JP3097786U - マスク - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、繊維や抗菌材等様々な素材がマスクに使用されてきた。しかし、細菌やウイルスの侵入は防ぐことはできたが、細菌を死滅させることや、ウイルスを不活性化させることはできない等の問題点を有していた。最近の新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)では、致死率は14〜15%となっており、対抗し得る有効なマスクが急遽求められていることに鑑み、新規なマスクを提供する。
【解決手段】細胞の壁に穴を開けて内部浸透圧により細胞自体を破裂させ、細菌を死滅に至らせる溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルター2を挟んで外側及び内側に捕集補助用の外被層3及び内保護層1を設けてなるマスクであって、口腔への侵入を防止する構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】細胞の壁に穴を開けて内部浸透圧により細胞自体を破裂させ、細菌を死滅に至らせる溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルター2を挟んで外側及び内側に捕集補助用の外被層3及び内保護層1を設けてなるマスクであって、口腔への侵入を防止する構成とする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、細菌を死滅させ、ウイルスを不活性化させることができ、細菌やウイルスの口腔内への侵入を防止するマスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、繊維や抗菌材等様々な素材がマスクに使用されてきた。しかし、細菌やウイルスの侵入は防ぐことはできたが、捕集した細菌を死滅させることや、ウイルスを不活性化させることはできない等の問題点を有していた。
【0003】
最近流行の新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)では、致死率は14〜15%となっており、これに対応し得る有効なマスクが急遽求められている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、外気から呼吸時に侵入する細菌やウイルスを簡易に捕集しそして完全に死滅させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記のことから、細胞の壁に穴を開けて内部浸透圧により細胞自体を破裂させ、細菌を死滅に至らせる溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルターを挟んで外側及び内側に捕集補助用の外被層及び内保護層を設けたマスクを提供することで簡易に細菌やウイルスが口腔内へ侵入することを防止する。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0007】
図1は、本考案の1実施例を示す斜視図であって、その円状の点線で図示拡大して分かるように、マスクは、溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルター(2)からなる素材を中心として、その外側(口腔の反対側)のは外被層(3)が設けられ、又内側には、内保護層(1)が設けられている。
【0008】
外被層(3)は、綿、合成繊維(ポリプロピレン等)や紙等からなり、外気から吸気時に、細菌やウイルスの侵入に対して捕集作用を行い、溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルター(2)の殺菌作用を補助する。内保護層(1)は、外被層(3)の素材と同じようなものが用いられるが、作用としては、外被層(3)の細菌の捕集性の性質とは異なり吸湿性や快適性のある素材が選択される。
【0009】
内保護層(1)及び外被層(3)を設けるのは、捕集効率が溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルター(2)だけでは低いので設けたものである。その他、内外のこれら層は必要に応じて更に複層とすることもできる。
【0010】
酵素殺菌材としては、殺菌力のある殺菌酵素フィルターが採用できる。酵素としては、加水分解酵素、酸化還元酵素、転移酵素、異性化酵素、合成酵素の6種類に分かれる。酵素フィルターに利用されているのは。加水分解酵素の一種で細胞壁を溶解する機能を持っているので、溶菌酵素と呼ばれている。
【0011】
この酵素フィルターは、酵素が細胞壁のペプチド結合等の化学結合を切断し細胞壁に穴を開けて内部浸透圧により細胞自体を破裂させ、細菌を死滅に至らせるもので、殺菌性も強力で、殺菌速度も早く、人体や環境にも影響がない。又、触媒作用による殺菌であるので、エネルギーは不要である。更には、重金属や薬剤等の毒性作用により生命機能を阻害するものではなく、物理的な殺菌作用を利用するので、MRSA等の耐性菌の生成はしない。従って、携帯し装具等が付けられないマスクに利用した場合には、実に好都合となる。この溶菌・殺菌酵素フィルターはこの酵素をレイヨン等に固定化(分子レベルで化学結合)させて形成する。
【0012】
図2に示すものは、他の実施例であって、マスクの内外層(1)(3)は同じように形成されるが、溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルター(3)は、外被層(3)内に設けたポケット(4)内に着脱自在となるように構成されている。従って、使用限度が来たならば取り替えも自在に行えることになる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のマスクは、従来のマスクと比較して、簡易に捕集し、細菌を確実に死滅させ、ウイルスを不活性化させる事が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるマスクを示す。
【図2】本考案を他の実施例であるマスクを示す。
【符号の説明】
1 内保護層
2 溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルター
3 外被層
4 ポケット
【考案の属する技術分野】
本考案は、細菌を死滅させ、ウイルスを不活性化させることができ、細菌やウイルスの口腔内への侵入を防止するマスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、繊維や抗菌材等様々な素材がマスクに使用されてきた。しかし、細菌やウイルスの侵入は防ぐことはできたが、捕集した細菌を死滅させることや、ウイルスを不活性化させることはできない等の問題点を有していた。
【0003】
最近流行の新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)では、致死率は14〜15%となっており、これに対応し得る有効なマスクが急遽求められている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、外気から呼吸時に侵入する細菌やウイルスを簡易に捕集しそして完全に死滅させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記のことから、細胞の壁に穴を開けて内部浸透圧により細胞自体を破裂させ、細菌を死滅に至らせる溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルターを挟んで外側及び内側に捕集補助用の外被層及び内保護層を設けたマスクを提供することで簡易に細菌やウイルスが口腔内へ侵入することを防止する。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0007】
図1は、本考案の1実施例を示す斜視図であって、その円状の点線で図示拡大して分かるように、マスクは、溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルター(2)からなる素材を中心として、その外側(口腔の反対側)のは外被層(3)が設けられ、又内側には、内保護層(1)が設けられている。
【0008】
外被層(3)は、綿、合成繊維(ポリプロピレン等)や紙等からなり、外気から吸気時に、細菌やウイルスの侵入に対して捕集作用を行い、溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルター(2)の殺菌作用を補助する。内保護層(1)は、外被層(3)の素材と同じようなものが用いられるが、作用としては、外被層(3)の細菌の捕集性の性質とは異なり吸湿性や快適性のある素材が選択される。
【0009】
内保護層(1)及び外被層(3)を設けるのは、捕集効率が溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルター(2)だけでは低いので設けたものである。その他、内外のこれら層は必要に応じて更に複層とすることもできる。
【0010】
酵素殺菌材としては、殺菌力のある殺菌酵素フィルターが採用できる。酵素としては、加水分解酵素、酸化還元酵素、転移酵素、異性化酵素、合成酵素の6種類に分かれる。酵素フィルターに利用されているのは。加水分解酵素の一種で細胞壁を溶解する機能を持っているので、溶菌酵素と呼ばれている。
【0011】
この酵素フィルターは、酵素が細胞壁のペプチド結合等の化学結合を切断し細胞壁に穴を開けて内部浸透圧により細胞自体を破裂させ、細菌を死滅に至らせるもので、殺菌性も強力で、殺菌速度も早く、人体や環境にも影響がない。又、触媒作用による殺菌であるので、エネルギーは不要である。更には、重金属や薬剤等の毒性作用により生命機能を阻害するものではなく、物理的な殺菌作用を利用するので、MRSA等の耐性菌の生成はしない。従って、携帯し装具等が付けられないマスクに利用した場合には、実に好都合となる。この溶菌・殺菌酵素フィルターはこの酵素をレイヨン等に固定化(分子レベルで化学結合)させて形成する。
【0012】
図2に示すものは、他の実施例であって、マスクの内外層(1)(3)は同じように形成されるが、溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルター(3)は、外被層(3)内に設けたポケット(4)内に着脱自在となるように構成されている。従って、使用限度が来たならば取り替えも自在に行えることになる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のマスクは、従来のマスクと比較して、簡易に捕集し、細菌を確実に死滅させ、ウイルスを不活性化させる事が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるマスクを示す。
【図2】本考案を他の実施例であるマスクを示す。
【符号の説明】
1 内保護層
2 溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルター
3 外被層
4 ポケット
Claims (1)
- 溶菌酵素からなる殺菌酵素フィルターを挟んで外側及び内側に捕集補助用の外被層及び内保護層を設けてなることを特徴とするマスク
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002711U JP3097786U (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | マスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002711U JP3097786U (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3097786U true JP3097786U (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=43251573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002711U Expired - Fee Related JP3097786U (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | マスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097786U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011103924A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | マスク |
CN109513271A (zh) * | 2017-09-19 | 2019-03-26 | 西安蓝屿新风洁净技术有限公司 | 一种溶菌酶空气净化过滤器 |
WO2021186580A1 (ja) * | 2020-03-17 | 2021-09-23 | 株式会社大木工藝 | マスク用フィルターシートおよび活性炭フィルターシート |
-
2003
- 2003-05-14 JP JP2003002711U patent/JP3097786U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011103924A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | マスク |
CN109513271A (zh) * | 2017-09-19 | 2019-03-26 | 西安蓝屿新风洁净技术有限公司 | 一种溶菌酶空气净化过滤器 |
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Legal Events
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