3にある通信欄に、会員登録するための所定事項を記入する。
【0024】
そして、ハガキ付チラシ1を切り離し部2からハガキ部3と案内部4とに分離し、ハガキ部3を郵便ポスト等に投函する。この時、ハガキ部3には、料金受取人払を示す印刷が施されており、切手を貼ることなく使用することができる。一方、切り離した案内部4は、名刺と略同じ大きさなので、名刺入れに入れて保管するのに好適である。なお、この案内部4には、会員登録に関する連絡先や、会員の特典情報等が記載されている。
【0025】
この案内部4を他の名刺と伴に保管する場合、案内部4の縦方向の長さが、名刺の短辺の長さよりも若干長くされているので、図2に示すように、案内部4が名刺8よりも若干突出した状態となる。これにより、案内部4は、他の名刺8の中から容易に取り出すことができる。また、案内部4には、色彩を施した、上識別部5、下識別部6、及び、周状識別部7が設けられており、案内部4が裏向きだったり、上下逆向きだったりしても、いずれかの識別部が名刺8よりも突出するので、多数の名刺8の中から容易に案内部4を探すことができる。
【0026】
ところで、ハガキ部3を受取った側は、ハガキ部3の縦方向の長さが一般のハガキの長辺の長さと同じ長さとされているので、一般のハガキと一緒に保管管理することができる。
【0027】
このように、本考案のハガキ付チラシ1によれば、切り離し部2を、底辺から名刺8の短辺の長さよりも若干長い位置に備えており、この切り離し部2で切り離した下側の案内部4は、略名刺サイズなので、保管場所を取ることが無く、容易に保管することができるので、切り離した後で、下側の案内部4を捨ててしまう虞が無く、切り離し部2の上側のハガキ部3を投函した後でも、下側の案内部4を見ることができる。
【0028】
また、切り離した案内部4は、その縦方向の長さが、名刺8の短辺の長さよりも若干長いので、他の名刺8と重ねて保管した場合、その若干長い部分が他の名刺8よりも突出するので、他の名刺8と容易に区別することができ、識別性の高いものとなっているので、容易に探し出すことができ、探す手間がかかることがない。
【0029】
さらに、切り離し部2より上側のハガキ部3の縦方向の長さが、一般のハガキの長辺の長さと略同じ長さとされているので、一般のハガキと一緒に重ねて保管しても、一般のハガキの中に埋没してしまうことがなく、一般のハガキと一緒に保管管理することができる。また、一般のハガキと同様に保管管理することができるので、別途に保管管理したりする必要がなく、別途に保管管理する手間やコストを必要としない。
【0030】
また、案内部4には、色彩を施した上識別部5、下識別部6、及び、周状識別部7が設けられているので、案内部4を保管する際に、案内部4が上下或いは表裏逆向きに保管されていても、何れかの識別部を認識することができるので、案内部4を容易に認識することができ、案内部4を多くの名刺8の中から容易に探し出すことができる。
【0031】
以上、本考案について好適な実施の形態を挙げて説明したが、本考案は、この実施の形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
【0032】
すなわち、本実施の形態では、ハガキ付チラシ1に記載されているチラシの内容として、会員登録に関するものを示したが、これに限定するものではなく、例えば、企業広告、商品宣伝、引越し或いは移転の案内、等とすることがてきる。また、案内部4を名刺とした場合は、他の名刺よりも若干突出しているので、下側の部分を保管管理している人に対して注目させることができ、注目度の高いものとすることができるので、宣伝効果やアピール度の高いものとすることができる。
【0033】
また、本実施の形態では、案内部4に設けられた上識別部5、下識別部6、及び、周状識別部7を夫々同じ色としたものを示したが、これに限定するものではなく、各識別部の色を別々の色とすることもでき、この場合においても、上記と同様の効果を奏することができる。
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、上下二つに分離でき、上側はハガキとして使用できると共に、下側は他の名刺等と一緒に保管しても他の名刺等と比べて識別性が高く容易に探し出すことができるハガキ付チラシを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案のハガキ付チラシの表面を示す正面図であり、(B)は本考案のハガキ付チラシの裏面を示す背面図である。
【図2】本考案のハガキ付チラシの作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ハガキ付チラシ
2 切り離し部
3 ハガキ部
4 案内部
5 上識別部
6 下識別部
7 周状識別部
Claims (4)
- 横幅が名刺の長辺の長さと略同一とされると共に、上下に二分割することのできる切り離し部を備え、該切り離し部より上側がハガキ部とされているハガキ付チラシにおいて、
前記切り離し部は、底辺から名刺の短辺の長さよりも若干長い位置に備えられていることを特徴とするハガキ付チラシ。 - 前記切り離し部は、上辺からハガキの長辺と略同じ長さの位置に備えられていることを特徴とする請求項1に記載のハガキ付チラシ。
- 前記切り離し部より下側が案内部とされ、該案内部の外周の少なくとも該案内部における長辺の二辺に識別部が備えられており、該識別部には、色彩が施されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハガキ付チラシ。
- 前記識別部は、前記案内部の表裏両面に備えられていることを特徴とする請求項3に記載のハガキ付チラシ。
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