JP2004337562A - マスク - Google Patents

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JP2003175546A
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Kiyoaki Yoshii
清明 吉井
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JAPAN SAFETY NETWORK Inc
SAFETY WORLD KK
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JAPAN SAFETY NETWORK Inc
SAFETY WORLD KK
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Abstract

【課題】従来の医療用や一般のマスクの帯電フィルターに高濃度にたまった有害細菌が飛散して被害を及ぼす危険性と最も内側のシートである肌や唇に触れる材料に唾液や肌からの分泌物などが付着し、菌の活動などにより臭いや変色を生じることを防止する。
【解決手段】マスク本体の最も外側のシート材料として銀担持光触媒を利用した殺菌フィルター3と最も内側のシート材料として銀担持光触媒を利用したフィルター5を使い、これら外側と内側の銀担持光触媒フィルターの間に帯電フィルター6を複数枚はさむ。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マスクに銀担持光触媒繊維のフィルターを使用する技術に関する
【0002】
【従来の技術】
これまでにも、帯電フィルターを複数枚数使用してウィルスなどの有害細菌を呼吸時に通過しにくくしたマスクは存在した。しかし、銀担持光触媒繊維により作成した布もしくは不織布の殺菌目的のフィルターと細菌通過抑制用の帯電フィルターを組み合わせたマスクは無かった。また、最も内側の唇や皮膚に触れる部分の材料には通常の布もしくは不織布を使用し、銀担持光触媒繊維を使用した布、もしくは不織布を使っていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術によれば、ウィルスのような小さな細菌を通過しにくいか通過しにくいフィルター材料を使うことにより、そのフィルターでウィルスのような小さな最近の通過を抑制することは出来たがフィルター上で細菌は残留し、殺菌することは出来なかった。このため、フィルター上で有害細菌が高濃度で存在し、飛散して害を及ぼす危険性があった。
マスクではより少ない材料で製造することが求められるので銀担持光触媒の材料を抑制しつつ殺菌効果を向上することが求められる。
最も内側の口や皮膚に触れる材料に通常の布、もしくは不織布を使うと唾液や体から分泌する成分などが付着し、そこに菌が活動することなどにより臭い成分が発生し、変色などを生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1の発明は、
マスクにおいて、銀担持光触媒繊維を使用した布、もしくは不織布を外気側の表面に使い、その内側にウィルスを通過させないか通過しにくいフィルター材料を使うことを特徴とする。
請求項2の発明は
請求項1において、内側のフィルター材料として1枚から4枚の帯電フィルターを使用することを特徴とする。
請求項3の発明は
請求項の1、と請求項2において、帯電フィルターの最も内側で口や皮膚に接する材料に銀担持光触媒を使用した布、もしくは不織布を使うことを特徴とする。
請求項4の発明は
請求項2と請求項3において、内側のフィルター材料として帯電フィルターを2枚から4枚使う場合、その帯電フィルターの間に銀担持光触媒の繊維を使用した布、もしくは不織布を入れることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を、図1、図2に示す。
請求項1では、この医療用マスクの最も表面で外気に直接触れる部分の材料には図2の3のように光触媒銀担持繊維を使用した布、もしくは不織布を使用し、その内側にウィルスなどの有害細菌を通過しにくくするためのフィルターを使う。
請求項2では、ウィルスなどの有害細菌を通過しにくくするためにその内側には6のように帯電フィルターを1枚から4枚使用する。
請求項3では、最も内側の口や皮膚に直接触れる材料には5のように銀担持光触媒繊維を使用した布、もしくは不織布を使用する。
請求項4では、6のように帯電フィルターを複数枚数使う場合に、複数の帯電フィルターの間に4のように銀担持光触媒繊維を使用した布、もしくは不織布を入れる。
【0006】
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、
請求項1では単にウィルスを通過させないか通過しにくいフィルターを使うことにより菌が通過するのを抑制するだけでなく、銀担持光触媒繊維のフィルターを通過させることにより光触媒機能より生じるヒドロキシラジカルで有害菌を殺菌し、フィルター上にたまったき有害菌のマスクからの飛散などによる被害を防止しようとするものである。
請求項2では、ウィルスを通過しにくいフィルターとして帯電フィルターを採用し、実効的に0.4ミクロン以下の多孔質フィルターに相当する通過抑制機能を持たせ、しかもウィルス通過阻止性能の割合には気体通過の圧力損失が少なく通過が容易な帯電フィルターを使うことにより、マスクを着けて呼吸する時の負担や呼吸の不快感を軽減するものである。
請求項3ではマスクのうち、最も内側で口や皮膚に直接触れるシート状の材料に銀担持光触媒繊維を使用した布もしくは不織布を使い、口や皮膚から付着する有機物質が菌のために発酵して臭いを発生しないよう菌を殺菌し、また口や皮膚から付着する有機物質を光触媒で生じるヒドロキシラジカルで分解する技術である。
請求項4では複数の帯電フィルターを使う場合にその帯電フィルターの間に銀担持光触媒繊維の布もしくは不織布を入れることにより、銀担持光触媒フィルターによる光触媒の殺菌効果を向上させるものである。銀担持光触媒繊維を使用した布もしくは不織布の材料を使った殺菌では1枚のフィルターを通過させるより、同じ材料を2分割し2回通過させる場合、更には3分割し3回通過させる方が殺菌効果が高いことが知られている。
【0007】
「他の実施形態」
本発明では銀担持光触媒繊維を使用した布もしくは不織布を使用したが、銀担持光触媒繊維でない布もしくは不織布に酸化チタン光触媒を塗布したものでも良い。銀担持光触媒繊維を使用した不織布の全体材料に占める銀担持光触媒繊維の割合は30%から90%程度まで、光触媒による殺菌機能を有する割合において採用できる。
請求項1から4までについてはマスクに関する発明であるがこのような構成によるシートで菌の通過を抑制する目的に使うことが出来る。また、このようなシートで袋を作り、袋の中に菌が入らないような機能を持たせることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の全体図である。
【図2】この発明のマスクを形成する各フィルターの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 マスクの本体
2 紐、もしくはゴム
3 銀担持光触媒の布もしくは不織布で作成したシート状のフィルター(最も外側に使用)
4 銀担持光触媒の布もしくは不織布で作成したシート状のフィルター(複数の帯電フィルターの間に使用)
5 銀担持光触媒の布もしくは不織布で作成したシート状のフィルター(最も内側の皮膚や唇に触れる部分に使用)
6 帯電フィルター(最も外側と、最も内側の銀担持光触媒フィルターの間にはさむように使用)

Claims (4)

  1. マスクにおいて、銀担持光触媒繊維を使用した布、もしくは不織布を外気側の表面に使い、その内側にウィルスを通過させないか通過しにくいフィルター材料を使うことを特徴とするマスク。
  2. 請求項1において、内側のウィルスを通過させないか通過しにくいフィルター材料として1枚から4枚の帯電フィルターを使用することを特徴とするマスク。
  3. 請求項の1、と請求項2において、マスクの最も内側で口や皮膚に接するシート材料に銀担持光触媒繊維を使用した布、もしくは不織布を使うことを特徴としたマスク。
  4. 請求項2と請求項3において、内側のフィルター材料として帯電フィルターを2枚から4枚使う場合、その帯電フィルターの間に銀担持光触媒繊維を使用した布、もしくは不織布を1枚以上入れることを特徴としたマスク。
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