JP3097074U - 盗難防止用警報機 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部から設定することができる盗難防止用警報機を提供する。
【解決手段】本体(10)とスイッチ部材(20)とを有し、本体(10)の内部に警報回路を設け、スイッチ部材(20)が本体(10)と連接することにより本体(10)の内部の警報回路を制御する盗難防止用警報機であって、スイッチ部材(20)に一端に本体(10)と連接できる取付端子(22)を設け、他端にスイッチ座(23)を設けた導線(21)及び軟質パイプ(26)を有し、そのスイッチ座(23)の内部に離間又は併合できるV字形を成す二枚の接触プレート(24)(25)を設置して警報回路の起動を制御し、併合の際に接触プレート(24)(25)が軟質パイプ(26)の一端の内部に挿入され、軟質パイプ(26)の他端が閉じたドア又は引き出しにおける隙間(32)から外部へ延出させ、軟質パイプ(26)を抜き取った後、接触プレート(24)(25)が隙間(32)に位置する盗難防止用警報機。
【選択図】 図1
【解決手段】本体(10)とスイッチ部材(20)とを有し、本体(10)の内部に警報回路を設け、スイッチ部材(20)が本体(10)と連接することにより本体(10)の内部の警報回路を制御する盗難防止用警報機であって、スイッチ部材(20)に一端に本体(10)と連接できる取付端子(22)を設け、他端にスイッチ座(23)を設けた導線(21)及び軟質パイプ(26)を有し、そのスイッチ座(23)の内部に離間又は併合できるV字形を成す二枚の接触プレート(24)(25)を設置して警報回路の起動を制御し、併合の際に接触プレート(24)(25)が軟質パイプ(26)の一端の内部に挿入され、軟質パイプ(26)の他端が閉じたドア又は引き出しにおける隙間(32)から外部へ延出させ、軟質パイプ(26)を抜き取った後、接触プレート(24)(25)が隙間(32)に位置する盗難防止用警報機。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、特に外部(屋外又は引き出しの外側)から設定することができる盗難防止用警報機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11及び12に示すように、従来の警報機の第一例においては屋内のドアノブに掛ける本体(10)を有し、その本体(10)と接続されるスイッチ座(23)における二枚の接触プレート(24)(25)同士を自ら平面接触させ、この平面接触した接触プレート(24)(25)をドア(30)とドアフレーム(31)との隙間(32)に挿入することにより、警報機を設定する。これにより、泥棒がドア(30)を開けて屋内に侵入しようとする時、スイッチ座(23)がドア(30)とドアフレーム(31)との隙間(32)から下方へ落下すると同時に、接触プレート(24)(25)同士が離間して、警報機が鳴る。
【0003】
図13に示すように、従来の警報機の第二例は静電気式の警報機(60)であり、この警報機(60)を導電ワイヤ(61)によってドアにおける屋内の金属ノブ(62)に掛けることにより、泥棒の手が屋外の金属ノブ(63)に接触した時、警報機(60)が導電ワイヤ(61)を介して金属ノブ(62)(63)の静電気の変化を感知して、警報機(60)を鳴らす。
【0004】
図14に示すように、従来の警報機の第三例はドアフレーム(70)に固設される磁石(71)と、磁石(71)と対応するドア(72)に固設される本体(73)とを備え、その本体(73)が磁石(71)と接近する際に、本体(73)の内部における磁場感知器が磁石(71)の磁場を感知して、警報機を鳴らさないが、ドア(72)を開けた後、本体(73)が磁石(71)と離間して、本体(73)の内部における磁場感知器が磁石(71)の磁場を感知できないと共に、警報機を鳴らす。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の警報機の第一例では屋内からしか設定できなく、即ち、使用者が外出する時、屋外から警報機を設定することができなく、又、従来の警報機の第二例には以下のような欠点を有する。
1、 温度や湿度によって金属ノブ(62)(63)の静電気の集りに影響を与えることにより、警報機(60)の判断の正確性に悪影響を及ぼしてしまう。
2、 静電気の集りにより金属の成分によって異なる影響をあってしまう。
上記原因に対して従来の警報機の第二例は調整機能の操作方法が記されているが、該操作は非常に面倒である。
【0006】
又、従来の警報機の第三例はドアフレームとドアに固設されるため、美観性に優れなく、更に、本体(73)と磁石(71)との設置距離が遠すぎると、本体(73)の内部における磁場感知器が磁石(71)の磁場を感知できなく、磁石(71)が磁力を失うと、誤報を発する場合もある。
【0007】
そこで、出願されたのが本考案であって、従来の警報機の第一例に対して、外部(屋外又は引き出しの外側)から設定することができる盗難防止用警報機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の考案は、本体(10)とスイッチ部材(20)とを有し、本体(10)の内部には警報回路を設けられると共に、スイッチ部材(20)が本体(10)と連接されることにより、本体(10)の内部における警報回路を制御する盗難防止用警報機であって、
スイッチ部材(20)は一端に本体(10)と連接できる取付端子(22)が設けられると共に、他端にスイッチ座(23)が設けられる導線(21)及び軟質パイプ(26)を有し、そのスイッチ座(23)の内部には離間又は併合できるV字形を成すように二枚の接触プレート(24)(25)が設置されることにより警報回路の起動を制御し、それら併合の接触プレート(24)(25)が軟質パイプ(26)の一端の内部に挿入されると共に、軟質パイプ(26)の他端が閉じたドア又は引き出しにおける隙間(32)から外部(ドア又は引き出しの外側)へ延出し、軟質パイプ(26)を抜き取った後、接触プレート(24)(25)が隙間(32)に位置することするにより警報機を設定できることを特徴とする盗難防止用警報機及び、
本願の請求項2の考案は、軟質パイプ(26)は他の部材と組合わせることによって適当な長さを有する引き部(26a)とすることを特徴とする請求項1に記載の盗難防止用警報機、
を提供する。
【0009】
【作用】
本考案は上記の課題を解決するものであり、接触プレート同士を平面接触させて軟質パイプの一端に挿入すると共に、軟質パイプの他端を隙間から外部(ドア又は引き出しの外側)へ延出させることにより、外部(ドア又は引き出しの外側)から警報機を簡単に設定することができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
図1は本考案に係わる盗難防止用警報機の斜視図であり、図2は本考案に係わる盗難防止用警報機の使用状態を示す斜視図であり、図3は本考案に係わる盗難防止用警報機の軟質パイプを他の部材によって延長する状態を示す断面図であり、図4は本考案に係わる盗難防止用警報機の接触プレートを軟質パイプの内部に挿入する状態を示す一部断面図であり、図5は本考案に係わる盗難防止用警報機の接触プレートと軟質パイプと離間する状態を示す一部断面図であり、図6は本考案に係わる盗難防止用警報機の接触プレートを軟質パイプによってドアとドアフレームとの隙間に設置する状態を示す断面図であり、図7は本考案に係わる盗難防止用警報機における、接触プレートを隙間に位置すると共に、軟質パイプをスイッチ座から分離させる状態を示す斜視図であり、図8は本考案に係わる盗難防止用警報機における、接触プレートを隙間に位置すると共に、軟質パイプをスイッチ座から分離させる状態を示す断面図であり、図9は本考案に係わる盗難防止用警報機における、スイッチ座が下方へ落下して、警報機からブザーが発せられる状態を示す斜視図であり、図10は本考案に係わる盗難防止用警報機の他の使用状態を示す側面断面図である。
【0012】
図1に示すように、本考案に係わる盗難防止用警報機は本体(10)とスイッチ部材(20)とを有し、その本体(10)の内部に警報回路(この警報回路は現有の技術であるため、説明を省略する)が設けられると共に、本体(10)にランプが設置される構成である。又、この盗難防止用警報機を携帯式警報機又は懐中電灯として使用してもよい。
【0013】
図2及び図6に示すように、前記スイッチ部材(20)は着脱可能な方式により本体(10)と連接することによって、本体(10)の内部における警報回路を制御し、このスイッチ部材(20)は一端に本体(10)と連接できる取付端子(22)が設けられると共に、他端にスイッチ座(23)が設けられる導線(21)及び軟質パイプ(26)を有し、スイッチ座(23)の内部には離間又は併合できるV字形を成すように二枚の接触プレート(24)(25)が設置されることにより警報回路の起動を制御し、それら接触プレート(24)(25)が軟質パイプ(26)の一端内部に挿入される。尚、図3に示すように、本考案の軟質パイプ(26)は他の部材と組合わせることによって適当な長さを有する引き部(26a)とすることができる。
【0014】
図4及び図5に示すように、前記取付端子(22)を有する導線(21)の一端は本体(10)と連接されると共に、他端はスイッチ座(23)の内部における導電プレート(27)(28)と接続され、接触プレート(24)は導電プレート(27)と固設される。この時、接触プレート(25)が外力によって導電プレート(28)と接触又は離間することにより、本体(10)内の警報回路を制御する。そして、スイッチ座(23)における接触プレート(24)(25)同士が離間する場合、即ち、接触プレート(25)が導電プレート(28)と接触する場合、スイッチ部材(20)はオン状態になると共に、本体(10)の内部における警報回路が起動し、警報機が鳴る。逆に、スイッチ座(23)における接触プレート(24)(25)同士が接触状態にある場合、即ち、接触プレート(25)が導電プレート(28)と離間している状態にある場合、スイッチ部材(20)はオフ状態を維持すると共に、本体(10)の内部における警報回路は起動しない。
【0015】
次に、スイッチ部材(20)の構造を詳細に説明する。
前記スイッチ部材(20)におけるスイッチ座(23)の一端に開口部(29)が形成されると共に、他端は導線(21)と連接され、内部の両側に夫々導線(21)と接続する導電プレート(27)(28)が固設され、更に、接触プレート(24)(25)はV字形に一体形成され、その内の接触プレート(24)は導電プレート(27)と固設されると共に、接触プレート(24)(25)の自由端は開口部(29)から外部へ延出され、接触プレート(24)(25)同士が平面接触され、軟質パイプ(26)の一端内部に挿入される際、接触プレート(25)が導電プレート(28)と離間される。又、軟質パイプ(26)が接触プレート(24)(25)と分離している際、接触プレート(24)(25)同士が付勢力によって離間すると共に、接触プレート(25)が導電プレート(28)と接触して、導電プレート(27)(28)が接触プレート(24)(25)と電気接続することによって、本体(10)の内部における警報回路が起動されている。
【0016】
上記説明のように、本考案に係わる盗難防止用警報機はスイッチ部材(20)の軟質パイプ(26)によって外部(屋外又は引き出しの外側)から警報機の設定を行うことができる。
【0017】
図2、図6乃至図8に示すように、本考案に係わる盗難防止用警報機の使用方式(ドアに使用する場合)は、本体(10)における掛着ロープ(11)によってドア(30)における屋内のノブ(100)に引っ掛け、接触プレート(24)(25)同士を平面接触させて軟質パイプ(26)の一端に挿入させ、使用者はドア(30)の外側から軟質パイプ(26)の他端をドア(30)とドアフレーム(31)との隙間(32)を通じて屋外へ延出し、ドア(30)を閉めた後、スイッチ座(23)がドア(30)の内側に係合すると共に、屋外から軟質パイプ(26)を引き抜いて、平面接触する接触プレート(24)(25)をドア(30)とドアフレーム(31)との隙間(32)に位置させることにより、警報機の設定を行う。そうすることによって、図9に示すように、ドア(30)を開けると、スイッチ座(23)が隙間(32)から下方へ落下すると同時に、接触プレート(24)(25)が離間して、本体(10)における警報回路が起動する。
【0018】
図10に示すように、本考案に係わる盗難防止用警報機は、机(40)の引き出し(41)にも使用できる。この場合は、本体(10)を引き出し(41)の内部に配置し、平面接触している接触プレート(24)(25)と連接されている軟質パイプ(26)を引き出し(41)の上縁と机(40)との隙間(32)から外側へ延出させ、引き出し(41)を閉めた後、引き出し(41)の外側から軟質パイプ(26)を引き抜いて、平面接触している接触プレート(24)(25)を引き出し(41)の上縁と机(40)との隙間(32)に位置させれば、警報機の設定を簡単に行うことができる。
【0019】
【考案の効果】
本考案は上記の構造を有するので、接触プレート同士を平面接触して軟質パイプの一端に挿入させると共に、軟質パイプの他端を隙間から外部(ドア又は引き出しの外側)へ延出させれば、外部から警報機を簡単に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる盗難防止用警報機の斜視図である。
【図2】本考案に係わる盗難防止用警報機の使用状態を示す斜視図である。
【図3】本考案に係わる盗難防止用警報機の軟質パイプを他の部材によって延長する状態を示す断面図である。
【図4】本考案に係わる盗難防止用警報機の接触プレートを軟質パイプの内部に挿入する状態を示す一部断面図である。
【図5】本考案に係わる盗難防止用警報機の接触プレートと軟質パイプと離間する状態を示す一部断面図である。
【図6】本考案に係わる盗難防止用警報機の接触プレートを軟質パイプによってドアとドアフレームとの隙間に設置する状態を示す断面図である。
【図7】本考案に係わる盗難防止用警報機における、接触プレートを隙間に位置すると共に、軟質パイプをスイッチ座から分離させる状態を示す斜視図である。
【図8】本考案に係わる盗難防止用警報機における、接触プレートを隙間に位置すると共に、軟質パイプをスイッチ座から分離させる状態を示す断面図である。
【図9】本考案に係わる盗難防止用警報機における、スイッチ座が下方へ落下して、警報機からブザーが発せられる状態を示す斜視図である。
【図10】本考案に係わる盗難防止用警報機の他の使用状態を示す側面断面図である。
【図11】従来の警報機の第一例を示す斜視図である。
【図12】従来の警報機の第一例の接触プレートをドアとドアフレームとの隙間に設置する状態を示す断面図である。
【図13】従来の警報機の第二例を示す斜視図である。
【図14】従来の警報機の第三例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 本体
100 ノブ
11 掛着ロープ
20 スイッチ部材
21 導線
22 取付端子
23 スイッチ座
24 接触プレート
25 接触プレート
26 軟質パイプ
26a 引き部
27 導電プレート
28 導電プレート
29 開口部
30 ドア
31 ドアフレーム
32 隙間
40 机
41 引き出し
60 警報機
61 導電ワイヤ
62 ノブ
63 ノブ
70 ドアフレーム
71 磁石
72 ドア
73 本体
74 警報機
【考案の属する技術分野】
本考案は、特に外部(屋外又は引き出しの外側)から設定することができる盗難防止用警報機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11及び12に示すように、従来の警報機の第一例においては屋内のドアノブに掛ける本体(10)を有し、その本体(10)と接続されるスイッチ座(23)における二枚の接触プレート(24)(25)同士を自ら平面接触させ、この平面接触した接触プレート(24)(25)をドア(30)とドアフレーム(31)との隙間(32)に挿入することにより、警報機を設定する。これにより、泥棒がドア(30)を開けて屋内に侵入しようとする時、スイッチ座(23)がドア(30)とドアフレーム(31)との隙間(32)から下方へ落下すると同時に、接触プレート(24)(25)同士が離間して、警報機が鳴る。
【0003】
図13に示すように、従来の警報機の第二例は静電気式の警報機(60)であり、この警報機(60)を導電ワイヤ(61)によってドアにおける屋内の金属ノブ(62)に掛けることにより、泥棒の手が屋外の金属ノブ(63)に接触した時、警報機(60)が導電ワイヤ(61)を介して金属ノブ(62)(63)の静電気の変化を感知して、警報機(60)を鳴らす。
【0004】
図14に示すように、従来の警報機の第三例はドアフレーム(70)に固設される磁石(71)と、磁石(71)と対応するドア(72)に固設される本体(73)とを備え、その本体(73)が磁石(71)と接近する際に、本体(73)の内部における磁場感知器が磁石(71)の磁場を感知して、警報機を鳴らさないが、ドア(72)を開けた後、本体(73)が磁石(71)と離間して、本体(73)の内部における磁場感知器が磁石(71)の磁場を感知できないと共に、警報機を鳴らす。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の警報機の第一例では屋内からしか設定できなく、即ち、使用者が外出する時、屋外から警報機を設定することができなく、又、従来の警報機の第二例には以下のような欠点を有する。
1、 温度や湿度によって金属ノブ(62)(63)の静電気の集りに影響を与えることにより、警報機(60)の判断の正確性に悪影響を及ぼしてしまう。
2、 静電気の集りにより金属の成分によって異なる影響をあってしまう。
上記原因に対して従来の警報機の第二例は調整機能の操作方法が記されているが、該操作は非常に面倒である。
【0006】
又、従来の警報機の第三例はドアフレームとドアに固設されるため、美観性に優れなく、更に、本体(73)と磁石(71)との設置距離が遠すぎると、本体(73)の内部における磁場感知器が磁石(71)の磁場を感知できなく、磁石(71)が磁力を失うと、誤報を発する場合もある。
【0007】
そこで、出願されたのが本考案であって、従来の警報機の第一例に対して、外部(屋外又は引き出しの外側)から設定することができる盗難防止用警報機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の考案は、本体(10)とスイッチ部材(20)とを有し、本体(10)の内部には警報回路を設けられると共に、スイッチ部材(20)が本体(10)と連接されることにより、本体(10)の内部における警報回路を制御する盗難防止用警報機であって、
スイッチ部材(20)は一端に本体(10)と連接できる取付端子(22)が設けられると共に、他端にスイッチ座(23)が設けられる導線(21)及び軟質パイプ(26)を有し、そのスイッチ座(23)の内部には離間又は併合できるV字形を成すように二枚の接触プレート(24)(25)が設置されることにより警報回路の起動を制御し、それら併合の接触プレート(24)(25)が軟質パイプ(26)の一端の内部に挿入されると共に、軟質パイプ(26)の他端が閉じたドア又は引き出しにおける隙間(32)から外部(ドア又は引き出しの外側)へ延出し、軟質パイプ(26)を抜き取った後、接触プレート(24)(25)が隙間(32)に位置することするにより警報機を設定できることを特徴とする盗難防止用警報機及び、
本願の請求項2の考案は、軟質パイプ(26)は他の部材と組合わせることによって適当な長さを有する引き部(26a)とすることを特徴とする請求項1に記載の盗難防止用警報機、
を提供する。
【0009】
【作用】
本考案は上記の課題を解決するものであり、接触プレート同士を平面接触させて軟質パイプの一端に挿入すると共に、軟質パイプの他端を隙間から外部(ドア又は引き出しの外側)へ延出させることにより、外部(ドア又は引き出しの外側)から警報機を簡単に設定することができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
図1は本考案に係わる盗難防止用警報機の斜視図であり、図2は本考案に係わる盗難防止用警報機の使用状態を示す斜視図であり、図3は本考案に係わる盗難防止用警報機の軟質パイプを他の部材によって延長する状態を示す断面図であり、図4は本考案に係わる盗難防止用警報機の接触プレートを軟質パイプの内部に挿入する状態を示す一部断面図であり、図5は本考案に係わる盗難防止用警報機の接触プレートと軟質パイプと離間する状態を示す一部断面図であり、図6は本考案に係わる盗難防止用警報機の接触プレートを軟質パイプによってドアとドアフレームとの隙間に設置する状態を示す断面図であり、図7は本考案に係わる盗難防止用警報機における、接触プレートを隙間に位置すると共に、軟質パイプをスイッチ座から分離させる状態を示す斜視図であり、図8は本考案に係わる盗難防止用警報機における、接触プレートを隙間に位置すると共に、軟質パイプをスイッチ座から分離させる状態を示す断面図であり、図9は本考案に係わる盗難防止用警報機における、スイッチ座が下方へ落下して、警報機からブザーが発せられる状態を示す斜視図であり、図10は本考案に係わる盗難防止用警報機の他の使用状態を示す側面断面図である。
【0012】
図1に示すように、本考案に係わる盗難防止用警報機は本体(10)とスイッチ部材(20)とを有し、その本体(10)の内部に警報回路(この警報回路は現有の技術であるため、説明を省略する)が設けられると共に、本体(10)にランプが設置される構成である。又、この盗難防止用警報機を携帯式警報機又は懐中電灯として使用してもよい。
【0013】
図2及び図6に示すように、前記スイッチ部材(20)は着脱可能な方式により本体(10)と連接することによって、本体(10)の内部における警報回路を制御し、このスイッチ部材(20)は一端に本体(10)と連接できる取付端子(22)が設けられると共に、他端にスイッチ座(23)が設けられる導線(21)及び軟質パイプ(26)を有し、スイッチ座(23)の内部には離間又は併合できるV字形を成すように二枚の接触プレート(24)(25)が設置されることにより警報回路の起動を制御し、それら接触プレート(24)(25)が軟質パイプ(26)の一端内部に挿入される。尚、図3に示すように、本考案の軟質パイプ(26)は他の部材と組合わせることによって適当な長さを有する引き部(26a)とすることができる。
【0014】
図4及び図5に示すように、前記取付端子(22)を有する導線(21)の一端は本体(10)と連接されると共に、他端はスイッチ座(23)の内部における導電プレート(27)(28)と接続され、接触プレート(24)は導電プレート(27)と固設される。この時、接触プレート(25)が外力によって導電プレート(28)と接触又は離間することにより、本体(10)内の警報回路を制御する。そして、スイッチ座(23)における接触プレート(24)(25)同士が離間する場合、即ち、接触プレート(25)が導電プレート(28)と接触する場合、スイッチ部材(20)はオン状態になると共に、本体(10)の内部における警報回路が起動し、警報機が鳴る。逆に、スイッチ座(23)における接触プレート(24)(25)同士が接触状態にある場合、即ち、接触プレート(25)が導電プレート(28)と離間している状態にある場合、スイッチ部材(20)はオフ状態を維持すると共に、本体(10)の内部における警報回路は起動しない。
【0015】
次に、スイッチ部材(20)の構造を詳細に説明する。
前記スイッチ部材(20)におけるスイッチ座(23)の一端に開口部(29)が形成されると共に、他端は導線(21)と連接され、内部の両側に夫々導線(21)と接続する導電プレート(27)(28)が固設され、更に、接触プレート(24)(25)はV字形に一体形成され、その内の接触プレート(24)は導電プレート(27)と固設されると共に、接触プレート(24)(25)の自由端は開口部(29)から外部へ延出され、接触プレート(24)(25)同士が平面接触され、軟質パイプ(26)の一端内部に挿入される際、接触プレート(25)が導電プレート(28)と離間される。又、軟質パイプ(26)が接触プレート(24)(25)と分離している際、接触プレート(24)(25)同士が付勢力によって離間すると共に、接触プレート(25)が導電プレート(28)と接触して、導電プレート(27)(28)が接触プレート(24)(25)と電気接続することによって、本体(10)の内部における警報回路が起動されている。
【0016】
上記説明のように、本考案に係わる盗難防止用警報機はスイッチ部材(20)の軟質パイプ(26)によって外部(屋外又は引き出しの外側)から警報機の設定を行うことができる。
【0017】
図2、図6乃至図8に示すように、本考案に係わる盗難防止用警報機の使用方式(ドアに使用する場合)は、本体(10)における掛着ロープ(11)によってドア(30)における屋内のノブ(100)に引っ掛け、接触プレート(24)(25)同士を平面接触させて軟質パイプ(26)の一端に挿入させ、使用者はドア(30)の外側から軟質パイプ(26)の他端をドア(30)とドアフレーム(31)との隙間(32)を通じて屋外へ延出し、ドア(30)を閉めた後、スイッチ座(23)がドア(30)の内側に係合すると共に、屋外から軟質パイプ(26)を引き抜いて、平面接触する接触プレート(24)(25)をドア(30)とドアフレーム(31)との隙間(32)に位置させることにより、警報機の設定を行う。そうすることによって、図9に示すように、ドア(30)を開けると、スイッチ座(23)が隙間(32)から下方へ落下すると同時に、接触プレート(24)(25)が離間して、本体(10)における警報回路が起動する。
【0018】
図10に示すように、本考案に係わる盗難防止用警報機は、机(40)の引き出し(41)にも使用できる。この場合は、本体(10)を引き出し(41)の内部に配置し、平面接触している接触プレート(24)(25)と連接されている軟質パイプ(26)を引き出し(41)の上縁と机(40)との隙間(32)から外側へ延出させ、引き出し(41)を閉めた後、引き出し(41)の外側から軟質パイプ(26)を引き抜いて、平面接触している接触プレート(24)(25)を引き出し(41)の上縁と机(40)との隙間(32)に位置させれば、警報機の設定を簡単に行うことができる。
【0019】
【考案の効果】
本考案は上記の構造を有するので、接触プレート同士を平面接触して軟質パイプの一端に挿入させると共に、軟質パイプの他端を隙間から外部(ドア又は引き出しの外側)へ延出させれば、外部から警報機を簡単に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる盗難防止用警報機の斜視図である。
【図2】本考案に係わる盗難防止用警報機の使用状態を示す斜視図である。
【図3】本考案に係わる盗難防止用警報機の軟質パイプを他の部材によって延長する状態を示す断面図である。
【図4】本考案に係わる盗難防止用警報機の接触プレートを軟質パイプの内部に挿入する状態を示す一部断面図である。
【図5】本考案に係わる盗難防止用警報機の接触プレートと軟質パイプと離間する状態を示す一部断面図である。
【図6】本考案に係わる盗難防止用警報機の接触プレートを軟質パイプによってドアとドアフレームとの隙間に設置する状態を示す断面図である。
【図7】本考案に係わる盗難防止用警報機における、接触プレートを隙間に位置すると共に、軟質パイプをスイッチ座から分離させる状態を示す斜視図である。
【図8】本考案に係わる盗難防止用警報機における、接触プレートを隙間に位置すると共に、軟質パイプをスイッチ座から分離させる状態を示す断面図である。
【図9】本考案に係わる盗難防止用警報機における、スイッチ座が下方へ落下して、警報機からブザーが発せられる状態を示す斜視図である。
【図10】本考案に係わる盗難防止用警報機の他の使用状態を示す側面断面図である。
【図11】従来の警報機の第一例を示す斜視図である。
【図12】従来の警報機の第一例の接触プレートをドアとドアフレームとの隙間に設置する状態を示す断面図である。
【図13】従来の警報機の第二例を示す斜視図である。
【図14】従来の警報機の第三例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 本体
100 ノブ
11 掛着ロープ
20 スイッチ部材
21 導線
22 取付端子
23 スイッチ座
24 接触プレート
25 接触プレート
26 軟質パイプ
26a 引き部
27 導電プレート
28 導電プレート
29 開口部
30 ドア
31 ドアフレーム
32 隙間
40 机
41 引き出し
60 警報機
61 導電ワイヤ
62 ノブ
63 ノブ
70 ドアフレーム
71 磁石
72 ドア
73 本体
74 警報機
Claims (2)
- 本体(10)とスイッチ部材(20)とを有し、本体(10)の内部には警報回路を設けられると共に、スイッチ部材(20)が本体(10)と連接されることにより、本体(10)の内部における警報回路を制御する盗難防止用警報機であって、
スイッチ部材(20)は一端に本体(10)と連接できる取付端子(22)が設けられると共に、他端にスイッチ座(23)が設けられる導線(21)及び軟質パイプ(26)を有し、そのスイッチ座(23)の内部には離間又は併合できるV字形を成すように二枚の接触プレート(24)(25)が設置されることにより警報回路の起動を制御し、それら併合の接触プレート(24)(25)が軟質パイプ(26)の一端の内部に挿入されると共に、軟質パイプ(26)の他端が閉じたドア又は引き出しにおける隙間(32)から外部(ドア又は引き出しの外側)へ延出し、軟質パイプ(26)を抜き取った後、接触プレート(24)(25)が隙間(32)に位置することするにより警報機を設定できることを特徴とする盗難防止用警報機。 - 軟質パイプ(26)は他の部材と組合わせることによって適当な長さを有する引き部(26a)とすることを特徴とする請求項1に記載の盗難防止用警報機。
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