JP3097624B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP3097624B2
JP3097624B2 JP09289689A JP28968997A JP3097624B2 JP 3097624 B2 JP3097624 B2 JP 3097624B2 JP 09289689 A JP09289689 A JP 09289689A JP 28968997 A JP28968997 A JP 28968997A JP 3097624 B2 JP3097624 B2 JP 3097624B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
storage electrode
semiconductor device
film
contact hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09289689A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11126879A (ja
Inventor
和孝 眞鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP09289689A priority Critical patent/JP3097624B2/ja
Publication of JPH11126879A publication Critical patent/JPH11126879A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3097624B2 publication Critical patent/JP3097624B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びその
製造方法に関し、特にスタックトキャパシタ構造を有す
るダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を
構成する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高密度化に伴い、メモリー用の
キャパシタの専有する面積もどんどん小さくなってきて
いる。そのため、所要の静電容量を確保するためのいろ
いろな工夫がされている。
【0003】ここで、スタックトキャパシタ構造を有す
るDRAM(Dynamic RAM)において、蓄積
電極の表面を凹凸にすることで単位面積当たりのメモリ
セル容量を大きくする方法の一つとして、近年、シリコ
ン膜からなる蓄積電極の表面をHSG(Hemisph
erical Grained)化する技術が開発され
ている。
【0004】このシリコン膜をHSG化する技術におい
ては、特開平7−221034号公報にも示されている
ように、HSG化する直前にシリコン膜表面の自然酸化
膜を何らかの方法で除去する工程と、除去した後再度自
然酸化膜が形成されないようにする工程とが重要であ
る。この2つの工程をHSG化における前処理工程とい
う。
【0005】この前処理工程としては、シリコン膜表面
の自然酸化膜を除去し、シリコン表面を水素原子で終端
するように、HSG化直前に、希フッ酸による表面処理
が一般的に行われている。
【0006】このように、セル容量を増加させるための
技術は、さまざまな方面で研究開発されており、蓄積電
極の表面を特殊処理する技術は、HSG技術に限らず、
将来いろいろな形で研究開発されるものであると期待さ
れている。
【0007】次に、従来のHSG化技術を用いたメモリ
セルの製造方法の概略を図面を用いて説明する。図3
に、第1の従来技術である、HSG化技術を用いたメモ
リセルの製造方法における各工程の概略図を示す。
【0008】まず、図3の(a)に、蓄積電極306と
セルTrのソース・ドレイン領域301とを電気的に接
続するためのコンタクトを形成する直前のメモリセルの
断面構造図を示す。
【0009】ここで、301はソース・ドレイン領域、
302はシリコン基板、303は素子分離領域、304
は層間絶縁膜である。なお、ワード線やディジット線は
簡略化のため、記載していない。
【0010】また、304の層間絶縁膜は平坦性向上の
目的から、Boron Phosphorus Sil
icate Glass(以下、BPSGと記す。)膜
とシリコン酸化膜(SiO2 )との多層膜構造を採るこ
とが一般的である。さらに、HSG化技術を用いる際に
は、前述の希フッ酸で表面処理を行うため、希フッ酸の
エッチングストッパとして、最上層膜はシリコン酸化膜
304aで構成される。
【0011】次に、図3の(b)に示されるように、蓄
積電極用コンタクト孔305を開口し、この後、バッフ
ァードフッ酸等の前処理を施した後、所望の厚さのリン
ドープトシリコン膜を成膜し、さらにこのリンドープト
シリコン膜を所望のパターンにパターニングするによ
り、HSG化される前の蓄積電極306を形成する。
【0012】次に、リンドープトシリコン膜からなる蓄
積電極306の表面の自然酸化膜を除去し、シリコン表
面を水素原子で終端するように(好適にHSG化を形成
するためである。この技術は、特開平7−221034
号公報にさらに詳細に記載されている。)、希フッ酸で
表面処理を行ったのち、HSG化(シラン照射、及びア
ニーリング)を行い蓄積電極306の表面を、図3の
(c)に示されるように凹凸にする。
【0013】次に、容量絶縁膜307、リンドープトシ
リコン膜からなるプレート電極308を形成し、所望の
パターンにパターニングすることで図3の(c)に示さ
れる半導体装置を得て、スタックトキャパシタ構造のメ
モリセルを得る。
【0014】このように、従来のHSG化処理によれ
ば、蓄積電極の表面に凹凸を付与することができるの
で、その単位表面積当たりの容量を向上させることがで
きる。
【0015】しかし、この従来のHSG化処理によれ
ば、蓄積電極306のパターニングの際に、蓄積電極用
コンタクト孔305と蓄積電極306とがアライメント
ずれ(目ずれ)を起こしてしまった場合には、図3の
(d)(希フッ酸による前処理後の断面構造図)に示す
ように、HSG化のための希フッ酸による前処理で、B
PSG膜が、蓄積電極のパターニングにより暴露した部
分から、大きくエッチングされてしまい、歩留を著しく
低下させるという問題点を有している。
【0016】これは、希フッ酸のBPSG膜のエッチレ
ートがシリコン酸化膜のエッチレートの約10倍である
ために発生する問題点である。
【0017】次に、第2の従来技術について、図4を用
いて説明する。但し、図3に示される部材と同様な部材
には、同じ番号を付す。この第2の従来技術は、第1の
従来技術の図3に示される図3の(a)の状態の半導体
装置から、蓄積電極用コンタクト孔405を開口し、こ
の後、この蓄積電極用コンタクト孔405を埋設しない
程度にシリコン酸化膜409を形成し、図4の(a)に
示される状態の半導体装置を得る。
【0018】次いで、図4の(b)に示されるように、
異方性エッチングによりシリコン酸化膜409をエッチ
バックすることにより、シリコン酸化膜サイドウォール
410を有する蓄積電極用コンタクト形状を得る。
【0019】次に、図4の(c)に示されるように、バ
ッファードフッ酸等の前処理を施した後、所望の厚さの
リンドープトシリコン膜を成膜し、さらにこのリンドー
プトシリコン膜を所望のパターンにパターニングするこ
とにより、HSG化される前の蓄積電極406を形成す
る。
【0020】その後、図3に示される第1の従来技術と
同様に、希フッ酸で表面処理を行ったのち、HSG化
(シラン照射およびアニーリング)を行い、容量絶縁膜
407とリンドープトシリコン膜からなるプレート電極
408とを形成し、所望のパターンにパターニングする
ことにより、図4の(d)に示される状態の半導体装置
を得ることにより、スタックトキャパシタを形成する。
【0021】この、図4に示される第2の従来技術によ
ると、HSG技術を使用しない場合でも、メモリセルの
ワード線やディジット線と蓄積電極が短絡してしまうの
を防止し、かつリソグラフィ技術の限界よりも小さな蓄
積電極用コンタクトを形成できるという効果がある。
【0022】また、図4の(e)に示される希フッ酸に
よる前処理後の断面構造図を参照すると明らかなよう
に、HSG技術を使用した際には付随的に、蓄積電極用
コンタクト孔405とリンドープトシリコン膜からなる
蓄積電極406とがアライメントずれを起こした場合
に、BPSG膜が暴露しない構造となるため、図3に示
される第1の従来技術のように、BPSG膜が異常にエ
ッチングされることを防止するという効果を合わせ持
つ。
【0023】なお、第2の従来技術の場合、サイドウォ
ール410を構成するシリコン酸化膜は、ワード線やデ
ィジット線と蓄積電極を絶縁することが重要なため、蓄
積コンタクト孔内においてカバレッジ(被覆性)の良好
な条件で成膜される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
2の従来技術においては、サイドウォールを構成するた
め、当然ながら工程数が増加し、製造コストがその分大
きくなるという問題点を有している。
【0025】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、工程数の増加による製造コストの増加を極力抑え、
かつ、希フッ酸によるHSG前処理時に層間絶縁膜を構
成するBPSG膜の異常なエッチングに代表されるよう
な、蓄積電極の特殊表面処理における層間絶縁膜の異常
エッチングを防止することが可能な半導体装置、及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
半導体基板上に形成されたMOSトランジスタと、該M
OSトランジスタのソースドレイン領域に電気的に接続
される蓄積電極と、前記MOSトランジスタのソースド
レイン領域と前記蓄積電極とを電気的に接続するための
コンタクト孔と、前記蓄積電極に対向する位置に形成さ
れるプレート電極と、該プレート電極と前記蓄積電極と
の間に挟まれた容量絶縁膜とを有するスタックトキャパ
シタ構造の半導体装置において、前記コンタクト孔の側
壁に絶縁体からなるサイドウォールを有し、該サイドウ
ォールが前記蓄積電極下の絶縁膜表面へと、連続して延
しており、前記サイドウォールの膜厚が、前記コンタ
クト孔の側壁の上部から下部に向かうにしたがって薄く
なることを特徴とする。
【0027】従って、この発明によれば、半導体基板の
上に形成されたMOSトランジスタのソースドレイン領
域に電気的に接続するための蓄積電極を形成するための
コンタクト孔の側壁に、絶縁体からなるサイドウォール
が、層間膜形成と同時に、蓄積電極下の絶縁膜表面へ
と、連続して延在して形成されているため、サイドウォ
ールの形成工程の挿入による製造コストの増加を抑える
ことができると共に、メモリセルのワード線やディジッ
ト線と、蓄積電極とが短絡してしまうのを防止すること
ができ、リソグラフィ技術の限界よりも小さな蓄積電極
用コンタクトを形成することができる。
【0028】更に、同発明によれば、上記作用に加え
て、サイドウォールの膜厚が、コンタクト孔の側壁の上
部から下部に向かうにしたがって薄くなることから、コ
ンタクト底部のSiを露出させた時に、上部表面におけ
るサイドウォールを形成する絶縁膜が残存し、HSG前
処理におけるストッパ膜として使用できると共に、コン
タクト底部を容易に露出することができる。また、コン
タクト底部の絶縁膜の膜厚のみ薄くし、上部表面とコン
タクト側壁部とにおいては同一の膜厚であっても上記と
同様の効果が得られるが、このような膜の表現は不可能
であるため、コンタクト孔の側壁の上部から下部に向か
うにつれて薄くなるように形成することにより、その形
成を容易に行うことができる。
【0029】請求項2記載の発明は、請求項1記載の
明において、前記サイドウォールが、常圧CVDシリコ
ン酸化膜成長、若しくは、プラズマ励起CVDシリコン
酸化膜成長により成長されて形成されることを特徴とす
る。
【0030】従って、この発明によれば、請求項1記載
発明の作用が得られると共に、サイドウォールが、常
圧CVDシリコン酸化膜成長、若しくは、プラズマ励起
CVDシリコン酸化膜成長により成長されて形成される
ことから、さらに確実、かつ、容易にサイドウォールを
形成することができる。
【0031】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、前記蓄積電極の表面が、単位面積
当たりの容量を大きくするために、HSG化が成されて
いることを特徴とする。
【0032】従って、この発明によれば、請求項1又は
2に記載の発明の作用が得られると共に、蓄積電極の表
面が、単位面積当たりの容量を大きくするために、HS
G化が成されていることから、単位面積当たりのメモリ
セル容量を大きくすることができると共に、層間絶縁膜
にサイドウォールが被覆されていることから、HSG化
プロセスにおける、層間絶縁膜の異常エッチングを防止
することができる。
【0033】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の発明において、前記蓄積電極が、バッ
ファードフッ酸による前処理が施された後のリンドープ
トシリコン膜により形成されていることを特徴とする。
【0034】従って、この発明によれば、請求項1から
3のいずれかに記載の発明の作用が得られると共に、蓄
積電極が、バッファードフッ酸による前処理が行われた
後のリンドープトシリコン膜により形成されていること
から、さらに適切な蓄積電極を形成することができる。
【0035】請求項5記載の発明は、半導体基板の表面
にMOSトランジスタを形成するMOSトランジスタ形
成工程と、前記半導体装置の表面に第1の絶縁膜を形成
する第1の絶縁膜形成工程と、前記MOSトランジスタ
のソースドレイン領域を露出するためのコンタクト孔を
開口するコンタクト孔開口工程と、該コンタクト孔を開
口した後、コンタクト孔の開口側壁を含む全表面に、第
2の絶縁膜を形成する第2の絶縁膜形成工程と、前記第
2の絶縁膜の一部をエッチングすることにより、前記コ
ンタクト孔の底部において前記MOSトランジスタのソ
ースドレイン領域を露出させる露出工程と、蓄積電極と
なる第1の半導体材料を形成する第1の半導体材料形成
工程と、該第1の半導体材料を所望のパターンにパター
ニングする第1のパターンニング工程と、前記第1の半
導体材料の下に容量絶縁膜を形成する容量絶縁膜形成工
程と、プレート電極となる第2の半導体材料を前記容量
絶縁膜の上に形成する第2の半導体材料形成工程と、該
第2の半導体材料を所望のパターンにパターニングする
第2のパターンニング工程とを有することを特徴とす
る。
【0036】従って、この発明によれば、MOSトラン
ジスタのソースドレイン領域にコンタクト孔を開口し、
コンタクト孔を開口した後、コンタクト孔の開口側壁を
含む全表面に、層間膜形成と同時に、層間絶縁膜を覆う
ためのサイドウォールとなる第2の絶縁膜を形成してい
るので、製造工程を増加させることなく、メモリセルの
ワード線やディジット線と蓄積電極が短絡してしまうの
を防止し、かつ、リソグラフィ技術の限界よりも小さな
蓄積電極を形成することができる。
【0037】請求項6記載の発明は、請求項5記載の
明において、前記第1の絶縁膜形成工程において形成さ
れる第1の絶縁膜が、SiO2 とBPSGとがこの順序
により積層された少なくとも1以上の層により形成され
ていることを特徴とする。
【0038】従って、この発明によれば、請求項5記載
発明の作用が得られると共に、第1の絶縁膜形成工程
において形成される第1の絶縁膜が、SiO2 とBPS
Gとがこの順序により積層された少なくとも1以上の層
により形成されていることから、より適切に絶縁を行う
ことができると共に、第2の絶縁膜によりBPSGの表
面を被覆するので、被覆工程を削減することができる。
【0039】請求項7記載の発明は、請求項5又は6に
記載の発明において、前記第1のパターンニング工程に
よりパターンニングされた第1の半導体材料の表面を、
単位面積当たりの容量を大きくするために、HSG化す
るHSG化工程を有することを特徴とする。
【0040】従って、この発明によれば、請求項5又は
6に記載の発明の作用が得られると共に、蓄積電極の表
面に対してHSG化処理を行っているため、単位面積当
たりのメモリセル容量を大きくすることができると共
に、第2の絶縁膜により形成されたサイドウォールが層
間絶縁膜を被覆しているため、HSG化の処理工程にお
ける層間絶縁膜の異常エッチングを防止することができ
る。
【0041】請求項8記載の発明は、請求項5から7の
いずれかに記載の発明において、前記第1の半導体材料
がリンドープトシリコン膜により形成され、前記第1の
半導体材料形成工程が、前記リンドープトシリコン膜を
バッファードフッ酸により前処理を行う前処理工程を有
し、該前処理工程を経たリンドープトシリコン膜を用い
て、前記蓄積電極となる第1の半導体材料を形成するこ
とを特徴とする。
【0042】従って、この発明によれば、請求項5から
7のいずれかに記載の発明の作用が得られると共に、第
1の半導体材料がリンドープトシリコン膜により形成さ
れ、第1の半導体材料形成工程が、リンドープトシリコ
ン膜をバッファードフッ酸により前処理を行う前処理工
程を有し、前処理工程を経たリンドープトシリコン膜を
用いて、蓄積電極となる第1の半導体材料を形成するこ
とにより、より適切な蓄積電極を形成することができ
る。
【0043】請求項9記載の発明は、請求項5から8の
いずれかに記載の発明において、前記第2の絶縁膜形成
工程において形成される第2の絶縁膜が、前記コンタク
ト孔において被覆性が悪く、かつ、厚さが前記コンタク
ト孔の側壁の上部よりも下部において薄くなるように形
成されていることを特徴とする。
【0044】従って、この発明によれば、請求項5から
8のいずれかに記載の発明の作用が得られると共に、第
2の絶縁膜形成工程において形成される第2の絶縁膜
が、コンタクト孔において被覆性が悪く、かつ、厚さが
コンタクト孔の側壁の上部よりも下部において薄くなる
ように形成されていることから、絶縁膜をエッチバック
してサイドウォールを形成する場合に、被覆性の良い膜
を用いると、コンタクト底部のSi基板を露出させた
時、上部表面にこの絶縁膜は残存しなくなるが、被覆性
の悪い膜であれば上部表面に残存し、この残存した膜を
後の工程のHSG前処理でのストッパ膜に使用すること
ができる。
【0045】また、上記効果を得るためには、コンタク
ト底部の膜厚だけ薄く、上部表面と、コンタクト側壁部
は、同一の膜厚でも良い。しかし、このような膜の実現
は不可能である。ただし、エッチバックを等方性のエッ
チバックで行った場合は、コンタクト底部のSiの露出
面積が大きくなるので、コンタクト抵抗を低下させるこ
とができる。
【0046】請求項10記載の発明は、請求項5から9
のいずれかに記載の発明において、前記第2の絶縁膜形
成工程が、常圧CVDシリコン酸化膜成長による絶縁膜
形成工程、若しくは、プラズマ励起CVDシリコン酸化
膜成長による絶縁膜成長工程により行われることを特徴
とする。
【0047】従って、この発明によれば、請求項5から
9のいずれかに記載の発明の作用が得られると共に、第
2の絶縁膜形成工程が、常圧CVDシリコン酸化膜成長
による絶縁膜形成工程、若しくは、プラスマ励起CVD
シリコン酸化膜成長による絶縁膜成長工程により行われ
ることから、さらに正確、かつ容易に、第2の絶縁膜を
形成することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る半導体装置及
びその製造方法の実施形態について図面を参照して説明
する。
【0049】図1に、本発明に係る半導体装置の第1の
実施形態の製造方法の各工程、及びこの各工程において
製造された半導体装置の断面図を示す。
【0050】図1の(a)は、本発明に係る半導体装置
の第1の実施形態の、蓄積電極とセルTrのソース・ド
レイン領域とを電気的に接続するためのコンタクトを形
成する直前のメモリセルの断面構造図である。
【0051】ここで、101はソース・ドレイン領域、
102はシリコン基板、103は素子分離領域、104
は層間絶縁膜である。なお、ワード線やディジット線は
簡略化のため、記載していない。
【0052】また、層間絶縁膜104は平坦性向上の目
的から、BPSG膜とシリコン酸化膜(SiO2 )との
多層膜構造を採るが、従来例との相違は、最上層膜がB
PSG膜104aであり、蓄積電極用コンタクトを開孔
する前には最上層にシリコン酸化膜を形成していない点
である。
【0053】次に、図1の(b)に示されるように、蓄
積電極用コンタクト孔105を開口する。
【0054】次に、図1の(c)に示されるように、こ
の蓄積電極用コンタクト孔105を埋設しない程度にシ
リコン酸化膜109を形成する。
【0055】ここでシリコン酸化膜109のコンタクト
孔底部、および、コンタクト孔側壁下部における膜厚
は、上部表面およびコンタクト孔側壁上部のシリコン酸
化膜厚よりも、薄くなるように、カバレッジ(被覆性)
の悪い条件で成膜する。たとえば、常圧CVDシリコン
酸化膜成長や、プラズマ励起CVDシリコン酸化膜成長
等の技術を用いることによって、このような形状を形成
することができる。
【0056】このように、上部表面及びコンタクト孔側
壁上部のシリコン酸化膜厚よりも、薄くなるように、カ
バレッジの悪い条件で成膜することにより、絶縁膜をエ
ッチバックしてサイドウォールを形成する場合におい
て、コンタクト底部のSiを露出させた場合に、上部表
面に絶縁膜が残存しないこととなるが、カバレッジの悪
い膜であれば、上部表面に絶縁膜が残存する。この残存
した絶縁膜を後の工程のHSG前処理におけるストッパ
膜に使用することができる。
【0057】また、サイドウォールの形状は、上部から
下部に向かうにしたがって薄くなるように形成されてい
るが、このような形状による効果は、コンタクト底部の
みを薄くし、上部、及び側壁部を同一の膜厚とした場合
でも得ることができるが、このような膜の実現はほとん
ど不可能である。従って、上部から下部に向かうにした
がって薄くなるようにしているため、このようなサイド
ウォールの形成を容易に行うことができる。
【0058】次に、図1の(d)に示されるように、異
方性エッチングによりシリコン酸化膜109をエッチバ
ックすることにより、コンタクト孔105の底部のソー
ス・ドレイン領域101を露出させて、シリコン酸化膜
サイドウォール110を有する蓄積電極用コンタクト形
状を得る。
【0059】次に、図1の(e)に示されるように、バ
ッファードフッ酸等の前処理を施した後、所望の厚さの
リンドープトシリコン膜を成膜し、さらにリンドープト
シリコン膜を所望のパターンにパターニングすることに
より、HSG化される前の蓄積電極106を形成する。
【0060】その後、図1の(f)に示されるように、
希フッ酸で表面処理を行った後、HSG化(シラン照射
およびアニーリング)を行い、容量絶縁膜107、リン
ドープトシリコン膜からなるプレート電極108を形成
し、所望のパターンにパターニングすることにより、ス
タックトキャパシタ構造のメモリセルを得る。
【0061】この第1の実施形態において、蓄積電極用
コンタクト孔105と蓄積電極106とがアライメント
ずれを起こした場合について図1の(g)を参照して説
明する。図1の(g)に示すように、上部表面と蓄積電
極用コンタクト孔の側壁は、希フッ酸によるHSG前処
理のエッチングストッパーとして機能するのに十分な膜
厚のシリコン酸化膜が存在するため、BPSG膜が暴露
しない構造となり、BPSG膜が異常にエッチングされ
ることを未然に防止する。
【0062】また、希フッ酸によるHSG前処理時のエ
ッチングストッパーとして機能するシリコン酸化膜10
9は、蓄積電極用コンタクトを開口した後、1回の成膜
工程で形成されることになり、上記従来技術において説
明した第2の従来技術に比べて工程数が減り、製造コス
トの増加を抑えることができる。
【0063】次に、本発明に係る半導体装置及びその製
造方法の第2の実施形態について、図2を参照して説明
する。
【0064】図2の(a)に示される半導体装置は、上
述の第1の実施形態と同様の工程を経た後の図1の
(c)に示される半導体装置と全く同じ状態の半導体装
置である。
【0065】この後、上述の第2の従来技術、及び第1
の実施形態においては、異方性エッチングによるシリコ
ン酸化膜209のエッチバックを行うが、この第2の実
施形態においては、バッファードフッ酸等の前処理を強
めた処理を施すことで代用する。
【0066】ここで、バッファードフッ酸によれば、シ
リコン酸化膜とBPSG膜とのエッチレートにほとんど
差がない状態となるので、異常なBPSG膜のエッチン
グを誘発することはない。このため、図2の(b)に示
されるように、蓄積電極用コンタクト上部表面と蓄積電
極用コンタクト側壁の上部にシリコン酸化膜を残し、蓄
積電極用コンタクト底部と蓄積電極用コンタクト側壁の
下部のシリコン酸化膜をエッチングして、蓄積電極用コ
ンタクト孔を形成することが可能である。
【0067】その後、先の第1の実施形態と同様の工程
を経て、図2の(c)に示されるように、スタックトキ
ャパシタ構造のメモリセルを得る。
【0068】この、第2の実施形態においては、蓄積電
極用コンタクト上部表面と蓄積電極用コンタクト側壁の
上部にシリコン酸化膜を残しているので、先の第1の実
施形態と同様に、BPSGが蓄積電極用コンタクト側壁
上部で露出することはなく、図2の(d)に示されるよ
うに、BPSG膜の異常エッチングを防止できる。ま
た、異方性エッチングによるシリコン酸化膜209のエ
ッチバックを、バッファードフッ酸等の前処理を強めた
形で施すことで代用したため、先の第1の実施形態より
もさらに工程数が減り、製造コストの低減が可能にな
る。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る半導体装置によれば、半導体基板上に形成された
MOSトランジスタと、MOSトランジスタのソースド
レイン領域に電気的に接続される蓄積電極と、MOSト
ランジスタのソースドレイン領域と蓄積電極とを電気的
に接続するためのコンタクト孔と、蓄積電極に対向する
位置に形成されるプレート電極と、プレート電極と蓄積
電極との間に挟まれた容量絶縁膜とを有するスタックト
キャパシタ構造の半導体装置において、コンタクト孔の
側壁に絶縁体からなるサイドウォールを有し、サイドウ
ォールが蓄積電極下の絶縁膜表面へと、連続して延在し
ていることを特徴とするので、蓄積電極用コンタクト孔
と蓄積電極とのアライメントずれが発生した場合におい
ても、連続したサイドウォールが蓄積電極の表面処理に
対するエッチングストッパーとして機能するため、主と
なる部分の層間絶縁膜が異常にエッチングされることを
未然に防止することが可能な半導体装置を提供すること
ができる。
【0070】また、サイドウォールの膜厚が、コンタク
ト孔の側壁の上部から下部に向かうにつれて薄くなるこ
とから、コンタクト底部のSiを露出させた時に、上部
表面におけるサイドウォールを形成する絶縁膜が残存
し、HSG前処理におけるストッパ膜に使用できると共
に、コンタクト底部を容易に露出することが可能とな
り、コンタクト底部の絶縁膜の膜厚のみ薄くし、上部表
面とコンタクト側壁部とにおいては同一の膜厚であって
も上記と同様の効果が得られるが、このような膜の表現
は不可能であるため、コンタクト孔の側壁の上部から下
部に向かうにつれて薄くなるように形成することによ
り、その形成を容易に行うことが可能な半導体装置を提
供することができる。
【0071】また、サイドウォールは、常圧CVDシリ
コン酸化膜成長、若しくは、プラズマ励起CVDシリコ
ン酸化膜成長により成長され形成されていることから、
さらに確実、かつ、容易にサイドウォールを形成するこ
とが可能な半導体装置を提供することができる。
【0072】また、蓄積電極の表面が、単位表面積当た
りのメモリセル容量を大きくするために、HSG化され
ていることから、単位面積当たりのメモリセル容量を大
きくすることができると共に、層間絶縁膜にサイドウォ
ールが被覆されていることから、HSG化処理工程にお
ける、層間絶縁膜の異常エッチングを防止することが可
能な半導体装置を提供することができる。
【0073】さらに、蓄積電極が、バッファードフッ酸
による前処理が行われた後のリンドープトシリコン膜に
より形成されていることから、さらに適切な蓄積電極を
形成することが可能な半導体装置を提供することができ
る。
【0074】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、半導体基板の表面にMOSトランジスタを形成す
るMOSトランジスタ形成工程と、半導体装置の表面に
第1の絶縁膜を形成する第1の絶縁膜形成工程と、MO
Sトランジスタのソースドレイン領域にコンタクト孔を
開口する開口工程と、コンタクト孔を開口した後全面
に、第2の絶縁膜を形成する第2の絶縁膜形成工程と、
第2の絶縁膜の一部をエッチングし、コンタクト孔の底
部においてMOSトランジスタのソースドレイン領域を
露出させる露出工程と、蓄積電極となる第1の半導体材
料を形成する第1の半導体材料形成工程と、第1の半導
体材料を所望のパターンにパターニングする第1のパタ
ーンニング工程と、容量絶縁膜を形成する容量絶縁膜形
成工程と、プレート電極となる第2の半導体材料を形成
する第2の半導体材料形成工程と、第2の半導体材料を
所望のパターンにパターニングする第2のパターンニン
グ工程とを有することを特徴とするので、従来のよう
に、蓄積電極の表面処理に対するエッチングストッパー
としてのサイドウォールを、コンタクト孔の側壁と層間
絶縁膜表面とで別々に形成する方法に比べ、工程数が減
り、製造コストの増加を抑えることが可能な半導体装置
の製造方法を提供することができる。
【0075】また、第1の絶縁膜形成工程において形成
される第1の絶縁膜が、SiO2 とBPSGとがこの順
序により積層された少なくとも1以上の層により形成さ
れていることから、より適切に絶縁を行うことができる
と共に、サイドウォール形成と同時に第2の絶縁膜によ
りBPSGの表面を被覆するので、被覆工程を削減し、
コストを低減させることが可能な半導体装置の製造方法
を提供することができる。
【0076】また、蓄積電極の表面に対してHSG化処
理を行っているため、単位表面積当たりのメモリセル容
量を大きくすることができると共に、第2の絶縁膜によ
り形成されたサイドウォールが層間絶縁膜を被覆してい
るため、HSG化の処理工程における層間絶縁膜の異常
エッチングを防止することが可能な半導体装置の製造方
法を提供することができる。
【0077】また、第1の半導体材料がリンドープトシ
リコン膜により形成され、第1の半導体材料形成工程
が、リンドープトシリコン膜をバッファードフッ酸によ
り前処理を行う前処理工程を有し、この前処理工程を経
たリンドープトシリコン膜を用いて、蓄積電極となる第
1の半導体材料を形成することにより、より適切な蓄積
電極を形成することが可能な半導体装置の製造方法を提
供することができる。
【0078】また、第2の絶縁膜形成工程において形成
される絶縁膜が、コンタクト孔において被覆性が悪く、
かつ、厚さがコンタクト孔の側壁の上部よりも下部にお
いて薄くなるように形成されていることから、絶縁膜を
エッチバックしてサイドウォールを形成する場合におい
て、被覆性の良い膜を用いると、コンタクト底部のSi
基板を露出させた時、上部表面にこの絶縁膜は残存しな
くなるが、被覆性の悪い膜であれば、上部表面に残存
し、この残存した膜を後の工程のHSG前処理でのスト
ッパ膜に使用することが可能な半導体装置の製造方法を
提供することができる。
【0079】従って、上記効果を得るためには、コンタ
クト底部の膜厚だけ薄く、上部表面と、コンタクト側壁
部は、同一の膜厚でも良い。しかし、このような膜の表
現は不可能であるため、上部から下部に向かうにしたが
って薄くなるような形状であるため、容易にサイドウォ
ールを形成することが可能となる半導体装置の製造方法
を提供することができる。また、エッチバックを等方性
のエッチバックで行った場合は、コンタクト底部のSi
の露出面積が大きくなるので、コンタクト抵抗を低下さ
せることが可能な半導体装置の製造方法を提供すること
ができる。
【0080】さらに、第2の絶縁膜形成工程が、常圧C
VDシリコン酸化膜成長による絶縁膜形成工程、若しく
は、プラスマ励起CVDシリコン酸化膜成長による絶縁
膜成長工程により行われることから、さらに正確、かつ
容易に、第2の絶縁膜を形成することが可能な半導体装
置の製造方法を提供することができる。
【0081】すなわち、上記本発明に係る半導体装置の
製造方法によれば、工程数の増加による製造コストの増
加を極力抑え、かつ、蓄積電極の特殊表面処理における
層間絶縁膜の異常エッチングを防止するという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の第1の実施形態の断
面構造図である。
【図2】本発明に係る半導体装置の第2の実施形態の断
面構造図である。
【図3】第1の従来技術における半導体装置の断面構造
図である。
【図4】第2の従来技術における半導体装置の断面構造
図である。
【符号の説明】
101 ソースドレイン領域 102 シリコン基板 103 素子分離領域 104 層間絶縁膜 105 蓄積電極用コンタクト 106 蓄積電極 107 容量絶縁膜 108 プレート電極 109 シリコン酸化膜 206 蓄積電極 207 容量絶縁膜 208 プレート電極 209 シリコン酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/41 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/108 H01L 21/768 H01L 21/822 H01L 21/8242 H01L 27/04 H01L 29/41

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成されたMOSトラン
    ジスタと、 該MOSトランジスタのソースドレイン領域に電気的に
    接続される蓄積電極と、 前記MOSトランジスタのソースドレイン領域と前記蓄
    積電極とを電気的に接続するためのコンタクト孔と、 前記蓄積電極に対向する位置に形成されるプレート電極
    と、 該プレート電極と前記蓄積電極との間に挟まれた容量絶
    縁膜とを有するスタックトキャパシタ構造の半導体装置
    において、 前記コンタクト孔の側壁に絶縁体からなるサイドウォー
    ルを有し、 該サイドウォールが前記蓄積電極下の絶縁膜表面へと、
    連続して延在しており、前記サイドウォールの膜厚が 、前記コンタクト孔の側壁
    の上部から下部に向かうにしたがって薄くなることを特
    徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記サイドウォールが、 常圧CVDシリコン酸化膜成長、若しくは、プラズマ励
    起CVDシリコン酸化膜成長により成長されて形成され
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記蓄積電極の表面が、 単位面積当たりの容量を大きくするために、HSG化が
    成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記蓄積電極が、 バッファードフッ酸による前処理が施された後のリンド
    ープトシリコン膜により形成されていることを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板の表面にMOSトランジスタ
    を形成するMOSトランジスタ形成工程と、 前記半導体装置の表面に第1の絶縁膜を形成する第1の
    絶縁膜形成工程と、 前記MOSトランジスタのソースドレイン領域を露出す
    るためのコンタクト孔を開口するコンタクト孔開口工程
    と、 該コンタクト孔を開口した後、コンタクト孔の開口側壁
    を含む全表面に、第2の絶縁膜を形成する第2の絶縁膜
    形成工程と、 前記第2の絶縁膜の一部をエッチングすることにより、
    前記コンタクト孔の底部において前記MOSトランジス
    タのソースドレイン領域を露出させる露出工程と、 蓄積電極となる第1の半導体材料を形成する第1の半導
    体材料形成工程と、 該第1の半導体材料を所望のパターンにパターニングす
    る第1のパターンニング工程と、 前記第1の半導体材料の下に容量絶縁膜を形成する容量
    絶縁膜形成工程と、 プレート電極となる第2の半導体材料を前記容量絶縁膜
    の上に形成する第2の半導体材料形成工程と、 該第2の半導体材料を所望のパターンにパターニングす
    る第2のパターンニング工程とを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の絶縁膜形成工程において形成
    される第1の絶縁膜が、 SiO2 とBPSGとがこの順序により積層された少な
    くとも1以上の層により形成されていることを特徴とす
    る請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のパターンニング工程によりパ
    ターンニングされた第1の半導体材料の表面を、 単位面積当たりの容量を大きくするために、HSG化す
    るHSG化工程を有することを特徴とする請求項5又は
    6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の半導体材料がリンドープトシ
    リコン膜により形成され、 前記第1の半導体材料形成工程が、 前記リンドープトシリコン膜をバッファードフッ酸によ
    り前処理を行う前処理工程を有し、 該前処理工程を経たリンドープトシリコン膜を用いて、
    前記蓄積電極となる第1の半導体材料を形成することを
    特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の半導体装
    置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の絶縁膜形成工程において形成
    される第2の絶縁膜が、 前記コンタクト孔において被覆性が悪く、かつ、厚さが
    前記コンタクト孔の側壁の上部よりも下部において薄く
    なるように形成されていることを特徴とする請求項5か
    ら8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の絶縁膜形成工程が、 常圧CVDシリコン酸化膜成長による絶縁膜形成工程、
    若しくは、プラズマ励起CVDシリコン酸化膜成長によ
    る絶縁膜成長工程により行われることを特徴とする請求
    項5から9のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
JP09289689A 1997-10-22 1997-10-22 半導体装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3097624B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09289689A JP3097624B2 (ja) 1997-10-22 1997-10-22 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09289689A JP3097624B2 (ja) 1997-10-22 1997-10-22 半導体装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11126879A JPH11126879A (ja) 1999-05-11
JP3097624B2 true JP3097624B2 (ja) 2000-10-10

Family

ID=17746480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09289689A Expired - Fee Related JP3097624B2 (ja) 1997-10-22 1997-10-22 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3097624B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100991380B1 (ko) * 2003-12-19 2010-11-03 주식회사 하이닉스반도체 개구부의 경사진 측벽을 보상할 수 있는 반도체 소자의제조방법
WO2021250782A1 (ja) * 2020-06-09 2021-12-16 シャープ株式会社 表示装置および表示装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11126879A (ja) 1999-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2820187B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US6472704B2 (en) Semiconductor device having contact hole and method of manufacturing the same
US5953608A (en) Method of forming a DRAM stacked capacitor using an etch blocking film of silicon oxide
US20120025385A1 (en) Low Resistance Peripheral Local Interconnect Contacts with Selective Wet Strip of Titanium
JP3640763B2 (ja) 半導体メモリ素子のキャパシタの製造方法
US5930621A (en) Methods for forming vertical electrode structures and related structures
JP2741672B2 (ja) スタック形dramセルのキャパシタ製造方法
US20010039090A1 (en) Structure of capacitor and method for fabricating the same
US5998259A (en) Method of fabricating dual cylindrical capacitor
US20030119290A1 (en) Transistor fabrication method
JPH10233445A (ja) 半導体装置およびその製造方法
TW465028B (en) Semiconductor device and method of production thereof
JP2917912B2 (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JP3097624B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH09237879A (ja) 半導体装置のキャパシタ製造方法
JP2001053251A (ja) 半導体装置の製造方法
US6037624A (en) Process and structure of a modified T-shaped capacitor having a rough top surface
US4897702A (en) Semiconductor memory device and manufacturing method for the same
JP2620529B2 (ja) ディーラム キャパシター製造方法
EP0831531B1 (en) Semiconductor memory device
US20020022320A1 (en) Methods of forming capacitors and related integrated circuitry
JP2002083881A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US6117727A (en) Manufacturing process of capacitor
US6200845B1 (en) Method of forming a storage capacitor
KR100266010B1 (ko) 캐패시터형성방법

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000711

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees