JP3097641B2 - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
- Publication number
- JP3097641B2 JP3097641B2 JP09359177A JP35917797A JP3097641B2 JP 3097641 B2 JP3097641 B2 JP 3097641B2 JP 09359177 A JP09359177 A JP 09359177A JP 35917797 A JP35917797 A JP 35917797A JP 3097641 B2 JP3097641 B2 JP 3097641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan motor
- output
- vacuum cleaner
- static pressure
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electric Vacuum Cleaner (AREA)
- Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
Description
どの家庭電化製品に関し、特に、掃除対象の床面や使用
者の使用状態に応じて最適運転される電気掃除機に関す
る。
号公報に記載のように、吸口に設けたパワーブラシモー
タに流れる電流の変化から被掃除面が何であるかを検知
し、その結果を基にファンモータの入力を制御してい
る。
ば、吸口に設けたノズルモータに流れる電流が吸口を操
作する人によって異なり、その大きさをもって床面を検
知する方式では、床面の判断間違いが生じる問題があっ
た。
の使用状態とに応じて最適な吸込力が自動的に得られる
電気掃除機を提供することにある。
に本発明の特徴とするところは、塵埃を捕集するフィル
タと、掃除機に吸引力を与える可変速のファンモータ
と、該掃除機本体ケース中に該フィルタの目詰りを検知
するための圧力センサと、操作者が操作する吸口と、該
ファンモータの入力を調整するマイクロコンピュータか
らなる制御装置とを有する電気掃除機において、掃除中
の前記吸口操作による前記圧力センサの出力から静圧の
変動を検出し、該変動値の形状から掃除床面の種類に対
応した複数の特徴量を前記制御装置で抽出し、該複数の
特徴量と重み係数との積和をとって線形もしくは非線形
の関数により変換し、該線形もしくは非線形の関数の出
力に応じて前記ファンモータの入力を制御するようにし
たことにある。
れる負荷状態が負荷状態検出センサの出力信号に変動と
して現れることから、この変動から負荷状態に対応した
複数の特徴量を検出し、最適制御量決定機構によりこの
複数の特徴量から負荷状態を総合的に判断し、その結果
をもって制御対象を制御することにより、操作者の意志
に沿った運転状態を実現できる電気掃除機を提供でき
る。
り説明する。本発明では家庭電化製品を対象にしている
が、電気掃除機に適用する場合を主に述べる。本実施例
では掃除機の駆動源として可変速モータをファンモータ
として使用することを前提としている。可変速モータと
しては、入力を制御することによって速度が変わる交流
整流子モータ,位相制御モータ,インバータ駆動のイン
ダクションモータ,リラクタンスモータ、あるいはブラ
シレスモータ等が考えられるが、本一実施例では、交流
整流子モータおよび機械的な摺動を伴うブラシをもた
ず、それ故長寿命で、また、制御応答性の良いブラシレ
スモータをファンモータとして用いた例について説明す
る。
シを駆動するノズルモータを有するもの(以下、パワー
ブラシ吸口と称す)と持たないもの(以下、一般吸口と
称す)を使用した場合を前提とし、ノズルモータとして
は直流マグネットモータ,交流整流子モータが考えられ
るが、本一実施例では整流回路内蔵の直流マグネットモ
ータを用いた例について説明する。また、掃除機本体中
にフィルタの目詰り検出のために圧力センサ(半導体圧
力センサ)を設けた例について説明する。
おいて、1は電気掃除機であれば掃除床面,洗濯機であ
れば布量,布質などの負荷対象、2は電気掃除機であれ
ばファン、洗濯機であればパルセータなどの制御対象、
3はモータ、4は電気掃除機であれば掃除床面の検出セ
ンサ,洗濯機であれば布量,布質及びよごれなどの検出
センサ、5は最適制御量決定機構、6は負荷状態検出
部、7は電気掃除機であれば掃除床面,洗濯機であれば
布量,布質に対応した特徴量抽出部、8は負荷状態検出
部6及び特徴量抽出部7の出力から負荷対象を判定する
負荷対象判定部、9は負荷対象判定部8の出力を基に制
御指令を発生する制御指令発生部であり、モータ3は最
適な運転状態となるように制御指令に応じて制御され
る。すなわち、本発明が対象としている家庭電化製品に
おいては、操作者の意図を組んで自動的に最適運転でき
れば自動化できる。そこで、操作者の意志によって決定
される負荷状態である負荷対象1に対し、負荷状態の検
出センサ6の出力信号から負荷状態検出部6によって現
在の運転状態を検出し、特徴量抽出部7によって負荷の
種類に対応した複数の特徴量を検出し、この負荷状態検
出部6及び特徴量抽出部7の出力を入力として負荷対象
判定部8によってニューロ及びファジィ演算などを行っ
て総合的に負荷の種類を判定し、その結果に応じてモー
タ3を介して制御対象2を制御することにより、操作者
の意志に沿った運転状態を実現できる家庭電化製品を提
供できる。
は電気掃除機用制御システムの概略構成を示すブロック
図、図3は電気掃除機用制御回路の構成、図4は電気掃
除機の概略構造を示す。
る負荷対象、2はファン24からなる制御対象、3はフ
ァンモータ23及びパワーブラシモータ25からなるモ
ータ、4はフィルタ33の目詰りを検出するための圧力
センサ(半導体圧力センサ)からなるセンサ、5は制御
対象2の運転状態を検出する負荷状態検出処理(負荷状
態検出部)6,掃除床面1に対応した特徴量を抽出する
ための掃除床面対応特徴量抽出処理(特徴量抽出部であ
り、ニューロ用掃除床面対応特徴抽出処理7Aとファジ
ィ用掃除床面対応特徴抽出処理7Bからなる)7,ニュ
ーロ演算処理12及びファジィ演算処理14からなる負
荷対象判定部8、そして吸込特性決定処理13,トライ
アック位相時間決定処理15及び点弧信号発生処理16
からなる制御指令発生部9より構成される最適制御量決
定機構である。10は圧力センサ4の出力から静圧に変
換する静圧検出回路、11は静圧検出回路10の出力信
号のノイズ成分を除去する抵抗RとコンデンサCからな
るローパスフィルタ、17は交流電源19のゼロクロス
を検出するゼロクロス検出回路、18はセントラルプロ
セッシングユニット(CPU)18−1,リードオンメ
モリ(ROM)18−2及びランダムアクセスメモリ
(RAM)18−3などを含むマイクロコンピュータで
あり、これらは図示しないがアドレスバス及びコントロ
ールバスなどによって相互に接続され、最適制御量決定
機構5はこのマイクロコンピュータ18内に記憶されて
いる。ROM18−2には、ファンモータ23を駆動す
るのに必要なプログラム、例えば、負荷状態検出処理
6,特徴量抽出処理7,ニューロ演算処理12,ファジ
ィ演算処理14,吸込特性決定処理13,トライアック
位相時間決定処理15,点弧信号発生処理16及びゼロ
クロス検出処理17などを記憶させてある。RAM18
−3は、前記ROM18−2に記憶させた種々のプログ
ラムを実行するのに際し、必要な各種のデータを読み書
きするのに用いられる。20はファンモータ23に印加
する電圧を調整するためのトライアックFLS1、22
は吸口36内のロータリブラシ26を駆動するパワーブ
ラシモータ25の印加電圧を調整するためのトライアッ
クFLS2であり、それぞれ点弧回路27,28によっ
て駆動される。なお、21は掃除機の運転状態を表示す
る表示回路、29は手元操作部35に設けた運転スイッ
チ、30は手元操作部35に設けたロータリブラシ26
を作動させるか否かのパワーブラシスイッチである(パ
ワーブラシスイッチ30をonするとパワーブラシ吸口
となり、offすると一般吸口となる)。以上の述べた
回路構成により、掃除機用制御回路31が構成されてい
る。
面1上で操作される掃除機は、掃除機本体32,その中
に表示回路21,ファンモータ23とファン24からな
る電動送風機,圧力センサ4,掃除機用制御回路31及
びフィルタ33が納められ、ホース34,手元操作部3
5,延長管37及び吸口36から構成される。
に示す。図において、パワーブラシ吸口36の吸口ケー
ス36Aの内部には、パワーブラシモータ25,ロータ
リブラシ26、それに取り付けられたハケ39がある。
40はパワーブラシモータ25の駆動力をロータリブラ
シ26に伝えるタイミングベルト、42は吸引延長管、
41はローラである。パワーブラシモータ25の電源リ
ード線38は、延長管37中に設けられた電源線37A
に接続されている。
力供給され回転すると、タイミングベルト40を介して
ロータリブラシ26が回転する。ロータリブラシ26が
回転している時にパワーブラシ吸口36を掃除床面1に
接触させると、ロータリブラシ26についているハケ3
9が掃除床面1の面を叩いて掃除効率が向上する。
者が吸口36を掃除床面1の上で前後に操作すると、ロ
ーパスフィルタ11の出力信号が図6に示すように変動
する。図6(イ)は掃除床面1の『ゆか』上、図6
(ロ)は掃除床面1の『たたみ』上、図6(ハ)は掃除
床面1の『じゅうたん』上で吸口36を操作した場合の
ローパスフィルタ11の出力信号の代表例を示したもの
である。すなわち、ローパスフィルタ11の出力信号は
掃除床面1の種類によって異なることを見出し、この出
力信号から掃除床面1の種類に応じた特徴量を抽出する
こととした。例として、取り込んだデータのあるサンプ
リング時間内の平均値を求め、この平均値に対して取り
込んだデータがクロス(平均値を横切ったとき)した回
数をクロス回数CR、上まわった時間をt1 、下まわっ
た時間をt2 として(t1 −t2 )を操作時間差TD,
(t1/(t1 +t2 ))を操作時間比TRとし、静圧の最
大値と最小値との間の偏差を静圧変動幅ΔHとする。こ
の掃除床面対応特徴量であるクロス回数CR,操作時間
差TD及び操作時間比TRと掃除床面1との関係を図7
に示した。図7(イ)はクロス回数CR、図7(ロ)は
操作時間差TD及び図7(ハ)は操作時間比TRと掃除
床面1との対応関係を示し、横軸のクロス回数CR,操
作時間差TD及び操作時間比TRの大きさに対する各掃
除床面の確率を示したものである。図より、1つの掃除
床面対応特徴量の大きさを持って掃除床面1の種類を特
定するとき、同一出力レベルの時にそれぞれの掃除床面
1が対応する場合があるため、判定が難しい。しかしな
がら、それぞれの掃除床面対応特徴量の大きさを比較し
たとき、出力レベルに対する掃除床面1の対応位置が異
なるため、複数の掃除床面対応特徴量を使用することに
より、掃除床面1の種類を判定可能といえる。
吸口を掃除床面上で前後に操作したとき、圧力センサの
後段に設けたローパスフィルタの出力信号に、掃除床面
に対応した信号が重畳することを見出し、それを掃除床
面対応特徴量抽出部にて複数の特徴量として抽出し、ニ
ューロ演算及びファジィ演算などを行って掃除床面の種
類を総合判定し、その結果をもってモータを制御するこ
とにより、掃除床面や人の操作力に応じた最適な吸込力
で掃除できる電気掃除機を提供できる。
数の掃除床面対応特徴量を使用した掃除床面の判定方法
としてはニューラルネットがある。図8はニューロ演算
部12におけるニューラルネットのユニット構成を示し
たものである。入力χ1 〜χ3 (掃除床面対応特徴量に
対応)に対し、それぞれに重み係数ω1 〜ω3 46を掛
算し、その掛算値を合成し(それぞれの掛算値の合成を
積和43という)、その積和をSigmoid 関数44で変換
して出力信号ziとするものがニューラルネットであ
る。なお、積和43の出力yとSigmoid 関数44の出力
zは図8中に示した式で求められる。
の説明図を示したものである。すなわち、ルール1では
入力x1 のメンバーシップA11に対する適合度と入力x
2 のメンバーシップA12に対する適合度との小さい方の
適合度から、出力のメンバーシップB1の面積を求め
る。ルール2でも同様にして出力のメンバーシップB2
の面積を求める。そして、ルール数分の面積を重ねあわ
せ、重心を求めるものであり、この重心がファジィ演算
の出力となる。
したファジィルール、図11に本発明の電気掃除機に適
用したメンバーシップ関数を示した。入力x1 に対応す
るのが動作風量Qであり、この風量Qは図2中に示した
ように、負荷状態検出部6の出力である静圧の絶対値|
H|、あるいはファンモータ23が交流整流子モータの
場合には制御素子であるトライアックFLS1の位相制
御角の関数として求められる。入力x2 に対応するのが
静圧変動幅ΔHであり、この静圧変動幅ΔHは吸口を操
作する操作者の操作力と掃除床面の種類とに影響され、
主に操作者の操作力に影響される。入力及び出力に関す
るメンバーシップ関数は、5つのメンバーシップ、すな
わち『小さい』,『少し小さい』,『標準』,『少し大
きい』,『大きい』とした。
めた制御ブロック図の処理内容を図12に示す。掃除床
面対応特徴量抽出処理7の出力であるクロス回数CR,
操作時間差TD及び操作時間比TRを入力としたニュー
ロ演算部12は、『階層型ネットワーク』と呼ばれるニ
ューラルネットワークの構成を採用し、入力層,中間層
及び出力層から構成され、各層の各ユニットは図8に示
したユニットの構造をなす。各ユニットにおける重み係
数ωiは、図示していないが『バックプロパゲーション
(誤差逆伝搬法)』と呼ばれる学習則を用い、入力層の
各ユニットに入力を与え、出力層から出力された値を望
ましい値(教師データ)と比較し、その差が最小となる
ように各ユニット間の結合の強さを変えるが、この結合
の強さを表すものである。ニューロ演算部12の出力信
号12A,12B及び12Cは、それぞれ『ゆか』,
『たたみ』及び『じゅうたん』に対応した出力信号であ
る。吸込特性決定部13は、ニューロ演算部12の出力
から『ゆか』,『たたみ』及び『じゅうたん』に応じた
風量Q及び静圧H一定となる位相制御角f(θ)を出力す
る。ここで、風量Q一定は吸口部での必要最小限の風量
と静圧を確保するもので、フィルタの目詰り度合いに応
じて静圧が大きくなる。静圧H一定は掃除床面と吸口部
との密着性を緩和するもので、例えば吸口に異物がくっ
ついても静圧がある値までしか上昇しないので、その異
物を排除しやすいという利点がある。すなわち、掃除機
の吸込力は風量Qと静圧Hとの積に比例し、ゴミの吸い
取り性能は風量Qに左右されることから、掃除床面の種
類に応じて図中に示した風量一定及び静圧一定指令に対
応した位相制御角f(θ)を出力する。風量一定及び静圧
一定となっているか否かは静圧の絶対値を入力としてい
ることから、静圧の値から判断できる。
特徴量抽出部7の出力である静圧変動幅ΔHと負荷状態
検出部6の出力である静圧の絶対値|H|とを入力とし
てファジィ演算を行って吸口操作者の操作力を抽出し、
その結果に応じて位相制御角の補正量f(Δθ)を出力す
る。この位相制御角の補正量f(Δθ)を風量で表すと、
吸込特性決定部13中に示したように、風量一定指令を
少しだけ増減することに対応する。位相時間決定部15
は吸込特性決定部13の出力である位相制御角f(θ)と
ファジイ演算部14の出力である位相制御角の補正量f
(Δθ)とを加算し、その結果からトライアックFLS1
の位相制御角θ1 及びトライアックFLS2の位相制御角θ
2 を決定する。この位相制御角θ1 は掃除床面に応じて
風量が一定となるファンモータ23の位相制御角であ
り、位相制御角θ2 は掃除床面に応じて吸口内に設けた
パワーブラシモータ25の回転速度を決定するものであ
り、掃除床面の『ゆか』,『たたみ』,『じゅうたん』
の順に回転速度が増加する。次に、点弧信号発生処理に
ついて述べる。図13にゼロクロス検出回路の構成、図
14にモータに印加される電圧,電流を示す。図13と
図14において、交流電源19が図14(イ)中の電圧V
sであると、抵抗R2,フォトカプラPS,抵抗R3か
らなるゼロクロス検出回路17により、図14(ロ)に示
すゼロクロス信号17Sが得られる。マイクロコンピュ
ータ18はこのゼロクロス信号17Sの立上りに同期し
て図14(ハ)に示すカウントタイマを同期させ、カウン
トタイマがゼロになったとき、マイクロコンピュータ1
8からトライアックFLS1,FLS2への点弧信号1
8Dを出力する(図示していないが、ゼロクロス信号の
たち下がりに同期してカウントタイマを動作させるよう
にゼロクロス信号17Sを反転させても良い)。点弧信
号発生処理16はトライアック位相時間設定処理15の
出力信号を受けてカウントタイマの時間tf を設定する
もので、この時間tf を調整することによってモータに
印加される電圧が変化し、これによってモータの回転速
度、いわゆる入力が制御される。
た電気掃除機を実際の掃除床面上で操作した場合の運転
結果を図15に示す。図より、従来(ファジィ制御のみ
の場合)に比較して、本発明のニューロ&ファジイ制御
によれば、各掃除床面に最適な回転速度、言い替えれば
最適な吸込力に到達する時間、すなわち応答速度が早く
なる効果がある。なお、図15中に示した待機運転は掃
除中でないと判断し、圧力センサの感度を上げると共に
回転速度を下げて省エネ運転を行っているものである。
は掃除床面と掃除床面対応特徴量との関係、図17は図
16の掃除床面対応特徴量を用いた最適制御量決定機構
の処理内容を示す。先に述べた図7の掃除床面と掃除床
面対応特徴量との関係及び図12の最適制御量決定機構
の処理内容と異なるのは、掃除床面対応特徴量として、
図16(イ)クロス回数CR,図16(ロ)操作時間差TD
のほかに、新たに図16(ハ)に示す分散SM及び図16
(ニ)に示す静圧変動幅を設けたものである。分散SMは
図中に示す式で表され、あるサンプリング期間中の静圧
の平均値Hmと静圧の瞬時値xiとの差の二乗を取り、
あるサンプリング期間中で平均したものである。これに
より、入力層が多くなっているのでニューラルネットの
演算時間は多くなるものの、先に述べたように、各掃除
床面に最適な吸込力で運転できる電気掃除機が得られ
る。
図、図19は図18のバンド幅を用いた最適制御量決定
機構の処理内容を示す。掃除床面に最適な吸込力とする
ための応答速度を向上するには、しきい値ベースで掃除
床面を判断できるときは、ニューラルネットの演算をバ
イパスさせれば良い。そこで、図18に示すように、バ
ンド幅B1とB2とを設けてローパスフィルタ11の出
力信号をカットする。ここで、バンド幅B1のときにロ
ーパスフィルタ11の出力信号がなければ、掃除床面を
『ゆか』とし、バンド幅B2のときにローパスフィルタ
11の出力信号があれば、掃除床面を『じゅうたん』と
しきい値判断45することにより、各掃除床面に対して
最適な吸込力までの応答速度が早い電気掃除機が得られ
る。
るサンプリング時間中の静圧の平均値を基準に検出した
が、あるサンプリング時間中の静圧の最大値と最小値の
中央値から複数の特徴量を検出してもよいことはいうま
でもない。
決定される負荷状態が負荷状態検出センサの出力信号に
変動として現れることから、この変動から負荷状態に対
応した複数の特徴量を検出し、最適制御量決定機構によ
りこの複数の特徴量から負荷状態を総合的に判断し、そ
の結果をもって制御対象を制御することにより、操作者
の意志に沿った運転状態を実現できる電気掃除機を提供
できる。
を示すブロック図。
数。
との関係。
容。
処理内容。
タ、4…センサ、5…最適制御量決定機構、6…負荷状
態検出部、7…特徴量抽出部、8…負荷対象判定部、9
…制御指令発生部、10…静圧検出回路、11…ローパ
スフィルタ、12…ニューロ演算処理部、13…吸込特
性決定処理部、14…ファジィ演算処理部、15…位相
時間決定処理部、16…点弧信号発生処理部、17…ゼ
ロクロス検出回路、18…マイクロコンピュータ、23
…ファンモータ、24…ファン、25…パワーブラシモ
ータ、31…制御回路、43…積和、44…Sigmoid 関
数、45…しきい値判断処理、46…重み係数。
Claims (6)
- 【請求項1】塵埃を捕集するフィルタと、掃除機に吸引
力を与える可変速のファンモータと、該掃除機本体ケー
ス中に該フィルタの目詰りを検知するための圧力センサ
と、操作者が操作する吸口と、該ファンモータの入力を
調整するマイクロコンピュータからなる制御装置とを有
する電気掃除機において、掃除中の前記吸口操作による
前記圧力センサの出力から静圧の変動を検出し、該変動
値の形状から掃除床面の種類に対応した複数の特徴量を
前記制御装置で抽出し、該複数の特徴量と重み係数との
積和をとって線形もしくは非線形の関数により変換し、
該線形もしくは非線形の関数の出力に応じて前記ファン
モータの入力を制御するようにしたことを特徴とする電
気掃除機。 - 【請求項2】請求項1において、 前記制御装置で前記線形もしくは非線形の関数の出力に
より前記ファンモータの第1の入力制御量を決定し、前
記圧力センサの出力から静圧の変動幅を検出し、該静圧
の変動幅と前記ファンモータの運転状態とに応じてファ
ジィ演算を行うと共に、その結果に応じて該第1のファ
ンモータの入力制御量を補正するようにしたことを特徴
とする電気掃除機。 - 【請求項3】請求項1において、 前記制御装置で前記線形もしくは非線形の関数の出力に
応じて前記ファンモータの運転領域を決定し、前記圧力
センサの出力から静圧の変動幅を検出し、該静圧の変動
幅と前記ファンモータの運転状態とに応じてファジィ演
算を行うと共に、その結果に応じて該ファンモータの運
転領域を補正するようにしたことを特徴とする電気掃除
機。 - 【請求項4】塵埃を捕集するフィルタと、掃除機に吸引
力を与える可変速のファンモータと、該掃除機本体ケー
ス中に該フィルタの目詰りを検知するための圧力センサ
と、操作者が操作する吸口と、該ファンモータの入力を
調整するマイクロコンピュータからなる制御装置とを有
する電気掃除機において、掃除中の前記吸口操作による
前記圧力センサの出力から静圧の変動を検出し、該変動
値の形状から掃除床面の種類に対応した複数の特徴量を
前記制御装置で抽出し、該掃除床面の種類に対応した該
複数の特徴量を入力としたニューラルネットの出力に応
じて前記ファンモータの入力を制御するようにしたこと
を特徴とする電気掃除機。 - 【請求項5】請求項4において、 前記制御装置で前記ニューラルネットの出力により前記
ファンモータの第1の入力制御量を決定し、前記圧力セ
ンサの出力から静圧の変動幅を検出し、該静圧の変動幅
と前記ファンモータの運転状態とに応じてファジィ演算
を行うと共に、その結果に応じて該第1のファンモータ
の入力制御量を補正するようにしたことを特徴とする電
気掃除機。 - 【請求項6】請求項4において、 前記制御装置で前記ニューラルネットの出力に応じて前
記ファンモータの運転領域を決定し、前記圧力センサの
出力から静圧の変動幅を検出し、該静圧の変動幅と前記
ファンモータの運転状態とに応じてファジィ演算を行う
と共に、その結果に応じて該ファンモータの運転領域を
補正するようにしたことを特徴とする電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09359177A JP3097641B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09359177A JP3097641B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 電気掃除機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3192868A Division JP2894018B2 (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 制御システム及び電気掃除機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10146304A JPH10146304A (ja) | 1998-06-02 |
JP3097641B2 true JP3097641B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=18463147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09359177A Expired - Lifetime JP3097641B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097641B2 (ja) |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP09359177A patent/JP3097641B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10146304A (ja) | 1998-06-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100261622B1 (ko) | 제어대상의 제어방법 및 제어시스템 | |
US6105202A (en) | Intelligent suction device capable of automatically adapting the suction force according to the conditions of the surface, particularly for vacuum cleaners and the like | |
US20040231088A1 (en) | Power management system for a floor care appliance | |
JP2001224544A (ja) | 電気掃除機 | |
JP3257507B2 (ja) | 電気掃除機の制御装置 | |
JP2894018B2 (ja) | 制御システム及び電気掃除機 | |
JP3097641B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP2956300B2 (ja) | 電気掃除機の制御方法 | |
JPH0910153A (ja) | 電気掃除機 | |
JP2523930B2 (ja) | 電気掃除機の製御方法 | |
JP2889687B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP3334585B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP2773433B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JPH0538320A (ja) | 吸込口体 | |
JP2992303B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JP3003253B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JPH0824654B2 (ja) | 電気掃除機 | |
JPH10328100A (ja) | 電気掃除機 | |
JP2893969B2 (ja) | 電気掃除機の運転方法 | |
JPH0568661A (ja) | 電気掃除機の駆動制御装置 | |
JPH04259433A (ja) | 掃除機 | |
JPH04129520A (ja) | 電気掃除機およびその運転方法 | |
JP2778271B2 (ja) | 掃除機 | |
JP3051544B2 (ja) | 電気掃除機の駆動制御装置 | |
JPH0595877A (ja) | 電気掃除機の制御回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070811 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080811 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080811 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |