JP3097762U - 切花輸送ケース - Google Patents

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野澤 義信
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Abstract

【課題】切花に水を補給でき、しかも、横にした状態で簡便に切花を収納、検査、取出しのできる切花輸送ケースを提供する。
【解決手段】切花を輸送するケースは、段ボール紙で組み立てられた横長で高さの低い偏平なものが一般に使用され、切花を横にして収納している。このため、切花に水が補給されず、輸送中に花が萎えて品質が劣化することがある。
本考案の切花輸送ケース1は、前板6を開閉可能とし、ほぼ軟質樹脂製袋35の口部が位置する高さに背板2から内側へ突出する保持台10を配設している。そして、輸送は、水を入れた軟質樹脂製袋35に茎部を挿入してその口を粘着テープで固定した切花を収納して立てた状態とし、切花を収納、検査、取出す時は、横にして行えるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は切花を立てた状態で輸送する切花輸送ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、切花輸送ケースは、段ボールで組み立てられた横長で高さの低い偏平な直方体で、切花を横に収納して輸送するものが一般に使用されている。このため、収納された後は切花に水が補給されず、市場に着いたときには花が萎えて品質が劣化した状態になることがあった。
【0003】
そこで、水を収納した容器などに切花の茎部を挿入して切花を立てた状態で収納して輸送するものが開発されている(例えば、特許文献1。)。
この切花輸送ケースは、図6に示すように、段ボールで組み立てられた縦長の直方体で前板31と上板34を開閉可能とし、底部に中枠33を設けている。
【0004】
そして、紙、ポリエチレン、アルミ箔、ポリエチレンなどで積層した硬質な水入り袋32を中枠33に嵌め込んで保持するように構成している。
【0005】
【特許文献1】特開平8−276973号公報。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記特許文献1の切花輸送ケース30は、水の入った袋32内に切花の茎部を挿入して輸送するので、切花に水が補給され日持ちがよいが、横にすると水がこぼれるので、注意して取り扱う必要がある。また、切花の収納・取出しおよび検査する場合は、切花輸送ケース30を横にすることができないので、作業性が悪く時間がかかるという難点がある。特に、市場での検査時は、切花輸送ケース30を迅速に開閉する必要があるが、横にできないばかりか、上板34を開放しなければ前板31を開放することができないので手間がかかるという欠点がある。
【0007】
そこで、本考案は切花に水を補給でき、しかも、横にした状態で切花を収納、検査、取出しのできる切花輸送ケースを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の切花輸送ケースは、上記目的を達成するため次の手段を採った。すなわち、水を入れた軟質樹脂製袋に切花の茎部を挿入してその口部を封着し、切花を立てた状態で収納して輸送する段ボール紙で組み立てられた切花輸送ケースにおいて、切花輸送ケースを横にしたときに該軟質樹脂製袋の口部を一定高さに保持するため、該口部が位置するあたりに背板から内側へ突出する保持台を配設したことを特徴としている。
【0009】
本考案の切花輸送ケースは、切花に水を補給しつつ、立てた状態で輸送するものであって、切花の収納・取出しおよび検査では、切花輸送ケースを横にして行えるようにしたものである。
水を入れる軟質樹脂製袋は、塩化ビニールやポリエチレンなど安価で一般的なものを使用すればよい。また、軟質樹脂製袋の口部の封着は粘着テープを使用するのが簡便である。
【0010】
切花輸送ケースは段ボール紙で組み立てられ、前板を扉風に開閉できるものであり、大きさは特に問わない。
保持台は、切花輸送ケースを横にしたときに、軟質樹脂製袋の口部から水がこぼれないように、口部を一定の高さに保持する枕で、背板面から突出するように設ける。保持台の位置は、切花の軟質樹脂製袋の口部から上方付近であればよく、また、保持台の形状は枕としての機能があれば特に問わないが、三角形状にするのが簡便である。
【0011】
保持台の幅は、任意であり、背板の全幅または中央部だけでもよいし、切花が2束収納できるように、中央部を空けて両側に形成するようにしてもよい。
保持台は段ボール紙で別個作成して背板に接着してもよいが、製作に手間がかかる。そこで、請求項2に記載のように、予め折線や切込が付された折込板を組み立てて形成するものとし、該折込板は底板に連接しておくのが望ましい。
【0012】
切花輸送ケースは切花を2束収納しているものが多いので、折込板は通常、保持台が左右に形成されるように折線や切込を予め付けておくのが望ましい。
しかし、この場合、切花を3束収納したい場合が起こると、この切花輸送ケースは適用できなくなってしまう。そこで、請求項3に記載のように、折込板は背板面の左右にそれぞれ三角形状に突出するものとし、保持台の予備用の折込板を上板に連接しておくとよい。そして、切花を3束収納したいときは、上板に連接した折込板から切り取って保持台を組み立て、所定の位置に接着すればよい。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の切花輸送ケースの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように切花輸送ケース1は、段ボール紙で作られた縦長の直方体で、上面の上板7、下部の底板3、左右の左側板4と右側板5、背面の背板2、前面の前板6とで形成されている。そして、前面の前板12は開閉可能とし、背板2の下部内側には三角形状に突出した2個の保持台10が左右に形成され、上部には予備の保持台10用の折込板8が付設されている。
【0014】
この切花輸送ケース1は、図2に示す矩形状のケース左体1aと、図3に示す矩形状のケース右体1bとを組み立てて接着して作られている。
ケース左体1aには、背板2、左側板4および底板3と、保持台10を形成する折込板11とが配置され、背板2と左側板4、左側板4と底板3、底板3と折込板11との境界には折り曲げ可能に折線21、22、23が付けられている。そして、背板2と折込板11との境界は切込24が付けられている。
【0015】
また、左側板4には折曲片4aを形成する折線4cが付けられ、上部には取手穴4bが設けられている。また、底板3には折曲片3a,3bを形成する折線3c,3dが付けられている。なお、左側板4の折曲片4aと底板3の折曲片3aの境界は切込25が付けられている。
【0016】
折込板11は、図2で右側部に上下2個の係止穴12が設けられ、その左側部には上下2個の係止片13を形成するコ字状の切込13aが付けられ、さらに、切込13a内の部材には2本の折線13b,13cが付けられている。
また、折込板11には折線17,18が付けられ、さらに、中央部14は切込15と折線16が付けられている。
【0017】
保持台10の組み立ては、折込板11の折線17,18が内側になるように折曲げ、切込13aから係止片13を上方へ突出させ、これを上から係止穴12へ差し込み、折線13bが外側になるように折曲げて固定する。
折線17と折線18の間は組み立てられたとき、ほぼ平坦となり、保持台10の先端部を形成する。
【0018】
一方、ケース右体1bには、前板6、右側板5および上板7と、予備の保持台10用の折込板8とが配置され、前板6と右側板5、右側板5と上板7、上板7と折込板8との境界には折線26、27、28が付けられている。そして、前板6と折込板8との境界は切込29が付けられている。
【0019】
また、右側板5には折曲片5aを形成する折線5cが付けられ、上部には取手穴5bが設けられている。また、上板7には折曲片7a,7bを形成する折線7c,7dが付けられている。なお、右側板5の折曲片5aと上板7の折曲片7aの境界は切込29aが付けられている。
【0020】
折込板8は、上記図2で説明した折込板11と同様であり、図3で左側部に上下2個の係止穴8dが設けられ、その右側部には上下2個の係止片8aを形成する切込が付けられている。さらに、係止片8aには2本の折線8b,8cが付けられている。また、折込板8には折曲線8e.8f,8g,8hが付けられている。
【0021】
ケース左体1aは、図4(a)に示すように、折線21,22,23で折り曲げて背板2と左側板4と底板3を形成する。そして、折線13cを折り曲げて係止片13を起こし折線13bで折り曲げ、折込板11を折線17,18で折り曲げて、係止片13を係止穴12に差し込んで固定して保持台10を形成する。そして、中央部14は折線16で係止片13と反対側(背板2側)へ折り曲げる。
【0022】
図4(a)では、左側の保持台10は組み立てられた状態を示し、右側の保持台10は組み立て途中の状態を示している。
ケース右体1bは、図4(b)に示すように、折線26,27で折り曲げて前板6と右側板5と上板7を形成する。そして、折込板8は折線28で折り曲げておく。
【0023】
次に、ケース左体1aの折曲片3bをケース右体1bの右側板5の下端に、ケース右体1bの折曲片5a,7a,7bをケース左体1aの背板2の側端および上端と左側板4の上端に接着する。これにより、図1の状態になり、前板6が開閉可能な切花輸送ケース1が組み立てられる。
【0024】
この切花輸送ケース1に切花を収納するときは、前板6が上面になるように横にして、図5に示すように、切花の茎部を、水を入れた軟質樹脂製袋35に挿入し、粘着テープ36aで軟質樹脂製袋35の口部36を封着してから行う。
収納すると、軟質樹脂製袋35の口部36は、保持台10に載った状態となるので、軟質樹脂製袋35内の水はこぼれることがない。なお、切花は収納したら、粘着テープで背板2などに固定し、輸送中に移動しないようにする。
【0025】
切花は、通常、左右の保持台10に口部36が位置するように2束収納するが、3束収納したい場合は、上板7に付設されている折込板8を切り取って組み立て、左右の保持台10間(中央部)に接着して保持台を追加する。
切花を収納したら、前板6を閉めて粘着テープで止め、縦置きの状態に起こし、取手穴4a,5aに手をかけて運搬する。輸送中は縦置きの状態であるが、切花を取出す場合や、検査などで切花の状態を見る場合は、横置きにして前板6を開放する。
【0026】
【考案の効果】
本考案の切花輸送ケースは、切花輸送ケースを横にしたときに軟質樹脂製袋の口部を一定高さに保持するため、口部が位置するあたりに背板から内側へ突出する保持台を配設したので、切花輸送ケースを横にしても、水が漏れることがなく、したがって、切花の収納・取り出しおよび検査では横にした状態で行えるので簡便で時間がかからない。また、輸送中に誤って横に倒したりしても水がもれることがないので、取り扱い易い。さらに、切花輸送ケースは段ボール紙と軟質樹脂製袋で構成されているので、廃棄するときに問題となることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の切花輸送ケースの前板を開いた状態の全体構成を示す斜視図である。
【図2】同 切花輸送ケースの材料の状態を示す図で、ケース左体1aの平面図である。
【図3】同 ケース右体1bの平面図である。
【図4】同 切花輸送ケースの組み立て状態を示す斜視図で、(a)は、ケース左体1a、(b)はケース右体1bを示す。
【図5】同 切花の収納時の状態を示す側面図である。
【図6】従来の切花輸送ケースを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…切花輸送ケース
1a…ケース左体
1b…ケース右体
2…背板        3…底板
3a,3b…折曲片
3c,3d…折線       4…左側板
4a…折曲片      4b…取手穴
4c…折線              5…右側板
5a…折曲片      5b…取手穴
5c…折線             6…前板
7…上板
7a,7b…折曲片
7c,7d…折線
8…折込板       8a…切込
8b,8c…折線    8d…係止穴
8e,8f,8g,8h…折線
10…保持台            11…折込板
12…係止穴      13…係止材
13a…切込
13b,13c…折線  14…中央部
15…切込
16,17,18…折線
21,22,23…折線
24,25…切込
26,27,28…折線
29,29a…切込
30…切花輸送ケース  31…前蓋
32…袋        33…中枠
34…上蓋
35…軟質樹脂製袋      36…口部
36a…粘着テープ

Claims (3)

  1. 水を入れた軟質樹脂製袋に切花の茎部を挿入してその口部を封着し、切花を立てた状態で収納して輸送する段ボール紙で組み立てられた切花輸送ケースにおいて、切花輸送ケースを横にしたときに該軟質樹脂製袋の口部を一定高さに保持するため、該口部が位置するあたりに背板から内側へ突出する保持台を配設したことを特徴とする切花輸送ケース。
  2. 該保持台は、予め折線や切込が付された折込板を組み立てて形成するものとし、該折込板は底板に連接したことを特徴とする請求項1記載の切花輸送ケース。
  3. 該折込板は背板面の左右にそれぞれ三角形状に突出するものとし、保持台の予備用の折込板を上板に連接したことを特徴とする請求項2記載の切花輸送ケース。
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